JP2010529297A - 鉛及び/又は鉛合金を含む溶鋼浴処理用の新規な添加剤 - Google Patents

鉛及び/又は鉛合金を含む溶鋼浴処理用の新規な添加剤 Download PDF

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Abstract

本発明は、高い鉛含有量を有する鋼を得ることを目的とした、溶鋼浴を処理することを意図したフラックスコアワイヤーの形態での添加剤に関する。本発明に従った金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む添加剤は、溶鋼浴の処理を意図しており、そして金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態であり、この充填材料は、金属の鉛及び/又は鉛合金の粉末と、溶鋼に関して不活性な気体を溶鋼浴の温度で放出可能な材料を含有する粉末とから構成される。特徴的には、前記金属の鉛及び/又は鉛合金の粉末は、200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなり、前記粒子サイズ割合Gは以下の特徴:200μmのふるいを通過:G≦5%;300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高い鉛含有量の鋼を得るために溶鋼浴を処理するための、フラックスコアワイヤー(flux−cored wire)の形態での添加剤に関する。
鉛は、鋼に不溶であるため、潤滑剤として働き、圧延鋼の機械加工の間に旋盤加工の切断性を高める外因性の鉛異物(ノジュール)を形成するので、鋼の機械加工性の改善に関してよく知られている。しかし、鉛の使用は、その毒性、(溶鋼の密度よりも大きな)高密度、及び低融点のせいでいくつかの深刻な欠点を有する。鉛は、浸漬ノズルを通してビーズ又はショットを注入することにより溶鋼浴中に導入されるか、又は更にフラックスコアワイヤーの形態で溶鋼浴中に導入され、この後者の技法は、より融通がきき、より信頼が置けるものとして一般的に認識されている。
伝統的なフラックスコアワイヤーを用いて現在得られる累積収率では、かなりの量の毒ガスが発生し、職員の衛生状態及び安全性に関してかなりの欠点がもたらされるので、多量の鉛を加えることが出来ない。
欧州特許第0316921号の文献は、金属被覆、並びに、石灰を含有し溶鋼浴の温度で二酸化炭素(CO)を放出する材料と金属の鉛及び/又は鉛合金とを含有する微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態で、鋼浴のための鉛を含有する添加剤を開示する。COの鋼浴中への放出は、フラックスコアワイヤーの周りに強い乱流を作り出し、鉛粒子が溶鋼中にブレンドされる原因となり、浴内部での鉛粒子の移動を促し、従って溶鋼浴中における鉛粒子の分布を改善する。更に、この添加剤の使用は、排出される毒ガスの量を制限し、添加工程を良く制御することを可能にし、一方で、以前に観察されたものと比較して、その累積収率を増加させる。
しかし、この種類の添加剤の使用は、溶鋼浴の内部で、その溶融の間にわたって鉛異物の一様な分布を達成できないことが見出された。加えて、この添加剤を使用して得られる目的の鋼製品は、鉛異物の均一な分布を有さない。更に、溶鋼浴中の鉛の累積収率は、依然として70%より低いままである。
欧州特許第0316921号
本発明の目的は、非常に具体的なサイズ及び粒子サイズ分布を有し、溶鋼浴中の鉛の均一な分布を提供し得る化合物と組み合わせられる金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末を含む新規な添加剤を提案することによって、これらの欠点を克服することである。
発明を解決するための手段
この目的のために、第一の態様に従うと、本発明は、金属の鉛及び/又は鉛合金を含む溶鋼浴を処理するための添加剤に関し、前記添加剤は金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態であり、その充填材料は金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末と、溶鋼に関して不活性である気体を溶鋼浴の温度で放出可能な化合物の粉末とから形成され、前記添加剤は、前記金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末が200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなる点、及び前記粒子サイズ割合Gが以下の特徴:
200μmのふるいを通過:G≦5%;
300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;
400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;
500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;
を有する点で特徴付けられる。
第二の態様に従うと、本発明は、金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む添加剤を用いて溶鋼浴を処理するための方法に関し、この方法は、金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態で添加剤を前記鋼浴に添加する工程を含み、その充填材料は金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末と、溶鋼に関して不活性である気体を溶鋼浴の温度で放出可能な化合物の粉末とから形成され、前記金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末は、200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなり、以下の特徴:
200μmのふるいを通過:G≦5%;
300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;
400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;
500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;
を有する。
第三の態様に従うと、本発明は、金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む溶鋼浴の処理のための上述の添加剤の使用に関する。
第四の態様に従うと、本発明はまた、既に述べた方法によって得られ、その鉛のノジュールが100μmよりも小さい点、及び、図3に示すように、80%に等しいそれらの大部分が圧延鋼の内部にランダムに分布している点で特徴付けられる、高い鉛含有量を有する任意の圧延鋼製品に関する。この分布は、圧延鋼に最適な機械加工特性を与える。
この新規な添加剤の使用は、非常に有意なやり方で鉛の累積収率の改善を可能にし、従って、衛生状態及び安全性に関して申し分の無い条件の下で、より多量に添加する可能性を提供する。この使用はまた、固体の鋼の内部で、鉛のノジュールのより良い最終的な分布を達成することを可能にし、一方で、残留磁気の発生や、これらの鋼を処理するために用いる浴の難燃性材料の汚染の発生を減少させる。これらの鋼を生産するコストは、従って改善される。
本発明のその他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び実施態様を読み、添付の図面を見ることにより明らかとなるだろう。
図1は、粒子サイズ割合Gのサイズ及び粒子サイズ分布の特性を示す。 図2は、鋼浴一トン当たりに添加されたフラックスコアワイヤーの長さとして表された、鋼浴に添加された添加剤の量の関数として、鉛の収率の変動を示す。 図3は、目的の製品としての固体の鋼の内部における、異なった種類の鉛のノジュールの分布に関する概略図を示す。 図4は、最も近接した鉛のノジュールへの最小距離の計算を可能にするダイヤグラムである。
本発明は、高い鉛含有量の鋼を得るために溶鋼浴を処理するための、金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む新規な添加剤に関する。知られているように、この添加剤は金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態であり、その充填材料は金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末と、溶鋼に関して不活性である気体を溶鋼浴の温度で放出可能な化合物の粉末とから形成される。
有利には、前記金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末は200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなる。この粒子サイズ割合Gは、好ましくは、小さな粒、又は非常に微細なビーズの形態である。
典型的な場合には、前記粒子サイズ割合Gは以下の特徴:
200μmのふるいを通過:G≦5%;
300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;
400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;
500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;
を有する。
これらの粒子サイズ特性を、添付の図1に概略的に示す。
(図1に示す領域の内部に含有される)この粒子サイズ分布は、フラックスコアワイヤーに最適な充填特性を与え、結果として効果的な溶鋼浴の治金処理を生ずる。この種類の粒子サイズ分布の選択は、伝統的な鉛粉末から生産されるフラックスコアワイヤーについて観察されるよりも大きく低下した残余の多孔度のレベルを保証する。多孔度は、従って5%から最大で20%の間であり、一方この値は伝統的なワイヤーの場合には一般的に15〜40%の間である。
添加剤を囲む金属被覆は、望ましくない構成物を浴中に導入すること無く前記添加剤の放出を可能にするのに十分に早い速度で鋼浴に溶解可能な材料から形成される。好ましくは、金属被覆は合金化されていない軟鋼から作られる。0.1〜1mmの間の厚みであり、好ましくは0.2〜0.6mmの厚みである。
更に、本発明に従ったフラックスコアワイヤーの直径は、5〜20mmの間であり、好ましくは9〜15mmの間である。
本発明に従った添加剤は、ワイヤー1メートル当たり100〜1000gの鉛を含有するフラックスコアワイヤーの形態である。
溶鋼に関して不活性な気体を溶鋼浴の温度(およそ1550〜1650℃の間)で自発的に放出可能な化合物の粉末に関しては、これもまた微細に分割された形態であり、1mmより小さな粒子サイズ、好ましくは0.5mmよりも小さな粒子サイズを有する。
有利には、溶鋼浴中への気泡の放出は、本発明に従った粒子サイズ割合から形成された鉛異物のとてもランダムな分布を導く上昇流を作り出し、それ故に、結果として溶鋼浴の内部において前記異物の一様な分布を生ずる。
特定的な実施態様においては、溶鋼に関して不活性な気体を自発的に放出可能な化合物は、石灰石(炭酸カルシウム)又は焼成されていないドロマイトなどの無機化合物(mineral compound)であり、溶鋼に関して不活性な前記気体は二酸化炭素である。この場合には、無機化合物を、使用される金属の鉛及び/又は鉛合金の重さを基準として、3〜30重量%の量で用いる。
第二の態様に従うと、本発明は、金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む添加剤を用いて溶鋼浴を処理するための方法に関し、この方法は、上述の、フラックスコアワイヤーの形態で添加剤を前記鋼浴に添加する工程を含む。
この種類の粉末を含有するフラックスコアワイヤーは、伝統的なワイヤーを用いて得られる収率、また欧州特許第0316921号の文献に開示されているワイヤーを用いて得られる収率よりさえも高い溶鋼浴内部における鉛の収率を得ることを可能にする。
図2は、添加された量の関数として、鉛の収率に関する工業的な結果を示す(鋼浴に添加された添加剤の量の関数としての鉛の収率における変動は、鋼1トン当たりのフラックスコアワイヤーの長さとして表される)。
鉛の収率は、以下の式:
Pb=(C−C)/C
によって定義される。
この等式において、
は、溶鋼浴中の初期鉛含有量である。
は、溶鋼浴中に得られる最終的な鉛含有量である。
は、溶鋼浴中の望ましい鉛含有量である。
Pbは、鉛の累積収率である。
粒子サイズがこの発明中に記載された要求と合致する鉛粉末及び/又は鉛合金を含有するフラックスコアワイヤーは、伝統的な粉末を用いて得られる収率よりも高い鉛の収率を得ることを可能にする。このフラックスコアワイヤーはまた、溶鋼浴中に注入されたワイヤーの長さに関わり無く、非常にむらが無く一貫した収率を得ることを可能にする。このばらつきのより大きな減少は、それ故に、目的の鋼中に望ましい鉛の量を得る見込みを非常に有意に増加させることを可能にする。
高い収率のおかげで、溶鋼浴の処理の間の衛生状態及び安全性に関する条件もまた、かなり改善される。より少ない毒ガスが浴の上方に放出される。浴の底部における鉛の沈殿の発生、及び浴の難燃性壁の汚染の発生も、大きく減少する。
本発明に従った添加剤を、鋳造の前に溶鋼浴に添加する。最終的な望ましい鉛含有量に依存して、処理すべき溶鋼1トン当たり0.1〜10kgの範囲の量の添加剤をフラックスコアワイヤーの形態で添加する。フラックスコアワイヤーは鋼浴の内部で、50〜200m/分、好ましくは100〜150m/分の範囲の速度でほぐされる。
以下の二つの実施例は、本発明に従った新規な添加剤を用いることによって鉛の収率に関して得られた高い値を実証する。
実施例1
外径13.6mmのフラックスコアワイヤー
0.35〜0.40mmの間の厚みのストリップ
混合物中の炭酸カルシウムの量:6.3重量%
1メートル当たりのワイヤーの重量:970g/m
注入レート:120m/分
浴中の溶鋼の重量:95トン
望ましい鉛含有量:0.260%
処理後に得られた鉛含有量:0.248%
フラックスコアワイヤーにおいて得られた鉛の累積収率:71.8%
実施例2
外径13.6mmのフラックスコアワイヤー
0.35〜0.40mmの間の厚みのストリップ
混合物中の炭酸カルシウムの量:5.8重量%
注入されたワイヤーの長さ:334m
ワイヤーの注入レート:150m/分
浴中の溶鋼の重量:115トン
望ましい鉛含有量:0.200%
溶鋼浴中の初期鉛含有量:0.009%
処理後に得られた鉛含有量:0.191%
フラックスコアワイヤーにおいて得られた鉛の累積収率:72.0%
フラックスコアワイヤーに含有される鉛粒子の粒子サイズが200μm〜500μmの非常に小さい範囲内で選択されたので、溶鋼に不溶な鉛異物は、浴全体に均一に分布する。
有利には、鉛異物の小さなサイズは、浴の底部におけるそれらの沈殿を有意に減少させることを可能にする。これは、浴の流出を開始してから鋳造工程が終わるまでの溶鋼浴中のむらの無い鉛の含有量につながる。固化した製品は、それ故に、これから鋳造される溶鋼の量に関わり無く、鉛の含有量がより均一となる。これは以下の実施例において実証される。
実施例3
外径13.6mmのフラックスコアワイヤー
0.35〜0.40mmの間の厚みのストリップ
混合物中の炭酸カルシウムの量:6.5重量%
フラックスコアワイヤーによって注入された粉末の量:297kg
ワイヤーの注入レート:120m/分
浴重量:95トン
望ましい鉛含有量:0.260%
最初のブルーム鋳造で得られた鉛含有量:0.252%
浴の中間におけるブルームで得られた鉛含有量:0.245%
一度浴を流出させたブルームで得られた鉛含有量:0.249%
用語「ブルーム」は、一式の固化した鋼(環状、長方形状、又は多角形状の断面を有する鋼のインゴット)を意味する。
更に、本発明に従った微細に分割された鉛粉末を含有するフラックスコアワイヤーの使用は、高い鉛含有量を有する溶鋼を生産するために用いられる浴の洗浄を減少させることを可能にする。浴の難燃性材料は、かなりの鉛の侵食による汚染が減少する。鉄鋼メーカーは、ネジ穴を開け閉めするために用いられる装置内や、耐火粘土のレンガの接合部に残る鉛が少なくなることを観察するだろう。
高い鉛含有量を有する鋼から作られた廃棄圧延製品(バー)の量は、本発明中に開示されている粒子サイズの鉛粉末及び/又は鉛合金粉末を含有する添加剤を使用することで大きく減少する。もし鉛のノジュールのサイズ及び分布が鉄鋼メーカーの顧客によって取り決められた仕様に一致しないと、バーは不良品とされる。本発明に従った添加剤のおかげで、100%のバーがこれらの仕様に合致し、一方で伝統的な鉛粉末を含有するフラックスコアワイヤーは、30%までの廃品割合の原因となり得る。
小さい上に、鉛のノジュールは圧延製品の内部により効果的に分布し、それ故に機械加工の特性を高める。我々が積層製品中における鉛製品の群の分布を性格付けるための基準を特に開発しているのは、積層製品中における鉛のノジュールの分布を特徴付けるための標準的な又は国際的な方法が現在存在しないためである。
この理由の為に、出願人は、積層製品中における鉛のノジュールの群の分布を性格付けるための基準を特に開発した。出願人は、従って、実験的測定のための条件と同様、分布指標及び関連する基準を定義した。
図3に示す異なった分布をモデリングする数値シミュレーションを用いた包括的な研究のおかげで、出願人はこれらの分布を性格付けることを可能にする関連指標を明らかにしている。出願人はまた、これらの指標のそれぞれと関係のある閾値を決定した。この方法において、1.4%よりも大きい分布指標Iは、99%の許容差で、ランダムな分布とその他の種類の分布とを区別可能であることが判明している。
指標Iは以下の式:
で定義され、式中、
:分布指標
D:分析領域の対角
:鉛のノジュール間(最も近接したノジュール−図4)の最小距離
NI:最小距離を伴う鉛のノジュールの個数
が1.4%よりも大きい場合には、鉛のノジュールはランダムに分布している(それ故に機械加工性が高い)。
この指標Iは、鉛のノジュールの数が多い場合にのみ意味をなす。この個数は500に固定された。具体的な分析方法がそれ故に開発された。
鉛のノジュールは、40mmより大きな径を有する積層された鋼のバーの中間から取られたサンプルの表面上で特徴付けられ、積層方向で観察された。取られたサンプルの表面を、1μmのシートとなるまで磨く。
鉛のノジュールは、画像検出器と接続された後方散乱型電子検出器を備えた走査電子顕微鏡(SEM−BSE)を用いてサンプルの表面を観察することによって同定され、特徴付けられる。この観察方法を用いることと、化学コントラスト(chemical contrast)とによって、鉛のノジュールは、鋼の組織の色及びその他の種類の異物(硫化物、酸化物、窒化物など)の色よりもかなり暗い灰色の形状で示され、これはこれらのノジュールが容易に区別でき、孤立出来ることを意味する。
この測定方法は、バーの中間における中央の正方形領域内部の少なくとも25mmの表面を観察することを伴う。2ミクロンよりも大きな小さいフェレー径(Feret diameter)を有する全ての鉛のノジュールが含まれ、測定される。500より多くの鉛のノジュールが含まれることになる。これらのノジュールのそれぞれに関して、位置パラメータ(X及びYは検査した領域の参照の点の内部で調節する)及び主な形態学的パラメータ(ノジュール、表面、フェレー径など)が結果のファイルに記録される。
次いで、製品の機械加工特性の最適化を可能にする鉛のノジュールの分布を明らかにするために、分布パラメータを計算する。添付の図3を参照して、ランダム(図3a)、クラスター(図3b)、ストリップ状(図3c)、又は格子型(図3d)などの多くの種類の分布を考慮に入れる。高い鉛含有量を有し、伝統的なフラックスコアワイヤーを用いて処理された積層鋼に関して知られるよりも十分に高度な機械加工適性を得るために、ランダムに分布するノジュールの量は出来るだけ大きく、好ましくは少なくとも80%に等しくなければならないと実証されている。
図1に定義されるような粒子サイズの鉛粉末を含有するフラックスコアワイヤーの形態での添加剤の使用は、100μmよりも小さな、非常に小さい、大部分がランダムに分布した鉛のノジュールを含有する均一な圧延鋼から作られる製品を得ることを可能にする。この分布により、機械加工特性が、従来のフラックスコアワイヤー又は欧州特許第0316921号の文献に開示されているフラックスコアワイヤーを用いて処理された鋼に関して得られる特性と比較して改善される。
高い鉛含有量を有する鋼を得るための、本発明に従った金属の鉛及び/又は鉛合金を含む溶鋼浴の処理のための新規な添加剤の使用は、数多くの利点を有し、一般的に:
溶鋼浴中の鉛の累積収率の改善;
高い鉛含有量を有する鋼を生産し、処理するための条件の改善、より具体的には、累積収率の増加は毒ガスの排出の減少を可能にし、それ故に結果として製鋼工のための衛生状態及び安全性に関する条件を改善する;
鋳造の開始から浴が完全に流出するまででさえ鋼の鉛含有量を維持することを可能にする溶鋼中の鉛異物の分布及び微細性の著しい改善;
浴の底部における鉛の沈殿を著しい減少、それ故に、ネジ穴を開け閉めするために用いられる装置内や、耐火粘土のレンガの接合部に残る鉛がほぼ消失すること;
圧延鋼中の鉛のノジュールのより良い分布のおかげによる圧延鋼製品の最終的な機械加工特性の改善、この分布は大部分がランダムであり、国際標準の方法が無いことを補償するために特に開発された革新的な方法によって特徴付けられる;
大きな、望ましくない鉛のノジュールの存在及び/又は圧延鋼製品の内部に非効果的に分布した鉛のノジュールの存在によって生ずる内部欠陥のせいで不良品となる圧延製品の量の著しい減少;
をもたらす。

Claims (13)

  1. 金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む、溶鋼浴を処理するための添加剤であって、前記添加剤は金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態であり、該充填材料は金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末と、該溶鋼に関して不活性である気体を該溶鋼浴の温度で放出可能な材料を含有する粉末とから形成され、前記添加剤は、前記金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末が200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなる点、及び前記粒子サイズ割合Gが以下の特徴:
    200μmのふるいを通過:G≦5%;
    300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;
    400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;
    500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;
    を有する点で特徴付けられる、前記添加剤。
  2. 該金属被覆が合金化されていない軟鋼から作られる、請求項1に記載の添加剤。
  3. 該金属被覆が0.1〜1mmの厚さであり、好ましくは0.2〜0.5mmの厚さである、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の添加剤。
  4. 該フラックスコアワイヤーが5〜20mmの直径を有し、好ましくは9〜15mmの直径を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の添加剤。
  5. 該充填材料が1mmを超えない粒子サイズを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の添加剤。
  6. 該フラックスコアワイヤーが1メートル当たり100〜1000gの鉛を含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の添加剤。
  7. 溶鋼に関して不活性である気体を放出可能な該材料が、石灰石(炭酸カルシウム)又は焼成されていないドロマイトから形成される無機化合物であり、放出される該気体が従って二酸化炭素である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の添加剤。
  8. 該無機材料が、使用される鉛又は鉛合金(一つ又は複数)の重量を基準として、3〜30重量%の量で存在する、請求項7に記載の添加剤。
  9. 金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む添加剤を用いて溶鋼浴を処理するための方法であって、該方法は、金属被覆及び微細に分割された充填材料から構成されるフラックスコアワイヤーの形態で添加剤を前記鋼浴に添加する工程を含み、該充填材料は金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末と、該溶鋼に関して不活性である気体を該溶鋼浴の温度で放出可能な材料の粉末とから形成され、前記金属の鉛粉末及び/又は鉛合金粉末は、200μm〜500μmの間の粒子サイズ割合Gからなり、以下の特徴:
    200μmのふるいを通過:G≦5%;
    300μmのふるいを通過:90%≧G≧10%;
    400μmのふるいを通過:40%≦G≦100%;
    500μmのふるいを通過:100%≧G≧90%;
    を有する、前記方法。
  10. 処理される溶鋼1トン当たり0.1〜10kgのフラックスコアワイヤーを添加する、請求項9に記載の方法。
  11. 該フラックスコアワイヤーを、50〜200m/分、好ましくは100〜150m/分の速度で溶鋼浴に添加する、請求項10又は請求項11のいずれかに記載の方法。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の金属の鉛及び/又は一つ以上の鉛合金を含む添加剤の、溶鋼浴を処理するための使用。
  13. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法によって得られる、高い鉛含有量を有し、100μmよりも小さい鉛のノジュールを含有する圧延鋼製品であって、該ノジュールの分布が以下の式
    (式中:
    :分布指標
    D:分析領域の対角
    :最も近接した鉛のノジュール間の最小距離
    NI:最小距離を伴う鉛のノジュールの個数)
    に従って定義される時に、Iが1.4%よりも大きい点で特徴付けられる、該圧延鋼製品。
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