JPH1041688A - バルクチップの整列供給装置 - Google Patents

バルクチップの整列供給装置

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JPH1041688A
JPH1041688A JP8191939A JP19193996A JPH1041688A JP H1041688 A JPH1041688 A JP H1041688A JP 8191939 A JP8191939 A JP 8191939A JP 19193996 A JP19193996 A JP 19193996A JP H1041688 A JPH1041688 A JP H1041688A
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bulk
slider
case
cassette
guide groove
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JP8191939A
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Chiyoshi Okuhara
千代士 奥原
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OKUHARA DENKI KK
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OKUHARA DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の外形寸法が小さくて、設備費が安価で
あり、更に案内溝の閉塞事故を防止できるバルクチップ
の整列供給装置を提供する。 【解決手段】 中空のケース21の内部にスライダー2
2を移動自在に収容し前記スライダー22の後方のケー
スの後端側にバルクチップ42をストックするための空
所43を形成した多数のバルクカセット23と、前記バ
ルクカセット23が水平な位置と鉛直な位置との間を繰
り返して一斉に揺動するようにバルクカセット23を水
平な軸線の周りに回動させる回動装置26と、バルクカ
セット23の揺動動作に対応させて前記スライダー23
を一斉に前後進させる往復動装置28とを備え、前記ス
ライダー22は前記空所43から受け入れたバルクチッ
プを案内溝47を通してその先端に移動させるように構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バラ状のチップ部
品をプリント配線基板に表面実装する際に使用されるバ
ルクチップの整列供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ等、リード線のないバラ状の
チップ部品(以下、バルクチップと呼ぶ)をプリント配
線基板上の所定位置に搭載する作業は、マウンターと呼
ばれる搭載装置によって自動的に行われているが、この
マウンターによるバルクチップのピックアップ作業を容
易にするため、例えば図30に示すごときバルクチップ
の整列供給装置が使用されている。
【0003】この装置は側面の形状がL字形をしてい
て、一方の側面に透明な側板1を取り付けた扁平なケー
ス2と、このケース2の上部に取り付けたバルクケース
3等によって構成されている。
【0004】ケース2の内部には、漏斗状をしたホッパ
ー4と、このホッパー4の底部から斜め下方に延びる案
内溝5と、この案内溝5の下端部からケース2の先端部
に向って水平に延びるベルトコンベア6等が配置されて
いて、このベルトコンベア6の末端の真上に位置するケ
ースの部分に、バルクチップを取り出すための穴7が開
口している。
【0005】この装置は次のように作動する。すなわち
ベルトコンベア6を運転すると、バルクケース3の内部
にストックしたバルクチップ8がホッパー4および案内
溝5の中を通って1個づつベルトコンベア6の上部に落
下し、次いで、ケース2の先端部に送られる。そして、
バルクチップ8が穴7の直下に到達すると、マウンター
9が降下してバルクチップ8(図31参照)を吸着し、
次に上昇してバルクチップ8を、外部に取り出し、プリ
ント配線基板(図示せず)上の所定位置に運搬する。
【0006】また別の整列供給装置として、図32に示
すものがある。この装置は、側面の形状が漏斗状に先細
りしていて、一方の側面に透明な側板1aを取り付けた
扁平なケース2aと、このケース2aの上部に取り付け
たバルクケース3a等によって構成されている。
【0007】ケース2aの内部には、漏斗状をしたホッ
パー4aと、このホッパー4aの出口側に接続する空気
室10と、この空気室10の底部から斜め下方に延び、
更に水平方向に延びる案内溝5a等が形成されている。
空気室10には、圧縮空気を注入するための孔12が開
口していて、この孔から空気室10に圧縮空気を注入す
ると、バルクチップが1個づつ案内溝5aの中を通って
案内溝5aの先端に押し出され、この先端の真上に位置
するマウンター9によって吸着されるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
は次に述べるような問題点があった。 (1)元来、バルクチップの整列供給装置はホッパーの
内部に乱雑に堆積したバルクチップを1個づつ案内溝を
通して取り出し、更に、マウンターの吸着および搭載作
業を妨げないように、上方にクリヤな空間を提供してい
るケース先端部に導いて水平に整列させる必要がある。
従って、ケースの形状がL型又は漏斗状等、大型化する
ほか、ケースの内部にベルトコンベア、又は空気噴射設
備を設け、あるいは、ここには図示していないがケース
に振動を起こさせる起振装置を付加する等、駆動装置の
構成が複雑になり、設備費が高価になる。 (2)バルクチップが案内溝の入口に引っ掛りやすく、
一旦、引っ掛かると案内溝の閉塞事故をひきおこし、こ
の場合、バルクチップを取り除く作業に多大の時間を消
費する。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑み、装置の外形
寸法が小さくて、装置の設備費が安価であり、更に、案
内溝の閉塞事故を防止できるバルクチップの整列供給装
置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構造は、
ケースの内部にスライダーを移動自在に収容し前記ケー
ス内の後端側又はスライダーの後端側に設けた空所の中
にバルクチップをストックした状態でケースを鉛直位置
に回動させ、重力を利用して案内溝の中にバルクチップ
を導入すると共に、案内溝の中に整列させ、次に、ケー
スを水平位置に復帰させたのち、列の先端に位置するバ
ルクチップを取出用の穴を通して外部に取り出すように
したもので、本発明では、次の6通りの手段を構成し
た。
【0011】第1の手段は扁平な中空のケースの内部
に、かつケースの前後方向にスライダーを移動自在に収
容し前記スライダーの後方のケースの後端側にバルクチ
ップをストックするための空所を形成した多数のバルク
カセットと、各バルクカセットを相互に隣接させた状態
で保持する架台と、このバルクカセットがその周辺に設
けた水平な軸線を支点として水平な位置と鉛直な位置と
の間を繰り返して一斉に揺動するように架台を回動させ
る回動装置と、各バルクカセットが水平な位置にあると
きにスライダーがケースの前端側に、またバルクカセッ
トが鉛直な位置にあるときにスライダーがケースの後端
側にくるように各スライダーを一斉に前後進させる往復
動装置等によって構成されている。
【0012】各スライダーは、上方に向って開口するホ
ッパーと、このホッパーの前側の開口端からスライダー
の前端に向って延びる案内溝と、前記ホッパーの底部か
らスライダーの後方の空所に連通するトンネルとを有し
ていて、前記案内溝の末端の真上に位置するケースの部
分には、バルクチップを取り出すための穴が開口してい
る。
【0013】なお、必要に応じて前記穴に対向する案内
溝の底部に空気噴射孔を穿孔するようにしてもよい。こ
のようにすると、多数の案内溝の末端に位置するバルク
チップのうち、裏返しになっている不都合なバルクチッ
プを圧縮空気で吹き飛ばすことが可能になり、搭載作業
の迅速化と省力化を図ることができる。
【0014】更に吹き飛ばしたバルクチップの散逸を防
止するため、ケースの前端部の近傍に回収用のポケット
を設けると便利である。なお、前記の空気噴射孔を空気
吸引孔として兼用させるようにしても良く、このように
すると、案内溝の末端に位置しているバルクカセットの
一部が浮き上って姿勢が傾いたバルクチップを水平な状
態に戻すことができる。
【0015】回動装置はどのようなものでもよいが、こ
の発明の実施の態様に示すものは、架台の両側部に突設
した軸を支承する左右の軸受と、前記軸をプーリーを介
してベルト駆動するロータリーエアシリンダ等によって
構成されており、これ等の軸受およびロータリーエアシ
リンダは長方形をした台板上に固定されている。
【0016】架台を回動させる軸線の位置はどこでもよ
いが、回動動作する可動部の重心の近くに設定すると好
都合であり、必要に応じて釣合重錘を設けてもよい。な
お、台板の前端部には、架台の前端部の上面に当接して
バルクカセットの水平位置を規制するためのストッパが
取り付けられている。
【0017】各スライダーを前後進させる往復動装置は
どのようなものでもよいが、この発明の実施の形態に示
すものは各スライダーの下面に突設した棒状部材に係止
する横部材と、この横部材を介して各スライダーをケー
スの後端側に駆動する空気シリンダと、各スライダーを
ケースの前端側に引き寄せる引っ張りばね等によって構
成されている。
【0018】この装置は次のように作動する。 (1)バルクカセットが約45度傾斜すると、ケースの
空所内にストックされたバルクチップがホッパー内に移
動する。 (2)そして、バルクカセットが更に傾斜して鉛直な位
置に近づくと、ホッパー内のバルクチップが案内溝の中
に進入して案内溝の中を滑落し、先頭のバルクチップが
案内溝の先端で停止すると共に、後続するバルクチップ
が案内溝の中に整列する。 (3)次に、バルクカセットが回動して水平な位置にく
ると、マウンターがケース上部の穴を通して下降し、先
頭のバルクチップを吸着して外部に取り出す。
【0019】多数のバルクカセットが共通の架台に取り
付けられているので、バルクカセット1台当りの据付面
積が小さくて済み、装置の外形寸法を縮少することがで
きる。また多数のバルクカセットが回動装置と往復動装
置を共用するので、バルクカセット1台当りの駆動装置
の設備費が低減する。更に、揺動動作を繰り返す度ごと
に多数のバルクチップの取り出しが可能になるので、装
置の供給能力が大きい。従って、マウンターのタクトを
制限することがなく、バルクチップの搭載作業の能率向
上を図ることができる。
【0020】バルクカセットが鉛直位置にあるとき、ス
ライダーのホッパーと、ケース上部の凹所が漏斗状の流
路を形成するので、案内溝へのバルクチップの流入が円
滑に行われる。また、バルクカセットが鉛直位置から水
平位置に移行する途中、ケースとスライダーが相対運動
して、前記漏斗状の流路内に堆積したバルクチップの山
が崩れホッパー内に落下する。
【0021】従って、バルクチップが案内溝の入口に引
っ掛ったり、バルクチップ相互間にブリッジ現象が発生
する等、案内溝への流入を妨げる不都合な状態が発生し
ても、これらの不都合は一旦、リセットされて、次回の
流入を待つことになる。従って、従来の装置に比べて、
バルクチップが案内溝に流入する確率が高く、またバル
クチップによる案内溝の閉塞事故を効果的に防止するこ
とができる。
【0022】次に、本発明の第2の手段について説明す
る。この手段はスライダーにホッパーを設ける代りに、
スライダーの側面の形状が、縦割りした梯形の半分を形
成するようにスライダーの背面を前方に傾斜させたもの
で、それ以外は第1の手段と変わるところはない。この
構造によるとスライダーの構造を簡素化できる利点があ
る。
【0023】次に、本発明の第3の手段について説明す
る。この手段は扁平なケースの中にスライダーを1個づ
つ収納する代りに、多数の隔壁で仕切られた中空のケー
スの中に多数のスライダーを隔壁に沿って移動自在に配
置して単一のバルクカセットを構成し、これを架台に取
り付けるようにしたもので、スライダーの形態は第1の
手段と同様である。この手段によるとケースの製作費が
安価で済み、またケースを架台に取り付けるための構造
が簡素化される利点がある。
【0024】次に、本発明の第4の手段について説明す
る。この手段は第3の手段に適用されるスライダーを、
第2の手段に適用されるスライダーで置き換えたもの
で、それ以外は第3の手段と変わるところはない。
【0025】次に、本発明の第5の手段について説明す
る。この手段は図20に示すように、スライダーがその
後端側に形成した空所の中にバルクチップをストックし
た状態でケースの内部を移動するようにしたもので、ス
ライダーはホッパーを有する本体部と、この本体部の後
端に取り付けたコの字状の帯板等によって構成されてい
る。この構成によると、スライダーがケース内部で前後
進動作を行った際、ストックされたバルクチップがケー
スの底面に擦り付けられることがないので、バルクチッ
プの損耗と機械的な損障を防止できる利点がある。
【0026】次に、本発明の第6の手段について説明す
る。この手段はスライダーがバルクチップをストックし
た状態でケースの内部を移動する点で第5の手段と同様
である。しかし、この手段による空所は図26に示すよ
うに前後、左右が鉛直な壁で囲まれた有底の箱の中に形
成されているので、バルクチップがケースの底面および
側面から完全に隔離されている点に特徴がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1ないし図11は本発明の第1
の手段の実施の形態を示すもので、この実施の形態の主
要部は偏平な中空のケース21の内部にスライダー22
を移動自在に収容した多数(図3では30個)のバルク
カセット23と、各バルクカセット23を相互に隣接さ
せた状態で、その前後端側を保持するコの字状断面の架
台24と、すべてのバルクカセット23が水平な位置と
鉛直な位置との間を繰り返し揺動するように前記架台2
4を回動させる回動装置26と、各スライダー22の下
面に突設した棒状部材27を介して各スライダー22を
一斉に前進又は後進させる往復動装置28等によって構
成されている。
【0028】ケース21は透明な合成樹脂製の板状部材
又は棒状の成形部材等を組み合わせてつくられていて、
図4に示すように細長い前壁29と、前端側にバルクチ
ップを取り出すための孔30およびバルクチップを回収
するためのポケット32を設けると共に、下面に梯形断
面の凹所33を形成した上部縦材34と、中央部にスリ
ット35を形成すると共に、前端側と後端側の各下面に
コの字状断面の溝36,37を形成した下部縦材38
と、ケース21の後端側の開口を開閉自在に閉鎖する金
属製の蓋39と、左右の側板40,40等によって構成
されており、スライダー22の後方のケース内にバルク
チップ42(図示せず)をストックするための空所43
が設けられている。
【0029】上部縦材の凹所33は図5および図10に
示すように、バルクカセット23がほぼ鉛直な位置にあ
ってスライダー22がケース21の後端側に位置してい
るときに、後述するスライダーのホッパー44に対面す
る上部縦材34の内側の部分に設けられていて、この凹
所33の前側の内側面45(図10参照)とホッパー4
4の前側の壁面46が後述するスライダーの案内溝47
の入口に接続する漏斗状の流路を形成している。この構
成は、案内溝47へのバルクチップ42の流入を円滑に
行わせるためのものである。
【0030】なお、図4中の48はスライダー22の前
進方向の移動端を規制するストッパ、49および50は
ケースを組み立てるための押ボルト、52はケースの前
端部を架台24に固定するためのピン、53はケースの
溝37を横断して両端部をケースに固定したピンであ
る。
【0031】スライダー22はアルミ等の軽合金製又は
合成樹脂製製の板材および成形材でつくられていて、各
スライダー22には、図4に示すように上方に向かって
漏斗状に開口したホッパー44と、このホッパー44の
前側の開口端からスライダー22の前端に向かって延び
るコの字状断面の案内溝47と、前記ホッパー44の底
部からスライダーの後方の空所43に連通するトンネル
54等が形成されている。
【0032】また、各スライダー22の下面には、図4
に示すように棒状部材27が突設されていて、この棒状
部材27はケースのスリット35を貫通して下方に延び
ている。なお、図5中の符号55は案内溝47の先端を
閉鎖する金属製の端板、56は止めねじであり、前記端
板55は必要に応じて磁性を有するものを使用する。
【0033】架台24はアルミ等の軽金属でつくられて
いて、図4に示すように平坦な底板57と、この底板5
7の前後端に立設した前側および後側の立上り部材5
8,59等によって構成されている。この後側の立上り
部材59の外側には軸25,25が、また、その上面に
は多数の突起60が上方に向かって櫛歯状に突設されて
いて、各突起60の後面には、図4および図5に示すよ
うに前記ピン53に係合する切欠き62が形成されてい
る。
【0034】更に、この立上り部材59の前側の、かつ
各突起60の前面部の下方に位置する部分には、図4に
示すように多数の板ばね63が固定されている。この板
ばね63は前記切欠き62と協同して各突起60をスラ
イダーの溝37の中に抜け出し不能に嵌入させるための
もので、各板ばね63の上端部が溝37の前壁64を押
圧し、その反作用で切欠き62をピン53に押し付けて
いる。この構造によると、ケース前端部の押ボルト49
を取り外してバルクカセット23を上方に強く引っ張る
と、バルクカセット23を単独で取り外すことが可能に
なり、バルクカセットのメンテナンスを容易に行うこと
ができる。
【0035】回動装置26は、すでに述べた軸25,2
5を回動自在に支承する左右の軸受65,65と、各軸
25,25の先端部に取り付けたプーリー66,66を
ベルト駆動する左右のロータリーエアシリンダ67,6
7等によって構成されており、前記軸受65,65およ
びロータリーエアシリンダ67,67は長方形をした台
板68の上部に取り付けられている。
【0036】更に、この台板68の前端部には衝立状の
ストッパ69が立設されており、架台24のほぼ真下に
位置する台板の部分には、架台24の回動動作を可能に
するための穴70が形成されている。なお、前記ストッ
パ69は後方に張り出した頭部72を有していて、この
頭部72は各バルクカセット23の水平位置を規制する
役割りを果す。
【0037】スライダー22を駆動する往復動装置28
は、スライダーの下面に突設した棒状部材27をケース
の前端側に付勢する引っ張りばね73と、前記棒状部材
27をケースの後端側に押圧するエアシリンダ装置74
等によって構成されており、前記引っ張りばね73はケ
ース下面の溝36の中に配置されている。
【0038】エアシリンダ装置74は図3に示すよう
に、架台の底板57のほぼ中央部に配置した空気シリン
ダ76と、この空気シリンダ76のロッド77に直交す
るようにロッド77に固定した細長い横部材78と、こ
の横部材78の両端部に配置した左右の案内機構79,
79等によって構成されており、各案内機構79は図7
および図8に示すように、横部材78の両端に固定した
滑動部材80と、この滑動部材80を滑動自在に支持す
る案内金物82等によって構成されている。
【0039】なお、この装置では、バルクカセット23
が水平な位置にあるときにスライダー22がケースの前
端側に、また、バルクカセット23が鉛直位置にあると
きにスライダー22がケースの後端側にくるように計画
されているので、バルクカセット23を回動させるロー
タリーエアシリンダ67と、スライダー22を駆動する
空気シリンダ76は図示しないリミットスイッチから送
られる電気信号に基づいて秩序ある動作を行うようにな
っている。バルクカセットの傾動動作とスライダーの前
後進動作の関連動作を図9のタイミングチャートに示
す。
【0040】次に、この装置の取扱要領および作動につ
いて説明する。 (1)先ず、ケースの蓋39を開放してバルクチップ4
2を空所43の中にストックし、空気シリンダ76およ
びロータリーエアシリンダ67を起動する。 (2)バルクカセット23が約45度傾斜すると、空所
内にストックされたバルクチップがスライダーのトンネ
ル54を通ってホッパー44の中に移動する。
【0041】(3)バルクカセット23が更に傾斜して
鉛直位置に近づくと、ホッパー内のバルクチップ42が
案内溝47の中に進入して、その内部を滑落し、先頭の
バルクチップは端板55に当たって停止する。 (4)バルクカセット23が鉛直な位置にあるとき、図
10に示すようにホッパー44の前壁46はケースの上
部縦材の凹所33と相対して漏斗状の流路を形成するの
で、案内溝へのバルクチップの流入が円滑に行われる。
【0042】(5)バルクカセットが鉛直位置から水平
位置に移行する途中、ケースとスライダーが相対運動し
て、図11に示すように前記漏斗状の流路内に堆積した
バルクチップの山が崩れてホッパー内に落下する。従っ
て、バルクチップが案内溝の入口に引っ掛ったり、バル
クチップ相互間にブリッジ現象が発生する等、案内溝へ
の流入を妨げる不都合な状態が発生しても、これらの不
都合は一旦、リセットされて、次回の流入を待つことに
なる。従って、従来の装置に比べて、バルクチップが案
内溝に流入する確率が高く、またバルクチップによる案
内溝の閉塞事故を効果的に防止することができる。
【0043】(6)次に、バルクカセット23が回動し
て水平な位置に復帰すると、マウンター93がケースの
穴30を通して下降し、バルクチップを吸着して外部に
取り出す。そして、バルクチップの取出し(図9参照)
が終了すると、スライダーが後進動作を開始する。そし
て、案内溝の先端がバルクチップの取出穴から外れて案
内溝が閉鎖されると、バルクカセットが鉛直位置に向っ
て、回動を開始する。揺動動作を繰り返す度ごとに多数
のバルクチップの取り出しが可能になるので、装置の供
給能力が大きい。従って、マウンターのタクトを制限す
ることがなく、バルクチップの搭載作業の能率向上を図
ることができる。
【0044】ケースの変形を図12に示す。この変形は
案内溝の先頭に位置するバルクチップが裏返しになって
いて不都合な場合、圧縮空気を利用してバルクチップを
外部に吹き飛ばすようにしたもので、吹き飛ばしたバル
クチップをその都度、回収用のポケット32に入れてお
けば、バルクチップの散逸を防止することができる。
【0045】ケースの別の変形を図13に示す。この変
形はケース上部の、かつ空所43の真上に相当する部分
に市販のバルクチップ入りケース86を取り付けたもの
で、それ以外は図1と変わるところはない。この変形に
よると、空所40へのバルクチップの装入が自動的に行
われるので、省力化を図ることができる。
【0046】この発明の第2の手段の実施の形態を図1
4および図15に示す。この実施の形態は、スライダー
の側面の形状があたかも縦割りした梯形の半分を形成す
るように、スライダー22aの背面84を前方に傾斜さ
せたもので、それ以外は第1の手段と変わるところはな
い。なお、バルクカセットが鉛直位置にあるときに、背
面84の上端側は、図15に示すように上部縦材の凹所
33と漏斗状の流路を形成して案内溝47へのバルクチ
ップ42の流入を円滑にしている。
【0047】架台の変形を図16および図17に示す。
この変形は架台24aの回動軸線87が回動動作する部
品(バルクカセット,エアシリンダ,架台等)の重心に
近接するように左右の軸25,25を配置したもので、
必要に応じて釣合重錘88が架台の後側の立上り部材5
9aに取り付けられる。この構成によると、運転動力を
節減できる利点がある。なお、架台24aは軸25に直
結したロータリーエアシリンダ67aによって駆動され
るようになっている。
【0048】更に、図16には、バルクカセット23と
架台24aとの結合構造の変形が示されている。この結
合構造はバルクカセットの前後部に凹部90,90を設
けると共に、架台の前後側の立上り部58,59aに凸
部92,92を設けて、この凸部と凹部をスナップ結合
させると共に、架台の突起60をケースの溝36に嵌合
させたもので、この構造によると結合構造を簡素化する
ことができる。
【0049】この発明の第3の手段の実施の形態を図1
8および図19に示す。この実施の形態は横幅の大きい
箱状のケース21aの内部を多数の隔壁90,90,9
0…で仕切り、この仕切りに沿ってスライダー22,2
2,22…を移動自在に多列に配置して単一のバルクカ
セット23aを形成したもので、それ以外は図16と変
わるところはない。この構成によると、ケースの製作費
を低減できる利点がある。
【0050】なお、図18に示すスライダーには、案内
溝47が1本づつ設けてあるが、その代りにスライダー
の幅を適宜増大し、複数の案内溝を設けるようにしても
よい。また図18に示すスライダーにはホッパー44が
描かれているが、ホッパーを設ける代りに、図14に示
すスライダーを使用しても良く、このように構成したも
のが本発明の第4の手段である。
【0051】本発明の第5の手段の実施の形態を図20
に示す、この手段におけるスライダー22bは案内溝4
7と、ホッパー44と、トンネル54等を有する本体部
94と、ケースの左右の側板40,40の間に摺動自在
に介在するように合成樹脂製の帯板95を、ほぼコの字
状に折曲してつくった空所96等によって構成されてお
り、前記帯板95は、その前側の立上り部97を貫通す
る止ねじ98,98によって本体部94の後面に固定さ
れている。なお、帯板の前側の立上り部97には、図2
2に示すようにコの字形の切欠き99が形成されてい
て、この切欠き99とトンネル54を介してホッパー4
4と空所96が相互に連通している。
【0052】次に、この手段の取扱要領および作動につ
いて説明する。先ず、バルクカセット23bが鉛直位置
にあるときに、図21に示すように蓋39を矢印方向に
開放し、帯板の後側の立上り部100の上端とケースの
上部縦材34との間の隙間102を通してバルクチップ
42を空所96の内部に装入する(矢印参照)。空所9
6に供給されたバルクチップ(図示せず)は切欠き99
およびトンネル54を通ってホッパー44に供給され、
バルクカセットの回動動作に伴って案内溝47の中に整
列する。そして、バルクカセット23bが水平位置にあ
るときに、列の先頭に位置するバルクチップが取出用の
穴30を通して外部に取り出される(矢印参照)。
【0053】空所96内にストックされたバルクチップ
42とケースの底面103の間には帯板95が介在して
いるので、スライダー22bとケース21が相対運動し
てもバルクチップ42がケースの底面103に擦り付け
られることがなく、バルクチップの損耗および機械的な
損障が防止される。
【0054】第5の手段の第1の変形を図23に示す。
この変形は帯板95の前側の立上り部97aがホッパー
44の後壁を形成するように帯板95を折曲すると共
に、空所96の底部に湾曲部材104(図24参照)を
敷設したもので、この湾曲部材104は、その表面にバ
ルクチップ42が付着するのを防止して空所96におけ
るバルクチップの混合を良好にする役割を果す。
【0055】第5の手段の第2の変形を図25に示す。
この変形は第1の変形(図23)とほぼ同じ構成である
が、ホッパー44の断面がほぼ三角形を形成するように
帯板の前側の立上り部97を湾曲させたもので、ホッパ
ー44内のバルクチップ(図示せず)の混合を良好にす
る。
【0056】本発明の第6の手段の実施の形態を図26
に示す。この手段を構成する主要部の構造は次のとおり
である。 (1)各スライダー22cは、上辺に案内溝47を刻ん
だ扁平な本体部94aと、この本体部94aの後方に一
体に形成した扁平な、かつ上方が開放した箱状の中空部
105と、この中空部105の内部を前後方向に二分し
てホッパー44と空所96aを形成する仕切部材106
と、この仕切部材106の上部に取り付けたゲート板1
07等によって構成されており、このゲート板107の
先端と、空所の前壁108との間に形成した調節可能な
開口109が、空所96aとホッパー44間のバルクチ
ップの流通を可能にしている。
【0057】ゲート板107には、図28に示すように
長穴110が設けられていて、この長穴110を貫通す
る止ねじ112によってゲート板107は仕切部材10
6の上面に取り付けられており、バルクチップの寸法に
対応して円滑な流通が得られるように矢印方向に取付位
置を調節できるようになっている。本体部94aと中空
部105はいずれも合成樹脂製で、図29に示すように
芯材113と、左右の側板40a,40aと、これ等を
一体に結合する多数の止ねじ114,114,114…
等によって構成されており、前記仕切部材106は4本
の止ねじ114,114,114…によって左右の側板
40a,40aに固定されている。
【0058】各ケース21bはその前壁29にねじ込ん
だ前側のピン115と、前壁29の下部に形成したリブ
116と、下部縦材38の下面に突設した後側のピン1
17と、各ケースの後端の上部に係止すると共に、クッ
ション部材118を介してケース21を前方に押圧する
抑え部材119等によって架台24bに取り付けられて
おり、前記ピン115は各ケースの前後方向の位置決め
を、またリブ116およびピン117は各バルクカセッ
トの左右方向の位置決めを行うようになっている。な
お、図中の59aは空気シリンダ76を跨いで、両端部
を架台24bに固定した後側の立上り部材で、この後側
の立上り部材の上部には、各ケースの後側のピン117
を受け入れる溝120が幅方向に多数穿設されている。
【0059】各スライダー22cを前後進駆動する装置
は、すべてのスライダーに対して共通に設けた単一の横
部材78および空気シリンダ76と、各スライダーごと
に設けた圧縮ばね122等によって構成されており、前
記空気シリンダ76は各スライダー22cを一斉に前進
動作させ、また圧縮ばね122はケースごとにケースを
後進動作させる。
【0060】次に、この手段の取扱要領および作動につ
いて説明する。先ず、バルクカセット23cが水平状態
にあるとき、ケース21の上部に設けた装入口123を
通してバルクチップを空所96aに装入する。空所96
aに供給されたバルクチップ42はバルクカセット23
cが鉛直位置にあるとき、開口109を通ってホッパー
44に供給され、バルクカセットの回動動作に伴って案
内溝47の中に整列する。そしてバルクカセットが水平
位置にあるときに、列の先頭に位置するバルクチップが
取出用の孔30を通して外部に取り出される。
【0061】バルクチップは前後左右を鉛直な壁で囲ま
れた有底の空所96aの中に収容されているので、スラ
イダー22cとケース21が相対運動してもバルクチッ
プがケースの底面103および側板40,40に擦り付
けられることがなく、バルクチップの損耗および機械的
な損障を防止することができる。
【0062】
【発明の効果】以上に述べたように本発明は次の優れた
効果を発揮する。 (1)多数のバルクカセットを共通の架台に、又はスラ
イダーを多列に配置した単一のバルクカセットを架台に
取り付けるようにしたので、案内溝を1本しか装備しな
い従来の装置に比べて装置の据付面積を大幅に縮少する
ことが可能になり、装置の小形化を図り得る。
【0063】(2)前(1)項に述べた架台を介してバ
ルクカセットを一斉に回動し、またスライダーを一斉に
前後進駆動するようにしたので、駆動装置の設備費が割
安になる。 (3)揺動動作を繰り返す度ごとに多数のバルクチップ
を供給できるので、マウンターのタクトを制限すること
がなく、バルクチップの搭載作業の能率向上を図ること
ができる。
【0064】(4)バルクカセットが鉛直位置に近接す
ると、スライダーとケースの間に漏斗状の流路が形成さ
れるので、バルクチップの流入が円滑に行われる。 (5)前(4)項のバルクチップの流入が終了すると、
スライダーとケースが相対運動してバルクチップの流入
を妨げる不都合が除去される。従って、流入の確率を高
めることが可能になり、また案内溝の閉塞事故を防止す
ることができる。 (6)バルクチップをストックするための空所をスライ
ダーに設けることによりバルクチップの損耗および機械
的な損障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の手段の実施の形態を示す側面図
である。
【図2】図1に示す装置の作動を説明する側面図であ
る。
【図3】図1に示す装置の平面図である。
【図4】図1に示すバルクカセットと架台の一部切断側
面図である。
【図5】図2に示すバルクカセットと架台の一部切断側
面図である。
【図6】図4におけるVI−VI方向からの拡大矢視図
である。
【図7】図4に示す案内機構の側面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII方向からの矢
視図である。
【図9】図1に示すバルクカセットとスライダーの作動
を説明するタイミングチャートである。
【図10】図5におけるX部の拡大図である。
【図11】スライダーとケースの相対運動の作用を説明
する図である。
【図12】図4におけるケースの変形を示す切断側面図
である。
【図13】図4におけるケースの別の変形を示す切断側
面図である。
【図14】本発明の第2の手段の実施の形態を示すスラ
イダーの側面図である。
【図15】図14に示すスライダーの作動を説明する図
である。
【図16】図4における架台の変形を示す一部切断側面
図である。
【図17】図16に示すバルクカセットおよび架台の平
面図である。
【図18】本発明の第3の手段の実施の形態を示すバル
クカセットの平面図である。
【図19】図18におけるXIX−XIX方向からの矢
視図である。
【図20】本発明の第5の手段の実施の形態を示すバル
クカセットの一部切断側面図である。
【図21】図20に示すバルクカセットの作動を説明す
る図である。
【図22】図20におけるXXII−XXII方向から
の拡大矢視図である。
【図23】本発明の第5の手段の第1の変形を示すバル
クカセットの一部切断側面図である。
【図24】図23におけるXXIV−XXIV方向から
の拡大矢視図である。
【図25】本発明の第5の手段の第2の変形を示す、バ
ルクカセットの一部切断側面図である。
【図26】本発明の第6の手段の実施の形態を示すバル
クカセットおよび架台の一部切断側面図である。
【図27】図26に示すバルクカセットの平面図であ
る。
【図28】図26におけるホッパーの近傍を示す切断側
面図である。
【図29】図26におけるXXIX−XXIX方向から
の拡大矢視図である。
【図30】従来の装置の切断側面図である。
【図31】図30におけるXXXI−XXXI方向から
の拡大矢視図である。
【図32】従来の別の装置の切断側面図である。
【図33】図32におけるXXXIII−XXXIII
方向からの拡大矢視図である。
【符号の説明】
21,21a,21b ケース 22,22a,22b,22c スライダー 23,23a,23b,23c バルクカセット 24,24a,24b 架台 26 回動装置 27 棒状部材 28 往復動装置 30 穴 43,96,96a 空所 44 ホッパー 47 案内溝 67,67a ロータリーエアシリンダ 73 引っ張りばね 76 空気シリンダ 78 横部材 94,94a 本体部 99 切欠き 107 ゲート板 109 開口 122 圧縮ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平な中空のケースの内部に、かつケー
    スの前後方向にスライダーを移動自在に収容し前記スラ
    イダーの後方のケースの後端側又は前記スライダーの後
    端側にバルクチップをストックするための空所を形成し
    た多数のバルクカセットと、 前記多数のバルクカセットを相互に近接させて保持する
    架台と、 前記バルクカセットが、その周辺に設定した水平な軸線
    を支点として水平な位置と鉛直な位置との間を繰り返し
    て揺動するように前記架台を回動させる回動装置と、 前記バルクカセットが水平な位置にあるときにスライダ
    ーがケースの前端側に、またバルクカセットが鉛直な位
    置にあるときにスライダーがケースの後端側にくるよう
    にスライダーを一斉に前後進させる往復動装置とを備
    え、 前記スライダーは上方に向って開口し、かつ底部を前記
    空所に連通させたホッパーと、前記ホッパーの前側の開
    口端からスライダーの上面に沿ってスライダーの前端に
    向って延びる案内溝とを有していて、前記ケースの上部
    の、かつ各案内溝の先端の真上に位置する部分にバルク
    チップを取り出すための穴が設けられており、 更に、バルクカセットが鉛直な位置にあって、スライダ
    ーがケースの後端側に位置しているときに、スライダー
    のホッパーに対面するケースの内側部分に凹所が形成さ
    れていて、前記凹所の内側面とホッパーの前側の壁面が
    案内溝の入口に接続する漏斗状の流路を形成しているこ
    とを特徴とするバルクチップの整列供給装置。
  2. 【請求項2】 扁平な中空のケースの内部に、かつケー
    スの前後方向にスライダーを移動自在に収容し前記スラ
    イダーの後方のケースの後端側にバルクチップをストッ
    クするための空所を形成した多数のバルクカセットと、 前記多数のバルクカセットを相互に近接させて保持する
    架台と、 前記バルクカセットが、その周辺に設定した水平な軸線
    を支点として水平な位置と鉛直な位置との間を繰り返し
    て揺動するように前記架台を回動させる回動装置と、 前記バルクカセットが水平な位置にあるときにスライダ
    ーがケースの前端側に、またバルクカセットが鉛直な位
    置にあるときにスライダーがケースの後端側にくるよう
    にスライダーを一斉に前後進させる往復動装置とを備
    え、 前記スライダーは前方に傾斜した背面と、前記背面の上
    端からスライダーの上面に沿ってスライダーの前端に向
    って延びる案内溝とを有していて、前記ケースの上部
    の、かつ各案内溝の先端の真上に位置する部分にバルク
    チップを取り出すための穴が設けられており、 更に、バルクカセットが鉛直な位置にあってスライダー
    がケースの前端側に位置しているときに、スライダーの
    背面の上端部に対面するケースの内側部分に凹所が形成
    されていて、前記凹所の内側面と前記背面の上端側が案
    内溝の入口に接続する漏斗状の流路を形成していること
    を特徴とするバルクチップの整列供給装置。
  3. 【請求項3】 多数の隔壁で仕切られた中空のケースの
    内部に、かつケースの前後方向に多数のスライダーを隔
    壁に沿って移動自在に収容し各スライダーの後方のケー
    スの後端側又は各スライダーの後端側にバルクチップを
    ストックするための空所を多数形成した単一のバルクカ
    セットと、 前記単一のバルクカセットを保持する架台と、 前記バルクカセットが、その周辺に設定した水平な軸線
    を支点として水平な位置と鉛直な位置との間を繰り返し
    て揺動するように前記架台を回動させる回動装置と、 前記バルクカセットが水平な位置にあるときに各スライ
    ダーがケースの前端側に、またバルクカセットが鉛直な
    位置にあるときに各スライダーがケースの後端側にくる
    ようにスライダーを一斉に前後進させる往復動装置とを
    備え、 各スライダーは上方に向って開口し、かつ底部を前記空
    所に連通させた多数のホッパーと、各ホッパーの前側の
    開口端からスライダーの上面に沿ってスライダーの前端
    に向って延びる少くとも1本以上の案内溝とを有してい
    て、前記ケースの上部の、かつ各案内溝の先端の真上に
    位置する部分にバルクチップを取り出すための穴が設け
    られており、 更に、バルクカセットが鉛直な位置にあって、スライダ
    ーがケースの後端側に位置しているときに、スライダー
    のホッパーに対面するケースの内側部分に凹所が形成さ
    れていて、前記凹所の内側面とホッパーの前側の壁面が
    案内溝の入口に接続する漏斗状の流路を形成しているこ
    とを特徴とするバルクチップの整列供給装置。
  4. 【請求項4】 多数の隔壁で仕切られた中空のケースの
    内部に、かつケースの前後方向に多数のスライダーを隔
    壁に沿って移動自在に収容し各スライダーの後方のケー
    スの後端側にバルクチップをストックするための空所を
    多数形成した単一のバルクカセットと、 前記単一のバルクカセットを保持する架台と、 前記バルクカセットが、その周辺に設定した水平な軸線
    を支点として水平な位置と鉛直な位置との間を繰り返し
    て揺動するように前記架台を回動させる回動装置と、 前記バルクカセットが水平な位置にあるときに各スライ
    ダーがケースの前端側に、またバルクカセットが鉛直な
    位置にあるときに各スライダーがケースの後端側にくる
    ようにスライダーを一斉に前後進させる往復動装置とを
    備え、 各スライダーは前方に傾斜した背面と、前記背面の上端
    からスライダーの上面に沿ってスライダーの前端に向っ
    て延びる案内溝とを有していて、前記ケースの上部の、
    かつ各案内溝の先端の真上に位置する部分にバルクチッ
    プを取り出すための穴が設けられており、 更に、バルクカセットが鉛直な位置にあってスライダー
    がケースの前端側に位置しているときに、スライダーの
    背面の上端部に対面するケースの内側部分に凹所が形成
    されていて、前記凹所の内側面と前記背面の上端側が案
    内溝の入口に接続する漏斗状の流路を形成していること
    を特徴とするバルクチップの整列供給装置。
JP8191939A 1996-07-22 1996-07-22 バルクチップの整列供給装置 Pending JPH1041688A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524232A (ja) * 2007-03-30 2010-07-15 マイデータ オートメーション アクチボラグ 部品搭載機における構造及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524232A (ja) * 2007-03-30 2010-07-15 マイデータ オートメーション アクチボラグ 部品搭載機における構造及び装置
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