JP2010537928A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 質量パーセントで表して、２５〜４５％のＳｉＯ₂、２３〜３７％のＡｌ₂Ｏ₃、５〜１５％のＴｉＯ₂、０〜３５％のＢａＯ、０〜３０％のＳｒＯを含み、（ＳｒＯ＋ＢａＯ）／Ａｌ₂Ｏ₃のモル比が１．２未満である組成物から形成されたガラスセラミックであって、
   前記ガラスセラミックが主結晶相として長石を含み、前記組成物が、無アルカリでありかつ、シリコンとの反応により元素状態に還元され得る酸化物を含まないことを特徴とするガラスセラミック。
2. ２５〜１０００℃の温度範囲において３０〜５５×１０^-7／℃のＣＴＥを有することを特徴とする請求項１記載のガラスセラミック。
3. １４５０℃を超える軟化温度を有することを特徴とする請求項１記載のガラスセラミック。
4. ２０〜３０質量パーセントの間の量でＳｒＯ＋ＢａＯをさらに含むことを特徴とする請求項１記載のガラスセラミック。
5. １２５０℃より高い使用温度を有することを特徴とする請求項１記載のガラスセラミック。
6. 請求項１記載のガラスセラミックから製造された基体を含む光電装置。
7. 主に１種類の単斜晶系長石の均一な細粒結晶を含む、約１２５０℃より高い使用温度が可能なガラスセラミック物品であって、前記結晶が、質量パーセントで表して、２５〜４５％のＳｉＯ₂、２３〜３７％のＡｌ₂Ｏ₃、２０〜３５％のＲＯ、およびＴｉＯ₂、ＺｎＳ、ＺｒＯ₂、Ｖ₂Ｏ₅、ＭｏＯ₃、ＣａＦ₂、ＷＯ₃、ＮｉＯ、Ａｕ、Ｐｔ、Ｒｈ、およびＩｒからなる群より選択される、基礎ガラス組成物に加えて存在する少なくとも１種類の核剤を含み、モル比ＲＯ／Ａｌ₂Ｏ₃＜１．２を有するガラス体からその場での結晶化により形成され、ここで、ＲＯは、ＳｒＯおよびＢａＯからなる群より選択される、単独のまたは組合せの少なくとも１種類のアルカリ土類金属酸化物からなり、前記ガラスセラミック物品が、無アルカリでありかつ、シリコンとの反応により元素状態に還元され得る酸化物を含まないことを特徴とするガラスセラミック物品。
8. １３００℃より高い使用温度をさらに示すことを特徴とする請求項７記載のガラスセラミック物品。
9. ガラスセラミック物品を製造する方法であって、
   均一な溶融物に溶融するのに十分な期間に亘り１５５０℃から１７００℃の温度で、少なくとも１種類の核剤を含む原料のバッチを溶融し、
   前記溶融物からガラス物品を所望の形状に成形し、
   前記ガラス物品を７００℃から８５０℃の範囲の温度でアニールし、
   前記ガラス物品を、前記核剤からの核の均一な分散と成長とってに十分な期間に亘り８００℃から９００℃の温度で熱処理し、
   最高の結晶化度を達成し、それによって、前記ガラス物品をガラスセラミック物品に変化させるのに十分な期間に亘り９５０℃から１４５０℃の範囲の温度でガラスを結晶化させ、
   前記ガラスセラミック物品を冷却する、
   各工程を有してなり、それによって、前記ガラスセラミック物品が、１２５０℃〜１４５０℃の範囲内で加熱されたときに、変形しないすなわち形状を変化させないことを特徴とする方法。
10. 前記ガラスセラミック物品が、２５〜１０００℃の温度範囲において３０〜５５×１０^-7／℃のＣＴＥを有することを特徴とする請求項９記載の方法。