JP2010532909A5 - - Google Patents

Description

本発明は、可燃性のガス状、蒸気状または液状の廃棄物からなる空気／溶剤混合物を、燃料電池システム中で発生する環境相容性の排気、および発生された廃熱および発生された電流を導出させながら該空気／溶剤混合物を活用するための燃料電池システムで環境保護的に除去するための方法に関する。

本発明によれば、この課題は、空気／溶剤混合物を部分的または完全に回収ユニットに供給し、そこで利用可能なエネルギー形に変換し、このエネルギー形を部分的または完全に活用のために燃料電池システムに供給し、それによって運転中に燃料電池システムに部分的または完全に自動的に燃料を供給し、溶融炭酸塩形燃料電池を基礎とする燃料電池システムを作動させることによって解決される。このような燃料電池システムは、溶融炭酸塩形燃料電池または溶融炭酸塩形燃料電池システムとも呼称される。

燃料電池システム中で発生された廃熱および／または電流は、本発明によれば、空気／溶剤混合物の凝縮除去のために回収ユニットに供給される。

本発明による方法またはプラントの概念は、運転中に十分に利用されるか、または先に空気／溶剤混合物から凝縮除去された可燃性物質の状態にあるエネルギーだけが使用される。運転開始は、単に場合によっては従来の燃料、例えば燃料ガスを用いて行なうことができる。

更に、本発明の実施態様において、回収ユニットは、吸収プラント、凝縮プラント、逆転冷気プラント（Inversionskaelteanlage）または吸着プラントである。

Claims (3)

1. 可燃性のガス状、蒸気状または液状の廃棄物からなる空気／溶剤混合物（５）を環境保護的に除去するための方法であって、
   前記空気／溶剤混合物（５）を活用するための燃料電池システム（１）を用いて、前記燃料電池システム（１）中で発生する環境相容性の排気（２）および発生された廃熱（３）および発生された電流を導出させながら行われる、前記方法において、
   前記空気／溶剤混合物（５）を部分的または完全に回収ユニット（６）に供給し、そこで利用可能なエネルギー形（２２、２４、７）に変換し、このエネルギー形を部分的または完全に活用するために前記燃料電池システム（１）に供給し、それによって運転中に前記燃料電池システム（１）に部分的または完全に自動的に燃料を供給し、溶融炭酸塩形燃料電池を基礎とする前記燃料電池システム（１）を作動させ、かつ
   前記回収ユニット（６）中の前記空気／溶剤混合物（５）を凝縮装置中で凝縮除去し、生じる可燃性凝縮物（７）をガス後処理システム中での後処理後に前記燃料電池システム（１）の陽極空間内で燃料ガスに電気化学的に変換する
   ことを特徴とする、前記方法。
2. 前記回収ユニット（６）から流出する、十分に前記空気／溶剤混合物（５）が除去された排気を、新しい空気として前記燃料電池システム（１）の陰極空間に供給し、含有されている溶剤成分を、酸素によって酸化する、請求項１記載の方法。
3. 前記空気／溶剤混合物（５）を凝縮除去するために、前記燃料電池システム（１）中で発生された廃熱（３）および／または電流（４）を前記回収ユニット（６）に供給する、請求項１または２記載の方法。