JP2014015704A - 滑らかで波様の溝を有するリファイナープレート及びそれに関連する方法 - Google Patents

滑らかで波様の溝を有するリファイナープレート及びそれに関連する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014015704A
JP2014015704A JP2013103608A JP2013103608A JP2014015704A JP 2014015704 A JP2014015704 A JP 2014015704A JP 2013103608 A JP2013103608 A JP 2013103608A JP 2013103608 A JP2013103608 A JP 2013103608A JP 2014015704 A JP2014015704 A JP 2014015704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
groove
segment
refiner
plate segments
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013103608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6226558B2 (ja
JP2014015704A5 (ja
Inventor
Gingras Luc
ギングラス ラック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Andritz Inc
Original Assignee
Andritz Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Andritz Inc filed Critical Andritz Inc
Publication of JP2014015704A publication Critical patent/JP2014015704A/ja
Publication of JP2014015704A5 publication Critical patent/JP2014015704A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6226558B2 publication Critical patent/JP6226558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D1/00Methods of beating or refining; Beaters of the Hollander type
    • D21D1/20Methods of refining
    • D21D1/30Disc mills
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D1/00Methods of beating or refining; Beaters of the Hollander type
    • D21D1/20Methods of refining
    • D21D1/30Disc mills
    • D21D1/306Discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C7/00Crushing or disintegrating by disc mills
    • B02C7/11Details
    • B02C7/12Shape or construction of discs
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/06Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by dry methods
    • D21B1/063Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by dry methods using grinding devices

Abstract

【課題】木材チップのディスクリファイナーに関し、リファイナープレート間の水蒸気排出効率の向上する方法の提供。
【解決手段】細砕セルロース材320をリファイニングするためのプレートセグメントのセット300であって、第1プレートセグメント302及び第2プレートセグメント304を含み、第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントのそれぞれは他のセグメント上のリファイニング面に対向するように構成されたリファイニング面を有し、これらのリファイニング面のそれぞれはバーと、隣接するバー同士の間の溝とを有するリファイニングゾーンを含み、プレートセグメントのセットがリファイナーのディスクに取り付けられている間、第1プレートセグメントの溝と第2プレートセグメントの溝との間の距離385はリファイニングゾーンを通る円弧に沿って実質的に一定であることを特徴とするプレートセグメントのセット。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般にリグノセルロース材、例えば木材チップのためのディスクリファイナーに関する。特に、本発明は、リファイナーディスク又はディスパレイジャーディスク上に取り付けられるプレートセグメントの対向する面上の隣接するリファイナーバーの間の溝に関する。
メカニカルパルプ化は、丸太、木材チップ又は他のリグノセルロース材内に存在する繊維を機械的に分離することを含む。いくつかの実施形態において、このような繊維は製紙に適している。
繊維を分離する通常の方法は、メカニカル(又はセミケミカル)リファイナーを使用することを含み、このリファイナーは、しばしば静止ディスク(例えばステーター)に対面する1つの回転ディスク(例えばローター)からなり、回転ディスクは1分間あたり約900〜2300回転(RPM)のスピードで回転するが、このリファイナーにおいて、静止ディスクの中心に木材が供給される。ある場合において、両ディスクは反対方向に回転し、他の場合において、フラットディスク表面の次に円錐状部分がある。ディスクは、典型的には、並んで配置されて、ディスクに取り付けられた多数の交換可能なセグメント(プレートセグメント)を備え、これらのプレートセグメントは、バーと溝との配列を有する。溝は、プレートセグメント内縁の中心からプレートセグメント外縁への木材の進行を妨げるためのダムを一般に有する。対向するディスクのバーが交差するにつれて、交差するバーがリグノセルロース材に圧縮力及び剪断力を与える。圧縮力及び剪断力は、木材のより大きい断片の個々の繊維への分離、繊維の解繊、及びある程度の繊維の切断を引き起こすが、繊維の切断は望ましくない。
リファイナープレート又はプレートセグメント(用語「プレート」及び「プレートセグメント」は、以後、互換使用される)の典型的なデザインにおいて、対面する両ディスクは、対向するプレート又はプレートセグメント上で実質的に類似する或る溝の深さを有することを特徴とする。ディスクの中心からの距離に応じた溝の深さのプロファイル(profile)は、一般に、フラット及び平面であり、リファイニングバーの頂部に対して実質的に平行であるか又は深さ(すなわち、リファイニングバーの頂部から溝の底部までの距離)がプレートの外縁に向って徐々に減少するように平行からわずかに逸脱した状態になっている。
図1は、従来の相補的なリファイナープレートセグメント102及び104のセット100の横断面図を示す。リファイニングされていないリグノセルロース材120、例えば木材チップ材料が従来のリファイナープレートの内縁108の近くに供給される。リファイニングされたリグノセルロース材122は、従来のリファイナープレートの外縁106の近くで排出する。このように、リグノセルロース材は図1に示すように右から左に移動する。図1に示すように移動する間に、リグノセルロース材は、最内側リファイニングゾーン又はブレーカーバーゾーン101においてダム130、132、134、136、138及び140に最初に遭遇する。従来のリファイナープレートセグメント102及び104は、一連の交互のバー150、152と溝(図示せず)とを有する。従来のそれぞれのリファイナープレートセグメント102、104のバー150、152の頂部は互いに対面している。図示されているように、従来のリファイナープレートセグメント102のバー150は、従来のリファイナープレートセグメント104のバー152に対向している。
バー150とバー152との間に、バー同士の頂部の間の距離164を有する間隙157がある。間隙157は、一般に均一である。逆に、対向する溝の底部同士の間の間隙162は、溝内のダム154、156によって変動する。
従来のそれぞれのリファイナープレートセグメント102、104の上にダム154、156が存在する。これらのダム154、156は、それぞれの表面158、160によって規定される溝を通って進む材料を従来の対向するリファイナープレートセグメント102、104の間隙157に押しやる。
図示されているように、対向する溝の底部は距離162を有する。例えば166によって示されているように、溝の底部とそれぞれのダムの頂部との間の距離は、図1の横断面図で示される半径に沿って変動する。ダムの数、形状、距離、及び溝の底部からそれぞれのダムの頂部までの高さは、供給材料の求められる保持時間に基いて、既存技術のリファイナープレートデザインごとに変動する。
それぞれのディスクの相対的な回転によって引き起こされる遠心力のため、多くのリファイナープレートデザインは溝内にダムを使用し、ダムがこれら溝内での材料の自由な流れを制限する。これらのダムは、リファイニングされていない材料が機械的に処理されることなくディスクから流出することを防止するものと信じられている。
メカニカルパルプ化は有意な量のエネルギーを使用することがあり、摩擦エネルギーの浪費によって多量の熱を生じることがある。この熱は、プロセスからの水を水蒸気に変換し、多くの場合、かなりの量の水蒸気が製造される。製造された水蒸気はディスクの間に形成された間隙を経由してリファイナーから排出させなければならない。この水蒸気を比較的容易に排出させることに失敗すると、リファイナーの機械的な振動ならびにプロセスの不安定化を引き起こすと信じられている。多くの場合において、水蒸気の排出が不十分であると、リグノセルロース材に与えられるエネルギーの量に制限をも引き起こすことになるが、これは、それぞれのディスクを接近して保持して、所望の仕事を達成するためにリファイナーが適用する力に限界があるからである。水蒸気も、回転しないディスクにおいて、溝をリグノセルロース材とともに進むが、従来のステーターリファイナープレートも、未処理繊維が機械的に処理されずにリファイニング間隙から排出することを防止するためにダムを含む。
バーと溝との様々なパターンを有するリファイナープレートが当業者に知られている。例えば、ドイチャーズ氏(Deuchars)への米国特許5,383,617号;ギングラス氏(Gingras)への米国特許5,893,525号;ドイチャーズ氏への米国特許6,032,888号;ギングラス氏への米国特許6,402,071号;ギングラス氏への米国特許6,607,153号;ギングラス氏への米国特許6,616,078号;ルオラ氏(Ruola)らへのPCT公報WO/2010/112667号を参照されたい。
従来のバー、溝及びダムの配置は、(例えば、前段落で特定された特許に示されるように)材料を溝から対向するディスクの間に形成された間隙に押しやるのに効果的であるが、この配置は水蒸気の流れを制限する。従来のリファイナープレートを備えたリファイナーを通る水蒸気の流路は乱流であり(例えば層流でなく)、リファイナーの不安定化を引き起こすと信じられている。さらに、ダム同士及びダム同士の間の短い空間による溝の深さの非常に急激な変化は、水蒸気の流れが溝の深さの非常に小さい割合(パーセンテージ)に制限される結果となることが多く、このようにして、水蒸気の排出効率が制限される。
対向するディスクの間の間隙内にすべての繊維を行き渡らせて、未処理繊維が生ずるのを防止することを可能としつつ、溝において、より層状の水蒸気流を形成することによって水蒸気流を改善することを特徴とするリファイナープレート又は対向するリファイナープレート(例えば、対向するローターリファイナープレート及びステーターリファイナープレート)のリファイナープレートの組合せの開発が探求されている。
ある面において、リグノセルロース材をリファイニングするためのリファイナープレートセグメントがあり、このリファイナープレートセグメントは複数の隣接するバーと溝とを有し、このうち少なくとも2つの隣接する溝は、リファイナープレートセグメントの内縁とリファイナープレートセグメントの外縁とを結ぶ半径線によって規定される実質的に半径方向に沿って、実質的に同一のパターンを有する。この実質的に同一の半径パターンは少なくともアンジュレーションを有する滑らかな遷移を含む。
リファイナープレートセグメントの新規なセットが、リグノセルロース材をリファイニングするために着想され、発明された。このリファイナープレートセグメントは、第1リファイナープレートセグメント及び第2リファイナープレートセグメントを含み、第1リファイナープレートセグメント及び第2リファイナープレートセグメントのそれぞれは複数の隣接するバーと溝とを有し、稼働の間、リファイナープレートのセットは、第1又は第2リファイナープレートセグメントの内縁と第1又は第2リファイナープレートセグメントの外縁とを結ぶ半径線によって規定される実質的に半径距離において、第1プレートセグメントの溝表面と第2プレートセグメントの溝表面との間に実質的に一定の距離を有するように構成されている。
図1は、リファイナープレートセグメントのセットの従来の配置の横断面図である。
図2は、複数のリファイナープレートセグメントの実施形態を示すものである。
図3は、リファイナープレートセグメントのセットの実施形態を示す横断面図であり、図2に示される線3−3に沿ったものである。
図4は、ある実施形態に従ったリファイナープレートセグメントのセットの実施形態を示すものである。
対向するプレートの間の相対的な溝の深さにおいて、変化が最小であるか又は急激な変化がなく、対向するプレート上の滑らかな溝の深さのプロファイルを特徴とするリファイナープレート(又はリファイナープレートセグメント)が発明された。滑らかな溝の深さのプロファイルは、対向するプレートの間の間隙の長さに沿った、例えば間隙の寸法の10〜20パーセント以内の実質的に均一な間隙によって実現される。滑らかな間隙の深さは、溝内の利用可能な領域全体にわたる水蒸気流を促進し、高度の乱流及び振動を引き起こす可能性がほとんどない。滑らかな間隙のプロファイルは、それぞれのディスクの全周において一定であり、対向するディスク上のプロファイルは互いに相補的(例えば対向的)である。
このような例示的な実施形態において、1つのディスク上の深い溝の領域は、対向ディスクの浅い溝の領域に対面又は対向する。このように、溝の深さのプロファイルは互いに相補的である。このような組合せは、対向するディスクの間に形成された間隙内のあらゆる半径ポイント(radial point)において滑らかな水蒸気流を促進する。
溝の最も深い部分の溝の深さは、最も浅いポイント又は領域の溝の深さの3倍又はそれ以上(例えば4、5、6、7又は8倍)である。他の実施形態において、溝の最も深い部分の溝の深さは、最も浅いポイントの溝の深さの2.0倍より大きいか又は2.5倍より大きい。最も浅い領域において、溝の深さはわずか1〜4mm以下であり、例えば2又は3mm以下である。
例えば、溝の表面の頂部は、隣接するバーと実質的に同じ高さである。このような実施態様において、隣接するバーの頂部から溝の最も深い部分(例えば谷間)までの距離は15mm、12mm、10mm、8mm、6mm又はあらゆる同様な値である。すなわち、溝の深さは少なくとも5mmである。
2つのディスクの間の間隙を形成するバーの頂部の表面は実質的に平坦であり、2つの対向するリファイナープレート又はリファイニングディスクの間で実質的に平行であり、一般に1度未満の相対角度を有し、常に5度未満(例えば2度又は3度)の相対角度を有する。溝の底部の滑らかで波状のプロファイルは、バーの頂部のプロファイルに対して実質的に平行でない。ある実施形態において、溝の底部の滑らかで波状のプロファイルは、対向するリファイナープレート又はリファイナーディスクの溝の底部の滑らかで波状のプロファイルに対して実質的に平行であり、これによって相補的である。
回転スピード(例えば遠心力を引き起こす)、適用される負荷(例えば水蒸気を引っ張る力(steam drag force)を引き起こす)、及び材料、品質要求のための目標エネルギー投入量に依存して、いくつかの付加的な流れ制限部材、例えば、ダム、部分的なダムが、溝の深さが最も浅いリファイナープレートの領域に付加されてもよい。これは、繊維が、エネルギー伝達が期待される領域から外へあまりに迅速に運搬されすぎることを防止する。
最も浅い領域のバー上の鋸歯端は、繊維がこの領域をあまりに迅速に、十分にリファイニングされずに進むことを防止するために使用される。鋸歯は、バーの一般的な形状から突出及び/又はバーの中に陥没している。
このような一対のリファイナープレートの組合せはリファイナープレートを通る水蒸気の層流を促進し、水蒸気の排出を容易にし、リファイナーの機械的挙動を良好にする。同時に、この組み合わせは、全ての繊維がプレートの間の間隙で処理され続けることを保証する。
ある実施形態において、最小限でも、一方のディスク上に2つの浅い領域が存在し、他方のディスク上に1つの浅い領域が存在するが、適切な数の浅い領域が存在し得る。それぞれのディスク上により多くの浅い領域があり得、相補的なプロファイルはリファイナープレートの内径に延びる必要がなく、リファイナープレートの外径にも延びる必要はない。
ある実施形態において、相補的なプロファイルはリファイナープレートセグメントの最外側部分で使用される。なぜなら、内側部分は、相補的な溝の深さのプロファイルが提供すると信じられている保持時間の付加及び増大した仕事が要求されないからである。
ある実施形態において、溝の深さは、水蒸気を前方に排出するための能力を増大するためにリファイナープレートの外縁の近くで増大する。これは、隣接するリファイナーバーの頂部に対して実質的に平行である相対的に平坦な溝部分を導入することによって達成される。これは、相補的な波状の溝のプロファイルの間により大きな距離を導入することによっても達成され、これによって一方のプレート上の溝の底部から、それに対向するプレート上の溝の底部までの距離は、プレートの外縁の近くで増大する。
ある実施形態において、リファイナープレートデザインの組合せがあり、例えば、リファイナーにおいて一方を他方と対向させ、そこにおいてどちらか一方のディスクが回転するのに対して他方は静止していたり、又は両ディスクが相対的に反対方向に回転したりする。そして、そこにおいて溝の深さのプロファイルは2つのディスクの間で相補的であり、一方、バーの頂部同士は実質的に平坦で平行であり、それらの溝の深さのプロファイルは滑らかであるか、徐々に湾曲しているプロファイルか、又はこれらに近似するものである。対向するリファイナープレートのそれぞれの浅い溝の領域において、流れ制限部材があり、リファイニングされる材料の保持時間を制御する。
ある実施形態において、円錐状リファイニングゾーンがあり、1つのリファイニング要素が円錐の凸面上にバーと溝とを有し、対向する面が、この第1凸面に対面する凹面上にバーと溝とを有する。
リグノセルロース材を処理するために使用されるリファイナーにおいて、対向するリファイナープレートの組合せがあり得る。対向するリファイニング表面上の少なくとも一部の溝の深さのプロファイルは、互いに滑らか、波状、相補的であり、一方、対向するリファイナープレートの頂部表面を形成するバーの頂部は実質的に平坦で、実質的に平行であり、2つの対向する表面は互いに相対的に回転する。
相補的なプロファイルは、滑らかで波状のプロファイルに近似するものであり、相対的に平坦な領域と相対的に傾斜した領域との組み合わせを使用している。
例えば、これらは正弦曲線であるが、いかなる滑らかな表面(例えば、不連続でなく又は階段関数のようでない)でも使用し得る。例えば、放物曲線又はパラメトリック曲線と類似及び/又は模倣したプロファイルが使用され、又はその他のいかなる滑らかな及び/又は曲線状の表面である。このプロファイルは傾斜したアンジュレーション又は他の波様の構造を示す。
同様に、アンジュレーション又は波状プロファイルの頂部は、隣接するバーの頂部と同じ高さ(又は実質的に同じ高さ)であるか又は隣接するバーよりも下である。
ある実施形態において、例えば溝の浅い領域に1つ又はそれ以上のダムがある。このようなダムは、その場所での材料の保持時間の増大を促進する少なくとも1つの制限要素を含む。この制限部材は、ダム、部分的なダム又はバーから突出するか若しくはバーの中に陥没しているあらゆる形状の鋸歯端、又はこれらの要素の組合せである。
ある実施形態において、相補的なプロファイルは、リファイナープレートの外側部分、例えばブレーカーバーゾーンから半径方向外側のリファイニングゾーンで使用される。
ある実施形態において、相補的なプロファイルは、リファイナープレート外縁までの全ての方向にまで延びていない。すなわち、リファイナープレートセグメントの半径の一部のみが相補的なプロファイルを有する。例えば、半径の90パーセント、80パーセント、70パーセント、60パーセント、50パーセント、40パーセント、30パーセント、20パーセントが、対向するプレートの溝の深さの間に実質的に一定の距離を有する。
ある面において、1つの要素が、相補的な溝の深さのプロファイル領域で最小限1つの浅い領域を有し、一方、対向する相補的なリファイナープレートセグメントは、そのプロファイル領域で最小限2つの浅い領域を有するリファイナープレートセグメント(例えば、ローター又はステーター)が存在する。もちろん、それぞれのリファイナープレートセグメントは、相補的な溝の深さのプロファイル領域で、最小限2つの浅い領域を有することもできる。
ある実施形態において、リファイナープレートセグメントの一方が回転し、、他方は静止している。すなわち、一方のリファイナープレートセグメントはローターリファイナープレートセグメントであり、他方はステーターリファイナープレートセグメントである。その他の実施形態において、2つのローターリファイナープレートセグメントであってもよい。
その他の実施形態において、リファイニングゾーンの少なくとも一部は円錐ゾーンであり、相補的な溝の深さのプロファイルは、平坦部分、円錐部分、又は平坦部分と円錐部分の両方で適用される。
リファイナーは、20パーセント超、及び/又は30パーセント超のコンシステンシーで稼働する。リファイナーは、6パーセントと20パーセントの間のコンシステンシー、又は5パーセント以下のコンシステンシーで稼働することもある。
図2は、8個のセパレートリファイナープレートセグメント211、212、213、214、215、216、217及び218から成る円環リファイナープレート200を示す。他の実施形態において、3〜24個のプレートセグメントが円環を形成することもある。図示されていないが、リファイナープレートセグメントはバーと溝とのパターンを有し、バーは実質的な半径方向(例えば、半径方向から好ましくは25度より小さい角度、15度より小さい角度、5度より小さい角度、又は1度より小さい角度)に延びている。バーは大きいか又は小さい供給角度を有し、この特定のバー構成はリグノセルロース材をリファイニングするために適切な構成である。図3は、図2で線A−Aに沿った横断面図を示す。図2は、透視的なリファイナープレートセグメントが、リグノセルロース材が供給される中心の開口を有するディスクを形成していること示すものである。プレートセグメントのそれぞれは内縁208と外縁206とを有し、内縁208と外縁206との間の距離は第7距離226によって図示されている。この実施形態において図示されているように、第1距離220は内縁208(例えば、内周)と、内部ゾーンとリファイニングゾーンとの間の遷移210との間の距離である。この図2の第1距離220は、図3の第1半径距離370に相当する。
同様に、図2及び図3のそれぞれにおいて、第2距離221は第2半径距離371に相当し、第3距離222は第3半径距離372に相当し、第4距離223は第4半径距離373に相当し、第5半径距離224は第5半径距離374に相当し、第6距離225は第6半径距離375に相当し、第7距離226は第7半径距離376に相当する。
図3は、リファイナープレートセグメント302と304との相補的なセット300を示す。これらはローターとステーターであるが、ある実施形態において、これらは2つのローターでもよい。図示されているように、リファイニングされていないリグノセルロース材320は内縁308の近くで進入し、リファイニングされたリグノセルロース材322として外縁306の近くで排出される。図示されているように、流れ制限部材、つまりダム330、332、334、336、338及び340が存在する内部リファイニング域301がある。
図3の横断面図は、それぞれのリファイナープレートセグメント302及び304上の2つのバー350と352との間の溝(図示せず)のプロファイルを示す。バー350及び352は、頂部352T及び350Tを有するものとして示されている。溝は一連のピークと谷間とを有し、これらは、内縁308から測定される半径距離370〜376のそれぞれに相当する。例えば、リファイナープレートセグメント304は、第1半径距離370で谷間359、第2半径距離371で図示されるピーク361、第3半径距離372で谷間363、第4半径距離373でピーク365、第5半径距離374で谷間367、第6半径距離375でピーク369、第7半径距離376で谷間357を有する。対応する距離において、リファイナープレートセグメント302は対向するピーク又は谷間を有する。例えば、谷間360は同じ距離でピーク361に相当し、ピーク362は同じ距離で谷間363に相当し、谷間364は同じ距離でピーク365に相当し、ピーク366は同じ距離で谷間367に相当し、谷間368は同じ距離でピーク369に相当する。
この面において、リファイナープレートセグメント304上のピーク361及びピーク369から延びる半径は、リファイナープレートセグメント302上の対応するピーク又は谷間までの一定距離を有する。この距離は、プレートセグメント304上のピーク365とプレートセグメント302上の谷間364との間の距離385として図示される。この距離385は、内縁308から外縁306まで延びるリファイナープレートセグメントの半径の約50%にわたり実質的に一定であり続ける。実質的に一定とは、本発明の実施形態に従って完全に一定であることを意味せず、20パーセント、15パーセント、10パーセント、5パーセント及び/又は1パーセントまでの逸脱を許容するものとする。さらに、相対的な最大値及び最小値は、周期的であることを必要とせず、又、繰り返し可能なパターンにあることを必要としない。加えて、当業者に公知の従来のダム構造に従ったダム380を含む実施形態でもよい。ダム380(図3において深い領域に示される)は、より深い溝領域において層流を形成するために深い領域よりもむしろ浅い領域に位置されるのが好ましい。
図2は、プレートセグメントの内縁又は外縁から測定された一定の半径において一定の溝の深さがある実施形態を示し、例えば、これによって、溝表面のそれぞれの頂部(例えばそれぞれのピーク)が1つ以上の同心円を形成しているけれども、隣接する溝が同じプロファイルを有する実施形態や、全ての溝が同じプロファイルを有するわけではない実施形態が存在し、例えば、これによって、1つ以上の円弧又は部分的な同心円が形成されていることを理解されたい。
図4は、セット400がリファイナープレートセグメント402及び404を有する実施形態を示し、そこでリファイニングされていないリグノセルロース材420が内縁408から進入し、対向するリファイナープレートセグメント402、404の間の間隙457を通って移動する。リファイニングされたリグノセルロース材422は外縁406の近くで間隙457から排出する。この実施形態において、リファイナープレートセグメント402及び404の外側部分403において相補的な溝のプロファイルが存在する。リファイナープレートセグメント402、404の外側部分403における相補的な溝のプロファイルは、リファイナー内にリグノセルロース材を留めるための流れ制限部材を含む浅い領域を有する。流れを制限するものは、例えば、全高さのダム又は半分の高さのダムである。溝の浅い領域及び深い領域の両方にある流れ制限部材の他のタイプは、バーの側壁上の不規則な表面であり、例えば、溝の底からバーの上部表面まで部分的に又は全部に延びる鋸歯端を有する側壁、側壁におけるディンプル若しくはクレーター、又は溝を通る流れを遅らせる他の不規則な表面要素である。
リファイナーバーの配置は周知の配置に従うものであり、例えば、ドイチャーズ氏への米国特許5,383,617号;ギングラス氏への米国特許5,893,525号;ドイチャーズ氏への米国特許6,032,888号;ギングラス氏への米国特許6,402,071号;ギングラス氏への米国特許6,607,153号;ギングラス氏への米国特許6,616,078号の各明細書に図示されたものであり、それぞれの内容が参照として本明細書に組み込まれている。バー及び溝は、内縁又は外縁から測定された半径と実質的に一直線に並べられていない実施形態において、本明細書で述べられている溝のプロファイルは溝の長さに適用可能であると理解されるべきである。
ある実施形態において、本発明は細砕セルロース材をリファイニングするためのプレートセグメントのセットであって、
第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントを含み、
前記第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントのそれぞれは、他のセグメント上の面に対向するように構成された面を有し、これらの面のそれぞれは、バーと、隣接するバー同士の間の溝とを有するリファイニングゾーンを含み、
プレートセグメントのセットがリファイナー又はディスパーザーに取り付けられている間、前記第1プレートセグメントの溝と第2プレートセグメントの溝との間の距離はリファイニングゾーン又はディスパーザーゾーンを通る円弧に沿って実質的に一定である。それぞれのセグメントはディスクに取り付けられ、セグメントの環状配列に配置されてプレートを形成する。
それぞれのセグメントのバーは共通の平面に揃えられた上部表面を有する。又はプレートセグメントは円錐リファイナー用に構成される。第1プレートにおける全ての溝の深さは共通の半径によって規定される円弧に沿って一定である。溝のそれぞれの深さは溝の長さに沿って徐々に変化し、それぞれの溝の深さはS字型のパターンで変動する。
本発明は、他のリファイナープレートセグメントのセットとして具体化されることもあり、
前記リファイナープレートセグメントのセットは、第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントを含み、
前記第1プレートセグメントはリファイニングゾーンを含む面を含み、前記リファイニングゾーンはバーの列と列の間の溝とを含み、該溝は第1リファイナープレートセグメントの回転軸からの第1半径に第1の深い部分及び第2半径に第1の浅い部分を含み、
前記第2プレートセグメントは、前記セットがリファイナー又はディスパレージャーに取り付けられたときに第1プレートセグメントの面に対向するように構成された面を含み、溝は前記第2半径に第2の深い溝部分及び前記第1半径に浅い部分を有する。
浅い部分は4ミリメートル以下の深さを有し、溝表面の頂部は隣接するバーの高さと実質的に同じであり、隣接するバーの頂部から溝の最も深い部分までの距離は少なくとも5mmである。1つ以上の流れ制限部材、例えば、ダム若しくは部分的なダムが存在するか、溝の深さが最も浅いリファイナープレートの領域に加えられた、バーから突出しているか若しくはバーの中に陥没している形状の鋸歯端又はこれらの要素の組合せを有する。
溝は、一方のセグメント上に最小限2つの浅い領域を備え、他方のセグメント上に最小限1つの浅い領域を備える滑らかな溝のプロファイルを有する。対向する溝の相補的なプロファイルは、リファイナープレートの内径まで延びる必要はなく、リファイナープレートの外径まで延びる必要もない。
相補的なプロファイルはリファイナープレートセグメントの最外側部分で使用されることもある。溝の深さは、水蒸気を前方に排出するための能力を増大させるためにリファイナープレートの外縁の近くで増大する。溝の深さは、隣接するリファイナーバーの頂部に実質的に平行な相対的に平坦な溝部分を導入することによって増大する。溝の深さの増大は、相補的な波状の溝のプロファイル同士の間により大きい距離を導入することによって達成されることもあり、これによって一方のリファイナープレートセグメント上の溝の底から、その対向するプレート上の溝の底部までの距離は、リファイナープレートセグメントの外縁の近くで増大する。溝の深さのプロファイルは滑らかで、徐々に湾曲するプロファイル又はこれに近似するものであり、これらは正弦曲線であるプロファイル、放物曲線やパラメトリック曲線を模倣したプロファイル若しくは他の滑らかな及び/又は曲線状の表面であるプロファイル、傾斜したアンジュレーション若しくは他の波様の構造であるプロファイルを含む。
本発明のある実施形態はリファイナーディスクのセットであって、
リファイナープレートセグメントからそれぞれなる2つのリファイナーディスクを含み、
前記それぞれのリファイナープレートセグメントは、溝の深さにおいて最小の変化であるか又は急激な変化がない対向するディスク上の滑らかな溝の深さのプロファイルを特徴とするリファイナープレートセグメントの一方の面上にバーと溝との表面を有し、
前記滑らかな溝の深さのプロファイルは、溝の底部の滑らかな波状のプロファイルであり、実質的に平行であり、これによって対向するリファイナープレート又はリファイナーディスク上の溝の底部の滑らかな波状のプロファイルに対して相補的である。
滑らかな溝の深さのプロファイルはそれぞれのプレートセグメントにおいて一定であり、これによって溝の深さはディスク上のプレートセグメントの配列の全周及びプレートセグメントの対向する配列上のプロファイルで一定であり続ける。
本発明は現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられているものとの関係で記述されたが、本発明は開示された実施形態に限られず、逆に添付の特許請求の範囲の主旨及び範囲内に含まれる多岐にわたる修正や等価の配置も網羅するものと理解されたい。

Claims (35)

  1. 細砕セルロース材をリファイニングするためのプレートセグメントのセットであって、
    第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントを含み、
    前記第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントのそれぞれは、他のセグメント上のリファイニング面に対向するように構成されたリファイニング面を有し、これらのリファイニング面のそれぞれは、バーと、隣接するバー同士の間の溝とを有するリファイニングゾーンを含み、
    プレートセグメントのセットがリファイナーのディスクに取り付けられている間、前記第1プレートセグメントの溝と第2プレートセグメントの溝との間の距離はリファイニングゾーンを通る円弧に沿って実質的に一定であることを特徴とするプレートセグメントのセット。
  2. それぞれのプレートセグメントが、ディスクに取り付けられるプレートを形成する複数のプレートセグメントの1つである請求項1のプレートセグメントのセット。
  3. それぞれのセグメントのバーが、共通の平面に揃えられた上部表面を有し、プレートセグメントのための共通の平面は互いに平行である請求項1のプレートセグメントのセット。
  4. 溝同士の間の距離が、複数の円弧のそれぞれに沿って実質的に一定であり、円弧の1つに沿った溝同士の間の距離は、他の円弧の溝同士の間の距離と異なる請求項1のプレートセグメントのセット。
  5. プレートセグメントの少なくとも1つにおける溝が、円弧と揃えられたダムを含む請求項1のプレートセグメントのセット。
  6. プレートセグメントの1つが、他のプレートセグメントにおける円弧に沿った溝の深さの少なくとも2倍である円弧に沿った溝の深さを有する請求項1のプレートセグメントのセット。
  7. プレートセグメントにおける溝の深さが、溝の長さに沿って徐々に変化する請求項1のプレートセグメントのセット。
  8. プレートセグメントのそれぞれにおける溝が、S字型のパターンで変動する深さを有する請求項1のプレートセグメントのセット。
  9. プレートセグメントのセットであって、
    第1プレートセグメント及び第2プレートセグメントを含み、
    前記第1プレートセグメントは、リファイニングゾーンを含むリファイニング面を含み、前記リファイニングゾーンはバーの列と列の間の溝とを含み、該溝は第1リファイナープレートセグメントの回転軸からの第1半径に第1の深い部分及び第2半径に第1の浅い部分を含み、
    前記第2プレートセグメントは、前記セットがリファイナーに取り付けられたときに第1プレートセグメントのリファイニング面に対向するように構成されたリファイニング面を含み、溝は前記第2半径に第2の深い溝部分及び前記第1半径に浅い部分を有することを特徴とするプレートセグメントのセット。
  10. プレートセグメントがリファイナーのディスク上で組み立てられたとき、それぞれのプレートセグメントが、1つのプレートに構成された複数のプレートセグメントの1つである請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  11. それぞれのセグメントのバーが、共通の平面に揃えられた上部表面を有する請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  12. 溝のそれぞれの深さが、溝の長さに沿って徐々に変化する請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  13. それぞれの溝の深さが、S字型のパターンで変動する請求項9のプレートセグメントのセット。
  14. 第1の深い部分における溝の深さが、第1の浅い部分の溝の深さの少なくとも2倍である請求項9のプレートセグメントのセット。
  15. 浅い部分が4ミリメートル以下の深さを有する請求項9のプレートセグメントのセット。
  16. 第1及び第2の浅い溝部分が、隣接するバーの上部表面と実質的に平面にあり、第1及び第2の深い溝部分が、深さにおいて少なくとも5mmである請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  17. 第1及び第2の深い溝部分が、第1及び第2の浅い溝部分の少なくとも2倍深い深さを有する請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  18. 第1及び第2の浅い溝部分のそれぞれが、ダムを形成する請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  19. プレートセグメントの少なくとも1つのバーが、ギザギザ、鋸歯、ディンプル、クレーター又は他の不規則なものの少なくとも1つである表面を備える側壁を有する請求項9のリファイナープレートセグメントのセット。
  20. 第1の深い部分が第1の浅い部分によって分割され、第2の浅い部分が第2の深い部分によって分割されている請求項9のプレートセグメントのセット。
  21. 第1の深い部分及び第1の浅い部分が両方とも、リファイニングゾーンの外縁の半径方向内側であり、リファイニングゾーンの内縁の半径方向外側である請求項9のプレートセグメントのセット。
  22. 第1の深い部分及び第2の浅い部分が、プレートセグメントの半径方向最外側域にある請求項9のプレートセグメントのセット。
  23. 溝が、半径方向外側の方向に沿って深さが増大している請求項9のプレートセグメントのセット。
  24. 溝が、バーの上部表面に対して実質的に平行な実質的に平面である底部表面を含む請求項9のプレートセグメントのセット。
  25. 第1プレートセグメント上の溝が、プレートセグメントの回転軸に対して平行な距離によって、第2プレートセグメントの溝から隔てられ、前記距離が半径方向外側の方向に徐々に増大する請求項9のプレートセグメントのセット。
  26. 第1プレートセグメント上の溝が、プレートセグメントの回転軸に対して平行な線に沿った距離によって、第2プレートセグメント上の溝から隔てられ、前記距離が湾曲したプロファイル、S字型プロファイル、正弦曲線プロファイル及び曲線プロファイルの1つとして変動する請求項9のプレートセグメントのセット。
  27. プレートセグメントが円錐リファイナー用に構成されている請求項9のプレートセグメントのセット。
  28. 第1の深い部分及び第1の浅い部分を合わせたものが、リファイニングゾーンの半径長さの少なくとも90パーセントに延びている請求項9のプレートセグメントのセット。
  29. 対向するプレート及びプレートの間に形成された間隙を有するリファイナーを使用してセルロース材をリファイニングする方法であって、
    セルロース材を半径方向内側の入口を通ってプレートの1つに及び間隙の中に導入する工程;
    セルロース材が導入されるときに、プレートの少なくとも1つを回転軸のまわりに回転させる工程;
    セルロース材が間隙を通ってリファイニングゾーンの間を移動するときにセルロース材をリファイニングする工程;
    回転の間にセルロース材の流れを溝を通してチャネリングする工程を含み、
    前記プレートの一方のリファイニング面上の環状のリファイニングゾーンは、他方のプレートのリファイニング面上の環状のリファイニングゾーンの間隙を挟んで対面し、それぞれのリファイニングゾーンは溝によって隔てられたバーの環状パターンを含み、
    リファイニングゾーンの1つのバーが他のリファイニングゾーンのバーを横切るとき、前記リファイニングが、セルロース材を対向するリファイニングゾーンのバー同士の間を移動させることを含み、
    前記プレートの1つにおける溝の浅い部分が対向するプレートにおける溝の深い部分と半径方向に揃えられていることを特徴とするセルロース材のリファイニング方法。
  30. チャネリングの工程において、プレートの一方における溝の深い部分が対向するプレートの溝の浅い部分と半径方向に揃えられている請求項29の方法。
  31. 溝のそれぞれの深さが溝の長さに沿って徐々に変化する請求項29の方法。
  32. 溝の深さがS字型のパターンで変動する請求項29の方法。
  33. 浅い部分が4ミリメートル以下の深さを有する請求項29の方法。
  34. チャネリングが、浅い部分によって形成されたダムによって流れを遅らせることを含む請求項29の方法。
  35. 深い部分が浅い部分の深さの少なくとも2倍である請求項29の方法。
JP2013103608A 2012-05-30 2013-05-16 滑らかで波様の溝を有するリファイナープレート及びそれに関連する方法 Active JP6226558B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261653194P 2012-05-30 2012-05-30
US61/653,194 2012-05-30
US13/888,475 2013-05-07
US13/888,475 US9181654B2 (en) 2012-05-30 2013-05-07 Refiner plate having a smooth, wave-like groove and related methods

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014015704A true JP2014015704A (ja) 2014-01-30
JP2014015704A5 JP2014015704A5 (ja) 2016-05-19
JP6226558B2 JP6226558B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=48482993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013103608A Active JP6226558B2 (ja) 2012-05-30 2013-05-16 滑らかで波様の溝を有するリファイナープレート及びそれに関連する方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US9181654B2 (ja)
EP (2) EP2669427A3 (ja)
JP (1) JP6226558B2 (ja)
CN (1) CN103447116B (ja)
BR (1) BR102013013410B1 (ja)
CA (1) CA2815625C (ja)
ES (1) ES2929068T3 (ja)
NZ (1) NZ610636A (ja)
PL (1) PL2669428T3 (ja)
RU (1) RU2628575C2 (ja)
ZA (1) ZA201303411B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021509452A (ja) * 2018-01-02 2021-03-25 インターナショナル・ペーパー・カンパニー 木材繊維を処理するための装置および方法
US11905658B2 (en) 2018-01-02 2024-02-20 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers
US11965290B2 (en) 2018-01-02 2024-04-23 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers
US11982054B2 (en) 2022-08-22 2024-05-14 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10166546B2 (en) * 2013-05-15 2019-01-01 Andritz Inc. Reduced mass plates for refiners and dispersers
FI126625B (en) 2014-06-30 2017-03-15 Valmet Technologies Inc Blade element for refiner, refiner and method of making blade element
SE540016E (en) 2015-08-27 2020-11-13 Stora Enso Oyj Method and apparatus for producing microfibrillated cellulose fiber
DE202015009542U1 (de) * 2015-11-23 2018-03-12 Voith Patent Gmbh Mahlgarnitur
SE539556C2 (en) * 2016-06-13 2017-10-10 Valmet Oy Defibrator with separated blow valve
SE1650847A1 (en) * 2016-06-15 2017-11-07 Valmet Oy Refine plate segment with pre-dam
WO2018075877A1 (en) * 2016-10-22 2018-04-26 Cahill Michell A method for creation of cellulose nanofibrils with a refining plate
US11141735B2 (en) 2017-06-05 2021-10-12 Valmet Technologies Oy Refiner plate with wave-like groove profile
CA3044971C (en) * 2017-12-15 2020-04-07 Andritz Inc. Water relief groove to prevent cavitation of opposite refiner plate
SE542690C2 (en) 2018-07-25 2020-06-30 Valmet Oy Refiner segment with varying depth profile
US11819858B2 (en) 2019-02-06 2023-11-21 Andritz Inc. Refiner plate segments having feeding grooves

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1795603A (en) * 1928-03-08 1931-03-10 Bauer Bros Co Method of producing pulp
GB848569A (en) * 1957-05-11 1960-09-21 Wilhelm Hett Improvements in or relating to stuff refiners
DE1243507B (de) * 1960-08-29 1967-06-29 Bolton Emerson Kegelstoffmuehle
US4166584A (en) * 1975-09-05 1979-09-04 Asplund Arne J A Apparatus for producing pulp from lignocellulose-containing material
JPH03113086A (ja) * 1989-09-05 1991-05-14 Kamyr Ab 衝撃の前に連続的な圧縮を行うリファイナー要素パターン
JPH09505364A (ja) * 1994-03-07 1997-05-27 ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 交互に深溝を配したリファイナディスク
US6616078B1 (en) * 2000-11-27 2003-09-09 Durametal Corporation Refiner plate with chip conditioning inlet
JP2005531403A (ja) * 2002-07-02 2005-10-20 メトソ ペーパ インコーポレイテッド リグノセルロースを含有している材料を繊維にするためのリファイナ用の精整面
JP2007507336A (ja) * 2003-10-06 2007-03-29 メトソ ペーパー インク 精製装置の精製面とブレード扇形部分
US20070210197A1 (en) * 2006-03-10 2007-09-13 Carpenter Charles T Refiner plate
JP2010518272A (ja) * 2007-02-08 2010-05-27 アンドリッツ・インコーポレイテッド ギザギザ状前縁側壁を有する湾曲したリファイニングバーを有する機械的パルプ化リファイナープレートおよび同プレートを設計する方法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1609717A (en) 1926-12-07 oe crown point
US804738A (en) 1904-03-29 1905-11-14 Auguste Kreps Millstone.
US827059A (en) 1904-05-16 1906-07-24 Albert F Davis Grinding-plate for mills.
SE418812B (sv) * 1975-09-05 1981-06-29 Asplund Arne J A Anordning vid en malapparat for fibrost lignocellulosahaltigt material
US4023737A (en) 1976-03-23 1977-05-17 Westvaco Corporation Spiral groove pattern refiner plates
CA1207572A (en) 1985-06-06 1986-07-15 William C. Leith Rotating disc wood chip refiner
US5165592A (en) 1992-03-31 1992-11-24 J & L Plate, Inc. Method of making refiner plate bars
SE470566B (sv) 1993-01-14 1994-08-29 Sunds Defibrator Ind Ab Malelement avsett för en skivkvarn för defibrering och bearbetning av lignocellulosahaltigt fibermaterial
US5383617A (en) 1993-10-21 1995-01-24 Deuchars; Ian Refiner plates with asymmetric inlet pattern
US5425508A (en) 1994-02-17 1995-06-20 Beloit Technologies, Inc. High flow, low intensity plate for disc refiner
US5467931A (en) 1994-02-22 1995-11-21 Beloit Technologies, Inc. Long life refiner disc
SE502907C2 (sv) 1994-06-29 1996-02-19 Sunds Defibrator Ind Ab Malelement
SE503168C2 (sv) 1994-08-18 1996-04-15 Sunds Defibrator Ind Ab Ett par samverkande malelement
US5690286A (en) 1995-09-27 1997-11-25 Beloit Technologies, Inc. Refiner disc with localized surface roughness
US5893525A (en) 1997-07-01 1999-04-13 Durametal Corporation Refiner plate with variable pitch
SE511419C2 (sv) 1997-09-18 1999-09-27 Sunds Defibrator Ind Ab Malskiva för en skivraffinör
US6607153B1 (en) 1998-08-19 2003-08-19 Durametal Corporation Refiner plate steam management system
SE513807C2 (sv) 1999-03-19 2000-11-06 Valmet Fibertech Ab Malelement avsett för malapparater av skivtyp för bearbetning av fibermaterial
US6032888A (en) 1999-04-16 2000-03-07 Durametal Corporation Refiner plate with interspersed surface and subsurface dams
US6402071B1 (en) 1999-11-23 2002-06-11 Durametal Corporation Refiner plates with injector inlet
US7300540B2 (en) 2004-07-08 2007-11-27 Andritz Inc. Energy efficient TMP refining of destructured chips
RU2372433C2 (ru) * 2004-12-10 2009-11-10 Андритц Инк. Дисковый рафинер (варианты), пара рафинирующих элементов для дискового рафинера (варианты), комбинированная плита дискового рафинера и способ термомеханического рафинирования древесной щепы
US7478773B2 (en) * 2006-01-09 2009-01-20 Andritz Inc. Tooth refiner plates having V-shaped teeth and refining method
DE102008039003A1 (de) 2008-08-21 2010-02-25 Voith Patent Gmbh Verfahren zur Mahlung von wässrig suspendierten Zellstofffasern sowie Mahlgarnitur zu seiner Durchführung
FI121929B (fi) 2009-04-03 2011-06-15 Metso Paper Inc Jauhimen jauhinpinta
US9708765B2 (en) * 2011-07-13 2017-07-18 Andritz Inc. Rotor refiner plate element for counter-rotating refiner having curved bars and serrated leading edges

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1795603A (en) * 1928-03-08 1931-03-10 Bauer Bros Co Method of producing pulp
GB848569A (en) * 1957-05-11 1960-09-21 Wilhelm Hett Improvements in or relating to stuff refiners
DE1243507B (de) * 1960-08-29 1967-06-29 Bolton Emerson Kegelstoffmuehle
US4166584A (en) * 1975-09-05 1979-09-04 Asplund Arne J A Apparatus for producing pulp from lignocellulose-containing material
JPH03113086A (ja) * 1989-09-05 1991-05-14 Kamyr Ab 衝撃の前に連続的な圧縮を行うリファイナー要素パターン
JPH09505364A (ja) * 1994-03-07 1997-05-27 ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 交互に深溝を配したリファイナディスク
US6616078B1 (en) * 2000-11-27 2003-09-09 Durametal Corporation Refiner plate with chip conditioning inlet
JP2005531403A (ja) * 2002-07-02 2005-10-20 メトソ ペーパ インコーポレイテッド リグノセルロースを含有している材料を繊維にするためのリファイナ用の精整面
JP2007507336A (ja) * 2003-10-06 2007-03-29 メトソ ペーパー インク 精製装置の精製面とブレード扇形部分
US20070210197A1 (en) * 2006-03-10 2007-09-13 Carpenter Charles T Refiner plate
JP2010518272A (ja) * 2007-02-08 2010-05-27 アンドリッツ・インコーポレイテッド ギザギザ状前縁側壁を有する湾曲したリファイニングバーを有する機械的パルプ化リファイナープレートおよび同プレートを設計する方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021509452A (ja) * 2018-01-02 2021-03-25 インターナショナル・ペーパー・カンパニー 木材繊維を処理するための装置および方法
US11905658B2 (en) 2018-01-02 2024-02-20 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers
US11965290B2 (en) 2018-01-02 2024-04-23 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers
US11982054B2 (en) 2022-08-22 2024-05-14 International Paper Company Apparatus and method for processing wood fibers

Also Published As

Publication number Publication date
CN103447116B (zh) 2018-08-28
US9181654B2 (en) 2015-11-10
BR102013013410B1 (pt) 2021-09-08
EP2669427A2 (en) 2013-12-04
RU2013125025A (ru) 2014-12-10
BR102013013410A2 (pt) 2015-06-23
JP6226558B2 (ja) 2017-11-08
PL2669428T3 (pl) 2022-12-19
NZ610636A (en) 2014-08-29
CA2815625A1 (en) 2013-11-30
US20130320119A1 (en) 2013-12-05
CN103447116A (zh) 2013-12-18
RU2628575C2 (ru) 2017-08-21
CA2815625C (en) 2021-04-06
EP2669427A3 (en) 2017-05-10
ES2929068T3 (es) 2022-11-24
ZA201303411B (en) 2014-01-29
EP2669428A3 (en) 2017-05-10
EP2669428B1 (en) 2022-08-03
EP2669428A2 (en) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6226558B2 (ja) 滑らかで波様の溝を有するリファイナープレート及びそれに関連する方法
US10337145B2 (en) Stator refiner plate element having curved bars and serrated leading edges
RU2594521C2 (ru) Пластинчатый элемент конического роторного рафинера, имеющий криволинейные ножи и зазубренные ведущие края
JP5225293B2 (ja) ギザギザ状前縁側壁を有する湾曲したリファイニングバーを有する機械的パルプ化リファイナープレートおよび同プレートを設計する方法
JP6061928B2 (ja) 湾曲したバー及び鋸歯状リーディングエッジを有する逆回転リファイナーのためのローターリファイナープレートエレメント
JP4485356B2 (ja) リグノセルロースを含有している材料を繊維にするためのリファイナ用の精整面
RU2643423C2 (ru) Пластины рафинеров с сегментами коротких канавок для размалывания лигноцеллюлозного материала, а также соответствующие способы
US11141735B2 (en) Refiner plate with wave-like groove profile
CN111182973B (zh) 设有带边缘产生棒条腔体的精磨棒条的精磨板
NZ617265B (en) Stator Refiner Plate Element Having Curved Bars and Serrated Leading Edges

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160712

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160720

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161011

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170901

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6226558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250