JP2010538954A - フロアカバリング用の無機物を含む上層を製造する方法 - Google Patents

フロアカバリング用の無機物を含む上層を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、道路、道、及び他の交通用の面の上層を製造する方法であって、
無機材料及びポリウレタン反応混合物及び所望により、更なる添加剤を含む混合物を製造し、該混合物を基礎材料上に施し、施した混合物を少なくとも5N/cmの押圧力で圧縮し、及び硬化させる処理が行われ、且つ、溶媒が使用されないことを特徴とする方法に関する。更に、本発明は、このような方法によって得られる道路、道、及び他の交通用の面のための上層に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、道路、道、及び他の交通用の面の上層を製造する方法であって、無機材料及びポリウレタン反応混合物及び所望により、更なる添加剤を含む混合物を製造し、該混合物を基礎材料上に施し、少なくとも5N/cm2の押圧力で圧縮し、及び硬化させる処理が行われ、且つ、溶媒が使用されないことを特徴とする方法に関する。更に本発明は、道路、道、及び他の交通用の面の上層であって、本発明の方法によって得られる上層に関する。
本発明の更なる実施の形態は、請求項、明細書、及び実施例に見ることができる。本発明の上述した特長、及び以下に説明する本発明の特徴は、当然、記載した組合わせのみならず、本発明の範囲内で、他の組合わせにも使用可能である。
道路用の上層は、殆ど専らアスファルトから製造されている。この目的のために、ビチューメン(bitumen)をバインダーとして、無機混合物が基礎部(サブスチレート)に施され、そして圧縮(コンパクト化)される。これら上層の不利な点は、これらに高い負荷がかけられた場合、特に高温で強度を失うことである。この理由は、ビチューメンは、温度が上昇するに従い、連続的に軟化するからである。この結果、縦方向の溝、又は「ワッシュボード」構造が、ブレーキング(ブレーキをかけること)、スタンディング及びスタートアップが、特に交通信号機の前に形成され得る。ビチューメンに基づく層は、時間の経過と共にもろくなる。この理由は、成分が長期間にわたり、ビチューメンから揮発するからである。
(バインダーとして)ビチューメンに基づく上層の他の不利な点は、無機材料とビチューメンの混合物を製造するのに少なくとも180℃の温度が必要とされることである。この温度で、石の粒子を適切に濡らすことができる程度に粘度(粘性)が十分に低くなる。無機混合物の各メートルトンを加熱するのに10リットルの加熱オイルが必要になる。更なる要因として、混合物は、現場で製造されることがなく、アスファルト混合設備から搬入現場へのトラック輸送が増加する。これによる短所は、ディーゼルと加熱オイルのコストが増すだけではなく、環境汚染、特にディーゼルと加熱オイルの消費に起因するCO2放出が挙げられる。更なる要因として、ビチューメンに基づく使用済みの上層は、特殊な廃棄物としての処理が必要であり、又、粉砕の後、新しいアスファルトに加えることのできる量は非常に少ないことが挙げられる。
バインダーとしてビチューメンを使用した上層の他に、バインダーとしてプラスチックに基づくフローリング材料系(ground-surfacing system)も公知である。特許文献1(DE19605990)には、例えば、重合性液体と天然石を混合することにより得られるフローリング材料系が開示されている。上述した重合性液体の例は、ポリウレタンに基づく単一−成分系である。
特許文献2(DE19651749)には、舗道(道路及び道の構造)の被覆としての道路被覆層の製造が開示されており、これは、石材を熱可塑性粘着剤(接着剤)と混合することによりなされている。熱可塑性粘着剤の他に、熱硬化性粘着剤又はモノプラスト粘着剤の使用も記載されている。ここで、特許文献2(DE19651749)では、熱可塑性粘着剤は、冷却段階の間、効果的に圧縮(コンパクト化:compact)できることを強調している。耐高負荷能力が、熱硬化性粘着剤の利点として記載されており、これは、例えば、ポリウレタンに基づく複数成分樹脂粘着剤が可能であると記載されている。石材と熱硬化性粘着剤の圧縮については開示されていない。
特許文献3(DE19733588)には、無機骨材と有機粘着剤(例えば、2成分エポキシ粘着剤又は2成分ポリウレタン粘着剤)からなる水浸透性の地表被覆材が開示されている。ここで、無機物質(無機物質の粒径は1〜5mmが好ましい)と粘着剤からなる混合物が混合され、そして施され、そして1〜2N/cm2の圧力をかけることにより圧縮される。これらの被覆物は、自転車用道路、非交通地帯(traffic-calmed zone)、歩道、公園地帯、スポーツエリア及び乗馬地帯、ヤードエントランス及び庭の小道に適切である。
DE19605990 DE19651749 DE19733588
重合性の液体に基づくバインダーを使用した公知の上層の不利な点は、耐負荷能力が低いことである。更なる不利な点は、公知の上層は霜に弱く、及びポリマーバインダーは老朽化(aging)に弱いことである。
従って、本発明の目的は、環境に適した方法で製造と搬入が可能であり、及びたとえ高温であっても耐負荷性が高く、そしてバインダーの老朽化に対して弱くなく、及び霜/霜解けサイクルに弱くない上層を提供することにある。
この目的は、道路、道、及び他の交通用の面の上層であって、無機材料及びポリウレタン反応混合物及び所望により、更なる添加剤を含む混合物を製造し、該混合物を基礎材料上に施し、該混合物を少なくとも5N/cm2の押圧力で圧縮し、及び該混合物を硬化させる処理を行い、且つ、実質的に溶媒が使用されないことを特徴とする方法によって得られる上層によって達成される。
ここで使用される無機材料は、公知の如何なる無機材料も含むことができる。例えば、砂、粉砕材料として公知の粉砕岩を使用することができ、砂は、主として表面が丸められており、粉砕材料は角部分を有し、及び破断面を有している。使用する無機材料が主として破砕材料からなる材料を含むことが特に好ましい。選択した無機材料は、アスファルトの道路構造における規定に準拠して、及び意図する用途に依存して、適切な粒径分布を有する無機物質を含むことが好ましい。
無機材料の平均粒径は、好ましくは0.1〜30mm、特に好ましくは1〜20mm、及び特に2〜15mmである。ここで、平均粒径は、篩にかけて、使用した所定のメッシュサイズによって表される。ここで、上記所定のメッシュサイズは、無機材料の50質量%の粒径が上記メッシュサイズよりも小さく、及び無機材料の50質量%の粒径が上記メッシュサイズよりも大きいものである。ここで、0.09mmよりも小さな粒径を有する無機材料の質量割合は、15質量%よりも小さいことが好ましく、及び16mmよりも大きな粒径を有する無機材料の質量割合は10質量%以下であることが好ましい。粒径が11.2mmより大きい無機材料の割合が10質量%以下であることが特に好ましい。これらのデータは常に、無機材料の合計質量に基づいている。
ポリウレタン反応混合物は、イソシアネート基を有する化合物及びイソシアネートに対して反応性の基を有する化合物からなる混合物である。ここで、反応変換は、ポリウレタン反応混合物を製造するために使用されるイソシアネート基に対して、90%未満であることが好ましく、75%未満であることが特に好ましく、及び50%未満であることが極めて好ましい。ここで、イソシアネートに対して反応性の基を有する化合物は、高分子量化合物、例えば、ポリエーテル−及びポリエステルのみならず、低分子量化合物、例えば、グリセロール、グリコール、及び水をも含む。反応変換が、イソシアネート基に対して90%を超える場合、以下に、ポリウレタンという用語が使用される。ここで、ポリマーを製造するために、ポリウレタン反応混合物は、更なる反応混合物を含むこともできる。ポリマーを製造するために使用可能な更なる反応混合物の例は、アクリレート又はポリエステル樹脂のエポキシドの製造用の反応混合物である。ここで、ポリマーの製造用の更なる反応混合物の割合は、ポリウレタン反応混合物の合計質量に対して、50質量未満であることが好ましい。ポリマーの製造のために、ポリウレタン反応混合物が、更なる反応混合物を含まないことが特に好ましい。
ポリウレタン反応混合物は、水分−硬化系(moisture-curing system)として公知の物質を含むことができる。これらは、イソシアネートプレポリマーを含み、該イソシアネートプレポリマーは、水又は湿分の添加を介して、ポリウレタン又はポリウレアを(主としてウレア基を形成することにより)形成する。
ポリウレタン反応混合物を製造するために、2成分系として公知のものを使用することが好ましい。このために、イソシアネート基を有する化合物を含むイソシアネート成分及びイソシアネートに対して反応性の基を有する化合物を含むポリオール成分が、(イソシアネートインデックスが40〜300の範囲、好ましくは60〜200の範囲、及び特に好ましくは80〜150の範囲になるように)所定の質量割合で混合される。
ここで、本発明の目的のために、イソシアネートインデックスは、イソシアネート基の、イソシアネートに対して反応性の基に対する化学量論的割合を100倍したものを意味する。ここで、イソシアネートに対して反応性の基は、反応混合物中に含まれ、及びイソシアネートに対して反応性の(化学的発泡剤を含む)如何なる基をも意味し、しかしイソシアネート基そのものは該当しない。
ポリウレタン反応混合物は、a)イソシアネート(イソシアネート類)とb)イソシアネート(イソシアネート類)に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する、比較的高分子量の化合物、及び所望によりc)鎖延長剤及び/又は架橋剤、d)触媒、及びe)他の添加剤、を混合することにより得られることが好ましい。化合物a)及びb)、及び所望によりc)〜e)として使用される特に好ましい化合物は、疎水性ポリウレタン反応混合物及び疎水性ポリウレタンをもたらすものである。
使用可能なイソシアネートa)は、原則として、室温では液体のイソシアネート、混合物及びイソシアネート基を少なくとも2個有するプレポリマーの如何なるものであっても良い。芳香族イソシアネートを使用することが好ましく、トルエンイソシアネート(TDI)の異性体及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の異性体が特に好ましく、MDIとポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(粗製MDI)からなる混合物が特に好ましい。イソシアネートは、変性(modify)することも可能であり、例えば、イソシアヌレート基及びカルボジイミド基を導入することにより変性可能であり、及び特に、ウレタン基を導入することによって変性することが可能である。最後に述べた化合物は、イソシアネートを、活性水素原子を少なくとも2個有する化合物の化学量論以下の量と反応させることによって製造され、そして通常、NCOプレポリマーと称される。そのNCO含有量は、大半の場合、2〜32質量%の範囲である。イソシアネートa)は、粗製MDIを含むことが好ましく、これにより得られるポリウレタンの安定性が高められる。
芳香族イソシアネートを使用することの不利な点は、これらから製造されるポリウレタンの耐色性が不適切なことである。たいていの場合、ポリウレタンの著しい黄色化が、その過程に生じる。従って本発明の方法の使用の際、高い耐色性が重要である場合、脂肪族イソシアネートと芳香族イソシアネートを含んだ混合物を使用することが好ましい。専ら脂肪族イソシアネートを使用することが好ましい。ある特定の実施の形態では、芳香族イソシアネートに基く上層を黄色化から保護するために、脂肪族イソシアネートに基くポリウレタンから成るオーバー層を使用することができる。上層は、無機材料も含むことができる。好ましい代表的な化合物は、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)及びイソホレンジイソシアネート(IPDI)である。脂肪族イソシアネートは、揮発度(揮発性)が高く、これらは、たいていの場合、その反応生成物の状態、特にビウレット、アロファネート又はイソシアネートの状態で使用される。脂肪族化合物は、同様に反応可能であり、及び考えられる如何なるポリオール(特にb)の下に列挙したもの)とでも一緒に使用することができ、プレポリマーを得ることができる。
イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する、比較的高分子の化合物b)は、イソシアネートに対して反応性の基としてヒドロキシ基又はアミノ基を有する化合物であることが好ましい。多価アルコールを使用することが好ましい。この理由は、アミノ基は、反応性が高く、従って、反応混合物は迅速に処理する必要があるからである。更に、アミノ基は、ウレア基を形成し、そしてウレア基は、硬化してむしろ脆弱な(不安定な)ポリウレタンを生じさせる。
使用する比較的高分子量の多価アルコールは、例えばポリエーテル又はポリエステルが可能である。イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する更なる化合物は、上述した化合物と一緒に使用することができる。耐加水分解性が高いので、ポリエーテルアルコールが好ましい。これらは、たいていは、アルキレンオキシドのH−官能性の開始物質(starter substance)への付加反応によって、通常の、及び公知の方法で製造されることが好ましい。付随して使用されるポリエーテルアルコールの官能価(functionality)は、少なくとも3であることが好ましく、及びそのヒドロキシ価 (hydroxy number)は、少なくとも400mg KOH/gであることが好ましく、少なくとも600mg KOH/gであることがより好ましく、600〜1000mg KOH/gの範囲であることが特に好ましい。これらは通常、少なくとも3官能性の開始物質とアルキレンオキシドとの反応を介して製造される。使用可能な開始物質は、分子内にヒドロキシ基を少なくとも3個有するアルコール、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリチリトール、ソルビトール及びサッカロースが好ましい。アルキレンオキシドとしてプロピレンオキシドを使用することが好ましい。
本発明の反応混合物は、疎水基(hydrophobic group)を有する化合物を含むことが好ましい。これらは疎水基を有するヒドロキシ−官能化した化合物を含むことが特に好ましい。これらの疎水基は炭化水素基を含み、該炭化水素基は、好ましくは6個を超え、特に好ましくは8個を超え、及び100個未満、特に10個を超え、及び50個未満の炭素原子を有する。疎水基を有する化合物は、別個の成分として、又は成分a)〜e)の構成要素(成分)として、反応混合物の製造に使用することができる。ヒイドロキシ−官能化した疎水性化合物は、(イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する、比較的高分子量の化合物の定義に適合する)化合物b)を含むことが好ましい。ここで、成分b)は、ヒドロキシ官能化した疎水基を含むことができ、又ヒドロキシ官能化した疎水基から成ることが好ましい。
使用する、ヒドロキシ官能化した疎水性化合物は、油脂化学では公知のヒドロキシ官能化した化合物であることが好ましく、又は油脂化学では公知のポリオールであることが好ましい。
使用可能なヒドロキシ官能化した化合物の幾つかは、油脂化学では公知のものである。例は、ヒマシ油、ヒドロキシ基を使用して変性(modify)したオイル、例えば、グレープシードオイル、ブラッククミンオイル、パンプキンシードオイル、ルリヂサシードオイル、大豆油、小麦の胚種油、菜種油、ひまわり油、ピーナッツ油、アプリコットシードオイル、ビスタチオオイル、アーモンドオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツオイル、アボカドオイル、シーバックスロンオイル、セサミオイル、ヘーゼルナッツオイル、月見草油、野ばら油、大麻油、アザミ油、くるみ油、ヒドロキシ基を使用して変性し及びミリストレイン酸に基づく脂肪酸エステル、パルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、ペトロセリン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸、リノール酸、リノール酸、ステアリドン酸、アラキドン酸、ティムノドン酸、クルパノドン酸、又はセレボニック酸である。ここで、ヒマシ油及び、アルキレンオキシドとの反応生成物、又はケトン−ホルムアルデヒド樹脂との反応生成物を使用することが好ましい。最後に挙げた化合物は、例えばBayer AGによってDesmophen(登録商標)1150として市販されている。
油脂化学では公知であり、及びその使用が好ましいポリールの他の群は、エポキシド化した脂肪酸エステルをアルコールとの同時反応、及び所望により、次の更なるエステル交換反応で開環することによって得ることができる。オイルと脂肪へのヒドロキシ基の導入は、主にこれらの生成物中に含まれるオレフィン二重結合をエポキシド化し、次に得られたエポキシ基と単価−又は多価アルコールと反応させることによって行なわれる。ここで、エポキシ環の生成物は、ヒドロキシ基、又は、多価アルコールの場合は、OH基の数が比較的多い構造体である。オイルと脂肪は大半はグリセロールエステルであるので、並行したエステル交換反応が、上述した反応と一緒に進行する。得られた化合物のモル質量は、500〜1500g/molの範囲が好ましい。これらの生成物は、例えばHenkelによって提供される。
本発明の特に好ましい一実施の形態では、イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する、比較的高分子量の化合物b)は、少なくとも1種の、油脂化学では公知のポリオール、及び少なくとも1種のフェノール−変性した芳香族炭化水素樹脂、特に少なくとも1種のインデン−クマロン樹脂を含む。上記化合物b)に基くポリウレタン樹脂混合物は、疎水性の特定のレベル(該レベルは、原則として、水中であっても硬化可能であるか、又は降雨の間に導入可能である程、十分に高い)を有している。
使用する(フェノール末端基を有する)フェノール変性した芳香族炭化水素樹脂は、フェノール変性したインデン−クマロン樹脂であることが好ましく、及び芳香族炭化水素樹脂の工業的混合物であることが特に好ましい。これらの生成物は市販されており、そして例えばRutgers VFT AGによってNOVARES(登録商標)として提供されている。
フェノール変性した芳香族炭化水素樹脂、特にフェノール変性したインデン−クマロン樹脂のOH含有量は、たいていの場合、0.5〜5.0質量%である。
油脂化学では公知のポリオール及びフェノール変性した芳香族炭化水素樹脂、特にインデン−クマロン樹脂は、100:1〜100:50の質量割合で使用することが好ましい。
本発明のポリウレタン反応混合物の製造では、鎖延長剤c)を使用することができる。しかしながら、鎖延長剤c)は、ここで除外することも可能である。しかしながら、鎖延長剤、架橋剤、又は他に、所望により、これらの混合物の添加が、機械的性質、例えば硬度の変性(改質)に有効であることがわかった。
低分子量鎖延長剤及び/又は架橋剤c)を使用する場合、ポリウレタンの製造では、公知の鎖延長剤を使用することができる。これらは、モル質量が62〜400g/molの、イソシアネートに対して反応性の基を有する比較的低分子量の化合物が好ましく、例えば、グレセロール、トリメチロールプロパン、公知のグリコール誘導体、ブタンジオール、及びジアミンが好ましい。他の可能な低分子量の鎖延長剤及び/又は架橋剤は、例えば、“Kunststoffhandbuch, Band7,Polyurethane”[Plastics Handbook,volume7,Polyurethanes],Carl Hanser Verlag,3rd edition 1993,chapter3.2 and 3.3.2に記載されている。
使用するポリウレタンは、原則として、触媒d)を使用することなく製造することができる。触媒d)は、硬度を改良するために付随して使用することができる。選ばれた触媒d)は、反応時間を最大化するものが好ましい。従って、ポリウレタン反応混合物は、長期間にわたり液体状態のままであることが好ましい。これらの触媒は、この技術分野の当業者にとって公知である。上述のように、原則として、触媒を全く使用せずに処理することも可能である。
他の通常の成分、例えば通常の添加剤e)を、ポリウレタン反応混合物に加えることも可能である。これらは、例えば、通常の充填剤を含む。使用する充填剤は、通常の、有機及び無機充填剤、補強剤、及び公知の増量剤であることが好ましい。記載して良い個々の例は:無機充填剤、例えば、シリカチックミネラル、例えばフィロシリケート、例えば、アンチゴライト、蛇紋岩、ホルンブレンド、角閃石、クリソタイル、金属酸化物、例えば、カオリン、酸化アルミニウム、酸化チタン、及び酸化鉄、金属塩、例えば、チョーク、バライト、及び無機顔料、例えば硫化カドミウム、硫化亜鉛、及びガラスである。カオリン(陶土)、アルミニウムシリケート、及び合成繊維状鉱物、例えば珪石灰、種々の長さの金属繊維、及び特に種々の長さのガラスファイバー(これらは、所望により、仕上げられていても良い)を使用することが好ましい。使用して良い有機ファイバーの例は:カーボンブラック、メラミン、ロジン、シクロペンタジエニル樹脂、及びグラフトポリマー、及びセルロースファイバー、ポリアミドファイバー、ポリアクリロニトリルファイバー、ポリウレタンファイバー、芳香族及び/又は脂肪族ジカルボキシエステルに基くポリエステルファイバー及びカーボンファイバーである。
上述した無機充填剤を添加剤e)として使用した場合、その無機物質成分は、無機材料の成分とは異なることが好ましく、そして、無機材料の粒径分布を決定する場合には、これらは無視されることが好ましい。
無機及び有機充填剤は、個々に、又は混合物の状態で使用することができ、そして反応混合物中に含まれるその量は、成分a)〜e)の質量に対して0.5〜50質量%であることが好ましく、1〜40質量%であることが特に好ましい。
ポリウレタン反応混合物は、乾燥剤、例えばゼオライトも含んで良い。これらは、本発明の反応混合物を製造する前に、イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物b)、又はイソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物b)を含む成分に加えられることが好ましい。乾燥剤の添加は、成分内、又は反応混合物内での水の凝縮(集積)が増加することを回避し、従って、発泡ポリウレタンの形成を回避する。水を吸着するための好ましい添加剤は、ナトリウムアルミノシリケート、カリウムアルミノシリケート、カルシウムアルミノシリケート、セシウムアルミノシリケート、バリウムアルミノシリケート、マグネシウムアルミノシリケート、ストロンチウムアルミニシリケート、ナノリウムアルミノフォスフェイト、カリウムアルミノフォスフェイト、カルシウムアルミノフォスフェイト、及びこれらの混合物から選ばれるアルミノシリケートである。キャリヤ物質としてのヒマシ油中の、ナトリウムアルミノシリケート、カリウムアルミノシリケート及びカルシウムアルミノシリケートの混合物が特に好ましい。
本発明の上層の長期間にわたる安定性を改良するために、微生物の攻撃に対抗する物質を加えることがより有利である。成形品の脆化を避けるために、UV安定剤の添加も有利である。これらの添加剤は公知であり、そして例えば“Kunststoffhandbuch,Band7,Polyurethane”[Plastics Handbook,volume7,Polyurethanes],Carl Hanser Verlag,3rd edition 1933,chapter3.4に記載されている。
成分c),d)及びe)を、イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物に加えることが好ましい。このブレンドは、この技術分野では、ポリオール成分としばしば称される。
イソシアネートが、イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物と結合される割合については、イソシアネート基が化学量論的に過剰に存在することが好ましい。
本発明の一実施の形態では、疎水性の、実質的にコンパクトなポリウレタンをもたらすポリウレタン反応混合物が使用される。ポリウレタンが気体の含有物を実質的に有していない場合、このポリウレタンをコンパクトポリウレタン(コンパクトなポリウレタン)と称する。コンパクトポリウレタンの密度は、0.8g/cm3より大きいことが好ましく、0.9g/cm3より大きいことが特に好ましく、及び1.0g/cm3より大きいことが極めて好ましい。
上層を製造するための、本発明の混合物は、ポリウレタン反応混合物及び無機材料と一緒に、更なる添加剤を含むこともできる。該添加物は、バインダーが無機材料から流出することを防止する材料を含むことが好ましい。このような添加剤の可能なものの例は、有機ファイバー、例えばセルロースファイバーである。今日、ビチューメン−ベースの系に使用されているポリマーを加えることも更に可能である。これらは、特にネオプレン、スチレン−ブタジエン−スチレン、ブロックコポリマー、又はこれらの混合物、又は他に、他の公知のゴム又はその混合物が好ましい。添加物は、粉又はペレット(小粒)の状態で、無機混合物中に直接的に加えることが可能であり、又は他にポリウレタン化合物の一つに分散させることも可能である。
上層を製造するための、本発明の混合物の製造については制限されない。例えば、本発明の混合物は、無機材料が導入される混合物中で製造することができ、そしてポリウレタン反応混合物を製造するための出発材料は、例えば、吹きつけ(スプレー)によって導入することができる。ここで加えられるべき添加剤は、所望により、それぞれの有利な連結点で混合物に加えることが好ましい。従って、例えば、これらは、反応混合物の成分の一つ、例えば成分a)〜e)の一つの溶液又は分散液中であって良く、及びこれらと一緒に混合物に加えても良い。添加剤は、混合物に別々に加えることも可能である。例えば、セルロースファイバーを連結点(juncture)で、上層を製造するための混合物中で均一な分散状態で存在すように加え、更に混合処理で、回復不可能(付加逆的)に損傷を被ることのないようにすることも可能である。ここで、上層を製造するための本発明の混合物は、例えばDE19632638に記載されている方法によって製造することができる。例えば、ポリウレタン反応混合物を製造することから開始して、次にこれを無機材料、及び所望により更なる添加物と混合することも可能である。他の実施の形態では、無機材料は、所望により、最初に反応混合物の幾つかの成分、例えば成分b)及び存在する場合にはc)〜e)と混合し、そして次にまだ存在していな成分、例えば成分a)を混合物に混合することができる。
使用することが好ましい疎水性のポリウレタン反応混合物は、特に良好な加工性(処理性)を有している。これらのポリウレタン反応混合物及び、これらから得られたポリウレタンは、特に良好な粘着性(接着性)を示し、これは、特に濡れた状態の基礎部(スブストレート)、例えば濡れた無機材料に対して該当する。ポリウレタン反応混合物は、たとえ水が存在しても、特にコンパクトな状態で硬化する。従って、混合物の製造の前に、無機材料の乾燥が必要にならない。
上層を製造するための本発明の混合物が、基礎部材料に施される(塗布される)場合、基礎部材料が乾燥している必要はない。驚くべきことに、基礎部材料が濡れた状態であっても、上層と基礎部材料との間で、良好な接着(粘着)を得ることが可能である。ここで使用される、下部層又はバインダー層として公知の基礎部材料は、アスファルト道路の構造にも使用される材料であることが好ましい。
他の実施の形態では、基礎部材料の製造で、本発明のポリウレタン反応混合物と無機材料を含む混合物を使用することも可能である。ここで使用する無機材料は、基礎部材料を製造するために通常使用される無機材料を含む。基礎部材料を製造するための無機材料の粒径分布は、アスファルト道路の構造に使用される基礎部材料を製造するために通常使用される無機材料の粒径分布と同様である。基礎部材料を製造するための混合物は、無機材料及びポリウレタン反応混合物と一緒に、更なる物質、例えばビチューメン(bitumen)又は、基礎部材料を製造するために通常使用される物質も含むことができる。ここで、混合物を製造するための方法は、上層を製造するための混合物を製造するための方法に類似する。
基礎材料を製造するための、この混合物は、例えば、ばらけた粗石材料(loose rubble material)に施すことができ、そして次に、圧縮して硬化することができる。ここで、基礎部材料の複数の層(これらの層は、例えば、ポリウレタン反応混合物の製造、及び/又は無機材料の粒径分布で異なる)を使用することが可能である。
上層を製造するための本発明の混合物を施した後、これに砂をちりばめて覆うことができる。この混合物は、所望により、上記砂をちりばめる工程の前に、僅かに圧縮することができる。
基礎部材料に施した後、上層を製造するための本発明の混合物が圧縮される(コンパクト化される)。ここで、5N/cm2を超える圧力を施すことが好ましい。圧縮工程のために、上層を製造するための本発明の混合物を圧縮するロールを、静的な線圧力(static linear pressure)が、7kg/cm〜50kg/cm、特に10kg/cm〜40kg/cmで使用することが特に好ましい。このタイプのロールは、種々の変形モードで使用することもできる。驚くべきことに、特に高度に圧縮された上層では、ポリウレタンは、加水分解及び霜−溶解サイクルに対して抵抗力が改良される。
道路、道、及び他の交通用の面のための、本発明の上層は、0.5cmよりも厚い厚さで施すことが好ましい。特定の場合、例えば、滑走路のために、1メートル以下に施すことが可能である。上層の厚さは、特に好ましくは1〜10cm、特に2〜6cmである。ポリウレタン反応混合物と、所望によりここで加えられる添加剤の質量割合は、上層を製造するための本発明の合計質量に対して、好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは2〜15質量%、及び特に5〜10質量%である。
無機材料と本発明のバインダーとの間の結合は非常に確実である。特に、加えて、(特に、疎水基を有するヒドロキシ官能性の化合物を使用した場合、)ポリウレタンの加水分解が発生せず、従ってその結果、本発明の方法によって製造される上層は、非常に長い期間に亘って、耐久力を有する。本発明の上層は、特に良好な耐負荷特性を有し、及び従って、全ての道路、道、及び他の交通用の面、及び特に滑走路及び構成クラスV〜Iの道路、特に比較的高い負荷がかけられるIII〜Iの道路、及び滑走路に適切である。ここで、構成クラスVの道路は、アクセス道路(作業用道路)であり、構成クラスIの道路は、自動車道路、及び高速道路である。使用する無機材料は、各構成クラスについて推奨される材料であることが好ましい。
本発明の上層の更なる利点は、環境への適合性が良好なことである。従って、使用する上層は、ビチューメンに基づく上層とは異なり、特殊な廃棄物として処理する必要がない。高−エネルギー−コストの製造工程も省略され、この結果、製造工程でCO2の放出が低減される。特に、疎水性反応混合物が使用される場合、霜によるダメージが殆ど発生しないことは驚くべきことであった。本発明の上層の更なる有利な点は、修理費が安価なことである。上層を製造するための混合物を少量、加熱することなく現場で製造し、そしてこれを損傷個所に施して、これを圧縮すれば十分である。更に、本発明の機械的特性は、数年にわたり変わることなく維持される。本発明の上層の更なる有利な点は、ビチューメンの含有量が高い上層と比較した場合、特に、ポリウレタンの含有量が高い場合には、濡れた状態の耐滑り性(wet slip resistance)が改良されていることである。
以下に、本発明を実施例を使用して説明する:
ポリウレタン反応混合物1:
100質量部のElastan 6551/101系のポリオール成分と50質量部のPMDI 92140、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を含む調合物を互いに混合した。
試料1
10質量部のポリウレタン反応混合物1を100質量部の無機混合物(粒径1/3、Piseberger)と、混合装置内で混合し、100×100×100mmの型に供給し、そして8.5N/mm2で圧縮した。
得られた試料1を、24時間以上保管した後、DIN EN 12390−3、DIN EN CEN/TS 12390−9、DIN 18035−5及びD−N EN 126977−22で測定した。結果を表1に示す。
外部の試験機関による、耐滑り性とグリップ(grip)の評価は好ましいものであった。
Figure 2010538954
表1は、製造された試料1が、特に、天候変化による磨耗及び変形(縦方向の溝)に対して抵抗性を有しており、従って上層材料として使用可能であることを示している。

Claims (15)

  1. 道路、道、及び他の交通用の面の上層を製造する方法であって、
    無機材料及びポリウレタン反応混合物及び所望により、更なる添加剤を含む混合物を製造し、該混合物を基礎材料上に施し、施した混合物を少なくとも5N/cmの押圧力で圧縮し、及び硬化させる処理が行われ、且つ、溶媒が使用されないことを特徴とする方法。
  2. 前記基礎材料が、無機材料及びポリウレタン反応混合物からなる混合物を施して硬化させることにより得られることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリウレタン反応混合物が、
    a)イソシアネートと
    b)イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物、及び所望により
    c)鎖延長剤及び/又は架橋剤、
    d)触媒、及び
    e)他の添加剤、
    を混合することにより得られることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. イソシアネートa)として、芳香族イソシアネートが使用されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. イソシアネートa)として、脂肪族イソシアネート又は脂肪族と芳香族イソシアネートからなる混合物が使用されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  6. イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物b)が、疎水基を有するヒドロキシ−官能性の化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記疎水基を有するヒドロキシ−官能性の化合物が、油脂化学では公知のヒドロキシ官能性の化合物を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物b)が、油脂化学では公知のヒドロキシ官能性の化合物及びフェノール−変性の芳香族炭化水素樹脂を含むことを特徴とする請求項6又は7の何れかに記載の方法。
  9. イソシアネートに対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物b)の平均官能価が2より大きいことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の方法。
  10. 上層中のポリウレタン反応混合物の割合が、上層を製造するために使用した混合物の合計質量に対して、1〜20質量%であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の方法。
  11. 前記無機材料が、主として破砕材料を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の方法。
  12. 上層を製造するための混合物が添加剤を含むことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の方法。
  13. 上層を製造するための混合物が添加剤としてファイバーを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 上層の厚さが0.5〜15cmであることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の方法。
  15. 請求項1〜14の何れか1項記載の方法によって得られる道路、道、及び他の交通用の面のための上層。
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