JP2010509396A5 - - Google Patents

Description

表１３Ａおよび１３Ｂのデータは、従来の塗料に本発明の実施例を添加することにより、本発明の実施例が添加されていない同じ塗料と比較して、オープンタイム延長が増加したことを実証している。実施例１〜９は、比較例ＢおよびＣより優れていた。また、実施例１〜９は、比較例ＢおよびＣと比較して低濃度のフッ素を含有したが、優れたオープンタイム延長を付与し、従ってフッ素効率が増加したことを実証している。
なお、本発明は、特許請求の範囲を含め、以下の発明を包含する。
１．式（Ｉ）又は（ＩＩ）：

｛式中、
Ｒ_fは、任意に１〜３個の酸素原子によって、任意選択的に中断されている炭素数１〜７の直鎖又は分岐鎖パーフルオロアルキルであり、
ｒおよびｑはそれぞれ独立して１〜３の整数であり、
ｊは０又は１、又はこれらの混合であり、
ｘは約１〜約２であり、
Ｚは−Ｏ−、−Ｓ−、又は−ＮＲ−であり、
Ｒは、水素、又は炭素数１〜４のアルキル基であり、
Ｘは水素、又はＭであり、
Ｍはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、又はアルカノールアンモニウムイオンである｝
の１つ以上の化合物を含む組成物。
２．Ｒ_fが炭素数１〜３の直鎖パーフルオロアルキル基であり；ｒ、ｑおよびｊがそれぞれ１であり；Ｍがアンモニウムイオン又はアルカノールアンモニウムイオンである、１に記載の組成物。
３．約１５〜約８０ｍｏｌ％の式（Ｉ）のモノ（フルオロアルキル）ホスフェート（式中、ｘは１である）、および約２０〜約８５ｍｏｌ％の式（Ｉ）のビス（フルオロアルキル）ホスフェート（式中、ｘは２である）を含む、１に記載の組成物。
４．Ａ）染みをはじく性質、染み除去性、汚れをはじく性質、汚れ除去性、撥水性、撥油性、および抗微生物からなる群から選択される少なくとも１つの表面効果を付与する薬剤、
Ｂ）界面活性剤、ｐＨ調整剤、レベリング剤、湿潤剤、又は
Ｃ）これらの混合物、
を更に含む、１に記載の組成物。
５．基材に１に記載の組成物を接触させることを含む、基材に撥水性、撥油性および耐汚染性を付与する方法。
６．コーティング組成物が堆積される基材に耐ブロッキング性、オープンタイム延長、および撥油性を付与する方法であって、前記基材に堆積する前に、前記コーティング組成物に１に記載の組成物を添加することを含む、方法。
７．前記コーティング組成物が、アルキドコーティング、タイプＩウレタンコーティング、不飽和ポリエステルコーティング、または水分散コーティングである、６に記載の方法。
８．Ｒ_fの炭素数が４〜６であり、ｒ、ｑおよびｊがそれぞれ１であり、Ｍがアンモニウム又はアルカノールアンモニウムイオンである、５又は６に記載の方法。
９．５又は６に記載の方法に従って処理された基材。
１０．１に記載の組成物が塗布された基材。

Claims (5)

1. 式（Ｉ）又は（ＩＩ）：
   

   

   ｛式中、
   Ｒ_ｆは、１〜３個の酸素原子によって、任意選択的に中断されている炭素数１〜４の直鎖又は分岐鎖パーフルオロアルキルであり、
   ｒは１であり、ｑは１〜３の整数であり、
   ｊは０又は１、又はこれらの混合であり、
   ｘは約１〜約２であり、
   Ｚは−Ｏ−、−Ｓ−、又は−ＮＲ−であり、
   Ｒは、水素、又は炭素数１〜４のアルキル基であり、
   Ｘは水素、又はＭであり、
   Ｍはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、又はアルカノールアンモニウムイオンである｝
   の１つ以上の化合物を含む組成物。
2. 基材に請求項１に記載の組成物を接触させることを含む、基材に撥水性、撥油性および耐汚染性を付与する方法。
3. コーティング組成物が堆積される基材に耐ブロッキング性、オープンタイム延長、および撥油性を付与する方法であって、前記基材に堆積する前に、前記コーティング組成物に請求項１に記載の組成物を添加することを含む、方法。
4. 請求項２又は３に記載の方法に従って処理された基材。
5. 請求項１に記載の組成物が塗布された基材。