JP2010525475A - 物品を選別する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
【解決手段】物品を選別する方法及び当該方法を実施する装置が開示される。当該方法は、各物品の一又は複数の特徴を検知する工程と、検知された特徴が第1の所定基準を満たす任意の物品を第1の目的地に選別する工程と、その他の物品を第2の目的地に選別する工程と、前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たす特徴を検知したかと、前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たさない特徴を検知したかとを判別する工程と、前記第2の目的地が、先の工程において判別されたように、前記第2の所定基準を満たす特徴が検知された一又は複数の物品と、前記第2の所定基準を満たさない特徴が検知された一又は複数の物品とを含む場合に、前記第2の目的地から前記第2の所定基準を満たす任意の物品を第3の目的地に選別する工程と、その他の物品を前記第2の目的地から第4の目的地に選別する工程と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を選別する方法及び当該方法を実施する装置の技術分野に関する。開示された技術及びデバイス(装置)は、特に、紙幣や硬貨を含む通貨の他に、証明書、トークン、小切手等のその他の文書のような価値のある物品の選別に適している。従って本発明は、主に紙幣との使用に関して説明されるが、当然のことながら、本発明の方法及び装置は、その他の物品の選別にも同様に適用される。
US−A−5394992に記載された選別機等のマルチポケット選別機を含む各種の紙幣選別機が知られている。この選別機は、選別された紙幣を出力できる2つのポケットを有する。選別される紙幣束は、複数のセンサを用いて各紙幣の特徴を検知し、且つこの検知された特徴に基づいて紙幣を一又はその他のポケットに出力する装置に入力される。このようにして、特定の特徴(例えば、不正確な配向、異なる貨幣単位等)を持つとしてセンサに識別された紙幣は、残りの束から分離されてよい。
このようなツーポケット選別機は、紙幣束を2組に分けることしかできないという固有の限界を有する。その結果、2よりも多い「種類」の紙幣を混合紙幣束から個々のまとまりに選別するためには、2つよりも多い出力ポケット(即ち、「1種類」当たり1ポケット)を有する選別機を用いる必要がある。これは、かなりの複雑性とコストを装置に加える。更に、単一の装置内に構成できるポケットの数は、実際には、技術的制約及びサイズの問題によって制限される。
WO01/99060−A1は、紙幣等のシート材料の選別及び処理に適した装置の二つの実施形態を開示する。第1実施形態は、「シュレッダー」出力と共に5つの出力目的地を有しており、紙幣は所定基準に基づいてこれらの出力目的地に選別される。第2実施形態は、「シュレッダー」出力に加え、3つの出力目的地を有する小型な選別装置を備える。第1実施形態と類似の選別手順が、第2実施形態の装置を用いて可能である。両実施形態は、2よりも多い「種類」の紙幣を混合紙幣束から選別するために、2よりも多い出力ポケットを必要とする。
WO01/99060−A1におけるいずれかの実施形態に係る装置を用いる際、特定の出力目的地に選別された紙幣を再供給するオプションがある。このような手順により、ある紙幣束は再評価され、選別基準は再適用される。その際、これにより、第1「審査(pass)」で不正確に選別された紙幣が正確に選別されてよい。しかしながら、再供給操作の手順は複雑であり、選別の精度を少し向上させるだけのために、装置の処理時間を事実上二倍にしてしまう。
DE10117822−A1は、紙幣を選別する他の装置を開示する。この装置は3つの出力目的地を備えており、紙幣入力位置がそれらの出力目的地のうちの一つとして用いられてよい。この公報に係る装置は、2よりも多い貨幣単位又は「種類」で貨幣単位の選別を実行するように構成されてよい。これは3つの出力目的地を用いることで可能とされる。この公報では、一又は複数の出力目的地が、一よりも多い貨幣単位又は「種類」の紙幣の目的地として構成されることが教示されている。そして、オペレータは、紙幣をいくつかの単一貨幣単位に更に選別するために、第1選別の後に、これらの出力目的地のうちの一つに存在する紙幣束を再供給するように指示される。一旦紙幣が再供給されると、それらの特性が再検知され、また新たな選別基準が適用されて再供給された紙幣を3つの出力目的地の一つに選別する。この装置が2よりも多い「種類」の紙幣を選別させる間、3つの出力目的地が必要とされ、また2又は3よりも多い貨幣単位又は「種類」で選別を実行する時間長は、事実上、単一の選別の「審査」における時間長の二倍である。
WO02/27670−A1は、紙幣の送り込み及び送り出しをする紙幣ハンドリング装置を開示する。このような装置は、振り込み及び引き出しを管理するために、多数の異なる貨幣単位の紙幣を多数取り扱うように構成される。この装置は、当該装置内に位置する複数の安全カセットを備えており、これに対してある貨幣単位の紙幣が選別される。そして、これらの与えられた貨幣単位の選別された紙幣は、オペレータが引き出しを要求する際に、カセットから検索されてよい。
EP1643462−A2は、複数の基準に従って選別された紙幣を格納するように構成された複数のカセットを備える類似の通貨選別機を開示する。特にEP1643462−A2は、オペレータが各出力目的地の中身を見ることができる表示装置(デバイス)を開示する。両公報において、紙幣は入力先から格納カセットのうちの一つへ移るので、複数の異なる選別基準を適用できる。しかしながら、両方の上記特許公報に係る装置は、2よりも多い出力目的地が紙幣を選別するために用いられることを開示している。加えて、両装置は嵩張っており、また複雑な選別の機能性を備えるために複雑な制御電子回路を必要とする。このような装置の複雑さに伴う一つの問題は、装置と選別手順の深い知識が必要とされることである。これらの装置は、大量の紙幣を取り扱うように構成されているので、少量の紙幣束を選別するのに必要な時間は比例的に長い。選別の多くは内部で実行され、オペレータには見えないので、誤差が起きる可能性も高い。
故に、オペレータに見えて且つ短時間で実行可能である、価値のある物品を選別する方法には必要条件がある。更に、多様多種の選別環境においてスループットを増加するために価値のある物品を効率的に選別するように構成された装置には、更なる必要条件がある。
本発明の第1の態様によれば、選別装置(デバイス)を用いて複数の物品を選別する方法は、
a)各物品の一又は複数の特徴を検知する工程と、
b)検知された特徴が第1の所定基準を満たす任意の物品を第1の目的地に選別する工程と、
c)その他の物品を第2の目的地に選別する工程と、
d)前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たす特徴を検知したかと、前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たさない特徴を検知したかとを判別する工程と、
e)前記第2の目的地が、工程d)において判別されたように、前記第2の所定基準を満たす特徴が検知された一又は複数の物品と、前記第2の所定基準を満たさない特徴が検知された一又は複数の物品とを含む場合に、前記第2の目的地から前記第2の所定基準を満たす任意の物品を第3の目的地に選別する工程と、
f)その他の物品を前記第2の目的地から第4の目的地に選別する工程と
を備える。
このように、第1及び第2の基準に従って物品を選別することにより、ツーポケット(第1及び第2の「目的地」)選別装置を用いて、物品を少なくとも3つのカテゴリに選別できるようになる。即ち、第1カテゴリは工程(b)の、第2カテゴリは工程(e)の、第3カテゴリは工程(f)の結果としての出力である。これらのカテゴリは、物品の任意の特徴を表してよい。例えば、紙幣の場合は、紙幣の適性レベル(即ち、紙幣の状態)及び/又は紙幣が本物かどうかに従って、紙幣束を異なる配向、通貨、貨幣単位に選別できる。
加えて、本方法は、工程(d)が工程(a)において検知された各物品の特徴を用いて第2の目的地に混合紙幣が含まれるかどうかを判別し、混合紙幣が見つかった場合にのみ第3及び第4の目的地に対して第2の選別を行うため、複数の物品を選別する効率的な手段を提供する。従って、不必要な第2の選別は、ますます効率的に回避できる。工程(d)に基づいて、オペレータは、第2の目的地が混合文書を含んでいない旨、即ち、送り込まれた紙幣束が2「種類」のみを含んでいた旨を示されてよいので、第2の目的地における紙幣の更なる選別は必要とされないことを通知されてよい。多量のスループットを取り扱う際には、工程(d)の判別は、相当な時間を節約でき、生産性を非常に向上させる。従来技術においては、出力目的地が混合紙幣を含んだかどうかを判別する方法がなかったので、第2の目的地が単一「種類」の紙幣を含んだだけであっても、第2の選別は常に実行されたであろう。従って、本発明に係る方法は、これらの「無駄な選別」を防止する。
ある実施形態では、前記選別装置(デバイス)は2つの出力目的地のみを備え、前記第3の目的地は前記第1又は第2の目的地のうちの一方であり、前記第4の目的地は前記第1又は第2の目的地のうちの他方である。これにより、本方法はツーポケット選別機において実行でき、よって従来技術において複雑な選別を実行する際に必要とされた更なる出力目的地の必要性が減少する。
好ましくは、前記物品は、紙幣等のシート文書である。しかしながら、上述のように、この方法は、選別を必要とする任意の品目に適用され得る。
ある実施形態では、前記第1及び第3の目的地は同じであり、よって、選別機の一の出力ポケットは、第1及び第3の目的地の両方として用いることができる。他の実施形態では、異なる目的地が用いられてよい(例えば、第2の選別において分離された物品をよそに発信する場合)。他の実施形態では、前記第2及び第4の目的地は同じである。故に、本発明の方法により、2つの固定された目的地又は「ポケット」のうちの一又は複数の目的地が、第3及び/又は第4の「仮想」目的地又は「ポケット」として使用できる。例えば、第1の目的地は第3の「仮想」目的地として用いられてよく、第2の目的地は第4の「仮想」目的地として用いられてよい。そして、これにより、2よりも多いポケットを備える選別装置は、ツーポケット選別機において模倣(エミュレート)される。本方法を選択された回数だけ繰り返し、追加の選別をn番目及び/又は(n+1)番目の目的地に提供することが更に可能である。これは、できる限り無数の目的地が、ツーポケット選別機において模倣(エミュレート)されるようにする効果がある。
ある実施形態では、前記第2の所定基準は、前記第1の所定基準に等しい。第3及び第4の所定基準もまた、夫々第1及び第2の所定基準に等しい場合、この方法により、第1の所定基準に基づいた単一選別はマルチプル「審査」を包含でき、第2/第4の目的地に選別された物品は再供給され、第1基準が再適用されてよい。
好ましくは、前記物品の検知された特徴は、信ぴょう性、通貨、貨幣単位、状態(condition)、発行(issue)、及び配向のうちの一又は複数を含むが、ユーザ又は装置により検知可能な物品の任意の特徴が代わりに用いられてもよい。
特に好適な実施形態では、前記第1の所定基準は、前記物品が本物であり、その状態が更なる使用に適切であるということである。先ず本物且つ使用に適切である物品の全てを分離することにより、これらの物品を迅速に且つ確実に抽出し再循環できる。更に、多くの場合、このような物品は選別される複数の物品の大部分を形成しており、これらを最初に分離することにより、残りの物品を選別するのに必要な仕事が最小にされる。
好ましくは、前記第2の所定基準は、前記物品が本物であるということである。これにより、本物であるが不適切な物品が、本物ではない紙幣(即ち、不正通貨、異物又は偽造物品)から分割されるという選別が完了する。
この基準は、物品が「本物」及び/又は「適切」とみなされるように、検知された特徴が満たさなければならない一又は複数の条件を含んでよい。これらは、例えばUV反射率、蛍光、乳白度(不透明)等の光学的特徴のような、物品の測定パラメータが満たさなければならない一連の閾値又はその他の制限の形で、及び/又は例えば磁性、安全印刷(security printing)等の各物品に対して期待される安全対策が存在するという確認の形で、予め設定されてよい。
実施形態によっては、第2の所定基準は、物品を更に分析することなく(再度それらの特徴を検知することなく)、第2の目的地からの紙幣に適用されてよく、これにより第2の選別を高速化できる。これは、第2の目的地に選別された各物品の特徴を記録し(log)、この情報を用いて第2の基準に応じて物品を選別することにより達成される。或いは、場合によっては、工程(e)は、前記第2の目的地から前記物品の夫々における一又は複数の特徴を検知する工程を含むことが好ましい。これらの特徴は、工程(a)において検知された特徴と同じであってもよいし、同じでなくてもよい。
特に好適な実施形態では、工程(e)及び(f)は、工程(a)から(c)とは異なる速度で進む物品に対して実行される。第2の選別は、第1の選別よりも速く又は遅く実施され得る。例えば、第1の選別が、注意深い取り扱いを必要とする不適切な紙幣を全て除去した場合には、処理が速いと第2の選別において有益であろう。輸送速度を遅くすることにより、紙幣への更なる損傷が防止され且つ詰まりのリスクが減るため、第2の選別において不適切な紙幣が残存するとわかっている場合には、処理が遅いと有利であろう。更に、処理が遅いと、物品の特徴の検知を増強できる。例えば、更に遅く紙幣をセンサアレイに通過させることにより、より良好なパターン認識が達成される。物品の速度は、物品を運搬する輸送速度を変化させる、又は物品を装置に入力する速度を変化させることにより調整できる。
好ましくは、前記方法の工程(b)は、前記第1の目的地の物品に関するデータを表示する工程を含む。ある例においては、第1の目的地における物品の総額又はこれらの物品の枚数の表示を含む。これにより、ユーザは選別が成功したと迅速に評価でき、表示された情報を選別された物品とともにリサイクラ(再循環機)に渡すことができる。
他の実施形態では、第1の選別、及び/又は、枚数や個々の紙幣価値等の紙幣の特徴の検知に関するデータは、第1の選別終了イベントの検知時に格納される。このイベントは、とりわけユーザの入力(例えばボタンを押す)の受信、又は所定時間(例えば30秒)の経過を含んでよい。そして、このデータは、本方法の最後にユーザに対して表示されてよく、第1の目的地における全紙幣の総枚数及び/又は価値を含んでよい。第2の選別に関するデータは、本方法における最後のステップ後の第2の選別終了イベントの検知時に格納されてもよい。このイベントは、第1の選別終了イベントと同じような形であってよい。同様にこのデータは、本方法の完了後にユーザに対して表示されてよい。このデータは、第3及び第4の目的地の紙幣に関する情報、例えば枚数又は総価値を含んでよい。
好都合なことには、工程(d)において前記第2の目的地に選別された物品の全てが前記第2の所定基準を満たすと判別される場合は、この工程はこの旨をユーザに示す工程を更に含んでよい。これは、特定の場合には工程(e)及び(f)が実行される必要がないことを、ユーザに明らかにする。好ましくは、前記示す工程は、総価値又は枚数等の、前記第2の目的地の物品に関するデータを表示する工程を含む。
ある有利な実施形態では、工程(d)の前に、工程(a)から(c)が第2の複数の物品に対して繰り返される。場合によっては、この第2の複数の物品は、第2の目的地に選別された物品を含む。これは、ごく一部の物品のみが第1の所定基準を満たさない(即ち、第2の目的地に分別される)バッチ処理中、有益である。いくつかのバッチの物品は、第1の所定基準に基づいて選別でき、その後、第1の所定基準を満たさない物品が、第2の基準で選別される。これにより、処理の全体速度を非常に向上できる。この方法は、第1の選別終了イベントを検知した際に、工程(d)の実行を始めるように構成されてもよい。
特に好適な実施形態では、前記第1の所定基準は、選別される前記第1の物品が前記第1の所定基準を満たすように、選別される前記第1の物品の検知された特徴に従って選択される。これにより、基準を自動的に選択できるので装置の初期化が迅速になる。
更に好ましくは、前記第2の所定基準は、前記第2の目的地から選別される前記第1の物品が前記第2の所定基準を満たすように、前記第2の目的地から選別される前記第1の物品の検知された特徴に従って選択される。
好ましくは、この方法は、各物品が第3の所定基準を満たすかどうかを判別する工程と、任意の物品が前記第3の所定基準を満たす場合にこの旨を前記ユーザに示す工程とを更に備える。よって、この方法を用いて、ある特定の種類の物品、又は単一の物品(例えば通し番号又は類似のものによって識別される場合)を迅速に見つけることができる。好都合なことには、前記示す工程は、前記第3の所定基準を満たす物品又は各物品が選別される前記ポケットに隣接して位置するインジケータによって、前記ユーザに対して行われる。これにより、迅速なアクセスのために識別された物品がどこにあるかがユーザには非常に明白となる。
ある実施形態では、好ましくは、前記方法は、前記複数の物品のうちのいずれかにおける検知された特徴が第3の所定基準を満たす場合に停止される。これによりオペレータの注目が確保され、物品の容易な除去が可能となる。好ましくは、前記方第3の所定基準は、前記第1及び第2の所定基準と相互排他的である。更に好ましくは、前記方第3の所定基準は、前記物品が偽造疑い物品であるということである。
ある実施形態では、工程(b)は、前記第1の目的地に選別された物品に関する第1の情報を格納する工程を含み、工程(e)は、選別が実行される場合に、前記第1の目的地に選別された再供給された物品から任意の追加物品に関する情報とともに工程b)において格納された前記情報を更新する工程を含む。
第2の目的地に選別された物品を再供給し、工程b)及びc)を繰り返すことにより、第1の所定基準を満たすけれども第1審査で選別されなかった特徴を検知した物品を第2の目的地から見つけることができる。例えば、第1審査では、2つの本物且つ適切である紙幣は重複してもよい。これは「ダブル」として検知されてよく、紙幣は第2の目的地へ通過するであろう。先に拒絶された紙幣を用いる第2審査においては、紙幣は異なる方法で供給するので重複しない可能性が高い。故に第2審査においては、それらの紙幣は、第1の目的地に既に存在する選別済み紙幣に追加される。第2の目的地からの物品の再供給及び再選別は、任意の回数だけ繰り返されてよい。
他の実施形態では、工程c)は、前記第1の目的地に選別された物品に関する第1の情報を格納する第1の選別終了イベントを検知する工程を含み、工程f)は、前記第1、第2、第3、及び第4の目的地のうちの一又は複数の目的地に選別された物品に関する第2の情報を格納する第2の選別終了イベントを検知する工程を含む。
既に述べたように、これらの選別終了イベントは、ユーザの入力(例えばボタンを押す)の受信後に、又は所定時間の経過後に生成されてよい。第1及び第2の情報は、印刷出力か、又は文書カウンタに対する表示方法を介して、ユーザに表示されてよい。この情報は、カウンタに接続されたコンピュータのディスプレイ上に表示されてもよい。
この方法は、先に述べた方法の実施形態と同様に、第1又は第2の選別工程内でマルチプル審査を実行する工程を含んでもよい。工程e)からf)を含む第2の選別において、ユーザは、第2の情報をリセットし、且つ工程e)からf)を新たに繰り返させる「やり直し(REDO)」コマンドを生成してもよい。既に述べたように、好適な実施形態では、第1及び第3の目的地は同じであり、第2及び第4の目的地は同じである。
本発明は、一の物品を選別装置(デバイス)に供給する入力装置(デバイス)と、
二以上の出力目的地と、
物品の向きを前記出力目的地のうちの選択された出力目的地に変えることができるダイバータシステムと、
前記入力装置(デバイス)から供給された各物品の一又は複数の特徴を検知する一又は複数のセンサと、
前記ダイバータシステム及び前記一又は複数のセンサと操作可能に連結されたコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
一の物品が、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第1の所定基準を満たすかどうかを判別し、前記第1の基準を満たす場合に前記ダイバータシステムを操作して前記物品を第1の出力目的地に選別し、前記第1の基準を満たさない場合に前記物品を第2の出力目的地に選別するように構成された第1モジュールと、
前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第2の所定基準を満たす前記第2の目的地に選別された物品の数と、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第2の所定基準を満たさない前記第2の目的地に選別された物品の数とを判別するように構成された第2モジュールと、
を備え、
前記第2モジュールは、当該第2モジュールによって実行された両判別の結果に基づいて前記選別装置(デバイス)を形成するように更に構成される。
上記のように構成された選別装置(デバイス)により、選別装置(デバイス)は、第2の目的地の中身に基づいて構成されてよい。例えば、第2モジュールは、第2の目的地が、混合紙幣又は一種類の紙幣のうちの一方を含むことを示すフィールドを出力してよく、よってコントロールシステムは、適切な指示を装置(デバイス)のオペレータに出力可能となる。そのような装置は、一又は複数のセンサによって記録された情報を利用し、選別装置(デバイス)の効率性を向上させるために用いられる追加データを生成する。
ある実施形態では、前記第2モジュールは、当該第2モジュールによって実行された両判別の結果がゼロでない場合に、前記選別装置(デバイス)の状況を変化させるように構成される。即ち、第2モジュールは、第2の目的地内に混合紙幣があることを判別する。本発明の他の実施形態では、前記コントローラは、前記2モジュールによって実行された両判別の結果がゼロでない場合に前記ダイバータシステムを操作するように形成された第3モジュールを更に備え、当該第3モジュールによる前記ダイバータの操作は、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた前記第2の基準を満たす場合に、一の物品を前記第2の出力目的地から第3の出力目的地に選別し、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた前記第2の基準を満たさない場合に、一の物品を前記第2の目的地から第4の出力目的地に選別する工程を含む。故に、コントローラのモジュールにより生成された余分のデータを用いて、従来技術にはない方法で選別工程を実施することができる。
ここで、添付した図面を参照して本発明を説明する。
2よりも多い紙幣「種類」を含む紙幣選別の要求の一例は、ヨーロッパ・リサイクリング・フレームワーク(ERF)によって設定されるものであり、しばしば紙幣リサイクリングフレームワーク(BRF)と称されるが、これはヨーロッパの金融機関及びその他の専門現金出納係による適性選別及び偽造紙幣の検知を管理する。これは、以下の識別を必要とする。即ち、
「A」−(i)ユーロ紙幣として認識されていない文書、
(ii)偽造疑いのあるユーロ紙幣、
「B1」−本物且つ「適切な」ユーロ紙幣、並びに
「B2」−本物であるが「不適切な」ユーロ紙幣である。
但し、「適切」及び「不適切」は、予め既定された品質基準を満たす紙幣、及びその基準を満たさない紙幣を夫々指す。
従来の選別工程では、2より多いポケット(少なくとも選別(CULL)ポケットに加えて2つのポケット)を備えた装置がこの工程を実施するために必要であるが、紙幣の一の審査で実施可能であろう。
図1を参照すると、本発明での使用に適したツーポケット選別機1は、紙幣を供給する入力ホッパ2と、2つの出力ポケットP1及びP2と、ユーザインターフェース6とを備える。2つの出力ポケットは、選択自由な価値インジケータV1及びV2を夫々備える。更に、ポケットP2に隣接するLED7等のアラーム装置(デバイス)は、ポケットP2の偽造疑いのあるユーロ紙幣等の、特定の紙幣の存在を示すために用いられる。同様なLEDは、ポケットP1の中身に関する情報を伝えるために、ポケットP1に隣接して任意に備えられてよい。
紙幣は、ここで詳述されない従来の輸送システムによって構成要素間を運搬される。装置1に供給されると、各紙幣の特徴は、IR検出器、UVモニタ、蛍光検出器、磁気検波器、撮像装置等の光学センサを含む一又は複数のセンサ3によって検知される。結果はコントローラ4に出力され、これがダイバータ5を制御して各紙幣を出力P1又は出力P2のいずれかに向けさせる。コントローラ4は、以下に説明する選別方法を実施するように構成された一又は複数のモジュールを含んでよい。
この装置は、図2及び図3のフロー図に示した2つの選別を実行するように操作できる。この操作の経過は、その他の関連情報とともに、ユーザインターフェース6を介してユーザに示されてよい。本発明の第1実施例について、図2の方法から始める。この工程は、紙幣束が受け取られる際に開始する(ステップS200)。次に、S05において各紙幣の特徴が検知される(少なくとも紙幣の信ぴょう性及び状態を含む)。紙幣が本物且つ再利用に適切であるとみなされるという基準を満たす紙幣は、第1の目的地、即ちポケットP1に選別される(ステップS210)。その他の紙幣は、全て第2の目的地、即ちポケットP2に回される(ステップS220)。故に第1の工程は、カテゴリB1(本物且つ適切な紙幣)をポケットP1に選別し、カテゴリB2(本物であるが不適切な紙幣)及びカテゴリA(認識されていない又は偽造疑い)をポケットP2に選別する。
好ましくは、ポケットP1の価値インジケータV1は、カウントされ、本物と証明され、且つ適性試験を受けたカテゴリB1紙幣の価値を示し(ステップS215)、並びに/或いは枚数がV1によって表示されるであろう。この工程中、ユーザインターフェース6は、ユーザに現在の選別を知らせるために、「BRFに適切」を表示してよい。
ステップS225において、この工程は、第2の目的地P2に選別された紙幣が全て同じ「種類」であるかどうか(即ち、第2の目的地に選別された紙幣のうちのいずれかが、ある所定基準を満たす特徴を検知したか、並びに第2の目的地に選別された紙幣のいずれかがその所定基準を満たさない特徴を検知したか)を判別する。P2に選別された紙幣が全て第2基準を満たす(即ち「不正」紙幣が存在しない)とシステムが判別する場合は、ステップS240においてこの工程は終了する。次に、これにより不必要な第2の選別の実施が妨げられ、効率性が向上する。この判別は、ステップS205において記録された各紙幣の検知された特徴を用いても実施される。これは、ポケットP2がステップS225における混合種類を含むかどうかを判別するために更なる検知が必要とされることを意味する。この場合、ポケットP2がカテゴリB2紙幣のみを含むと判別される場合には、価値インジケータV2は、ポケットP2の紙幣の価値又は枚数を示すことが好ましい(ステップS30)。
他の紙幣(カテゴリA紙幣)がポケットP2に存在するのがわかると(即ち、第2の目的地に選別された物品のうちの少なくとも一つが、第2の所定基準を満たす特徴を検知し、第2の目的地に選別された物品のうちの少なくとも一つが、第2の所定基準を満たさない特徴をした場合、即ち、2つの異なる「種類」の物品を検知した場合)、以下が適用される。つまり、ポケットP2の紙幣を再選別する必要性を強いるために、価値インジケータV2はクリアにされ、或いはディスプレイ画面は表示されない。また、少なくとも一つのカテゴリA(ii)紙幣が検知された場合に、「偽造疑い」アラーム7のスイッチを入れる(ステップS235)。
第1の選別の完了に続いて、ポケットP1からの紙幣は再循環されてよく(即ち、通貨の循環に戻されてよく)、ポケットP2からの紙幣は、インジケータP2上に価値が示される(即ち、出力P2が価値カテゴリB2紙幣のみを含む)場合には、サービスセンタ又は銀行に戻すことができ(ステップS240に示す)、カテゴリA及びBを分離するために何の価値も示されない場合には、下記のような第2の選別を用いて再選別でき(図3に示す)、或いは第1の選別における第2の「審査」を実行するために二度装置に挿入できる。この工程について、第2の実施例に関し、以下に更に詳しく説明する。
混合紙幣が第1の選別で第2の目的地に選別される場合、この工程は典型的には図3のステップS300で開始される第2の選別に進む。第2ポケットP2からの紙幣は取り除かれ、また入力を介して装置に再挿入されてよく、或いはP2から直接システムに再入力することができる。ステップS305において、P2からの紙幣の特徴は任意に検知されてもよい。しかしながら、各紙幣からの結果を示すログ(記録)が保持される場合は、ステップS2で実施された先の区別の結果を再度用いてもよい。ステップS310では、本物とみなされたP2からの紙幣の全てがP1に選別され、残りはP2に選別される(ステップS320)。故に、第2の工程はカテゴリB2の紙幣(本物であるが「不適切な」紙幣)をポケットP1に選別する。一方、残りのカテゴリB1の任意の紙幣(本物且つ「適切な」紙幣)は、審査1の間にバッチから選別されない場合には、不適切な紙幣とともにポケットP1に移動する。カテゴリA(認識されていない又は偽造疑い紙幣)はポケットP2に移動する。
好ましくは、ポケットP1の価値インジケータV1は、カウントされ、本物と証明されたカテゴリB2紙幣の価値(ステップS315)、又は枚数を示す。ポケットP2の価値インジケータV2は、ポケットP2がカテゴリA紙幣を含むだけであるため、通常いずれの価値も表示しない。ユーザインターフェース6は、通常、第2の選別を示すために「不適切(UNFIT)」を表示する。
典型的には、以下の理由により、ポケットP2はカテゴリA(i)紙幣、例えばユーロ紙幣として認識されていない紙幣を含んでよい。即ち、その紙幣が外国通貨の一部であり、バウチャー、小切手、証明書、メモ帳からのメモ紙等の非紙幣を含み、或いは紙幣がひどく磨滅又は損傷しているという理由である。
カテゴリA(ii)偽造疑いのある(ユーロ)紙幣がポケットP2に含まれる(ステップS305で検知)という稀なケースでは、再びアラーム7のスイッチを入れ(ステップS325)、オペレータに手動で偽造疑いのあるユーロ紙幣(即ち、一見ユーロ紙幣のようなポケットP2内の全ての紙幣)を識別且つ除去し、国家規制に沿って国家機関(例えば警察)に引き渡すように要求する。
そして、ステップS330において、この工程は終了できる。その他の例では、第3、第4及びその次の選別は、紙幣の選別に適した任意の基準を用いて少なくともステップS8、S9を繰り返すことにより、P2に出力された紙幣に対して実行できる。
本発明の第1実施例は、紙幣リサイクリングフレームワーク基準を参照して説明したが、紙幣を選別するために、その他の様々なユーザ定義基準が用いられてもよいことは当業者には明らかであろう。例えば、この装置は、紙幣が「適切」であるか「不適切」であるかを検知する代わりに、貨幣単位(即ち、5ユーロ又は10ユーロ)、又は価値のある物品のその他の測定可能な特質に基づく基準に従って、紙幣を選別してもよい。
<提案されたツーポケット工程の利点>
この提案された二選別過程により、ツーポケット選別機を用いて、適切及び不適切な紙幣を分離することができ、また本物でない通貨/偽造紙幣を識別することができる。上述の工程は特に有利である。なぜなら、1)オペレータが、カテゴリB1の「良好な紙幣」の全ては、即座に再循環するために第1の選別(「ATMに適切(ATM FIT)」)においてポケットP1に進むので、適性選別の実施を誤って「忘れる」ことができない、2)価値インジケータV2をクリアにすると、オペレータは第2の選別(「不適切(UNFIT)」)を用いた紙幣の再選別を強制され、カテゴリAのゼロ値紙幣からカテゴリB2の価値があるが不適切な紙幣を分離する、並びに3)より大きなバッチ(処理単位)を処理するために、ポケットP2の不良品を第1の選別の間に貯蔵でき、第2の選別2を一度実行する際に処理できるからである。
例えば、この装置が一度に100枚の紙幣を処理できる場合、消費者バッチの1000枚の紙幣は、毎回供給される100枚の紙幣を用いた第1の選別を10回繰り返し、拒否されたポケットP2の紙幣の全て(例えば、バッチが7%の「B1」紙幣と1%の「A」紙幣を含む場合、80枚の紙幣)を処理する第2の選別を1回行うこと、即ち、合計11回の選別が必要とされる。これは、第1の「ATMに適切(ATM FIT)」選別及びその後の第2の「不適切(UNFIT)」選別よりも、むしろ第1の「信ぴょう性」選別及びその後の第2の「適性」選別に分けるために、100枚の紙幣の選別10回×2に比べられる。即ち、典型的な従来技術を用いて合計20回の選別を実行する必要がある(第1の選別後に10枚の紙幣のみが分離されて区別す990枚の紙幣が残されるので、更なる10回の選別が必要とされる)。上記の特定の選別を実施することにより、この工程は加速される。
しかしながら、その他の場合には、他の基準を選択することが有益であろう。例えば、第1の基準は単純に「紙幣は本物である」であり、第2の基準は「紙幣は再利用に適切である」である。このように、紙幣の特徴が第1の選別で評価される必要はほとんどないが、適性の特徴は第2の選別で回収される必要がある。
或いは、第2の選別時に用いられる第2の所定基準が、第1の所定基準(例えば、本物且つ適切な紙幣)に設定される場合、第2の選別は、第1の選別の第2審査になり、第1審査時に正確に検知又は認識されなかった紙幣がツーポケット選別機によって処理される。
上記の2つの選別が一旦実施されると、例えば偽造紙幣を、外国通貨等のその他の未認識文書から分離するために、一又は複数の更なる選別が第4の目的地に選別された物品に対して実施されうる。
要約すれば、これにより、一のカテゴリのみの紙幣を含む場合は一のポケットで価値を示すことだけにより、また一のポケットに偽造疑い品が含まれる場合はその旨をオペレータに示すことにより更に改良できるツーポケット装置で、4つのカテゴリの選別(適切、不適切、未認識、及び偽造疑い)を効率的に且つ確実に達成できる。
好適な実施例では、第1の選別を用いて、「本物且つ適切な」紙幣と「選別外れ」紙幣とを選別する。「選別外れ」紙幣が「本物であるが不適切な」紙幣のみを含む場合には、価値が表示され、工程は完了する。
第1の「選別で外れた」「その他」が混合紙幣の場合は、第2の選別を行って、「本物の」紙幣と「選別外れ紙幣」とを選別する。典型的には、第2の選別における「本物の」紙幣は、全て「本物であるが不適切」であろう。しかしながら、「本物且つ適切な」紙幣が第1の選別で認識されずに第2の選別において認識されるのみであれば、任意の「本物であるが不適切な」紙幣に追加されるであろう。
第2の選別の「選別外れ」は、典型的には、手動による選別を必要とする未認識紙幣及び偽造紙幣を含むのみである。手動による選別中に偽造紙幣に気付かない危険性を減らすために、装置は、第1の選別の最後及び/又は第2の選別の最後に、選別外れに偽造疑い品が存在するかについて示すであろう。
<第1実施例の変形例>
当然のことながら、上述の第1実施例は単なる例示であり、本発明の方法は、様々な方法で実施されうる。これらの様々な方法は、以下の方法のうちのいずれかを含むが、これに限定されるものではない。即ち、
1)「選別外れ」紙幣(第2ポケットP2或いは第2又は第4の目的地の中身)が少なくとも一の特定カテゴリのみである場合に、オペレータに警告する。
2)「選別外れ」紙幣が「本物であるが不適切な」紙幣のみを含む場合にオペレータに警告することを特徴とする(1)に係るシステム。
3)「選別外れ」紙幣が「本物且つ適切な」紙幣のみを含む場合にオペレータに警告することを特徴とする(1)に係るシステム。
4)選別外れの物品の価値及び/又は枚数を表示することによりオペレータに警告することを特徴とする(2)又は(3)に係るシステム。
5)ポケット/目的地よりも多い選別カテゴリが存在することを特徴とする(1)、(2)、(3)又は(4)に係るシステム。
6)ツーポケット装置を用いて三又は四方向選別を実行することを特徴とする(5)に係るシステム。
7)一のカテゴリと選別外れとを選別した後に、第1の選別の選別カテゴリに存在したかもしれないアイテムを第2の選別の選別カテゴリに入れるように、第2の選別において第1選別外れを選別する工程を備えることを特徴とする処理方法。
8)前記アイテムは文書であり、特に紙幣であることを特徴とする(7)に係るシステム。
9)偽造疑い品が選別外れに含まれる場合に、オペレータに警告する。
10)この警告は、偽造疑い品を含むポケットに隣接した赤色LEDによることを特徴とする(9)に係るシステム。
11)選別外れが唯一のカテゴリ、又は手動で分離される二つのカテゴリを含むまで、一のカテゴリと選別外れとを連続二方向で選別する方法。
12)カテゴリは、見られた第1の紙幣に応じて動的に割り当てられることを特徴とする(11)に係るシステム。
13)選別外れ内の成分を決定し、それに応じて次の選別時に選別するカテゴリを選択する方法。
14)選別外れ内の成分を決定し、オペレータ又は外部システムに警告する方法。
15)一のカテゴリと選別外れとを選別した後に、第2の選別で処理される際の第1の選別からの選別外れが第1の選別カテゴリにおける選別物として分類される可能性が低くなるように、第2の選別時に異なる適性閾値を用いて、第2の選別で第1選別外れを選別する工程を備えることを特徴とする処理方法。
16)前記アイテムは文書であり、特に紙幣であることを特徴とする(15)に係るシステム。
17)第2の選別において、どっちつかずの紙幣が通貨カテゴリとして分類されるが、第1の選別の選別カテゴリに存在したかもしれないその他のアイテムは、選別外れに入れられることを特徴とする(16)に係るシステム。
18)特定のカテゴリに遭遇した際に、処理を停止することを(1)ないし(17)のうちのいずれかに係るシステム。
19)前記特定のカテゴリは、偽造疑い品であることを特徴とする(18)に係るシステム。
20)前記特定のカテゴリは、第2の選別において遭遇した予期せぬ種類の本物の紙幣であることを特徴とする(18)に係るシステム。
21)識別結果(検知された基準)と第1の選別からの紙幣における既知のシーケンシャル順とを用いて、次の(第2/第3等)選別中に選別する(広げる)方法。
22)第1の選別は「本物」と「選別外れ」との間について行われ、第2の選別は「本物」を「適切」及び「不適切」の間で広げることを特徴とする(21)に係るシステム。
23)前記次の選別は、先の選別と比較して高速又は低速で行われることを特徴とする(21)又は(22)に係るシステム。
24)偽造疑い品が発見されると、その画像がとらえられることを特徴とする(1)ないし(23)のいずれかに係るシステム。
以下の第1実施例に対する変更例も予想される。
「本物であるが不適切」か「選別外れ」かの第1の選別。典型的には、第2の選別における「本物」は、全て「本物且つ適切」であるが、「本物であるが不適切な」紙幣が第1の選別で認識されずに第2の選別において認識されるだけである場合は、任意の「本物且つ適切な」紙幣に追加されるであろう。
しかしながら、好適な実施例に関しては、第2の選別は、「本物であるが不適切」か「選別外れ」かの選別である。選別外れが紙幣の唯一のカテゴリである場合は、そのカテゴリをオペレータに示し、この工程を完了できる。
不適切且つ適切な混合紙幣が第2の選別で混合される場合、混合物の品質及び特徴、例えば適切94、どっちづかず6、不適切1をオペレータ又は外部システムに示す。
第2の選別で処理される際の第1の選別からの選別外れが第1の選別カテゴリにおける選別物として分類される可能性が低くなるように、第2の選別時に異なる適性閾値を用いる。
上記の方法のいずれかは、偽造疑い品と遭遇する際に工程を停止する。
上記の方法のいずれかは、第2の選別において予期せぬ種類の本物の紙幣と遭遇する際に工程を停止する。
識別結果と第1の選別からの紙幣における既知のシーケンシャル順とを用いて、次の(第2/第3等)選別中に選別する(広げる)。第1の選別時に送り誤りがない場合には、これは、第2の選別を高速で行わせる利点がある。また、どっちつかずな適性の紙幣が第2の選別時に異なって分類されるという複雑化も回避する。
このうちの一の実施例は、第1の選別時に本物の紙幣と選別外れとを選別し、第2の選別時に本物を適切と不適切とに広げることができる。
第2の選別外れを手動で選別するよりも、第3の選別は、より低速で他の装置において文書の一部又は全ての画像を捉えることにより、又は数ある中でも通し番号を捉えることにより、文書を処理してよい。
<本発明の更なる実施例>
本発明の第2実施例を図4に例示する。ここに例示された方法も、図1に示したようなツーポケット選別機1を用いて実行される。既に述べたように、ステップS400において、選別される紙幣束を装置上に置き、この装置を介して供給し、ステップS450において信ぴょう性や適性等の紙幣の特徴を検知する。本例は信ぴょう性及び適性に関して説明されるが、その他の基準が適用されてよいことは当業者には明らかであろう。各紙幣について信ぴょう性及び適性の特徴を検知することにより、本物且つ再利用に適切(「ATMに適切(ATM FIT)」)とみなされた紙幣の全てが、ステップS410において第1の目的地であるポケットP1に選別される。各紙幣が選別されると、装置1により得られる各紙幣に関するデータは、ステップS415においてメモリに格納されてよい。このデータは、紙幣の特徴、通し又は発行番号、価値等であってよい。次にこれにより、各追加の紙幣がポケットに供給される際に更新されるポケットP1の紙幣に関するデータ記録一覧が生成される。ある実施形態では、第1ポケットの紙幣に関するデータは、単に、選別された紙幣の累積枚数又は総価値であってよい。その他の場合には、各紙幣の特徴の詳細がもれなく格納されてよい。
既に述べたように、他の全ての紙幣は、ステップS420において第2の目的地であるポケットP2に選別される。再び、第1ポケットと同様に、第2の目的地に選別された各紙幣についてデータをメモリに格納するオプションがある。このデータは、第2の目的地に選別された紙幣が追加されるたびに更新されてよい。前述のように第1の目的地及び第2の目的地への紙幣の選別を、第1の選別の一の「審査」と表す。本発明の第2実施例によれば、ここでユーザは、第2の目的地に選別された紙幣を用いて、第1の選別における第2審査を実行するというオプションをステップS430において有する。
ユーザが、装置の第2の目的地に選別された紙幣に対する第2審査の実行を選択する場合には、紙幣を第2の目的地から除去してこれらの紙幣を装置1に再供給することにより、即ち、ステップS400に戻ることにより、この選別を実行してよい。この第2審査時には、各紙幣の特徴は典型的には再検知され、本物且つ再利用に適切であるとみなされた任意の紙幣が、ステップS410において第1の目的地であるポケットP1に選別され、その他の全ての紙幣が、ステップS420において第2の目的地であるポケットP2に選別される。第2審査において、元来第2の目的地に選別された紙幣の一部が本物且つ適切である(即ち、第1の所定基準を満たす紙幣の特徴を有する)と認められた場合は、第1の目的地に再選別されて、第1の選別の第1審査から既にポケット1に存在する紙幣束と合流する。第2審査中に第1の目的地に追加された各紙幣も、典型的には、ステップS415において、ポケットP1に存在する紙幣に関するデータ記録を更新するであろう。追加紙幣が第2審査時に第1の目的地に再選別される場合には、第2の目的地の紙幣のデータは、ステップS425においてリセット及び再計算される必要がある。第2審査の最後には、ユーザは典型的には、第1審査時と同数以下の紙幣を第2の目的地に有する。
本物且つ適切な紙幣(即ち、第1基準を満たす紙幣)が全てうまく検知されたということを確実にするために、任意の数の審査が第1の選別中に行われてよい。第1の選別は要求された全ての審査が行われた後に終了されてよく、ステップS440において工程が終了する。或いは、図2の判別ステップに続く全てのステップが実行されてよい。図2の後期ステップが実行され且つ図3のステップの実行も決定された場合には、第1の選別におけるマルチプル審査と同様な方法で、この場合は、第3の目的地及び第4の目的地に紙幣を選別することにより、第2の選別中にいくつかの審査を実行できてもよい。これは、図4の方法と同様な方法で実行できる。ステップS415とステップS425において格納されたデータは、ステップS435においてユーザに表示されてもよい。
単一の選別中に複数の審査を行うと、いくつかの利点がある。ある状況では、第1の所定基準を満たす紙幣が、ある選別の第1審査中にうまく検知又は認識されないことがあってよい。加えて、供給及び輸送の不規則性により、第1の所定基準を満たす特定の紙幣は重複し、「ダブル紙幣」として検知され、よってその他の種々の紙幣とともに第2の目的地に送られてよい。第2又はそれに続く審査の間、同様の供給又は輸送の不規則性が再度起きる見込みはなく、よって紙幣がうまく検知及び選別される可能性がある。ある状況では、未検知の紙幣を認識しようとするために、第2の目的地からの紙幣束は異なる方向に引き渡され、又は供給されてもよい。第1の目的地に存在する紙幣は第1の目的地に残るので、第1の目的地の紙幣の数は、次の審査が実行されるにつれて増加し、第2の目的地の紙幣の数は減少する。典型的には、審査の繰り返しは、第2の目的地に選別された紙幣の数が何回かの審査にわたって一定のままである際に終了する。単一の選別にマルチプル審査を用いるこの方法は、当該方法で又は第1実施例の方法の変更例のうちのいずれかで動作するように構成されてもよい。
本発明の第3実施例を図5に示す。この場合、既に述べたようにステップS500において紙幣は再び装置1に挿入され、各紙幣の各種の特徴は、複数の所定基準に応じて第1の目的地(S510)又は第2の目的地(S515)に紙幣を選別するために検知される。図5の第3実施例では、この第1の選別は、第2実施例に関して開示したように複数の審査を含んでもよい。しかしながら、第3実施例では、ユーザが第1の選別から第2の選別に進む用意がある際に、「選別終了」イベントを生じさせる。これはステップS525において装置1により検知される。この「選別終了」イベントは、装置1に存在する「選別(CULL)」ボタンを押すことを含んでよく、又はユーザインターフェース6内のアイコンのクリックを含んでよい。或いは、装置1は、最後の審査の後に所定の時間だけ待機するように構成されてよく、この時間内に何のユーザの相互作用も検知されない場合は、第1の「選別終了」イベントが生成される。「選別終了」イベントは、装置がポケットP1及びP2のいずれかが空であること(即ち、これらのポケットに先にあった紙幣が今は除去されたこと)を検知する場合に生成されてもよい。
第1の「選別終了」イベントが装置1により検知されると、ステップS535において、第1の目的地であるポケットP1に存在する紙幣に関するデータは、装置メモリ、又はもしかすると外部コンピュータシステムに格納されるであろう。第2実施例と同様に、このデータは、ポケットP1の各紙幣の特徴データの一覧を含んでよく、或いはうまく選別された紙幣の枚数又は総価値を含んでよい。第1の選別終了イベントが一旦検知されると、ステップS540において、第1の選別基準はリセットされ、第2の所定選別基準がユーザにより回復(retrieved)又は入力される。この第2の選別を図6に示す。先の実施例における第2の選別と同様に、装置1に供給された紙幣は、ステップS605で測定された第2の所定基準を満たす特徴を有する場合には、ステップS610において第3の目的地に選別される。場合によっては、第3の目的地はポケットP1であってよい。この第2の基準を満たさない任意の紙幣は、ステップS615において、ポケットP2であってよい第4の目的地に選別される。第1の選別と同様に、第2の選別におけるマルチプル審査が実行されてよい。第2の選別における各紙幣が処理されると、第3の目的地及び第4の目的地内の紙幣に関するデータは、図4に示した方法で回収された紙幣と同様な方法で回収される。
要求された数の審査が一旦行われると、ステップS630において装置1により検知され且つ第2の選別工程を終了させる第2の「選別終了」イベントを生成できる。第1の「選別終了」イベントのように、これは、装置1に存在する「実行済(DONE)」ボタン等のボタンを押すことであってよく、このイベントは所定時間の経過後に生成されてよい。第2の「選別終了」イベントの検知時には、第3の目的地及び第4の目的地の紙幣に係る回収済みデータは、ステップS635においてメモリに格納される。既に述べたように、このデータは、各目的地内の全紙幣の総枚数又は総価値を含んでよい。
第2の「選別終了」イベントが一旦検知されると、次に装置1は、ステップS640においてユーザに3つの情報を表示できる。この情報は、第1の選別中に選別された第1の目的地の紙幣に対応して回収されたデータ、第2の選別中に選別された第3の目的地の紙幣に対応して回収されたデータ、又は第2の選別中に選別された第4の目的地の紙幣に対応して回収されたデータであってよい。第1及び第2の選別が、第1実施例に記載のように「本物」且つ「適切な」紙幣の選別を含む場合は、第1選別データは、「本物且つ適切な」紙幣の総数及び/又は価値を含んでよく、第1の目的地に関する第2選別データは、「本物」であるが「不適切な」紙幣の総数及び/又は価値を含んでよく、また第4の目的地の紙幣に関する第3番目の第2選別データは、P2又は選別(CULL)ポケット内のその他の紙幣の総数を含んでよい。再び、第2のポケットに隣接するLED7を用いて、ユーザに対して第4の目的地が偽造紙幣を含んでいるかを強調させてよい。選別データ、又は選別データの一部は、装置1のユーザインターフェース6、取り付けられたコンピュータシステムの画面、リモートディスプレイに表示されてよく、又は接続されたプリンタを用いて印刷されてよい。
本発明の第3実施例の変形例では、装置1は、ユーザに第2の選別を繰り返させる「やり直し(REDO)」コマンドを受信するように更に構成されてよい。例えばユーザが「やり直し(REDO)」ボタンを押した後に受信される可能性のある「やり直し(REDO)」コマンドをステップS625において受信すると、第2の選別で回収された選別データはステップS620においてリセットされ、これによってユーザが第3の目的地及び第4の目的地からの全紙幣を受け取り、それらを第2の選別を再実行するために装置1に再供給することができるであろう。
第2の選別を任意の数だけ繰り返すことで、ツーポケット選別機によって提供される2つの「現実の」目的地又はポケットを超えて、無数の「仮想の」目的地又はポケットを提供できる。
<選別基準の追加例>
本発明の第1ないし第3実施例の実施によっては、第1の所定基準の一つとして、ある貨幣単位を設定できる。例えば、ユーザは「本物且つ適切な」10枚のユーロ紙幣の全てを選別したいと望むかもしれない。このような場合、装置は、この貨幣単位基準をデフォルトにより第2の基準に適用して、選択された貨幣単位の紙幣のみを第2の選別中に第3の目的地に確実に選別するように構成されてよい。
他の適応例は、第1の選別中に貨幣単位基準を用いることを含むが、次に第2の選別に対する第2の所定基準の一つとしてデフォルトにより貨幣単位基準を設定しないことを含む。この場合、第1の所定基準の一部を構成した貨幣単位基準は、格納され、且つ第2の選別中に第3の目的地に選別された紙幣に関して回収されたデータと比較されてよい。第3の目的地の紙幣が全て第1の基準の一部として設定された貨幣単位基準に合致すると認められた場合には、第3の目的地に隣接するLEDが、例えば緑色で照射される又は緑色を点滅させる等の、設定照射パターン又は色を有するように設定されてよい。第3の目的地が、第1の所定基準の一部として選択された貨幣単位以外の混合貨幣単位を含むと認められる場合は、第3の目的地に隣接するLEDは、異なる点灯パターン、例えば緑色照射の代わりに緑色照射を点滅させる、又は緑色照射を点滅させる代わりに赤色照射を点滅させることで作動されてよい。
発行番号又は紙幣発行クラスは、第1の選別又は第2の選別を構成できる他の基準であってよい。例えば、第1の選別中、基準の一つは、現在用いられていない発行クラス又は番号の紙幣が全て第2の目的地に選別されるように設定できる。次に第2の選別時には、第2の所定基準は、第1の目的地の紙幣が「本物」であるが「不適切」であり且つ引き出す発行物であるように、引き出す同一発行クラス又は番号を第3の目的地に選別してよい。第3の目的地からの紙幣は、典型的には銀行に戻されてよいので、これは時間節約のオプションを表してよい。
<作業例>
装置1のオペレータにより実行された選別の作業例を図7Aないし7Kを参照して説明する。これらの図面は、本発明の任意の実施例の方法を実施するために用いられてよいグラフィカル・ユーザインターフェース(GUI)の一部として表示される複数のグラフィカル・ユーザ画面を示す。
以下の例では、例えば図1に示したような物理的出力目的地P1及びP2と、様々な関連する物理的出力目的地を有してよい論理的な又は「仮想の」紙幣目的地を表す論理的紙幣目的地L1及びL2とが参照される。例えば、ここでは、論理的目的地は、物理的出力目的地内に現在ある紙幣とともに紙幣束を表す。
図7Aから始めると、選別を開始する前にオペレータは画面700Aを与えられる。画面700Aは、装置1が新たなバッチの紙幣を選別する用意があることを示す見出し705に文字を表示する。新たなバッチを開始すると、典型的には、任意の論理的紙幣目的地に選別された紙幣の枚数及び価値合計をリセットする。画面700の底部は、オペレータに4つまでのアイコンを表示できる空間である。各アイコンは、アイコンの下に位置する関連ファンクションキーに対応してよい。図7Aは、オペレータが横方向に一定間隔で配置されたキー列の第1ファンクションキーを押す場合に、オペレータが、先に実行された選別からデータを使用及び追加できることを示すアイコン「戻る(BACK)」710を示す。装置1が自動開始モードである場合は、オペレータが紙幣束を入力ホッパ2の上に置くまで画面700は表示される。装置1が手動開始モードである場合は、オペレータが適切に割り当てられた「開始(START)」ボタンを押して初めて紙幣の選別が開始される。選別が開始された後は、紙幣は、一又は複数のセンサ3に囲まれた輸送経路に沿って個々に装置1に供給されてよい。ここで、各紙幣の特徴は、紙幣がダイバータ5と物理的出力の目的地P1又はP2の一方とに送られる前に検知される。現在の非「分離」選別の例では、第1の出力目的地P1は、BRF「適性」基準を満たす紙幣(即ち、B1紙幣)を受け取るために用いられ、第2の出力目的地P2は、前記基準を満たさない紙幣を受け取るために「選別(CULL)」ポケットとして用いられる。
紙幣が装置1に供給され出力目的地P1又はP2の一方に選別された後、オペレータは、図7Bに示すような画面710を与えられる。この画面は、2つの論理的紙幣位置、即ち行725のL1と行720のL2における累積的な価値及び総枚数と、行715の論理的「選別(CULL)ポケット」目的地における一時的な価値及び総枚数を表示する。本例では、これらの合計が新たなバッチについてリセットされ、15枚の紙幣が、BRF適性基準を満たして第1の論理的紙幣目的地L1に選別されたとする。これは15枚の紙幣を第1出力目的地P1に物理的に選別することにより表される。論理的紙幣目的地L1の紙幣の数及び価値は、行725に示される。一方、列730は、第1の論理的紙幣目的地L1に選別された全紙幣の総価値を表示し、列735は、第1の論理的紙幣目的地L1に選別された出力目的地内の紙幣の数を示す。
第2の物理的出力目的地P2に選別された紙幣は、行720には示されないが、代わりに論理的「選別(CULL)ポケット」の中身を表す一時的な行715に示される。本例では、「追加(ADD)」アイコン745も第3のファンクションキーの上に表示される。「追加(ADD)」アイコン745の存在は、第2の出力目的地P2に物理的に選別された紙幣の全てが同じ「種類」である、即ち、認識され且つ本物であるが、BRF適性基準に欠けている、即ちグレードB2であることを表す。行715のデータは、この種類の紙幣が第2の出力目的地P2に7枚存在することを示し、紙幣の検知された貨幣単位が出力目的地の総計35ユーロを与えることを示す。よって画面700Bは、図4のステップS405ないしS425を参照して説明したような第1の選別の第1「審査」の結果を示す。
ある変更例では、「追加(ADD)」アイコン745の表示と同様に、2つのカラーLEDを備える照射装置(デバイス)7等のインジケータは、第1カラーを表示し、及び/又は第1照射パターンを提供することで、第2の出力目的地P2の紙幣が全て第2の所定基準を満たすことと、出力目的地が第2の所定基準を満たさないと検知された特徴を有する物品を含まないことを示すように構成されてよい。ここで、第2の所定基準は、紙幣が本物且つ認識されたことを含む(並びに第1の基準は、紙幣がBRFに適切であることを含む)。
この段階において、オペレータは、第2の出力目的地P2に選別された紙幣を用いて紙幣の第2「審査」を実行できる(即ち、S430の再選別)。オペレータが、「追加(ADD)」アイコン745の下でファンクションキーを押す前に第2の出力目的地P2から紙幣を除去する場合には、行715のデータはリセットされてよく、第2の出力目的地P2からの紙幣は装置1を介して再供給されてよい。大抵の場合、これにより紙幣を再度第2の出力目的地P2に選別し、行715に同じデータを提供する可能性がある。しかしながら、ある場合において紙幣が第1「審査」時にカテゴリB2として誤って検知されたならば、第2「審査」時に正確に検知されてよく、よって紙幣は第1の出力目的地P1に選別され、その関連データは、行725の第1の論理的目的地のデータに追加されるであろう。
オペレータが画面700Bに示されたデータに満足する場合、紙幣は共通の物理的出力目的地P2に存在するけれども、「追加(ADD)」アイコン745の下のファンクションキーを押して、第2の出力目的地P2、即ち、論理的な「選別(CULL)ポケット」に現在ある紙幣に対して記録されたデータを、線720に表示された第2の論理的目的地L2のデータに追加してよい。即ち、行715のデータを行720のデータに追加してよい。「追加(ADD)」アイコン745の下のファンクションキーを押すことは、図5のステップS525で検知されるような選別終了イベントを表す。但し、第2の出力目的地P2のデータも、ステップS535において格納される。変更例によっては、物理的な第2の出力目的地P2内の紙幣の全てがB2基準を満たす紙幣を含む場合は、装置1は、場合によっては所定時間経過後に、行715のデータを、行720における第2の論理的目的地の合計に自動的に追加するように構成されてよい。
「追加(ADD)」アイコン745の下のファンクションキーを押した後、オペレータは、図7Cに示すような画面700Cを与えられる。図に示すように、先に行715に設定された情報は、今では行720に追加されている。アイコン745も、今では、「除去(REMOVE)」アイコン750に置換されている。オペレータが「除去(REMOVE)」アイコン750の下のファンクションキーを押す場合に、行720の第2の論理的目的地L2の累積合計に最近追加されたデータが除去される。故に、この例では、「除去(REMOVE)」アイコン750の下のファンクションキーを押すことは、第3実施例のステップS625に関して説明したような「やり直し(REDO)」コマンドの活性に対応する。故に、このアイコンの下のファンクションキーを押すと、ステップS620を参照して説明したように、第2の出力目的地P2に対して最近選別されたデータがリセットされる。
本発明のある実施例では、オペレータは、物理的位置P1及びP2に存在する紙幣を除去し、それらを第1の論理的目的地及び第2の論理的目的地を表す2つの別々の紙幣束に移動させてよい。紙幣が除去される際には、その合計は行720及び725に残存し、第1及び第2の論理的位置を表す2つの紙幣束の累積合計を示す。オペレータが第2の出力目的地P2に上記の選別からの紙幣を残す場合には、行720の合計はリセットされる。これは、以下に説明する図7Dの場合である。
図7Dは、先に選別した紙幣を第2の出力目的地P2に残したまま、追加の5枚の紙幣束を処理、即ち、追加の第1選別を実行した結果を示す。図7Dに示す例では、2枚の5ユーロ紙幣がBRFに適切であるとして検知され、よって第1の出力目的地P1に物理的に選別され、行725の第1の論理的目的地の合計に追加された。しかしながら、図7Dは、追加の紙幣束が第2の基準を満たさない一又は複数の紙幣を含むという場合を示している。これらの紙幣は第2の出力目的地に選別され、目的地P2に先に選別された7枚の紙幣の上に置かれる。これは、第2の目的地が、現在第2の基準を満たす紙幣と第2の基準を満たさない紙幣との混合紙幣(例えば、選別処理中に、信ぴょう性基準を満たす紙幣、満たさない紙幣、及び/又は認識された紙幣)を含むという意味である。第2の出力目的地が、第2の基準を満たす紙幣と第2の基準を満たさない紙幣との混合紙幣を含む紙幣束に対して追加の選別を実行する前に空である場合には、同様な出来事が起こるであろう。
第2の出力目的地P2内の異なる紙幣「種類」の混合紙幣は、第3のファンクションキーの上の「分離(SPLIT)」アイコン755の存在と、行715の列730におけるゼロ値入力及び行715の列735におけるゼロでない総枚数の組み合わせとによってオペレータに示される。この場合、列735の総枚数は、物理的出力目的地P2に10枚の紙幣(即ち、先に選別された7枚の紙幣と、装置1に最近供給された3枚の紙幣)があることを示す。これは、現段階で10枚の紙幣が論理的「選別(CULL)ポケット」にあることを表す。ある実施例では、7等のインジケータLEDの色又は照射パターンは、第2の出力目的地P2の紙幣が全て第2の基準を満たす際の信号とは異なる信号を与えるように、即ち第2の色及び/又は第2の照明パターンを表示するように、調整されてよい。「分離(SPLIT)」アイコン755の表示及びインジケータ7の両方により、更なる選別が必要とされること、即ち図2のS225と同様なステップで評価されたように第2の出力目的地P2の紙幣の全てが同じ「種類」であるとは限らないことが、オペレータに示される。
オペレータは、画面700Bないし700Dを与えられる際に、いつでも「詳細(DETAIL)」アイコン740の下のファンクションキーを押して、装置1によって処理された各紙幣の詳細を表示してもよい。このような詳細は、例えば、紙幣が満たした又は満たさなかったいずれかの基準の詳細とともに、処理された紙幣の特性一覧を含んでよい。
図7Dに示された選別結果に続いて、オペレータが「分離(SPLIT)」アイコン755の下の第3のファンクションキーを押す場合は、図7Eに示す画面700Eを与えられる。「分離(SPLIT)」キーを押すと、図3及び図6に示すような第2の「分離(SPLIT)」選別が実行される。第2の選別が現在行われていることを示すために、「分離(SPLIT)」手順中のGUI画面は、図7E及び7Fに示すように、反転表示モードで表示される。第2の選別も、「一の選別内の選別」であると考えられてよい。但し、第2の出力目的地P2に選別された紙幣は、第1の論理的目的地へのBRFに適切な又はB1の紙幣の選別を妨げずに更に選別されてよい。画面700Eを与えられる際、オペレータが「分離(SPLIT)」工程の実施を望まない場合には、「終了(END)」アイコン770の下のファンクションキーを押してバッチ選別を終了してよい。
第2の選別を開始する前に、オペレータは第1及び第2の出力目的地P1及びP2の紙幣を除去し、それらを2つの夫々の紙幣束に入れる。第2の選別中、良好な(即ち第1の)出力目的地P1からの紙幣は、脇にどけられて用いられない。画面700Eは、装置1が、論理的「選別(CULL)ポケット」の紙幣を表す第2の出力目的地P2に先に置かれた紙幣に対応する紙幣束を受け取る用意があることを示す。再び、選択された開始モードに応じて、オペレータは第2の出力目的地P2からの紙幣を入力モジュール2に入れ、待機するか又はキーを押して第2の選別を開始する。「分離(SPLIT)」又は第2の選別は、偽造疑い品又は未認識紙幣(即ち、信ぴょう性基準を満たさない紙幣)を第2の出力目的地P2に、疑いのない紙幣(即ち、信ぴょう性基準を満たす紙幣)を第1の出力目的地P1に更に選別する。図7Fに示す例では、3枚の紙幣が偽造疑い品又は未認識(例えば、カテゴリA)であるとして検知されて第2の出力目的地P2に選別されたが、これは行715に示される。次に7枚の紙幣が、信ぴょう性基準を満たす(例えば、カテゴリB2)として検知されて第1の出力目的地P1に選別されたが、一方、「分離(SPLIT)」選別時に第1の出力目的地P1に選別された紙幣の総価値及び数は、行720に示すように第2の論理的目的地L2の合計に追加される。行725は、今は脇にどけているが第1の出力目的地P1に選別された紙幣を示す。
「分離(SPLIT)」モード中、紙幣の適性に係る既存の選別モード設定(第1の基準の一部)は不可能であり、この選別は本物の紙幣を第1の出力目的地P1に、偽造疑い品又は未認識紙幣を第2の出力目的地P2に選別する。(即ち、第1の基準とは異なる第2の基準に基づく)。「分離(SPLIT)」選別を実行した後、オペレータは、「詳細(DETAIL)」アイコン740の下のファンクションキーを押すことにより、選別された紙幣の詳細を再度見てよい。この選別された紙幣は、「分離(SPLIT)」モードを終了させるために、第2の出力目的地P2及び第1の出力目的地P1から除去され、「閉じる(CLOSE)」アイコン675の下のファンクションキーが押される。偽造疑い品又は未認識として検知された第2の出力目的地P2からの紙幣は、脇にどけられて関係当局に報告されてよい。「分離(SPLIT)」選別中に第1の出力目的地P1に選別された紙幣は、「分離(SPLIT)」選別の前に第2の出力目的地P1から先に除去された紙幣束(第2の論理的目的地L2の紙幣を表す)に入れられ、「分離(SPLIT)」選別の前に除去された第1の出力目的地P1からの紙幣束は、第1の論理的目的地L1を構成するようにそのまま残される。
オペレータが「分離(SPLIT)」モードを出た後、「分離(SPLIT)」選別中に第1の出力目的地P1に選別された、本物であるが不適切な紙幣に典型的に対応する画面700Fの行720に先に示したデータは、第2の論理的目的地L2に選別された紙幣に係る先に格納されたデータに追加される(即ち、画面700Dの行720のデータに追加される)。次にこれにより、図7Gに示すような出力画面700Gが生成される。画面700Gに直面する際、オペレータは3つのオプションを有する。即ち、1)「継続(CONTINUE)」アイコン765の下のファンクションキーを押すことにより、特定の紙幣バッチ内のより多くの紙幣を処理し続けることができる、2)「分離(SPLIT)」アイコン755の下のファンクションキーを押すことにより、より多くの「選別(CULL)」紙幣を処理できる、或いは3)「終了(END)」アイコン775の下のファンクションキーを押すことにより、紙幣バッチの処理を終了できる。ある変更例では、オペレータが設定期限内に、例えば15秒内にキーを押しそこなう場合には、警報音が作動され、図7Hに示すような画面700Hがオペレータに表示されてよい。オペレータが、紙幣バッチの処理を完了したと感じる場合には、「はい(YES)」アイコン790の下のファンクションキーを押してよい。与えられたバッチ内でより多くの紙幣を処理し続けたい場合には、「いいえ(NO)」アイコン780の下のファンクションキーを押してよい。しかしながら、現在のバッチに関するデータを全て消去したい場合には、「削除(DELETE)」アイコン785の下のファンクションキー2を押す。「削除(DELETE)」アイコン785の下のファンクションキーが押されると、画面は700Gと同様な画面に復帰するが、これは、画面700Cの「詳細(DETAIL)」及び「除去(REMOVE)」アイコンと、画面700Gの「終了(END)」アイコン775とを備える。「はい(YES)」アイコン790の下のファンクションキーが押されると、紙幣バッチの選別は完了し、システムは待ち受け画面700Aに戻る。「削除(DELETE)」アイコン785の下のファンクションキーが押される場合には、画面700Iがオペレータに示されてよい。但し、入力モジュール2に紙幣を置くと、自動的にバッチの処理を再始動し、紙幣バッチにおける先の選別からのデータを上書きする。好適な実施例では、画面700Iは示されず、システムは画面700Aに戻る。オペレータが図7Iにおける「戻る(BACK)」アイコン710の下のファンクションキーを押す場合は、オペレータは図7Jに示すような画面700Jを与えられる。画面700Jでは、オペレータが画面00Hと同様に「はい(YES)」アイコン790を与えられるが、「復元(RESTOR)」アイコン795も与えられる。オペレータが「復元(RESTOR)」アイコン795の下のファンクションキーを押す場合は、削除されたバッチに係るデータは復元され、このバッチに係る合計の全てが回復される。次にオペレータは、一のバッチにおいて更なる紙幣を処理して、データを一のバッチで処理された先の紙幣について復元されたデータに追加してよい。アイコン790の下のファンクションキーを押すと、バッチシートが削除されたままであることが確認される。
選別工程中にはいつでも、オペレータは、データが最後にクリアにされてからの全ポケット内の紙幣の合計をオペレータに見させる「合計(TOTAL)」キーを押してもよい。この合計画面は、図7Kの700Kに示される。行701において、特定のバッチに対して第2の論理的目的地に選別された紙幣(例えば、非「分離(SPLIT)」選別中に第2の出力目的地P2に物理的に選別された、又は「分離(SPLIT)」選別中に第1の出力目的P1に物理的に選別された、本物であるが不適切な紙幣)の総価値及び数は、行702の第1の論理的目的地L1に選別された紙幣(例えば、非「分離(SPLIT)」選別中に第1の出力目的地P1に物理的に選別された、本物且つ適切な紙幣)の総価値及び数と、行703の第1又は第2の論理的目的地L1又はL2に選別された紙幣の総価値及び数とともに表示される。よって、これらの合計は、非「分離(SPLIT)」選別中に最初に第2の出力目的地に物理的に選別され、次に「分離(SPLIT)」選別中に再び第2の出力目的地に物理的に選別された(即ち、第3の「選別(CULL)」目的地に論理的に選別された)、偽造疑い品又は未知の紙幣(カテゴリA)に関する情報を含まない。このモードでは、オペレータは、「合計(TOTAL)」キーを押したままにして、貨幣単位による紙幣合計の分析を与える合計メニューにアクセスしてよい。このような状況で、「バッチ」は、典型的にはバッチ開始イベントからバッチ終了イベントまでの間で処理される紙幣として規定される。但し、バッチ開始イベントは、画面700Aに応じた紙幣の供給であってよく、バッチ終了イベントは、「終了(END)」アイコン775の下のファンクションキーに続いて「はい(YES)」アイコン790の下のファンクションキーを押すことを含んでよい。
バッチが完了した後、オペレータは、そのバッチに対して、関連データのプリントアウトの先頭にあるか又はメモリから選別データを呼び出すために用いられるオペレータ定義参照番号を入力するオプションも有する。バッチ参照を入力するために、オペレータは、参照番号又は文字列(string)を入力する多数の入力キーを用いることができるユーザインターフェース画面を与えられてよい。これにより、オペレータは、与えられた紙幣バッチのデータをより容易に呼び出すことが可能となる。
上記の例はBRF選別を参照して示されたが、同様なステップがその他の種類の選別に適用されることに留意されたい。ここで、その他の種類の選別では、第1及び第2の基準が、発行、通貨、貨幣単位、配向及び紙幣面のうちの一又は複数に関する基準と適切に置換される。
画面7Aないし7Kに示すようなデータは、装置1に実施可能に接続された印刷装置(デバイス)を用いて印刷出力として提供されてもよい。この印刷装置(デバイス)は、Star Micronicsにより供給されるTSPI700IIシリーズのうちの一のプリンタ等の感熱プリンタであってよい。図8Aないし8Dは、一連の模範的な印刷出力を示す。
図8Aは、(図7Fを参照して説明されたような)「分離(SPLIT)」又は第2の選別からの模範的な印刷出力を示す。図8Aの上部から進めると、この出力は、現在のバッチ番号又は参照と、現在のユーザのユーザ識別子と、現在の工程モード(「信ぴょう性のみ(AUTH−ONLY)」とは信ぴょう性基準のみが適用されていることを示す)と、第1の出力目的地P1の紙幣の通貨及び貨幣単位とともに紙幣の数及びその価値を示す一又は複数の行と、第1の出力目的地P1における全貨幣単位の全紙幣の数及び総価値を示す行とを示す。「★」マークを含む線は、各選別工程を描写する。
図8Bは、第1の選別からの模範的な印刷出力、即ち、図7C及び7Gに示したものに対する結果を示す。図8Bの上部から進めると、この出力は、現在の装置又は機械識別子と、現在のバッチ番号又は参照と、現在のユーザのユーザ識別子と、現在の工程モード(「BRF」はBRF選別が進行中であることを示す)と、第2の論理的目的地に論理的に選別された紙幣、即ちBRFに「適切な」紙幣の通貨及び貨幣単位とともに紙幣の数及びその価値を示す一又は複数の行と、第1及び第2の論理的目的地に選別された全貨幣単位の全紙幣の数及び総価値を示す行とを示す。
図8Cは、複数のBRF選別に関する統計を詳述する模範的な印刷出力を示す。図8Cの上部から進めると、この出力は、現在の装置又は機械識別子と、第1のバッチ番号又は参照及び最後のバッチ番号又は参照の形で前記統計が関連するバッチの範囲と、第2の論理的目的地L2の合計にデータが追加された紙幣全て、即ち「追加(ADD)」アイコン745に対応するファンクションキーを押すことにより追加されたBRFに「不適切な」紙幣のデータ、の通貨及び貨幣単位とともに各貨幣単位の紙幣の数及びその価値を示す一又は複数の行と、第2の論理的目的地L2の紙幣に対する数及び価値の数字を合計する行とを示す。
図8Dは、ロシアルーブルを用いた非BRF選別工程に対する図8Cと同様な統計を示す。この例では、紙幣は、基準を満たす紙幣(出力の上半分)と基準を満たさない紙幣(出力の下半分)とに応じて合計される。非BRF選別の一例は、第1の基準が、紙幣が上の方を向く特定の面を有するかどうかであり、第2の基準が、紙幣が特定の方法で配向されているかどうかであるような例であってよい。
本発明の一の実施例において用いるためのツーポケット選別機を示す図である。 本発明の第1実施例に含まれるステップを示すフローチャートである。 本発明の第1実施例に従って条件付きで実行されてよい追加ステップを示す継続フローチャートである。 本発明の第2実施例に含まれるステップを示すフローチャートである。 本発明の第2実施例に含まれるステップを示すフローチャートである。 第3実施例に従って実行されてよい追加ステップを示す継続フローチャートである。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 本発明の技術を用いて実行される作業例を示すグラフィカル・ユーザインターフェースの実施を示す図である。 図1に示したツーポケット選別機に接続された印刷装置(デバイス)によって作られた模範的な印刷出力を示す図である。 図1に示したツーポケット選別機に接続された印刷装置(デバイス)によって作られた模範的な印刷出力を示す図である。 図1に示したツーポケット選別機に接続された印刷装置(デバイス)によって作られた模範的な印刷出力を示す図である。 図1に示したツーポケット選別機に接続された印刷装置(デバイス)によって作られた模範的な印刷出力を示す図である。
1 ツーポケット選別機
2 入力ホッパ
3 センサ
4 コントローラ
5 ダイバータ
6 ユーザインターフェース
P1、P2 出力ポケット
V1、V2 価値インジケータ

Claims (39)

  1. 選別装置(デバイス)を用いて複数の物品を選別する方法であって、
    a)各物品の一又は複数の特徴を検知する工程と、
    b)検知された特徴が第1の所定基準を満たす任意の物品を第1の目的地に選別する工程と、
    c)その他の物品を第2の目的地に選別する工程と、
    d)前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たす特徴を検知したかと、前記第2の目的地に選別された物品のいずれかが第2の所定基準を満たさない特徴を検知したかとを判別する工程と、
    e)前記第2の目的地が、工程d)において判別されたように、前記第2の所定基準を満たす特徴が検知された一又は複数の物品と、前記第2の所定基準を満たさない特徴が検知された一又は複数の物品とを含む場合に、前記第2の目的地から前記第2の所定基準を満たす任意の物品を第3の目的地に選別する工程と、
    f)その他の物品を前記第2の目的地から第4の目的地に選別する工程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記物品は、紙幣等のシート文書であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1及び第3の目的地は同じであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2及び第4の目的地は同じであることを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記選別装置(デバイス)は2つの出力目的地のみを備え、前記第3の目的地は前記第1又は第2の目的地のうちの一方であり、前記第4の目的地は前記第1又は第2の目的地のうちの他方であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記物品の検知された特徴は、信ぴょう性、通貨、貨幣単位、状態(condition)、発行(issue)、及び配向のうちの一又は複数を含むことを特徴とする請求項1ないし5のうちのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の所定基準は、前記物品が本物であり、その状態が更なる使用に適切であるということであることを特徴とする請求項1ないし6のうちのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第2の所定基準は、前記物品が本物であるということであることを特徴とする請求項1ないし7のうちのいずれか一項に記載の方法。
  9. 工程(e)は、前記第2の目的地から前記物品の各々における一又は複数の特徴を検知する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程(e)及び(f)は、工程(a)から(c)とは異なる速度で進む物品に対して実行されることを特徴とする請求項1ないし9のうちのいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記方法の工程(b)は、前記第1の目的地における物品に関するデータを表示する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし10のうちのいずれか一項に記載の方法。
  12. 工程(d)において前記第2の目的地に選別された物品の全てが前記第2の所定基準を満たすと判別される場合は、この旨をユーザに示すことを特徴とする請求項1ないし11のうちのいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記示す工程は、前記第2の目的地における物品に関するデータを表示する工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 工程(d)において前記第2の目的地に選別された物品の全てが前記第2の所定基準を満たすわけではないと判別される場合は、この旨をユーザに示すことを特徴とする請求項1ないし13のうちのいずれか一項に記載の方法。
  15. 工程(d)の前に、工程(a)から(c)が第2の複数の物品に対して繰り返されることを特徴とする請求項1ないし14のうちのいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記第1の所定基準は、選別される前記第1の物品が前記第1の所定基準を満たすように、選別される前記第1の物品の検知された特徴に従って選択されることを特徴とする請求項1ないし15のうちのいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第2の所定基準は、前記第2の目的地から選別される前記第1の物品が前記第2の所定基準を満たすように、前記第2の目的地から選別される前記第1の物品の検知された特徴に従って選択されることを特徴とする請求項1ないし16のうちのいずれか一項に記載の方法。
  18. 各物品が第3の所定基準を満たすかどうかを判別する工程と、任意の物品が前記第3の所定基準を満たす場合にこの旨を前記ユーザに示す工程とを更に備えることを特徴とする請求項1ないし17のうちのいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記示す工程は、前記第3の所定基準を満たす物品又は各物品が選別される前記ポケットに隣接して位置するインジケータによって、前記ユーザに対して行われることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記方法は、前記複数の物品のうちのいずれかにおける検知された特徴が第3の所定基準を満たす場合に停止されることを特徴とする請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記方第3の所定基準は、前記第1及び第2の所定基準と相互排他的であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記方第3の所定基準は、前記物品が偽造疑い物品であるということであることを特徴とする請求項18ないし21のうちのいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記第1及び第3の目的地は同じであり、
    前記第2及び第4の目的地は同じであり、
    前記第2の所定基準は、前記第1の所定基準に等しいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 工程c)は、前記第1の目的地に選別された物品に関する第1の情報を格納する第1の選別終了イベントを検知する工程を含み、工程f)は、前記第1、第2、第3、及び第4の目的地のうちの一又は複数に選別された物品に関する第2の情報を格納する第2の選別終了イベントを検知する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  25. 工程d)は、前記第1の選別終了イベントを検知するまで実行されないことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 工程(b)は、前記第1の目的地に選別された物品に関する第1の情報を格納する工程を含み、工程(e)は、選別が実行される場合に、前記第1の目的地に選別された再供給された物品から任意の追加物品に関する情報とともに、工程b)において格納された前記情報を更新する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし25のうちのいずれか一項に記載の方法。
  27. 工程e)及びf)を複数回繰り返す工程を更に備えることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1及び/又は第2選別終了イベントは、ユーザの入力を受信した後に生成されることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  29. 前記第1及び/又は第2選別終了イベントは、所定時間が経過した後に生成されることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  30. h)前記第1及び第2の情報を表示する工程を更に備えることを特徴とする請求項24ないし29のうちのいずれか一項に記載の方法。
  31. 工程g)は、前記情報を印刷する工程又は前記情報をディスプレイ画面に表示する工程のうちの一方を含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記方法は、
    h)「やり直し(REDO)」コマンドを受信する工程と、
    i)前記第2の情報をリセットする工程と、
    j)工程e)及びf)を繰り返す工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項24ないし31のうちのいずれか一項に記載の方法。
  33. 工程e)の前に、前記方法は、前記第2の目的地に選別された物品を再供給する工程と、工程b)及びc)を繰り返す工程とを更に備えることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  34. 工程b)は、工程b)の後に第1の情報を生成する工程と、前記第1の目的地に選別された前記再供給された物品から任意の追加物品に関する情報とともに前記生成された第1の情報を更新する工程とを更に備えることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 一の物品を選別装置(デバイス)に供給する入力装置(デバイス)と、
    二以上の出力目的地と、
    物品の向きを前記出力目的地のうちの選択された出力目的地に変えることができるダイバータシステムと、
    前記入力装置(デバイス)から供給された各物品の一又は複数の特徴を検知する一又は複数のセンサと、
    前記ダイバータシステム及び前記一又は複数のセンサと操作可能に連結されたコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、
    一の物品が、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第1の所定基準を満たすかどうかを判別し、前記第1の基準を満たす場合に前記ダイバータシステムを操作して前記物品を第1の出力目的地に選別し、前記第1の基準を満たさない場合に前記物品を第2の出力目的地に選別するように構成された第1モジュールと、
    前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第2の所定基準を満たす前記第2の目的地に選別された物品の数と、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた第2の所定基準を満たさない前記第2の目的地に選別された物品の数とを判別するように構成された第2モジュールと、
    を備え、
    前記第2モジュールは、当該第2モジュールによって実行された両判別の結果に基づいて前記選別装置(デバイス)を形成するように更に構成されることを特徴とする選別装置(デバイス)。
  36. 前記第2モジュールは、当該第2モジュールによって実行された両判別の結果がゼロでない場合に、前記選別装置(デバイス)の状況を変化させるように構成されることを特徴とする請求項35に記載の選別装置(デバイス)。
  37. 前記コントローラは、前記2モジュールによって実行された両判別の結果がゼロでない場合に前記ダイバータシステムを操作するように形成された第3モジュールを備え、
    当該第3モジュールによる前記ダイバータの操作は、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた前記第2の基準を満たす場合に、一の物品を前記第2の出力目的地から第3の出力目的地に選別する工程と、前記一又は複数のセンサによって検知された前記一又は複数の特徴に基づいた前記第2の基準を満たさない場合に、一の物品を前記第2の目的地から第4の出力目的地に選別する工程とを含むことを特徴とする請求項35に記載の選別装置(デバイス)。
  38. 実質的に以上に記載の方法。
  39. 実質的に以上に記載の選別装置(デバイス)。
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