JPS5849692B2 - ナイネンキカン - Google Patents

ナイネンキカン

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JPS5849692B2
JPS5849692B2 JP49037733A JP3773374A JPS5849692B2 JP S5849692 B2 JPS5849692 B2 JP S5849692B2 JP 49037733 A JP49037733 A JP 49037733A JP 3773374 A JP3773374 A JP 3773374A JP S5849692 B2 JPS5849692 B2 JP S5849692B2
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air
cavity
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wall surface
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B53/00Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
    • F02B53/02Methods of operating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関に関する。
燃料の燃焼を効果的に行なうために燃焼がまず始めに第
一の供給燃料により開始され、次いでこの燃焼が第二の
供給燃料に受け渡されるという内燃機関がすでに提案さ
れている。
このように燃焼行程を分割することによってかなり自由
にエンジンの燃焼行程を作り出すことができる。
例えば好ましい一例においては第一の供給燃料によって
火炎前面を生じさせ、次いでこの火炎前面が第二の供給
燃料内に伝播したときに火炎前面により第二の供給燃料
が完全に燃焼せしめられるように第一の供給燃料による
燃焼を設定することである。
しかしながらこのようなエンジンでは、もし第一の供給
燃料によって良好な燃焼が開始されない場合には第二の
供給燃料を燃焼せしめるのに不十分な高温ガスしか発生
しないという困難を伴なっている。
このような場合には、たとえ第二の燃焼室部分内に送り
込まれた第一の供給燃料が点火プラグにより直接に点火
されたとしても燃焼効率は良くはなく、かえって悪くさ
えある。
本発明の目的は第一の供給燃料を良好に燃焼せしめ、次
いでその燃焼ガスによって第二の供給燃料を良好に燃焼
せしめるようにした内燃機関を提供することにある。
本発明によれば、燃焼が第一の供給燃料により開始され
、次いで該燃焼が第一の供給燃料とは予め分離された第
二の供給燃料に伝播して第二の供給燃料を点火するよう
にした種類の内燃機関において、第一の供給燃料が点火
されたときに第一の供給燃料に乱れを生じさせるための
装置を備えている内燃機関が提供される。
このエンジンでは第一の供給燃料の点火がほぼ球状若し
くは円筒形をなす空所内で確実に行なわれ、またエンジ
ンの運転中に噴射された第一の供給燃料が空所の凹状形
表面に衝突して第一の供給燃料の回転運動がひき起こさ
れる。
このエンジンは互に相対回転可能なハウジングと内部部
材からなるエンジンであって、ハウジングと内部部材と
がそれらの間に部屋を形成しており、内部部材がその長
手軸線に対して横方向に摺動ずるように内部部材内に受
容されたべ一ンを有し、このベーンが上述の部屋を分割
してベーンの両側に二つの部屋部分を形成し、内部部材
はその内部にベーンに対し反対側において内部部材の外
表面に開口する二つの空所を有し、これら空所のうちの
一つが各部屋部分に連通され、燃料供給装置および排気
ガス排出装置が設けられ、エンジン運転中に上述の部屋
部分の第一の部分に導入された燃料がこの第一部分と連
通ずる空所内で点火された後に部屋部分の第二の部分に
送り込まれ、この第二部分は少くとも点火の間若しくは
点火の前に空所との連通が断たれ、上述の第二部分内に
導入され燃料を点火するようにしている。
この場合に、溝を内部部材の外周面上に形成し、圧縮行
程終り近くにおいて圧縮流体をこれらの溝を通って空所
内に流入するように構成することができる。
更に燃焼が行なわれている空所から部屋部分の第二部分
に燃焼ガスを送り込むためにもう一つの溝を空所から第
二部分に向けて延設することができる。
また、内部部材とハウジングとが互に自由に回転できる
ように内部部材とハウジング間に小さな間隙が設けられ
ていることが望ましい。
更に、ベーンがベーンの両端部に上述の部屋の外周面と
密封係合する密封部材を具え、この密封部材がベーンに
対して回転可能であることが好ましい。
また、本発明によるエンジンは部屋部分の第一部分に連
通ずる空所内で燃料を点火するための点火装置を備え、
この点火装置が空所内に設けられていることを特徴とす
る。
このようにすることにより、たとえエンジンのタイミン
グが変ったとしても点火装置により確実に燃料を着火す
ることができる。
この場合空所が長手軸線方向に延び、点火装置が空所の
端部に設けられていることが望ましい。
本発明を添付図面を参照することにより以下に詳細に説
明する。
第1図および第2図に示される内燃機関12は固定内部
部材14と、この固定内部部材14回りに回転可能に設
けられた外側ハウジング16と、この外側ハウジング1
6を包囲する中空円筒状外部ケーシング150とを具備
する。
固定内部部材14は細長い円筒形状をなしており、ボル
ト(図示しない)により互に当接せしめられる多数の軸
方向当接面を有している。
外側ハウジング16も同様に多数の軸方向当接面を有す
ると共に全体的に中空円筒状をなし、多数のローラベア
リングまたはボールベアリング20を介して回転可能に
固定内部部材14に取付けられている。
固定内部部材14と外側ハウジング16の間にエンジン
の燃焼部21、圧縮部23およびファン部25が形成さ
れる。
燃焼部21は固定内部部材14の端部部材22の外周面
を包囲するようにハウジング16に形成された曲壁部1
8を有し、これら端部部材22の外周面と曲壁部18間
に燃焼部21が形或される。
燃焼部21の部屋26はハウジング16の側壁部28に
より一端を閉鎖される。
この側壁部28は固定内部部材14の側方端而30に摺
動可能に密封的に係合する。
部屋26の他端はハウジング16から内方に延びる側壁
部32により閉鎖される。
この側壁部32は固定内部部材14上に形成された段部
34に摺動可能にかつ密封的に係合する。
エンジンの圧縮部23は固定内部部材14の中間部38
とハウジング16の中間曲壁部40とにより形成される
第二の部屋36を有する。
部屋36の一端は側壁部32と固定内部部材14の密封
面42とを係合せしめることにより閉鎖され、部屋36
の他端はハウジング16の側壁部44と固定内部部材1
4の段部46とを係合せしめることにより閉鎖される。
部屋26および36はほぼ同様な形状をなしており、従
って部屋26の形状だけについて第2図に詳細に示す。
部屋26の外周縁は曲壁部18の内壁面50によって画
定されている。
内壁面50は第一の部分50aを有し、この第一部分5
0aは固定内部部材14の長手方向軸線から測って一定
の曲率を有する。
この第一部分50aは軸線51を中心として周縁長W(
第2図参照)の間を延びている。
第一部分50aと軸対称の内壁面50の第二の部分50
bもまた軸線51からの距離が一定な曲線であるが、第
二部分50bの半径は第一部分50aの半径よりも小さ
い。
この第二部分50bは周縁距離Zの間を延びている゛。
第一部分50aの両端部と軸線51とを結ぶ線のなす角
ψは第二部分50bの両端部と軸線51とを結ぶ線のな
す角ψに等しい。
内壁而50の第一部分50aおよび第二50bの隣接し
た端部は第一部分50aの曲線と第二部分50bの曲線
間で徐々に外側へ広がる曲線状をなす対向内壁面部分5
0Cおよび50dにより連絡される。
これらの内壁面部分50c,50dの曲率は例えば第一
部分50aおよび第二部分50b゛の二つの曲率範囲に
おいて一定割合で変化しており、これら内壁面部分50
cおよび50dは、軸線51上を通って内壁面50の一
側から他側へ延びる直線が軸線51に対してどのような
角度位置をとろうとも一定長になるような形状に形成さ
れる。
一方、部屋26の内周縁は固定内部部材14の端部部材
22の外側円筒状表面82により画定される。
この円筒状表面82は良好な運転を行なうのに必要な間
隙を確保できるように第二部分50bの半径よりも小さ
な半径を有する。
第2図から部屋26はほぼ三ケ月形をしていることがわ
かる。
ハウジング16は、固定内部部材14回りをハウジング
16が回転したときに円筒状表面82と第二部分50b
間に一定の小さな間隙が維持され、かつ部屋26が常に
一定の形状を保つように固定内部部材14に取付けられ
る。
前に述べたように第二部屋36の形状は部屋26の形状
と同じであるが、これらの第二部屋36と部屋26とは
反対側に位置するように設けられる。
すなわち、最大曲率面50、すなわち部屋26の第一部
分50aは、部屋36の外周縁を画定する中間曲壁部4
0の内壁而53の最大曲率に相当する部分と軸対称に配
置される。
固定内部部材14はその内部で摺動可能に設けられた直
径方向に延びる二つのべ一ン52,54を有し、これら
のべ一752 ,54は軸方向に間隙を隔てて互に平行
に固定内部部材14のスリット57,59内に保持され
る。
ベーン52は部屋26内に位置を占め、ベーン54は第
二部屋36内に位置を占める。
ベーン52 ,54の両端面52a > 52b ,5
4a t 54bは側壁部28,32および44上を密
封的に摺動ずる。
また、こレラノべ一ン52,54はそれぞれ両端部に軸
線51の長手方向に延びる係合要素61(第2図参照)
を具備している。
これらの係合要素61はベーン52,54の両端部に形
成された凹所63,65内に保持される。
凹所63,65は凹状の弧状断面形状を有しており、係
合要素61は凹所63,65内に嵌合する相補的な凸状
の弧状断面形状を有する。
係合要素61の外側而67は内壁面50,53の小さな
方の半径部分、すなわち第2図において第二部分50b
とほぼ等しい半径の凸状の弧状形をなす。
前述したようにベーン52,54の軸線51を通る両端
間距離は内壁面50,53の対向壁面間距離(一定)に
ほぼ等しく、ベーン52,54上の凹所63,65に係
合要素61が嵌着されているので、係合要素61はハウ
ジング16が回転したときに内壁面50若くは53と密
封的に接触しつつ四所63.65内で回動ずることがで
きる。
これによって内壁面50,53と係合要素61の外側面
67間の好ましい接触面積を確保でき、それにより密封
作用を助長できると共に摩耗を減少させることができる
第2図からハウジング16が回転している間、ベー75
2,54はスリット57,59内を左右に往復運動せし
められることがわかる。
この往復運動は係合部材61の外側而67が内壁面50
の部分soc,soctおよびこれに相応する内壁面5
3の部分に係合しているときにのみ生ずる。
係合部材61の外側面6′7が内壁而50の部分50a
,sobおよびこれに相応する内壁而53の部分と係
合しているときはこれらの部分soa ,50bが一定
の半径を有しているのでベーン52 ,54の移動は生
じない。
内壁面50,53の対応する部分が軸線51に対して反
対側に設けられているので部屋26,36は軸線51に
対して互に反対側の位置を占める。
従ってベーン52,54の往復運動は常に互に反対側を
向いており、斯くしてエンジンの可動部分の良好なバラ
ンスがとれることになる。
内壁而50c,50dの大部分およびこれに対応する内
壁而53の大部分においても曲率が比較的一定の割合で
変化しているのでベーン52,54の移動はほぼ等速度
で行なわれ、斯くして往復運動中にべ一ン52,54に
激しい加速度が加わるのが避けられる。
このベーン52,54に加わる加速度は内壁面50,5
3の曲率変化をしている部分50C,50dと一定の曲
率の部分50a t sobとを滑らかに接続すること
によって一層避けることができる。
部屋26 ,36はベーン52,54により分割されて
、ハウジング16が回転する間容積の変化する部屋部分
を形成する。
これらの容積変化は後で述べるように部屋36内では空
気の圧縮が、そして部屋26内では燃焼が行なわれる。
圧縮部23とその作動方法については燃焼部21および
燃焼工程を説明した後に詳細に説明する。
圧縮部23は固定内部部材14内をベーン52から離れ
る方向に向けて軸方向に延びる導入口60を備える。
この導入口60は固定内部部材14の中間部38内の中
央円筒状傍室62に通ずる。
ハウジング16はエンジンの運転中に回転するので、空
気はベー754上に形成された二対のスリット64を経
て円筒状傍室62から部屋36内に導入され、この部屋
36内において空気の圧縮が行なわれる。
一対のスリット64はベーン54の一方の側壁面上を中
間位置から半径方向外方に向けて延び、ベーン54の一
方の端部の手前で終っている。
他の一対のスリット64はベーン54の反対側の側壁面
上を中間位置から半径方向外方に向かって延び、ベー7
54の他方の端部の手前で終っている。
部屋36内における圧縮作用はベーン54により行なわ
れる。
このベーン54は第3A図〜第3D図に示すように部屋
36を二つの部分36A,36Bに分割し、更にハウジ
ング16の回転によるベーン54の往復運動は空気の取
入口を制御するためのスリット64を部屋部分36A,
36Bに連結する作用をする。
部屋部分36A,36Bはハウジング16の回転中、周
期的な容積の変化を行なう。
第3A図は部屋部分36Aの容積が最大で部屋部分36
Bの容積が最小のときのハウジング16の回転位置を示
している。
この位置は、ベー754が固定内部部材14の両側から
等距離たけ突出している位置にあってベーン54の両端
部が内壁面53と係合している位置に和尚する。
このとき、ベー754上のスリット64は円筒状傍室6
2にも部屋部分35A,36Bにも連通ずる位置にある
この段階では、ベー754は左方から右方へ移動してい
る所であり、それにより部屋部分36Aと連通している
スリット64はまさに閉鎖されようとしており、部屋部
分36Bと連通しているスリット64は更に開放されよ
うとしている。
次いで更にハウジング16が回転すると、第3B図に示
されるようにベーン54は固定内部部材14内を更に右
方に移動し、斯くして部屋部分36Aはそれに関連する
スリット64との連絡が断たれ、部屋部分36Bとそれ
に関連するスリット64との間には十分な連通が保持さ
れる。
斯くしてこのとき空気は円筒状傍室62から部屋部分3
6B内に侵入することができ、この空気は回転中1と生
ずる部屋部分36Bの容積の増大に伴なう圧力低下によ
り円筒状傍室62から部屋部分36B内へ吸引される。
このとき、部屋部分36Aは容積を減じ、斯くして部屋
部分36A内の空気は圧縮されてハウジング16の壁に
形成された排出ポート71を経て部屋部分36Aから排
出される。
更にハウジング16が回転すると、部屋部分36B内へ
の空気の吸引作用は継続し、一方部屋部分36A内にお
ける圧縮および排出作用は部屋部分36Aが最小容積に
なり、部屋部分36Bが最大容積になる第3C図に示さ
れる状態に達するまで続く。
このとき部屋部分36Aはスリット64を経て円筒伏傍
室62と連通ずる。
更にハウジング16が回転すると部屋部分36Bの容積
は減少し、スリット64を経ての部屋部分36Bと円筒
状傍室62との連通が断たれる。
斯くして部屋部分36B内の空気の圧縮作用が行なわれ
、部屋部分36Bと連通ずる位置にある排出ポート71
を経て圧縮空気は部屋部分36Bから排出される。
この状態は第3D図で示される。
ハウジング16が更に回転すると各部屋部分36A,3
6Bは第3A図に示される状態になり、部屋部分36B
の圧縮と排出作用が完了し、排出ポート71が部屋部分
36Aと連通しようとしている状態になる。
斯くしてハウジング16が一回転する毎に両部屋部分3
6Aおよび36Bは圧縮空気を排出ポート11から排出
することができる。
各部屋部分36A,36Bから出来る限り多くの空気を
排出できるように、ポート71に近接してスリット73
が内壁面53上に形成される。
排出ポート71は隣接して配置されかつ中間曲壁部40
内を延びる排出傍室75(第20図参照)内に連通し、
この排出傍室75は燃焼部21から離れた位置において
ハウジング16内に設けられた環状室73A内に連通ず
る。
後に説明するようにエンジンのこの部分は比較的低温で
あり、ポート71から排出された冷却空気が役に立つの
である。
排出傍室75は環状室73A内にバルブ77を介して連
通され、このバルブ77は環状室73から排出傍室、従
がって第二部屋36内に空気を逆流させない作用をする
このバルブ77はリード型バルブからなるものでよく、
図示のエンジン内においては第20図に示されるような
構造を有する。
このバルブ77は軸線51に対して垂直な平面内を延び
る枢動ピン79回りに枢着された蝶型弁からなる。
また、このピン79の軸線は軸線51周りの想像円に対
して接線方向に向う。
この蝶型弁77は偏心して枢着されており、ピン79の
外方に位置する長い方の腕77aを有する。
従って、ハウジング16の回転中に蝶型弁77に作用す
る遠心力によって、第二部屋36内の空気圧が環状室7
3内の空気圧と等しいときに蝶型弁77を閉じた状態に
保持でき、第二部室36および排出傍室75の空気圧が
環状室73の空気圧を超えたときに蝶型弁77が開いて
空気を環状室73内に流入させることができる。
環状室73は直接燃焼部21用環状導入傍室66(第1
図)に連通している。
導入傍室66は側壁部28内に形成されており、この導
入傍室66は軸線51に対して排出傍室75と反対側の
ハウジング16内を貫通して延びる断熱導管(図示しな
い)により環状室73に連通ずる。
エンジンの燃焼部21は固定内部部材14の端部部材2
2の周りに形成される。
端部部材22は四つの空所68,70,72および74
(第2図参照)を備えており、これらの空所のうちの二
つの空所68,70はベーン52の一方の側に設けられ
ており、他の二つの空所72,74はベーン52の他方
の側に設けられている。
空所68,74は軸対称位置にあり、端部部材22の端
而30から端部部材22の内部を通って端部部材22の
円筒状表面82に開口している。
各空所68,74は夫々互に離れたポートAに連通し、
これらのポートAは端而30上において軸対称位置でか
つ軸線51から等距離に配置される。
ポートAはほぼ円筒状をなして長手方向内方へ延びる空
所部分Bに連通し、次いで外方に延びる空所部分Cに連
通し、この空所部分CはポートDにおいて円筒状表面8
2に開口している。
空所70および72は同様に軸対称位置に設けられ、軸
線51から等距離に配置されるが空所68および74よ
りも大きなピッチ円上に設けられる。
空所70および72はそれぞれほぼ円筒状の空所部分G
を有し、この空所部分Gは端而30上のポートHから長
手方向内方へ延びると共に円筒状表面82上の比較的狭
いポートKから内方へ延びる空所部分Jに連通ずる。
空所部分Jはその横断面がおおよそ卵形状をなしており
、空所部分Gの表面につながる滑らかな曲面を有する。
各空所70 ,72は点火プラグLを備えている。
各点火プラグLはねじ山の螺設された開孔94内にねじ
込まれる。
この開孔94はポートHから離れた側の空所部分G内に
開口するように形成され、斯くして点火プラグLは空所
部分Gの奥部壁上に配置される。
点火プラグLは管95の端部に保持されており、この管
95は開孔94から固定内部部材14内を貫通し、更に
固定内部部材14の外方へ延びる。
空所68,70,72,74は夫々燃料噴射装置104
を有しており、この燃料噴射装置104は管95と同様
に固定内部部材14内の長手方向孔内を延びる管102
の内端部に設けられる。
排出ポート98は第2図に示されるように内壁而50の
第二部分50bの一端から時計回りにほぼ100゜の位
置において曲壁部18上に形成される。
小さな切欠き部96が排出ポート98とほぼ軸対称位置
においてハウジング16の内壁面50上に形成される。
導入傍室66は側壁部28を貫通する多数の入口ボート
106,108,110に連通ずる。
入口ポート106,108は、軸線51からの距離が空
所68,74のポートAの軸線51からの距離と等しい
距離に設けられ、入口ポート110は、軸線51から空
所70 ,72のポーhHまでの距離と等しい距離に設
けられる。
斯くしてハウジング16が回転したときに導入傍室66
内の圧縮空気は、入口ポート106,108,110と
空所68,70,72,74のポートA,Hとが一致し
たときにこれらの空所内に導入されることになる。
部屋26は、部屋36がベーン54により分割されてい
るのと同じようにしてベーン52により二つの密封され
た部屋部分26A,26Bに分割される。
これらの部屋部分26A726Bはエンジンの作動中の
ある瞬間に二つの密封部材120,122によって更に
分割される。
これらの密封部材120,122は固定内部部材14の
周縁上に互に軸対称に設けられると共にベーン52の中
心面から90°離れて設けられる。
密封部材120は空所74,72のポートDとK間に設
けられ、密封部材122は空所68,70のポートDと
K間に設けられる。
密封部材120,122は円筒状表面82上を軸線51
の方向に延びており、更に軸線51に対して半径方向に
移動可能である。
通常密封部材120,122は(図示しないスプリング
装置によって)それらの外側端120a,122aが円
筒状表面82からわずかに突出する位置に偏倚されてい
るが、ハウジング16の回転中に内壁而50が移動して
密封部材120,122が内壁面50と係合したときに
は内方向に向う押圧力が生じ、この押圧力によってこれ
らの密封部材120,122は内方へ押圧される。
一対の空所68 ,70および一対の空所72,74は
それぞれ別個の多数の溝により互に連絡される。
溝は上記いずれの空所対においても同一であり、第4図
に空所68および70に関連する一組の溝が詳細に示さ
れている。
第4図に示されるように溝は円筒状表面82上において
ベーン52に隣接した位置でかつ端面30並びに段部3
4から等距離の位置から始まる二つの溝180,182
からなる。
これらの溝180,182は空所70の方向に向かうに
従って互に接近し、互に近接して空所70のポートK内
に侵入する。
ポー1−Kはほぼ矩形状をなしており、端而30並びに
段部34から間隔をおいて形成される。
更に二つの溝184,186が円筒状表面82上に形成
されており、これらの溝180,182はポートKから
密封部材122へと延びている。
溝180,182は円筒状表面82により形成された楔
形突出而188の両側に間隔をおいて形成され、この突
出面188が二つの溝184,186に分離する。
突出面188が楔形をなすことにより、端部30並びに
段部34に平行な直線状外側部を有する溝184,18
6は幅が密封部材122に向って増大する。
更に溝196が円筒状表面82上に設けられ、この溝1
96は密封部材122から空所68に向かって延びて空
所68のポートDに侵入する。
この溝196は比較的幅が広く、端而30並びに段部3
4から一定の距離を隔てた側縁を有する。
この側縁は溝184,186の側縁の延長上にある。
次に、燃焼部21の作動を第5図〜第16図を参照して
説明する。
第5図〜第16図はハウジング16が一回転する間を十
二等分したハウジング16の連続位置を示している。
第5図は内壁而50の第二部分50bの長さ方向に沿う
中間点(点201によって示される)が密封部材122
の近傍に位置する。
ハウジング16の回転中の一段階を示したものである。
この段階では、部屋部分26Bは最大容積であり、部屋
部分26Aは最小容積である。
一回転毎に第5図から第16図に示す各状態からなる一
行程が両方の部屋部分26A,26Bにおいて生じ、部
屋部分26Aの行程が部屋部分26Bで生ずる行程より
も丁度二分の一周期だけずれていることを除けば全く同
一なので各行程を部屋部分26Bについてのみ示すこと
にする。
第5図〜第7図において、前行程からの燃焼ガスが部屋
部分26B内に存在している。
ハウジング16は矢印203により示される方向に回転
し,ており、更に排出ポート98が部屋部分26Bに開
口している。
従って部屋部分26B内の排気ガスが部屋部分26Bか
ら排出ポート98を通って流出されることがわかる。
ひき続いてハウジング16が回転すると(第6図参照)
部屋部分26Bの容積が減少することにより排気ガスの
排気作用が行なわれる。
約900回転した後(第8図参照)排出ポート98は依
然として部屋部分26Bと連通しており、かなりの量の
排気ガスが排出される。
残りの排気ガスの排出は導入傍室66から供給される空
気により行なわれ、この空気はこの段階において空所7
2および74のポートAおよびHと連通した入口ポー1
−108,110を通して供給される。
これにより空気は失印199に示されるように部屋部分
26Bを通り過ぎ、それにより良好な掃気が行なわれる
この空気を供給しない場合には、排気ガスが部屋部分2
6B内に、特に空所74の近傍に残留するようになる。
更にハウジング16が回転することにより排出ポート9
8が部屋部分26Bと連通しなくなるまで部屋部分26
Bの容積が減少されつつ掃気が行なわれる(第9図参照
)。
この段階においてほぼすべての排気ガスは部屋部分26
Bから除去される。
ハウジング16が更に回転すると依然として空所72
,74を通って入口ポート108,110から空気が部
屋部分26B内に供給され続ける。
ハウジング16が第5図に示される位置から1800回
転した位置に接近すると(すなわち第10図に示される
ように)入口ポート110は空所72をすでに通過して
しまっているので空気はもはや空所72内に供給されな
いが、空所74と連通した入口ポート106から空所7
4内に空気が供給し続けられる。
この段階で密封部材120が内壁面50の第二部分50
bに接触し、それによって部屋部分26Bを二つの分室
221,222に密封分離する。
このとき、分室221は空所72に開口しており、もう
一方の分室222は空所74に開口している。
次いで、分室221の容積が減少すると共に分室222
の容積が減少するが、導入傍室66内の圧力の方が分室
222内の圧力よりも高いので空気は依然として分室2
22内に供給される。
更にハウジング16が回転すると、閉鎖された分室22
1はかなり小さな容積に減少し(第11図参照)、また
空所72のポートKに近接した円筒状表面82が内壁面
50の第二部分50bに対してわずかな間隔を有するよ
うになる。
次いで、分室221内の加圧された空気は溝180,1
82を通って空所72に流入せしめられる。
というのは、このとき分室221内の空気の圧力は空所
γ2内の圧力に比べてかなり高い圧力に高められており
、溝180,18゜2は分室221と空所72間に存在
する実質的な唯一の連通路となるからである。
密封部材120による密封作用が内壁而50に対して行
なわれているので溝1 84 , 1 86を通って分
室222に向う空気流は生じない。
ハウジング16が更に回転すると(第11図および第1
2図参煕)空所72はいずれのポート入口106,10
8,110とも連通を断たれ、従って空所72内に溝1
80,182を通して送り込まれる空気は分室221の
容積の急速な減少と溝180,182の幅の狭さとによ
り高速度でもって空所72内に送り込まれる。
斯くして空所72内に送り込まれる空気はポートKを横
切り、空所72の空所部分Jの内部表面に衝突する。
空所部分Jは空気の循環運動をひき起こすような形状に
形成されており、この循環運動が図解的に矢印240に
より第11図および第12図に示される。
溝180,182が空所72に向けて互に接近するよう
に形成されているので空所72内に流れ込む空気流は空
所72の長手方向に進むようになる。
この長手方向に向う空気流と空気の循環運動が結びつく
ことにより空所72内で空気のらせん旋回運動が発生し
、その結果空所72内にかなり強力な乱れが形成される
噴射装置104から空所72内への燃料噴射がこのとき
に行なわれ、その後すぐに空気と燃料との混合気の点火
が空所72において点火プラグLの作動により行なわれ
る。
この点火はエンジンの回転方向へハウジング16を駆動
するために何ら実質的な力を発生することはない。
というのは空所72のポートKは重合している第二部分
50bにより閉鎖されているからである。
斯しくで点火により発生した力は主に半径方向に向くこ
とになる。
空所72内で点火が行なわれた後すぐにハウジング16
が更に回転することによって密封部材120が内壁而5
0上の切欠き部96に対向し、このとき密封部材120
は内壁面50から急速に離れる(第13図参照)。
斯くしてこのとき空所72内で発生した高温ガスは溝1
84,186を経て空所72から排出され、密封部材1
20を越え更に溝196内を通って分室222内に達す
る。
このとき、高温ガスが溝1 80 , 1 82に沿っ
て逆方向に向かわないように分室221の容積は零とな
る。
空所72から燃焼ガスが排出される前に、分室222に
は第11図および第12図において矢印241により示
すように入口ポート106からすでに加圧空気が供給さ
れている。
入口ポート106の長さは比較的長く、しばらくの間空
所74と連通しているので加圧空気は分室222内へか
なり流入している。
従って、加圧空気が流入時に多少膨張したとしても分室
222内の空気は比較的高い圧力に圧縮されている。
高温ガスが分室221から分室222に伝達されるすぐ
以前に、入口ポート106と空所74との連通状態が解
除され、分室222内の加圧空気中に燃料の噴射が行な
われる。
この燃料噴射が行なわれるのは第13図に示す状態に達
するすぐ以前のことである。
斯くして溝184,186を通り、密封部材120を通
過して分室222内に送り込まれた乱れた高温ガスは分
室222内の空気と燃料の混合気を即座に燃焼させる。
この燃焼によって高温ガスが発生せしめられ、それによ
ってハウジング16は回転駆動される。
ハウジング16が更に回転すると(第14図〜第16図
参照)部屋部分26B(もはや密封部材によって分割さ
れていない)は再び容積が増加し、斯くして第16図に
示す状態に達するまでガスは膨張する。
次いで、排出ポート98が再び部屋部分26Bと連通し
、部屋部分内で膨張したガスの排出が開始され、行程が
完了する。
第2図からわかるように空所74のポートDにはポート
Dに向けて延びる薄肉壁部が形成され、燃料は燃料噴射
装置からこの薄肉壁部に向けて噴射される。
この薄肉壁部は寸法が小さなためにエンジン作動中に比
較的高温に保持され、斯くして燃料の霧化が良好となる
ために良好な着火を確保することができる。
ベーン52は、ベーン52の両端部が一定半径を有する
内壁部分soaj sobと係合したときにベーン52
が膨張する流体の最大圧力を受けるよう配置される。
斯くしてガス膨張による最大応力を受ける間はベーン5
2は往復運動をせず、膨張行程の全体に亘ってガス圧を
受けているベーン52の端部は内壁面50の大きな半径
内壁部分50aの回りを移動する。
エンジンの構造は、ベーン52 ,54の厚み”T”(
第2図参照)を変えて強固なベーン構造を得られるよう
になっている。
即ち、ベーンの強度を更に増大する必要があるならば、
エンジンのタイミングに悪影響を及ぼすことなく容易に
ベーンの厚みを増大することができる。
本発明の点火方法による良好な燃焼効率は汚染ガスの発
生を最小限に喰い止めることができる。
特に内燃機関の排気ガス中に含まれる炭化水素は主とし
て未燃燃料が存在することによる。
本発明によるエンジンにおいては、分室222内に噴射
される高温ガスの高温ガス前面により、良好なかつ完全
な燃焼を得ることができ、その結果炭化水素の発生を最
小限に喰い止めることができる。
窒素酸化物のような他の汚染物質の発生は燃焼が極めて
大きな圧力若しくは温度下で行なわれる場合に発生する
ところが、第1図および第2図に示されるエンジンでは
分室内に高い圧力ピークが発生しないように配置するこ
とが可能である。
この点について往復型内燃機関では、点火がきわめて小
さな空間内で行なわれるので点火の瞬間に最大圧力ピー
クが発生することになる。
更に往復動内燃機関における点火は通常瞬間的に行なわ
れ、このときの発生圧力を高めてエンジン性能を向上さ
せるようにしている。
このようにして性能を向上させることは窒素酸化物の発
生に関する限り排気エミツションを悪化する作用をなす
第1図および第2図に示されるエンジンにおいて、空所
74および68内に行なわれる燃料噴射が夫々部屋部分
26A,26Bの膨張段階のほぼ全体に亘って行なわれ
るようにした場合には、比較的長い間燃焼が行なわれる
ので部屋部分26A,26B内におけるピーク圧力を増
大することなく、性能を向上することができる。
更にこの場合には、エンジンは比較的低いピーク圧力で
作動するが往復型内燃機関におけるよりも長い時間に亘
って低いピーク圧力が維持されるので、往復型内燃機関
に比べて等いか若しくは大きな駆動力を得ることができ
る。
また、例えば空所68,70,72,74を拡大するこ
とによって更に大きな駆動力を得ることができる。
従って、往復型内燃機関における場合よりもはるかに低
い圧力で作動しつつ、より大きな出力を引き出すように
することが本発明の構造により可能となる。
斯くしてエンジン性能を低下させることなく窒素酸化物
の発生、すなわち汚染物の発生量を減少させることがで
きる。
エンジンのファン部25は導入傍室66から離れた方の
ハウジング16の端部上に設けられた多数の遊星歯車1
26を有し、これら遊星歯車126はハウジング16の
側壁から突出すると共に同一のピッチ円上で平行配置さ
れた軸126aの回りを自由に回転できる。
各遊星歯車126は固定内部部材14上の太陽歯車12
8と固定内部部材14回りを回転自由な外側リング歯車
130とに係合する。
リング歯車130は、リング歯車130から突出しかつ
同一ピツチ円上において軸線51に対して平行に延びる
軸132a上を回転可能である一組の遊星歯車132を
担持する。
これらの遊星歯車132は太陽歯車128と第二のリン
グ歯車134とに係合し、この第二リング歯車134は
固定内部部材14回りを回転可能なファン組体140に
より担持されている。
このファン組体140はローラベアリング142により
支持されている。
歯車126,130,132,134はハウジング16
の回転速度よりも速い速度でファン組体140を回転さ
せるための遊星歯車機構を構成する。
ファン組体140は本体144を有し、この本体144
は環状形をなすと共にベアリング142により支持され
、更に本体144はその外方において間隔を隔てて設け
られた多数の翼146を有する。
このファン組体140は第1図に示されるようにファン
組体140の右方から空気を引き込み、翼146を通っ
てファン組体140の左方へ送り出すために用いられる
外側円筒部材147はファン組体140の外周縁まわり
に延びると共に翼146の外側端に固定され、更に外部
ケーシング150の内面に近接して回転する。
外部ケーシング150の環状端部154は多数の空気取
入口156を有し、ファン組体140が回転したときに
空気が取入口156内に流入する。
この流入空気はファンの作用によりハウジング16内の
ほぼ環状形の通路158を通過して第1図において右か
ら左へと流れる。
斯くして空気は中間曲壁部40および曲壁部18の外側
面上を通過し、ケーシング150内に形成されて左方に
延びる冷却空気取出口160を経てエンジン外へ排出さ
れる。
この空気は動作中にエンジンを冷却するために用いられ
、効果的に冷却を行なうためにハウジング16にはフイ
ン16A(第2図参照)が形成される。
ケーシング150はまた導管176を備えており、この
導管176はエンジンの運転中に排出ポート98から排
出される排気ガスを受容可能な位置においてケーシング
150の周縁の一部に開口している。
導管176がこのように配置されていることから通路1
58に沿って流れる空気によりこの排気ガスを排出させ
ることができる。
燃焼部21を包囲するケーシング150の端部は、ケー
シング150の一部をなす環状軸受支持部172内に配
置されたローラベアリング170によって支持される。
ベアリング170はハウジング16上において外方に伸
びる円筒状部分174の周りに位置する。
環状軸受支持部172は環状弾撥性ゴム要素180を介
してケーシング150の端部と連結している。
また、ファン部25周りのケーシング150の端部にお
いて、ケーシング150は多数の弾撥性ゴムブロック1
52を介して固定内部部材14に固定される。
このゴムブロック152は固定内部部材14の周縁に間
隔をおいて設けられると共にケーシング150の環状内
端部154と連結する。
ゴム要素180とゴムブロック152は空所6B,74
内における燃焼により発生するトルク反動を吸収するた
めに設けられる。
ベーン52は発生圧力に対し反動を受ける部材として働
き、この反動が吸収されることが望ましい。
ゴム要素180およびゴムブロック152はこのような
反動トルクを吸収し、この吸収したエネルギを燃焼圧力
が減少したときに戻す役目も果す。
更に、ゴム要素180およびゴムブロック150はケー
シング150にエンジンの振動を伝達しないようにする
ための絶縁体である。
第17図および第18図は本発明による燃焼原理を旋転
型内燃機関に適用した場合を示す。
第17図および第18図に示されるエンジン401はオ
ーストラリア特許第3 0 6 5 0/7 1号に開
示されている種類のものである。
このエンジン401は中心軸線403回りで旋転運動を
行なう内部旋転ピストン部材402を用いている。
このピストン部材402は外側ケーシング406内の空
所404内に配置される。
ケーシング406は中心軸線403に対して直角方向に
延びる一対の側壁により閉鎖されている。
ピストン部材402はほぼ中心軸線403に対し半径方
向に向けてケーシング406のスリット408内で往復
運動可能な多数の摺動ベーン407と連結している。
摺動ベーン407は、ピストン部材402のスリット4
11を貫通する枢動連結装置によりピストン部材402
に連結される。
ピストン部材402が中心軸線403回りを旋転運動し
たときに、ピストン部材402の外周面420、空所4
04の内周面415、および隣接した一対のべ一ン40
7により画定される空間は周期的な容積変化を行なう。
エンジンが基質的にオットサイクルを実行するようにこ
の周期的な容積変化によっていた動流体の吸入、圧縮、
点火および膨張からなる行程が行なわれる。
第17図および第18図に示すエンジンは前述のオース
トラリア特許3 0 6 5 0/7 1号に開示され
ているエンジンを多数の直立密封部材414を設けるこ
とによって変形したものである。
この密封部材414は夫々隣接した一対のべ一7407
間でピストン部材402のスリット430から半径方向
に突出する。
密封部材414はスプリング425により密封部材41
4の肩部416がスリットの肩部417に係合するまで
外方に向けて偏倚される。
多数の部屋421がケーシング406内に形成され、こ
れら部屋421のうちの一つがそれぞれ対応する空間4
12と連通ずる。
エンジンの適切なカム機構により作動される弁装置42
2が各部屋421内に空気を送り込むために設けられる
燃料噴射装置423が各部屋421と、各部屋421に
隣接して内周面415上に形成された空所440とに燃
料を供給するために設けられる。
空所440は空間412内において部屋421から距離
を隔てて配置される。
各空所440内には排気弁装置442が設けられる。
回転しているときには、複数個設けられた各空間412
は夫々同じ作用行程を行なうので、次に述べるエンジン
の作用は第17図および第18図で示される空間412
において生ずる行程の各状態についてのみ述べることに
する。
第17図に示す状態に達するすぐ前に、空気が空間41
2内に送り込まれる。
空気の吸入は空間412の全体に亘って行なわれ、斯く
して密封部材414はこの段階では内周而415と接触
しておらず、更に空間412は大きな容積を有する。
ひき続いて弁422が閉鎖され、空間412の容積が減
少することによって空間412内の空気が圧縮される。
次いで、密封部材414が内周而415と接触し、一対
のべ一7407間を二つの空間に分離する(第17図参
照)。
参照番号429で示される第17図の空間412の左方
の部分は比較的小さいことがわかる。
次いで、部屋421内で圧縮された空気は燃料が燃料噴
射装置423から噴射されたとき点火プラグ428によ
り点火される。
部屋421はその内部で空気と燃料の乱れた混合気を形
成するような形状をなしており、ピストン部材402が
時計回りに旋転運動して密封部材414が内周而415
から離れたときにこの点火された空気と燃料の混合気が
密封部材414を横切って空所440内に送り込まれる
ことがわかる(第18図参照)。
内周面415から密封部材414が離脱すると密封部材
414は空所440の内壁面440aに対面する。
このとき密封部材414は外方に向けてばね力が加えら
れているにもかかわらず肩部417が設けられているの
で、この内周面415に追従するのが阻止される。
斯くして点火された混合気は空所440内と空間412
の右方部分450内とに送り込まれる。
空間412の右方部分450内への燃料の噴射は混合気
が送り込まれたときか若しくはその少し前に噴射装置4
23により行なわれる。
斯くして部屋421内の点火された混合気は空所440
および空間412の右方部分450内の燃料混合気を点
火させる。
次いで、ピストン部材402が更に時計回りに旋転運動
するに従って空間412全体の容積が増大し、エンジン
工程における膨張段階になる。
次いで、排気弁442が開口して空間412内の点火さ
れたガスを排出する。
無論、混合気が密封部材414を横切って空所440内
に送り込まれたときに空所440内に更に空気を導入す
るように構戒することは可能である。
第1図および第2図に示されるエンジンの場合のように
、始めに部屋421内で点火された混合気は高温ガス前
面を生ずるのに用いられ、このガス前面により空間41
2の作動流体の完全燃焼が確保される。
ここに述べられたエンジンは無論単なる説明のために記
載されたもので、これらに対して種々の変形を行なうこ
とができる。
特に、第1図および第2図のエンジンは排出ポート98
に弁装置を設けることによってエンジンの膨張行程長さ
を増大するように変形することができる。
この弁装置は膨張行程の初期において閉鎖され、膨張行
程の終りで開口するように構成することができる。
この弁装置は例えば第19図に示すような構造を有する
第19図を参照すると、ハウジング16尚の内壁面50
に形成された排出ポート98はノ\ウジング16内に形
成された外側円筒状空所511内に延びる。
この円筒状空所511内には例えば炭素から形成された
弁要素512が挿入される。
この弁要素512は一連の外方に延びる通路516を備
え、この通路516は排出ポート98を構成する通路9
8aと整列する。
密封部材517は空所511内の弁要素512の周縁を
密封しており、それによって排出ポート98を通るガス
流は通路516のみを通って行なわれる。
弁要素512の外表面はケーシング150のほぼ円筒状
の内周面520に密封的に係合して通路516を通るガ
スの流出を防止している。
この密封係合作用は弁要素512に作用する遠心力によ
って絶え間なく行なわれる。
このような遠心力により生ずる極度な負荷を防ぐために
、一対の錘レバー531 ,532が設けられる。
これらの錘レバー531 ,532は弁要素512の外
周縁内にボールーソケット形式で嵌め込まれた内端部5
31a,532aと、重量のある外端部53lb,53
2bを有する。
錘レバー53L532の中央部は空所511を包囲する
ハウジング16の壁部550内において枢着ピン531
c,532c上に枢着される。
エンジンが回転している間、遠心力は重量のある外端部
53lb,532bを外方に向かって移動させ、それに
よって内端部531a,532aが弁要素512を内方
に向けて偏倚させる。
錘レバーの外端部53lb,532bの重量を適当に選
ぶことにより弁要素512を外方に向けて押し出す力の
一部を相殺することができ、それによって上述のケーシ
ング150に対する負荷を減少させることができる。
排出ポート98を経て送られてきた排気ガスは通路51
6がケーシング150に切欠き形成された出口ポート5
21と整列したときのみに通路516を介して排出する
ことができる。
この出口ポート521は例えば部屋部分26A,26B
内のガスを各燃焼行程の終りにのみ排出するのに適した
位置に設けることができる。
第1図および第2図のエンジンは無論、固定内部部材1
4を回転させ、ハウジング16を固定するように変形す
ることができる。
このエンジンにおいて排気弁装置を組込むことが望まれ
る場合には、この排気弁装置は回転弁の形に形成するこ
とにより単純化することができる。
この場合、回転弁は例えばハウジング16の内筒孔内に
おいて軸線51に平行な軸の回りで密封的に回転可能で
ある円筒部材を具備し、この円筒部材は回転中のある期
間の間、排出ポート98と整列可能な開口を有する。
更に、第1図および第2図のエンジンは空所68,74
の卵形部分Cの直径を増大して空所6B ,74の容積
を増大させることができる。
こうすることによって空所68,74内における空気の
圧縮比を下げ、特に空所6B,74内に過多な燃料が供
給された場合にエンジン内に生ずる応力を減ずることが
できる。
排気弁装置が備えられている場合には、燃焼行程の膨張
段階後期よりも早い時期に排気ガスを排出させるように
することにより、排気ガス圧を例えばターボ過給機の駆
動に用いることができる。
第1図並びに第2図においてベーン52,54はベーン
52,54に対する内壁面50および53のカム作用に
より駆動される。
しかしながら、ベー752 ,54を作動するために伺
らかの内部装置を設けることができるので、ベーン52
,54がカム作用により駆動されることは本質的でない
ことがわかる。
例えばベーン・52 .54が中央部に開口部を有し、
適当なカムをこの開口部内に挿入して積極的にベーン5
2 ,54を前後に駆動することができる。
この場合にはカムを固定しておくことができるので内部
部材14が回転する場合に適している。
更に、このような配置にすれば内壁面50に対するベー
ン端部の密封方法を変えることができる。
更に第二の密封部材120,122は前述の構造では内
壁面50に対するカム作用とスプリングによる偏倚によ
り移動せしめられていたが、これらの密封部材も積極的
に適切なカムによって作動することができる。
第1図および第2図に示すエンジンでは燃焼部21とほ
ぼ同様な形状を有する圧縮室23を用いている。
前述したように、このことはエンジンの良好なバランス
をもたらすという利点を有するが無論別の形の公知の圧
縮機を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエンジンの縦断而図、第2図は第
1図の■−■線に沿ってみた横断面図、第3A図乃至第
3D図は第1図および第2図のエンジンの一部を形成す
る圧縮機の作用状態を図解的に表わした図、第4図は第
1図のエンジンの部材の周縁面の一部の部分側面図、第
5図乃至第16図は第1図のエンジンの燃焼行程を図解
的に表わした図、第17図および第18図は第1図のエ
ンジンの燃焼行程に類似した燃焼行程を行なわせるため
に変形された旋転型内燃機関の作用状態を図解的に示し
た部分横断面図、第19図は第1図のエンジンの変形例
を図解的に示した部分断面図、第20図は第1図および
第2図のエンジンの圧縮部内に組込まれた排気弁装置を
示す部分縦断面図である。 14・・・・・・固定内部部材、16・・・・・・ハウ
ジング、18・・・・・・曲壁部、21・・・・・・燃
焼部、23・・・・・・圧縮部、25・・・・・・ファ
ン部、26,36・・・・・・部屋、26A,26B,
36A,36B・・・・・・部屋部分、28,32,4
4・・・・・・側壁部、38・・・・・・中間部、40
・・・・・・中間曲壁部、50,53・・・・・・内壁
面、52,54・・・・・・ベーン、98・・・・・・
排出ポート、104・・・・・・燃料噴射装置、106
,108,1 10・・・・・・入口ポート、120,
122・・・・・・密封部材、128・・・・・・太陽
歯車、A,D,H,K・・・・・・ポート、B,C,G
,J・・・・・・空所部分、L・・・・・・点火プラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ほぼ円筒状の外壁面を有する内部部材と、ほぼ円筒
    状の内壁面を有しかつ該内部部材を包囲する中空ハウジ
    ングとを具備し、該内部部材および中空ハウジングのい
    ずれか一方が他方に対し偏心して相対回転可能に設けら
    れ、更に該内部部材外壁面上の互に離れた2点において
    該内部部材外壁面と中空ハウジング内壁面間を延びるベ
    ーンを具備して該ベーンにより該内部部材外壁面と中空
    ハウジング内壁面間に可変容積室を形成するようにした
    内燃機関において、上記相対回転中に上記中空ハウジン
    グ内壁面と密封的に接触して上記可変容積室を第一の分
    室並びに第二の分室に一時的に分離する密封部材を上記
    内部部材外壁面上に設け、更に上記第一分室に燃料およ
    び空気を供給するための供給装置と該第二分室に燃料お
    よび空気を供給するための供給装置とを具備し、上記密
    封部材の密封作用中に該第一分室内の空気燃料混合気を
    着火するための点火装置を該第一分室に設けて該密封部
    材が中空ハウジング内壁面から離れたときに該第一分室
    内の着火混合気が第二分室内に流入して第二分室内の空
    気燃料混合気を着火せしめるようにした内燃機関。
JP49037733A 1973-04-03 1974-04-03 ナイネンキカン Expired JPS5849692B2 (ja)

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AU286573 1973-04-03

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JPS5025913A JPS5025913A (ja) 1975-03-18
JPS5849692B2 true JPS5849692B2 (ja) 1983-11-05

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JP49037733A Expired JPS5849692B2 (ja) 1973-04-03 1974-04-03 ナイネンキカン

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JP (1) JPS5849692B2 (ja)
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GB (1) GB1469295A (ja)
IT (1) IT1005922B (ja)

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DE2416155A1 (de) 1974-10-24
GB1469295A (en) 1977-04-06
IT1005922B (it) 1976-09-30
JPS5025913A (ja) 1975-03-18

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