JP2010513792A - 異なる形状と容積のシリンダを有するロータリ・エンジン - Google Patents

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Abstract


【課題】 結合したシリンダを有するロータリ・エンジンの効率を更に改善すること。
【解決手段】 本発明のロータリ・エンジンは、ハウジング構造(トロイダル形状の容積を規定し、第1と第2のハウジング・セクションを有し)と、ロータ構造体(前記ハウジング構造に回転可能に搭載され、第1と第2のロータを有し)とを有する。前記第1と第2のロータは、それぞれ、前記第1と第2のハウジング・セクションと、共に、トロイダル形状の第1と第2のシリンダを規定する。吸引ストロークと圧縮ストロークは、第1シリンダで行われ、その結果得られた圧縮された燃料は、移送機構により移送パスを介して、第2シリンダに移送され、そこで爆発が行われ、膨張ストロークと排気ストロークが行われ、前記移送機構は、移送動作の間、燃料の容積が一定になるよう動作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関(エンジン)に関し、特に、結合したシリンダを具備する内燃機関(エンジン)に関する。
フォー・ストロークの内燃機関(エンジン)の基本原理は、従来の往復ピストン・エンジンとロータリ・エンジンに等しく適用可能である。一般的に、エンジンのフォー・ストロークのサイクルは、同一シリンダ内で行われる。すなわち、シリンダ内に配置された1個のピストンが、吸引・圧縮・爆発(拡張)・排気からなる一連のストロークの間、移動する。それ故にに、パワーは、フォー・ストロークの内の1つの爆発ストロークでのみ生成される。これは、パワーがツー・ストロークの内の1つのストロークで生成されるツー・ストローク・エンジンとは異なる。
しかし、ツー・ストローク・エンジンは、昔から燃料効率が悪い。この原因は、排気と吸引のプロセスが、1回のストロークでオーバーラップし、このプロセスが毎回繰り返されるからである。ロータリ・エンジンは、シリンダがトロイダル形状に形成され、ピストンが1つのトロイダル・チェンバ(シリンダ)内を、連続したパスに沿って移動する方式である。パワーを上げようとすると、ピストンの数が増える。このことは、従来では、同一のトロイダル・チェンバ内を移動するピストンの数を増やすことにより行われていた。 別の方式として、更にトロイダル・チェンバを追加して、その中にピストンを追加配置することである。この別な方式は、基本的に複数個の別個のエンジンをリンクする必要がある。
国際公開パンフレットWO2006/1635882号公報
ロータリ・エンジンの基本効率を改善するために、第1シリンダと第2シリンダを形成し、これらを1つのトロイダル・チェンバ内に配置する共通のロータを用いる方式がある。この方式では、フォー・ストローク・サイクルの内のフォー・ストローク(吸引・圧縮・爆発・排気)が同時に行われる。即ち、吸引と圧縮のストロークが第1シリンダで行われ、爆発と排気のストロークが第2シリンダで、同時に行われる。このような結合したロータリ・エンジン(結合したシリンダを有するエンジン)は、特許文献1に開示されている。
本出願の目的は、結合したシリンダを有するロータリ・エンジンの効率を更に改善することである。
フォー・ストロークのエンジンの動作サイクルで行われる動作は、ステージ1(燃料チャージ準備段階)とステージ2(仕事の実行段階)とに分けることができる。エネルギーは、サイクルの第1パート(ステージ1)の間に消費され、仕事は第2パート(ステージ2)の間に行われる。この結合シリンダのアプリケーションが、同一設計の別のトロイダル・シリンダの間で、サイクルの2つのパートを別個に行う手順を提供する。しかし動作サイクルの個々の段階は、それ自身の特有の特徴を有する。かくして、動作サイクル全体の高い効率は、特定の動作状態で行われることを考慮して、達成される。
本発明は、2種類のトロイダル・シリンダを使用し、動作サイクルの第1ステージと第2ステージの特殊性を考慮する。
第1タイプのシリンダは、次のような動作シーケンスを行う。シリンダに引き込んだガスで充填するステップと、このガスを圧縮するステップと、この圧縮されたガスを所定の圧縮比の使用状態にするステップである。
第2タイプのシリンダは、燃料チャージの容量と圧力が変化の無い状態で燃料チャージ流入を使用する準備ステップと、この動作状態において燃料チャージに点火するステップと、燃料燃料の爆発と拡張のステップと、であり、この後に爆発生成物(排気ガス)の排気が続く。
第1タイプのトロイダル・シリンダの最適な動作を確保するために、シリンダを1回のチャージ部分そして次のチャージ部分で繰り返し充填する。この燃料をその伝播に沿って圧縮する。更に特定の内部シリンダ形状を採用する。即ち、この特定の内部シリンダ形状により、シリンダ入口から燃料が集まる位置までの伝播パスに沿った燃料チャージの流動抵抗を最小になる。この燃料が集まる位置で燃料に点火される。このシリンダのサイズと内部形状は、エンジンに特有の燃料圧縮比と、点火される燃料の移送状態に依存する。燃料混合物に点火するステップに移行するために、燃料チャージの容積は、不変でなければならない。
シリンダからシリンダへ燃料が移行するプロセスの間、燃料チャージ容積を一定に維持する条件は、第1シリンダ内の容積の減少に応じて、第2シリンダ内の容量を同一の量だけ増加させることである。シリンダが類似の形状を有すると仮定すると、この要件は、両方のシリンダの燃料チャージの入口/出口の断面積が等しいこと意味する。異なる目的を持ったシリンダが、様々な形状を有する場合には、この一定の容積を維持する条件は、燃料チャージ入口/出口の断面積の値が、それぞれの長さ(即ち、ロータリ・エンジンの為、トロイダル・シリンダ直径の値)に、反比例する時に、この要件を満たすことになる。
s/S=d/D
s/Sは、燃料チャージの入口/出口の断面であり、
d/Dは、それぞれのトロイダル・シリンダの直径である。
シリンダからシリンダへの燃料の移送は、最小損失で行わなければならない。燃料の入口/出口は、実際に燃料が移行している間のみ、開いた状態になっており、サイクルの残りの間は閉じられたままである。このような燃料の移送パスは、小さな流路抵抗と、小さな固有容積(例、断面積)と、高い分離能力(流入する爆発前の燃料から爆発後のガス状生成物(即ち排気ガス)を分離する能力)を示さなければならない。
第2タイプのトロイダル・シリンダの形状は、燃料のエネルギーを最も良く利用する要件に依存して、決定される。熱から仕事への変換プロセスの効率は、次の比率で表すことができる。
J=1−t/T
Tは、プロセスの開始時の温度
tは、プロセスの終了時の温度
この場合、ピストン移動の初期段階の爆発ガスの温度Tが大きくなり、ピストンの移動の終了時の爆発ガスの温度tが小さくなると、効率Jの値は大きくなる。
爆発燃料混合物がより均一になり、燃料チャージ容積が小さくなると、燃焼チャージ温度が高くなる。この2つの条件(爆発燃料混合物がより均一になり、燃料チャージ容積が小さくなること)は、この最初に混合した燃料チャージ混合物が、閉じ込められた爆発スペース内に、高速で注入された時に満たされる。
他の高い効率条件を満たすこと(即ち、サイクル終了点に最低温度を達成すること)は、爆発ガスの拡張容積を最大限にすることである。即ち、第2タイプのシリンダの実際の移動容積を、できるだけ増やすことである。
第2タイプのシリンダ容積のこの種の増加は、トロイダル・シリンダの長さの増加、またはシリンダの断面積の増加のいずれかで達成できる。
シリンダの長さの増加は、ロータの直径を増加させることにより達成できる。ロータは、シリンダ・ハウジングと共に、トロイダル・シリンダを構成する。シリンダ断面積の増加は、燃料チャージ蓄積セクションの端部から始まるシリンダの高さまたは幅のいずれかを増やすことにより、達成される。
上記した結合シリンダ・エンジンは、等しい容積とサイズの2つシリンダを有する単一のエンジンンを特徴とする。その結果、燃料に点火でき、燃料ガスの一方のシリンダから他方のシリンダへ、即ち、1つの並列なパスから他の並列なパスへ、横方向への移送ができる段階となる。
異なる直径のシリンダを有するエンジンにおいては、このような横方向の燃料チャージ伝播パスの偏りは、半径方向のパスの偏りにより増える。燃料移送チャネルの全長の減少は、このような装置のデザインを最適化するために、別の必須要件である。
本発明の第1実施例のエンジンの上半分の断面図。 相互接続用燃料移送パスを具備したエンジン・シリンダの断面図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 燃料移送パスの開放シーケンスを表す図。 エンジンの横方向断面図。 アーチ形状の溝を有するスペーサ・リングを表す縦方向断面図。 本発明の第2実施例の第1タイプのシリンダの断面図。 本発明の第2実施例の第2タイプのシリンダの断面図。 本発明の第2実施例のエンジンの上半分の断面図。 仕事実行位置にあるエンジンの本発明の第2実施例の断面図。 燃料に点火する段階にある相互接続用燃料移送パスを表す本発明の第2実施例の断面図。 本発明の第3実施例のエンジンの上半分の断面図。 相互接続用燃料移送通路を表す本発明の第3実施例の断面図。 本発明の第4実施例のエンジンを表す断面図。 相互接続用燃料移送通路を表す本発明の第4実施例の断面図。
図1−6に示す本発明の第1実施例のエンジンは、トロイダル形状の容積を規定するハウジング構造10を有する。このハウジング構造10は、第1ハウジング・セクション12と第2ハウジング・セクション14とロータ構造16とを有する。このロータ構造16は、そのハウジング構造10内に回転可能に搭載される。更に前記第1ハウジング・セクション12と第2ハウジング・セクション14と、それぞれ接触する第1ロータ部材18と第2ロータ部材20を有し、これにより、第1トロイダル・シリンダ22と第2トロイダル・シリンダ24を規定する。
第1ロータ部材18は、円筒形状をし、一対の直径方向に対向して配置された突出部26を有する。
本発明のエンジンは、直径方向に対向して配置され往復運動する一対のパーティション28を有する。このパーティション28は、第1ハウジング・セクション12の半径方向外側に突出した突出部12a内に搭載され、圧縮スプリング30により第1ロータ部材18と接触するよう半径方向内側にスプリング30で力がかけられている。
各突出部26は、円周方向に反時計回りで順番に、開始部26a、平坦部26b、終端部26cを有し、終端部26cは、第1ハウジング・セクション12の内側周囲12b(図1では126)と密閉して接触する。
第2ロータ部材20は円筒形状をしている。直径方向に対向して配置され往復運動する一対のパーティション32が第2ロータ部材20に搭載される。このパーティション32は、第2ハウジング・セクション14の内側表面14aに接触するよう、半径方向外側にスプリング34で力がかけられている。
直径方向に対向して配置された一対の突出部36が、第2ハウジング・セクション14の内側周囲14a上に搭載される。各突出部36は、円周方向に時計方向順番に。開始部36a、平坦部36b、終端部36cを有する。本発明のエンジンは、吸引マニホールド40と、第1シリンダ22への入口ポート42と、第2シリンダ24と連通する点火装置44と、第2シリンダ24から出る排気ポート46と、排気マニホールド48と、移送通路50を有する。
移送通路50は、燃料の通過の間のみ、第1シリンダ22と第2シリンダ24の間の連通を確立する複合通路である。図2に示すように、各移送通路50は、通路52と、通路54と、アーチ状の溝56と、移送通路60と、通路62とを有する。通路52は第1シリンダ22に露出したパーティション28の半径方向内側端部28aに向いて開いている。通路54は第1ハウジング・セクション12内にある。アーチ状の溝56は第1ハウジング・セクション12と第2ハウジング・セクション14の間でパーティション58内に形成される。移送通路60は第2ロータ部材20内に形成される。通路62はパーティション32内に形成され第2シリンダ24に向かって開いている。これらの通路52,54,56,60,62が、図2から分かるように、整合すると、これら通路は、第1シリンダ22と第2シリンダ24との間で連通を確立する。直径方向に対向した位置にある第1シリンダ22と第2シリンダ24との間を選択的に連通する為に、移送通路50はエンジン内の半径方向に対向した2つの位置にある。
図1−6に示すエンジンは、直径方向に対向した位置で動作する要素で配列されており、その結果、ロータの各回転の間、2回の吸引/圧縮ストロークが第1シリンダ22内で実行され、2回の膨張/排気ストロークが第2シリンダ24内で実行される。
次に、図1−6のエンジンの動作を、エンジンの動作要素の1つの組を例に説明する。同様な動作は、エンジンの各ロータの回転の間、2回の吸引/圧縮と2回の点火/排気ストロークの間、半径方向に対向した位置にある他の動作要素の組でも起きている。
本発明のエンジンの動作を図1の要素の位置で説明を開始する。図1において、パーティション28は、突出部26の開始部26aにより、半径方向外側の第1位置に動く。この第1位置においては、通路52は通路54と整合し、アーチ状の溝56と連通する。またこの第1位置において、パーティション32は、第2ハウジング・セクション14の内側周囲上で突出部36の平坦部36b上にあり、通路62は、その溝56の反対端部と連通する。これにより、第1シリンダ22と第2シリンダ24との間の連通を確立し、この第1シリンダ22から第2シリンダ24への燃料チャージ移送プロセスを開始する。図1に示す位置に到達する前に、ロータ構造16はハウジング構造10内で動く。その動き方は、各突出部26はピストンとして動作して、それぞれの入口ポート42を超えて移動し、それぞれのパーティション28と協働し、燃料を圧縮する。図1に示す位置に到着すると、このパーティション28と協働し、第1シリンダ22と第2シリンダ24との間の移送通路を確立し、燃料移送プロセスを開始する。
移送プロセスは、パーティション28が平坦部26b沿って動き、パーティション32が平坦部36bに沿って動く間、継続する。この間、パーティション32内の通路62は、アーチ状の溝56と連通し、そしてこの溝56に沿ってアーチ状に動く。その後、パーティション28が平坦部26bの端部に到達し、パーティション32が平坦部36bの端部に到達すると、シリンダ22,24の間の通路は、そのパーティション28の半径方向外側への動きと、パーティション32の半径方向外側への動きと、通路62のアーチ状の溝56を超えた動きにより、中断される。
圧縮された燃料が第2シリンダ24に移動すると、この圧縮された燃料は点火装置44で点火され、膨張したガスがパーティション32に作用して、パワー・ストローク(動力工程)を提供する。このパワー・ストロークは、ガスが排気ポート46を通して放出されると終了し、そのガスは排気マニホールド48を介して放出される。第2シリンダ24のパワー・ストロークと排気ストロークの間、第1シリンダ22は新たな吸引と圧縮サイクルを行う。その結果、ロータが図1の位置を再度採ると、新たに圧縮された燃料は、第2シリンダ24に移送される段階にあり、第2シリンダ24内で新たなパワー・ストロークと排気ストロークを開始する。
本発明によれば、図1の位置にある平坦部26bと内側周囲12b(図では126)との間の空間64の断面積は、図1の位置にある第2ロータ部材20の外側周囲20aと平坦部36bとの間の空間66の断面積に等しい。その結果、移送動作の間、第2シリンダ24内の燃料容積は、第1シリンダ22内の燃料容量の減少に対応して徐々に増加する。空間66と空間64の断面積を等しく維持するために、第2シリンダ24の直径が増加する場合には、空間66の半径方向の高さは、それを補うように、空間64の半径方向の高さ以下となる。
一例として、エンジンの様々な構成要素の寸法は、第2シリンダ24の容積が第1シリンダ22の容積の2倍となるように選択される。その結果、仕事サイクルが実行されると、爆発ガスの容積は、第1シリンダ22内の内部空間を最初に充填した燃料チャージのそれの2倍となる。これにより爆発ガスの最終温度tを大幅に減らすことができ、前記したように、J=1−t/Tの式により効率が向上する。
エンジンの効率は、更に前記J=1−t/Tの式を参照することにより、本発明の重要な特徴によるプロセスの開始温度Tを最大にすることにより得られる。これは、第1シリンダ22から第2シリンダ24に燃料が移行するに連れて、一定の燃料容積を維持することにより行われる。
本発明の動作において、第1シリンダ22においては、往復する各パーティション28は、バリア・パーティション(障壁)として機能し、終端部26cにより構成されるピストンと協働する。第2シリンダ24においては、往復する各パーティション32は、ピストンとして機能し、パワー・ストロークにおいて、燃料の拡張エネルギーを収納し、それぞれの排気ポートから、前のサイクルの排気ガスを取り除く。
図7−9の第2実施例のエンジンと、図1−9の第1実施例のエンジンとは類似するが、以下の点が異なる。第2実施例のエンジンにおいては、第1シリンダに関連する可動壁と第2シリンダに関連する可動壁とは、両方ともそれぞれのハウジング・セクションに搭載されて、それぞれのロータ部材に半径方向内側から当たるよう、バイアスがかけられている。
具体的には、図7−9のエンジンはハウジングを有する。このハウジングは、第1セクション70と、第2セクション72と、ロータ74と、第2ロータ80と、往復パーティション86と、往復するパーティション88とを有する。ロータ74は第1セクションと協働して第1シリンダ76を形成し突出部78を有する。第2ロータ80は第2セクション72と協働して第2シリンダを形成し突出部84を有する。往復するパーティション86は、第1セクション70内に搭載される。往復するパーティション88は、第2セクション72内に搭載される。
この第2実施例においては、移送通路90は、燃料移送プロセスの間、第1シリンダ76と第2シリンダ82を相互接続する。図8において、移送通路90は、傾斜した通路92と通路96と通路98とを有する。通路92は、両方のシリンダ・ハウジングの相互に固定された部品と結合リング94を通り2個のシリンダを繋ぐ。通路96は、第1シリンダ内のパーティション86内に形成され、第1シリンダ内に開いている。通路98は、パーティション88内に形成され第2シリンダ内に開いている。図8(エンジンの仕事実行位置を示す)と図9(エンジンの燃料移送位置を示す)とを比較すると、通路96、92、98は、通常時は連結されておらず、シリンダ間の燃料交換を防止する。
図9に示すように、パーティション88、86が、それぞれ協働するロータ突起部84a、78aに移動すると、通路96、92、98は、相互接続され、移送通路90を形成する。これにより第1シリンダ76から第2シリンダ82への燃料移送が可能となるが、これはパーティション86、88がそれぞれのロータ突起部の平坦部に接触している間である。その後、通路は、パーティションが図8に示すロータの本体位置に移行することにより、切り離される。
図7−9の実施例の移送通路装置は、図1−6のアーチ状の溝56を不要とし、移送通路長さと容積を減らし、中間接点の数を減らし、移送動作の信頼性を高める。
図10−11の実施例のエンジンは、図1−6の実施例のエンジンと類似するが、次の点が異なる。この実施例のエンジンは、第1シリンダと第2シリンダとの間の燃料移送通路は、それらのシリンダの往復するパーティション内ではなく、シリンダ・ハウジング内の第2シリンダ内に開いている。
具体的には、図10、11のエンジンはハウジングを有する。このハウジングは、第1ハウジング・セクション100と第2ハウジング・セクション102とロータ構造とを有する。このロータ構造は、第1ロータ104と第2ロータ108とを有する。この第1ロータが、第1ハウジング・セクション100と協働して第1シリンダ106を規定し、第2ロータ108が第2ハウジング・セクション102と協働して第2シリンダ110を形成する。
往復するパーティション112は、第1ハウジング・セクション100内に搭載され、第1ロータ104上の突出部114と協働する。往復するパーティション116は、第2ロータ108に搭載され、第2ハウジング・セクション102の内側周囲102a上の突出部118と協働する。
この実施例において、移送通路120は、通路122と通路124と通路127とを有する。通路122は、パーティション112に形成され、第1シリンダ106内に開く。通路124は中央ハウジング・パーティション126内に形成される。通路127は、第2セクション102の内側周囲上で突出部118内に、一連のウィンドウ128を介して開く。
燃料に点火する準備は、突出部114の開始部114aがパーティション112を平坦部114b上に持ち上げた時点で開始する。同時にパーティション116は、突出部118の平坦部118a上に移動する。その後、燃料チャージの点火の準備は、燃料は、一定の容積を維持しながら、第2シリンダ110内にウィンドウ128を介して流れ込み始める。この燃料移送の間、燃料が点火され、爆発プロセスが開始する。燃料を点火する段階の移送は、パーティション112が突出部114の平坦部114bを超えて、終端部114cにより外側にシフトした時に完了する。かくして第1シリンダと第2シリンダとの間の燃料移送通路を遮断する。
図1−6の実施例のエンジンと図7−9の実施例のエンジンとを比較すると、図10、11のエンジンは、燃料チャージ移送通路を点火する準備段階の要素間の接続点が最小となり、燃料移送通路長さが最短となる。
図12,13の実施例のエンジンは、図1−6と図7−9と図11,12の実施例のエンジンと類似するが、次の点が異なる。図12、13の実施例のエンジンの可動パーティションが往復運動ではなく、回転可能に搭載される点である。
往復する壁即ちパーティションは、燃料チャージのコンパートメント内へのポンピングを回避するため大気に向いて開いていなければならない。これは、コンパートメント内のパーティションの堅いシーリングを必要とする。更に、パーティションの2つの面の間に発生する圧力差が、パーティションをコンパートメントの方向に強制的に移し、そのスライドを妨げる。パーティションをロータ方向に移行させるスプリングは、パーティションがコンパートメントの外側にあり、シリンダをシールしている仕事フェーズの間、伸びている。この時点でスプリングがパーティションに掛ける力は、ピストンの通路が出来るようにパーティションがコンパートメント内にシフトしたアイドル・フェーズの時点よりも小さい。更にパーティションは、軽く耐久性のある物でなければならない。これらの不具合点は全て、前記実施例のパーティションを図12、13の実施例に記載された回転可能に搭載したパーティションで、置換することにより、解決できる。
図12の第1シリンダは、ハウジング・セクション130とロータ132を有する。このロータ132は、ハウジング・セクション130と協働して第1シリンダ134を形成し、突出部136を有する。このエンジンは、更に回転するパーティション138を有する。このパーティション138は、ハウジング・セクション130の内側周囲上に、ピン140により、枢軸142を中心に回転運動ができるように搭載される。バイアス・ピン144が、ハウジング・セクション130内に搭載され、ロール146を有する。ロール146は、パーティション138のキャビティ138a内に収納される。内側端部上にバイアス・ピン144は、圧縮スプリング148により、半径方向内側にバイアスが掛けられ、これによりパーティション138を内側に回転可能にバイアスを掛けて、パーティションの自由端138bをロータの外側周囲132aに押し当てる。溝150は、ハウジング・セクション130の内側周囲に機械加工されて、パーティション138をその外側に回転する位置に収納する。パーティション138の裏面138Cは、特別な形状をし、完全に開いた位置と完全に閉じた位置の間で、スプリング148(そして、それゆえにスプリングが掛ける力の変化)の長さの相対的変化を減らす。具体的には、パーティションは開放状態で厚く、閉鎖状態で薄くなっている。
燃料移送通路152は、パーティション138の枢軸142に沿って通過する。移送通路152は、第1シリンダ内に開いた吸引開口154と、第2シリンダ内に開いた出口開口156とでパイプを形成する。その回転パーティションは、燃料移送通路の周囲を回転し、開口158を含む。この開口158は、燃料チャージ移送時間の間のみ吸引開口154と整合し、残りのサイクルの間、その吸引開口154にとは遮断される。
本発明のエンジンは、結合したシリンダのロータリ・エンジンの重要な利点を有する。
具体的には、第1シリンダと第2シリンダを異なる形状で形成することにより、ロータリ・エンジンの全体効率が改善される。より具体的には、プロセスの開始温度Tは、移送プロセスの間、一定の燃料チャージ容積を維持することにより、最大となる。プロセスの終了温度tは、第1シリンダに対し第2シリンダの容積を広げることにより、最小となる。更に、第1シリンダと第2シリンダの間の燃料移送プロセスの効率は、実際に燃料が移送されている間のみ、移送パスを開くことによって、かつ連続して入ってくる燃料からのガス状の爆発生成物を分離することにより最適化される。全体的に、第1シリンダと第2シリンダに異なる設計と異なる寸法特性を与えることにより、各シリンダの動作対応は、最適の全体エンジン効率を提供する。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
10 ハウジング構造
12 第1ハウジング・セクション
14 第2ハウジング・セクション
14a 内側周囲
16 ロータ構造
18 第1ロータ
20 第2ロータ
22 第1シリンダ
24 第2シリンダ
26 突出部
26a 開始部
26b 平坦部
26c 終端部
28 パーティション
32 パーティション
34 圧縮スプリング
36 突出部
36a 開始部
36b 平坦部
36c 終端部
40 吸引マニホールド
42 入口ポート
46 排気ポート
48 排気マニホールド
50 移送通路
54 通路
56 アーチ状の溝
58 パーティション
62 通路
64 空間
66 空間
70 第1セクション
72 第2セクション
74 ロータ
76 第1シリンダ
78 突出部
80 第2ロータ
82 第2シリンダ
84 突出部
86 パーティション
88 パーティション
90 移送通路
92 通路
94 結合リング
96 通路
98 通路
100 第1セクション
102 第2セクション
102a 内側周囲
104 第1ロータ
106 第1シリンダ
108 第2ロータ
110 第2シリンダ
112 パーティション
114 突出部
114a 開始部
114b 平坦部
114c 終端部
116 パーティション
118 突出部
124 通路
126 中央ハウジング・パーティション
127 通路
128 ウィンドウ





Claims (30)

  1. (A)ハウジング構造と、
    前記ハウジング構造は、トロイダル形状の容積を規定し、第1と第2のハウジング・セクションを有し、
    (B)ロータ構造体と、
    前記ロータ構造体は、前記ハウジング構造に回転可能に搭載され、第1と第2のロータを有し、
    前記第1と第2のロータは、それぞれ、前記第1と第2のハウジング・セクションと、共に、トロイダル形状の第1と第2のシリンダを規定し、
    を有し、
    吸引ストロークと圧縮ストロークは、第1シリンダで行われ、
    その結果得られた圧縮された燃料は、移送機構により移送パスを介して、第2シリンダに移送され、そこで爆発が行われ、膨張ストロークと排気ストロークが行われ、
    前記移送機構は、移送動作の間、燃料の容積が一定になるよう動作する
    ことを特徴とするロータリ・エンジン。
  2. 前記移送機構は、移送動作の間、第2シリンダの燃料容積を、第1シリンダ内の燃料容積の減少に対応する量だけ、増加させる
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリ・エンジン。
  3. 前記エンジンは、第1と第2の可動パーティションを更に有し、
    前記第1の可動パーティションは、第1ロータ上の第1の突出部または第1ハウジング・セクションと協働して、それらの間に、移送動作の間、所定の断面積を有する燃料容積を規定し、
    前記第2の可動パーティションは、第2ロータ上の第2の突出部または第2ハウジング・セクションと協働して、それらの間に、移送動作の間、所定の断面積を有する燃料容積を規定し、
    前記第1の可動パーティションと第1の突出部とは、移送動作の間、縮まり、
    前記第2の可動パーティションと第2の突出部とは、移送動作の間、広がり、
    その結果、移送動作の間、第2シリンダに入る燃料容積は、第1シリンダからでる燃料容積に等しい
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のロータリ・エンジン。
  4. 前記エンジンは、可動パーティションを更に有し、
    前記可動パーティションは、第1シリンダ内に配置され、この第1シリンダ内に障壁を形成し、第1ロータ上の突出部または第1ハウジング・セクション上の突出部と協働して、それらの間に、第1シリンダ内に空間容積を規定する
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  5. 前記可動パーティションは、所定の移動可能位置で動作し、第1シリンダと第2シリンダとの間に、移送通路の入口部分を形成する
    ことを特徴とする請求項4記載のロータリ・エンジン。
  6. 前記可動パーティションは、第1ハウジング・セクション上に搭載され、前記第1ロータに当たるよう、第1シリンダ内に入るようバイアスが掛かり、
    前記突出部は、第1ロータ上に形成される
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のロータリ・エンジン。
  7. 前記突出部は、円周でその順番に、開始部、平坦部、終端部を有し、
    前記開始部は、前記可動パーティションの駆動部分を、可動パーティションが所定の移動位置方向に外側に移動させ、これにより燃料移送を開始し、
    前記平坦部は、前記可動パーティションを所定の移動位置に所定滞留時間の間維持し、
    前記終端部は、前記第1ハウジング・セクションの内側周囲とシールする状態で接触し、前記可動パーティションを外側に向いて移送通路が遮断される位置まで動かし、これにより燃料の第2シリンダへの移送を停止する
    ことを特徴とする請求項6記載のロータリ・エンジン。
  8. 前記エンジンは、第2の可動パーティションを更に有し、
    前記第2の可動パーティションは、前記第2シリンダに配置され、この第2シリンダ内でバリアパーティションを形成し、前記第2ロータ上の第2の突出部または第2ハウジング・セクションの内側周囲上の第2の突出部と協働作業し、それらの間に第2シリンダ内に空間容積を規定し、
    前記第1の可動パーティションは、所定の移動位置に所定の滞留時間の間保持され、
    前記所定の滞留位置の間、第1シリンダ内の空間容積の減少は、第2シリンダ内の空間容積の増加により、補償され、
    前記燃料容積は、移送動作の間、一定に維持される
    ことを特徴とする請求項4−7のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  9. 前記第2の可動パーティションは、前記第2ロータにより搭載され、前記第2ハウジング・セッションの内側周囲と接触するよう外側方向にバイアスが掛けられ、
    前記第2の突出部は、前記第2ハウジング・セッションの内側周囲の上に形成される
    ことを特徴とする請求項8記載のロータリ・エンジン。
  10. 前記第1の可動パーティションの所定の滞留時間の間、第2の可動パーティションは第2の突出部の平坦部に接触する
    ことを特徴とする請求項9記載のロータリ・エンジン。
  11. 前記移送通路は、
    前記第1シリンダ内に開き第1の可動パーティション内に形成された通路と、
    前記第2シリンダ内に開き第2の可動パーティション内に形成された通路と
    を有する
    ことを特徴とする請求項8−10のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  12. 前記第1の可動パーティションは、前記第1ハウジング・セクション内に搭載され、
    前記第2の可動パーティションは、前記第2ロータに搭載され、
    前記移送通路は、
    前記第1シリンダ内に開き第1の可動パーティション内に形成された通路と、
    前記第2シリンダ内に開き第2の可動パーティション内に形成された通路と
    を有する
    ことを特徴とする請求項8記載のロータリ・エンジン。
  13. 前記可動パーティションの一方は、前記ハウジング・セクションに搭載され、
    他方の可動パーティションは、前記ロータに搭載され、
    前記移送通路は、
    前記第1シリンダ内に開き第1ロータ内に形成された通路と、
    前記第2シリンダ内に開き第2ロータ内に形成された通路と、
    前記第1ハウジング・セクションと第2ハウジング・セッションを分離する中央パーティションに形成され、前記第1ロータ内の通路と前記第2ロータ内の通路と滞留時間の間連通するアーチ状の溝
    を有する
    ことを特徴とする請求項8記載のロータリ・エンジン。
  14. 前記可動パーティションは、往復運動可能に搭載される
    ことを特徴とする請求項3−13のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  15. 前記可動パーティションは、回転運動可能に搭載される
    ことを特徴とする請求項3−13のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  16. 前記可動パーティションは、それぞれのハウジング・セッション上に回転可能に搭載され、
    前記各ロータ上の各突出部は、前記可動パーティションを各ハウジング・セッション内のポケット内に押し込み、各ロータが通過できるよう、動く
    ことを特徴とする請求項15記載のロータリ・エンジン。
  17. 前記可動パーティションは、スプリングで回転可能にバイアスが掛けられ、
    前記可動パーティションのバック・フェースは、前記可動パーティションの開放位置と閉鎖位置の間で、圧縮スプリングの長さの相対変化を減らす
    ことを特徴とする請求項15又は16記載のロータリ・エンジン。
  18. 前記移送通路は、前記可動パーティションの回転軸と一致する部分を有する
    ことを特徴とする請求項15−17のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  19. (A)ハウジング構造と、
    前記ハウジング構造は、トロイダル形状の容積を規定し、第1と第2のハウジング・セクションを有し、
    (B)ロータ構造体と、
    前記ロータ構造体は、前記ハウジング構造に回転可能に搭載され、第1と第2のロータを有し、
    前記第1と第2のロータは、それぞれ、前記第1と第2のハウジング・セクションと、共に、トロイダル形状の第1と第2のシリンダを規定し、
    を有し、
    吸引ストロークと圧縮ストロークは、第1シリンダで行われ、
    その結果得られた圧縮された燃料は、移送機構により移送パスを介して、第2シリンダに移送され、そこで爆発が行われ、膨張ストロークと排気ストロークが行われ、
    前記第1と第2のシリンダは、異なる形状を有する
    ことを特徴とするロータリ・エンジン。
  20. 前記第2シリンダは、第1シリンダよりも大きな容積を有する
    ことを特徴とする請求項19記載のロータリ・エンジン。
  21. 前記移送機構は、移送動作の間、第2シリンダの燃料容積を、第1シリンダ内の燃料容積の減少に対応する量だけ、増加させる
    ことを特徴とする請求項19又は20記載のロータリ・エンジン。
  22. 前記第2シリンダの第1シリンダより大きな容積は、第2シリンダの断面積を第1シリンダの断面積より大きくして、実現する
    ことを特徴とする請求項20又は21記載のロータリ・エンジン。
  23. 前記第2シリンダの第1シリンダより大きな容積は、第2ロータの直径をを第1ロータの直径より大きくして、実現する
    ことを特徴とする請求項20−22のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  24. 前記第2シリンダの第1シリンダより大きな容積は、第2ロータの直径と断面積をを第1ロータのそれより大きくして、実現する
    ことを特徴とする請求項20−23のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  25. (A)ハウジング構造と、
    前記ハウジング構造は、トロイダル形状の容積を規定し、第1と第2のハウジング・セクションを有し、
    (B)ロータ構造体と、
    前記ロータ構造体は、前記ハウジング構造に回転可能に搭載され、第1と第2のロータを有し、
    前記第1と第2のロータは、それぞれ、前記第1と第2のハウジング・セクションと、共に、トロイダル形状の第1と第2のシリンダを規定し、
    を有し、
    吸引ストロークと圧縮ストロークは、第1シリンダで行われ、
    その結果得られた圧縮された燃料は、移送機構により移送パスを介して、第2シリンダに移送され、そこで爆発が行われ、膨張ストロークと排気ストロークが行われ、
    前記第2シリンダは、第1シリンダよりも大きな容積を有するが、しかし前記移送機構は、移送動作の間、燃料の容積が一定になるよう動作する
    ことを特徴とするロータリ・エンジン。
  26. 前記エンジンは、第1と第2の可動パーティションを更に有し、
    前記第1の可動パーティションは、第1ロータ上の第1の突出部または第1ハウジング・セクションと協働して、それらの間に、移送動作の間、所定の断面積を有する燃料容積を規定し、
    前記第2の可動パーティションは、第2ロータ上の第2の突出部または第2ハウジング・セクションと協働して、それらの間に、移送動作の間、所定の断面積を有する燃料容積を規定し、
    前記第1の可動パーティションと第1の突出部とは、移送動作の間、縮まり、
    前記第2の可動パーティションと第2の突出部とは、移送動作の間、広がり、
    その結果、移送動作の間、第2シリンダに入る燃料容積は、第1シリンダからでる燃料容積に等しい
    ことを特徴とする請求項25記載のロータリ・エンジン。
  27. 前記エンジンは、可動パーティションを更に有し、
    前記可動パーティションは、第1シリンダ内に配置され、この第1シリンダ内に障壁を形成し、第1ロータ上の突出部または第1ハウジング・セクション上の突出部と協働して、それらの間に、第1シリンダ内に空間容積を規定する
    ことを特徴とする請求項25又は26記載のロータリ・エンジン。
  28. 前記可動パーティションは、所定の移動可能位置で動作し、第1シリンダと第2シリンダとの間に、移送通路の入口部分を形成する
    ことを特徴とする請求項25−27のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  29. 前記可動パーティションは、第1ハウジング・セクション上に搭載され、前記第1ロータに当たるよう、第1シリンダ内に入るようバイアスが掛かり、
    前記突出部は、第1ロータ上に形成される
    ことを特徴とする請求項25−28のいずれかに記載のロータリ・エンジン。
  30. 前記突出部は、円周でその順番に、開始部、平坦部、終端部を有し、
    前記開始部は、前記可動パーティションの駆動部分を、可動パーティションが所定の移動位置方向に外側に移動させ、これにより燃料移送を開始し、
    前記平坦部は、前記可動パーティションを所定の移動位置に所定滞留時間の間維持し、
    前記終端部は、前記第1ハウジング・セクションの内側周囲とシールする状態で接触し、前記可動パーティションを外側に向いて移送通路が遮断される位置まで動かし、これにより燃料の第2シリンダへの移送を停止する
    ことを特徴とする請求項25−29のいずれかに記載のロータリ・エンジン。

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