JP2010518272A - ギザギザ状前縁側壁を有する湾曲したリファイニングバーを有する機械的パルプ化リファイナープレートおよび同プレートを設計する方法 - Google Patents

ギザギザ状前縁側壁を有する湾曲したリファイニングバーを有する機械的パルプ化リファイナープレートおよび同プレートを設計する方法 Download PDF

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Abstract

リグノセルロース材を機械的にリファイニングするリファイナープレート。リファイニング表面は基板上に備えられる。リファイニング表面は、相対するリファイナープレートのリファイニング表面に面するように適応される。リファイニング表面は、バーと、バー間にある溝とを備える。バーは、少なくとも半径方向外側の領域を備える。特にバーは、前記外側の領域に不規則形状の表面を有する。

Description

関連出願
本出願は2007年2月8日に出願された米国仮特許出願第60/888,817号の優先権を主張するものである。この仮特許出願全文を参考文献として引用する。
本発明は、リグノセルロース材(「繊維材」と称する)に使用されるディスクリファイナーに関し、特にメカニカルパルプ、サーモメカニカルパルプ、および多様なケミカルサーモメカニカルパルプを製造する方法(メカニカルパルプおよび機械的パルプ化プロセスと総称する)に使用されるディスクリファイナーに関する。
機械的パルプ化プロセスでは、原料繊維材、すなわち、一般に木材または他のリグノセルロース材が、片方のリファイナーディスクの中央に供給され、片方または両方のディスクの回転で生起された強力な遠心力で外側に回転移動される。ディスク(複数を含む)は、一般に、毎分1,200〜1,300回転(RPM)の回転速度で運転される。繊維材が両ディスク間に保持される間、繊維材には、ディスクに装着されたリファイナープレートからエネルギーが加えられる。繊維材に加えられたエネルギーの作用により、繊維材は、繊維材のネットワークから個々の繊維に分離される。この個々の繊維への分離こそが、繊維材のパルプ製品へのリファイニングとなるわけであり、得られたパルプ製品は、紙、繊維ボード、および他の繊維ベースの製品を形成するのに使用し得る。
リファイナープレート各々には、バーと溝のパターンを備える表面がある。これらの表面は、一対のリファイナープレートがリファイナーに取り付けられるとき、互いに相対するようにされている。相対するリファイナープレート表面上のバーと溝により、圧縮力が繰り返して生起され、プレート間を流れる繊維材に作用する。繊維材に加えられるこの圧縮作用により、元の繊維材からリグノセルロース繊維が分離され、繊維材の離解またはフィブル化がある程度の量で生じる。繊維の分離と離解は、供給繊維材を繊維ボード、紙、および他の繊維ベース製品用の好適なパルプに転化するのに必要である。バーと溝とで惹起されたリファイニング作用は、また、繊維をある程度ではあるが切断することがあるが、この切断は、通常、機械的パルプ化プロセスにとって望ましくない結果をもたらす。
機械的パルプ化プロセスでは、大量の摩擦が生じ、パルプ化プロセスのエネルギー効率を減ずる。従来計算されたところによると、機械的パルプ化プロセスに適用されたエネルギーのパルプ化効率は、5%〜15%のオーダーである。
高エネルギー効率で稼働するリファイナープレートを開発しようとする試みは、一般に、相対するディスク間の作動ギャップを狭めることによって行われる。機械的リファイナーでエネルギー消費を低下するための従来の技法は、一般に、リファイナープレート前面上のリファイニングパターンの設計形状を変えて、リファイニング域を通過する繊維材の供給速度を上げることに依存する。これらの技法では、多くは、相対するプレート間のギャップに存在する繊維材層の厚さを低下することになる。より薄い繊維材層にエネルギーが加えられると、所与のエネルギー入力に対して圧縮の程度がより大きくなり、その結果、より高効率のエネルギー入力となる。
繊維材層の厚さを減少することの欠点は、リファイナープレートバー間の作動ギャップが小さくなるということである。相対するリファイナープレートバー間のギャップが小さくなると、繊維切断の程度が大きくなり、切断された繊維によってパルプの強度特性が損なわれ、プレートの過度の摩耗によってリファイナープレートの運転寿命が短くなる結果になることが多い。相対するプレートに設けられたバーの間のギャップ、例えば、クリアランスが狭いと、より高い圧縮比とより高いエネルギー効率を達成し得るが、一方では運転寿命が短くなる欠点も生じる。作動リファイニングギャップとリファイナープレート寿命との間には一定の関係があり、後者の寿命はギャップが小さくなると指数関数的に短くなる。作動リファイニングギャップを小さくすると、リファイナープレートの摩耗速度が大きくなり、プレート寿命が短くなる結果となる。
リファイナープレートに対して長い間求められているニーズがある。それは、プレートの回転から得られる機械エネルギーを供給繊維材に伝える際のエネルギー効率が高く、しかもプレートの運転寿命が比較的長いリファイナープレートであり、そして供給繊維材の繊維切断の程度を最小限に抑えるリファイナープレートである。
エネルギー効率を向上するとともに、相対するディスク上のリファイナープレート間の作動ギャップを大きく維持するリファイナープレートが新規に開発された。このリファイナーの利点としては、高エネルギー効率、高繊維品質の維持、およびプレートの長期運転寿命が挙げられる。
態様の一つでは、本発明のリファイナープレートは、リファイニングバーを備えた外側リファイニング域を有するロータープレートセグメントのアセンブリであって、これらのリファイニングバーは、少なくとも30°、好ましくは45°、60°および70°の円周部箇所の大きな抑え角を形成して湾曲した長手の形状の少なくとも一つの半径方向外側のリファイニング域を有するものである。これらのリファイニングバーの前縁側壁は、鋸刃状の、ギザギザ状のまたは他の不規則形状の表面を有している。側壁に設けた不規則状表面と、大きな抑え角とがあると、外側リファイニング域における供給繊維材の保持時間が長くなり、従って外側域による繊維材に対するリファイニング作用が強化される。
機械的リファイナーにおいて相対するプレートのリファイニング表面に面するリファイニング表面を備えるリファイニングプレートが開発された。このリファイニング表面は、プレートの基板から立ち上がる複数のバーを備える。これらのバーは、プレートの外側の円周部に向かって半径方向外側に延び、バーの前縁側壁(面)は、鋸刃状の、ギザギザ状のまたは他の不規則形状の表面を有している。バーは直線状でも、または指数関数的または螺旋アーク状の曲線状でもよい。バーは、バーの外側のラジアル域で大きな抑え角を形成する。このリファイニングプレートは、ローターに設け、ステーターまたは他の一つのローターに相対してリファイナーに配置し得る。
リグノセルロース材の機械的リファイナー向けのリファイニングプレートが開発された。このリファイナープレートは、基板上にリファイニング表面を備え、このリファイニング表面は、相対するリファイナープレートのリファイニング表面に面するように適応され、そしてこのリファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを有し、バーは少なくとも一つの半径方向外側の部分を有し、各バーは、外側の部分に不規則表面を有する前縁側面を備えるものである。
リグノセルロース材の機械的リファイナー向けのリファイニングプレートが開発された。このリファイナープレートはリファイニング表面を備え、このリファイニング表面は、表面の基板から立ち上がる複数のバーを備え、これらのバーは、プレートの外側の円周部に向かって半径方向外側に延び、そしてこれらのバーは、バーの少なくとも一部分に不規則形状の前縁側面を備えるものである。
相対するリファイナープレートを有するリファイナーにおいてリグノセルロース材を機械的にリファイニングする方法が開発された。この方法は、相対するリファイナープレートの一つまたはプレートセグメントのアレイにある入口に繊維材を導入し;前記プレートの少なくとも一つを他のプレートに関して回転し、回転によって生起された遠心力でプレート間のギャップを通して繊維材を半径方向外側に移動させ;繊維材がギャップを通過して移動するにつれて、繊維材をプレートの第一の一つのリファイニング部にあるバー(この場合、バーは少なくとも半径方向外側の部分を備え、そしてバーはその外側部分にバーの長さに沿って不規則状表面を有する側壁を備える)を越えてバー間の溝を通過させ;溝を通過する繊維材の移動を、溝に隣接するバーの前縁側壁に設けられた不規則状表面と繊維材とを相互作用させることによって阻害し;およびリファイナープレートの円周部のギャップから繊維材を排出することから成ることを特徴とする。
ローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図1に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、鋸刃パターンに形作られたギザギザ状前縁側壁を備えるリファイニングバーを示す図である。
第二のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図3に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、「7」の字を頭と足を結んで連続したように形作られたギザギザ状前縁側壁を備えるリファイニングバーを示す図である。
第三のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図5に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、細かい入口領域を有する出口域を備えるリファイニングバーを示す図である。
第四のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図7に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、プレート入口まで延びて設けられているリファイニング域を備えるリファイニングバーを示す図である。
第五のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図9に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、スチームチャネルを有する外側リファイニング域を示す図である。
第六のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図11に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、スチームチャネルを有する外側リファイニング域と細かいバーパターンを有する内側リファイニング域とを示す図である。
各々、リファイナープレートセグメントの外側リファイニング域にあるバーの前縁側壁に設けられる不規則形状表面の例の上面図である。
バーの前縁と後縁の側壁に設けられる不規則形状表面を有するリファイニングバーの断面図である。
図17に示されているバーの前縁側壁の前面図である。
バーの上端部にある互い違いの歯部を有するロータープレートバーの拡大図である。
第七のローターリファイナープレートセグメントの側面図である。
図20に示されているリファイナープレートセグメントの前面図で、スチームチャネルを有する外側リファイニング域を示す図である。
ステーターリファイナープレートセグメントの第一態様の側面図である。
図22に示されているステーターリファイナープレートセグメントの前面図である。
ステーターリファイナープレートセグメントの第二態様の側面図である。
図24に示されているステーターリファイナープレートセグメントの前面図である。
ステーターリファイナープレートセグメントの第三態様の側面図である。
図26に示されているステーターリファイナープレートセグメントの前面図である。
機械的パルプ化プロセスでは、圧縮力が、相対するリファイニングプレート間を移動する繊維材の繊維層に繰り返して加えられる。圧縮力は、プレートの一つが他のプレートに対して行われる回転から、特に、相対するプレートのバーが交差する際に生じる。圧縮力によって、繊維材中の個々の繊維が繊維材の繊維ネットワークから分離される。プレートは、通常、リファイナーのディスクに設けられ、その際にディスクの少なくとも一つがリファイナープレートの一つを回転させる。機械的パルプ化プロセスのエネルギー効率は、繊維層に加わる圧縮比を増加し、層中の繊維が圧縮力に曝される時間を長くすることによって向上させ得る。本明細書に開示のリファイナープレート設計を使用すれば、圧縮比の増大は、プレート間のギャップを必ずしも狭くしなくても、あるいはギャップを狭くするにしても従来の高エネルギー効率リファイナーで現在行われている程度にすることによって達成される。
(高エネルギー効率リファイナーのギャップ、例えば、0.3mm〜0.7mmに比較すれば)、リファイナーのロータープレートとステータープレート間の比較的広いギャップ例えば、1.0mm〜2.0mmが、プレート間に形成された厚めのパルプ層の前後に形成されなければならない。高圧縮比は、同様な高エネルギー効率の場合に使用される従来のロータープレートに設けられたバーと溝のパターンと比較して、リファイナープレート上の相当程度粗いバーと溝のパターンを使用して厚めのパルプ層で得られる。
リファイナープレートのリファイニング域に使用される粗いバーと溝パターンが、従来の高エネルギー効率リファイナープレートに使用される普通のバーと溝のパターンと比較して低い密度のバーと溝のパターンを有して開発された。粗いパターンの密度の少ないバーを使用すると、ローターのバーがステーターのバーと交差するときに加えられる圧縮サイクルは、高密度のバーを有する従来のプレートに生じる圧縮サイクルに比較して、少なくなる。バーの密度が粗いと、少ない圧縮サイクルで伝達されるエネルギーは、各圧縮サイクルの強度を増加し、各サイクルでプレートから繊維材にエネルギーを伝達するエネルギー効率を増加する傾向になる。
半径方向には、比較的短く効果的なリファイニング表面、粗いバーと溝のパターン、大きな抑え角、および他の機能を有し、プレートの効果的なリファイニング域において繊維材の長い保持時間を与えることを特徴とするリファイナープレートが開発された。これらの機能は、単独でも合わせても適用し得るが、これらの機能により、バーが交差するサイクル速度が減少し(結果としてプレート回転の際に生じる圧縮事象が少なくなり)、そしてリファイニング域における原料繊維材の保持時間が延びることによって、リファイニング域に高エネルギー濃度が生ずる。これらの機能により、プレート間の作動ギャップを広くすることが可能となり、従って、余裕のあるギャップを有するプレート間の厚めの繊維層に高圧縮速度が提供される。態様の一つでは、高密度の圧縮事象は、バーの交差事象の数を少なくし、そして各交差の際に存在する繊維の量を最大限に多くすることによって、達成し得る。
本明細書に開示のローターリファイナープレート設計を使用すると、高繊維保持と高圧縮とが達成されて高エネルギー効率が得られ、同時に繊維長さが維持され、リファイナープレートの摩耗寿命が改良される。本明細書に開示されるローターリファイナープレートと共に使用される多岐にわたるステータープレート設計を使用すると、圧縮比が高く、エネルギー効率が向上し、プレート間の繊維保持時間が長く、繊維が長いという所望の結果を達成し得る。
図1と図2は、入口部12と外側部14とを有するロータープレートセグメント10のそれぞれ側面図と前面図を示す。プレートセグメントのアレイは、リファイナーディスク上に円環状に配列され、円形のリファイニングプレートを形成する。ロータープレートは、回転自在のディスクに装着され、ステータープレートは、固定ディスクに装着される。ロータープレートは、固定ステータープレートに面し、両プレート間にはリファイニングギャップが形成される。ロータープレートとステータープレートは、各々プレートセグメントから形成し得る。ステータープレートのセグメントは、ロータープレートのセグメントと同じバーと溝の機能を備え得るが、あるいは他の形のバーと溝の機能も備え得る。ロータープレートの回転方向(矢印15を参照のこと)は半時計回りである。別法として、ロータープレートは、他の相対するロータープレート(時計方向に回転する)に面し、両プレート間にリファイニングギャップを形成し得る。
入口12からは、導入される繊維材がリファイニング部14に供給される。その際、摩擦エネルギーが最小限に抑えられ、供給繊維材が行う仕事も最小限に抑えられる。入口部には、粗く、オープンなパターンを形成するバーを備え得る。例えば、ルック・ギングラス(Luc Gingras)に付与された米国特許第6,402,071号明細書(発明の名称「インジェクター入口部を備えるリファイナープレート(Refiner Plates With Injector Inlet)」)にこの入口部バーが示されている。
スリップ領域16が、入口部12と外側のリファイニング域14の間にあり、ここには三角形状突起を設け得る。このスリップ領域は、供給繊維材を入口部12から排出する際に適切に分散して、例えば、均一に分散し得るようにするもので、繊維材はその後、外側のリファイニング部14に導入される。スリップ領域にある三角形状の突起は、円環状リファイニング部14に流入する供給材の均一分散を促進するものである。
リファイナープレートセグメントのリファイニング部14は、最も多くのエネルギーが供給繊維材に加えられる箇所であり、かつ大部分のリファイニング作用が行われる箇所である。リファイニング部14は、半径距離100mm〜200mm、つまり、4〜8インチにわたって延び得る。外側部14は、湾曲したバー20から構成されるが、これらのバーは、プレートの外端に向かって半径方向外側に移行するにつれて増加する抑え角を有する。抑え角は、図2に示されるように次第に変化するようにもできるし、各バーを相異なる角度を有する真っ直ぐのバー部を接続したものとして形成することによって、バー角度がステップ状に変化するように増していくようにもできる。
溝21は、バーの間にあり、後縁側壁30と隣接バー20の前縁側壁28とで規定される。前縁側壁は、ロータープレートの回転方向(矢印15)に面する。図2では、前縁側壁28は、各バーの左側に位置する。溝は、通路を提供し、その通路を通って、供給繊維材、スチームおよび他の材料がプレート間のギャップ中を半径方向に移動する。
バーの高さ、例えば、プレートの基板表面22からバー20の上端までの距離は、最初は急角度に立ち上がり、遷移部24に至り、次ぎにバーの全長の大部分にわたって均一な高さとし得る。バーの最初の立ち上がり部があると、繊維材を外側部14に供給するのが容易になる。
リファイニング部14の入口箇所でのバー20の角度は、20°の供給角から20°の抑え角まで変わり得る。これらの角度は、半径ラインに対するバーの角度である。供給角と抑え角は、バー20がバーに対する入口箇所で形成する角度である。供給角は、ロータープレートの回転方向、例えば、半時計回り15と同じ方向で半径ラインに対して成す正の角度である。抑え角は、ロータープレートの回転の反対方向で半径ラインに対して成す正の角度である。図2に示されるプレートセグメント10では、入口角は、ニュートラル、すなわち、半径ラインに関して成す角度は約ゼロ°である。
プレートの外側の円周部では、バー20の出口角度は、好ましくは45°〜80°の抑え角、より好ましくは50°〜70°の抑え角である。抑え角は、ロータープレートの回転方向15で半径ラインに対して成す角度である。バーに対する出口の抑え角があると、プレート間の繊維材の流れが阻害され、従ってリファイニング部14での繊維材の保持時間が増加する。
バーの角度は、ロータープレートの回転と整合した角方向で入口から出口に向かって次第に大きくなる。図1に示されるロータープレートの態様では、その角度は、入口でニュートラル(ゼロ)で、プレートの外側の円周部25に向かう方向でバーに沿って次第に大きくなる。バー角度の変化量は、バーの半径方向内側の部分では少なく、バーの半径方向外側の部分では大きくし得る。リファイニング部14の半径方向内側端部から半径方向外側端部に至るバー角度は、湾曲したアーク、指数関数的アーク、または螺旋アークでは連続的に、または短いバーを交互配置したような場合は不連続的に大きくし得る。さらにバーは、湾曲したものとすることも、短い直線部のもの(各直線部はそれ以前の内側部の角度より大きな角度を有する)を一連としたものとすることも、またはバー角度を所望のように大きくし得る他の水平バーとすることもし得る。バー角度を出口部で極めて広いバー角度に大きくすることによって、バーは、プレートに供給繊維材を高度に保持し、リファイニング部14における供給繊維材の保持時間を増加することに大いに寄与する。
リファイニング部14に供給繊維材を保持する作用は、バーのギザギザの前縁側壁28によってサポートされる。バーの後縁側壁30は、スムーズなものでも、ギザギザのものでも、または他の不規則形状パターンのものでも差し支えない。オプションではあるが、バーの幅は、前縁側壁28のギザギザ表面と後縁側壁30のスムーズ表面間のギャップは可変であるので、変わり得る。
出口バーの前縁側壁28に適用されるギザギザのパターンは、壁の長さに沿って不規則状の表面パターンとし得る。例えば、ジグザグ状、鋸刃状、一連の半円形連続状、正弦波状、横向きZパターン、および他の不規則表面形状のパターンを取り得る。バーの幅は、約1/5〜1/2、好ましくは1/3だけ変わり得るが、それは、前縁側壁が不規則表面を有しているからである。前縁側壁が不規則表面形状であるので、供給される繊維材が溝を通って、特にバーの前縁側壁に沿って移動する際に長手方向に沿う摩擦力が増加する。前縁側壁の作用で生じる摩擦力により、リファイニング部における繊維材の保持時間は長くなり、繊維材の移動は、溝を通過するよりはむしろバーの上を越える方が促進される。
後縁側壁はスムーズな表面なので、スチームや他の液は溝21を比較的自由に通過し得る。スチームや他の液は、繊維材と溝中で置き換わる傾向があるので、従って後縁側壁に沿って移動する。幾つかのケースでは、溝を通過して流れる繊維材に付加的な乱流を起こさせる形状の表面外形物を後縁側壁に備えさせ得る。そうすると、溝の反対側にあるリーディングエッジに向かって繊維材を押し出すのに役立ち得る。さらに、溝には、表面ダム、潜りダム、またはスチーム管理システムダム(例えば、図10の64,図12の74を参照のこと)を備えさせ、溝を流れる流れの乱流状態を強めたり、リファイニング域に繊維材の流れを保持したり、溝の下流域に流れる繊維材を押し留めたりし得る。ローターディスクで生起された遠心力により、繊維と他の固形物は、溝の前縁側壁に沿って移動する傾向がある。ギザギザの前縁側壁の作用で、リファイニング部の溝を通る繊維材の流れは遅くなる。
図3と図4は、バーの上面図からは「7」の字を頭と足を結んで連続したように見えるギザギザ状前縁側壁36を備えるバーを有するプレートセグメント34のそれぞれ側面図と前面図を示す。一連の7の字で形成されたもののコーナー部は、製造とプレートセグメントの成形の容易さを考慮して丸めることできる。前縁側壁36の表面機能は、バー壁表面の全長にわたって延びることもできるし、またはプレート半径方向外側の部分だけに沿って延ばすこともできる(図2に示されるように)。さらに、ギザギザの前縁側壁は、脊部26からバーの根元(基板表面22の箇所)方向にテーパー状にし得る。そうすると、ギザギザの表面機能は、バーの上側コーナー端で最も強く発揮される。リファイニングの大部分は、この上側コーナー端で達成され、リファイニングはバーの深さに沿っては、特に溝深くではそれほど行われないのである。溝は、繊維材、スチーム、および水をリファイナープレートのリファイニング部を通って移動させる水路としての能力がある。
前縁側壁28に設けられるキザギザ機能は、サイズも形状も変わり得る。好ましくは、ギザギザのコーナー部の外側突起は、例えば、鋸刃形状にある尖部や連続した「7」形状のコーナー部は、バー側壁の長さに沿って2mm〜8mmだけ互いに離れた間隔で配置される。ギザギザの側壁表面機能の突起は、好ましくは1.0mm〜2.5mmの深さで、その深さはバー幅に対応して延びる。この突起の深さは、バーの幅で限定し得る。バー20は、一般に、平均幅2.0mm〜6.5mmを有する。バー幅は、前縁側面に設けられるギザギザ側壁表面機能、特にその突起に依存して変わる。
図5と図6は、ローターリファイナープレートセグメント40のそれぞれ側面図と前面図を示す。外側全域42は、細かいパターンの入口部を有する半径方向内側の部分44を備える。この細かいパターンの入口部は、供給繊維材を細かく分散して、高品質のパルプを製造するためである。内側部44は、バーの外側全域42に対する入口を形成する。各バー20の内側部は、バーの脊部26の箇所で細かい溝パターンを備える。細かい溝は、溝21に加えて、隣接するバーの間にある。
外側リファイニング域42の内側部44は、図2と4に示されるように、遷移域24に至るまで高さが増し、外側域に半径方向外側に連続して延びるように形成し得る。別法として、内側部のバーは、各々細かい溝46を備え得る。この細かい溝の数は、内側部の半径方向外側のバーと比較して、内側部44のバー数の二倍となっており効果的である。内側域22のバーが細かいパターンである場合は、供給繊維材の分離強度は低くなり、供給繊維材の繊維長さと強度特性が、より良く保存される。
ロータープレート40は、全リファイニング域42を備え、この域では、供給繊維材に対して行われる初期リファイニングは、内側部44に設けられている細かいバーパターンで達成される。これは、リファイニング域の残りの部分45では粗いバーパターンで行われるのと較べると対照的である。内側部に最初の細かいリファイニングパターンを使用する点の一つは、高パルプ品質という要求がある場合である。内側のリファイニング部44で、細かいバーパターンを使用すると、繊維材には低強度の圧縮が作用する結果となり、これは、図2で示される内側のリファイニング部パターンでの粗いバーパターンで、また図6に示される外側のリファイニング部45の粗いバーパターンで得られる強力な圧縮に較べて低強度である。内側のリファイニング域44のバーパターンで低強度の圧縮を行うと、全体の主要リファイニング域42を通じて高強度の圧縮を加える場合と比較して、繊維の性質は大幅に保存される。
内側部44に対するバーと溝の別の例は、米国特許第5,893,525号明細書(全文を参考文献として引用する)に記載されており、半径方向外側の部分42に使用のバーよりも狭く、数が多い一連の細かいバーがこの特許に示されている。細かく、狭いバーを備える他のバーと溝のパターンも好適と思われるが、プレート設計、リファイニングされる繊維材、およびプレートの所期目的に依存して選択される。別法としては、内側リファイニング域44のバーの数は、外側リファイニング域45のバーの密度と較べて、図8の域60に、例えば、示されているように、より粗く、より低密度にもし得る。
内側リファイニング域44と外側リファイニング域45の間の遷移域47は、切断バー、域44と45の別個のバー部間の狭い円環状ギャップ、または域44と45間の接続バーを備え得る。遷移域は、内側リファイニング域の狭いバー46に横断溝48を備え得る。横断溝を備えると、内側リファイニング域44の浅い溝51を通り、内側と外側のリファイニング部44,45双方の深い溝21に繊維材を流すことが可能になる。また、横断溝を備えると、遷移域47でバーの数を減少、例えば、1/2にすることができる。横断溝は、隣接バーの前縁側壁または後縁側壁に対して半径方向外側に延び得る。横断溝48は、バーの前縁側壁28を通って、バー20の前縁側壁ギザギザ部の半径方向内側に開く。横断溝48は、米国特許第5,383,617号明細書に示されるように、プレートセグメントにZ字パターンで配列し、繊維材をバー間の主溝21に供給するのを促進し得る。横断溝に対する別の手段としては、半径方向外側のバーの端部に下向き勾配の斜道を設け、次のリファイナー域には繋がらないバーの端部とし得る。
Z字パターンでは、横断溝48は、リファイナープレートに正接しないラインに沿って整合して配置される。横断溝48に対するこの整合ラインは、少なくとも一回はプレートセグメント上でシフトする。横断溝48は、Z字の形状を形成するが、横断溝の他の配置も、使用し得る。例えば、横断溝を、各プレートセグメントの直線ラインに沿って共通の半径方向距離に、「W」字形状に整合して配置し得る。
リファイナープレートは、リファイニング域42の半径方向内側部である供給繊維材入口域49を備え得る。入口域49は、直線状ブレーカーバー53または図2に図示の湾曲したブレーカーバーを備え得る。好ましくは、入口域49(図6)または入口域12(図2)は、供給繊維材をリファイニング域42,14に最小限のエネルギーで真っ直ぐに送る。入口域12に対しては極めて多くのバリエーションのバーパターンがある。ある特定にプレート設計に対してどの入口域バリエーションが最も適切であるかは、設計選択の問題である。入口域は、供給繊維材を細分化し、スチームを取り扱い、供給繊維材を分散するリファイナー能力に影響する。入口域は、供給繊維材をリファイニング域14,44に整流しながら導入するものであり、供給繊維材のリファイニングの大部分はリファイニング域14,44で行われる。
図7と図8は、蛇状のバー54を有する拡張外側域58を備えるリファイナープレートセグメント50のそれぞれ側面図と前面図を示す。バー20の内側供給域56から、繊維材が外側リファイニング域58に送られ、供給繊維材は、過剰なエネルギーを加えることなく次第に細分化され得る。供給域56への入口は、供給角10〜45°を有するバーを備え得る。これらの供給角は、供給域全体を通じて一定とし得る。別法としては、バーの角度は、入口の箇所の前進角から供給域56の出口端の後退角に次第に変え得る。供給繊維材に正の供給効果を与えることによって、そこの供給域では供給部56に繊維材が蓄積することが少なくなり、従ってこの部に加えられるエネルギーも少なくなる。エネルギー供給が主に行われるのは、外側リファイニング域58でなければならない。供給部56は、粒子サイズ減少にある程度影響を与えるけれども大きなエネルギーの入力は行われない供給域とすべきである。供給部56のバーと溝の角度と幾何学的形状は、設計上の選択であり、繊維材の良好な供給または他の所望のリファイニング効果を達成するために変え得る。好ましくは、供給部56のバー20は、半径方向外側のリファイニング域58まで連続する。別法としては、供給部56のバー20は、外側リファイニング域58の入口端の前で終わり得る。内側の円環部56から外側の円環部58へに至る遷移部を提供するには、円環状遷移域を設け、これでバーを供給部56と外側リファイニング域58とから分離することができる。円環部56,58間の遷移域は、例えば、図6,図12,図25,図27に示されるようなZ字パターンまたはシェブロン(W)パターンとし得る。
内側域60のバーは、供給部56とリファイニング部58のバーより粗く、密度が小さい。両部56,58は、内側域60のものよりバー密度は2倍である。粗いバーパターンでも繊維材を半径方向外側域(複数を含む)のバーに供給するのに役立ち得る。しかし、粗い密度の入口を用いると、原料の繊維材(例えば、木材チップ)の細分化も粗くなり、繊維切断も少なくなる。これらは、ある種のリファイニング用途には望ましいものである。
リファイナープレートセグメントの外側リファイニング部または域58,42,14のバーは、多岐にわたる幾何学的形状を取り、多岐にわたる望ましい性能機能、例えば、長時間の供給繊維材保持時間を提供し得る。半径方向の長さに沿ってバーを湾曲させると、抑え角が増加し、従って保持時間が長くなる。バーの前縁側壁にギザギザまたは他の不規則状表面を適用すると、外側域の供給材、例えば、繊維の保持時間の延長がさらに促進される。バーに適用されるギザギザの前縁側壁は、外側域のバーの長さにわたって延長し得るし、あるいは半径方向外側の部分に、例えば、外側域の半分の外側に限定もし得る。
リファイナープレートセグメント50の入口域60は、大きな供給角を有するようにし、入口域の供給繊維材の保持時間が最小限に抑えられるようにする。さらに、互い違いに配置されたバー入口62は、入口域に入るところで大きな作動ギャップを形成する。入口域の箇所の大きな作動ギャップと短い保持時間の組み合わせにより、入口域で消費されるエネルギーは少量になり、その結果プレートのエネルギー効率が上昇する。入口域の所で節約されたエネルギーは、プレートセグメント50の半径方向外側の部分58とところのリファイニング域に加えられるエネルギーを濃密にするように加え得る。入口域60に設けられるバーは、必ずしも湾曲したものとする必要はないが、供給角を相当程度大きくして入口の箇所の保持時間を最小限に抑えることが好ましい。しかし、他のバー形状や他の角度も入口域60に使用し得る。要は、供給繊維材や入口域で供給繊維材を細分化する必要性に依存するのである。
プレートセグメント50の入口域60は、本明細書に記載の他のロータープレートセグメント10,34,40にある入口域に比較して、小さな作動ギャップを備える。この場合の作動ギャップとは、入口域で占められる半径方向の距離である。このギャップが狭いということは、リファイニング域(外側域58)が、プレートセグメントの半径の比較的短い部分で始まるということである。このギャップが狭いと、繊維材の前分離と短繊維化を行い得る。
バー20のギザギザの前縁側壁表面28は、リファイニング域58でプレートセグメントの僅か数インチ外側の範囲に適用される。さらに、外側リファイニング域58は、相当程度大きい抑え角を有するバー20を備える。リファイニング域の外側数インチがギザギザ表面であり、抑え角が付いていると、プレートセグメント50の外側リファイニング域58のところで繊維層の形成が促進され、エネルギー入力が強まる。
ロータープレート50に加えられるリファイニングエネルギーの大部分は、リファイニング域58に加えられる。リファイニング域58のバーの大きな抑え角と、バーにあるギザギザの前縁側壁表面との効果で、繊維材はリファイニング域58に保持される。保持時間が増すと、リファイニングエネルギーの大部分をリファイニング域58に加え得る。域58とは対照的に、域56では、バーには強い供給角があり、側壁表面もスムーズなので、プレート50のこの域ではエネルギー伝達量は少なくなる。従って、プレート50で成されるリファイニングの仕事の大部分は、リファイニング域58で集中的に行われる。この域が域56と同じ数のバーを備えていてさえもそうである。
図9と図10は、スチーム抜き出しチャネル62を有するリファイナープレートセグメント60のそれぞれ側面図と前面図を示す。これらのチャネルは、バーと溝の幅を合わせた幅と少なくとも同じ位広い幅を備える傾向がある。チャネルは二つのバーの間で、それらに平行に配置され、不規則状前縁側壁を有するバーの部分の長さに延び得る。スチーム抜き出しチャネルがあると、スチームを、広いチャネル62から、次いでプレートの外側の円周部25から半径方向外側に排出することができる。チャネルにはダム64,例えば、スプリットダムを設け得る。このスプリットダムでは、ダムの前縁域がダムの後縁域部分より低くなっており、チャネルに繊維をトラップできるが、チャネルからはスチームが抜け出得るようにされている。スプリットダムの例は、米国特許第6,607,153号に示されている。
バー20を分離する溝21は、表面ダム、潜りダムの組み合わせを備え得るし、あるいはダムは全く設けないようにもし得る。これらは、プレート設計の総合的な組み合わせと、リファイナープレートに対する操作条件次第なのである。
図11と図12は、スチーム抜き出しチャネル72を有するリファイナープレートセグメント70のそれぞれ側面図と前面図を示す。スチーム抜き出しチャネルがあると、スチームを、広いチャネル72から、次いでプレートの外側の円周部25から半径方向外側に排出することができる。チャネルにはダム74,例えば、スプリットダムを設け得る。バー20を分離するチャネル72と溝21は、表面ダム、潜りダムの組み合わせを備えることもできるし、あるいはダムは全く設けないこともできる。これらは、プレート設計の総合的な組み合わせと、リファイナープレートに対する操作条件次第なのである。
外側のリファイニング域76は、スチームチャネル72,バーには強い抑え角、例えば、45°、およびバーの前縁側壁28には鋸刃状表面が備えられる。鋸刃状表面とローターセグメント70の外側のリファイニング部分に向かう強い抑え角とを配置すると、プレートのリファイニング域(複数を含む)における保持時間が増し、プレートに加えられたエネルギーをリファイニングの外側域に生じるリファイニングプロセスに集中的に加える。
内側のリファイニング域78は、ロータープレートセグメント40に対して域44に示されたパターンと類似の細かいパターンを有する。本明細書に開示されたプレートセグメント上に示された多様なリファイニングと入口のパターンと機能は、これらを再配列したり、組み合わせたりして、追加のロータープレート設計を創り出し、これらを、本明細書に開示されているが、プレートセグメント70,60,50,40,34,10からは幾つかの点では相異なるプレートパターンと機能の実質に用いて行くことができる。換言すれば、本明細書に開示のプレートセグメントは例示的なものであり、リファイナープレートセグメントを設計する当業者に対して十分な情報を与え、本明細書に開示のリファイニング機能、例えば、リファイニング域(複数を含む)の外側の半径方向部分に鋸状形状の前縁側壁と強い抑え角、例えば、45°超を有するリファイニングバーを備えるプレートセグメントを設計させようとするものである。
リファイニング域の保持時間を増し、リファイニングにエネルギーを集中的に加えることによって、本明細書に記載のロータープレート、例えば、70,60,50,40,34,10では、高エネルギー効率のリファイニングが行われ、プレート、例えば、ロータープレートとステータープレート間のリファイニングギャップを、従来、高エネルギー効率プレートに使用されているのと同じ程には、例えば、0.5mm〜0.7mmに狭くする必要性は必ずしもない。本明細書に開示のロータープレートセグメントを使用すれば、リファイニングギャップは、例えば、従来のプレートで使用されるリファイニングギャップと同様な0.7mm〜1.0mmとし得るし、あるいは1.2mm〜2.0mmにも大きくし得る。リファイニングギャップを大きくすれば、ロータープレートとステータープレートの運転寿命を長くし、プレート上のリファイニングパターンの破損頻度を低下する傾向となる。
図13〜図16は、各々、脊部26、特に、リファイナープレートセグメントの外側リファイニング域にあるバーの前縁側壁に設けられた不規則形状表面の外形形状の上面図である。各バー20の上部脊部26の外形形状は、前縁側壁28と後縁側壁30の上部コーナーを示している。前縁側壁28は、不規則形状の表面、例えば、鋸刃状の形状を有し、側壁の上部コーナーの箇所で最も明確な形とし得る。前縁側壁28の不規則形状表面機能は、バーの外側の半径方向部分に限定することも、最も外側のリファイニング域の全長にわたって、つまりリファイニング域全体にわたって延ばすこともできる。
不規則形状の表面機能は、多岐にわたる形状を取り得る。例えば、図13に示される「7」の字を連続した形、図14に示される鋸刃の形、図15に示される前縁側壁中に凹状の溝を連続して設けた形、図16に示される歯、例えば、長方形状の歯を連続して設けた形であり、バーのリーディングエッジに沿って繊維流に摩擦を増すような形ならどんな形でもよい。不規則機能の形状は、前縁側壁に沿って移動する繊維に加わる摩擦を増す目的のものである。不規則形状側壁の形は、供給繊維材の他に、プレートセグメントの構成上、製作上および成形上の配慮次第で定め得る。
図17は、不規則形状の後縁側壁300、例えば、「7」の字の連続の形と、前縁側壁28に設けられた不規則形状表面、例えば、「7」の字の連続の形を断面で示す。後縁側壁の不規則形状表面は、オプションであって、前縁側壁に対して本明細書に示される不規則形状表面ならどのような表面形状とすることもできる。後縁側壁に設けられる不規則形状表面は、繊維材を後縁側壁に沿って前縁側壁の方へ押しやる助けになり得る。
図18は、図18に示されるバーの前縁側壁に設けられているのと同じ不規則状表面機能を前面図で示す。不規則状表面機能は、大部分のリファイニングが行われるバー背部26近くの側壁で、より明確な形にし得る。不規則状表面機能は、プレート基板の方向の側壁では明確な形が漸次より少なくなるようにし得る。不規則状表面の突起76は、溝を通過する供給繊維材の移動を遅らせ、プレートのリファイニング域(複数を含む)にある供給繊維材の保持時間を長くする傾向がある。突起76は、背部26から基板22の方向にテーパー状に小さくし得る。プレートの基板22の近くでは、突起は前縁側壁28のスムーズな下表面に融合する形にし得る。
図19は、隣接するバー110の間に溝114を備えるロータープレートバー110の拡大図の概略図である。各バー110の上方部分、例えば、上方三分の一は、歯116の列を備える。歯116は、繊維材を押しやってバーを越えて次の溝に移動させる斜めの側面118を有する。各歯の側面118は、バーの側壁122と整合しているリーディングエッジ120を有する。側壁118のトレーリングエッジ124は、例えば、バーの幅の1/3だけバーから後退させ得る。各歯の後表面126は、プレートに実質的に垂直とし得る。傾斜のある前表面128は、次の歯の後表面126と合うようにし、ステータープレートとロータープレート間のギャップに繊維を押し上げるのを助けるようにし得る。
図20と図21は、内側の細かいパターンのリファイニング域132,中間のリファイニング域134、および外側のリファイニング域136を備えるロータープレートセグメント130の別の一例についてそれぞれ側面図と前面図を示す。細かいパターンのリファイニング域132は、深い溝140で分離されたバーを備える。各バーは、狭い溝142を備え、これは各バーをバーのペアに効果的に分割することになるので、細かいパターンのリファイニング域にあるバーの数を倍増する。細かいパターンのリファイニング域の外側エッジにある横断チャネル144は、狭い溝142にある繊維と液とをバーのトレーリングエッジから外に出し、中間リファイニング域134の入口の溝に導く。前縁側壁146は、不規則形状の表面を、例えば、半円筒のものを連続した形でバーの上端の所で最も明確な形となっている表面を備える。これらのバーは、中間リファイニング域の外端で終端となる。外側のリファイニング域136のバー148は、中間リファイニング域134のバーと数は同一である。バー148の前縁側壁表面は、「7」の字の頭と足を繋いだ形をしている。中間リファイニング域と外側リファイニング域にあるバー側壁の不規則形状の表面は、溝を流れる繊維に摩擦力を加えるので、これらの域にある繊維の保持時間を増す。
さらに、内側、中間、および外側のリファイニング域132,134,および136は、ロータープレートセグメント130では比較的直線状である。バーの角度は、域から域へと大きくなる。例えば、内側域のバーの角度は、比較的狭く、例えば、0°〜10°の抑え角である。中間域のバーの角度は、これより大きく、例えば、20°〜40°で、外側域のバーの角度は、最も大きく、例えば、45°超で、60°または70°ともし得る。
図22と図23は、ステータープレートセグメント80の一つの例のそれぞれ側面図と前面図を示す。本明細書に開示されたリファイニングバーと溝のパターンは、大抵はロータープレートに適用されるが、ステータープレートにも適用し得る。ステータープレート80は、バー84を有する外側域82を備える。バー84は、例えば、指数関数的にまたは螺旋状アーク状に湾曲しており、ロータープレートとステータープレートの外側リファイニング域における繊維材の保持時間を増すようになっている。ステーターバー84の前縁と後縁側壁は、スムーズな壁表面を有し得る。ギザギザの側壁はステータープレートのバーには必ずしも必要とはされない。ステーターバーの溝86にある供給繊維材に作用する遠心力は、ロータープレートの繊維材に作用する遠心力に比較して小さいからである。さらに、ステータープレートのバーは、多岐にわたるパターンの供給角と抑え角とバー形状とを有し得る。これらは、リファイナーの適用とロータープレートパターンの選択に依存して定められる。
ステータープレートセグメントは、リファイナーマシンの固定ディスク上に円環状アレイの形に配置される。同様に、ロータープレートセグメントは、リファイナーマシンの回転ディスク上に円環状アレイの形に配置される。ステータープレートセグメントのアレイとロータープレートセグメントのアレイとは、各々相対向して配置され、リファイニング工程の際に繊維材を通過させる狭いギャップで分離されている。供給繊維材は、ステーターディスクにある中央の入口とステータープレートセグメントとを通して通過させることによって前記ギャップに供給し得る。
図24と図25は、第二の例のステータープレートセグメント90についてそれぞれ側面図と前面図を示す。このステータープレートセグメント90は、ロータープレート40と70に関連して使用し得る。内側のリファイニング域94のバー92は、分割され、ロータープレート40と70上に示される細かいリファイニングバーパターン44,78に相補的な細かいリファイニングパターンを形成する。ステーターバー92は、実質的に直線状である。バーの粗い部分96の間にある溝は、一連のダム94を備え、リファイニング域における供給繊維材の保持時間を増す。
図26と図27は、第三の例のステータープレートセグメント100についてそれぞれ側面図と前面図を示す。このステータープレートセグメント100は、ロータープレート40と70に関連して使用し得る。内側のリファイニング域104のバー102は、分割され、ロータープレート40と70上に示される細かいリファイニングバーパターン44,78に相補的な細かいリファイニングパターンを形成する。ステーターバー102は、湾曲しており、ステータープレートセグメントの半径方向外側の領域に大きな抑え角を提供する。粗いバーの部分108に設けられたバーの間にある溝は、一連のダム106を備え、リファイニング域における供給繊維材の保持時間を増す。ステータープレートとロータープレートの設計は、抑え角モードでも、供給角モードでも行い得るが、それは、所要の作動ギャップ、繊維保持時間および最終的リファイニングの程度に依存する。ステータープレート100は、その供給角(または抑え角)が大きいので、諸機能、例えば、大きな抑え角やギザギザの前縁側壁を有する本明細書に記載のロータープレートに大きな影響を与えることができる。従って、このステータープレートは、プレートの外側部のリファイニング域における所望の長い保持時間に対応し得るものであり、それは本明細書に記載のロータープレートと共に使用して達成される。
以上、本発明は、現在最も実用的で、好ましい態様であると考えられるものに関して記載されたけれども、本発明は、開示された態様に限定されることなく、むしろ反対に、その精神内と前記特許請求の範囲とに含まれる多岐にわたる部分修正や等価の配置も網羅するものである。
10,34,40,50,60,70,130…ロータープレートセグメント、12,49,60…入口部、14,45,58,76,82…外側リファイニング域、15…矢印、16…スリップ域、20,54,84,92,102,110,148…バー、21,86,114…溝、22…基板、24,47…遷移域、25…出口円周部、26…脊部、28,146…前縁側壁、30,300…後縁側壁、42…全リファイニング域、44,60,78,93,104…内側リファイニング域、46…細かい(狭い)溝のパターン、48,144…横断溝、51,142…浅い溝、53…ブレーカーバー、56…内側供給域、62…バー入口、スチーム抜き出しチャネル、72…スチーム抜き出しチャネル、74,94,104,106…ダム、76…突起、80,90,100…ステータープレートセグメント、96…バーの粗い部分、116…歯、118…歯側面、120…リーディングエッジ、122…側壁、124…トレーリングエッジ、126…歯の後面、128…歯の前面、132…細かいパターンの内側リファイニング域、134…中間のリファイニング域、136…外側のリファイニング域、140…深い溝。

Claims (30)

  1. リグノセルロース材を機械的にリファイニングするリファイナープレートが、
    基板上にリファイニング表面を備え、前記リファイニング表面が相対するリファイナープレートのリファイニング表面に面するように適応され、
    前記リファイニング表面が、バーとバー間にある溝とを備え、前記バーが、バーの外側の円周部に少なくとも30°の抑え角を有する少なくとも一つの半径方向外側の領域を備え、そして前記バーが各々、外側域に不規則形状表面を有する前縁側壁を備えることを特徴とするリファイナープレート。
  2. 請求項1のリファイナープレートにおいて、前記不規則形状表面が、ジグザグ、鋸刃、一連の隆起物、正弦波形、および横向きZ字パターンの中の少なくとも一つのパターンであることを特徴とするリファイナープレート。
  3. 請求項1または2のリファイナープレートにおいて、前記バーが、前縁側壁がスムーズ表面を有する半径方向内側の領域を備えることを特徴とするリファイナープレート。
  4. 請求項1〜3のいずれかのリファイナープレートにおいて、前記不規則状表面が、不規則状表面を有する前縁側壁の部分に沿ってバーの幅の少なくとも1/5だけバーの幅を変えることを特徴とするリファイナープレート。
  5. 請求項1〜4のいずれかのリファイナープレートにおいて、前記リファイニング表面が、リファイニング表面の外側部のバー密度より高密度のバーを有する内側の円環状リファイニング表面を備えることを特徴とするリファイナープレート。
  6. 請求項1〜5のいずれかのリファイナープレートにおいて、前記リファイニングバーが、湾曲した長手の形状を有することを特徴とするリファイナープレート。
  7. 請求項1〜6のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記抑え角が、少なくとも45°であることを特徴とするリファイニングプレート。
  8. 請求項1〜7のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記抑え角が、少なくとも60°であることを特徴とするリファイニングプレート。
  9. 請求項1〜8のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記抑え角が、少なくとも70°であることを特徴とするリファイニングプレート。
  10. 請求項1〜9のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記バーが、バーを通過して延びるプレート半径に関し湾曲方向が逆になる湾曲した長手の形状を有することを特徴とするリファイニングプレート。
  11. 請求項1〜10のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記不規則形状表面が、前縁表面の上部リーディングエッジの所で最も明確な形となっており、プレートの基板の近くでは明確な形でなくなっていることを特徴とするリファイニングプレート。
  12. 請求項1〜11のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記バーが、15°以下の抑え角を有する直線状バーの内側の円環状領域、少なくとも45°の抑え角を有する直線状バーの外側の円環状領域、および15°〜45°の抑え角を有する直線状バーの中間の円環状領域から構成され、前記中間の円環状領域が、内側の円環状領域と外側の円環状領域との間にあることを特徴とするリファイニングプレート。
  13. リグノセルロース材を機械的にリファイニングするリファイナープレートが、リファイニング表面を備え、前記リファイニング表面が、
    表面の基板から立ち上がる複数のバーであって、プレートの外側の円周部に向かって外側に延びるバー、および
    バーの少なくとも一部に設けられた不規則状前縁側壁を備えることを特徴とするリファイナープレート。
  14. 請求項13のリファイナープレートにおいて、前記不規則形状表面が、ジグザグ、鋸刃、一連の隆起物、正弦波形、および横向きZ字パターンの中の少なくとも一つのパターンであることを特徴とするリファイナープレート。
  15. 請求項13または14のリファイナープレートにおいて、前記バーが、その長さに沿って湾曲しており、前記湾曲した形が指数関数的または螺旋状アークを形成することを特徴とするリファイナープレート。
  16. 請求項13〜15のいずれかのリファイナープレートにおいて、バーの半径方向外側の部分が、少なくとも70°の抑え角を有することを特徴とするリファイナープレート。
  17. 請求項13〜16のいずれかのリファイナープレートにおいて、バーの半径方向外側の部分が、少なくとも60°の抑え角を有することを特徴とするリファイナープレート。
  18. 請求項13〜17のいずれかのリファイナープレートにおいて、バーの半径方向外側の部分が、少なくとも45°の抑え角を有することを特徴とするリファイナープレート。
  19. 請求項13〜18のいずれかのリファイナープレートにおいて、前記プレートが、ロータープレートであり、ステータープレートまたは他の一つのロータープレートに相対してリファイナーに配置されていることを特徴とするリファイナープレート。
  20. 請求項13〜19のいずれかのリファイニングプレートにおいて、前記バーが、15°以下の抑え角を有する直線状バーの内側の円環状領域、少なくとも45°の抑え角を有する直線状バーの外側の円環状領域、および15°〜45°の抑え角を有する直線状バーの中間の円環状領域から構成され、前記中間の円環状領域が、内側の円環状領域と外側の円環状領域との間にあることを特徴とするリファイニングプレート。
  21. 相対するリファイナープレートを備えるリファイナーでリグノセルロースを機械的にリファイニングする方法が、
    相対するリファイナープレートの一つまたはプレートセグメントのアレイにある入口に繊維材を導入し;
    前記プレートの少なくとも一つを他のプレートに関して回転し、回転によって生起された遠心力でプレート間のギャップを通して繊維材を半径方向外側に移動させ;
    繊維材がギャップを通過して移動するにつれて、繊維材をプレートの第一の一つのリファイニング部にあるバー(この場合、バーは少なくとも半径方向外側の部分を備え、そしてバー各々はその外側部分に不規則状表面を有する側壁を備える)越えにバー間の溝を通過させ;
    溝を通過する繊維材の移動を、溝に隣接するバーの前縁側壁に設けられた不規則状表面と繊維材とを相互作用させることによって阻害し;および
    リファイナープレートの円周部のギャップから繊維材を排出することから成ることを特徴とする方法。
  22. 請求項21の方法において、前記相対するリファイナープレートが、ステータープレートセグメントとロータープレートセグメントとを備え、繊維材の導入が、テータープレートセグメントのアレイを通って行われることを特徴とする方法。
  23. 請求項21または22の方法において、前記バーが、半径方向外側の領域にスムーズな表面を有する後縁側壁を備え、スチームと水が、バーの後縁側壁のスムーズな表面に沿って溝中に流れる傾向となり、一方、供給繊維材は、バーの前縁側壁の不規則状表面に沿って溝中に流れる傾向となることを特徴とする方法。
  24. 請求項21〜23のいずれかの方法において、前記リファイニング表面が、リファイニング表面の外側部のバー密度より高密度のバーを有する内側の円環状リファイニング表面を備え、そして前記方法が繊維材をバー越えに通過させることを含むことを特徴とする方法。
  25. 請求項21〜24のいずれかの方法において、前記バーが、その長さに沿って湾曲し、バーが、15°未満の入口角を有し、入口角がバー全体にわたって延びるプレートの半径に対する抑え角と反対方向であり、そして前記方法がバーのこの角度を使用してリファイニング域の供給繊維材の保持時間を増すようにすることを含むことを特徴とする方法。
  26. 請求項21〜25のいずれかの方法において、前記抑え角が、バー外側の円周部で少なくとも45°であり、そして前記方法がバーのこの抑え角度を使用してリファイニング域の供給繊維材の保持時間を増すようにすることを含むことを特徴とする方法。
  27. 請求項21〜26のいずれかの方法において、前記抑え角が、バー外側の円周部で少なくとも60°であり、そして前記方法がバーのこの抑え角度を使用してリファイニング域の供給繊維材の保持時間を増すようにすることを含むことを特徴とする方法。
  28. 請求項21〜27のいずれかの方法において、前記抑え角が、バー外側の円周部で少なくとも70°であり、そして前記方法が、バーのこの抑え角度を使用してリファイニング域の供給繊維材の保持時間を増すようにすることを含むことを特徴とする方法。
  29. 請求項21〜28のいずれかの方法において、前記バーが、外側域のバーの湾曲した長手の形状と反対方向に湾曲した長手の形状を有する半径方向内側の部分を備え、そして前記方法が、前記バーの湾曲した長手の形状を有する半径方向内側の部分の作用により、リファイニング域の供給繊維材の保持時間を増すようにすることを含むことを特徴とする方法。
  30. 請求項21〜29のいずれかの方法において、前記バーが、15°以下の抑え角を有する直線状バーの内側の円環状領域、少なくとも45°の抑え角を有する直線状バーの外側の円環状領域、および15°〜45°の抑え角を有する直線状バーの中間の円環状領域から構成され、前記中間の円環状領域が、内側の円環状領域と外側の円環状領域との間にあり、そして前記方法が、内側の円環状領域、中間の円環状領域、および外側の円環状領域を通して供給繊維材を半径方向外側に送ることをさらに含むことを特徴とする方法。
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