JP2019143289A - マスク - Google Patents

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美加子 岸
Mikako Kishi
美加子 岸
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Abstract

【課題】簡易な構成で、着用者の呼気がマスクを透過して眼鏡のレンズに到達することを防止するマスクを提供する。【解決手段】少なくとも、着用者の口を覆う本体部と、該本体部に接続された耳掛け部と、前記着用者の鼻部の形状に沿って当接する保形部と、前記本体部に、前記着用者の呼気を遮蔽する遮蔽部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、マスクに関する。
従来より、医療用や衛生用に顔面に当てるマスクが、広く使用されている。一般に、マスクは、不織布やガーゼ等からなるマスク本体の両端に取り付けられた掛け紐を両耳に掛けることにより使用されている。しかしながら、顔面は凹凸に富むため、鼻から頬にかけての部分では、マスク本体が鼻から頬にかけて密着することは困難である。そのため、空隙が生じ、その空隙を通して、着用者の呼気が眼鏡に到達することにより、眼鏡のレンズが曇るといった問題があった。
こうした問題に対して、マスク着用時に顔面に当接するノーズクリップやノーズフィッターが設けられたマスクが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−30680号公報
しかしながら、特許文献1等に記載のノーズクリップやノーズフィッターは、マスクと着用者の顔との密着度を高めることができるものの、着用者の呼気がマスクを透過して眼鏡レンズに到達することは防止できないという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、着用者の呼気がマスクを透過して眼鏡のレンズに到達することを防止するマスクを提供することを目的とする。
形態1:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、少なくとも、着用者の口を覆う本体部と、該本体部に接続された耳掛け部と、前記着用者の鼻部の形状に沿って当接する保形部と、前記本体部に、前記着用者の呼気を遮蔽する遮蔽部と、を備えたことを特徴とするマスクを提案している。
形態2:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記本体部が少なくとも外層、内層、口元層で構成され、前記遮蔽部が前記外層と前記内層の間に設けられることを特徴とするマスクを提案している。
形態3:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記遮蔽部が、前記内層の上端縁部から下端へむけて、内層面の表面積の20%から50%を覆うように設けられていることを特徴とするマスクを提案している。
形態4:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記遮蔽部が、通気性がなく撓み性を有する素材から構成されることを特徴とするマスクを提案している。
形態5:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記遮蔽部が、矩形をなし、前記内層面の着用側ではない外側面の上端縁部、第1側端縁部、第2側端縁部に固着されていることを特徴とするマスクを提案している。
形態6:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記遮蔽部は、前記本体部の層構造をなす部材とともに、固着されることを特徴とするマスクを提案している。
形態7:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記本体部の口元層の素材がガーゼであることを特徴とするマスクを提案している。
形態8:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記外層が襞状に折り畳まれプリーツから形成され、前記遮蔽部が、前記上端縁部の最近傍のプリーツに挟み込まれて固着されているマスクを提案している。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、簡易な構成で、着用者の呼気がマスクを透過して眼鏡のレンズに到達することを防止することができる。そのため、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係るマスク1の概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るマスク1の断面を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るマスク1の使用状態を模式的に示す図である。 本発明の変形例1に係るマスク1の概略構成を示す正面図である。 本発明の変形例2に係るマスク本体3の概略構成を示す正面図、断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係るマスク1について説明する。
<実施形態>
図1に示すように、マスク1は、着用者の口元を少なくとも覆う本体部3を有している。本体部3は、概略矩形状(長方形)となっている。本体部3は、着用者が、マスク1を装着した際に着用者の左側に配置される第1側端縁部39aと、第1側端縁部39aに対向し、着用者の右側に配置される第2側端縁部39bとを有している。本体部3は、第1側端縁部39aと第2側端縁部39bとに略直交する上端縁部39c及び下端縁部39dを有している。そして、着用者が、マスク1を装着した際に、上端縁部39cは、着用者の鼻側に位置し、下端縁部39dは着用者の顎側に位置する。
本体部3は、例えば、熱可塑性合成樹脂で形成された複数の不織布やガーゼを重ね合わせて形成されている。重ね合わされる複数の不織布やガーゼは、第1側端縁部39a近傍の第1溶着領域31aと、第2側端縁部39b近傍の第2溶着領域31bと、上端縁部39c近傍の上側溶着領域と、下端縁部39d近傍の下側溶着領域31dとで互いに溶着されている。
マスク1は、本体部3が、襞状に折り畳まれた襞型(プリーツ型)をなしている。図1及び図2に示すように、本体部3は、第1側端縁部39aと第2側端縁部39bとの間に亘って形成された複数の折り目によって段階的に折り畳まれている。本体部3は、中央に設けられた中央襞部33と、中央襞部33の折り返し部331aと一部が対向して上端縁部39c側に設けられた第1上側襞部35aと、第1上側襞部35aの折り返し部351aと一部が対向して端部が上端縁部39cとなる第2上側襞部37aとを有している。また、本体部3は、中央襞部33の折り返し部331aと一部が対向して下端縁部39d側に設けられた第1下側襞部35bと、第1下側襞部35bの折り返し部351bと一部が対向して端部が下端縁部39dとなる第2下側襞部37bとを有している。中央襞部33、第1上側襞部35a及び第2上側襞部37a並びに第1下側襞部35b及び第2下側襞部37bを用いて展開される本体部3の状態については後述する。
マスク1は、第1側端縁部39aの中央部及び第2側端縁部39bの中央部のそれぞれに形成された切れ込み部7a、7bを有している。切れ込み部7aは、第1側端縁部39aが中央襞部33に湾曲したV字形状に食い込んで形成されている。切れ込み部7bは、第2側端縁部39bが中央襞部33に湾曲したV字形状に食い込んで形成されている。切れ込み部7a、7bは、本体部3を展開したときに、第1側端縁部39a及び第2側端縁部39bに曲げ応力がかかって、本体部3と着用者の顔面との間に隙間が形成されるのを防止する。すなわち、切れ込み部7a、7bは、この応力を逃がす応力逃げ部として機能するようになっている。
マスク1は、上端縁部39c側に設けられ、上端縁部39cの一部を所定の形状で保持する保形部としての保形部材9を有している。保形部材9は、上側溶着領域31cに配置されている。保形部材9は、上側溶着領域31cにおいて、複数の不織布を溶着する部位の間に挟まれて配置されている。これにより、保形部材9は、保形部材9の表面側及び裏面側に設けられた不織布によって挟まれるため、所定位置からほとんどずれずに上側溶着領域31cに配置される。なお、図2に示すように、本実施形態では、保形部材9は、本体部3の上端側を折り曲げて形成された空間部に配置されている。
保形部材9は、図1に示すように、薄板長方形状を有している。保形部材9は、可撓性の熱可塑性樹脂(例えばプラスチック)などで形成されている。保形部材9は、着用者が容易に曲げることができるようになっている。また、保形部材9は、一旦所定形状に変形すると、再び外力がかからない限りその所定形状を保持するようになっている。このため、着用者がマスク1を着用した後に、保形部材9を鼻の形状に合わせて変形させると、保形部材9は、本体部3の上端縁部39c及び上側溶着領域31cの一部を着用者の鼻の形状に合った状態で保持できる。これにより、保形部材9は、上端縁部39c及び上側溶着領域31cと着用者の顔面との間に隙間が生じるのを防止できる。
マスク1は、本体部3の第1側端縁部39aに環状に接続された第1耳掛け部5aと、第2側端縁部39bに環状に接続された第1耳掛け部5bを有している。第1耳掛け部5aの一端は、第1側端縁部39a及び上端縁部39cが交わる位置であって、本体部3の左上角部に接続されている。第1耳掛け部5aの他端は、第1側端縁部39a及び下端縁部39dが交わる位置であって、本体部3の左下角部に接続されている。第1耳掛け部5bの一端は、第1側端縁部39a及び上端縁部39cが交わる位置であって、本体部3の右上角部に接続されている。第1耳掛け部5bの他端は、第1側端縁部39a及び下端縁部39dが交わる位置であって、本体部3の右下角部に接続されている。第1耳掛け部5aの一端及び他端は、本体部3の裏面(着用者側の面)に溶着され、第1耳掛け部5bの一端及び他端は、本体部3の裏面に溶着されている。
第1耳掛け部5a及び第1耳掛け部5bは、それぞれ、糸状部材を編組して伸縮性を有する紐状に形成されている。第1耳掛け部5a及び第1耳掛け部5bは、それぞれ、糸状部材を編組して形成されたメッシュ構造の側壁を備えた筒形状を有している。第1耳掛け部5a及び第1耳掛け部5bは、それぞれ、例えば、リリアン編み又は筒編みにより形成さている。
(遮蔽部11について)
遮蔽部11は、着用者の呼気を遮蔽する部材である。遮蔽部11は、通気性がない又は極めて低い、撓み性を有する素材から構成されている。遮蔽部11の素材としては、例えば、ポリプロピレンフィルムやポリエチレンフィルム等を例示することができる。
遮蔽部11は、図1に示すように、本体部3の着用面の裏面(図1の外層面)の上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、本体部3の表面積の20%から50%を覆うように設けられている。遮蔽部11は、概略矩形状(長方形)をなし、本体部3の着用面の裏面の上端縁部39c、第1側端縁部39a、第2側端縁部39bに固着されている。つまり、下端縁部39dのみが固着されず、図2に示すように、開口となっており、全体として袋状に形成される。なお、遮蔽部11の側端縁部は、本体部3の着用面の裏面の第1側端縁部39a、第2側端縁部39bに対して、すべて固着されてなくともよい。
遮蔽部11の固着方法としては、遮蔽部11は、本体部の層構造をなす部材(例えば、口元層、内層、外層等)とともに、例えば、溶着等によって、固着されてもよい。また、遮蔽部11は、襞状に折り畳まれたプリーツが形成され本体部3の上端縁部39cの最近傍のプリーツに挟み込まれて固着されていてもよい。このとき、着用面(口元層)の素材は、ガーゼであってもよい。
(作用及び効果)
遮蔽部11は、通気性がなく、撓み性を有する素材から構成されている。また、本体部3の着用面の裏面(図1の外層面)の上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、本体部3の表面積の20%から50%を覆うように設けられている。そのため、着用者の口や鼻孔からの温度の高い呼気がマスクの本体部3を透過して、着用者の眼鏡レンズに到達することを防止することができる。したがって、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。
遮蔽部11は、通気性がなく、撓み性を有する素材から構成されている。また、遮蔽部11は、概略矩形状(長方形)をなし、本体部3の着用面の裏面の上端縁部39c、第1側端縁部39a、第2側端縁部39bに固着されている。つまり、下端縁部39dのみが固着されず、開口となっている。つまり、図3に示すように、着用者がマスク1を着用する場合には、遮蔽部11が上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、斜め下方向に張り出す形態となる。そのため、着用者の口元あるいは、鼻孔からの温度の高い呼気に対して、庇の役目を果たし、着用者の口や鼻孔からの温度の高い呼気がマスクの本体部3を透過して、着用者の眼鏡レンズに到達することは防止することができる。したがって、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。
また、遮蔽部11は、襞状に折り畳まれたプリーツが形成され本体部3の上端縁部39cの最近傍のプリーツに挟み込まれて固着されている場合においても、着用者がマスク1を着用する場合には、遮蔽部11がプリーツにそって撓むため、斜め下方向に張り出す形態となる。そのため、着用者の口元あるいは、鼻孔からの温度の高い呼気に対して、庇の役目を果たし、着用者の口や鼻孔からの温度の高い呼気がマスクの本体部3を透過して、着用者の眼鏡レンズに到達することは防止することができる。したがって、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。
遮蔽部11は、本体部3の層構造をなす部材とともに、固着されて製造される。そのため、複雑な製造工程を要することなく、容易に製造することができる。
また、層構造をなす本体部の着用面(口元層)の素材がガーゼである場合には、装着感を向上させるとともに、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。
なお、本実施形態においては、遮蔽部11の撓み性の程度には、特に、言及しなかったが、着用者がマスク1を着用した状態で、遮蔽部11が上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、斜め下方向に張り出す形態となる程度の撓み性が好ましい。
また、本実施形態においては、本体部3の第1側端縁部39a、第2側端縁部39bに対する遮蔽部11の固着範囲を特に明示しなかったが、着用者がマスク1を着用した状態で、遮蔽部11が上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、斜め下方向に張り出す形態となる程度に遮蔽部11の固着範囲を設定することが好ましい。
また、本実施形態では、保形部材9を例示したが、これに代えて、ノーズフィッターを用いてもよい。
<変形例>
本変形例に係る遮蔽部11aは、実施形態の遮蔽部11に対して、図4に示すように、第1側端縁部39aの端点から第2側端縁部39bの端点にかけて、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部を最下点とする略円弧状をなす形状となっている。
つまり、着用者がマスク1を着用する場合には、遮蔽部11が上端縁部39cから下端縁部39dにかけて、斜め下方向に張り出す形態となる。また、図4に示す形状から、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部を除いて、第1側端縁部39a方向および第2側端縁部39b方向には、遮蔽部11により遮られる面積が少なくなっている。そのため、着用者の口元あるいは、鼻孔からの温度の高い呼気に対して、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部を頂点とする庇の役目を果たし、着用者の口や鼻孔からの温度の高い呼気がマスクの本体部3を透過して、着用者の眼鏡レンズに到達することは防止することができる。したがって、眼鏡をかけている着用者の眼鏡レンズの曇りを効果的に防止することができる。また、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部を除いて、第1側端縁部39a方向および第2側端縁部39b方向には、遮蔽部11により遮られる面積が少なくなっているため、着用者に着用時の息苦しさを感じさせることも抑制することができる。
なお、図4では、遮蔽部11の形状を実施形態の遮蔽部11に対して、第1側端縁部39aの端点から第2側端縁部39bの端点にかけて、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部を最下点とする略円弧状をなす形状、すなわち、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部の点から遮蔽部11の第1側端縁部39aの端点あるいは第2側端縁部39bの端点を凹状の曲線で結ぶ形状とすることを例示したが、これに限らず、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部の点から遮蔽部11の第1側端縁部39aの端点あるいは第2側端縁部39bの端点を凸状の曲線で結ぶ形状としてもよい。また、遮蔽部11の下端縁部39dの中心部の点から遮蔽部11の第1側端縁部39aの端点あるいは第2側端縁部39bの端点を凸状の曲線で結ぶ形状としてもよい。
<変形例2>
(マスク本体部の構成と遮蔽部)
マスク本体部3の構成を図5に基づき説明する。
マスク本体部3は不織布を素材とする多層構造となっており、着用時に外気と触れる側に外層31、着用者鼻口部と接触する側(内側)に内層32、外層31と内層32との間に遮蔽部11、着用者の口部に接する口元層34を備える(図5)。
内層32は、フィルター層321と吸湿層322とからなる構成でもよい。
また、遮蔽部11は、内層32と口元層34との間に位置してもよい。
遮蔽部11は、内層32の内層面(口元側でなく外側)の上端縁部から下端縁部にかけて、内層面の表面積の20%から50%を覆うように設けられる。
例えば、遮蔽部11は、内層面外側の上端縁部から上下方向の中央付近まで、内層面の上部の略半分の領域を覆うように設けられる。
外層31を構成する不織布は汎用の比較的目の粗い不織布で構成されるが、内層32(フィルター層321)を構成する不織布は目の細かい不織布、すなわち極細繊維不織布であることが好ましく、例えばメルトブロー不織布が挙げられる。
内層32が吸湿層322を備える場合、内層に吸湿性能を付与する。
吸湿層322のこの吸湿作用により、呼気中の水分が吸収され、マスク本体2と着用者の鼻口部とで囲まれる空間の湿度が低下するため、着用時のムレ感が解消または緩和される。
フィルター層321と吸湿層322との各々の性能を考慮し、外側より内側へ、フィルター層321、次いで吸湿層322の順で配置される。
フィルター層321が二層以上の場合、例えば二層の場合には、吸湿層322を二つのフィルター層321aと321bとに挟まれる状態で配置することもできる。
内層32を含めた本体マスク部3の層構成としては、多岐のバリエーションが可能である。
内層32は、マスク本体部3の外側から内側へ順に、フィルター層321と吸湿層322とが積層されている構成を「(フィルター/吸湿)」と略記する表示方法とすると、マスク本体部3の多層構造として、例えば、外層/内層(フィルター/吸湿)/口元層[四層構造]、外層/内層(フィルター/フィルター/吸湿)/口元層[五層構造]、外層/内層(フィルター/吸湿/フィルター)/口元層[五層構造]、外層/内層(フィルター/フィルター/フィルター/吸湿)/口元層[六層構造]のような構成を採ることが出来る。そして、遮蔽部11は、これらの層構成において、外層31と内層32(内層の外側)との間に設けられることが好ましい。フィルター層321を二以上設ける場合、遮蔽部11を、より外側に位置するフィルター層の内側に隣接して設けてもよい。あるいは、フィルター層321を二以上設ける場合、遮蔽部11を二つ用いて、外層31と内層32の間の位置に加え、最も内側にあるフィルター層の外側に隣接する位置、これら二カ所に遮蔽部11を設けてもよい。
また、マスク本体部3は、本体部3の上部に設けられる保形部材9に加えて、さらに、中央襞部33の上下方向中央に左右方向に延びるもう一つの保形部材9を設けることが好ましい。
[実施例]
外層、遮蔽部、内層、及び口元層として、下記の不織布を上記の順に積層し、本体マスク部を作成した。
・外層31:目付け30g/m、ポリプロピレン製不織布
・遮蔽部11:ポリエチレンフィルム
・内層32:目付け20g/m、ポリプロピレン製メルトブロー不織布20g/m
・口元層34:目付け20g/m、ポリプロピレン製不織布
上記のマスク本体部を試験片として、眼鏡の曇り防止の性能を評価確認した。
評価試験はJISP8117(王研式試験機法、JAPAN TAPPI No.5、試験室温湿度:20℃、65%RH)にもとづいて実施した。
試験評価は、マスク本体の上半分の領域に対応する内層外側に隣接する位置に遮蔽部11を設け、上半分(4層の構成)の領域と、下半分(3層の構成)の領域について、透気抵抗の度合いを測定した。
評価の結果を表1に示す。
表1に示されるとおり、下半分の3層の領域に比べ、上半分の4層の領域は透気抵抗度が著しく高く、呼気通過がし難いことが示されている。
Figure 2019143289
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;マスク
3;本体部
5a;第1耳掛け部
5b;第2耳掛け部
9;保形部
11;遮蔽部
39a;第1側端縁部
39b;第2側端縁部
39c;上端縁部
39d;下端縁部

Claims (8)

  1. 少なくとも、着用者の口を覆う本体部と、
    該本体部に接続された耳掛け部と、
    前記着用者の鼻部の形状に沿って当接する保形部と、
    前記本体部に、前記着用者の呼気を遮蔽する遮蔽部と、
    を備えたことを特徴とするマスク。
  2. 前記本体部が少なくとも外層、内層、口元層で構成され、
    前記遮蔽部が前記外層と前記内層の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記遮蔽部が、前記内層の上端縁部から下端へむけて、内層面の表面積の20%から50%を覆うように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマスク。
  4. 前記遮蔽部が、撓み性を有する素材から構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマスク。
  5. 前記遮蔽部が、矩形をなし、前記内層面の着用側ではない外側面の上端縁部、第1側端縁部、第2側端縁部に固着されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のマスク。
  6. 前記遮蔽部は、前記本体部の層構造をなす部材とともに、固着されることを特徴とする請求項4に記載のマスク。
  7. 前記本体部の口元層の素材がガーゼであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記外層が襞状に折り畳まれプリーツから形成され、前記遮蔽部が、前記上端縁部の最近傍のプリーツに挟み込まれて固着されている請求項2から6のいずれか1項に記載のマスク。
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