JP2010507006A5

JP2010507006A5 -

Info

Publication number: JP2010507006A5
Application number: JP2009533379A
Authority: JP
Filing date: 2007-10-18
Publication date: 2010-10-21

Claims

ポリマーマトリックス内に衝撃改質剤粒子が分散し、該ポリマーマトリックスが連続層を形成した衝撃性改良ポリラクチド樹脂であって、
（ａ）該ポリマーマトリックスの少なくとも９０重量％が１種又は２種以上のポリラクチドであり、
（ｂ）該衝撃改質剤は、該ポリラクチド樹脂内に、（ｉ）少なくとも１５０ｎｍの直径を有する大きな粒子若しくは凝集体又はその両者、及び（ii）１０〜１５０ｎｍの直径を有する小さな粒子又は凝集体として分散し、透過型電子顕微鏡を用いて、この混合物の平面の画像を撮ると、（１）大きな粒子及び凝集体の画像化した面積が、画像化した粒子の全面積の６０〜９５％を構成し、かつ（２）全ての粒子及び凝集体の数平均粒子サイズが２１０ｎｍ以下であり、更に、
（ｃ）該衝撃改質剤が、
（１）Ｔｇが−１０℃より低い架橋ゴム状コア；
（２）Ｔｇが少なくとも５０℃であるポリマーから成るシェル；及び
（３）１．４３０〜１．４８５の範囲の屈折率
を有するコアシェルゴムである衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記ポリラクチド樹脂が非晶性グレードである請求項１に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記ゴム状コアがアクリル樹脂モノマーのポリマー又はコポリマーである請求項１又は２に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記ゴム状コアがアクリル酸ブチル又はアクリル酸−２−エチルヘキシルのポリマー又はコポリマーである請求項３に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記シェルがメタクリル酸エステルのポリマー又はコポリマーである請求項１〜４のいずれか一項に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記シェルがメタクリル酸メチルのポリマー又はコポリマーである請求項５に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記コアシェルゴムを１〜１２重量％含む請求項１〜６のいずれか一項に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
前記コアシェルゴムを５〜１０重量％含む請求項７に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
落槍衝撃強度が４〜２０ｆｔ−ｌｂ（５．４〜２７Ｊ）であり、かつ曇り度が１０％以下である請求項１〜８のいずれか一項に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
落槍衝撃強度が８〜１５ｆｔ−ｌｂ（１０．８〜２０Ｊ）であり、かつ曇り度が１０％以下である請求項９に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
落槍衝撃強度が少なくとも９ｆｔ−ｌｂ（１２．１Ｊ）であり、かつ曇り度が８％以下である請求項１０に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂。
請求項１〜１１のいずれか一項に記載の衝撃性改良ポリラクチド樹脂から製造された熱成形製品。