JP2010535724A - 新規除草剤 - Google Patents

新規除草剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2010535724A
JP2010535724A JP2010519374A JP2010519374A JP2010535724A JP 2010535724 A JP2010535724 A JP 2010535724A JP 2010519374 A JP2010519374 A JP 2010519374A JP 2010519374 A JP2010519374 A JP 2010519374A JP 2010535724 A JP2010535724 A JP 2010535724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
compound
optionally substituted
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010519374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5462163B2 (ja
JP2010535724A5 (ja
Inventor
タイテ,メロネイ
ジョン マシューズ,クリストファー
ジョン ホール,ガビン
ガイ ウィッティンガム,ウィリアム
スティーブン ワイレス,ジェフリー
ニコラス スカット,ジェイムズ
アンドレ マリー ジャンマール,ステファヌ
バイナー,ラッセル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Syngenta Ltd
Original Assignee
Syngenta Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Syngenta Ltd filed Critical Syngenta Ltd
Publication of JP2010535724A publication Critical patent/JP2010535724A/ja
Publication of JP2010535724A5 publication Critical patent/JP2010535724A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5462163B2 publication Critical patent/JP5462163B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/08Bridged systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

置換基が請求項1に記載の、除草剤としての使用に適する式(I)の化合物。

Description

本発明は、新規で、除草活性のある、シクロペンタジオン化合物、その誘導体、その製造方法、当該化合物を含んでなる組成物、及び特に有用植物の作物中の草木の制御又は負所望の植物生育の阻害のためのその使用に関する。
除草作用を有するシクロペンタンジオンについては、例えば、国際公開第01/74770号及び第96/03366号に記載がある。
ここで、除草及び生育阻害特性を有する、新規なシクロペンタンジオン化合物、及びその誘導体を発見した。
従って本発明は、以下の式Iの化合物に関する。
Figure 2010535724
前記式中、Gは、水素又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、スルホニウム、アンモニウム又は潜在(lantentiating)基であり、
1は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ビニル、エチニル、ハロゲン、C1−C2アルコキシ又はC1−C2ハロアルコキシであり、
2、R3及びR4は、各々独立に、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ビニル、エチニル、ハロゲン、C1−C2アルコキシ又はC1−C2ハロアルコキシであり、
5及びR12は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキルチオ、ハロゲン又はC1−C6アルコキシカルボニルであるか、又は
5及びR12は一緒になって、任意に酸素又は硫黄原子を含有する3〜7員の炭素環を形成し、及び
6、R7、R8、R9、R10及びR11は、各々独立に、水素又は置換基であるか、又はR7及びR8、又はR9及びR10は、それが結合する炭素原子と一緒になって、ケト、任意に置換されるアルケニル又は任意に置換されるイミノ単位を形成するか、又はR7、R8、R9及びR10のうちの任意の2つが一緒になって、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する、任意に置換される3〜8員の炭素環を形成するか、又はR7及びR10が一緒になって結合を形成する。
式Iの化合物の置換基の定義において、単独であるか、又はより大きな基(例えば、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル)の一部である、各アルキル部分は、直鎖でも分岐鎖でもよく、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル又はネオ−ペンチルがある。かかるアルキル基は、好適には、C1−C6アルキル基であり、より好ましくはC1−C4アルキル基又はC1−C3アルキル基、及びより好ましくはC1−C2アルキル基である。
存在する場合、アルキル部分(単独でも、より大きな基、例えば、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルの一部でもよい)の任意の置換基には、1又は複数の、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C3-7シクロアルキル(そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、C5-7シクロアルケニル(そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヒドロキシ、C1-10アルコキシ、C1-10アルコキシ(C1-10)アルコキシ、トリ(C1-4)−アルキルシリル(C1-6)アルキルチオ、アリールチオ(アリール基は任意に置換される)、C1-6アルキルスルホニル、C1-6ハロアルキルスルホニル、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6ハロアルキルスルフィニル、アリールスルホニル(アリール基は任意に置換されてもよい)、トリ(C1-4)アルキルシリル、アリールジ(C1-4)アルキルシリル、(C1-4)アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アリール(C1-4)アルキルチオ(C1-4)アルキル、アリールオキシ(C1-4)アルキル、ホルミル、C1-10アルキルカルボニル、HO2C、C1-10アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル、N−(C1-3アルキル)−N−(C1-3アルコキシ)アミノカルボニル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ (アリール基は任意に置換される)、ジ(C1-6)アルキルアミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルイミノオキシ、C3-6アルケニルオキシイミノ、アリールオキシイミノ、アリール (そのものが任意に置換される)、ヘテロアリール (そのものが任意に置換される)、ヘテロシクリル (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリールオキシ (アリール基は任意に置換される)、ヘテロアリールオキシ、(ヘテロアリール基は任意に置換される)、ヘテロシクリルオキシ (ヘテロアリール基はC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、C1-6 アルキルカルボニルアミノ、N−(C1-6)アルキルカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、C2-6 アルケニルカルボニル、C2-6 アルキニルカルボニル、 C3-6 アルケニルオキシカルボニル、 C3-6 アルキニルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル (アリール基は任意に置換される)及び アリールカルボニル (アリール基は任意に置換される)がある。
アルケニル及びアルキニル部分は、直鎖でも分岐鎖でもよく、必要に応じてアルケニル部分は、(E)又は(Z)立体配置のいずれでもよい。例としては、ビニル、アリル及びプロパルギルがある。アルケニル及びアルキニル部分は、1又は複数の二重及び/又は三重結合を、任意の組み合わせで含むことができる。アルケニル及びアルキニルアルケニルはこの用語に含まれると解する。R7がR8と一緒になって形成するアルケニル単位は、二重結合により架橋されたシクロヘキサン環に直接結合すると解される。
存在する場合、アルケニル又はアルキニル上の任意の置換基には、アルキル部分について上記の任意の置換基が含まれる。
ハロアルキル基は、同じあっても異なってもよい、1又は複数のハロゲン原子、例えば、CF3、CF2Cl、CF2H、CCl2H、FCH2、ClCH2、BrCH2、CH3CHF、(CH32CF、CF3CH2又はCHF2CH2で置換されたアルキル基である。
本明細書において、「アリール」なる用語は、単環、二環又は三環のいずれかであり得る環のことを言う。当該環の例としては、フェニル、ナフチル、アントラセニル、インデニル又はフェナントレニルがある。好ましいアリール基はフェニルである。
「ヘテロアリール」なる用語は、好ましくは少なくとも1つのヘテロ原子を含み、単環又は2以上の融合環のいずれかからなる芳香環系のことを言う。好ましくは、窒素、酸素及び硫黄から選択される、単環では最大3個、二環系では最大4個のヘテロ原子を含むはずである。かかる群の例としては、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンズイソフリル、ベンゾチエニル、ベンズイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイミダゾリル、2,1,3−ベンズオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル及びインドリジニルがある。
好ましいヘテロアリールの別の基には、フリル、チエニル、ピラゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル又はキノキサリニルがある。
「ヘテロシクリル」なる用語は、好ましくは非芳香族であり、好ましくはO、S及びNから選択される1又は複数の(好ましくは1又は2個の)へテロ原子を含む、最大7原子を含む、単環又は二環系のことを言う。かかる環の例には、1,3−ジオキソラン、オキシエタン、テトラヒドロフラン、モルホリン、チオモルホリン及びピペラジンがある。存在する場合、ヘテロシクリル上の任意の置換基には、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキル、並びにアルキル部分について上記の任意の置換基がある。
シクロアルキルには、好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルがある。シクロアルキルアルキルは、好ましくはシクロプロピルメチルがある。シクロアルケニルには、好ましくはシクロペンテニル及びシクロヘキセニルがある。存在する場合には、シクロアルキル又はシクロアルケニル上の任意の置換基には、C1-3 アルキル並びにアルキル部分について上記の任意の置換基がある。
7とR8とが一緒になって形成したもの等の炭素環には、アリール、シクロアルキル又は炭素環基、及びシクロアルケニル基がある。
存在すれば、アリール、ヘテロアリール及び炭素環上の任意の置換基には、好ましくは以下のものから独立に選択され、これには、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ローダノ(rhodano)、イソチオシアナート、C1-6 アルキル、C1-6 ハロアルキル、C1-6 アルコキシ-(C1-6)アルキル、C2-6 アルケニル、C2-6 ハロアルケニル、C2-6 アルキニル、C3-7 シクロアルキル (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、C5-7 シクロアルケニル (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヒドロキシ、C1-10アルコキシ、C1-10アルコキシ(C1-10)アルコキシ、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルコキシ、C1-6 アルコキシカルボニル(C1-10)アルコキシ、C1-10ハロアルコキシ、アリール(C1-4)アルコキシ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、C3-7シクロアルキルオキシ (シクロアルキル基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、C3-10アルケニルオキシ、C3-10アルキニルオキシ、メルカプト、C1-10アルキルチオ、C1-10ハロアルキルチオ、アリール(C1-4)アルキルチオ、C3-7シクロアルキルチオ (シクロアルキル基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、トリ(C1-4)-アルキルシリル(C1-6)アルキルチオ、アリールチオ、C1-6 アルキルスルホニル、C1-6 ハロアルキルスルホニル、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6 ハロアルキルスルフィニル、アリールスルホニル、トリ(C1-4)アルキルシリル、アリールジ(C1-4)-アルキルシリル、(C1-4)アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、C1-10アルキルカルボニル、HO2C、C1-10アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-6 アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-6 アルキル)-アミノカルボニル、N−(C1-3 アルキル)−N−(C1-3 アルコキシ)アミノカルボニル、C1-6 アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、ジ(C1-6)アルキルアミノ-カルボニルオキシ、アリール (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロアリール (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロシクリル (そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリールオキシ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロアリールオキシ (ヘテロアリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロシクリルオキシ (ここで、ヘテロシクリル基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、C1-6 アルキルカルボニルアミノ、N−(C1-6)アルキルカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、アリールカルボニル、(アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、又はアリール又はヘテロアリール系上の2つの隣接位置は、5、6又は7員の炭素環又はヘテロシクリル環を形成してもよく、そのものがC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される。さらに、アリール又はヘテロアリールのための置換基には、アリールカルボニルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、(C1-6)アルコキシカルボニルアミノ−(C1-6)アルコキシカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、 アリールオキシカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、(アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリールスルホニルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリールスルホニル−N−(C1-6)アルキルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリール−N−(C1-6)アルキルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリールアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロアリール アミノ (ここで、ヘテロアリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、ヘテロシクリルアミノ(ヘテロシクリル基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、アリール−N−(C1-6)アルキルアミノ-カルボニルアミノ(アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)、C1-6アルキルアミノカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ、アリールアミノカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ(アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)及びアリール−N−(C1-6)-6)アルキルアミノカルボニル−N−(C1-6)アルキルアミノ (アリール基がC1-6アルキル又はハロゲンで任意に置換される)がある。
置換ヘテロシクリル基については、1又は複数の置換基が以下の、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、ニトロ及びシアノから独立に選択されることが好ましい。ジアルキルアミノ置換基には、ジアルキル基が、それが結合するN原子と一緒になって、O、N又はSから選択される1又は2個のさらなるヘテロ原子を含有してもよく、1又は2個の独立に選択される(C1-6)アルキル基で任意に置換される、5、6又は7員のヘテロシクリル環を形成するものが含まれると解される。ヘテロシクリル環を、N原子上の2つの基を結合することにより形成する場合、得られる環は、好適にはピロリジン、ピペリジン、チオモルホリン及びモルホリンであり、これら各々は、1又は2個の独立に選択される(C1-6)アルキル基で置換されてもよい。
6からR11の定義における「置換基」なる用語は、「アリール」、「ヘテロアリール」及び「ヘテロシクリル」についての上記の好ましい全ての置換基を含んでなると解されるべきである。
本発明はまた、式Iの化合物が、アミン、アルカリ金属及びアルカリ土類金属塩基、又は第四級アミンと共に形成できる塩に関する。
塩形成剤としての、アルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物として特記すべきは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの水酸化物から作製されるものであり、特にナトリウム及びカリウムの水酸化物である。本発明による式Iの化合物には、塩形成の際に形成され得る水和物も含まれる。
アンモニウム塩形成に適するアミンの例には、アンモニア並びに第一級、第二級及び第三級C1−C18アルキルアミン、C1−C4ヒドロキシアルキルアミン及びC2−C4アルコキシアルキルアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、4つのブチルアミン異性体、n−アミルアミン、イソアミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルノニルアミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルブチルアミン、エチル得hプチルアミン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジイソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブト−2−エニルアミン、n−へキシ−2−エニルアミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ−n−アミルアミン、メトキシエチルアミン及びエトキシエチルアミン;ヘテロ環状アミン、例えばピリジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジン及びアゼピン;第1級アリールアミン、例えばアニリン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o−、m−及びp−トルイジン、フェニレンジアミン、ベンジジン、ナフチルアミン、及びo−、m−及びp−クロロアニリンがあるが;特にトリエチルアミン、イソプロピルアミン及びジイソプロピルアミンがある。
塩の形成に適する、好ましい第4級アンモニウム塩は、基例えば、式[N(Rabcd)]OH(式中、Rabc及びRdは、互いに各々独立に、C1−C4アルキル以外である)に対応する。さらに好適な、他のアニオンを伴うテトラアルキルアンモニウム塩基を、例えばアニオン交換反応により得ることができる。
潜在基Gは、処置される領域又は植物への施用前、施用中又は施用後に、GがHである式Iの化合物を得るために、生化学的、化学的又は物理的プロセスのうちの1つ又はその組み合わせにより、それを除去させるものが選択される。これらのプロセスの例には、酵素的切断、化学的加水分解及び光分解がある。かかる基Gを有する化合物は、特定の利点、例えば処置植物のクチクラの浸透の改善、作物耐性の向上、他の除草剤、除草薬害軽減剤(safener)、植物生育調整剤、殺真菌剤もしくは殺虫剤を含有する製剤化混合物における混合性又は安定性の向上、又は土壌における浸出の低減等を提供できる。
式Iの化合物において好ましくは、R6及びR11は、各々独立に、水素、ハロゲン、ホルミル、シアノ又はニトロであるか、又は
6及びR11は、各々独立に、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換されるか、又は
6及びR11は、各々独立に、基COR13、CO214又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NHR22、NR2223又はOR24であり、ここで、
13は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
14は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
15は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
16は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換されるか、又は
15及びR16は、任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、
17及びR19は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル又はC3−C6シクロアルキルであり、
18、R20及びR21は、各々独立に、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
22は、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニルカルボニル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルチオカルボニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、ヘテロアリールチオカルボニル又はヘテロアリールスルホニルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
23は、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
22及びR23は、酸素、硫黄又は窒素原子を任意に含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、ここでこれら全ての置換基は、任意に置換され、及び
24は、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであって、ここでこれら全ての置換基は任意に置換される。
より好ましくは、R6及びR11は、各々独立に、水素、ハロゲン、シアノ、任意に置換されるC1−C6アルキル、又は基COR13、CO214又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021であり、ここで、
13、R14、R15及びR16は、C1−C6アルキルであり、
17及びR19は、水素又はC1−C3アルキルであり、
18は、C1−C3アルキルであり、及び
20及びR21は、各々独立に、水素又はC1−C3アルキルである。
特に、R6及びR11は、各々独立に、水素、メチル又はC1−C3アルコキシで置換されるメチルである。
好ましくは、R7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アミノ、シアノ又はニトロであるか、又は
7、R8、R9及びR10は、各々独立に、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルチオC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルフィニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルホニルC1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキル、C4−C7シクロアルケニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、アリール、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換されるか、又は
7、R8、R9及びR10は、各々独立に、基COR13、CO214又はCONR1516、COR17=NOR18、CR19=NNR2021、NHR22、NR2223又はOR24であり、ここで、
13は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換されており、
14は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
15は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
16は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C1−C6アルキルスルホニル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換されるか、又は
15及びR16は、任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、
17及びR19は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル又はC3−C6シクロアルキルであり、
18、R20及びR21は、各々独立に、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は、任意に置換され、
22及びR23は、各々独立に、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであるか、又は
22及びR23は、酸素、硫黄又は窒素原子を任意に含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、ここでこれら全ての置換基は、任意に置換されており、及び
24は、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は、任意に置換される。
より好ましくは、R7、R8、R9及びR10は、水素である。
7、R8、R9及びR10は、メチル又はエチルであることも好ましい。
7、R8、R9及びR10は、任意に置換されるアリール又はヘテロアリールであり、より好ましくは任意に置換されるフェニル、ナフチル、フリル、チエニル、ピラゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル又はキノキサリニルである。
特に、R7、R8、R9及びR10のうちの1つは、ピリジル、又はトリフルオロメチルもしくはハロゲンピリジルで置換されるピリジルである。
7及びR10は、結合を形成することも好ましい。
好ましくは、R7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルチオC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルフィニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルホニルC1−C6アルキル、3〜7員のヘテロシクリル、任意に置換されるフェニル又は任意に置換されるヘテロアリール、又はCR17=NOR18であり、ここで、
17は、水素又はC1−C3アルキルであり、及び
18は、C1−C3アルキルである。
式Iの好ましい化合物の別の群によれば、R7、R8、R9及びR10は、単位=Oを一緒になって形成するか、又は単位=CR2526を形成するか、又は単位=NR27を形成するか、又はR7、R8、R9及びR10のうちの任意の2つが環を形成し、当該環は、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する、3〜8員の環であって、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、C1−C3ハロアルキル、ハロゲン、フェニル、フェニルであってC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロにより置換されるフェニル、ヘテロアリール又はヘテロアリールであって、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロにより置換されるヘテロアリールにより任意に置換される環であり、ここで、
25及びR26は、各々独立に、水素、ハロゲン、シアノ又はニトロであるか、又は
25及びR26は、各々独立に、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、N−フェニル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−フェニルC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリール−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリールC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル又は3〜8員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は、任意に置換されるか、又は
25及びR26は、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する5〜8員の環であって、C1−C2アルキル又はC1−C2アルコキシにより任意に置換される環を形成するために一緒になって結合してもよく、又は
27は、ニトロ又はシアノであるか、又は
27は、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、C3−C6アルケニルオキシ、C3−C6アルキニルオキシ、フェノキシ、フェニルアミノ、N−フェニル−N−C1−C6アルキルアミノ、N−フェニルC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリール−N−C1−C6アルキルアミノ又はN−ヘテロアリールC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノであって、これら全ての置換基は任意に置換され、ここで
より好ましくはR7、R8、R9及びR10は、単位=O又は=NR27を一緒になって形成し、
ここでR27は、C1-3アルコキシ又はC2−C3アルケニルオキシである。
より好ましくは、R7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、3〜7員のヘテロシクリル、任意に置換されるフェニル又は任意に置換されるヘテロアリールである。
特に、R7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、メチル、エチル又は任意に置換されるフェニルである。
特に、R7、R8、R9及びR10のうちの1つは、任意に置換されるヘテロアリールであり、好ましくは任意に置換されるフリル、チエニル、ピラゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル又はキノキサリニルであり、より好ましくは、トリフルオロメチル又はハロゲンで1又は2回置換されるピリジルである。
式Iの好ましい化合物の別の群によれば、R1、R2及びR4がメチルであり、R3が水素である。
式Iの好ましい化合物の別の群によれば、R1、R2及びR4がメチルであり、R3が水素であり、及び
7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、3〜7員のヘテロシクリル、任意に置換されるアリール又は任意に置換されるヘテロアリールであり、特に、トリフルオロメチル又はハロゲンで1又は2回置換されるピリジルである。
式Iの好ましい化合物の別の群によれば、R5及びR12が、各々独立に、水素又はC1−C3アルキルであり、水素がより好ましい。
式Iの好ましい化合物の別の群によれば、R1がメチル、エチル、ビニル、エチニル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はC1−C2アルコキシであり、及び
2、R3及びR4が、各々独立に、水素、メチル、エチル、ビニル又はエチニルである。
好ましくはこの群において、R1がエチルであり、R2、R3及びR4が、各々独立に、水素、メチル又はエチルである。
好ましくはこの群において、R1、R2及びR4がメチルであり、R3が水素である。
潜在基Gは、好ましくは、以下の、C1−C8アルキル、C2−C8ハロアルキル、フェニルC1−C8アルキル (ここで当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C8アルキル (ここで当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、C3−C8アルケニル、C3−C8ハロアルケニル、C3−C8アルキニル、C(Xa)−Ra、C(Xb)−Xc−Rb、C(Xd)−N(Rc)−Rd、−SO2−Re、−P(Xe)(Rf)−Rg又はCH2−Xf−Rhからなる群から選択され、ここでXa、Xb、Xc、Xd、Xe及びXfは、各々独立に、酸素又は硫黄であり;
aは、H、C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル、C2−C18アルキニル、C1−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C1−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルC1−C5オキシアルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N−C1−C5アルキルカルボニル−N−C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル、(ここで、当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、C2−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニルであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールであり、
bは、C1−C18アルキル、C3−C18アルケニル、C3−C18アルキニル、C2−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C2−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルオキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N−C1−C5アルキルカルボニル−N−C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル、(ここで、当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、C3−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニルであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールであり、
C及びRdは、互いに各々独立に、水素、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、C2−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C1−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルオキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N−C1−C5アルキルカルボニル−N−C2−C5アルキルアミノアルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル、(ここで、当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、C2−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニル出会って、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、又はヘテロアリールアミノであって、C1−C3 アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、又はジヘテロアリールアミノであって、C1−C3 アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、又はフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、又はジフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジフェニルアミノ、又はC3−C7シクロアルキルアミノ、ジ−C3−C7シクロアルキルアミノ又はC3−C7シクロアルコキシであるか、又はRC及びRdは、O又はSから選択される1個のヘテロ原子を任意に含有する、3〜7員の環の形成するために一緒になって結合してもよく、
eは、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C1−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C1−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルオキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N-C1−C5アルキルカルボニル-N-C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル (ここで、当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、C2−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニルであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、又はヘテロアリールアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、又はジヘテロアリールアミノであって、C1−C3 アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、又はフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロで置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、又はジフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジフェニルアミノ、又はC3−C7シクロアルキルアミノ、ジC3−C7シクロアルキルアミノ又はC3−C7シクロアルコキシ、C1−C10アルコキシ、C1−C10ハロアルコキシ、C1−C5アルキルアミノ又はC2−C8ジアルキルアミノであり、
f及びRgは、互いに各々独立に、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C1−C10アルコキシ、C1−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C1−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルオキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N−C1−C5アルキルカルボニル−N−C2−C5アルキルアミノアルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル (ここで、当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、又はニトロで置換してもよい)、C2−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニルであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、又はヘテロアリールアミノであって、C1−C3 アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、又はジヘテロアリールアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、又はフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、又はジフェニルアミノであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたジフェニルアミノ、又はC3−C7シクロアルキルアミノ、ジC3−C7シクロアルキルアミノ又はC3−C7シクロアルコキシ、C1−C10ハロアルコキシ、C1−C5アルキルアミノ又はC2−C8ジアルキルアミノ、ベンジルオキシ又はフェノキシであり、ここで、ベンジル又はフェニル基は、同様にC1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されてもよく、及び
hは、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、C1−C10ハロアルキル、C1−C10シアノアルキル、C1−C10ニトロアルキル、C2−C10アミノアルキル、C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C7シクロアルキルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシC1−C5アルキル、C3−C5アルケニルオキシC1−C5アルキル、C3−C5アルキニルオキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルチオC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルフィニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルスルホニルC1−C5アルキル、C2−C8アルキリデンアミノキシC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルコキシカルボニルC1−C5アルキル、アミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C2−C8ジアルキルアミノカルボニルC1−C5アルキル、C1−C5アルキルカルボニルアミノC1−C5アルキル、N−C1−C5アルキルカルボニル−N−C1−C5アルキルアミノC1−C5アルキル、C3−C6トリアルキルシリルC1−C5アルキル、フェニルC1−C5アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又は ニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C5アルキル (ここで、当該ヘテロアリーを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、 フェノキシC1−C5アルキル (ここで当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールオキシC1−C5アルキル (ここで当該ヘテロアリールを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又は ニトロで置換してもよい)、C3−C5ハロアルケニル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、又はフェニルであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン又はニトロで置換されたフェニル、又はヘテロアリール、又はヘテロアリールであって、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換されたヘテロアリールである。
具体的には、潜在基Gは、基−C(Xa)−Ra又は−C(Xb)−Xc−Rbであり、Xa、Ra、Xb、Xc及びRbの意味は、上記定義と同義である。
Gは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属であることが好ましく、ここで水素が特に好ましい。
Gが金属、アンモニウム(例えば、NH4 +;N(アルキル)4 +)又はスルホニウム(例えばS(アルキル)3 +))カチオンである式Iの化合物において、対応する負電荷は、大部分がO−C=C−C=O単位を通って非局在化されると解されるべきである。
置換基の性質によって、式Iの化合物は、異なる異性体状態で存在してもよい。Gが水素である場合、例えば式Iの化合物は異なる互変異性体として存在する。
Figure 2010535724
本発明は、全ての当該異性体及び互変異性体及びその混合物の全比率に及ぶ。また、置換基が二重結合を含有する場合、cis−及びtrans−異性体が存在し得る。これらの異性体はまた、請求の式Iの化合物の範囲内である。
式Iの化合物で、GがC1−C8アルキル、C2−C8ハロアルキル、フェニルC1−C8アルキル (ここで、当該フェニルを、任意に、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、ヘテロアリールC1−C8アルキル (ここで、当該ヘテロアリールを、任意にC1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロで置換してもよい)、C3−C8アルケニル、C3−C8ハロアルケニル、C3−C8アルキニル、C(Xa)−Ra、C(Xb)−Xc−Rb、C(Xd)−N(Rc)−Rd、-SO2−Re、−P(Xe)(Rf)−Rg又はCH2−Xf−Rh(式中、Xa、Xb、Xc、Xd、Xe、Xf、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg及びRhは、上記の定義と同義である)のものは、GがHである式Iの化合物である式(A)を、以下で処理することにより調製できる。試薬G−Z、ここでG−Zは、アルキル化剤、例えばハロゲン化アルキル(ハロゲン化アルキルの定義には、ヨウ化メチル及びヨウ化エチル等の単純なハロゲン化C1−C8アルキル、フェニルC1−C6アルキル、クロロメチルアルキルエーテル、Cl−CH2−Xf−Rh(Xfは酸素である)及びクロロメチルアルキルスルフィドCl−CH2−Xf−Rh(Xfは硫黄である)等の置換されたハロゲン化アルキルが含まれる)、C1−C8 ルキルスルホネート、又はジ−C1−C8-アルキルスルフェート、又はハロゲン化C3−C8 アルケニル、又はハロゲン化C3−C8 アルキニル、又はアシル化剤、例えばカルボン酸、HO−C(Xa)Ra(Xaは酸素である)、酸塩化物、Cl−C(Xa)Ra(Xaは酸素である)、又は酸無水物、[RaC(Xa)]2O(Xaは酸素である)、又はイソシアネート、RcN=C=O、又は塩化カルボニル、Cl−C(Xd)−N(Rc)−Rd(Xdは酸素であるが、RcとRdのいずれも水素ではないという条件である)、又はチオカルバモイル塩化物、Cl−C(Xd)−N(Rc)−Rd(ここで、Xdは硫黄であるが、RcとRdのいずれも水素ではないという条件である)、又はクロロギ酸エステル、Cl−C(Xb)−Xc−Rb、(ここで、Xb及びXcは酸素である)、又はクロロチオギ酸エステルCl−C(Xb)−Xc−Rb(ここでXbは酸素であり、Xcは硫黄である)、又はクロロジチオギ酸エステルCl−C(Xb)−Xc−Rb(ここでXb及びXcは硫黄である)、又はイソチオシアネート、RcN=C=Sで処理することにより、又は二硫化炭素及びアルキル化剤で、又はリン酸化剤、例えば塩化ホスホリルCl−P(Xe)(Rf)−Rgで、又はスルホニル化剤、例えば塩化スルホニルCl−SO2−Reで、連続的に処理することにより、好ましくは少なくとも1当量の塩基の存在下で調製できる。
Figure 2010535724
置換基R1〜R12、及び基Gの性質に応じて、式Iの異性化化合物を形成してもよい。例えば、R5〜R12が異なる式(A)の化合物は、式(1a)の化合物又は式(1b)の化合物、又は式(1a)と式(1b)の化合物の混合物であってもよい。
Figure 2010535724
1,3−ジオンのO−アルキル化が知られており、好適な方法は、例えば、T. Wheelerによる、米国特許第4436666号に記載がある。代替方法は, M. Pizzorno and S. Albonico, Chem. Ind. (London), (1972), 425; H. Born et al., J. Chem. Soc., (1953), 1779; M. Constantino et al., Synth. Commun., (1992), 22 (19), 2859; Y. Tian et al., Synth. Commun., (1997), 27 (9), 1577, S. Chandra Roy et al., Chem. Letters, 2006, 35, (No 1) 16, and P. Zubaidha et al., Tetrahedron Lett., (2004), 45, 7187 に記載されている。
環状1,3−ジオンのO−アシル化は、R. Hainesによる米国特許第4175135号、及びT. Wheelerによる米国特許第4422870号、第4659372号及び第4436666号に記載されるものの類似方法で行ってもよい。典型的には式(A)のジオンは、少なくとも1当量の好適な塩基の存在下、任意に好適な溶媒の存在下、アシル化剤で処理してもよい。塩基は、無機物でもよく、例えば炭酸又は水酸化アルカリ金属、又は金属水素化物、又は有機塩基でもよく、例えば第3級アミン又は金属アルコキシドがある。好適な無機塩基の例には、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム又はカリウム、水素化ナトリウムがあり、また好適な有機塩基には、トリアルキルアミン、例えばトリメチルアミン及びトリエチルアミン、ピリジン又は他のアミン塩基、例えば1,4−ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタン及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンがある。好ましい塩基には、トリエチルアミン及びピリジンがある。この反応に適する溶媒は、試薬と適合するものが選択され、テトラヒドロフラン及び1,2−ジメトキシエタン等のエーテル、及びジクロロメタン及びクロロホルム等のハロゲン化溶媒が含まれる。特定の塩基、例えばピリジン及びトリエチルアミンは、塩基及び溶媒の両方として都合良く使用できる。アシル化剤がカルボン酸の場合、好ましくはアシル化は、カップリング剤、例えばヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド及びN,N'−カルボジイミダゾール等、及び任意の塩基、例えばトリエチルアミン又はピリジンの存在下で、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジクロロメタン又はアセトニトリル中で行う。好適な方法は、例えばW. Zhang and G. Pugh, Tetrahedron Lett., (1999), 40 (43), 7595-7598 and T. Isobe and T. Ishikawa, J. Org. Chem., (1999), 64 (19), 6984 に記載がある。
環状1,3−ジオンのリン酸化は、ハロゲン化ホスホリル又はハロゲン化チオホスホリルを用い、L. Hodakowskiによる米国特許第4409153号に記載の類似方法により行うことができる。
式(A)の化合物のスルホニル化は、アルキル又はハロゲン化アリールスルホニルを用いて、好ましくは少なくとも1当量の塩基の存在下で、例えばC. Kowalski and K. Fields, J. Org. Chem., (1981), 46, 197の方法により達成することができる。
式(A)の化合物は、Rが水素又はアルキル基である式(B)の化合物の環化を介して、好ましくは酸又は塩基の存在下、及び任意に好適な溶媒の存在下、T. Wheelerによる米国特許第4209532号に記載の類似方法によって調製してもよい。式(B)の化合物は、式Iの化合物の合成における中間体として特別に設計された。Rが水素である式(B)の化合物は、酸条件下で、好ましく強酸、例えば硫酸、ポリリン酸又はイートン試薬の存在下、任意に好適な溶媒、例えば酢酸、トルエン又はジクロロメタンの存在下で環化してもよい。
Figure 2010535724
Rがアルキル(好ましくはメチル又はエチル)である式(B)の化合物は、塩基性条件下、好ましくは少なくとも1当量の強塩基、例えばtert−ブトキシ化カリウム、リチウムジイソプロピルアミド又はハロゲン化ナトリウムの存在下、溶媒中で、例えばテトラヒドロフラン、トルエン、ジメチルスルホキシド又はN,N'−ジメチルホルムアミド中で環化してもよい。
RがHである式(B)の化合物は、標準条件下で、R'がアルキル(好ましくはメチル又はエチル)である式(C)の化合物のけん化し、脱炭酸を行うために反応混合物を酸化し、例えばT. Wheelerによる米国特許第4209532号に記載の類似方法によって調製してもよい。
Figure 2010535724
RがHである式(B)の化合物は、Rがアルキルである式(B)の化合物を、例えば酸触媒の存在下、アルキルアルコール、ROHで加熱することにより、標準条件下で、エステル化してもよい。
Rがアルキルである式(C)の化合物は、式(D)の化合物を、塩基性条件下で、式(E)のカルボン酸塩化物で処理することにより調製してもよい。好適な塩基には、tert−ブトキシ化カリウム、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド及びリチウムジイソプロピルアミドがあり、好ましくは反応は、好適な溶媒(例えばテトラヒドロフラン又はトルエン)中、−80℃〜30℃の間の温度で実施する。あるいは、RがHである式(C)の化合物は、好適な溶媒中(例えば、テトラヒドロフラン又はトルエン)、好適な温度で(−80℃〜30℃)、式(D)の化合物を、好適な塩基(例えばtert−ブトキシ化カリウム、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド及びリチウムジイソプロピルアミド)で処理し、得られたアニオンを好適な式(F)の無水物と反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
式(D)の化合物は既知の化合物であるか、又は既知の方法により既知の化合物から調製してもよい。
式(E)の化合物は、式(F)の化合物から、ジメチルアミノピリジン又はアルカリ金属アルコキシド等の塩基の存在下、アルキルアルコール、R−OHで処理し(例えば、S. Buser and A. Vasella, Helv. Chim. Acta, (2005), 88, 3151, M. Hart et al., Bioorg. Med. Chem. Letters, (2004), 14, 1969を参照)、その後、得られる酸を、既知の条件下で、塩化オキサリル又は塩化チオニル等の塩化剤で処理することにより調製してもよい(例えば、C. Santelli-Rouvier. Tetrahedron Lett., (1984), 25 (39), 4371; D. Walba and M. Wand, Tetrahedron Lett., (1982), 23 (48), 4995; J. Cason, Org. Synth. Coll. Vol. III, (169), 1955を参照)。
Figure 2010535724
7及びR10が水素である式(F)の化合物は、既知の条件下で、式(G)の化合物を還元することにより調製してもよい(例えば、Y. Baba, N. Hirukawa and M. Sodeoka, Bioorg. Med. Chem. (2005), 13 (17), 5164, M. Hart et al., Bioorg. Med. Chem. Letters, (2004), 14 (18), 1969, Y. Baba, N. Hirukawa, N. Tanohira and M. Sodeoka, J. Am. Chem. Soc., (2003), 125, 9740を参照)。
Figure 2010535724
式(G)の化合物は、任意にルイス酸触媒の存在下、及び例えば以下に記載の方法により、式(H)の化合物を式(J)の無水物と反応させることにより調製してもよい。文献には、O. Diels and K. Alder, Liebigs Ann. Chem., (1931), 490, 257, K. Potts and E. Walsh, J. Org. Chem., (1984), 49 (21), 4099, J. Jurczak, T. Kozluk, S. Filipek and S. Eugster, Helv. Chim. Acta, (1982), 65, 1021, W. Dauben, C. Kessel and K. Takemura, J. Am. Chem. Soc., (1980), 102, 6893, A. Pelter and B. Singaram, Tetrahedron Lett., (1982), 23, 245, M. Lee and C. Herndon, J. Org. Chem., (1978), 43, 518, B. Fisher and J. Hodge, J. Org. Chem. (1964), 29, 776, G. D’Alelio, C. Williams and C. Wilson, J. Org. Chem., (1960), 25, 1028, Z. Song, M. Ho and H. Wong, J. Org. Chem, (1994), 59 (14), 3917-3926, W. Tochtermann, S. Bruhn and C. Wolff, Tetrahedron Lett., (1994), 35(8), 1165, W. Dauben, J. Lam and Z. Guo, J. Org. Chem., (1996), 61 (14), 4816, M. Sodeoka, Y. Baba, S. Kobayashi and N. Hirukawa, Bioorg. Med. Chem. Lett., (1997), 7 (14), 1833, M. Avalos, R. Babiano, J. Bravo, P. Cintas, J. Jimenez and J. Palacios, Tetrahedron Lett., (1998), 39(50), 9301, J. Auge, R. Gil, S. Kalsey and N. Lubin-Germain, Synlett, (2000), 6, 877, I. Hemeon, C. Deamicis, H. Jenkins, P. Scammells and R. Singer, Synlett, (2002), 11, 1815, M. Essers, B. Wibbeling and G. Haufe, Tetrahedron Lett., (2001), 42 (32), 5429, P. Vogel et al., Tetrahedron Asymmetry, (1996), 7 (11), 3153, Y. Baba, N. Hirukawa, N. Tanohira and M. Sodeoka, J. Am. Chem. Soc., (2003), 125, 9740, L. Ghosez et al., Tetrahedron Lett., (1988), 29 (36), 4573, H. Kotsuki, S. Kitagawa and H. Nishizawa, J. Org. Chem., (1978), 43 (7), 1471, Y. Li et al., J. Org. Chem., (1997), 62 (23), 7926, M. Drew et al., J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, (1985), 1277, R. McDonald and C. Reineke, J. Org. Chem, (1967), 32, 1878, R. Fleming and B. Murray, J. Org. Chem., (1979), 44 (13), 2280, M. Goldstein and G. Thayer Jr. J. Am. Chem. Soc., (1965), 87 (9), 1925 and G. Keglevich et al., J. Organomet. Chem., (1999), 579, 182、及びその参考文献が含まれる。
Figure 2010535724
式(H)及び式(J)の化合物は既知の化合物であるか、既知の方法により既知の化合物から作製してもよい。
式(G)の化合物はアルケンで、既知の方法により式(F)の追加化合物を提供する、アルケンに典型的なさらなる反応を行う。かかる反応の例としては、限定するものではないが、アルケンのハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和がある。また、当該反応からの生成物を、例えばJ. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sons に記載の方法により、式(F)の追加化合物に変換してもよい。R8又はR9がC1−C6アルコキシである、式(G)の化合物は、エノールエーテルであり、標準的方法を用いて、これらを対応するケトンへ加水分解し、式(F)の追加化合物を提供してもよい。式(I)の特定の化合物、例えばR7がハロゲンであるものは、既知の方法により式(G)の化合物に変換してもよい。
式(G)の化合物は、式(H)の化合物を、R"が水素又はアルキル基である式(K)の化合物と反応させ、式(L)の化合物を得て、式(L)の化合物を既知の条件下で環化することにより調製してもよい(例えば、P. Sprague et al., J. Med. Chem., (1985), 28, 1580, A. Guzaev and M. Manoharan, J. Am. Chem. Soc., (2003), 125, 2380, and A. Marchand and R. Allen, J. Org. Chem., (1975), 40 (17), 2551を参照)。
Figure 2010535724
式(L)の化合物を還元して式(M)の化合物とし、式(M)の化合物を、既報の類似条件下で環化し、R7及びR10が水素である式(F)の化合物を得てもよい。
式(K)の化合物は既知の化合物であるか、又は既知の方法で既知の化合物から調製してもよい。
式(A)の追加化合物は、Arが任意に置換されるフェニル基である式(N)のヨードニウム生成物を、式(O)のアリールボロン酸と、好適な溶媒中、好適なパラジウム触媒、塩基の存在下で反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
好適なパラジウム触媒は、一般的にはパラジウム(II)又はパラジウム(0)複合体であり、例えば、ジハロゲン化パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、二塩化ビス(トリシクロペンチルホスフィン)パラジウム(II)、二塩化ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)がある。パラジウム触媒は、パラジウム(II)又はパラジウム(0)化合物から「インサイチュ(in situ)」で調製することもでき、所望のリガンドと錯体化することにより、例えば、錯体化させるパラジウム(II)塩、例えば、二塩化パラジウム(II)(PdCl2)又は酢酸パラジウム(II)(Pd(OAc)2)を、所望のリガンド、例えばトリフェニルホスフィン(PPh3)、トリシクロペンチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィン−2',6'−ジメトキシビフェニル又は2−ビシクロヘキシルホスフィノ−2',4',6'−トリイソプロピルビフェニル及び選択された溶媒と共に、式(N)の化合物、式(O)のアリールボロン酸、及び塩基と混合することにより調製できる。二座のリガンド、例えば1,1'−ビス(ジフェニルホスフェイノ)フェロセン又は1,2ビス(ジフェニルホスフィン)エタンも好適である。反応培地を加熱することにより、C−Cカップリング反応のために所望されるパラジウム(II)錯体又はパラジウム(0)錯体が、インサイチュで形成され、その後C−Cカップリング反応が開始する。
パラジウム触媒は、式(N)の化合物に基づいて0.001〜50モル%の量で、好ましくは0.1〜15モル%で使用される。反応は他の添加物、例えばテトラアルキルアンモニウム塩、例えば臭化テトラブチルアンモニウムの存在下で実施してもよい。好ましくはパラジウム触媒は酢酸パラジウムであり、塩基は、水酸化リチウムであり、溶媒は、1,2−ジメトキシエタン水溶液である。
式(N)の化合物は、式(P)の化合物から、以下の文献の方法により、水又はエタノール水溶液等のアルコール水溶液等の溶媒の存在下、(ジアセトキシ)ヨードベンゼン又はヨードシルベンゼン等の超電子価のヨウ素、及び炭酸ナトリウム、水酸化リチウム又は水酸化ナトリウム等の塩基で処理することにより調製してもよい。ここで文献は、K. Schank and C. Lick, Synthesis, (1983), 392, R. M. Moriarty et al., J. Am. Chem. Soc, (1985), 107, 1375, or of Z. Yang et al., Org. Lett., (2002), 4 (19), 3333である。
Figure 2010535724
7及びR10が水素である式(P)の化合物は、既知の条件下で、式(Q)の化合物の還元により調製してもよい。
Figure 2010535724
式(R)の化合物はアルケンであるので、既知の方法により式(P)の追加化合物を提供する、アルケンに典型的なさらなる反応を行う。かかる反応の例としては、限定するものではないが、アルケンのハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和がある。また、当該反応からの生成物を、例えばJ. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sons に記載の方法により、式(P)の追加化合物に変換してもよい。R8又はR9がC1−C6アルコキシである、式(R)の化合物は、エノールエーテルであり、標準的方法を用いて、これらを対応するケトンへ加水分解してもよい。また、このケトンを、例えば、既知の条件下でケタール化(ketalisation)、酸化、還元糖等によりさらに変換し、式(P)の追加化合物を得てもよい。
式(R)の化合物は、式(S)の化合物を、式(T)のシクロペンテンジオンと、任意にルイス酸触媒の存在下、例えばB. Zwanenburg et al., Tetrahedron (1989), 45 (22), 7109 and by M. Oda et al., Chem. Lett., (1977), 307 に記載の方法により、反応させて調製してもよい。
Figure 2010535724
式(H)及び式(T)の化合物は既知であるか、又は既知の方法により既知の化合物から作製してもよい。
さらなる方法によれば、式(A)の化合物は、GがC1−C4アルキルである式Iの化合物から、好ましくは、塩酸等の酸触媒の存在下、任意にテトラヒドロフラン、アセトン、4−メチルペンタン−2−オン等の好適な溶媒の存在下で、加水分解により調製してもよい。
Figure 2010535724
GがC1-4アルキルである式(I)の化合物は、GがC1-4アルキルであり、Halがハロゲン(好ましくは臭素又はヨウ素)である式(U)の化合物から、好適な溶媒中、好ましくは好適なリガンドの存在下、好適なパラジウム触媒お塩基の存在下で式(O)のアリールボロン酸とカップリングすることにより調製してもよい。好ましくは、このパラジウム触媒は酢酸パラジウムであり、塩基はリン酸カリウムであり、リガンドは2−ジsクロヘキシルホスフィノ−2',6'−ジメトキシビフェニルであり、及び溶媒はトルエンである。
Figure 2010535724
式(U)の化合物は、式(P)の化合物をハロゲン化し、その後、得られた式(V)のハロゲン化物を、ハロゲン化C1-4アルキル又はトリ−C1-4アルキルオルトギ酸と、既知の条件下(例えば、R. Shepherd and A. White, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 (1987), 2153, and Y.-L. Lin et al., Bioorg. Med. Chem. (2002), 10, 685の方法による)で反応させることにより調製してもよい。あるいは、式(U)の化合物は、式(P)の化合物をハロゲン化C1-4アルキル又はトリ−C1-4アルキルオルトギ酸と反応させ、得られた式(W)のエノンを、既知の条件下でハロゲン化することにより調製してもよい。
Figure 2010535724
式(O)の化合物は、Halが臭素又はヨウ素である式(X)のハロゲン化アリールから、既知の方法(例えば、W. Thompson and J. Gaudino, J. Org. Chem, (1984), 49, 5237 and R. Hawkins et al., J. Am. Chem. Soc., (1960), 82, 3053を参照)で調製してもよい。例えば、式(X)のハロゲン化アリールは、好適な溶媒中、好ましくはジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で、−80℃から30℃の温度で、アルキルリチウム又はアルキルマグネシウムで処理し、得られたアリールマグネシウム又はアリールリチウム試薬を、ホウ酸トリアルキル(好ましくはホウ酸トリメチル)と反応させ、ボロン酸アリールジアルキルを得て、これを酸性条件下で加水分解して、式(O)のボロン酸を得てもよい。
Figure 2010535724
あるいは、式(X)の化合物は、1,2−又は1,3−アルカンジオール、例えばピナコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール及び2−メチル−2,4−ペンタンジオール等から誘導される環状ボロン酸エステルと、既知の条件下で(例えば、N. Miyaura et al., J. Org. Chem., (1995), 60, 7508, and W. Zhu and D. Ma, Org. Lett., (2006), 8 (2), 261を参照)反応させ、得られたボロン酸エステルを、酸性条件下で加水分解し、式(O)のボロン酸を得てもよい。
式(X)のハロゲン化アリールは、既知の方法、例えば対応するジアゾニウム塩を経由するサンドマイヤー反応により、式(Y)のアニリンから調製してもよい。
式(Y)のアニリンは既知の化合物であるか、既知の方法により既知の化合物から作製してもよい。
Figure 2010535724
式(A)の追加化合物は、式(P)の化合物、又は式(R)の化合物を、式(Z)の有機鉛試薬と、例えばJ. Pinhey, Pure and Appl. Chem., (1996), 68 (4), 819 and by M. Moloney et al., Tetrahedron Lett., (2002), 43, 3407 に記載の条件下で反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
式(Z)の有機鉛は、式(O)のボロン酸、又はRがC1−C4アルキルである式(AA)のスタンナンから調製しても、既知の方法により、式(AB)を三酢酸鉛と共に直接鉛酸化してもよい。
Figure 2010535724
さらに、式(A)の化合物は、式(P)の化合物又は式(R)の化合物を、好適なトリアリールビスマス化合物と、例えばA. Yu. Fedorov et al., Russ. Chem. Bull. Int. Ed., (2005), 54 (11), 2602, and by P. Koech and M. Krische, J. Am. Chem. Soc., (2004), 126 (17), 5350、及びその参考文献に記載の条件下で反応させることにより調製してもよい。
さらなる方法によれば、式Iの化合物は、標準条件下で好適な誘導体化により、式(AC)の化合物から調製してもよい。
Figure 2010535724
例えば、式(AC)の化合物はアルケンであるので、既知の方法により式Iの化合物を提供する、アルケンに典型的なさらなる反応を行う。かかる反応の例としては、限定するものではないが、還元、ハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和がある。R8又はR9が臭素又はヨウ素である、式(AC)の化合物は、ハロゲン化ビニルであり、Suzuki-Miyaura、Sonogashira、Stille及び関連反応等のハロゲン化ビニルの既知の反応を受ける。特定の他の式(AC)の化合物であって、R8又はR9がC1−C6アルコキシであるものは、エノールエーテルであり、標準的方法を用いてこれらを対応するケトンへ加水分解する。また、このケトンを、例えば、既知の条件下でケタール化(ketalisation)、酸化、還元糖等によりさらに変換し、式Iの追加化合物を得てもよい。同様に、R8又はR9が、C1−C6アミノ又はジC1−C6アミノである式(AC)の化合物はエナミンであり、これも標準的方法を用いて対応するケトンに加水分解してもよい。
GがC1−C4アルキルである式(AC)の化合物は、GがC1−C4アルキルであり、Xがハロゲン又は他の好適な脱離基(例えば、スルホン酸アルキル又はアリール、又はアリールセレン酸化物)である式(AD)の化合物から、式(H)の化合物と、任意に好適な溶媒中で、及び任意に好適な塩基の存在下で反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
好適な溶媒には、トルエン、ジクロロメタン及びクロロホルムが含まれ、好適な塩基には有機塩基、例えばトリエチルアミン、Hunigの塩基及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンが含まれる。好ましくは、溶媒はトルエンであり、塩基は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンである。
式(AD)の化合物は、既知の条件下、式(AE)の化合物から調製してもよい。
Figure 2010535724
例えば、Xが塩素である式(AD)の化合物は、式(AE)の化合物を、塩化銅(II)及び塩化リチウムと、E. Kosower et al., J. Org. Chem., (1963), 28, 630の方法により反応させることにより調製してもよい。
式(AE)の化合物は、既知の化合物であるか、又は既知の方法により既知の化合物から作製してもよい(例えば、Y. Song, B. Kim and J-N Heo, Tetrahedron Lett., (2005), 46, 5977 を参照)。あるいはGがC1−C4アルキルである、式(AE)の化合物は、Gが水素である式(AE)の化合物から、例えば、ハロゲン化C1-4 アルキル又はオルトギ酸C1-4 アルキルと反応させることにより調製してもよい。Gが水素である式(AE)の化合物は、既知であるか、あるいは既知の方法により既知の化合物から調製してもよい(例えば、T. Wheeler, US4338122, US4283348, J. T. Kuethe et al., J. Org. Chem., (2002), 67, 5993, S. Buchwald et al., J. Am. Chem. Soc., (2003), 125, 11818 を参照)。
あるいは、GがC1-4アルキルである式(AE)の化合物は、GがC1-4アルキルであり、Zがハロゲン、好ましくは臭素又はヨウ素である式(AF)の化合物を、式(O)のボロン酸と、好適な金属触媒、好適な塩基、及び任意に好適なリガンドの存在下、好適な溶媒中で反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
好適な溶媒には、トルエン及びn−ブタノールがあり、好適な塩基には、無機塩基、例えばリン酸カリウムがあり、好適な金属触媒には、パラジウム触媒、例えば酢酸パラジウム(II)の状態のもの、及び好適なリガンドには、置換ホスフィン、例えば、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2',6'−ジメトキシビフェニルがある。
式(AF)の化合物は既知の化合物であるか、文献に記載の方法により調製してもよい。例えば、GがC1-4アルキルであり、Zが臭素原子である式(AF)の化合物は、GがC1-4アルキルである式(AG)の化合物を、好適な臭化剤、例えばN−ブロモスクシンイミドと、1,2−ジクロロエタン等の好適な溶媒中で、R. Shepherd and A. White, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 (1987), 10, 2153に記載の通りに反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
同様の手法により、式(A)の化合物は、標準的条件下で、好適な誘導体化により、式(AH)の化合物から調製してもよい。
Figure 2010535724
例えば、式(AH)の化合物はアルケンであるので、既知の方法により式(A)の化合物を提供する、アルケンに典型的なさらなる反応を行う。かかる反応の例としては、限定するものではないが、アルケンの還元、ハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和がある。R8又はR9が臭素又はヨウ素である、式(AH)の化合物は、ハロゲン化ビニルであり、例えばSuzuki-Miyaura、Sonogashira、Stille及び関連反応等の既知のハロゲン化ビニルの反応を行う。式(AH)の特定の他の化合物、例えば、R8又はR9がC1−C6アルコキシであるものは、エノールエーテルであり、これらは標準的方法を用いて対応するケトンに加水分解される。また、作製されたケトンは、例えばケタール化、オキシム化、還元等により、式(A)の追加化合物を提供する既知の条件下で、さらに変換してもよい。同様に、R8又はR9がC1−C6アミノ、又はジ−C1−C6アミノである式(AH)の化合物は、エナミンであり、これらは標準的方法を用いて加水分解し、対応するケトンにしてもよい。
式(AH)の化合物は、式(AI)の化合物から、式(H)の化合物と、任意に好適な溶媒中で、及び任意に好適な触媒の存在下で反応させることにより調製してもよい。式(AI)の化合物は、式Iの化合物の合成において中間体として特に設計されたものである。
Figure 2010535724
特定の式を有する以下の式(AI)の化合物は、CAS登録番号299968-82-4及び528833-96-7により既知である。
Figure 2010535724
好ましくは、触媒は、ルイス酸触媒であり、例えば、塩化アルミニウム、塩化ビスマス(III)、トリフルオロメタンスルホン酸ビスマス(III)、塩化セリン(III)、トリフルオロメタンスルホン酸銅(III)、塩化ジエチルアルミニウム、塩化ハフニウム(IV)、塩化鉄(III)、過塩化リチウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウム(III)、塩化スズ(IV)、塩化チタン(IV)、チタン(IV)イソプロポキシド、トリメチルアルミニウム、N−トリメチルシリル−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビウム(III)、ヨウ化亜鉛及び塩化ジルコニウム等がある。ヨウ化マグネシウムが特に好ましい。好適な溶媒には、ディールズ・アルダー反応を行うための有効な溶媒として知られる、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、エタノール、メタノール、全フッ素化アルカン、例えば全フッ素化ヘキサン、トルエン、水、及びイオン性液体、例えば、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム及び1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェートがある。ジクロロメタンは溶媒として特に好ましい。
式(AI)の化合物は、例えばトルエン、アセトン、クロロホルム、ジクロロメタン又は1,4−ジオキサン等の好適な溶媒中、式(AJ)の化合物を酸化することにより調製してもよい。広範な酸化剤がこの変換に影響を及ぼすのに適しており、無機酸化剤、例えばクロム三酸化物、ニクロム酸ピリジニウム、二酸化マンガン、及びアルミニウムアルコキシド、例えばアルミニウムイソプロポキシド、並びに有機酸化剤、例えば2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン、及び超原子価ヨウ素酸化剤、例えば1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3−(1H)−オン(Dess-Martin periodinane)が含まれる。好適な方法は、例えばK. Saito及びH. Yamachikaの米国特許第4371711号及びG. Piancatelli et al., Tetrahedron (1978), 34, 2775に記載がある。硫酸及びアセトンの混合物(ジョーンズ試薬)中の三酸化クロムが好ましい。
Figure 2010535724
式AIの化合物は、式Iの化合物の合成における中間体として特に設計されたものである。
特に有用な式AIの化合物は、R5及びR12が水素であるものである。
式Iの別の有用な化合物群において、R1、R2及びR4は各々独立にメチル又はエチルであり、R3、R5及びR12は水素である。
式(AJ)の化合物は、水の存在下及び任意に好適な溶媒の存在下、既知の方法により好適な酸触媒での処理により、式(AK)の化合物から調製してもよい。
Figure 2010535724
例えば、式(AK)の化合物を、例えばリン酸又はポリリン酸等の酸の水溶液の存在下、例えば、K. Saito及びH. Yamachikaの米国特許第4371711号の記載により、式(AJ)の化合物に変換してもよい。あるいは、式(AJ)の化合物は、例えば塩化亜鉛等のルイス酸の存在下、G. Piancatelli et al., Tetrahedron, (1978), 34, 2775の方法により、転位されることにより式(AK)の化合物から調製してもよい。
式(AK)の化合物は、式(AL)の化合物を、既知の条件により還元させることによより調製してもよい(例えば、R Silvestri et al., J. Med. Chem., 2005, 48, 4378-4388を参照)。
Figure 2010535724
式(AL)は既知であるか、又は既知の化合物から既知の方法で作製してもよい(例えば、L. Liebeskind et al., Org. Lett., (2003), 5 (17), 3033-3035, H. Firouzabadi, N. Iranpoor and F. Nowrouzi, Tetrahedron, (2004), 60,10843, R. Silvestri et al., J. Med. Chem., (2005), 48, 4378、及びその参考文献を参照)。
あるいは、式(AK)の化合物は、既知の方法により(例えば、G. Panda et al., Tetrahedron Lett., (2005), 46, 3097参照)、Halが塩素、臭素又はヨウ素等のハロゲンである式(AM)のハロゲン化アリールマグネシウム、又は式(AN)のアリールリチウム試薬又は式(AO)のジアリール亜鉛試薬等の好適な有機金属試薬を、式(AP)のフラン−2−カルボキシアルデヒドに添加することにより調製してもよい。
Figure 2010535724
式(AK)の追加化合物は、式(AR)の化合物から、例えばI. Gupta and M. Ravikanth, J. Org. Chem., (2004), 69, 6796, A. M. Echavarren et al., J. Am. Chem. Soc., (2003),125 (19), 5757, and by T. K. Chandrashekar et al., J. Org. Chem., (2002), 67, 6309-6319の記載のように、任意にテトラメチレンジアミン等の添加剤の存在下、例えばジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン等の好適な溶媒中で、例えばn−ブチルリチウム等のアルキルリチウム試薬等の強塩基と反応させ、その後、式(AS)のベンズアルデヒドと反応させることにより調製してもよい。
Figure 2010535724
式(AM)、式(AN)及び式(AO)の有機金属試薬は既知の化合物であるか、又は既知の化合物から既知の方法で作製してよい。式(AP)、式(AR)及び式(AS)の化合物は既知であるか、又は既知の方法により既知の化合物から調製してよい。
本発明による式Iの化合物は、合成物として得られ、変更を加えない形態で除草剤として使用することができるが、一般的には除草組成物として、製剤補助剤、例えば担体、溶媒及び界面活性化物質を用いる多様な方法で製剤化される。剤型は、多様な物理的形態があり得て、例えば散布用粉末、ゲル、水和性紛、水分散性顆粒、水分散性錠、発泡性ペレット、乳化濃縮物、微小乳化濃縮物、水中油エマルション、油流動物(oil-flowables)、水性分散物、油性分散物、サスポエマルション、カプセル懸濁物、乳化顆粒、可溶性液体、水可溶性濃縮物(担体としての、水又は水混和性溶媒と共に)、含浸ポリマーフィルム又は、例えばManual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products、5th Edition、1999から既知の他の形態がある。剤型は直接使用されても、使用前に希釈されてもよい。希釈は、例えば水、液体肥料、微量栄養素、生物、油又は溶媒を用いて行うことができる。
製剤は、微粉砕固体、顆粒、溶液、分散剤又はエマルションの形態の組成物を得るために、例えば活性成分を製剤補助剤と混合することにより調製できる。活性成分は、他の補助剤と共に製剤化することもでき、補助剤として例えば微粉砕固体、鉱物油、植物又は動物由来の油、植物又は動物由来の変性油、有機溶媒、水、界面活性化物質又はその組み合わせがある。活性成分は、ポリマーからなる非常に微細なマイクロカプセル中に含まれた状態でもよい。マイクロカプセルは、活性成分を多孔質担体中に含有する。これにより活性成分を制御した量でその周囲に放出することができる(例えば徐放性)。マイクロカプセルは通常0.1〜500ミクロンの直径を有する。これらは活性成分を、カプセル質量の約25〜95質量%の量で含有する。活性成分は、単一の(monolithic)固体状態、固体もしくは液体分散中の微細粒子の状態、又は適切な溶液状態があり得る。封入膜は、例えばもしくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン又は化学修飾したポリマー及びスターチキサンタン、又は関連する当業者に既知の他のポリマーがある。あるいは、非常に微細なマイクロカプセルは、活性成分が基材の固体マトリクス中に微粉砕粒子の状態で含まれているが、マイクロカプセルそれ自体は封入されない状態で形成させることができる。
本発明に係る組成物の調製に適する製剤補助剤は、既に知られている。液体担体として使用されるものには、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、アミルアセテート、2−ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2−ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p−ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2−エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1−トリクロロエタン、2−ヘプタノン、アルファ−ピネン、d−リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、ガンマ−ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、二酢酸グリセロール、三酢酸グリセロール、ヘキサデカン、へキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリル酸メチル、オクタノン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m−キシレン、n−ヘキサン、n−オクチルアミン、オクタデカン酸、酢酸オクチルアミン、オレイン酸、オレイルアミン、o−キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG4000)、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p−キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱物油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びより高分子量のアルコール、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N−メチル−2−ピロリドン等がある。水は、濃縮物を希釈するにあたり一般的に好まれる担体である。適切な固体担体としては、例えば、タルク、二酸化チタン、パイロフィライト土、シリカ、アタパルジャイト土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻(cottonseed husk)、小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、挽いたクルミ殻、リグニン及び、例えばCFR 180.1001. (c)及び(d)に記載されるような、類似物質がある。
多数の界面活性物質は、固体及び液体の両製剤において、特に使用前に担体で希釈され得る製剤において有利に使用できる。界面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は重合体の物質であってよく、乳化剤、湿潤剤もしくは懸濁剤として、又は他の目的のために使用できる。典型的な界面活性物質は、例えば、硫酸アルキルの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム、アルキルアリールスルホン酸の塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、アルキルフェノール/アルキレンオキシド添加産物、例えばノニルフェノールエトキシレート、アルコール/アルキレンオキシド添加産物、例えばトリデシルアルコールエトキシレート、セッケン、例えばステアリン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸の塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルエステルのスルホコハク酸の塩、例えばジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、ソルビトールエステル、例えばソルビトールオレエート、4級アミン、例えば塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばポリエチレングリコールステアレート、エチレンオキシド及びポリピレンオキシドの共重合体、及びモノ−及びジ−アルキルホスフェートエステルの塩、及び例えば"McCutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual" MC Publishing Corp.、Ridgewood New Jersey、1981に記載のさらなる物質がある。
殺虫製剤において一般的に使用できるさらなる補助剤としては、結晶化阻害剤、粘度調整剤、懸濁剤、色素、抗酸化剤、発泡剤、光吸収体、混合助剤、抗発泡剤、錯化剤、中和又はpH調整物質及び緩衝剤、腐食阻害剤、香料、湿潤剤、吸収促進剤、微量栄養素、可塑剤、流動促進剤、潤滑剤、分散剤、濃縮剤、抗凍結剤、殺菌剤、及び液体及び固体の肥料がある。
製剤にはさらなる活性物質、例えばさらなる除草剤、除草薬害軽減剤、植物生育調節剤、殺真菌剤又は殺虫剤を含んでもよい。
さらに、本発明による組成物は、植物又は動物由来の油、鉱物油、かかる油のアルキルエステル又は油及び油誘導体の混合物を含んでなる添加物を含むことができる。本発明による組成物における油添加物の量は、一般的に、スプレー混合物を基準として0.01〜10%である。例えば油添加物は、スプレー混合物を調製後、所望の濃度でスプレータンクに添加できる。好ましい油添加物としては、鉱物油又は植物油(例えば菜種油、オリーブ油又はヒマワリ油)、乳化植物油(例えばAMIGO(登録商標)(Phone-Poulenc Canada Inc.))、植物油のアルキルエステル(例えばメチル誘導体)、又は動物油(例えば魚油又は牛脂)がある。好ましい添加物は、例えば、活性構成要素として、基本的に80質量%の魚油のアルキルエステル及び15質量%のメチル化菜種油に加え、5質量%の従来の乳化剤及びpH調節剤も含む。特に好ましい油添加物は、C8〜C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリル酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステルを、重要なものとして含んでなる。当該エステルは、ラウリル酸メチル(CAS-111-82-0)、パルミチン酸メチル(CAS-112-39-0)及びオレイン酸メチル(CAS-112-62-9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230及び2231(Cognis GmbH)である。これら及び他の油誘導体は the Compendium of Herbicide Adjuvants、5th Edition、Southern Illinois University、2000によっても知られている。
油添加物の施用及び作用を、界面活性物質、例えば非イオン性、アニオン又はカチオン性界面活性剤との組み合わせによりさらに高めることができる。適切なアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤の例としては、国際公開第97/34485号の7及び8ページにリスト化されている。好ましい界面活性物質としては、ドデシルベンジルスルホネート型のアニオン性界面活性剤、特にそのカルシウム塩があり、脂肪族アルコールエトキシレート型の非イオン性界面活性剤もある。特別に好ましいものとしては、エトキシ化C12〜C22脂肪族アルコールで、5〜40のエトキシル化度を有する。市販の界面活性剤の例としては、ゲナポール(Genapol)型(Clariant AG)がある。同様に好ましいものとしては、シリコン界面活性剤、特に、例えばSilwet−77(登録商標)として市販される、ポリアルキル酸化物で変性させたヘプタメチルトリシロキサン、また過フッ素化界面活性剤がある。全添加物に対する界面活性物質の濃度は、一般的に1〜30質量%である、油もしくは鉱物油又はその誘導体と、界面活性剤との混合物を含有する油添加剤の例としては、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG、CH)又はActipronC (BP Oil UK Limited、GB)がある。
所望の場合は、前記界面活性物質を製剤中でそのまま、つまり油添加することなく使用することも可能である。
さらに、有機溶媒の油添加剤/界面活性剤混合物への添加が、作用の追加的な増強に寄与してもよい。適切な溶媒としては、例えばSolvesso(登録商標)(ESSO)又はAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)がある。かかる溶媒の濃度は、全質量中、10〜80質量%が可能である。溶媒との混合物中に存在する油添加物について、例えば米国特許第A-4,834,908号に記載されている。本明細書に開示される市販の油添加物は、MERGE(登録商標)(BASF Corporation)の名称で知られている。本発明による好ましいさらなる油添加物は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)及びAdigor(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上記の油添加物に加え、本発明による組成物の作用を増強させる目的で、アルキルピロリドン(例えばAgrimax(登録商標))をスプレー混合物に添加することも可能である。合成格子の製剤、例えばポリアクリルアミド、ポリビニル化合物又はポリ−1−p−メタン(例えばBond(登録商標)、Courier(登録商標)又はEmerald(登録商標))を使用してもよい。例えばeurogkem Pen−e−trate(登録商標)等の酸を含む溶液を、スプレー混合物に、作用増強剤として添加することも可能である。
除草組成物は一般的に、0.1〜99質量%、特に0.1〜95質量%の式(I)の化合物、及び1〜99.9質量%の、好ましくは0〜25質量%の界面活性物質を含む製剤補助剤を含んでなる。一方、市販製品は、好ましくは濃縮物として製剤化され、最終消費者は通常希釈製剤を使用する。
式Iの化合物の施用比率は、広範な範囲内で変動可能であり、その土壌、施用方法(発芽前又は発芽後、粉衣、種畝への施用、非耕作地施用等)、作物植物、制御すべき草木もしくは雑草、通常の天候条件、及び標的作物に依存する。本発明による式Iの化合物は、一般的に1〜2000 g/ha、好ましくは1〜1000 g/ha、及び最も好ましくは1〜500 g/haの比率で施用される。
好ましい製剤は、特に以下の組成物である。
(%=質量%)
Figure 2010535724
以下の実施例は、本発明をさらに説明するものであるが、限定するものではない。
Figure 2010535724
任意の所望濃度のエマルションは、水での希釈により、当該濃度から調製できる。
Figure 2010535724
溶液は、微小滴の状態での施用に適する。
Figure 2010535724
活性成分を補助剤と完全に混合し、混合物を好適なミルで完全に粉砕することで、水で希釈され任意の所望の濃度の懸濁物を提供できる湿潤粉末剤を作製する。
Figure 2010535724
活性成分を塩化メチレンに溶解させ、この溶液を担体に噴霧し、その後溶媒を真空中で蒸発させる。
Figure 2010535724
微粉砕活性成分を、混合状態で、ポリエチレングリコールで湿らせた担体に均一に塗布する。この手順で非粉(non-dusty)被覆顆粒を得る。
Figure 2010535724
活性成分を補助剤と共に混合及び粉砕し、混合物を水で湿らせる。得られた混合物を押し出し、その後空気流で乾燥させる。
Figure 2010535724
既製の粉剤を、活性成分を担体と混合するとともに、この混合物を好適なミルで粉砕することにより得る。
Figure 2010535724
微細活性成分を、補助剤とよく混合し、懸濁濃縮物を作製し、そこから水での希釈により任意の所望の濃度の懸濁物を調製できる。
本発明は、有用植物の作物における草木及び雑草の選択的制御、及び非選択的草木制御のための方法にも関し、これは、有用植物又はその生育領域又はその生育場所を、式Iの化合物で処置することを含んでなる。
本発明による組成物が使用される有用植物の作物は、特に穀物、具体的には、コムギ及びオオムギ、イネ、トウモロコシ、ナタネ、サトウキビ、ダイズ、綿、ヒマワリ、ピーナッツ及びプランテーション作物がある。
「作物」なる用語は、除草剤又は除草剤種(例えばALS、GS、EPSPS、PRO及びHPPD阻害剤)耐性状態となった作物を含むものとも解される。従来の繁殖方法によりイミダゾリノン類(例えばイマザモックス)に対し耐性状態となった作物の例としては、Clearfoeld(登録商標)夏ナタネ(summer rape)(canola)がある。遺伝子設計手法により除草剤に対し耐性状態となった作物の例としては、商品名ラウンドアップ・レディ(RoundupReady(登録商標))及びリバティリンク(LibertyLink(登録商標))で市販される、グリホセート耐性及びグルホシネート耐性トウモロコシ変異体がある。
制御される雑草は、単子葉類又は双子葉類いずれの雑草でもよく、例えば、ステラリア(Stellaria)、ナスターチウム(Nasturtium)、アグロスティス(Agrostis)、ディジタリア(Digitaria)、アベナ(Avena)、セタリア(Setaria)、シナピス(Sinapis)、ロリウム(Lolium)、ソラナム(Solanum)、エキノクロラ(Echinochloa)、スキルプス(Scirpus)、モノコリア(Monochoria)、サジッタリア(Sagittaria)、ブロムス(Bromus)、アロペクルス(Alopecurus)、ソルグム(Sorghum)、ロットボエリア(Rottboellia)、サイペラス(Cyperus)、アブチロン(Abutilon)、シダ(Sida)、キサンチウム(Xanthium)、アマラントス(Amaranthus)、ケノポジウム(Chenopodium)、イポメア(Ipomoea)、クリサンテマム(Chrysanthemum)、ガリウム(Galium)、ビオラ(Viola)及びベロニカ(Veronica)がある。単子葉類の雑草、具体的には、アグロスティス、セタリア、ロリウム、エキノクロラ、ブロムス、アロペクルス及びソルグムの制御は、非常に大規模である。
作物は、遺伝子設計手法により有害虫耐性となった作物、例えばBtトウモロコシ(ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)耐性)、Btコットン(ワタミハナゾウムシ(cotton boll weevil)耐性)及びBtポテト(コロラドハムシ(Colorado beetle)耐性)を含む。Btトウモロコシの例としては、Bt176トウモロコシNK交配種(Bt 176 maize hybrids of NK)(登録商標、シンジェンタシード)がある。Bt毒はバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌細菌により天然で形成されるタンパク質である。毒、又は前記毒を合成できる遺伝子組み換え植物の例としては、欧州公開特許第451 878号(EP−A−451 878)、欧州公開特許第374 753号、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、国際公開第03/052073号及び欧州公開特許第427 529号に記載されている。殺虫耐性のためにコードされ1又は複数の毒を発現する、1又は複数の遺伝子を含む遺伝子組み換え植物の例としては、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(コットン)、Bollgard(登録商標)(コットン)、NewLeaf(登録商標)(ポテト)、NatureGard(登録商標)及びProtexcta(登録商標)がある。これらの植物の作物又は種子原料は、除草剤に耐性があると同時に虫摂食にも耐性がある(遺伝子組み換え事象の「積み重ね(stack)」)。例えば種子は殺有害生物Cry3タンパク質を発現する能力を持ち得、他方で同時にグリホセートに対して耐性でもある。「作物」なる用語は、従来の繁殖手法又は遺伝子設計により得られ、いわゆる出力形質(例えば向上した風味、貯蔵安定性、より高い栄養価)を含むものであるとも解される。
作物領域は、栽培された植物が既に生育している土地、及び栽培された植物が生育する予定である土地を含む。
本発明による式Iの化合物はまた、さらなる除草剤との組み合わせで使用してもよい。好ましくは、これらの混合物において、式Iの化合物は、以下の表1〜146に記載の化合物の1つである。以下の式Iの化合物の混合物が特に重要である。
式Iの化合物+アセトクロル(acetochlor)、式Iの化合物+アシフロルフェン(acifluorfen)、式Iの化合物+アシフロルフェン−ナトリウム、式Iの化合物+アクロニフェン(aclonifen)、式Iの化合物+アクロレイン(acrolein)、式Iの化合物+アラクロル(alachlor)、式Iの化合物+アロキシジム(alloxydim)、式Iの化合物+アリルアルコール(allyl alcohol)、式Iの化合物+アメトリン(ametryn)、式Iの化合物+アミカルバゾン(amicarbazone)、式Iの化合物+アミドスルフロン(amidosulfuron)、式Iの化合物+アミノピラリド(aminopyralid)、式Iの化合物+アミトロール(amitrole)、式Iの化合物+スルファミン酸アンモニウム、式Iの化合物+アニロホス(anilofos)、式Iの化合物+アスラム(asulam)、式Iの化合物+アトラトン(atraton)、式Iの化合物+アトラジン(atrazine)、式Iの化合物+アジムスルフロン(azimsulfuron)、式Iの化合物+BCPC、式Iの化合物+ベフルブタミド(beflubutamid)、式Iの化合物+ベナゾリン(benazolin)、式Iの化合物+ベンフルラリン(benfluralin)、式Iの化合物+ベンフレサート(benfuresate)、式Iの化合物+ベンスルフロン(bensulfuron)、式Iの化合物+ベンスルフロン−メチル、式Iの化合物+ベンスリド(bensulide)、式Iの化合物+ベンタゾン(bentazone)、式Iの化合物+ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、式Iの化合物+ベンゾビシクオン(benzobicyclon)、式Iの化合物+ベンゾフェナプ(benzofenap)、式Iの化合物+ビフェノクス(bifenox)、式Iの化合物+ビラナフォス(bilanafos)、式Iの化合物+ビスピリバク(bispyribac)、式Iの化合物+ビスピリバク−ナトリウム、式Iの化合物+ボラクス(borax)、式Iの化合物+ブロマシル(bromacil)、式Iの化合物+ブロモブチド(bromobutide)、式Iの化合物+ブロモキシニル(bromoxynil)、式Iの化合物+ブタクロル(butachlor)、式Iの化合物+ブタフェナシル(butafenacil)、式Iの化合物+ブタミフォス(butamifos)、式Iの化合物+ブトラリン(butralin)、式Iの化合物+ブトロキシジム(butroxydim)、式Iの化合物+ブチレート(butylate)、式Iの化合物+カコジル酸(cacodylic acid)、式Iの化合物+塩素酸カルシウム、式Iの化合物+カフェンストロール(cafenstrole)、式Iの化合物+カルベタミド(carbetamide)、式Iの化合物+カルフェントラゾン(carfentrazone)、式Iの化合物+カルフェントラゾン−エチル、式Iの化合物+CDEA、式Iの化合物+CEPC、式Iの化合物+クロルフルレノール(chlorflurenol)、式Iの化合物+クロルフルレノール−メチル、式Iの化合物+クロリダゾン(chloridazon)、式Iの化合物+クロリムロン(chlorimuron)、式Iの化合物+クロリムロン−エチル、式Iの化合物+クロロ酢酸、式Iの化合物+クロロトルロン(chlorotoluron)、式Iの化合物+クロロプロファム(chlorpropham)、式Iの化合物+クロルスルフロン(chlorsulfuron)、式Iの化合物+クロルタール(chlorthal)、式Iの化合物+クロルタール−ジメチル、式Iの化合物+シニドン(cinidon)エチル、式Iの化合物+シンメチリン(cinmethylin)、式Iの化合物+スンスルフロン(cinosulfuron)、式Iの化合物+シサニリド(cisanilide)、式Iの化合物+クレトジム(clethodim)、式Iの化合物+クロジナフォプ(clodinafop)、式Iの化合物+クロジナフォプ−プロパギル(clodinafop-propargyl)、式Iの化合物+クロマゾン(clomazone)、式Iの化合物+クロメプロップ(clomeprop)、式Iの化合物+クロピラリド(clopyralid)、式Iの化合物+クロランスラム(cloransulam)、式Iの化合物+クロランスラム−メチル、式Iの化合物+CMA、式Iの化合物+4-CPB、式Iの化合物+CPMF、式Iの化合物+4-CPP、式Iの化合物+CPPC、式Iの化合物+クレゾール(cresol)、式Iの化合物+クミルロン(cumyluron)、式Iの化合物+シアナミド(cyanamide)、式Iの化合物+シアナジン(cyanazine)、式Iの化合物+シクレート(cyclate)、式Iの化合物+シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、式Iの化合物+シクロキシジム(cycloxydim)、式Iの化合物+シハロフォプ(cyhalofop)、式Iの化合物+シハロフォプブチル、式Iの化合物+2,4-D、式Iの化合物+3,4-DA、式Iの化合物+daimuron、式Iの化合物+dalapon、式Iの化合物+dazomet、式Iの化合物+2,4-DB、式Iの化合物+3,4-DB、式Iの化合物+2,4-DEB、式Iの化合物+デメジファム(desmedipham)、式Iの化合物+ジカンバ(dicamba)、式Iの化合物+ジクロベニル(dichlobenil)、式Iの化合物+オルト−ジクロロベンゼン(ortho-dichlorobenzene)、式Iの化合物+パラ−ジクロロベンゼン、式Iの化合物+ジクロルプロップ(dichlorprop)、式Iの化合物+ジクロルプロップ−P、式Iの化合物+ジクロフォプ(diclofop)、式Iの化合物+ジクロフォプ−メチル、式Iの化合物+ジクロスラム(diclosulam)、式Iの化合物+ジフェンゾクァト(difenzoquat)、式Iの化合物+ジフェンゾクァトメチルスルフェート、式Iの化合物+ジフルフェニカン(diflufenican)、式Iの化合物+ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、式Iの化合物+ジメフロン(dimefuron)、式Iの化合物+ジメピペレート(dimepiperate)、式Iの化合物+ジメタクロル(dimethachlor)、式Iの化合物+ジメタメトリン(dimethametryn)、式Iの化合物+ジメテナミド(dimethenamid)、式Iの化合物+ジメテナミド−P、式Iの化合物+ジメチピン(dimethipin)、式Iの化合物+ジメチルアルシン酸(dimethylarsinic acid)、式Iの化合物+ジニトラミン(dinitramine)、式Iの化合物+ジノテルブ(dinoterb)、式Iの化合物+ジフェナミド(diphenamid)、式Iの化合物+ジクァット(diquat)、式Iの化合物+ジクァットジブロミド、式Iの化合物+ジチオピル(dithiopyr)、式Iの化合物+ジウロン(diuron)、式Iの化合物+DNOC、式Iの化合物+3,4-DP、式Iの化合物+DSMA、式Iの化合物+EBEP、式Iの化合物+エンドタール(endothal)、式Iの化合物+EPTC、式Iの化合物+エスプロカルブ(esprocarb)、式Iの化合物+エタルフルラリン(ethalfluralin)、式Iの化合物+エタメツルフロン(ethametsulfuron)、式Iの化合物+エタメツルフロン−メチル、式Iの化合物+エトフメセート(ethofumesate)、式Iの化合物+エトキシフェン(ethoxyfen)、式Iの化合物+エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、式Iの化合物+エトベンザニド(etobenzanid)、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P(fenoxaprop-P)、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P−エチル、式Iの化合物+フェントラアzミド(fentrazamide)、式Iの化合物+フェロウススルフェート(ferrous sulfate)、式Iの化合物+フラムプロップ(flamprop)−M、式Iの化合物+フラザスルフロン(flazasulfuron)、式Iの化合物+フロラスラム(florasulam)、式Iの化合物+フルジフォップ(fluazifop)、式Iの化合物+フルジフォップ−ブチル、式Iの化合物+フルジフォップ−P、式Iの化合物+フルジフォップ−P−ブチル、式Iの化合物+フルカルボゾーン(flucarbazone)、式Iの化合物+フルカルボゾーンナトリウム、式Iの化合物+フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、式Iの化合物+フルクロラリン(fluchloralin)、式Iの化合物+フルフェナセット(flufenacet)、式Iの化合物+フルフェンピル(flufenpyr)、式Iの化合物+フルフェンピルエチル、式Iの化合物+フルメツラム(flumetsulam)、式Iの化合物+フルミクロラク(flumiclorac)、式Iの化合物+フルミクロラクペンチル、式Iの化合物+フルミキサジン(flumioxazin)、式Iの化合物+フルオメツロン(fluometuron)、式Iの化合物+フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、式Iの化合物+フルオログリコフェンエチル、式Iの化合物+フルプロパネート(flupropanate)、式Iの化合物+フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、式Iの化合物+フルピルスルフロンメチルナトリウム、式Iの化合物+フルレノール(flurenol)、式Iの化合物+フルリドン(fluridone)、式Iの化合物+フルロクロリドン(flurochloridone)、式Iの化合物+フルロキシピル(fluroxypyr)、式Iの化合物+フルルタモネ(flurtamone)、式Iの化合物+フルチアセット(fluthiacet)、式Iの化合物+フルチアセットメチル、式Iの化合物+フォメサフェン(fomesafen)、式Iの化合物+ホラムスルフロン(foramsulfuron)、式Iの化合物+ホサミン(fosamine)、式Iの化合物+グルホシナート(glufosinate)、式Iの化合物+グルホシナート−アンモニウム、式Iの化合物+グリホサート(glyphosate)、式Iの化合物+ハロスルフロン(holosulfuron)、式Iの化合物+ハロスルフロンメチル、式Iの化合物+ハロキシフォップ(haloxyfop)、式Iの化合物+ハロキシフォップ−P、式Iの化合物+HC-252、式Iの化合物+ヘキサジノン(hexazinone)、式Iの化合物+イマザメタベンズ(imazamethabenz)、式Iの化合物+イマザメタベンズ−メチル、式Iの化合物+イマザモクス(imazamox)、式Iの化合物+イマザピク(imazapic)、式Iの化合物+イマザピル(imazapyr)、式Iの化合物+イマザキン(imazaquin)、式Iの化合物+イマゼタピル(imazethapyr)、式Iの化合物+イマザスルフロン(imazosulfuron)、式Iの化合物+インドナファン(indanofan)、式Iの化合物+ヨードメタン(iodomethane)、式Iの化合物+ヨードスルフロン(iodosulfuron)、式Iの化合物+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、式Iの化合物+イオキシニル(ioxynil)、式Iの化合物+イソプロツロン(isoproturon)、式Iの化合物+イソウロン(isouron)、式Iの化合物+イソキサベン(isoxaben)、式Iの化合物+イソキサクロルトール(isoxachlortole)、式Iの化合物+イソキサフルトール(isoxaflutole)、式Iの化合物+カルブチラート(karbutilate)、式Iの化合物+ラクトフェン(lactofen)、式Iの化合物+レナシル(lenacil)、式Iの化合物+リヌロン(linuron)、式Iの化合物+MAA、式Iの化合物+MAMA、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+MCPA-チオエチル、式Iの化合物+MCPB、式Iの化合物+メコプロップ(mecoprop)、式Iの化合物+メコプロップ−P、式Iの化合物+メフェナセット(mefenacet)、式Iの化合物+メフルイダイド(mefluidide)、式Iの化合物+メソスルフロン(mesosulfuron)、式Iの化合物+メソスルフロン−メチル、式Iの化合物+メソトリン(mesotrione)、式Iの化合物+メタム(metam)、式Iの化合物+メタミフォップ(metamifop)、式Iの化合物+メタミトロン(metamitron)、式Iの化合物+メタザクロル(metazachlor)、式Iの化合物+メタベンツジズロン(methabenzthiazuron)、式Iの化合物+メチルアルソン酸(methylarsonic acid)、式Iの化合物+メチルジムロン(methyldymron)、式Iの化合物+メチルイソチオシアネート、式Iの化合物+メトベンズロン(metobenzuron)、式Iの化合物+メトラクロル(metolachlor)、式Iの化合物+S−メトラクロル、式Iの化合物+メトスラム(metosulam)、式Iの化合物+メトクスロン(metoxuron)、式Iの化合物+メトリブジン(metribuzin)、式Iの化合物+メツルフロン(metsulfuron)、式Iの化合物+メツルフロン−メチル、式Iの化合物+MK-616、式Iの化合物+モリナート(molinate)、式Iの化合物+モノリヌロン(monolinuron)、式Iの化合物+MSMA、式Iの化合物+ナプロアニリド(naproanilide)、式Iの化合物+ナプロパミド(napropamide)、式Iの化合物+ナプタラム(naptalam)、式Iの化合物+ネブロン(neburon)、式Iの化合物+ニコスルフロン(nicosulfuron)、式Iの化合物+ノナン酸、式Iの化合物+ノルフルラゾン(norflurazon)、式Iの化合物+オレイン酸(脂肪酸)、式Iの化合物+オルベンカルブ(orbencarb)、式Iの化合物+オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、式Iの化合物+オリザリン(oryzalin)、式Iの化合物+オキサジアルギル(oxadiargyl)、式Iの化合物+オキサジアゾン(oxadiazon)、式Iの化合物+オキサスルフロン(oxasulfuron)、式Iの化合物
+オキサジクロメフォン(oxaziclomefone)、式Iの化合物+オキシフルオフェン(oxyfluorfen)、式Iの化合物+パラクァット(paraquat)、式Iの化合物+パラクァットジクロリド、式Iの化合物+ペブラート(pebulate)、式Iの化合物+ペンジメタリン(pendimethalin)、式Iの化合物+ペノキシルラム(penoxsulam)、式Iの化合物+ペンタクロルフェノール(pentachlorophenol)、式Iの化合物+ペンタクロル(pentanochlor)、式Iの化合物+ペントキサゾン(pentoxazone)、式Iの化合物+ペントキサミド(pethoxamid)、式Iの化合物+石油(petrolium oils)、式Iの化合物+フェンメジファム(phenmedipham)、式Iの化合物+フェンメジファム−エチル、式Iの化合物+ピクロラム(picloram)、式Iの化合物+ピコリナフェン(picolinafen)、式Iの化合物+ピノキサデン(pinoxaden)、式Iの化合物+ピペロフォス(piperophos)、式Iの化合物+亜ヒ酸カリウム、式Iの化合物+アジ化カリウム、式Iの化合物+プレチラクロル(pretilachlor)、式Iの化合物+プリミスルフロン(primisulfuron)、式Iの化合物+プリミスルフロンメチル、式Iの化合物+プロジアミン(prodiamine)、式Iの化合物+プロフルゾール(profluazol)、式Iの化合物+プロフォキシジム(profoxydim)、式Iの化合物+プロメトン(prometon)、式Iの化合物+プロメトリン(prometryn)、式Iの化合物+プロパクロル(propachlor)、式Iの化合物+プロパニル(propanil)、式Iの化合物+プロパキザフォップ(propaquizafop)、式Iの化合物+プロパジン(propazine)、式Iの化合物+プロファム(propham)、式Iの化合物+プロピソクロル(propisochlor)、式Iの化合物+プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、式Iの化合物+プロポキシカルバゾンナトリウム、式Iの化合物+プロピザミド(propyzamide)、式Iの化合物+プロスルホカルブ(prosulfocarb)、式Iの化合物+プロスルフロン(prosulfuron)、式Iの化合物+ピラクロニル(pyraclonil)、式Iの化合物+ピラフルフェン(pyraflufen)、式Iの化合物+ピラフルフェン−エチル、式Iの化合物+ピラゾリネート(pyrazolynate)、式Iの化合物+ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、式Iの化合物+ピラゾスルフロン−エチル、式Iの化合物+ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、式Iの化合物+ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、式Iの化合物+ピリブチカルブ(pyributicarb)、式Iの化合物+ピリダフォル(pyridafol)、式Iの化合物+ピリデート(pyridate)、式Iの化合物+ピリフタリド(pyriftalid)、式Iの化合物+ピリミノバク(pyriminobac)、式Iの化合物+ピリミノバク−メチル、式Iの化合物+ピリミスルファン(pyrimisulfan)、式Iの化合物+ピリチオバク(pyrithiobac)、式Iの化合物+ピリチオバク−ナトリウム、式Iの化合物+キンクロラク(quinclorac)、式Iの化合物+キンメラク(quinmerac)、式Iの化合物+キノクラミン(quinoclamine)、式Iの化合物+キザロフォップ(quizalofop)、式Iの化合物+ピリチオバク−P、式Iの化合物+リムスルフロン(rimsulfuron)、式Iの化合物+セソキシジム(sethoxydim)、式Iの化合物+シヅロン(siduron)、式Iの化合物+シマジン(simazine)、式Iの化合物+シメトリン(simetryn)、式Iの化合物+SMA、式Iの化合物+亜ヒ酸ナトリウム、式Iの化合物+アジ化ナトリウム、式Iの化合物+クロル酸ナトリウム、式Iの化合物+スルコトリオン(sulcotrione)、式Iの化合物+スルフェントラゾン(sulfentrazone)、式Iの化合物+スルフォメツロン(sulfometuron)、式Iの化合物+スルフォメツロン−メチル、式Iの化合物+スルフォセート(sulfosate)、式Iの化合物+スルホスルフロン(sulfosulfuron)、式Iの化合物+硫酸、式Iの化合物+タール油、式Iの化合物+2,3,6-TBA、式Iの化合物+TCA、式Iの化合物+TCA-ナトリウム、式Iの化合物+テブチウロン(tebuthiuron)、式Iの化合物+テプラロキシジム(tepraloxydim)、式Iの化合物+テルバシル(terbacil)、式Iの化合物+テルブメトン(terbumeton)、式Iの化合物+テルブチラジン(terbuthylazine)、式Iの化合物+テルブトリン(terbutryn)、式Iの化合物+テニルクロル(thenylchlor)、式Iの化合物+チフェンスルフロン(thifensulfuron)、式Iの化合物+チフェンスルフロン−メチル、式Iの化合物+チオベンカルブ(thiobencarb)、式Iの化合物+チオカルバジル(tiocarbazil)、式Iの化合物+トプラメゾン(topramezone)、式Iの化合物+トラルコキシジム(tralkoxydim)、式Iの化合物+トリアレート、式Iの化合物+トリスルフロン(triasulfuron)、式Iの化合物+トリアジフラム(triaziflam)、式Iの化合物+トリベヌロン(tribenuron)、式Iの化合物+トリベヌロン−メチル、式Iの化合物+トリカンバ(tricamba)、式Iの化合物+トリクロピル(triclopyr)、式Iの化合物+トリエタジン(trietazine)、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、式Iの化合物+トリフルラリン(trifluralin)、式Iの化合物+トリフルスルフロン(triflusulfuron)、式Iの化合物+トリフルスルフロン−メチル、式Iの化合物+トリヒドロキシトリアジン(trihydroxytriazine)、式Iの化合物+トリトスルフロン(tritosulfuron)、式Iの化合物+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル (CAS RN 353292-31-6)、式Iの化合物+4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ)−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イルカルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸(BAY636)、式Iの化合物+NAY747(CAS RN 335104−84−2)、式Iの化合物+トプラメゾン(topramezone)(CAS RN 210631−68−8)、式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)−メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン (CAS RN 352010-68-5)、及び式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン。
式Iの化合物の混合パートナーは、エステルの状態であっても塩の状態であってもよく、これは例えばThe Pesticide Manual, 12th Edition, (BCPC) 2000に記述の通りである。
本発明による式Iの化合物はまた、薬害軽減剤との組み合わせで使用することができる。好ましくはこれらの混合物において、式Iの化合物が以下の表1〜146に記載される化合物の1つである。以下の薬害軽減剤との混合物は、特に考慮される。
式Iの化合物+クロキントセット(cloquintocet)−メチル、式Iの化合物+クロキントセット酸及びその塩、式Iの化合物+フェンクロラゾール(fenchlorazole)−エチル、式Iの化合物+フェンクロラゾール酸及びその塩、式Iの化合物+メフェンピル(mefenpyr)−ジエチル、式Iの化合物+二酸メフェンピル、式Iの化合物+イソキサジフェン(isoxadifen)−エチル、式Iの化合物+イソキサジフェン酸、式Iの化合物+フリラゾール(furilazole)、式Iの化合物+フリラゾールR異性体、式Iの化合物+N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド、式Iの化合物+ベノキサコル(benoxacor)、式Iの化合物+ジクロルミド(dichlormid)、式Iの化合物+AD-67、式Iの化合物+オキサベントリニル(oxabetrinil)、式Iの化合物+シオメトリニル(cyometrinil)、式Iの化合物+シオメトリニルZ異性体、式Iの化合物+フェンクロリム(fenclorim)、式Iの化合物+シプロスルファミド(cyprosulfamide)、式Iの化合物+ナフタル無水物、式Iの化合物+フルラゾール(flurazole)、式Iの化合物+CL 304,415、式Iの化合物+ジシクロノン、式Iの化合物+フルキソフェニム(fluxofenim)、式Iの化合物+DKA-24、式Iの化合物+R-29148 及び 式Iの化合物+PPG-1292がある。軽減効果はまた、式I+ジムロン(dymron)、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+メコプロップ及び式Iの化合物+メコプロップ−Pの混合物でも観察できる。
上記の薬害軽減剤及び除草剤は、例えば、Pesticide Manual, Twelfth Edition, British Crop Protection Council, 2000に記載がある。R−29148については、例えば、P.B. Goldsbrough et al., Plant Physiology, (2002), Vol. 130 pp. 1497-1505及びその参考文献に記載があり、PPG−1292は、国際公開第09211761号により既知であるとともに、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドは、欧州特許第365484号により既知である。
ベノキサクロル、クロキントセット−メチル、シプロスルファミド、メフェンピル−ジエチル及びN−(2−メトキシベンゾリル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドは特に好ましく、ここで、クロキントセット−メチルが特に有益である。
上記の薬害軽減剤の1つと共に、他の除草剤を施用することが好ましい。
以下の実施例は本発明をさらに説明するものであり、本発明を限定するものではない。
調製例
当業者は、以下に記載の特定の化合物がβ−ケトエノールであり、例えば、J. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sonsに記載のように、単一の互変異性体として、又はケト−エノール及びジケトン互変異性体の混合物として存在してもよいことを理解するはずである。以下、及び表1に示す化合物は、任意の単一なエノール互変異性体として描かれているが、これはジケトン状態、及び互変異性で生じ得る任意の可能なエノールの両方を包含する記載であると推測されるべきである。プロトンNMRで1以上の互変異性が観察される場合、示されるデータは、互変異性体の混合物である。さらに、以下に示す化合物のいくつかは、単純化の目的から単一のエナンチオマーとして描かれているが、単一のエナンチオマーを特定しない限り、これらの構造はエナンチオマーの混合物を表すものであると解釈されるべきである。さらに、化合物のいくつかは、ジアステレオマーとして存在し得るものであり、ジアステレオマーの混合物として、又は可能な単一のジアステレオマーとして存在し得るものと推測されるべきである。詳細な実験の節においては、主要な互変異性体がエノール状態であるとしても、命名の目的からジケトン互変異性体を選択する。
実施例1
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
シクロペンテン−1,4−ジオン(18.4 g, 0.19 mol)にフラン(13.9 ml, 0.19 mol)を添加し、反応混合物を室温で5日攪拌する。この混合物を、メタノールで希釈し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを濾過により回収し、さらなる精製を行わず次のステップで使用する。
ステップ2:(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ステップ1で調製した(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを、温メタノール(180 ml)中に溶解させ、混合物を室温まで冷却させる。その後混合物を、炭素上5%パラジウムの存在下、3.5 barで4時間水素化させる。この触媒を、珪藻土を通して濾過することにより除去し、濾液を減圧下で濃縮し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
ステップ3:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
二酢酸ヨードベンゼン(10.3 g, 32.0 mol)及び炭酸ナトリウム(3.38 g, 32.0 mmol)を、水中で懸濁させ、得られる黄色懸濁物を室温で30分攪拌する。その間、(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(5.3 g, 32.0 mol)を、水(50 ml)及びエタノール(50 ml)中の炭酸ナトリウム(3.38 g, 32.0 mol)溶液に添加し、混合物を室温で攪拌し、橙色溶液を作製する。2つの混合物を合わせ、室温で3時間攪拌し、その後、この混合物を水に空け、ジクロロメタンで抽出する。有機抽出物を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させい、濾過し、減圧下で濾液を蒸発させ、ヨードニウムイリドを得る、。これをさらなる精製を行わずに次のステップで使用する。
上記調製のヨードニウムイリド(3 g, 8.15 mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(80 ml)及び水(20 ml)中の、2,6−ジエチル−4−メチルフェニルボロン酸(1.57 g, 8.15 mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム(2.63 g, 8.15 mmol)、水酸化リチウム一水和物(1.03 g, 24.5 mmol)及び酢酸パラジウム(II)(92 mg, 0.41 mmol)の溶液に添加し、反応混合物を窒素雰囲気下、50℃で5時間加熱する。反応混合物を、室温に冷却し、希塩酸及び酢酸エチルに分配する。その後、有機相を、0.5 M炭酸カリウム溶液に抽出し、有機相を破棄する。水相を、濃塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を、無水硫酸マグネシウムえ乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。残存物を、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.88−6.87 (2H, m), 4.55−4.54 (2H, m), 2.62 (2H, s), 2.36−2.27 (7H, m), 1.69−1.67 (2H, m), 1.40−1.39 (2H, m), 1.03 (6H, q)。
実施例2
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:2−ブロモ−3−メトキシシクロペント−2−エノンの調製
Figure 2010535724
アンバーフラスコ中、1,2−ジクロロメタン(300 ml)中の3−メトキシシクロペント−2−エノン(14.95 g, 0.133 mol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(24.92 g, 0.140 mol)を1時間かけて滴下しながら、0℃で添加する。反応混合物を、0℃でさらに90分攪拌し、その後、全ての残存固体を濾過により除去する。濾液を減圧下で蒸発乾固させ、得られた固体を温トルエン(600 ml)に溶解させ、氷冷水で迅速に洗浄(2×100 ml)する。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下でおよそ150 mlが残るように蒸発させる。残存物を氷浴で冷却し、30分放置する。得られた固体を濾過により除去し、ヘキサン(50 ml)で洗浄し、空気乾燥させ、2−ブロモ−3−メトキシシクロペント−2−エノンを得る。
ステップ2:2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシクロペント−2−エノンの調製
Figure 2010535724
脱気した無水トルエン(450 ml)中の、2−ブロモ−3−メトキシシクロペント−2−エノン(17.5 g, 91.6 mmol)、2,6−ジエチル−4−メチルフェニルボロン酸(26.4 g, 137 mmol)及び新たに注いだリン酸カリウム(38.9 g, 183 mmol)溶液を攪拌させながた、そこに、酢酸パラジウム(II)(0.411 g, 1.83 mmol)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2',6'−ジメトキシビフェニル(1.51 g, 3.67 mmol)を窒素雰囲気下で添加する。反応混合物を、90℃で6.5時間加熱し、その後一晩で室温まで冷却させる。反応物を水(400 ml)で希釈し、酢酸エチルで抽出する(3×150 ml)。混合した有機抽出物をブライン(50 ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固させ、茶色オイルを得る。粗生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィにより精製し、2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシクロペント−2−エノンを得る。
ステップ3:5−クロロ−2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシシクロ−2−エノンの調製
Figure 2010535724
1,4−ジオキサン(45 ml)中の2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシシクロペント−2−エノン(0.715 g, 2.77 mmol)溶液を攪拌させながら、そこに、塩化銅(II)(0.743 g, 5.53 mmol)及び塩化リチウム(0.176 g, 4.15 mmol)を、窒素雰囲気下で添加する。反応物を8時間還流温度に加熱し、一晩室温まで冷却させる。残存固体を濾過により除去し、酢酸エチルで洗浄する(50 ml)。濾液を水で洗浄し(2×25 ml)、水相洗浄物をブラインで再抽出し(15 ml)、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、茶色オイルを得る。粗生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、5−クロロ−2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシシクロ−2−エノンを得る。
ステップ4:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンの調製
Figure 2010535724
フラン(40 ml)中の5−クロロ−2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−3−メトキシシクロ−2−エノン(0.530 g, 1.81 mmol)の溶液を室温で攪拌させながら、そこに、フラン(10 ml)中の1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(0.540 ml, 3.62 mmol)の溶液を、2時間かけシリンジポンプを用いて添加する。反応物を室温でさらに30分攪拌し、減圧下で蒸発乾固させる。残存物を水(50 ml)で希釈し、2M 塩酸(25 ml)を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出する(3×50 ml)。混合した有機抽出物をブライン(20 ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固させる。残存b通をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.90 (2H, s), 6.45 (1H, dd), 6.35 (1H, dd), 5.30 (1H, d), 5.25 (1H, d), 3.65 (3H, s), 3.65 (1H, dd), 3.45 (1H, dd), 2.35 (4H, m), 2.30 (3H, s), 1.10 (6H, m)。
留意:一定量の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンをこの反応過程で形成させる。
実施例3
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンの調製
Figure 2010535724
メタノール(10 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オン(0.052 g, 0.16 mmol)の溶液に、炭素上5%のパラジウム(10 mg)を添加する。この反応物を水素雰囲気下90分攪拌する。反応物を珪藻土を通して濾過し、フィルターパッドを酢酸エチル(10 ml)で洗浄する。溶媒を減圧下で除去し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.90 (2H, m), 4.85 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.60 (1H, m), 3.35 (1H, dd), 2.50 (2H, m), 2.35 (2H, m), 2.30 (3H, s), 1.90-1.75 (4H, m), 1.20 (3H, t), 1.10 (3H, t)。
実施例4
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
5 mlマイクロ波バイアル中のTHF(1 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オン(0.049 g, 0.15 mmol)の溶液に、2 Mの塩酸(4 ml)を添加する。反応混合物を140℃で、50分、マイクロ波照射する。この反応混合物を室温まで冷却し、2 Mの炭酸カリウム溶液(20 ml)で希釈させ、ジエチルエーテルで洗浄する(2×5 ml)。5 M塩酸の添加により、水相のpHをおよそ2に調整し、酢酸エチルで抽出する(3×10 ml)。混合した有機抽出物をブラインで洗浄し(10 ml)、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固させ黄色オイルを得る。粗生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.95 (2H, s), 4.75 (2H, br), 3.40 (2H, br), 2.45 (2H, q), 2.35 (2H, q), 2.30 (3H, s), 1.80 (4H, m), 1.15 (3H, t), 1.05 (3H, t)。
実施例5
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンの調製
Figure 2010535724
メタノール(50 ml)の(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(2.1 g, 12.65 mmol)の溶液に、ヨウ素(0.10 g, 0.38 mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間攪拌する。その後、減圧下で溶媒を除去し、ジクロロメタンを添加し、有機層をチオ硫酸ナトリウム飽和溶液、水及びブラインで洗浄する。有機総を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンを得る。これをさらなる精製を行わずに告ぎのステップで使用する。
ステップ2:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−ブロモ−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンの調製
Figure 2010535724
ジクロロメタン(5 ml)中の臭素(0.14 ml, 2.8 mmol)溶液を、ジクロロメタン(40 ml)中の、エノールエーテル(0.48 g, 2.6 mmol)(ステップ1で調製)の溶液に、0℃で滴下しながら添加し、反応混合物を1時間攪拌する。その後、トリメチルアミン(0.64 ml, 4.6 mmol)を添加し、反応混合物を室温まで戻し、3時間攪拌する。反応混合物を2Mの塩酸及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させる。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−ブロモ−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンを得る。
ステップ3:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンの調製
Figure 2010535724
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−ブロモ−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オン(0.315 g, 1.2 mmol)、2,6−ジエチル−4−メチルフェニルボロン酸(0.35 g, 1.8 mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2',6'−ジメトキシビフェニル(20 mg, 0.048 mmol)、酢酸パラジウム(II)(5.5 mg, 0.024 mmol)及びリン酸カリウム(0.51 g, 2.4 mmol)の混合物を、脱気トルエン中、95℃で24時間加熱する。反応混合物を、ジクロロメタンと水に分配し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させる。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−メトキシ−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−4−エン−3−オンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.90 (1H, s), 6.80 (1H, s), 4.73 (1H, d), 4.66 (1H, d), 3.58 (3H, s), 2.91 (1H, d), 2.66 (1H, d), 2.50−2.36 (4H, m), 2.30 (3H, s), 1.88−1.81 (2H, m), 1.62−1.56 (2H, m), 1.12−1.09 (6H, m)。
実施例6
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:(2,4,6−トリメチルフェニル)フラン−2−イルメタノールの調製
Figure 2010535724
テトラヒドロフラン(100 ml)中の2,4,6−トリメチル−1−ブロモベンゼン(30.9 g,155 mmol)の溶液を、マグネシウムリボン(magnesium turnings)(3.77 g, 155 mmol)に、そのマグネシウムがちょうど覆われるまで徐々に添加する。少量のヨウ素を添加し、混合物を室温で25分静置し、孫後、その茶色が消えるまで加熱及び攪拌する。臭化アリール溶液の残部を、20分間かけて滴下しながら添加し、時折加熱しながら、グリニャール試薬溶液を形成させる。反応物を室温で1時間攪拌する。テトラヒドロフラン(70 ml)中のフルフリル(12.8 ml, 155 mmol)溶液を滴下しながら添加し、添加が完了してから、反応物を室温で2時間攪拌する。過剰量の塩化アンモニウム飽和溶液を慎重に添加することにより反応を停止させ、酢酸エチルに抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。シリカゲルのカラムクロマトグラフィによる精製で、(2,4,6−トリメチルフェニル)フラン−2−イルメタノールを得る。
ステップ2:5−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンの調製
Figure 2010535724
アセトン(730 ml)及び水(100 ml)中の(2,4,6−トリメチルフェニル)フラン−2−イルメタノール(27.8 g, 129 mmol)溶液を55℃に加熱し、ポリリン酸(2 g)を添加する。反応混合物を減圧下で濃縮し、大半のアセトンを除去し、酢酸エチル(500 ml)を添加し、反応混合物を分配する。水相を酢酸エチルに抽出し、有機溶液を混合し、重炭酸ナトリウム飽和溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、5−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンを得る。
ステップ3:2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンの調製
Figure 2010535724
アセトン(600 ml)中の5−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノン(49.66 g, 230 mmol)の冷却溶液(氷浴)に、ジョーンズ試薬(1.67 M溶液を138 ml、230 nmol)を40分にわたり滴下しながら添加する。混合物を1時間攪拌する。イソプロパノール(100 ml)を添加し、混合物を室温で2時間攪拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンを得る。
ステップ4:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
フラン(214 ml, 3.15 mol)及びヨウ化マグネシウム(7.0 g, 0.025 mol)を、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(27.0 g, 0.126 mol)に添加し、この混合物を室温で4日間攪拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.86 (2H, s), 6.47 (2H, s), 5.01 (2H, s), 2.74 (2H, s), 2.23 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.06 (3H, s)。
実施例7
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(250 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(205 mg, 0.66 mmol)溶液を、2bar、炭素上5%パラジウム(およそ20 mg)で、室温1時間で水素化する。触媒を、珪藻土を通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。ジエチルエーテルで倍散し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 6.88 (2H, s), 4.61 (2H, s), 2.87 (2H, s), 2.27 (3H, s), 2.06 (6H, s), 1.84−1.82 (2H, m), 1.71−1.66 (2H, m)。
実施例8
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−トリメチルシリルエチニル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
3−(トリメチルシリルエチニル)フラン(10.0 g, 61 mmol)及びヨウ化マグネシウム(1.11 g, 4 mmol)を、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(4.34 g , 20 mmol)に添加し、混合物を室温で3日間攪拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−トリメチルシリルエチニル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.65 (2H, s), 6.26 (1H, s), 4.75 (1H, s), 4.67 (1H, s), 2.62 (1H, d), 2.52 (1H, d), 2.03 (3H, s), 1.84 (3H, s), 1.80 (3H, s), 0.00 (9H, s)。
実施例9
(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−エチニル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(100 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−トリメチルシリルエチニル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(6.43 g, 17 mmol)の溶液を攪拌させながら、そこへ、炭酸カリウム(2.58 g, 19 mmol)を添加する。反応混合物を室温で2時間30分攪拌し、希塩酸を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−エチニル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 6.85 (2H, s), 6.72 (1H, d), 5.03 (1H, d), 3.96 (1H, s), 2.92−2.88 (2H, m), 2.24 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.01 (3H, s)。
実施例10
(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン及び(1RS,2SR,6RS,7SR,8SR)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(100 ml)及びジクロロメタン(100 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−エチニル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン溶液を、3.5bar、炭素上5%パラジウム(およそ50 mg)で、反応が質量分析により完了する判断されるまで水素化する。触媒を、珪藻土を通す濾過により除去し、溶媒を減圧下で蒸発させる。シリカゲルのカラムクロマトグラフィによる精製から、(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンと、(1RS,2SR,6RS,7SR,8SR)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの約1:1の混合物を得る。
(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン:1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.82 (2H, s), 4.44 (1H, d), 4.24 (1H, s), 2.45−2.40 (2H, m), 2.22 (3H, s), 2.02 (6H, s), 1.58−1.52 (2H, m), 1.38−1.33 (1H, m), 1.25−1.16 (2H, m), 0.85−0.82 (3H, m)。
(1RS,2SR,6RS,7SR,8SR)−8−エチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン:1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.85 (2H, s), 4.51 (1H, d), 4.43 (1H, d), 3.07 (1H, d), 2.82−2.81 (1H, m), 2.24 (3H, s), 2.10−2.05 (2H, m), 2.04 (6H, s), 1.87−1.79 (1H, m), 1.53−1.46 (2H, m), 1.00 (3H, t)。
実施例11
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノールの調製
Figure 2010535724
4−ブロモ−2−ヨードエチルベンゼン(50.0 g, 0.161 mol)を、無水テトラヒドロフラン(250 ml)中に溶解させ、窒素雰囲気下で−70℃に冷却する。塩化イソプロピルマグネシウム(THF中2 M溶液、0.200 mmol)を、外部冷却により−60℃未満の内部温度を維持し、勢いよく攪拌しながら40分間にわたり滴下しながら添加する。添加が完了したら、反応物を、−70℃で20分攪拌し、その後、1時間20分かけて室温に戻す。その後、反応混合物を−70℃に冷却し、テトラヒドロフラン(50 ml)中の2−フルアルデヒド(16 ml, 18.6 g, 190 mmol)の溶液を40分にわたり滴下しながら添加する。添加が完了してから、反応物を室温まで戻し、室温で3時間攪拌する。塩化アンモニウム飽和水溶液(〜500 ml)を添加し、混合物を酢酸エチルに抽出する。有機溶液を混合し、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィでさらに精製し、(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノールを得る。
ステップ2:5−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンの調製
Figure 2010535724
アセトン(1150 ml)及び水(170 ml)中の(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノール(40.73 g, 0.145 mol)溶液を、55℃に加熱し、ポリリン酸を30滴添加する。混合物を、55℃で44時間攪拌し、その後室温まで冷却する。反応混合物を減圧下で濃縮し、大半のアセトンを除去し、酢酸エチル(500 ml)を添加し、反応混合物を分配する。水相を酢酸エチルに抽出し、有機溶液を混合し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、5−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンを得る。
ステップ3:2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンの調製
Figure 2010535724
アセトン(400 ml)中の5−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノン(33 g, 117 mmol)の冷却溶液(氷浴)に、ジョーンズ試薬(1.67 M溶液を75 ml、125 nmol)を30分にわたり滴下しながら添加する。混合物を20分間攪拌し、その後冷浴を除去し、混合物を1時間室温で攪拌する。イソプロパノール(150 ml)を黄色スラリーに添加し、混合物を室温で2時間攪拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンを得る。
ステップ4:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
2,5−ジメチルフラン(2.3 ml, 21.6 mmol)及びヨウ化マグネシウム(0.40 g, 1.4 mmol)を、ジクロロメタン(10 ml)中の2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(2.0 g , 7.2 mmol)溶液に添加し、混合物を室温で3日間攪拌する。反応混合物を、減圧下で濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.39 (1H, dd), 7.18 (1H, d), 7.16 (1H, d), 6.35 (2H, s), 2.79 (2H, s), 2.46 (2H, q), 1.61 (6H, s), 1.07 (3H, t)。
実施例12
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(200 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(1.63 g , 4.3 mmol)の溶液を、3.5bar、炭素上5%パラジウム、1時間30分、室温で水素化する。触媒を、珪藻土を通す濾過により除去し、夜這いを減圧下で蒸発させる。ジエチルエーテルで倍散し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.36 (1H, dd), 7.17 (1H, d), 7.15 (1H, d), 2.81 (2H, s), 2.48−2.43 (2H, m), 1.84−1.79 (2H, m), 1.69−1.65 (2H, m), 1.51 (6H, s), 1.08 (3H, t)。
実施例13
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
フラン(4.0 ml, 55.0 mmol)及びヨウ化マグネシウム(1.00 g, 3.6 mmol)を、ジクロロメタン(20 ml)中の2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(5.0 g, 17.9 mmol)に添加し、この混合物を室温で3日間攪拌する。さらにフラン(1.3 ml, 17.8 mmol)を添加し、18時間攪拌を継続し、さらにフラン(1.3 ml, 17.8 mmol)を添加し、混合物を48時間攪拌し、その後、室温で5日間静置する。反応混合物をメタノールに溶解させ、減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.37 (1H, dd), 7.17 (1H, d), 7.14 (1H, d), 6.54 (2H, s), 4.96 (2H, s), 2.79 (2H, s), 2.44 (2H, q), 1.06 (3H, t)。
実施例14
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(250 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(3.00 g , 8.6 mmol)を、3.5bar、炭素上5%、室温で2時間水素化させる。触媒を、珪藻土を通す濾過により除去し、溶媒を減圧下で蒸発させ、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサジシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.34 (1H, dd), 7.15 (2H, d), 4.59 (2H, s), 2.78 (2H, s), 2.43 (2H, q), 1.81−1.78 (2H, m), 1.66−1.61 (2H, m), 1.06 (3H, t)。
実施例15
(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−ブロモ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオンの調製
Figure 2010535724
3−ブロモフラン(5.2 g, 56 mmol)及びヨウ化マグネシウム(1.5 g, 5.6 mmol)を2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(4.0 g, 18.7 mmol)に添加し、この混合物を、室温で2日間攪拌し、攪拌の補助のために必要な場合は、少量のシクロ路メタンを添加する。反応混合物を室温に17時間静置し、その後、減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−ブロモ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.87 (2H, s), 6.40 (1H, d), 4.95 (1H, s), 4.82 (1H, s), 2.90 (1H, d), 2.81 (1H, d), 2.25 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.03 (3H, s)。
実施例16
(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−(4−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオンの調製
Figure 2010535724
水(8 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−ブロモ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオン(300 mg, 0.82 mmol)、4−フルオロフェニルボロン酸(171 mg, 1.22 mmol)、ナトリウム 2'−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,6−ジメトキシ−1,1'−ビフェニル−3−スルホン酸水和物(17 mg, 0.03 mmol)、リン酸カリウム(522 mg, 2.5 mmol)及び酢酸パラジウム(4 mg, 0.02 mmol)を、150℃で25分間、マイクロ波照射下で加熱する。混合物を室温まで冷却し、希塩酸を添加する。混合物を濾過し、濾液を酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。シリカゲルのカラムクロマトグラフィによる精製から、(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−(4−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 7.35−7.32 (2H, m), 6.86 (1H, s), 6.85 (1H, s), 6.82−6.77 (2H, m), 6.37 (1H, d), 5.31 (1H, s), 5.03 (1H, d), 2.82−2.78 (2H, m), 2.25 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.05 (3H, s)。
実施例17
(1RS,2SR,6RS,7SR,8SR)−8−(4−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
メタノール(20 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−8−(4−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1,3−ジオン(99 mg, 0.26 mmol)の懸濁物を、3bar、炭素上5%パラジウム、室温、5時間で水素化する。触媒を、珪藻土を通す濾過により除去し、溶媒を減圧下で蒸発させ、(1RS,2SR,6RS,7SR,8SR)−8−(4−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 7.39 (2H, dd), 7.11 (2H, t), 6.86 (1H, s), 6.85 (1H, s), 4.73 (1H, d), 4.68 (1H, d), 3.63−3.58 (1H, m), 2.94 (1H, d), 2.75 (1H, d), 2.38−2.30 (1H, m), 2.25 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.03 (3H, s), 1.92 (1H, dd)。
実施例18
(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−(3−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム二酢酸(20 mg, 0.024 mmol)、1−フルオロ−3−ヨード−ベンゼン(104 mg, 0.47 mmol)及びピペリジン(0.16 ml, 1.6 mmol)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(2 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(0.20 g, 0.71 mmol)の溶液に添加する。ギ酸(0.06 ml, 1.6 mmol)を添加し、反応混合物を50℃で2時間加熱する。反応混合物を、室温で冷却し、水(1ml)及びジクロロメタン(1ml)を添加し、混合物を1時間攪拌する。2相を分離し、有機相を回収し、溶媒を蒸発させる。残存物を調製用逆相HPLCで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−(3−フルオロフェニル)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 7.75−7.66 (1H, m), 7.25−7.21 (1H, m), 7.06−7.02 (2H, m), 6.88 (1H, s), 6.87 (1H, s), 4.83 (1H, br. s), 4.59 (1H, s), 3.00−2.98 (1H, m), 2.83−2.70 (2H, br. s), 2.25 (3H, s), 2.20−2.16 (1H, m), 2.09 (3H, s), 2.08 (3H, s), 1.92−1.89 (1H, m)。
実施例19
(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−[2,6−ビス(トリフルオロメチル)ピリジン4−イル]−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(6 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(400 mg, 1.4 mmol)、2,6−ビス(トリフルオロメチル)−4−クロロピリジン(531 mg, 1.4 mmol)、酢酸パラジウム(16 mg, 0.07 mmol)、2'−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,6−ジメトキシ−1,1'−ビフェニル(67 mg, 0.14 mmol)、ギ酸カリウム(353 mg, 4.2 mmol)、添加テトラブチルアンモニウム(389 mg, 1.4 mmol)及びヨウ化銅(53 mg, 0.28 mmol)を、マイクロ波照射下、150℃で30分加熱する。調製用逆相HPLCによる精製から、(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−8−[2,6−ビス(トリフルオロメチル)ピリジン4−イル]−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz d4-MeOH) δH 7.81 (1H, s), 7.26 (1H, s), 6.92 (1H, s), 6.90 (1H, s), 4.91 (1H, d), 4.64 (1H, s), 3.19−3.17 (1H, m), 2.99−2.95 (2H, m), 2.32−2.27 (1H, m), 2.26 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.07 (3H, s), 1.93−1.90 (1H, m)。
実施例20
(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−ビニル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
N,N−ジメチルホルムアミド(15 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(510 mg, 1.8 mmol)、ヨウ化ビニル(280 mg, 1.8 mmol)、酢酸パラジウム(20 mg, 0.09 mmol)、ギ酸ナトリウム(454 mg, 5.4 mmol)及び塩化テトラブチルアンモニウム(500 mg, 1.8 mmol)混合物を、マイクロ波照射下、150℃で20分加熱する。混合物を室温まで冷却し、水と酢酸エチルに分配する。有機抽出物を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させる。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−ビニル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.90−6.89 (2H, m ), 5.80−5.71 (1H, m), 5.05−4.97 (2H, m), 4.68 (1H, d), 4.44 (1H, s), 2.81−2.76 (2H, m), 2.51−2.46 (1H, m), 2.26 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.06 (3H, s), 1.89−1.84 (1H, m), 1.67−1.62 (1H, m)。
実施例21
アクリル酸[(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−3,5−ジオン−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−イル]−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ベンジリデン[1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリジニリデン]ジクロロ(トリシクロヘキシル−ホスフィノ)ルテイン(14 mg, 0.016 mmol)を、ジクロロメタン(1 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−8−ビニル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(100 mg, 0.32 mmol)及びアクリル酸メチル(0.03 ml, 0.35 mmol)の懸濁物に添加し、混合物を2時間還流させながら攪拌する。反応混合物を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で蒸発させ、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、アクリル酸[(1RS,2SR,6RS,7SR,8RS)−3,5−ジオン−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−イル]−3,5−ジオンを得る。プロトンNMRから、E−及びZ−異性体の混合物を含む生成物であることが示される。
E異性体: 1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.80 (2H, s), 6.74 (1H, dd), 5.91 (1H, d), 4.58 (1H, d), 4.30 (1H, s), 3.33 (3H, s), 2.85 - 2.77 (3H, m), 2.21 (3H, s), 1.97 (3H, s), 194 (3H, s), 1.94−1.91 (1H, m), 1.59−1.54 (1H, m)。
実施例22
(1RS,2SR,6RS,7SR)−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
フルフリルアルコール(4 ml, 46.7 mmol)を、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(2.0 g, 9.3 mmol)及びMgI2(520 mg, 1.86 mmol)に添加し、反応物を17時間攪拌する。反応混合物をシリカゲルに吸着させ、シリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.87 (2H, s), 6.49 (1H, d), 6.44 (1H, d), 4.96 (1H, d), 3.98 (1H, d), 3.85 (1H, d), 2.82−2.78 (2H, m), 2.24 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.05 (3H, s)。
実施例23
tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3,5−ジオキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1−イル]メチルエステルの調製
Figure 2010535724
ステップ1:(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−7−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オン及び(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンの調製
Figure 2010535724
臭化ベンジル(0.72 ml, 6.1 mmol)を、アセトン(80 ml)中の、炭酸カリウム(840 mg, 6.1 mmol)及び(1RS,2SR,6RS,7SR)−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−3,5−ジオン(1.80 g, 5.8 mmol)の混合物に添加し、反応混合物を還流させながら4時間加熱する。反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−7−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オン及び(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンの混合物を得る。
ステップ2:tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3−ベンジルオキシ−5−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステル及びtert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−3−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステルの調製
Figure 2010535724
水素化ナトリウム(60 mg, 1.97 mmol)を、テトラヒドロフラン(10 ml)中の、(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−7−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オン及び(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−3−オンの冷却(0℃)混合物(265 mg, 0.66 mmol)に添加する。混合物を数分攪拌し、その後、tert−ブチルイソシアネート(0.15 ml, 1.32 mmol)を添加する。反応物を室温まで温め、17時間攪拌する。混合物を水及び酢酸エチルに分配し、有機溶液を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を蒸発させる。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3−ベンジルオキシ−5−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステル及びtert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−3−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステルの混合物を得る。
ステップ3:tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3,5−ジオキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1−イル]メチルエステルの調製
Figure 2010535724
メタノール(20 ml)中の、tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3−ベンジルオキシ−5−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステル及びtert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−ベンジルオキシ−3−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4,8−ジエン−1−イル]メチルエステルの混合物の懸濁物を、3bar、炭素上5%、5時間で水素化する。触媒を、珪藻土を通す濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、tert−ブチルカルバミン酸[(1RS,2SR,6RS,7SR)−3,5−ジオキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−8−エン−1−イル]メチルエステルを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.83 (2H, s), 5.02 (1H, s), 4.72 (1H, d), 4.65 (1H, d), 4.12 (1H, d), 2.83 (1H, d), 2.70 (1H, d), 2.23 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.06 (3H, s), 1.86−1.80 (2H, m), 1.57−1.45 (2H, m), 1.29 (9H, s)。
実施例24
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
ステップ1:4−ブロモ−2−エチルフェニル三酢酸鉛の調製
Figure 2010535724
乾燥クロロホルム(30 ml)を、三酢酸鉛(8.52 g, 19.3 mmol)及び二酢酸水銀(0.28 g, 0.875 mmol)の混合物に、窒素雰囲気下添加し、反応混合物を攪拌し、40℃に加熱する。4−ブロモ−2−エチルフェニルボロン酸(4.0 g, 17.5 mmol)を一度に添加し、混合物を40℃で4時間攪拌する。反応混合物を0℃に冷却し、重炭酸カリウム(2.66 g, 19.3 mmol)を少量ずつ添加する。混合物を5分攪拌し、その後、珪藻土の小プラグを通してクロロホルムで洗浄しながら濾過する。濾液を減圧下で濃縮し、4−ブロモ−2−エチルフェニル三酢酸亜鉛を得る。
ステップ2:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535724
4−ジメチルアミノピリジン(3.67 g, 30.0 mmol)及びトルエン(10 ml)を、クロロホルム(40 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(1.0 g, 6.0 mmol)の溶液に添加し、反応混合物を80℃に加熱する。4−ブロモ−2−エチルフェニル三酢酸亜鉛(5.13 g, 9.04 mmol)を少量ずつ20分かけて添加し、添加が完了したら、反応混合物を80℃でさらに4時間攪拌する。混合物を室温まで冷却し、2 M塩酸(40 ml)を添加し、混合物を勢いよく15分攪拌し、その後、珪藻土の小プラグを通して40 mlのジクロロメタンで洗浄しながら濾過する。有機相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出する(2×20 ml)。有機溶液を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 7.39 (1H, dd), 7.27-7.33 (1H, m), 6.97 (1H, dd), 4.68 (2H, m), 2.74 (2H, br. s), 2.48 (2H, q), 1.78−1.87 (2H, m), 1.56 (2H, m), 1.11 (3H, t)。
以下の表T1における追加化合物を、適切な出発物質を用いる同様の方法により調製した。本発明の化合物は、1H NMRデータの取得のために使用される条件下で、上記の異性体の混合物として存在することに留意すべきである。この場合、特徴付けデータは、特定の溶媒中、環境温度で、全ての異性体として報告される。特に断りのない限り、プロトンNMRスペクトルを、環境温度で記録した。HPLC−MSで特徴付けされた化合物を、以下に記載の2つの方法のうち一方を用いて解析した。
方法A
HPLC−MSで特徴付けされた化合物を、Waters Atlantis dC18 ISカラム(カラム長 20 mm、カラム内径 3 mm、粒径 3ミクロン)、Waters 2996フォトダイオードアレイ、Waters 2420 ELSD及びMicromass ZQ2000を備える1525 マイクロポンプ HPLCを有する、Waters 2777インジェクターを用いて解析した。解析は、以下のグラジエントの表に従い、実行時間3分で行った。
Figure 2010535724
溶媒A:0.05%TFA添加のH2
溶媒B:0.05%TFA添加のCH3CN
方法B
HPLC−MSで特徴付けされた化合物を、Waters Atlantis dC18カラム(カラム長 20 mm、カラム内径 3 mm、粒径 3ミクロン、温度 40℃)、Waters フォトダイオードアレイ及びMicromass ZQ2000を備えるWaters 2795 HPLCを用いて解析した。解析は、以下のグラジエントの表に従い、実行時間3分で行った。
Figure 2010535724
溶媒A:0.1%HCOOH添加のH2
溶媒B:0.1%HCOOH添加のCH3CN
各化合物から取得した特徴値は、表T1に列挙したように、保持時間(rt、分単位で記録)及び分子イオン(典型的にはカチオンMH+)であった。
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
以下の表1〜146の化合物は、類似手法で得ることができる。
表1には、式(A)の化合物が含まれる。
Figure 2010535724
上記式中、R1、R2及びR4はメチルであり、R3、R5及びR12は水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである。
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
表2には、R1がエチルであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表3には、R1及びR4がエチルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表4には、R1、R2及びR4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表5には、R1及びR2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表6には、R1及びR2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表7には、R1及びR2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表8には、R1及びR2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表9には、R1及びR2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表10には、R1及びR2がメチルであり、R4がエチニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表11には、R1及びR2がメチルであり、R4がビニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表12には、R1及びR2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表13には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表14には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表15には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表16には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表17には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がエチニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表18には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がビニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表19には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表20には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表21には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表22には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表23には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表24には、R1及びR4がエチニルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表25には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表26には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表27には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表28には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表29には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表30には、R1及びR4がビニルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表31には、R1がメチルであり、R2、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表32には、R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表33には、R1がメチルであり、R2がトリフルオロメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表34には、R1がメチルであり、R2がエチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表35には、R1がメチルであり、R2がエチニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表36には、R1がメチルであり、R2がビニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表37には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表38には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表39には、R1がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表40には、R1がエチルであり、R2、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表41には、R1がエチルであり、R2がメトキシであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表42には、R1がエチルであり、R2がトリフルオロメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表43には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表44には、R1がエチルであり、R2がエチニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表45には、R1がエチルであり、R2がビニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表46には、R1がエチルであり、R2が塩素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表47には、R1がエチルであり、R2が臭素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表48には、R1がエチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表49には、R1及びR4がメチルであり、R2が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表50には、R1及びR4がメチルであり、R2が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表51には、R1及びR4がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表52には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表53には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表54には、R1がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表55には、R1及びR4がエチルであり、R2が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表56には、R1及びR4がエチルであり、R2が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表57には、R1及びR4がエチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表58には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表59には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表60には、R1がエチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表61には、R1がエチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表62には、R1及びR4がメチルであり、R2がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表63には、R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表64には、R1及びR4がエチルであり、R2がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表65には、R1、R2、R3及びR4がメチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表66には、R1がジフルオロメトキシであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表67には、R1がジフルオロメトキシであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表68には、R1がジフルオロメトキシであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表69には、R1がトリフルオロメトキシであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表70には、R1がシクロプロピルであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表71には、R1がシクロプロピルであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表72には、R1及びR2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R4がシクロプロピルであり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表73には、R1及びR2がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R4がシクロプロピルであり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表1に記載の通りである、式(A)の化合物が含まれる。
表74には、式(AH)の化合物が含まれる。
Figure 2010535724
上記式中、R1、R2及びR4はメチルであり、R3、R5及びR12は水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである。
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
表75には、R1がエチルであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表76には、R1及びR4がエチルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表77には、R1、R2及びR4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表78には、R1及びR2がエチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表79には、R1及びR2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表80には、R1及びR2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表81には、R1及びR2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表82には、R1及びR2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表83には、R1及びR2がメチルであり、R4がエチニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表84には、R1及びR2がメチルであり、R4がビニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表85には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表86には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表87には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表88には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表89には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表90には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がエチニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表87には、R1がエチルであり、R2がメチルであり、R4がビニルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表92には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表93には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表94には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表95には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表96には、R1がエチニルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表97には、R1及びR4がエチニルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表98には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表99には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表100には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表101には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表102には、R1がビニルであり、R2がメチルであり、R4がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表103には、R1及びR4がビニルであり、R2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表104には、R1がメチルであり、R2、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表105には、R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表106には、R1がメチルであり、R2がトリフルオロメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表107には、R1がメチルであり、R2がエチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表108には、R1がメチルであり、R2がエチニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表109には、R1がメチルであり、R2がビニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表110には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表111には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表112には、R1がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表113には、R1がエチルであり、R2、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表114には、R1がエチルであり、R2がメトキシであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表115には、R1及びR2がエチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表116には、R1がエチルであり、R2がトリフルオロメチルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表117には、R1がエチルであり、R2がエチニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表118には、R1がエチルであり、R2がビニルであり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表119には、R1がエチルであり、R2が塩素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表120には、R1がエチルであり、R2が臭素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表121には、R1がエチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R4、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表122には、R1及びR4がエチルであり、R2が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表123には、R1及びR4がメチルであり、R2が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表124には、R1及びR4がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表125には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表126には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表127には、R1がメチルであり、R2がヨウ素であり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表128には、R1及びR4がエチルであり、R2が塩素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表129には、R1及びR4がメチルであり、R2が臭素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表130には、R1及びR4がエチルであり、R2がヨウ素であり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表131には、R1がメチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表132には、R1がメチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表133には、R1がエチルであり、R2が塩素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表134には、R1がエチルであり、R2が臭素であり、R3が水素であり、R4がメトキシであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表135には、R1及びR4がメチルであり、R2がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表136には、R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3が水素であり、R4がエチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表137には、R1及びR4がエチルであり、R2がメトキシであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表138には、R1、R2、R3及びR4がメチルであり、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表139には、R1がジフルオロメトキシであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表140には、R1がジフルオロメトキシであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表141には、R1がトリフルオロメトキシであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表142には、R1がトリフルオロメトキシであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表143には、R1がシクロプロピルであり、R2及びR4がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表144には、R1がシクロプロピルであり、R2がメチルであり、R4がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表145には、R1及びR2がメチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R4がシクロプロピルであり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
表146には、R1及びR2がエチルであり、R3、R5及びR12が水素であり、R4がシクロプロピルであり、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は表74に記載の通りである、式(AH)の化合物が含まれる。
実施例25
2,2−ジメチルプロピオン酸(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−3−エン−3−イルの調製
Figure 2010535724
ジクロロメタン(2 ml)中の塩化ピバロイル(0.055 g, 0.57 mmol)の溶液を、ジクロロメタン(2 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デク−3,5−ジオン(0.12 g, 0.42 mmol)に、室温で添加し、反応混合物を2分攪拌する。ジクロロメタン(1 ml)中のトリエチルアミン(0.08 ml)溶液を、この反応混合物に添加し、室温で3時間攪拌する。反応混合物をジクロロメタン(20 ml)で希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、2,2−ジメチルプロピオン酸(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−オキソ−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デク−3−エン−3−イルを無色オイルとして得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 6.84 (1H, s), 6.82 (1H, s), 4.75 (1H, d), 4.55 (1H, d), 3.45 (1H, d), 2.78 (1H, d), 2.24 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.02 (3H, s), 1.89−1.83 (2H, m), 1.63−1.59 (2H, m), 1.11 (9H, s)。
実施例26
炭酸(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−オキソ−4−(2,6−ジメチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]−デク−3−エン−3−イルエステルエチルエステルの調製
Figure 2010535724
ジクロロメタン(0.5 ml)中のクロロギ酸エチル(0.071 g, 0.65 mmol)の溶液を、ジクロロメタン(2 ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2,6−ジメチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(0.172 g, 0.55 mmol)の溶液に、0℃で添加し、反応混合物を攪拌する。ジクロロメタン(1 ml)中のトリエチルアミン(0.066 g, 0.65 mmol)の溶液を添加し、室温まで徐々に温めながら、反応混合物を室温で17時間攪拌する。反応混合物をジクロロメタン(3 ml)で希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。有機相を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させる。残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィにより精製し、炭酸(1RS,2SR,6RS,7SR)−5−オキソ−4−(2,6−ジメチル−4−メチルフェニル)−10−オキサトリシクロ−[5.2.1.02,6]−デク−3−エン−3−イルエステルエチルエステルを無色固体として得る。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δH 1.06 (6H,m), 1.28 (3H, t), 1.63 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.3 (3H, s), 2.35 (4H, m), 2.8 (1H, d), 3.63 (1H, d), 4.22 (2H, q), 4.64 (1H, d), 4.77 (1H, d), 6.91 (2H, d)。
以下の表P1における追加化合物を、適切な出発物質を用い、同様の方法で調製した。
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
生物的実施例
試験例1
単子葉類及び双子葉類の試験植物を、鉢中の標準土壌に播種した。温室中の制御条件下で1日栽培(発芽前)後、又は10日栽培(発芽後)後に、0.6 mlのアセトン中の本技術活性成分の製剤由来の噴霧水溶液、及び45 mlの製剤溶液であって10.6% % Emulsogen EL (Registry number 61791-12-6)、42.2% N−メチルピロリドン、42.2% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル(Registry number 34590-94-8)及び0.2% X-77 (Registry number 11097-66-8)を含有する溶液を植物に噴霧した。その後、試験植物を、温室中最適な条件下で、発芽後については15日及び発芽前については20日まで生育させ、試験を評価した(100=植物が全数損傷;0=植物に損傷なし)。
試験植物:
アロペクルス・ミオスロイデス(Alopecurus myosuroides)(ALPMY)、アベナ・ファチュア(Avena fatua)(AVEFA)、ロリウム・ペレネ(Lolium perenne)(LOLPE)、セタリア・ファベリ(Setaria faberi)(SETFA)、ジギタリア・サングイナリス(Digitaria sanguinalis)(DIGSA)、エキノクロラ・クルス−ガリ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG)
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
Figure 2010535724
試験例2
60 g ai/haの試験化合物を単独で、及び60 ai/haのクロキントセット−メチルとの組み合わせで発芽後に施用した。全ての処置において、補助剤Adigor (0.5%)を使用した。施用量を200 l/haとした。標的植物は、環境温度下温室で生育させた、秋まきコムギ「Hereward」及び秋まきオオムギ「Antoniya」の2〜3葉期の苗木を使用した。施用後14〜21日目に、評価を行った。
Figure 2010535724
Figure 2010535724
試験例3
100及び200 g ai/hの試験化合物T1を単独で、及び薬害軽減剤(safener)との1:1混合物として組み合わせで(例えば、100g + 100g; 200g + 200g)、試験植物、つまりコムギ及びトウモロコシの2〜3葉期のものに施用した。4種の薬害軽減剤混合物(クロキントセット−メチル、ベノキサコル、フルキソフェニム及び化合物A*)を、各薬害軽減剤を1:1の比率で(例えば、100+100+100+100+100g ai/haで)使用するように、試験化合物と共に施用した。施用後14〜21日目に評価を行った。
Figure 2010535724

Claims (14)

  1. 式I
    Figure 2010535724
    (式中、
    Gは、水素又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、スルホニウム、アンモニウム又は潜在(lantentiating)基であり、
    1は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ビニル、エチニル、ハロゲン、C1−C2アルコキシ又はC1−C2ハロアルコキシであり、
    2、R3及びR4は、各々独立に、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ビニル、エチニル、ハロゲン、C1−C2アルコキシ又はC1−C2ハロアルコキシであり、
    5及びR12は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキルチオ、ハロゲン又はC1−C6アルコキシカルボニルであるか、又は
    5及びR12は一緒になって、任意に酸素又は硫黄原子を含有する3〜7員の炭素環を形成し、及び
    6、R7、R8、R9、R10及びR11は、各々独立に、水素又は置換基であるか、又はR7及びR8、又はR9及びR10は、それが結合する炭素原子と一緒になって、ケト、任意に置換されるアルケニル又は任意に置換されるイミノ単位を形成するか、又はR7、R8、R9及びR10のうちの任意の2つが一緒になって、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する、任意に置換される3〜8員の炭素環を形成するか、又はR7及びR10が一緒になって結合を形成する)
    の化合物。
  2. 請求項1に記載の化合物であって、
    6及びR11は、各々独立に、水素、ハロゲン、ホルミル、シアノ又はニトロであるか、又は
    6及びR11は、各々独立に、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、又は
    6及びR11は、各々独立に、基COR13、CO214又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NHR22、NR2223又はOR24であり、ここで、
    13は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    14は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    15は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    16は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、又は
    15及びR16は、任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、
    17及びR19は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル又はC3−C6シクロアルキルであり、
    18、R20及びR21は、各々独立に、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    22は、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニルカルボニル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルチオカルボニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、ヘテロアリールチオカルボニル又はヘテロアリールスルホニルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    23は、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は任意に置換され、又は
    22及びR23は、酸素、硫黄又は窒素原子を任意に含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、ここでこれら全ての置換基は任意に置換され、及び
    24は、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は任意に置換される、化合物。
  3. 請求項1に記載の化合物であって、
    7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アミノ、シアノ又はニトロであるか、又は
    7、R8、R9及びR10は、各々独立に、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルチオC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルフィニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルホニルC1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキル、C4−C7シクロアルケニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、アリール、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、又は
    7、R8、R9及びR10は、各々独立に、基COR13、CO214又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NR2223又はOR24であり、ここで、
    13は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    14は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    15は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    16は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C3−C7シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C1−C6アルキルスルホニル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員のヘテロシクリルであって、これら全ての置換基は任意に置換され、又は
    15及びR16は、任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、
    17及びR19は、各々独立に、水素、C1−C3アルキル又はC3−C6シクロアルキルであり、
    18、R20及びR21は、各々独立に、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は任意に置換され、
    22及びR23は、各々独立に、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであるか、又は
    22及びR23は、酸素、硫黄又は窒素原子を任意に含有する、任意に置換される3〜7員の環を形成するために結合してもよく、ここでこれら全ての置換基は任意に置換され、及び
    24は、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、トリ(C1−C6アルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであって、これら全ての置換基は任意に置換される、化合物。
  4. 請求項1に記載の化合物であって、
    7及びR8、又はR9及びR10は、=O単位を一緒になって形成するか、又は=CR2526単位を形成するか、又は=NR27単位を形成し、又はR7、R8、R9及びR10のうちの任意の2つが環を形成し、当該環は、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する、3〜8員の環であって、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、C1−C3ハロアルキル、ハロゲン、フェニル、フェニルであって、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロにより置換されるフェニル、ヘテロアリール又はヘテロアリールであって、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロにより置換されるヘテロアリールにより任意に置換される環であり、ここで、
    25及びR26は、各々独立に、水素、ハロゲン、シアノ又はニトロであるか、又は
    25及びR26は、各々独立に、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジC1−C6アルキルアミノカルボニル、N−フェニル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−フェニルC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリール−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリールC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノカルボニル、フェニル、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル又は3〜7員のヘテロシクリルであり、これら全ての置換基は任意に置換されるか、又は
    25及びR26は一緒になって、O、S又はNから選択されるヘテロ原子を任意に含有する5〜8員の環であって、C1−C2アルキル又はC1−C2アルコキシにより任意に置換される環を形成するために結合してもよく、
    27は、ニトロ又はシアノであるか、又は
    27は、C1−C6アルキルアミノ、ジC1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、C3−C6アルケニルオキシ、C3−C6アルキニルオキシ、フェノキシ、フェニルアミノ、N−フェニル−N−C1−C6アルキルアミノ、N−フェニルC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリール−N−C1−C6アルキルアミノ又はN−ヘテロアリールC1−C6アルキル−N−C1−C6アルキルアミノであり、これら全ての置換基は任意に置換される、化合物。
  5. 1、R2及びR4はメチルであり、R3は水素である、請求項1に記載の化合物。
  6. 1、R2及びR4はメチルであり、R3は水素であり、及びR7、R8、R9及びR10は、各々独立に、水素、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、3〜7員のヘテロシクリル、任意に置換されるアリール又は任意に置換されるヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
  7. 5及びR12は、各々独立に、水素又はC1−C3アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  8. 1はメチル、エチル、ビニル、エチニル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はC1−C2アルコキシであり、及び
    2、R3及びR4は、各々独立に、水素、メチル、エチル、ビニル又はエチニルである、請求項1に記載の化合物。
  9. 式(AH)
    Figure 2010535724
    (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、R9、R11及びR12は、請求項1で定義されたとおりである)の化合物の製造方法であって、
    式(H)
    Figure 2010535724
    の化合物を、式(AI)
    Figure 2010535724
    の化合物と、触媒の存在下又は不存在下、及び溶媒の存在下又は不存在下で反応させることを含んでなる、製造方法。
  10. 式(AI)
    Figure 2010535724
    (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR12は、請求項1で定義されたとおりである)の化合物であって、式
    Figure 2010535724
    の化合物を除く、化合物。
  11. 製剤補助剤を含んでなることに加え、除草有効量の式Iの化合物を含んでなる、除草組成物。
  12. 製剤補助剤を含んでなることに加え、除草有効量の式Iの化合物及びさらなる除草剤を含んでなる、除草組成物。
  13. 製剤補助剤を含んでなることに加え、除草有効量の式Iの化合物、さらなる除草剤及び薬害軽減剤(safener)を含んでなる、請求項11に記載の除草組成物。
  14. 有用植物の作物における雑草及び草木の制御方法であって、除草有効量の、式Iの化合物、又は当該化合物を含んでなる組成物を、前記植物又はその存在場所に施用することを含んでなる方法。
JP2010519374A 2007-08-08 2008-08-06 新規除草剤 Expired - Fee Related JP5462163B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0715454.5 2007-08-08
GBGB0715454.5A GB0715454D0 (en) 2007-08-08 2007-08-08 Novel herbicides
PCT/EP2008/006467 WO2009019005A2 (en) 2007-08-08 2008-08-06 Novel herbicides

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010535724A true JP2010535724A (ja) 2010-11-25
JP2010535724A5 JP2010535724A5 (ja) 2011-09-29
JP5462163B2 JP5462163B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=38543241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010519374A Expired - Fee Related JP5462163B2 (ja) 2007-08-08 2008-08-06 新規除草剤

Country Status (26)

Country Link
US (1) US8754242B2 (ja)
EP (1) EP2185564B1 (ja)
JP (1) JP5462163B2 (ja)
KR (1) KR20100044825A (ja)
CN (1) CN101855225B (ja)
AP (1) AP2010005137A0 (ja)
AR (1) AR067878A1 (ja)
AU (1) AU2008285937B2 (ja)
BR (1) BRPI0815651B1 (ja)
CA (1) CA2694133C (ja)
CL (1) CL2008002338A1 (ja)
CO (1) CO6251352A2 (ja)
EA (1) EA201000272A1 (ja)
EC (1) ECSP109942A (ja)
ES (1) ES2497501T3 (ja)
GB (1) GB0715454D0 (ja)
MA (1) MA31596B1 (ja)
MX (1) MX2010001364A (ja)
NZ (1) NZ583033A (ja)
PL (1) PL2185564T3 (ja)
SV (1) SV2010003475A (ja)
TN (1) TN2010000061A1 (ja)
TW (1) TW200920258A (ja)
UA (1) UA100700C2 (ja)
WO (1) WO2009019005A2 (ja)
ZA (1) ZA201000490B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503477A (ja) * 2010-11-02 2014-02-13 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー フェニル置換ビシクロオクタン−1,3−ジオン誘導体
JP2015500222A (ja) * 2011-11-30 2015-01-05 シンジェンタ リミテッド 2−(置換フェニル)−シクロペンタン−1,3−ジオン化合物、およびその誘導体
JP2020506881A (ja) * 2016-12-19 2020-03-05 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 除草性化合物

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0715576D0 (en) 2007-08-09 2007-09-19 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0717082D0 (en) * 2007-09-03 2007-10-10 Syngenta Ltd Novel herbicides
US8367873B2 (en) 2008-10-10 2013-02-05 Bayer Cropscience Ag Phenyl-substituted bicyclooctane-1,3-dione derivatives
GB0822834D0 (en) 2008-12-15 2009-01-21 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0901086D0 (en) 2009-01-22 2009-03-11 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0901834D0 (en) 2009-02-04 2009-03-11 Syngenta Ltd Novel herbicides
CN103641709B (zh) 2009-03-11 2017-08-25 拜耳知识产权有限责任公司 被卤代烷基亚甲基氧基苯基取代的酮烯醇
MX2012000435A (es) 2009-07-08 2012-06-01 Dermira Canada Inc Analogos de acido 5-(tetradeciloxi)-2-furancarboxilico (tofa) utiles en el tratamiento de trastornos o afecciones dermatologicas.
GB0912385D0 (en) 2009-07-16 2009-08-26 Syngenta Ltd Novel herbicides
DE102010008644A1 (de) 2010-02-15 2011-08-18 Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft, 13353 Zyklische Ketoenole zur Therapie
DK2806741T3 (da) 2012-01-26 2020-05-18 Bayer Ip Gmbh Phenylsubstituerede ketoenoler til bekæmpelse af fiskeparasitter
ES2642195T3 (es) 2013-04-19 2017-11-15 Syngenta Limited Compuestos 2-(fenil sustituido)ciclopentan-1,3-diónicos activos como herbicidas y sus derivados
GB201310047D0 (en) 2013-06-05 2013-07-17 Syngenta Ltd Compounds
CA2971558C (en) * 2014-12-18 2023-03-07 Nissan Chemical Industries, Ltd. Ketone or oxime compound, and herbicide
CN108218921A (zh) * 2017-11-13 2018-06-29 汝城县三鑫电化有限公司 一种有机铋配合物的制备方法
EP4155311A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-29 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast- Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Surfactants from bio-based feedstock

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10503483A (ja) * 1994-07-21 1998-03-31 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−シクロペンタン−1,3−ジオン誘導体
WO2005123667A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Syngenta Participations Ag Substituted bicyclooctenes and their use as herbicides
JP2006515305A (ja) * 2002-12-30 2006-05-25 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 新規除草剤

Family Cites Families (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4256659A (en) 1977-03-28 1981-03-17 Union Carbide Corporation Method of preparing 2-aryl-1,3-cyclohexanedione compounds
US4209532A (en) 1977-03-28 1980-06-24 Union Carbide Corporation Biocidal 2-aryl-1,3-cyclohexane dione compounds and alkali metal and ammonium salts thereof
PT67818A (en) 1977-03-28 1978-04-01 Union Carbide Corp Process for the synthesis of biocidal 2-aryl-1,3-cycloalkanedionas and their enol esters
US4659372A (en) 1977-03-28 1987-04-21 Union Carbide Corporation Biocidal 2-aryl-1,3-cyclohexanedione enol ester compounds
US4175135A (en) 1978-07-18 1979-11-20 Union Carbide Corporation Method of controlling acarina ectoparasites on warmblooded animals by orally administering to the animal an ectoparasitically effective amount of a 2-aryl-1,3-cyclohexanedione compound, and alkali metal salts, ammonium salts and enol esters thereof
US4283348A (en) 1978-09-22 1981-08-11 Union Carbide Corporation Method of preparing 2-aryl-3-cyclopentanedione compounds
US4526723A (en) 1978-09-27 1985-07-02 Union Carbide Corporation Biocidal enol esters of non-ortho substituted 2-aryl-1-3-cycloalkanedione compounds
US4371711A (en) 1979-05-30 1983-02-01 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing 4-hydroxycyclopentenones
US4338122A (en) 1979-09-26 1982-07-06 Union Carbide Corporation Biocidal 2-aryl-1,3-cyclopentanedione compounds and alkali metal and ammonium salts thereof
US4409153A (en) 1980-03-28 1983-10-11 Union Carbide Corporation O-(2-Aryl-3-oxo-1-cyclohexenyl) phosphates
US4551547A (en) 1980-11-10 1985-11-05 Union Carbide Corporation Biocidal 2-aryl-1, 3-cyclopentanedione enol ester compounds
US4489012A (en) 1982-02-23 1984-12-18 Union Carbide Corporation Enol-phosphorous esters of 2-aryl-1,3-cycloalkanediones compounds
AU2925195A (en) 1994-07-07 1996-02-09 Bayer Aktiengesellschaft 2-aryl cyclopentane-1,3-dione derivatives
BR9606956B1 (pt) 1995-02-13 2010-10-05 cetoenóis cìclicos substituìdos com fenila, processo para a preparação dos mesmos, seus usos na preparação de pesticidas e herbicidas, pesticidas e herbicidas compreendendo os mesmos, processo para a preparação de pesticidas e herbicidas e uso e método de combate de pragas e ervas daninhas empregando os referidos compostos.
EP0825982B1 (de) 1995-05-09 2002-11-27 Bayer CropScience AG Alkyl-dihalogenphenylsubstituierte ketoenole als schädlingsbekämpfungsmittel und herbizide
DE19538218A1 (de) 1995-10-13 1997-04-17 Bayer Ag Cyclopentan-1,3-dion-Derivate
US6515184B1 (en) 1995-10-13 2003-02-04 Bayer Aktiengesellschaft Cyclopentane-1,3-dione derivatives, herbicidal and pesticidal compositions containing them, methods of using them to combat pests and weeds and process for the preparation thereof
DE19708607A1 (de) 1997-03-03 1998-09-10 Bayer Ag 2-Arylcyclopentan-1,3-dione
DE19808261A1 (de) 1998-02-27 1999-10-28 Bayer Ag Arylphenylsubstituierte cyclische Ketoenole
EP1062217B1 (en) 1998-03-13 2003-06-04 Syngenta Participations AG Herbicidally active 3-hydroxy-4-aryl-5-oxopyrazoline derivatives
DE19813354A1 (de) 1998-03-26 1999-09-30 Bayer Ag Arylphenylsubstituierte cyclische Ketoenole
ES2244214T3 (es) 1998-09-15 2005-12-01 Syngenta Participations Ag Piridincetonas utiles como herbicidas.
AU2623399A (en) 1999-02-11 2000-08-29 Novartis Ag 3-hydroxy-4-aryl-5-pyrazoline derivatives as herbicides
DE19935963A1 (de) 1999-07-30 2001-02-01 Bayer Ag Biphenylsubstituierte cyclische Ketoenole
PT1210333E (pt) 1999-09-07 2005-03-31 Syngenta Participations Ag P-tolil-heterociclos como herbicidas
AU7514600A (en) 1999-09-07 2001-04-10 Syngenta Participations Ag Novel herbicides
DE10016544A1 (de) 2000-04-03 2001-10-11 Bayer Ag C2-phenylsubstituierte Ketoenole
DE10139465A1 (de) 2001-08-10 2003-02-20 Bayer Cropscience Ag Selektive Herbizide auf Basis von substituierten, cayclischen Ketoenolen und Safenern
DE10249055A1 (de) 2002-10-22 2004-05-06 Bayer Cropscience Ag 2-Phenyl-2-substituierte-1,3-diketone
DE10311300A1 (de) 2003-03-14 2004-09-23 Bayer Cropscience Ag 2,4,6-Phenylsubstituierte cyclische Ketoenole
DE10326386A1 (de) 2003-06-12 2004-12-30 Bayer Cropscience Ag N-Heterocyclyl-phenylsubstituierte cyclische Ketoenole
DE10354629A1 (de) 2003-11-22 2005-06-30 Bayer Cropscience Ag 2-Ethyl-4,6-dimethyl-phenyl substituierte spirocyclische Tetramsäure-Derivate
DE102004014620A1 (de) 2004-03-25 2005-10-06 Bayer Cropscience Ag 2,4,6-phenylsubstituierte cyclische Ketoenole
DE102004041529A1 (de) 2004-08-27 2006-03-02 Bayer Cropscience Gmbh Herbizid-Kombinationen mit speziellen Ketoenolen
DE102004044827A1 (de) 2004-09-16 2006-03-23 Bayer Cropscience Ag Jod-phenylsubstituierte cyclische Ketoenole
DE102005059471A1 (de) 2005-12-13 2007-07-12 Bayer Cropscience Ag Herbizide Zusammensetzungen mit verbesserter Wirkung
DE102006000971A1 (de) 2006-01-07 2007-07-12 Bayer Cropscience Ag 2,4,6-Trialkylphenylsubstituierte Cyclopentan-1,3-dione
DE102006007882A1 (de) 2006-02-21 2007-08-30 Bayer Cropscience Ag Cycloalkyl-phenylsubstituierte cyclische Ketoenole
DE102006018828A1 (de) 2006-04-22 2007-10-25 Bayer Cropscience Ag Alkoxyalkyl-substituierte cyclische Ketoenole
DE102006025874A1 (de) 2006-06-02 2007-12-06 Bayer Cropscience Ag Alkoxyalkyl-substituierte cyclische Ketoenole
BRPI0720789A2 (pt) 2006-12-14 2014-03-11 Syngenta Participations Ag Herbicidas
GB0704653D0 (en) 2007-03-09 2007-04-18 Syngenta Participations Ag Novel herbicides
GB0704652D0 (en) 2007-03-09 2007-04-18 Syngenta Participations Ag Novel herbicides
GB0710223D0 (en) 2007-05-29 2007-07-11 Syngenta Ltd Novel Herbicides
GB0715576D0 (en) 2007-08-09 2007-09-19 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0717082D0 (en) 2007-09-03 2007-10-10 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0812310D0 (en) 2008-07-03 2008-08-13 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0822834D0 (en) 2008-12-15 2009-01-21 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0900864D0 (en) 2009-01-19 2009-03-04 Syngenta Ltd Novel Herbicides
GB0901086D0 (en) 2009-01-22 2009-03-11 Syngenta Ltd Novel herbicides
GB0901834D0 (en) 2009-02-04 2009-03-11 Syngenta Ltd Novel herbicides
WO2010133232A1 (en) 2009-05-16 2010-11-25 Syngenta Limited Novel herbicides

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10503483A (ja) * 1994-07-21 1998-03-31 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−シクロペンタン−1,3−ジオン誘導体
JP2006515305A (ja) * 2002-12-30 2006-05-25 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 新規除草剤
WO2005123667A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Syngenta Participations Ag Substituted bicyclooctenes and their use as herbicides

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503477A (ja) * 2010-11-02 2014-02-13 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー フェニル置換ビシクロオクタン−1,3−ジオン誘導体
JP2015500222A (ja) * 2011-11-30 2015-01-05 シンジェンタ リミテッド 2−(置換フェニル)−シクロペンタン−1,3−ジオン化合物、およびその誘導体
JP2020506881A (ja) * 2016-12-19 2020-03-05 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 除草性化合物

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0815651B1 (pt) 2018-03-06
KR20100044825A (ko) 2010-04-30
MX2010001364A (es) 2010-03-01
EP2185564B1 (en) 2014-06-18
US8754242B2 (en) 2014-06-17
WO2009019005A3 (en) 2009-12-10
AR067878A1 (es) 2009-10-28
JP5462163B2 (ja) 2014-04-02
CA2694133C (en) 2016-03-22
ES2497501T3 (es) 2014-09-23
ZA201000490B (en) 2011-07-27
GB0715454D0 (en) 2007-09-19
CA2694133A1 (en) 2009-02-12
EA201000272A1 (ru) 2010-08-30
TN2010000061A1 (en) 2011-09-26
UA100700C2 (ru) 2013-01-25
BRPI0815651A2 (pt) 2015-02-18
CN101855225A (zh) 2010-10-06
PL2185564T3 (pl) 2014-11-28
AU2008285937A1 (en) 2009-02-12
ECSP109942A (es) 2010-03-31
SV2010003475A (es) 2011-03-23
NZ583033A (en) 2012-04-27
CO6251352A2 (es) 2011-02-21
MA31596B1 (fr) 2010-08-02
US20120094832A1 (en) 2012-04-19
WO2009019005A2 (en) 2009-02-12
WO2009019005A8 (en) 2010-01-28
EP2185564A2 (en) 2010-05-19
CL2008002338A1 (es) 2009-01-02
AU2008285937B2 (en) 2013-09-26
AP2010005137A0 (en) 2010-02-28
CN101855225B (zh) 2014-01-08
TW200920258A (en) 2009-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5462163B2 (ja) 新規除草剤
EP2173755B1 (en) Novel herbicides
JP5373775B2 (ja) 除草活性のある二環1,3−ジオン化合物
TWI417048B (zh) 新穎的除草劑
AU2014273099B9 (en) Herbicidally active (alkynyl-phenyl)-substituted cyclic dione compounds and derivatives thereof
AU2010223481B2 (en) Cyclopentadione derived herbicides
JP2012516835A (ja) 新規除草剤
EP2387569A1 (en) Novel herbicides
JP2012516836A (ja) 新規除草剤
US8530388B2 (en) Cyclopentadione derived herbicides
AU2009346626A2 (en) Novel herbicides
US8741806B2 (en) Herbicides

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130806

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees