JP3110058U - マスク付き医療用フード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク付き医療用フード装置であり人体頭部全体を被覆し、完全な防護効果と病菌の隔離効果を実現する。
【解決手段】マスク4と結合可能で、且つ衣類6と接合可能で、人体頭部と外界とを完全に隔離できる医療用フード装置であり、完全に人体頭部を被覆可能なフードと該フードに結合されたマスクを具え、該フードは人体の口、鼻部分に対応する開口311、フード下側に開設された下開口321、及び該下開口の辺縁に設置され且つ衣類に接合可能な結合帯322を具え、該マスクは該フードの開口部分を封じ、且つマスク両端の固定帯41がフード外部に位置し、フード外部より固定帯を人体の耳朶或いは頭部に掛けることができる。
【選択図】図2

Description

本考案はマスク付き医療用フード装置に係り、特にマスクと結合可能で、更に衣類と接合可能で、人類頭部と外界を完全に隔離できる医療用フード装置に関する。
空気伝染、近距離空気伝染、近距離飛沫伝染する疾病或いは伝染病の数は少なくなく、流行性感冒を例に挙げると、近距離空気伝染と飛沫伝染に属し、近距離にいる一人から別の一人に伝染される。これによりマスクの着用による防護が必要となる。しかし、感染源が最も多い病院内の医療関係者は単にマスクを着用しただけでは既知或いは未知のウイルス、細菌或いは異物の侵入に対する防護不足であり、例えば、人体の毛髪にも大量の細菌(以下の説明においては、既知或いは未知のウイルス、細菌或いは異物を広く指す)が付着している可能性があり、このため更なる防護が必要である。
図1は医療関係者が防護強化のために着用する公知の物品を示し、それはマスク2のほかに、頭髪を完全に被覆できるキャップ1を包含し、これにより頭髪への細菌の付着が防止される。該マスク2はその両端の耳帯21により両耳の間に着用されて口と鼻を覆い、該キャップ1は伸縮式の結束帯11で人体頭部の額から首の後ろまでを締めつけて完全に頭髪を被覆する。
口、鼻及び頭髪のほか、人体頭部には目、耳朶、及び眉毛(さらには頸部)等病原菌が侵入しうる或いは細菌が付着しうる場所があり、前述のように単にキャップ1とマスク2を着用する公知の方式は、院内感染を形成しうる。2003年に爆発的に流行したSARSを例に挙げると、SARSウイルスは空気中で長い時間生存し、特に物体に付着すると更に長い時間生存し、このため伝染経路が多く、広く、単にキャップ1とマスク2を着用する公知の方式ではウイルスの侵入を防止することはできない。
本考案は一種のマスク付き医療用フード装置を提供することを目的とし、それはマスクとフードを完全に結合させ、且つフードの下開口を衣類に接合可能とし、これにより人体頭部全体を被覆し、完全な防護効果と病菌の隔離効果を達成するものとする。
本考案は一種のマスク付き医療用フード装置を提供することを次の目的とし、それは軟質のフードによりマスク両端の固定帯をフード外部より人体の耳朶或いは頭部に掛けることができるようにし、これによりマスクの装着に便利で、マスクの装着を更に完全に行なえるようにしたものとする。
本考案は一種のマスク付き医療用フード装置を提供することを第3の目的とし、それは軟質のフードによりフード外部より眼鏡を装着するのに便利であるものとする。
上述の目的を達成するため、本考案は一種のマスク付き医療用フード装置を提供し、それは、フードとマスクを具え、該フードは人体の口、鼻部に対応する開口、該フードの下側に開設された下開口、及び該下開口の辺縁に設置され且つ衣類に接合可能な結合帯を具え、該マスクは該フードの開口部分を封じ、且つマスク両端にフード外部に位置する固定帯が設けられている。
請求項1の考案は、マスク付き医療用フード装置において、該マスク付き医療用フード装置はフードとマスクを具え、
該フードは人体の口、鼻部分に対応する開口、フード下側に開設された下開口、及び該下開口の辺縁に設置され且つ衣類に接合可能な結合帯を具え、
該マスクは該フードの開口部分を封じ、且つ両端にフード外部に位置する固定帯が設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項2の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードが人体頭部を被覆する上部と、該上部より下向きに一体に延伸されたスカート部を具え、前記開口が該上部に開設され、前記下開口が該スカート部の下側に開設されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項3の考案は、請求項2記載のマスク付き医療用フード装置において、フードのスカート部が人体の肩まで或いは肩を超過するよう延伸されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項4の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクとフードの間の隣接部分に結合部分が設けられ、該マスクが該結合部分によりフードの隣接部分に結合されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項5の考案は、請求項4記載のマスク付き医療用フード装置において、結合部分が粘着剤で形成されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項6の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードが不透明材料で形成され、その人体の眼部に対応する位置に透光可能な可視部が更に設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項7の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードの一部が柔軟材料で形成されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項8の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクの固定帯が耳掛け式固定帯とされたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項9の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクの固定帯がヘッドバンド式固定帯とされたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
請求項10の考案は、請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクに耳掛け式の固定帯とヘッドバンド式固定帯がいずれも設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置としている。
本考案のマスク付き医療用フード装置は、マスクとフードが完全に結合され、且つフードの下開口が衣類に接合可能とされ、これにより人体頭部全体を被覆し、完全な防護効果と病菌の隔離効果を達成し、また、軟質のフードによりマスク両端の固定帯をフード外部より人体の耳朶或いは頭部に掛けることができ、これによりマスクの装着に便利で、マスクの装着を更に完全に行なえ、更に軟質のフードによりフード外部より眼鏡を装着するのに便利である。
図2から図5に示されるように、本考案はマスク付き医療用フード装置を提供し、それは、完全に人体頭部を被覆できるフード3及び該フード3に結合されるマスク4を具えている。
該フード3は柔軟な材料で形成され、人体頭部を被覆する上部31、該上部31より一体に下向きに延伸されたスカート状のスカート部32を具え、該上部31にあって人体の口部、鼻部に対応する部分に一つの開口311が開設され、マスク4の設置に供される。該スカート部32の下側には下開口321が開設され、該下開口321の辺縁に結合帯322が設置され、該下開口321により人体の頭部が該フード3内に挿入され、並びに該下開口321の結合帯322により確実に既に人体に着用された衣類6に接合される。
該マスク4は、前述のフード3の開口311を封じ、該マスク4とフード3の内面の隣接部分に結合部分5(図3)が設けられ、これによりマスク4が前述の開口311に固定されて緊密に該開口311を封じる。また、該マスク4の両端にはそれぞれ固定帯41が設けられ、該固定帯41はフード3外部に露出し、並びに上述のフード3が柔軟な材質であることから、該固定帯41をフード3外部より人体の耳朶に掛けるか(図2から図5に示される耳掛式の固定帯41)、或いは人体頭部に掛けることができる(図6に示される2本のヘッドバンド式の固定帯41)。マスクは耳掛け式の固定帯41とヘッドバンド式の固定帯41を共に具えたものとされうる。
前述のフード3は透光或いは透明な柔軟材料(例えば透明薄膜)で形成され、これにより本考案のフード装置の使用者はフード装置のフード3を通して外界を見ることができる。当然、該フード3は不透明或いは不透光の柔軟材料で形成され得るが、この場合は、前述のマスク4が開口311を封じるのと同じ方式により人体眼部に対応する位置に光線を透過させる可視部312が設置される。
フード3は柔軟材料で形成され、これによりそれはフード3外部よりマスク4の固定帯41を掛けられるほか、図5に示されるように、フード3外部より眼鏡7を着用でき、当然眼鏡7を先に着用してから更に本考案のフードを被ることも可能であり、本考案はこれに対して限定を行なわない。
前述のスカート状を呈するスカート部32の辺縁は人体の肩部(図4)或いは人体の肩部を超過するよう(図示せず)延伸され、これにより人体の頸部も被覆でき、該スカート部32の下開口辺縁の結合帯322はこれにより使用者に既に着用された衣類6(例えば隔離衣、防護衣或いは一般の衣服)に接合される。
別に図3に示されるように、本考案のフード3は単層式のフードとされるほかに、直接人体と接触する内層302、及び該内層302外部を被覆する抗菌外層301を具えた2層式フード構造とされ得て、且つ抗菌外層301はウイルス等の侵入を防止し、上述の内装302の内部に位置しうる。
本考案の特徴及び長所は以下のとおりである。
1.完全に人体頭部を被覆し、従来の技術では防護できなかった目、耳朶及び眉毛をいずれも被覆でき、使用者は結合させたマスク4により呼吸し、医療関係者が確実に完全な防護を行ない、伝染性が極めて高い場所或いは病院内での感染を防止でき、また則ち未知のウイルス、細菌或いは異物の侵入を確実に防止できる。
2.本考案のフード装置は人体の肩まで或いは肩を超過するまで下向きに延伸され、且つその下開口321の結合帯322により使用者が着用した衣類6(隔離衣、防護衣或いは一般の衣類)に接合可能で、これにより本考案のフード装置は人体の頸部も防護できる。
3.本考案のフード3は柔軟材料で形成され、これによりそれに結合されたマスク4の固定帯41をフード3の外部より人体の耳朶或いは頭部に掛けることができ、且つ眼鏡を着用する必要のある医療関係者(近視、遠視或いは老眼)もフード3の外部より眼鏡を着用でき、極めて高い便利性を有している。
4.本考案のフード3は内層302と抗菌外層301を具え、該抗菌外層301によりウイルス等の内層302内部への侵入を防止できる。
5.本考案の結合部分5は粘着剤形式とされ得て、これによりマスク4をフード3と一体に結合させられる。
総合すると本考案のマスク付き医療用フード装置は従来の技術の防護上不完全である欠点を解決できる。なお以上の実施例は本考案の実施範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。
医療関係者が着用する公知のキャップとマスクの着用後の正面図である。 本考案の医療用フード装置の着用後の側面図である。 図2のA部分の局部断面図である。 本考案の医療用フード装置の着用後の正面図である。 本考案の医療用フード装置の着用後に更に眼鏡を着用した側面図である。 本考案の医療用フード装置の別の実施例の側面図である。
符号の説明
1 キャップ 11 結束帯 2 マスク 21 耳帯
3 フード 301 抗菌外層 302 内層 31 上部
311 開口 312 可視部 32 スカート部 321 下開口
322 結合帯 4 マスク 41 固定帯 5 結合部分
6 衣類 7 眼鏡

Claims (10)

  1. マスク付き医療用フード装置において、該マスク付き医療用フード装置はフードとマスクを具え、
    該フードは人体の口、鼻部分に対応する開口、フード下側に開設された下開口、及び該下開口の辺縁に設置され且つ衣類に接合可能な結合帯を具え、
    該マスクは該フードの開口部分を封じ、且つ両端にフード外部に位置する固定帯が設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  2. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードが人体頭部を被覆する上部と、該上部より下向きに一体に延伸されたスカート部を具え、前記開口が該上部に開設され、前記下開口が該スカート部の下側に開設されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  3. 請求項2記載のマスク付き医療用フード装置において、フードのスカート部が人体の肩まで或いは肩を超過するよう延伸されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  4. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクとフードの間の隣接部分に結合部分が設けられ、該マスクが該結合部分によりフードの隣接部分に結合されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  5. 請求項4記載のマスク付き医療用フード装置において、結合部分が粘着剤で形成されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  6. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードが不透明材料で形成され、その人体の眼部に対応する位置に透光可能な可視部が更に設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  7. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、フードの一部が柔軟材料で形成されたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  8. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクの固定帯が耳掛け式固定帯とされたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  9. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクの固定帯がヘッドバンド式固定帯とされたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
  10. 請求項1記載のマスク付き医療用フード装置において、マスクに耳掛け式の固定帯とヘッドバンド式固定帯がいずれも設けられたことを特徴とする、マスク付き医療用フード装置。
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