JP2010534903A - マイクロスイッチ - Google Patents
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Abstract
本発明は、それぞれ可動接触子と固定接触子を有する、少なくとも2つの接点を備えたマイクロスイッチに関するもので、プランジャにより移動可能で、接点が開いた第1切換位置から接点が閉じた第2切換位置へと移動可能な接点リンク上に可動接触子が設けられている。マイクロスイッチの使用時に接触子に汚れが付着し、マイクロスイッチに破壊的な効果を生じさせ、最悪の場合には接点の閉位置で電流が流れなくなることがある。そのため、確実にセルフクリーニングを行うマイクロスイッチを提供することを目的とする。この点に関して、本発明では、接触子の閉開の間に接点リンクの長手方向範囲に平行な回転軸を中心として接点リンクが回転運動を行うように、接点リンクを取り付けることで、各接点において相互に対向する接触子の間で、接点リンクの長手方向範囲を横切る方向の強制摩擦運動が起こる。
Description
本発明は、一つの可動接触子と一つの固定接触子をそれぞれ有する、少なくとも2つの接点を備えたマイクロスイッチであって、可動接触子が接触子ブリッジに設けられ、接触子ブリッジがプランジャにより可動であり、接点が開いた第1切換位置から接点が閉じた第2切換位置へと接触子ブリッジを移動させることができるマイクロスイッチに関するものである。
このようなマイクロスイッチはかなりの長期間に亘って使用されており、例えば、制御電流や故障電流のように、ミリアンペア域での低電流用途向けに用いられる。このようなマイクロスイッチの接触子は使用時に汚れてしまい、最悪の場合には、閉位置で接触子間に電流が流れなくなることが知られている。
そのため、マイクロスイッチのスイッチプランジャにバネを介して接触子ブリッジを取り付けることで、切換時に、可動接触子と固定接触子の間で相対移動を起こさせ、接触子の汚れを除去することが公知である。
接触子ブリッジはバネを介してプランジャ内に浮動的に取り付けられる。そのため、接触子ブリッジの位置と、切換時、すなわち接点の閉開時に伝達される力を明確に特定できない。また、開閉時に接点の対向する接触子における動作順序を確定することもできない。
そこで、本発明の目的は、閉動作時または切換操作時のそれぞれで、接触子の確実なセルフクリーニングを実現できる、改良されたマイクロスイッチを提供することである。
このため、本発明によると、接触子ブリッジは、接触子を閉開する間に、その長手方向に平行に延びる回転軸を中心とする回転運動を行うように取り付けられることで、各接点の対向する接触子間において、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向への強制摩擦運動が行われることを特徴とする。
接触子ブリッジの取り付けにより、開閉時の接触子ブリッジの回転動作が確定される。したがって、可動接触子は、各切換操作時に同一の円形経路上を案内され、可動接触子と固定接触子の間の摩擦運動は、接触子ブリッジの長手方向を横切る常に実質的に同一の経路に従い、強制される。つまり、各切換操作により、接点では実質的に同一の動作が起こることになる。切換時に接触子ブリッジの長手方向を横切る方向への摩擦運動が行われることにより、対向する接触子どうしが擦れてさらに強く拭かれてるので、汚れを確実に接点から擦り落とし或いは拭き取り、閉位置での電流の流れを確保できる。
好適な実施形態では、プランジャが、接触子ブリッジが閉位置において当接する上部支持部と、接触子ブリッジが開位置において当接する下部支持部を含み、上部支持部が下部支持部に対して斜めに配置されていることを特徴とする。つまり、プランジャの移動に際し、接触子ブリッジがプランジャに対して実質的に直角に配置される位置から、接触子ブリッジがプランジャに対して斜めに配置される位置へと、接触子ブリッジが移動される。そのため、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向に、接触子どうしが擦れ合うのに必要な回転運動または傾斜運動が発生する。さらに、プランジャの動作に伴い、接触子のセルフクリーニングに十分な圧力が確保できる。
別の変形例では、接触子ブリッジが、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向に配置され、プランジャの座部内に取り付けられる少なくとも1つの第1レバーを含むことを特徴とする。したがって、接触子ブリッジは、所定の方法で一点がプランジャの座部内に取り付けられ、接触子ブリッジの回転動作のための所定の回転中心が形成されるので、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向への摩擦運動が接触子間で発生する。接点からの回転中心の距離により、接触子間における摩擦運動量を調節することができる。なお、接触子間で過度の摩擦が生じて過剰摩耗が起こることになるので、摩擦運動は大きくし過ぎるべきではない。
好適には、第1レバーは、接触子ブリッジで、2つの可動接触子の間の中央に配置されている。したがって、両接点では確実に略同じ力を作用させることができる。
別の好適な実施形態では、接触子ブリッジが、第1レバーの反対側に配置され、プランジャのガイド内で案内される別のレバーを含むことを特徴とする。これにより、接触子を閉開する間に、接触子ブリッジのセンタリングを実現することができる。
有益な実施形態では、接触子ブリッジが、プランジャの長手方向軸を横切るとともに、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向に延びる軸を中心に回転可能に取り付けられることを特徴とする。これにより、接触子ブリッジが揺動運動を行い、2つの接点間での垂直方向誤差を均等化させることができる。2つの固定接触子が同じ高さに配置されていない場合でも、この高さの違いが均等化される。
便宜上、接触子ブリッジが、さらにプランジャの長手方向軸を中心に回転可能に取り付けられる。これにより、接触子ブリッジの回転動作が可能となり、2つの固定接触子どうしの水平方向の不整合を均等化させることができる。
有益な実施形態では、プランジャの上部支持部が、接触子ブリッジ用の丸みを帯びた接触面を含むことを特徴とする。これにより、揺動運動と回転運動が促進されて、2つの固定接触子どうしの僅かな不整合が均等化される。
一変形例では、マイクロスイッチは、第1接触子ブリッジと実質的に同一に設計されて、取り付けられる少なくとも1つの別の接触子ブリッジを含んでもよい。このようにすることで、二点切で直流絶縁のスイッチが実現できる。
なお、各接触子ブリッジは、プランジャの長手方向でバネによってプランジャに支持され、バネの一端が接触子ブリッジに接続され、バネの他端がプランジャの座部に配置されている。プランジャでの接触子ブリッジ間の距離が、ハウジング内の一対の固定接触子間の距離と正確に対応していない場合でも、このような相違は弾性支持によって均等化させることができる。
別の便宜的な実施形態では、バネ用のセンタリング突起が、各接触子ブリッジに設けられていることを特徴とする。これにより、接触子ブリッジにバネを簡単に取り付けることが可能となる。
一つの便宜的な実施形態では、固定接触子が実質的にV字形断面を有し、可動接触子が実質的に半円形断面を有してもよい。これにより、接触子を閉じる間、接触子ブリッジの長手方向での摩擦運動がサポートされ、接触子の効果的なセルフクリーニングが行われることになる。
別の実施形態では、マイクロスイッチがハウジングを含み、プランジャがハウジング内で案内され、ハウジングが、プランジャのセンタリング要素を案内するセンタリング部を含むことを特徴とする。これにより、所望の運動経路上で、プランジャをハウジング内に保持することができる。
以下、図面により、本発明の実施形態をより詳細に示す。
図1はマイクロスイッチ1の平面図を示し、マイクロスイッチ1のハウジングカバーが取り除かれている。マイクロスイッチ1は、その内部にプランジャ3を収容するハウジング2を含む。2つの接触子ブリッジ4,5がプランジャ3に取り付けられている。2つの可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2は、各接触子ブリッジ4,5上に設けられている。可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2は、それぞれ固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2と協働する。なお、固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2
は、ハウジング2内に設けられている。つまり、接触子ブリッジ4,5上に設けられた可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2は、それぞれ対向する固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2との間で、2つの対応する接点10.1,10.2;11.1,11.2を形成する。つまり、マイクロスイッチ1は、2つの二点切を含み、これにより直流絶縁が実現され、様々な電気回路または負荷電流および制御電流をそれぞれ切り換えることができる。二点切によりスイッチに印加される電圧が2つの固定接触子に分配される。これにより、一点切と比べ、同一の接触距離でより高い電圧と電力を印加することができる。電気的に長い寿命と高い接触信頼性が実現される。
は、ハウジング2内に設けられている。つまり、接触子ブリッジ4,5上に設けられた可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2は、それぞれ対向する固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2との間で、2つの対応する接点10.1,10.2;11.1,11.2を形成する。つまり、マイクロスイッチ1は、2つの二点切を含み、これにより直流絶縁が実現され、様々な電気回路または負荷電流および制御電流をそれぞれ切り換えることができる。二点切によりスイッチに印加される電圧が2つの固定接触子に分配される。これにより、一点切と比べ、同一の接触距離でより高い電圧と電力を印加することができる。電気的に長い寿命と高い接触信頼性が実現される。
プランジャ3は、ハウジング2内でガイド12に案内され、接点10.1,10.2,11.1,11.2が開いた第1位置から、接点10.1,10.2,11.1,11.2が閉じた第2位置へと移動可能である。図1では、接点10.1,10.2,11.1,11.2が開いた第1位置でプランジャ3が示されている。ハウジング2は、プランジャ3に設けたセンタリング要素14と協働するセンタリング部13をさらに含み、ガイド12内でプランジャ3をセンタリングする。そのため、センタリング部13とセンタリング要素14は、接点10.1,10.2,11.1,11.2の開位置で相互に当接する傾斜接触面を含み、プランジャ3をガイド12内で中央に位置決めする。
図2において、マイクロスイッチ1は、図1と同様にカバーを外して図示されており、プランジャ3が閉操作の間に中間位置にある状態が示されている。接点10.1,10.2,11.1,11.2を開位置から閉位置へと動かすプランジャ3の作動は、例えば、双安定バネ(図示せず)等のスナップ要素を介して行われる。しかしながら、他の作動機構を用いることも可能である。
図2に示す位置において、接触子ブリッジ4,5に設けられた可動接触子6.1,6.2,7.1,7.2は、対向する固定接触子8.1,8.2,9.1,9.2のそれぞれとすでに非常に接近して配置されているが、端部位置または閉位置には至っていない。スナップ要素を作動させたことにより、プランジャ3がハウジング2のセンタリング部13から離間され、ハウジングのセンタリング部13とプランジャ3のセンタリング要素14は、相互に接触しなくなっている。この状態でも、接触子ブリッジ4,5はプランジャ3に実質的に直角に配置されている。
図3において、マイクロスイッチ1は、接点10.1,10.2;11.1,11.2の閉位置で示されている。操作要素(図示せず)によって、プランジャ3は、センタリング部13とセンタリング要素14が最長距離離間した位置へと移動している。操作要素によってプランジャ3に加えられた切換力は接触子ブリッジ4,5へと伝達され、最大切換力で、可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2が固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2に対して押圧される。したがって、接点10.1,10.2;11.1,11.2は閉位置にある。閉位置において、接触子ブリッジ4,5は、プランジャ3に対して斜めに配置される。
図4は、接触子ブリッジ4,5がプランジャ3内に取り付けられた状態でのプランジャ3の側面図を示す。図示した位置で、接触子ブリッジ4,5は接点の開位置にある。接点の開位置では、接触子ブリッジ4,5は、それぞれプランジャ3の下部支持部15,16に対して当接している。さらに、各接触子ブリッジ4,5に隣接して、それぞれ一つの上部支持部17,18がプランジャ3内に設けられる。各上部支持部17,18は、対応する下部支持部15,16に対して斜めに配置される。
接点の閉位置において、各接触子ブリッジ4,5は、各上部支持部17,18に対して当接し、開位置に対する斜め位置の姿勢をとる。つまり、開位置において接触子ブリッジ4,5間に広がる開放面は、閉状態の接触子ブリッジ4,5間に広がる閉鎖面と角度をなしている。
各接触子ブリッジ4,5は、レバー19,20をさらに含み、レバー19,20の長手方向の一方側が、プランジャ3に設けた座部21,22内にそれぞれ収容される。
さらに、各接触子ブリッジ4,5には、各レバー19,20の反対側の長手方向側に別のレバー23,24が設けらている。レバー23,24は、それぞれプランジャ3のガイド25,26内で案内される。なお、ガイド25,26はレバー23,24の幅よりも大きい長さを有するので、接触子ブリッジ4,5が開位置から閉位置へと移動する際に、レバー23,24が、これらのガイド25,26内で当該ガイド25,26に沿って摺動可能である。したがって、プランジャ3内での接触子ブリッジ4,5のセンタリングが実現される。
図5には、プランジャ3の部分断面図が示されている。図5においても、接触子ブリッジ4,5が開位置で示されている。この位置で、接触子ブリッジ4,5は、各下部支持部15,16に対して当接している。図示したように、上部支持部17,18は下部支持部15,16に対して斜めに延びており、接触子ブリッジ4,5が開位置から閉位置へと移動する際、接触子ブリッジ4,5は傾斜運動を行う。さらに、上部支持部17,18の表面は丸みを帯びており、プランジャの長手方向軸を中心とする接触子ブリッジ4,5の回転運動と、プランジャの長手方向軸を横切るとともに、接触子ブリッジ4,5の長手方向軸を横切る方向に延びる軸を中心とする接触子ブリッジ4,5の揺動運動が可能となる。
各接触子ブリッジ4,5は、バネ27,28を介してプランジャ3に取り付けられている。各バネ27,28は、その一端が、接触子ブリッジ4,5のセンタリング突起29,30に固定されている。各バネ27,28の他端は、プランジャ3内に設けられた凹部31,32に収容される。したがって、マイクロスイッチ1を閉操作すると、バネ27,28は各凹部31,32内で案内される。バネ27,28により、接触子ブリッジ4,5間の相互の距離と、ハウジング2内に設けられた固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2間の相互の距離とのずれを均等化することができる。
図6は接触子ブリッジ4の平面図を示す。他の接触子ブリッジ5は、この接触子ブリッジ4と同一に構成されるので、説明は両方の接触子ブリッジに共通する。
接触子ブリッジ4の上面には、バネ27用のセンタリング突起29が中央に設けられている。第1レバー19は、接触子ブリッジ4の下側長手方向面33に設けられている。望ましくは、このレバー19は、2つの可動接触子6.1,6.2の間の中央に位置している。マイクロスイッチ1を切換操作する間にプランジャ3によって接触子ブリッジ4に伝達される切換力は、このようなレバー19の配置によって、両方の接点10.1,10.2に均等に伝達される。すでに上述したように、レバー19はプランジャ3の座部21内に配置されている。第2レバー23は、レバー19の反対側で、接触子ブリッジ4の長手方向面34に設けられており、このレバー23は、プランジャ3のガイド25内に収容されて、接触子ブリッジ4をセンタリングさせる機能を果たす。
図7は、接触子ブリッジ4の側面図を示す。この図においても、センタリング突起29と上部レバー23が図示されている。接触子ブリッジ4の底面には、可動接触子6.1,6.2が設けられている。
以下、図面を参照して、マイクロスイッチの機能原理を説明する。
すでに上述したように、マイクロスイッチ1は、好適には双安定バネの操作要素(図示せず)を含み、この操作要素により、マイクロスイッチ1の開位置である第1位置からマイクロスイッチ1の閉位置である第2位置へとプランジャ3を移動させることができる。図1に示すマイクロスイッチ1の開位置では、接触子ブリッジ4,5に設けられた可動接触子6.1,6.2,7.1,7.2が、ハウジング2内に設けられた固定接触子8.1,8.2,9.1,9.2から離間しており、これらの間には空隙がある。つまり、接点10.1,10.2,11.1,11.2が開いている。各接触子ブリッジ4,5は、プランジャ3の各下部支持部15,16に対して当接している。操作要素を作動すると、切換力がプランジャ3へと伝達され、プランジャ3がガイド12内を移動するので、マイクロスイッチ1が閉位置へと切りかわる。閉位置を図3に示す。マイクロスイッチ1の閉位置では、接点10.1,10.2,11.1,11.2は閉じており、接触子ブリッジ4,5に設けられた可動接触子6.1,6.2,7.1,7.2は、対向する固定接触子8.1,8.2,9.1,9.2に対して強固に当接する。この状態で、接触子ブリッジ4,5は、プランジャ3の上部支持部17,18に対して当接している。上部支持部17,18の表面が下部支持部15,16の表面に対して斜め反対側(対角線の位置)にあるので、接触子ブリッジ4,5も、マイクロスイッチ1内で斜めに位置している。
開位置から閉位置へと接触子ブリッジ4,5を移動させる間、接触子ブリッジ4,5は、可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2が対向する固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2のそれぞれに対して当接するまで、プランジャ3と共に並進運動を行う。そして当接すると、接触子ブリッジ4,5は、それ以上並進運動ができなくなる。しかしながら、プランジャ3はまだ端部位置に到達しておらず、さらに並進運動を行う。そして、接触子ブリッジ4,5は、接触子ブリッジ4,5の各第1レバー19,20の下端をそれぞれの回転中心として回転する。つまり、接触子ブリッジ4,5の長手方向に平行に延びる回転軸を実質的に中心とする回転が行われる。このレバー19,20の長さ、すなわち接点10.1,10.2;11.1,11.2から回転中心までの距離によって、回転運動の範囲を決定することができる。接触子ブリッジ4,5は、プランジャ3の各上部支持部17,18に対して当接するまで回転する。接触子ブリッジ4,5のこの回転運動によって、接点10.1,10.2,11.1,11.2では、接触子ブリッジの長手方向を横切る方向に摩擦運動が発生する。各接触子ブリッジ4,5が、各第1レバー19,20を介して、定点、すなわちプランジャ3内の各座部21,22に取り付けられているので、接触子ブリッジ4,5の回転運動がそれぞれ確定される。したがって、接点10.1,10.2,11.1,11.2での摩擦運動も確定または強制される。この強制された摩擦運動によって、接点10.1,10.2,11.1,11.2に付着し得る汚れが除去され、汚れた可能性のある接触子が清掃され、マイクロスイッチ1の閉位置で確実に電流が流れることになる。
この回転運動の間に接触子ブリッジ4,5のセンタリングを可能とするため、第2レバー23,24がそれぞれ接触子ブリッジ4,5に設けられる。各第2レバー23,24は、プランジャ3のガイド25,26内で案内され、接触子ブリッジ4,5の回転運動の間に並進運動を行う。
接触子ブリッジ4,5の第1レバー19,20は、接触子ブリッジに設けた可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2の間の中央に配置されることが好ましい。これにより、略同じ力が両方の接点に作用し、同等の摩擦運動を確実に発生させることができる。すでに上述したように、接点に作用する摩擦力の量は、レバー19,20の長さによって調節可能である。なお、過度の摩擦により、可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2と対向する各固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2との間で過剰摩耗が起こるので、摩擦力が大きくなり過ぎないように注意が必要である。
切換操作の間、プランジャ3により、接触子ブリッジ4,5にモーメントが伝達され、接点10.1,10.2;11.1,11.2で摩擦力が発生する。
マイクロスイッチ1の製造時に、固定接触子と可動接触子の配置に僅かな不整合を生じさせてもよい。そのため、例えば、固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2の組を僅かに垂直方向にずらすことも可能である。この不整合を均等化するため、接触子ブリッジ4,5は、プランジャの長手方向を横切って延びるとともに、接触子ブリッジ4,5の長手方向を横切って延びる軸を中心として回転可能に取り付けられ、これにより接触子ブリッジ4,5の揺動運動が可能になる。しかしながら、固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2が水平面内でずれていてもよい。このような不整合は、接触子ブリッジ4,5をプランジャの長手方向を中心に回転可能に取り付けることで均等化される。このような接触子ブリッジ4,5の揺動運動と回転運動をそれぞれ促進させるために、プランジャ3の上部支持部17,18には、丸みを帯びた支持面が設けられる。
さらに、固定接触子9.1,9.2の組から固定接触子8.1,8.2の組までの距離は、接触子ブリッジ4,5間の距離に対応していなくてもよい。このようなずれは、バネ27,28によって均等化することができる。
図面からわかるように、可動接触子6.1,6.2;7.1,7.2は半円形断面を有している。固定接触子8.1,8.2;9.1,9.2は、好適にはV字形断面として設計される。可動接触子と固定接触子のこのような形状によって、摩擦運動が促進される。
Claims (13)
- 一つの可動接触子(6.1,6.2,7.1,7.2)と一つの固定接触子(8.1,8.2,9.1,9.2)をそれぞれ有する、少なくとも2つの接点(10.1,10.2;11.1,11.2)を備え、前記可動接触子(6.1,6.2,7.1,7.2)が接触子ブリッジ(4,5)に設けられ、前記接触子ブリッジ(4,5)がプランジャ(3)により可動であり、前記接点(10.1,10.2;11.1,11.2)が開いた第1切換位置から前記接点(10.1,10.2;11.1,11.2)が閉じた第2切換位置へと前記接触子ブリッジ(4,5)を移動させることができるマイクロスイッチ(1)において、
前記接触子ブリッジ(4,5)は、前記接触子(6.1,8.1;6.2,8.2;7.1,9.1;7.2,9.2)を閉開する間に、その長手方向に平行に延びる回転軸を中心とする回転運動を行うように取り付けられることで、各接点(10.1,10.2;11.1,11.2)の対向する接触子(6.1,8.1;6.2,8.2;7.1,9.1;7.2,9.2)間において、前記接触子ブリッジ(4,5)の長手方向を横切る方向への強制摩擦運動が行われることを特徴とするマイクロスイッチ(1)。 - 前記プランジャ(3)は、前記接触子ブリッジ(4,5)が前記閉位置において当接する少なくとも1つの上部支持部(17,18)と、前記接触子ブリッジ(4,5)が前記開位置において当接する少なくとも1つの下部支持部(15,16)を含み、前記上部支持部(17,18)が前記下部支持部(15,16)に対して斜めに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記接触子ブリッジ(4,5)は、前記接触子ブリッジ(4,5)の長手方向を横切る方向に設けられ、前記プランジャ(3)の座部(21,22)内に取り付けられる少なくとも1つの第1レバー(19,20)を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記第1レバー(19,20)は、前記接触子ブリッジ(4,5)で、前記2つの可動接触子(6.1,6.2,7.1,7.2)の間の中央に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記接触子ブリッジ(4,5)は、前記第1レバー(19,20)の反対側に配置され、前記プランジャ(3)のガイド(25,26)内で案内される別のレバー(23,24)を含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記接触子ブリッジ(4,5)は、前記プランジャの長手方向軸を横切るとともに、前記接触子ブリッジ(4,5)の長手方向を横切る方向に延びる軸を中心に回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記接触子ブリッジ(4,5)は、前記プランジャの長手方向軸を中心に回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記プランジャ(3)の前記上部支持部(17,18)は、丸みを帯びた支持面を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記第1接触子ブリッジ(4;5)と実質的に同一に設計されて、取り付けられる少なくとも1つの別の接触子ブリッジ(5;4)を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記各接触子ブリッジ(4,5)は、前記プランジャ(3)の長手方向でバネ(27,28)によって前記プランジャ(3)に支持され、前記バネ(27,28)の一端が前記接触子ブリッジ(4;5)に接続され、前記バネ(27,28)の他端が前記プランジャ(3)の座部(31,32)に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記バネ(27,28)用のセンタリング突起(29,30)が、前記各接触子ブリッジ(4,5)に設けられていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のマイクロスイッチ(1)。
- 前記固定接触子(8.1,8.2,9.1,9.2)が実質的にV字形断面を有し、前記可動接触子(6.1,6.2,7.1,7.2)が実質的に半円形断面を有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
- ハウジング(2)を含み、前記プランジャ(3)が前記ハウジング(2)内で案内され、前記ハウジング(2)は、前記プランジャ(3)のセンタリング要素(14)を案内するセンタリング部(13)を含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のマイクロスイッチ(1)。
Applications Claiming Priority (2)
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