JP2010524232A - 部品搭載機における構造及び装置 - Google Patents

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Abstract

1以上の部品管を保持し且つ部品搭載機内のピックアップ位置において部品を振動給送するための部品管保持構造並びにこのような部品管保護構造と振動給送マガジンとの組み合わせ。当該構造は、部品管を支持するための支持面と、部品管を受け取るための受け取り部分と、給送された部品のためのピックアップ位置を前記受け取り部分に規定している少なくとも1つの部品ストッパとを備えている。当該構造はまた、当該構造の同一性情報を保持する識別手段をも備えている。当該構造は更に、前記部品搭載機内か又は前記当該部品搭載機内に装填される構造とされた振動給送マガジン内に取り外し可能に取り付けることができる構造とされている。前記部品管保持構造は、部品給送手段を備えておらず且つ前記マガジン内に又は前記部品搭載機内に設けられた振動給送手段が前記部品を前記ピックアップ位置へと給送するための装置と係合できる構造とされている。

Description

本発明は、概して回路基板の製造及び組立の分野に関する。より特定すると、本発明は、1以上の細長い部品管を保持し且つ当該部品を部品搭載機内のピックアップ位置に向けて給送方向に振動による給送を行うための部品管保持構造に関する。
一般的に、回路基板の製造及び組立の分野においては、電子部品は、当該電子部品を回路基板上に搭載するための部品搭載機へと給送される。当該部品は、部品テープ、ばら荷容器又は部品管によるような種々の方法で供給することができる。部品管による方法においては、部品は、細長いプラスチック製の管内に連続的に貯蔵される。当該管は、輸送及び貯蔵中は、開口端部に栓がされた状態で配置される。作動中は、栓のうちの少なくとも一方が取り外され、部品管は、まず最初に開口端部が部品搭載機内又はより一般的には部品搭載機内で使用するためのマガジン内へ挿入される。このようなマガジンには振動給送手段が設けられており、当該振動給送手段は、搭載機内のピックアップ位置へ向けて部品管内に入れられている部品の開口端部からの給送をもたらす当該部品管の動作を生じさせる。部品給送方向におけるピックアップ位置は、部品の大きさ及び部品ストッパによって決定される。部品ストッパは、部品管の開口端部近くに設けられている部品受け取り部材又は位置決め部材内に配置され且つ部品が更に前方へ送られるのを制限する。従って、ピックアップされる部品の長手方向すなわち給送方向でのピックアップ位置は、部品受け取り部材の寸法及び位置によって決定される。
最も単純な場合には、いわゆる振動給送手段は、実際上はときどき部品管の傾きと組み合わせられて単に振動を付与して、部品が管からピックアップ位置に向けて振り落とされるようにすることができる。しかしながら、いわゆる振動動作は、部品を管内へ或いは管から給送する部品の極めて速い往復運動である。理論上は、部品と部品管とは、往復動作のうちの前進動作中には一緒に前進せしめられるが、往復動作のうちの後退動作中には、部品管のみが後退せしめられる。実際には、部品も同様に後退動作を受けるが、部品管は、給送動作の後方への動作中に部品よりも大きく後退せしめられ、それによって部品の前方への送りがなされる。当該動作は極めて速く且つ極めて短いストロークとすることができるので、当該往復動作は人間の眼には認識できない場合が多く、従って、このような給送は、一般的には、それが注意深く制御された振動であるか否かに関係なく、振動又は振動給送と称される。
部品搭載機内のピックアップ位置への部品の振動給送に先立って、確実な搭載工程において使用される部品を保持している複数の部品管は、一般的に、振動給送手段に設けられている部品マガジン内に装填される。部品搭載機は、ピックアップされるべき部品が、搭載機によって知られているか又は識別できる明確なピックアップ位置に位置決めされることを必要とする。従って、従来技術による部品搭載機における部品管の装填に続いて、管から給送されつつある部品をピックアップする位置が決定される。
一般的に、複数の横方向に隣接している部品管からの部品のピックアップ位置は、本質的に直線に沿って配置されるのが好ましい。このことは、ピックアップヘッドがピックアップ及び配置中に一の方向すなわち概して横方向又はX方向に移動するように配置される一方で、移動中におけるこの方向に直角な方向すなわち長手方向又はY方向での位置決めは基板を動かすことによって提供されるようになされた軸線分割装置にとって特に重要である。しかしながら、これは、ピックアップ及び位置決め中にピックアップヘッドがX方向及びY方向の両方向に移動する搭載機にも適用可能である。部品は、サイズが異なる場合が多く且つ部品本体の長手方向及び横方向の中心でピックアップされるのが好ましいので、給送方向でのピックアップ位置は、本質的に直線に沿った整合が得られるように部品ストッパの位置を変えることによって調整される。実際には、部品受け取り部材の位置は、例えば、部品受け取り部材のスリットを通ってマガジン内の固定台へと伸長している固定ねじによって調整可能とすることができる。更に、ピックアップ位置の整合は、概して、ねじによる取り付けによって部品マガジンに取り付けられている種々の長手方向の寸法及び横方向の寸法を有している多数の異なる部品受け取り部材を設けることによって行われる。一般的には、部品管の各々に対して1つの部品受け取り部材を設けることによって行われる。
部品管を装填し且つ部品受け取り部材をマガジン内及びマガジンに取り付け、当該マガジンを部品搭載機内に装填した後すなわち搭載が始まる前に、以下のようにして、手動による位置決め動作が行われる。部品搭載機内に設けられているカメラ又はその他の映像装置が、ピックアップ位置の近くの領域の画像を提供する。部品管の各々に対して、オペレータは、カメラによって発生される像によってガイドされて、カメラを、部品管から送り出される第一の部品に対する正しいピックアップ位置へと注意深く動かす。オペレータは、次いで、部品本体の長手方向及び横方向の中心において、装置のソフトウエアに正しいピックアップ位置を指示する。ピックアップ位置からずれている部品を補償するためにピックアップヘッドをピックアップ後に調整できる可能性は限られているので、ピックアップ位置のずれ、特に、軸線分割装置におけるずれを少なくすることが望ましい場合が多い。従って、オペレータによって行われる配置動作は、部品を所望のピックアップ位置と整合させるために、部品受け取り部材の位置調整を更に含んでいる場合が多い。
上記からわかるように、部品の給送及び搭載が開始できるようになる前の部品搭載機への部品管の装填は時間がかかり且つ時々は複雑な工程である。この工程は、新しいタイプの部品が回路基板製造工程に追加される毎に及び空の部品管を交換しなければならない度毎に行われなければならない。このことは、製造工程の全体の稼働率従って全体のコストに悪影響を及ぼす。
従って、本発明は、部品搭載機において部品管を処理するための代替的な解決方法を提供することを目的としている。
上記の及びその他の目的は、本発明に従って、添付の特許請求の範囲の独立項に規定されている部品管保持構造及び装置を設けることによって達成される。従属項には好ましい実施形態が規定されている。
明確化のために、「長手方向」という用語は、部品給送のための給送方向を示しており、一方、「横方向」という用語は、前記給送方向に直角な方向を示している。更に、「末端」及び「基端」という用語は、各々、部品の給送方向と反対の方向及び給送方向に沿った方向を示している。
本願の記載において、「振動」という用語は、限定的ではないが、速い往復動作を包含していることも注目されるべきである。更に、「往復」という用語は、直線前後動作だけでなく、楕円又は円に近い経路に沿った動作をも包含している。このような楕円又は近円給送動作経路は、一般的には垂直面内にある。
本発明の第一の特徴に従って、1以上の細長い部品管を保持し且つ部品を部品搭載機内のピックアップ位置に向けて給送方向に振動給送するための部品管保持構造が提供される。前記部品管は連続的に蓄えられた部品を収容しており且つ当該部品管の各々には当該部品をピックアップ位置において部品管から放出するための開口端部が設けられている。当該構造は、部品管を支持するための支持面と、部品管の前記開口端部を受け入れるための受け取り部分と、当該受け取り部分に設けられて前記開口端部から供給される部品のためのピックアップ位置を規定している少なくとも1つの部品ストッパとを備えている。当該構造はまた、当該構造の識別情報を保持しておき且つ前記部品搭載機内又は前記マガジン内の受け入れ手段を識別するために作動できるように接続される構造とされている第一の識別手段をも備えている。更に、当該構造は、部品搭載機内に又は当該部品搭載機内に装填される構造とされた振動給送マガジン内に、取り外し可能に取り付けられる構造とされており、この場合、当該構造は、部品給送手段を備えておらず且つ前記マガジン内に又は前記部品搭載機内に設けられた振動給送手段が部品をピックアップ位置に向けて給送するための構造と係合できる構造とされている。
本発明の第二の特徴に従って、部品搭載機内のピックアップ位置に向けて部品を振動給送するための装置が提供される。部品は、ピックアップ位置において部品を部品管から放出するために、各々、開口端部が設けられている細長い部品管内に連続して蓄えられる。当該装置は、前のパラグラフで述べた部品管保持構造を複数個備えていると共に、振動給送マガジンをも備えている。当該振動給送マガジンは、振動給送動作を付与するための振動給送手段と、各構造の識別情報を受け取るように前記構造の前記第一の識別手段に作動可能に接続できる構造とされている識別情報受け取り手段とを備えており、前記マガジンは、前記部品搭載機内へ装填できる構造とされている。更に、当該構造の各々は、振動マガジン内に取り外し可能に取り付けることができる構造とされ且つ部品を前記ピックアップ位置に向けて給送するために取り付けられた構造の振動給送動作に作用するために前記振動給送手段が当該取り付けられた構造と係合できるようにする構造とされている。
前記保持構造が取り外し可能に取り付けることができるという特徴は、前記保持構造を振動給送マガジンに取り付けるのに複雑な即ち時間のかかる作業が存在しないことを包含している。当該保持構造とマガジン又は振動給送手段を備えている搭載機との間の適切な取り付け及び係合は、マガジン又は搭載機の受け取り部分に保持構造を配置することによって行われるのが好ましい。従って、マガジン/搭載機と保持構造との間の連結部は、当該保持構造の迅速且つ容易な取り付け及び取り外しができるように準備されるべきである。このような連結部の一つの例が、同時係属中で且つ同じ譲受人に係る国際特許出願PCT/SE2008/050350号に開示されており、当該開示全体は参考として本明細書に組み込む。
しかしながら、他の連結部もまた適しており且つ本発明の範囲内で想定することができることは注目すべきである。例えば、前記同時係属中の出願に開示されている連結部が湾曲面からなる接触部分を有する少なくとも1つの連結部分を備えている場合には、当該出願に開示されている発明は、その実施形態においては、全てが平らなすなわち真っ直ぐな面接触部分である連結部を備えることができる。従って、本発明は、マガジンと保持構造との間のある種の連結部に限定されず、マガジンに保持構造の取り外し可能な取り付け機能を提供するあらゆる連結部を使用することができる。
以下において、複数の部品管を保持するようになされた保持構造を備えている実施形態を説明する。しかしながら、単一の部品管を保持するようになされた保持構造を備えている実施形態もまた想定され且つ本発明の範囲内に含まれる。このような保持構造は単一の部品ストッパを備えているのが好ましいけれども、当該保持構造が単一の部品管から部品を給送するためにさえ複数の部品ストッパを備えている他の実施形態もまた想定される。
従って、本発明は、部品管を保持し且つ部品を管から部品搭載機内のピックアップ位置へと給送するための部品管保持構造であって、当該部品管保持構造内への部品管の装填及び当該部品管保持構造からの取り外しが、部品搭載機及び/又は部品搭載機内へ装填するように意図された振動給送マガジンとは関係なく行うことができるように取り外し可能に取り付けることができるという機能を備えた部品搭載機を提供するという着想に基づいている。
更に、当該部品管搭載機上に1以上の部品ストッパを設けることができる。それによって、部品管から給送される部品のピックアップ位置は、部品搭載機及び振動給送マガジンとは関係なく決定し且つ/又は規定することができる。更に、部品ストッパは部品管保持構造上に設けられているので、ストッパは、部品管保持構造並びに部品管及び部品と同じ振動又は往復給送動作を受ける。それによって、給送された部品が別個にすなわち管保持装置とは別個に配置された固定された部品ストッパに対して跳ね上がる恐れが減じられるか又は排除される。
更に、往復給送動作の給送ストロークは、部品ストッパが管保持構造及び部品管と同じ動作を受ける管保持構造内では、比較的大きくすることができる。実際には、給送及びピックアップ工程を著しく損なうことなく、給送される部品の長手方向長さと同じ大きさ又は更に長い給送ストロークを使用することができる。当該開示においては、「給送ストローク」という用語は、部品管及び管保持構造が当該往復給送動作の単一の給送サイクル中にそれらの最も基端部分から最も末端部分まで動かされる距離を示している。別の形態すなわち別個に配置固定された部品ストッパが使用されている場合には、部品ストッパと支持面との間に、部品管を残し且つピックアップされる準備ができている状態にある部品を支持している空隙が現れるかも知れない。この状況は、給送サイクル中に管保持構造と部品管とがそれらの最も基端位置すなわちピックアップ位置から最も遠い位置にあるときに生じる。当業者によって理解されるように、このような空隙は、部品の給送及びピックアップ工程と干渉しないようにするために、小さく特に管保持構造によって保持され且つ給送される最も小さい部品の長手方向の長さよりかなり小さく保たれなければならない。
従って、本発明による部品管保持構造を使用することによって、部品をピックアップ位置へと給送するために比較的長いストロークを使用することができる。その結果、部品をピックアップ位置へ給送するのに必要される給送サイクルの数を減らすことができ、もちろん、それによって、部品をピックアップ位置へ給送するのに必要とされる時間も短くすることもできる。このことにより、給送工程全体の速度が増し且つ部品搭載機及び回路基板製造工程の時間効率が上がる。
更に、部品給送手段すなわち振動又は往復給送手段を備えず且つ振動給送マガジン又は部品搭載機に取り外し可能に取り付けることができる、部品をピックアップ位置へと給送するための部品管保持構造を設けることによって、多くの利点がもたらされる。振動給送を提供するための給送手段を部品管保持構造とは離隔させることにより、即ち、当該構造は如何なる給送機構も全く備えないことにより、このような保持構造の製造コストを大きく減じることができる。これと対照的に、従来技術による振動給送マガジンは、振動又は往復給送機構、部品搭載機のための固定部分、部品管を支持面との確実な係合状態に保持するための可動支持部分のみならず、種々の部分間に適切な連結手段をも備えている。このことは、従来の振動給送マガジンを複雑にし且つ製造費用が高価とさせると共に作動が相応に容易ではなくさせる。
更に、本発明に従って、部品搭載機内で行われるべき特別な作業又は搭載作業に関連する特定の部品を保持する部品管保持構造を、部品搭載機及び振動給送マガジンとは別個に準備し且つ選択された部品管を装填しても良い。従来技術による搭載機においては、振動給送マガジンは、部品が使い果されたとき又は異なる作業のために設定が行われるべきときに、部品搭載機から取り外される。上記の「作業」という用語は、ここでは、所定のパターン又は計画に従って一連の基板上に特定の異なる部品のセットの同一の又は類似の搭載を示している。
従って、従来技術による搭載機においては、振動給送マガジンが搭載機から取り外され且つ後続の搭載作業のために新しい部品管に適合せしめられている間、搭載は中断される。上記したように、このことは、部品搭載工程の時間効率に悪影響を及ぼす時間のかかる作業であるかも知れない。これと対照的に、本発明による構造は、マガジン及び搭載機が依然として作動している間に、適切な部品管に予め適合させることができる。交換部品が必要とされるときには、以前の搭載作業のために使用されていた保持構造をマガジンから単に取り外し且つ確実な搭載動作のために使用されるべき部品管及び部品を保持する新しく適合せしめられ且つ準備された保持構造と交換される。
当該構造によって保持される部品のピックアップ位置もまた、マガジンとは別個に配置され且つ/又は規定されるのが好ましい。次いで、当該部品搭載機及びそのピックアップ位置に対する当該管保持構造の全体的配置のみが決定されなければならない。本発明の実施形態によれば、これは、当該構造上に設けられた1つ又は幾つかの基準標識を使用して行われる。当該基準標識と各々のピックアップ位置との位置関係は装置によって知られている。前記基準標識は、固定された関係であるか又は装置を振動給送マガジン及び/又は部品搭載機内へ取り付ける前に決定されている。このような基準標識及びその使用方法の例は、同時係属中で且つ同じ譲受人に係る国際特許出願PCT/SE2008/050352号に開示されており、当該開示全体は参考として本明細書に組み込む。
更に別の利点は、装填された量の部品を排出しない比較的短い作業のために部品及び部品管の特別な設定を再使用しても良いことである。従って、当該管保持構造は、マガジン又は搭載機から取り外し、取り外した状態で保管し、類似した特別な作業が後の工程で行われるべきときに、搭載機内に再度装着することができる。これによって、以前に行ったことがある形式の搭載作業のための設定時間が大きく短縮され、これにより、作業の効率の良い立ち上がりが提供される。これは、他の搭載作業によってしばしば中断される短い作業の連続を再稼働させるときに特に有利である。従来技術による装置のための同様の方法は、振動給送マガジンが保管期間中に使用されないか又は上記した時間がかかる方法で部品の同じ設定に再度適合せしめられるので、コストが大きく増大する。
本願の目的のために、振動給送マガジンに対する部品管保持構造の大きさを、マガジンが一つの保持構造のみを収容するような構造とされるようにしても良いことは注目されるべきである。別の方法としては、当該保持構造は、マガジンに対して短い長さ特に横方向の長さを有して、2以上の保持構造が単一の振動給送マガジンに同時に取り付けることができるようにされる。マガジンの給送手段は、全ての担持されている保持構造に同じ給送動作を付与するように配置された単一の手段としても良いし又は担持された保持構造の各々に対して個々の給送動作を付与するように独立して制御された別個の給送手段に分割されても良い。
当該保持構造は、当該構造によって保持される部品管を支持するための支持面を有している。当該支持面は、当該保持構造の上面であるのが好ましい。当該構造の一端には、部品を部品管から受け取り且つ当該部品を部品受け取り部材又は位置決め部材によってピックアップ位置に整合させる受け取り部分が設けられている。このような部品位置決め部材は、適切な寸法の位置決め部材を当該保持構造上の受け取り部分の適切な位置に配置することができるように、保持構造内に取り外し可能に取り付けることができるのが好ましい。
例示的な実施形態においては、当該構造の受け取り部分に、部品位置決め部材と係合によって取り付けるための係合手段が設けられている。当該位置決め部材は、ピックアップ位置が本質的に直線に沿って整合させることができるように並置させて設けるのが好ましい。一つの例においては、当該係合手段は、位置決め部材の係合部分が導入され且つ取り付けられる1以上の凹部形態である。当該位置決め部材は、保持構造の前記受け取り部分にスナップ式係合によって取り付けられるのが好ましい。当該位置決め部材には、当該保持構造の前記凹部とスナップ式に係合される構造とされた突出部が設けられている。しかしながら、ねじ込み係合等のような他の解決手段が本願の目的のために意図されても良い。
幾つかの実施形態においては、各位置決め部材に対して一つの凹部が設けられている。次いで、受け取り部分における多数の予め選択された位置を位置決め部材に対して設けても良い。これらの実施形態においては、各凹部又は意図された位置間の距離は、位置決め部材の実際の幅又は横方向の大きさより短くても良い。それによって、種々のサイズの位置決め部材を収容するために、位置決め部材の横方向の位置決めに対してより多くの自由度が提供されるであろう。
好ましい実施形態においては、本質的に前記受け取り部分の横方向の長さに亘って延びている横方向に連続している凹部が当該受け取り部分に設けられている。これによって、各位置決め部材の横方向の位置従って各部品管及びピックアップ位置を連続的に調整することができる。このような連続的な凹部はまた、各々が複数の部品位置決め部材を受け入れることができるような構造とされている2以上の横方向に伸びた凹部に分割しても良い。
当業者によって理解されるように、位置決め部材と保持構造との間に解除可能な取り付け機能を形成するために、スナップ嵌合又はその他のような他の適切な解決方法が設けられても良い。スナップ嵌合方法に関して、位置決め部材の突出部と受け取り部分の凹部との間のスナップ式係合は、受け取り部分の突出部が位置決め部材の凹部と係合するように、逆にしても良い。前記保持構造とスナップ式に係合するための適切な位置決め部材の一つの例が、本願と同日に出願された同時係属中で且つ同じ譲受人に係る国際特許出願PCT/SE2008/050351号に提供されており、当該開示全体は参考として本明細書に組み込む。
更に別の実施形態においては、前記受け取り部分は、各々前記位置決め部材上に配置された対応する突出部又は刻み目と相互作用する小さな凹み、刻み目又は突条部の形態であるのが好ましい位置決め部材取り付けガイド手段を備えている。これによって、位置決め部材の取り付け中に、オペレータは、これらの位置決め部材が当該装置によって容易に認識できる選択された横方向位置へ導かれるように、これらのガイド手段によってガイドされる。このような凹み又は突条間の距離すなわちピッチは、一例として、位置決め部材の横方向の配置又は位置の自由度を提供するために、最も小さい適切な位置決め部材の幅よりも小さくすることができる。また、位置決め部材が部品を給送する長手方向と整合するようにガイドされるように、一対の又はそれ以上の長手方向に隔置されたガイド用凹み又は突条を各位置決め部材に対して設けることもできる。
保持構造は、適切な位置決め部材が特定の部品及び特定の部品管の寸法に対して適合させる際に適切な位置決め部材を選択することができるように、種々のサイズの複数の部品位置決め部材を備えているのが好ましい。
本発明の実施形態においては、部品管保持構造の支持面は、共通の横面内に配置されている。言い換えると、支持面全体が同じ高さに配置される必要はないけれども、全ての部品管が横方向に同じ高さで保持される。
本発明の他の実施形態においては、支持面は、横方向に種々の高さにある1以上の面部分に分割される。これによって、種々の高さの部品管を保持し且つこれらの管から部品を給送するために単一の部品管保持構造を使用することができる。別の方法として、大きく変わり得る変化する高さの部品及び部品管を収容するために種々のマガジンを設けることができる。しかしながら、このような方法は、複数のマガジンを同時に設けなければならないか、又は取り付け動作を、低い部品管からの部品が取り付けられる動作と、高い部品管からの部品が取り付けられる動作との2つの部分的な取り付け動作に分けなければならないという不利益を被る。これらの2つの部分的な取り付け動作は、別個の搭載機内で行うか又は部品マガジンの切換によって同じ搭載機内で連続して行うことができる。これらの動作は両方とも、部品搭載工程全体の製造コストの増大をもたらす。
更に、例示的な実施形態に従って、管保持構造には、オペレータ又は部品搭載機によって直接又は振動給送マガジンを介して読み込み可能な識別手段が設けられる。このような識別手段は、無線周波識別(RFID)タグのような電子回路として、又は保持構造の特徴の情報を保持する記憶回路として、又は例えば部品搭載機内に一体化されるか又はオペレータによって作動せしめられるバーコードリーダーによって読み取ることができる単純なバーコードとして、当業者によって容易に理解される多数の方法によって実現することができる。
識別手段は、一つの特定の識別器に限定される必要はない。幾つかの実施形態においては、部品搭載機によって直接又は振動給送マガジンを介して機械的に読み取ることができる第一の識別手段と、保持構造の識別情報を部品管情報と関連付けるためにオペレータが読み取ることができる第二の識別手段とを設けることができる。
例示的な実施形態においては、当該情報は、保持構造の識別情報に限定することができる。更に別の実施形態においては、例えばメモリーチップの形態の識別手段は、構造のサイズ及び重量、ピックアップ位置の数、構造の形式、分割された又は一体の支持面等のような保持構造の種々のパラメータの情報を保持することができる。しかしながら、当該識別手段は、保持構造の識別情報のみを保持するのが好ましく、当該構造の他の特徴及びパラメータは、搭載機制御装置内に記憶され且つ保持構造の特定の識別点に関連付けられるのが好ましい。
更に、管保持構造に識別手段を設けることによって、当該構造の識別情報を、保持構造によって保持され従って搭載機内に装填されるか又はされるべきである特定の部品管に関する情報と関連付けることができる。従って、保持構造の識別情報は、部品搭載機にとって本質的な情報すなわち部品管によって担持されている部品のタイプの鍵となるであろう。従って、本発明の実施形態によれば、保持構造の識別情報は、当該保持構造によって保持されている部品管の各々に関する情報と関連付けても良い。上記したように、保持構造への部品管の装填は、搭載機とは関係なく行われ且つ保持構造を部品搭載機又は続いて搭載機に装填するための振動給送マガジンに取り付ける前の如何なるときにも行うことができる。
更に、保持構造内での各部品管の位置もまた、搭載機への装填に先立って決定し且つ記憶することができる。例示的な実施形態によれば、部品管の情報には、管内に供給されている部品のタイプ、すなわち、寸法、抵抗、製造公差等の部品の特性に関する情報が含まれている。当該情報には、管が最初に保持構造内に装填されたときのみならずその最中及び特定の搭載工程に続く両方のときに管内に供給される部品の数も含まれているのが好ましい。従って、保持構造が部品搭載機内に装填されるときには、装置は、特定の部品に対する残量を認識し且つこの量が確実な搭載作業にとって十分であるか否かを判定することができる。部品搭載工程にとって有用であり得る部品管に関するより多くの情報が更に存在していても良い。このような情報としては、例えば、部品管の識別情報、ロット番号、指定された客先、部品管又は部品の製造元、管の幅及び高さ等がある。
以前に説明したように、保持構造には、部品搭載機又は振動給送マガジン内に迅速且つ容易に取り付け又は取り外すことができる機能が備えられている。例示的な実施形態によれば、保持構造識別手段は、情報を受け取るために搭載機又は振動給送マガジン内に設けられている相互作用手段に自動的に接続される。従って、管保持構造が搭載機又はマガジン内に取り付けられたときに、当該保持構造の識別情報は、自動的に当該部品搭載機へと送られる。この送信は、管保持構造に、当該管保持構造の識別情報を保持する回路形態の識別手段を設けることによって行われるのが好ましい。前記回路には、例えば、部品搭載機又はマガジン内の識別情報読み込み手段に接続されて管搭載機の識別情報が搭載機又はマガジンによって読み取られるようになされた対応する接触ピンに自動的に接続される接触面が設けることができる。前記の接続はまた、光学的接続、RFID接続又は当業者が分かっているその他のあらゆる適切な接続とすることもできる。
このことは、当該部品搭載機が、当該搭載機内に取り付けられている保持構造の識別情報に関する情報を受け取るばかりでなく、当該管保持構造の識別情報に関する全ての情報に対するアクセスを備えていることを意味している。更に、振動給送マガジンの識別情報に関する情報を送られた情報に付加することができる。この付加は、当業者が分かっている情報を送るためのあらゆる適切な手段によって行うことができ、従って更には説明しない。
更に別の実施形態においては、保持構造によって保持されている部品のタイプ及び数のような各部品管の位置及び特定事項の情報は、保持構造をマガジンに取り付けた際に、当該情報が識別手段を介して振動給送マガジンへと送ることができるように、部品の識別情報と関連付けられる。マガジンが搭載機内に挿入されると、次いで、この情報すなわち各部品管の部品のタイプ、位置及び保持構造マガジンのピックアップ位置が部品搭載機へと送られる。別の方法として、当該情報は、マガジンによって実際に読み取られることなく、当該マガジン内に設けられた接続部を介して部品搭載機へと直接中継される。
当業者が理解できるように、本発明による構造及び装置は、振動給送マガジン内従って部品搭載機内への部品管のより迅速且つ容易な装填を提供する。これによって、マガジン及び最終的には部品搭載機の遊び時間を著しく短縮することができる。更に、部品管の保管及び再装填に関する部品管の取り扱いが著しく容易化される。
本発明の更なる詳細及び特徴は、添付図面を参考にしてなされている以下の本発明の実施形態の詳細な説明によって明らかになるであろう。図面を通して、同様の参照符号は同様の部品を示している。
振動給送マガジン及び部品管保持構造の一実施形態の斜視図である。 図1に示された実施形態の更に別の斜視図であり、マガジンに対する保持構造の取り外し特性を示している。 図1の実施形態の断面図である。 図1の実施形態の保持構造の底面図である。 保持構造とマガジンとの間の連結部を示している拡大部分断面図である。 振動給送マガジン及び保持構造の一実施形態の頂面図であり、ピックアップ位置を示している拡大部分図を含んでいる。 部品位置決め部材が設けられている図1に示されている保持構造の一実施形態の一部分を示している、破断斜視図及び頂面図である。 部品位置決め部材と保持構造との間の例示的な連結部を示している部分断面図である。 取り外し可能に取り付けることができる部品位置決め部材並びに例示的な部品位置決め部材と部品管との間の連結部の例を示している頂面図である。 取り外し可能に取り付けることができる部品位置決め部材並びに例示的な部品位置決め部材と部品管との間の連結部の例を示している斜視図である。 部品位置決め部材の更に別の例の頂面図である。 軸線分割タイプの部品搭載機内での作業ヘッドと搭載基板との動きを示している概略図である。 ガントリ(作業塔)タイプの部品搭載機内での作業ヘッドと搭載基板との動きを示している概略図である。 更に別の実施形態による保持構造の斜視図である。 更に別の実施形態による保持構造の断面図である。 もう一つ別の実施形態による保持構造の斜視図である。 もう一つ別の実施形態による保持構造の概略底面図である。 更に別の実施形態による保持構造の斜視図である。 更に別の実施形態による保持構造の概略底面図である。
以下は、本発明の例示的な実施形態の説明である。当該説明は、本発明の一般的な原理及び特定の実施形態を説明することを意図しており且つ限定的な意味に解釈されるべきではない。
図1〜5を参照すると、振動給送部品マガジン1と、部品管50内に順序良く配列されている好ましくは電気部品を収容している複数の部品管50を保持する構造とされている部品管保持構造2との実施形態が示されている。以下に説明される実施形態においては、前記保持構造は、部品管50が配置され且つ保持されるパレットの概略形状を有している。従って、“パレット”及び“保持構造”という用語は、以下において図示されている実施形態を参照する場合に互換的に使用することができる。更に、方向及び配置が記載される場合に、「前」又は「前方」及び「後」又は「後方」という用語は、前記部品の給送方向に関するものである。従って、マガジン1は前方端部17と後方端部18とを有し、保持構造すなわちパレット2は前方端部27と後方端部28とを有している。従って、部品は、図1〜3において右から左へと部品管内を給送され、パレット2の前方端部に配置されているピックアップ位置又は場所においてピックアップされるために管から出て行く。
保持構造2は、当該実施形態においては第一のすなわち前方連結部分10,20と第二のすなわち後方連結部分12,22とからなる機械的連結部分を介してマガジン1に取り外し可能に取り付けることができる。前方連結部分は、マガジン1内に設けられている下方連結部分10と、保持構造2内に設けられている上方連結部分20とからなる。同様に、後方連結部分は、マガジン1内に設けられている下方連結部分12と、保持構造2内に設けられている上方連結部分22とからなる。パレット2の容易な操作及びマガジン1への当該パレットの容易な取り付けを提供するために、パレット2には前方及び後方ハンドル25,26が設けられている。当該ハンドルはまた、パレットの容易な操作又は持ち上げの提供に加えて、部品管50をパレット2に固定するための付勢された押し下げ部材29の取り付けのためにも使用される。押し下げ部材29は、当該部材の下方に挿入された管50上に下向きの圧力をかけるばねによって付勢された複数の保持指状部材29の形態である。
更に、振動給送マガジン1は、振動給送手段すなわち動作発生装置15を備えており、動作発生装置15は、往復動作を発生させ且つ当該動作を中間部材16を介して前方連結部分10に伝える構造とされている。前記往復動作は極めて速く且つストロークの長さが極めて短い場合が多いので、人間観察者には、正確に制御された往復動作すなわち“振動給送”という用語の動作ではなく単なる振動に見えるかも知れない。動作発生装置15としては、ソレノイド、リニアモータ、回転するモーターによって駆動されるベルト又はワイヤ、カム又はリードねじの回転等のような当該技術において一般的に知られている動作発生装置を使用することができる。従って、動作発生装置15は更に詳細には説明しない。
特に図4及び5を参照してパレット2とマガジン1との間の機械的連結部を説明する。この実施形態においては、往復動作は、前方連結部分10,20を介してマガジン1からパレット2に伝えられ、一方、後方連結部分12,22は、単に摺動係合を提供し且つマガジン1及びパレット2の垂直方向すなわちZ方向における適正な整合及び傾きを確保する。好ましい実施形態を示している図示された実施形態は全て伝達動作のために前方係合部分を使用しているけれども、本発明は決してこのような構造に限定されないことは注目されるべきである。別の方法として、パレット/マガジンの後方端部にのみ連結部の動作伝達部分を設けても良く、又は後方端部と前方端部との両方に設けても良い。
前方連結部分は2つの横方向に隔置された連結部分を備えており、当該パレットの連結部分20a,20bは図4において見ることができる。マガジン2においては、連結部分は、円錐台の概略断面形状を有しているが上方部分は湾曲断面が付与されている横方向に伸びているバー10の形態である。これらの湾曲部は、マガジン1の長手方向すなわち図面ではY方向として示されているマガジン及びパレットの移動又は給送方向に整合されている湾曲した上方接触面部分13及び14をもたらしている。パレット内においては、連結部分20は、横方向に隔置された若干突出している連結部分20a,20bを有している横方向に伸びている凹部20を含んでいる。この実施形態においては、連結部分20a,20bの各々が円錐台形状の断面を有しており、当該連結部分の各々は本質的に円錐接触面部分23,24を有している。
図示されている例においては、基部部材の2つの上方接触面部分13及び14の両方が湾曲しているけれども、本発明の実施形態は図示されている例に限定されないことは注目されるべきである。幾つかの実施形態においては、前記2つの上方接触面部分13,14のうちの一方の断面が湾曲しており、他方の接触面の断面は本質的に真っ直ぐであっても良い。当該実施形態においては、湾曲した接触面13,14は前記基部部材内に配置されており且つ本質的に真っ直ぐな接触部分23,24は相互作用部材内に配置されているけれども、この形状は逆にすることができることも注目されるべきである。更に、基部部材と相互作用部材との両方の互いにかみ合う接触面部分は、少なくとも1つの連結部分において当該2つの接触面部分間の当接部分に湾曲部が設けられていることもまた予想される。
マガジン1上にパレット2を取り付けるときに、パレットの接触面部分23,24は前記マガジンの対応する湾曲した接触面部分13,14と接触状態となる。下方の接触面13,14の湾曲によって、空隙がなく且つ遊びがない接触が得られる。更に、当該湾曲によって、連結部に接触面の摩耗に対する耐久性が付与される。更に、上方接触面23,24の円錐形状によって、マガジン1に対するパレット2の容易な取り付けがもたらされる。円錐角は、5°〜40°、好ましくは10°〜30°、更に好ましくは15°〜25°の範囲内であるのが好ましい。
当該実施形態においては、円錐角は約20°である。これによって、マガジン2の湾曲した接触面13,14とパレットの対応する対向接触面23,24との間の当接部は、水平面に対して約80°の角度の接平面内にあり、この面は、ここに開示されている実施形態においては、給送動作の面に対応している。これによって、往復給送動作は前記当接部の面に対してほぼ直角に伝達され、これによって、動作によって発生される分配力が最小化されるであろう。更に、円錐角は、パレットの重力或いは重量によりパレットが安定且つ安全な方法でマガジンに載置されるのに十分な小ささである一方で依然としてマガジンからパレットの容易な取り外しを妨げる楔効果を避けるのに十分な大きさであろう。更に、本質的に重心の水平面の垂直方向近辺に対応するか又は位置する水平面内に当接部分を設けることによって、意図されている往復給送方向以外の方向にパレットを回転させるか又は移動させる力が本質的に生じないであろう。
更に、当該湾曲した接触面によって、連結部が、マガジン1に対するパレット2の傾き角度に関係ないようにせしめられるであろう。別の言い方をすると、パレットの後方端部28の高くなった部分すなわちパレット2の前方傾斜部分に後方連結部分12,22の障害又は許容誤差の誤りが生じた場合においてさえ、面部分13,14の湾曲部によって、依然として、パレット2とマガジン1との間の適正且つ安全な連結部が確保されるであろう。
図示された実施形態においては、マガジン1は、パレットの係合ガイドピン穴21と相互作用するためにガイドピン11を備えている。ここでは、マガジン1に対するパレット2の横方向すなわち図面に示されているX方向の位置決めのために、ガイドピンによる連結構造11,21が使用されている。当業者がわかるように、前方連結部分、後方連結部分又はそれらの両方に、前記横方向での位置決めを提供するための手段を設けても良い。ガイドピン11とこれと協働するガイドピン穴21とは任意のものである。更に、このようなガイドピンは、理論的には、長手方向すなわちY方向におけるパレットの位置決めのために使用することもできる。長手方向における当該ピンによる位置決め又はガイドは、マガジン1へのパレット2の組み付け又は取り付け中でのガイドのみに限定することができる。移動又は給送工程の動作において、ガイドピンは、横方向における位置決めのために作用しているだけである。しかしながら、図示されている実施形態においては、パレットの適正な長手方向の位置決めは、前方連結部分10,22において得られる。
更に、後方連結部分12,22は、マガジン1のスライドプレート12とこれに対応するパレット2のスライドプレート22との間の摺動係合を付与する。当該実施形態においては、マガジンのスライドプレート12は、マガジン及びパレットの横方向中心に配置されており、一方、パレットのスライドプレート22は、本質的にパレット2の幅に対して横方向に延びている。もちろん、これは逆にしても良く、逆にした場合には、幅の狭い横方向中心に配置されたパレットのスライドプレート22と横方向に長いマガジンのスライドプレート12とがもたらされる。スライドプレート12,22のうちの少なくとも一方は、耐久性のある低摩擦プラスチック材料によって作られる。従って、パレット2の垂直方向すなわち図3に示されているZ方向における位置決めは、後方の横方向中心連結部分12,22及び前方の横方向に隔置された連結部分20a,20bによって得られる。
パレットには更に、マガジン2とは別の平らな面上に配置されたときにパレットを支持するための横方向及び長手方向に隔置された突出部31と、マガジン内に設けられた対応するチップリーダーと相互作用するための電子識別チップ30とが設けられている。
図6を参照すると、当該例示的な実施形態によるパレット2が設けられたマガジン1が概略的に示されている。この図においては、部品を給送する方向を明確にするために、パレット2の前方端部及び後方端部27,28が示されている。従って、部品は、往復給送動作によって、パレットの基端すなわち後方端部28からその末端すなわち前方端部27に向かって受け取り部分32と称されるパレットの部分へと部品管内を給送される。ここでは、部品管50の末端は部品位置決め部材60,62,64,66,160,360によって受け取られ、部品は部品管から前進せしめられ、当該部品はピックアップ位置に設けられたピックアップヘッドによってピックアップされる。
受け取り部分32が図6の拡大部分に示されており、当該拡大部分には、ピックアップ位置、部品管50、部品受け取り部材又は位置決め部材66、各部品のピックアップ位置又は部品管の位置を示している仮想ピックアップライン33(点線)、及びパレット内に設けられた対応するねじ穴39への位置決め部材66の固定のためのねじが切られたねじ86を較正するための基準標識40が示されている。
従って、図6に示されている実施形態においては、部品位置決め部材は2つの突出している受け取りアームを備えており、当該受け取りアーム間に管50が導入される。また、部品位置決め部材66は、ねじによって、パレットの受け取り部分32においてパレットに固定係合状態で取り外し可能に取り付けられている。しかしながら、以下の説明から明らかとなるように、本発明の実施形態はまた、スナップ嵌合位置決め部材、調整可能な位置決め部材及びパレット内に固定形成されるか又は一体化されている部品位置決め部材のような他のタイプの部品位置決め部材に適用することもできる。
図7及び8を参照すると、別の実施形態の部品位置決め部材60が、パレット2の前方端部27すなわちパレットの受け取り部分32に取り付けられた状態で示されている。ここでは、部品位置決め部材は、図8に概略的に示されているスナップ嵌合構造でパレット2に容易に且つ取り外し可能に取り付けることができる。
図示されているように、パレット2は、受け取り部分32において並置されて位置決めされている種々のサイズ及び幅の複数の部品位置決め部材60を受け入れ且つ保持するために配置されている。パレット2は、底板又は床34と細長い側壁35とを含んでいる。底板34の横幅に沿って延びている凹部38が、協働するスナップ係止部材77との間にスナップ嵌合関係を形成するために設けられている。スナップ係止部材77は、一対の正反対に配置されている可撓性の突出部を有している。部品位置決め部材60をパレット2上に取り付ける際には、突出部77が凹部38内へ単に導入され、位置決め部材が底板34に対して若干押し付けられる。位置決め部材60の取り外しは、部品位置決め部材60の末端に設けられたハンドル72を単に持ち上げることによって達成される。
パレット2には更に、部品位置決め部材60のための横方向位置を示している数字標識37が設けられている。これらの標識は、この実施形態においては、16個の幅が狭い部品位置決め部材の取り付けのための16個の横方向位置を示している。パレットは種々の幅の部品位置決め部材60を受け入れる構造とされているので、単一のパレットのために可能な位置決め部材の数は変えても良い。それにもかかわらず、パレット上の位置は予め決定することができ、パレット上の番号付けは、位置決め部材の正しい位置への及び正しい個数の配置が達成することができるように位置決め部材の配置においてオペレータに対する補助として機能することができる。
更なる位置決めの補助として、部品位置決め部材60及びパレットの標識37には、互いに反対方向を向いている矢印すなわち三角形37及び83が設けられている。部品位置決め部材60には更に、位置決め部材60を貫通して垂直方向に延びている開口部82が設けられており、部品位置決め部材60の取り付け中及び取り付け後にパレット2の番号及び三角形の標識37を開口部82を通して見ることができるようになされている。従って、三角形の対向している尖端を相対的に整合させることによって、適正な位置決めを容易に達成することができ、このことにより、部品位置決め部材60を再度位置決めするのに必要とされる見込み時間が短縮される。当該矢印及び番号は部品位置決め部材の適正な横方向の位置決めを指示するために使用されるけれども、例えば位置決め部材の横方向寸法が標準寸法から外れている場合に当該部品位置決め部材を他の横方向位置に配置することが望ましい場合がある。従って、本実施形態においては、パレット2は、他の位置すなわち矢印及び番号によって示されている位置同士の間にある中間の横方向位置で部品位置決め部材を受け入れ且つ保持する構造とされている。
代替的な実施形態においては、位置決め部材は、番号によって指示されている位置に本質的に対応する保持構造内の固定の横方向位置をとることができるだけである。この場合にはガイド矢印は不要である。このような方法は、部品位置決め部材の位置決めの補助をもたらすことができる。一方、そのような方法は、もはや前記の固定位置間の中間の横方向位置に部品位置決め部材を配置することができないので、図示された例と比較して自由度が低い。
部品位置決め部材60の位置決めの更なる補助として、パレット2の底板34に長手方向に延びている溝及びリブ36が設けられている。位置決め部材には、溝36内に係合する構造とされた下方を向いた突出部84が設けられている。これによって、部品位置決め部材60を取り付けることを試みているときに若干の横方向の不整合が起こると、突出部84と溝36との間の係合によって、部品位置決め部材が正しい横方向位置内へガイドされるであろう。更に、部品位置決め部材60に少なくとも2つの長手方向に隔置された突出部84を設けることによって、部品位置決め部材60の取り付け中に、このような突出部84と溝36との係合によって角度の整合が提供される。
更に、パレット2には、上記したように、部品のピックアップのためのピックアップ位置を指示する基準標識40が設けられており、部品位置決め部材60には、対応するピックアップ位置ライン80が設けられている。従って、好ましくはマガジン1及び部品搭載機並びに部品管50とは関係なく部品位置決め部材60を備えたパレット2を装填する際に、ピックアップ位置ライン80及び基準標識40を、パレット2によって保持されている全ての部品に対してピックアップ位置を較正するために使用することができる。パレット2をマガジン1内に取り付け、次いで、部品搭載機内に取り付ける際に、マガジンによってピックアップ位置へと給送される全ての部品のためのピックアップ位置を決定するためには、パレット2の基準標識40の位置を正しく決定することが必要なだけである。更に、ピックアップ位置ライン80は、以下において更に詳細に説明する部品位置決め部材64及び160のような調整可能な部品位置決め部材の位置決めを補助するために使用することができる。
図9aには、図7及び8の部品位置決め部材60の実施形態が更に詳細に示されており、図9b及び10には、部品位置決め部材62及び64の更に別の実施形態が示されている。位置決め部材60は、部品管受け取り部分70と部品受け取り部分71とを備えている。管受け取り部分70は突出しているガイドアーム74によって横方向が規定されている。ガイドアーム74は、特定の実施形態に応じて可撓性としても良いし又は剛性としても良い。部品受け取り部分71は、底部及び側壁(参照符号によって示されていない)並びに部品ストッパ78によって規定されている。従って、部品管50は、部品受け取り部分70内に導入され且つ管ストッパ76まで前進せしめられる。パレット2に給送動作を付与する際に、部品52は、管50内を給送され、管50の末端開口端部から部品受け取り部分71内へと前進せしめられ、底壁の台部分79上を部品ストッパ78に当接するまで摺動する。部品ストッパ78は、ピックアップされる部品52aのピックアップ位置を規定している。
図9bに示されている例示的な部品位置決め部材62は、部品管50及び当該部品管内に保持されている部品を部品位置決め部材64と相互作用する適正な位置へと導く構造とされている突出部分すなわち突縁81を備えている点で、ここに示されている他の部品位置決め部材と異なっている。突縁81は、上方突縁面とテーパーが付けられた自由端とを備えている。前記上方突縁面は、管ストッパ76から前記テーパーが付けられた自由端に向かって下方へすなわち突出方向に傾斜している。前記上方突縁面からは、2つの傾斜している側部突縁面部分が下方へ分かれている。別の言い方をすると、突縁81は、2つの傾斜部分と、導入されつつある管を横方向に整合させるためのテーパーが付けられた自由端と、部品を台部分79に向かって且つ当該台部分上の適当な高さへと付与するために部品管50を適当な高さ位置に位置決めするための傾斜した上方突縁面とを備えている。当該実施形態及びその他の実施形態による部品位置決め部材の更なる細部は、同一譲受人に係る国際特許出願PCT/SE2008/050351号に見出すことができる。
図10を参照すると、調整可能な取り付け機能を有する部品位置決め部材64の一実施形態が示されている。ここでは、位置決め部材64には、部品ストッパ78の位置がピックアップされるべき部品の寸法に対して調整できるように、長手方向に伸長しているスリット85と調整ねじ86とが設けられている。別の言い方をすると、長い部品がピックアップされるべきときには、部品位置決め部材64は、パレット2の前方端部の方へ調整することができ、比較的短い長手方向の長さを有する部品がピックアップされるべきときには、位置決め部材64はパレット2の後方端部28の方へ調整することができる。
図11及び12には、部品搭載機の2つの典型的な作動原理が概略的に示されている。本発明はこれらの両方のタイプの部品搭載機に容易に適用可能であると共にピックアップヘッドによって連続的にピックアップするために部品をピックアップ位置へと振動給送することを含む他の如何なるタイプの搭載機にも適用可能であることは注目されるべきである。
図11においては、軸線分割タイプの部品搭載機700が示されている。当該搭載機は、X軸に沿って移動できるX方向ワゴン701及びX軸に対して本質的に直角なY軸に沿って移動できるY方向ワゴン703を備えている。X方向ワゴン701は、部品ピックアップヘッド706と共にカメラのような映像手段702を担持している。当該ワゴン及びその関連部品は、それ自体が公知であり従って更に細かく説明しない。Y方向ワゴン703は、例えば部品マガジン707によって供給される部品705が取り付けられるPCB(プリント回路基板)のような基板704を担持している。従って、部品が基板上の正しい位置に適正に配置されるようにするためには、X方向ワゴン及びY方向ワゴンが基本的に同時に動かされてピックアップヘッドが取り付け位置のすぐ上方に配置される。
図12には、一般的に作業塔と称される前記2つの最も一般的な部品搭載機のタイプのうちの他方の部品搭載機800が示されている。ここでは、基板804は、限定的ではないが概してX軸に沿った搭載機による基板の搬送を提供するコンベアワゴン803上に配置される。しかしながら、前記搭載工程すなわち特定の搭載機によって搭載されるように意図されているマガジン807からの全ての部品805のピックアップ及び配置中に、基板804は固定位置に保持される。従って、ピックアップヘッド806は、X方向及びY方向の両方向に動かされるワゴン801上に配置されている。一般的に、ワゴン801は、Y軸に沿って移動可能であり且つ作業塔内に懸垂されているYワゴンであり、当該作業塔は次いでX軸に沿って移動可能である。同じく、ピックアップヘッド806を保持しているワゴン801もまた、特に1以上の基準標識及びその他の基準点を配置するためのカメラ又はその他の映像手段802を備えている。
斜視図である図13及び断面図である図14を参照して、保持構造又はパレット102の更に別の実施形態を説明する。この実施形態においては、パレット102は、種々の高さに配置されている底板部分134a及び134bを備えている。これは、高さが低い部品管53と高さが高い部品管54との両方を単一のパレット内に収容するためのものである。これによって、部品管53,54によって保持されているサイズの異なる部品の上面の高さすなわちZ方向の位置の差を著しく小さくすることができる。このことにより、ピックアップヘッドはピックアップのZ方向位置が大きく変化する状況と比較して比較的短い平均的なピックアップのためのZ方向の距離を移動しなければならないので、ピックアップ及び配置時間が短縮される。当該図面において見ることができるように、異なる形状又はサイズの部品管53,54は、異なる部品位置決め部材60,160を必要とする。説明を容易にするために、部品管の断面形状は、極めて簡素化し且つ図13及び14には概略的にのみ示している。
図示された例において、部品位置決め部材160は、調整可能な部品位置決め部材64に関して上記したものと類似している調整可能性機能を備えた調整可能なタイプのものである。しかしながら、この例においては、部品位置決め部材160には部品受け取り部分71が備えられておらず、管受け取り部分70は、部品管ストッパのみならず部品ストッパとして機能する本質的に垂直方向の基端壁に限られている。従って、部品管54の装填の際に、各管54は、部品位置決め部材160の基端壁まで前進せしめられる。装填に先立って、管は、その末端において管54の頂壁を除去する改造がなされている。管の頂壁すなわち管の天板の除去された部分は、部品の長さより若干長い長さに対応する距離に亘って伸長している。管の内部が曝される距離は、管の頂壁の残りの部分がピックアップ工程と干渉せず且つこれと同時に後続の部品を管ハウジング内に安全に収容された状態に維持しながらピックアップヘッドによってピックアップされるべき部品を全体的に曝すのに十分な長さでなければならない。部品搭載工程中に、部品は、往復動作によって部品位置決め部材160の基端壁まで給送され且つその位置でピックアップヘッドによってピックアップされる。
図15a及び15bを参照すると、パレット202の更に別の実施形態が斜視図で図示されており、マガジン201の更に別の実施形態が極めて概略的な頂面図で図示されている。ここでは、パレット202は、細長い構造であり且つ比較的少数の部品位置決め部材60及び部品管を保持する構造とされている。パレット202の全体的な機能及び特徴は、例えば図1〜8に関して上記したものと同じである。しかしながら、この実施形態においては、連結部分は異なる構造を有している。まず最初に、下方の前方連結部分220は、少なくとも往復動作の方向すなわち前面及び/又は後面に湾曲した接触面領域を有しているガイドピンの形態である。当該ガイドピンは、回転対称であるのが好ましいけれども、水平断面が楕円形状であるような他の構造もまた適している。
前方連結部分すなわちパレット2の上方部分は、ガイドピン220に対応する水平断面を有する凹部であるのが好ましい。従って、当該凹部は、5°〜40°の範囲内、より好ましくは10°〜30°の範囲内、更に好ましくは15°〜25°の範囲内の円錐角を有する円錐形状であるのが好ましい。この実施形態においては、2つの後方の連結部分222a,222bが、横方向に隔置されており且つパレット222好ましくはスライドプレート内に設けられた対応する連結部分との摺動係合を提供している。
更に、後方の連結部分にはまた、パレット202の後端の横方向の動きを制限する横方向ガイド部材が設けられていても良い。これによって、重心のずれ又はずれた往復動作によるパレットに回転作用が効率良く減じられるか又は排除されるであろう。当業者によって理解されると考えられるように、パレット202の比較的細長い構造は、比較的細長いマガジン、より適切には複数のパレット202を保持する構造とされたマガジンを提供するために使用することができる。図15bに概略的に図示されている連結部分は適切に増倍されている。
図16a及び16bを参照すると、保持構造302の更に別の実施形態が提供されていると共に、極めて概略的に示されている対応する振動給送マガジン301が提供されている。当該実施形態によれば、構造302は、単一の部品管50を保持する構造とされている。更に、当該構造302には、当該実施形態においては当該構造と一体的に固定されている単一の部品位置決め部材360が設けられている。しかしながら、上記した部品位置決め部材と類似している取り外し可能に取り付けることができる部品位置決め部材を備えた代替態様もまた、単一の管保持構造302に対して想定される。当業者によって理解されると考えられるように、複数の単一管保持構造302をマガジン301内に適切に並置されて配置することができる。
図16bにおいては、当該実施形態によるマガジン301の連結部分が大まかに示されている。振動給送マガジン301と保持構造302との間の往復動作を伝える構造とされた前方連結部分として、図15bに関して上記した類似の湾曲したガイドピン320及び円錐凹部構造が使用されている。更に、後方の連結部分は、同じく、各々、該保持構造の後端とマガジンの後端との間の摺動係合を提供する形態とされている。当該実施形態においては、単一管保持構造302は極めて幅が狭く且つ部品管50は本質的に当該保持構造の横方向中心軸線に沿って配置されるので、往復動作中での当該保持構造の安定性に影響を及ぼす重心のずれの虞が著しく減じられる。従って、当該実施形態においては、単一の後方連結部分が当該保持構造及びマガジンの各々に設けられており、当該単一の後方連結部分もまた、当該実施形態においては上方連結部分と下方連結部分との間の摺動係合を付与する形態とされている。
以上、幾つかの実施形態によって本発明を説明したが、当業者が容易に分かるように、上記した実施形態以外の他の実施形態もまた本発明の範囲内で想定できる。例えば、湾曲した接触面を備え且つ下方の連結部分に配置されるべきであるように説明された連結部分は、上方の連結部分すなわちパレット又は保持構造内に互換的に設けても良い。前方及び後方の連結部分の上記した構造の前方部分及び後方部分もまた、概して互換可能である。更に、部品位置決め部材の種々の実施形態を、ここに開示されているパレット又は保持構造の実施形態のいずれかに対して設けても良い。
1 部品マガジン
2 部品管保持構造、パレット
10,20 前方連結部分
11 ガイドピン
11,21 ガイドピン連結構造
12 マガジンのスライドプレート
12,20 後方連結部分
13,14 上方接触面部分
15 動作発生装置
16 中間部材
17 前方端部
18 後方端部
20 凹部
20a,20b パレットの連結部分
21 ガイドピン穴
22 パレットのスライドプレート
23,24 接触面部分
26 後方ハンドル
27 パレットの前方端部
28 パレットの後方端部
29 押し下げ部材
30 電子識別チップ
31 突出部
32 受け取り部分
33 仮想ピックアップライン
34 底板
35 側壁
36 溝
37 数字標識
37,83 矢印
38 凹部
39 ねじ穴
40 基準標識
50 部品管
52 部品
52a 部品
53 高さが低い部品管
54 高さが高い部品管
60,62,64,66,160,360 部品位置決め部材
70 部品管受け取り部分
71 部品受け取り部分
72 ハンドル
74 ガイドアーム
76 管ストッパ
77 スナップ係止部材
78 部品ストッパ
79 底壁の台部分
80 ピックアップ位置ライン
81 突縁
82 開口部
84 突出部
85 スリット
86 調整ねじ
102 パレット
134a,134b 底板部分
201 マガジン
202 パレット
220 下方の前方連結部分ガイドピン
222 パレット
222a,222b 後方の連結部分
301 マガジン
302 保持構造
320 ガイドピン
360 部品位置決め部材
700 軸線分割タイプの部品搭載機
701 X方向ワゴン
703 Y方向ワゴン
704 基板
705 部品
706 部品ピックアップヘッド
707 部品マガジン
800 他方の部品搭載機
801 ワゴン
802 映像手段
803 コンベアワゴン
804 基板
805 部品
806 ピックアップヘッド
807 マガジン

Claims (17)

  1. 連続的に蓄えられる部品を収容し且つピックアップ位置において当該部品を放出するための開口端部が各々に設けられている1以上の細長い部品管を保持し且つ前記部品を部品搭載機内のピックアップ位置に向けて振動給送するための部品管保持構造であり、前記部品管を支持するための支持面と、前記部品管の前記開口端部を受け入れるための受け取り部分と、前記開口端部から給送される部品のためのピックアップ位置を規定している前記受け取り部分に設けられた少なくとも1つの部品ストッパと、を備えており、
    当該構造は、前記部品搭載機内に又は当該部品搭載機に装填される構造とされた振動給送マガジン内に取り外し可能に取り付けられる構造とされており、当該構造は、給送手段を備えておらず且つ前記マガジン内又は前記部品搭載機内に設けられた前記振動給送手段が前記部品を前記ピックアップ位置に向けて給送するために当該構造と係合できるようにさせる構造とされており、
    当該構造は、当該構造の識別情報を保持し且つ前記部品搭載機内又は前記マガジン内に設けられた識別情報受け取り手段に作動可能に接続される構造とされている第一の識別手段を備えていることを特徴とする構造。
  2. 前記第一の識別手段が、前記識別情報受け取り手段に作動可能に接続できる電子回路であることを特徴とする請求項1に記載の構造。
  3. 当該保持構造の識別情報に関する情報を保持する第二の識別手段であり且つ外部情報読み取り装置によって読み取る構造とされている第二の識別手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造。
  4. 前記第二の識別手段がバーコードであり、前記外部情報読み取り装置がバーコードリーダーであることを特徴とする請求項3に記載の構造。
  5. 前記部品管から給送される部品を受け取るために、前記受け取り部分に取り付けることができる構造とされた1以上の部品位置決め部材を更に備えており、当該部品位置決め部材の各々が、前記ピックアップ位置を規定している部品ストッパを提供していることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の構造。
  6. 前記部品位置決め部材のうちの少なくとも1つが、好ましくはスナップ係合によって前記受け取り部分に取り外し可能に取り付けることができることを特徴とする請求項5に記載の構造。
  7. 前記受け取り部分が、前記位置決め部材上に設けられた突出部にスナップ係合するための少なくとも1つの凹部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の構造。
  8. 前記少なくとも1つの凹部が横方向に並置して設けられた複数の凹部からなり、当該凹部の各々がスナップ係合式に単一の位置決め部材の突出部を受け入れる構造とされていることを特徴とする請求項7に記載の構造。
  9. 前記少なくとも1つの凹部が、前記位置決め部材の横方向位置が連続的に横方向に調整できるように、前記複数の並置された位置決め部材をスナップ係合式に受け入れるようになされた横方向に伸びている凹部を有していることを特徴とする請求項7に記載の構造。
  10. 前記受け取り部分が、前記位置決め部材と係合し且つ前記位置決め部材の横方向位置をガイドするための複数の横方向に隣接している凹みを有していることを特徴とする請求項9に記載の構造。
  11. 前記位置決め部材が、当該位置決め部材の取り付け中に、前記受け取り部分において前記給送方向と長手方向に整合した状態へとガイドされるように前記凹みが位置決め部材と係合するための2つの長手方向に隔置された凹みの対として配置されていることを特徴とする請求項10に記載の構造。
  12. 前記1以上の部品位置決め部材が複数の位置決め部材からなり、当該複数の位置決め部材のうちの少なくとも幾つかが、給送される部品のサイズに適合した種々の横方向長さを有していることを特徴とする請求項5〜9のうちのいずれか一の項に記載の構造。
  13. 当該構造の横方向長さが、前記並置された部品管を複数個収容できるようになっており、前記部品管の全てが同じ高さで前記支持面によって支持されていることを特徴とする請求項1〜12のうちのいずれか一の項に記載の構造。
  14. 当該構造の横方向長さが、前記並置された部品管を複数個収容できるようになされており、前記支持面が、種々の高さの部品管を収容するために、異なる支持面高さを有している少なくとも2つの部分に横方向に分割されていることを特徴とする請求項1〜12のうちのいずれか一の項に記載の構造。
  15. 単一の部品管を保持する構造とされていることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか一の項に記載の構造。
  16. 部品搭載機内のピックアップ位置において部品を放出するための開口端部が各々に設けられている細長い部品管内に連続的に蓄えられる前記部品を、前記ピックアップ位置に向けて振動給送するための装置であり、
    複数個の請求項1〜15のうちのいずれか一の項に記載の部品管保持構造と、
    振動給送動作を付与するための振動給送手段と前記保持構造の各々の識別情報を受け取るために前記保持構造内の第一の識別手段に作動可能に結合できる構造とされた識別情報受け取り手段とを備え且つ前記部品搭載機内に装填される構造とされた振動給送マガジンと、を備え、
    前記保持構造の各々が、前記振動給送マガジン内に取り外し可能に取り付けることができ且つ前記部品を前記ピックアップ位置へと給送するための前記取り付けられた保持構造による振動給送動作に作用を及ぼすために前記振動給送手段を当該取り付けられた保持構造と係合させる構造とされていることを特徴とする装置。
  17. 前記振動給送手段が、前記部品の給送方向に沿った前記取り付けられた保持構造の往復動作を提供する構造とされていることを特徴とする請求項16に記載の装置。
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