JP2010504116A - スパイダー鋳型 - Google Patents

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Abstract

スパイダー鋳型(10)を義歯上部構造の雄型スパイダー鋳型(1)に弾性的に取り付けるために、少なくとも1つの保持エレメント(14、141、142)をスリーブ(11)に成型することを提案する。この保持エレメントは、実質的に咬合方向に配列されている。少なくとも1つの保持エレメント(14、141、142)は、スリーブ(11)の全長にわたって延びており、かつその断面において、連結首部(144、147)が設けられた頭部(143、148)を有している。これによって、保持アンダーカット(145、146)が連結首部の両側に形成される。少なくとも1つの保持エレメントの連結首部は、スリーブの頂点ラインと反対にずらして成形されている。このようにして、小さな設置高さにおいても増大された保持力を示す改善された保持を有するスパイダー鋳型が作成される。

Description

本発明は、義歯上部構造をバープロジェクション(bar projection)に締結するバーマトリックス(bar matrix)であって、請求項1の導入部に係るバーマトリックスに関する。
バーマトリックスは、下顎または上顎において部分的な義歯または全体的な義歯を人工歯根により支持するための棒状取付部品の一部である。そのような棒状取付部品は、バープロジェクションとバーマトリックスとからなる。バープロジェクションは、機械的な細い取付エレメントであり、このバープロジェクションは、人工歯根の間に延びるとともに口内においてこれらの人工歯根を互いに遮断する水平部材を備えている。人工歯根に締結するための締結手段が設けられた水平部材がバープロジェクションと呼ばれる。
バーマトリックスは、義歯の取り外し可能な部分と一体化されている。しばしばバーライダーとも呼ばれるこのバーマトリックスは、適切な保持エレメントを有するスリーブからなり、これによって、義歯上部構造への取り付けを実現することができる。
近年の上部構造においては、金属製の支持構造が設けられる必要があり、プラスチックからなる実際の上部構造はその上に支持されている。支持構造は、鋳造型(cast model)と呼ばれている。鋳造型は、鋳造型をプラスチック構造に連結するための開口部を備えており、この開口部はいわゆるポリメリセーション(Polymerisation)窓として示されている。
発展は、それはしばしば歯科医によりなされてきたことであり、それ自体は主にバーマトリックスとバープロジェクションとの間の取り外し可能な連結に関するものであったが、ここで、バーマトリックスを義歯上部構造に取り付けるという課題は無視されてきた。なぜなら、この問題は本質的に歯科研究所の中でのみ発生するものであり、歯科研究所は、それ自体が義歯上部構造の製造に関連しているからである。実際、義歯上部構造を製造する上で、保持エレメントは、バーマトリックスのスリーブに不十分な保持力を適合させるのみであるということが判明してきた。なぜなら保持エレメントは、そのデザインのため、極端に小さく保たれるだけだからである。今日、一般に、バーマトリックスの構造は、少なくともU字状断面からなるとともに、現実的にその頂点ラインに沿って、頬側および舌側に延びる長手表面を有していることを想定している。この場合、長手表面は、スリーブの幅を超えない範囲で、頬および舌の方向において最大限の拡張部を有している。このような拡張部は必要である、なぜなら、もしそうでなければ、義歯上部構造の壁の厚さ、または歯の構造が非常に薄くなるか、若しくは、拡張部から突き出るからである。
棒状取付部品は、Hans Dolder博士が発達させたものであり、そして棒状取付部品は、単純に歯茎においてのみ支持されるのではない、義歯の支持についての解決法を示している。上述のように、ドルダー(Dolder)バーはその価値が長年認められてきた。ドルダーバーのさらなる発達が、EP1192916(特許文献1)に示されている。この特許文献1において、マトリックスをバーとして機能するプロジェクションに締結することは、張力のある機械的保持機構とは機能せず、バー形状を有し、スリーブによって囲まれた恒久的な磁石と伴に機能している。この解決法において、保持エレメントは舌側または頬側において一体に形成されており、また、細長状の、左右に一体に成形された取っ手の形状を形成している。ここでまた、義歯上部構造の取り付けは、原始的に実現されているのみである。
バーマトリックスは、DE30009758A(特許文献2)において知られている。ここでバーマトリックスはスリーブから構成されており、このスリーブの上には、スリーブと一体に形成されたピンが咬合方向に延びている。これらによって達成される保持力は最小限のものである。
これと対照的なのは、DE29609304(特許文献3)による慣習的な解決法である。この場合、バーマトリックスは、頬側および舌側において一体に形成された翼状部を有するスリーブとして形成されている。
バープロジェクションは、実際に患者の上に一体に形成される。そしてバープロジェクションとともに、マトリックスは、断面矩形のU字状スリーブとして形成される。そして、マトリックスとプロジェクションは互いに成形される。このようなバープロジェクションは非常にまれである。US2003/0211444(特許文献4)による解決法は、このため、ドルダーバーと組み合わせることができない。
さらにUS4209904(特許文献5)により知られているバーマトリックスは、ドルダーバーの上に配置された多数のライダーにより形成されている。この場合、ライダーはスリーブ部分を有しており、このスリーブ部分において、咬合方向に曲げられたタブ(tab)が一体に形成されている。解決法は、それ自体では、鋳造型を有さない、すなわち金属補強材を有さない上部構造に適しているのみである。歯の口蓋面がバーに非常に近接して延びている位置においてタブが配置されている場合、保持タブはこすられ、また、保持は非常に弱くなる。
EP1192916 DE30009758A DE29609304 US2003/0211444 US4209904
従って本発明は、義歯上部構造を劣化させることなく、また、先行文献におけるその他の不利な状態を受け入れることなく、バーマトリックスから義歯上部構造への保持力を増加させるよう冒頭で言及したタイプのバーマトリックスを改善することを目的とする。
請求項1の導入部に係るバーマトリックスは、この目的を達成する。保持エレメントの連続的な設計のため、歯科技工士は保持エレメントを、与えられた環境において様々な場所に適用することができる。この場合、適用は、スリーブに損傷を与えることなく、構造の劣化を生じさせることなく、また、その他の負の効果を生じさせることなく、研削加工により行われる。
大抵の場合、義歯上部構造を作成する歯科研究所の技工士にとって、より広い空間を咬合方向において利用することができる。しかしながら、使用中に生じる力は本質的に咬合方向において働くので、複数の保持エレメント、または少なくとも1つの保持エレメントは、アンダーカットされ、そして咬合方向からそらされる必要がある。
図1は、2つの歯根上に締結されたドルダーバーを示す斜視図。 図2は、バーマトリックスの第1の形態において、その長手方向の配列に対して垂直な部分を示す図。 図3は、第2の形態における同様の描写を示す図。 図4は、使用中のバーマトリックスの一部を示す側面図。 図5は、異なる断面形状を有するバーマトリックスのとりわけ好ましい形態を示す図。 図6は、異なる断面形状を有するバーマトリックスのとりわけ好ましい形態を示す斜視図。 図7は、従来のタイプのバーマトリックスを示す図。
はじめに、図7は従来のバーマトリックスの断面を示す図である。バーマトリックスは締結部を形成しており、完全な義歯または部分的な義歯は、この締結部によってバープロジェクションの上に弾性的に支持されている。従って、挿入状態において、部分的な義歯または完全な義歯は、図1に示すドルダーバーを覆っている。バーマトリックスの長さは、この場合、水平部材またはバー2の長さに完全に対応する。ここで、実際のバーマトリックスが符号Aにより示されている。バーマトリックスは、断面円弧状の細長いスリーブBからなる。このスリーブは、上述のようにバープロジェクション1の水平部材2の上に配置されており、このため、しばしばライダースリーブとも呼ばれている。ライダースリーブBは、長手方向においてクランプ壁Cによってその両側の範囲が制限されている。これらのクランプ壁Cは、軸受湾曲部と合流している。保持エレメントEは、軸受湾曲部の領域において一体に形成されている。これらの保持エレメントの方向は、頬側−舌側に正確に延びている。義歯構造の力は本質的には咬合方向に働くので、本質的に、重要なのは保持エレメントの方向ではなく、保持エレメントの寸法である。従来の設計において、保持エレメントを拡大することは不可能である。なぜなら、保持エレメントが2つのクランプ壁を超えることになるからである。
本発明によるマトリックスの好ましい形態の1つが、バーマトリックスの配列に沿った断面図において図2に示されている。バーマトリックスは、全体として符号10で示されている。バーマトリックス10は、スリーブまたはライダースリーブ11を備え、スリーブまたはライダースリーブ11は、この場合も、長手方向に延びるとともにほぼ平行に配置された2つのクランプ壁12を有している。ここで2つのクランプ壁12は、軸受湾曲部13と合流している。実質的に咬合方向に配列された少なくとも1つの保持エレメント14が、軸受湾曲部13の上に設けられる必要がある。この場合、保持エレメント14の成形は、咬合方向から逸脱する少なくとも1つのアンダーカットが生じるようにされなければならない。咀嚼動作において歯の上部構造に生じるのは、咬合方向における力だけでなく、この方向と異なり、本質的に頬側のまたは舌側の方向において生じる力の成分もある。実質的に咬合方向に延びる少なくとも1つの保持エレメント14の配列はとりわけ好都合である。なぜなら、これらの力の成分が最適な方法により適合されるからである。
図2による形態において、2つの保持エレメントが示されている。第1保持エレメントは、実質的に咬合方向においてのみ配列されており、この第1保持エレメントは符号141により示されている。この第1保持エレメントは、バーマトリックス10の全長にわたって、またはスリーブ11の全長にわたって延びている。第1保持エレメント141は、実質的に、頭部143を形成する断面形状を有している。またこの断面形状は、首部144と一続きの一片として、軸受湾曲部13に連結されている。アンダーカット145は、実質的に咬合方向において発生する力を建設的な合い具合に適合させることができるものであり、このアンダーカット145は、第1保持エレメントの首部144のためにその両側に生じている。しかしながら、この上に配置される義歯上部構造の鋳造材料をより確実に固定するため、この形態において、第2保持エレメント142が設けられている。第2保持エレメント142は、第1保持エレメントに対して角度αの傾斜を有するよう一体に形成されている。この第2保持エレメントも、バーマトリックス10の長手方向に平行に延びている。また第2保持エレメントは、第1保持エレメント141にも平行に延びている。この場合、この傾斜した形状のため、さらに大きなアンダーカット146が第2保持エレメント142の下部に生じている。
スリーブ11は全て、歯科研究所が取得する予め製造されたエレメントである。歯科研究所は、スリーブ11を鋳造型Gに組み入れて加工する。そして義歯がその上に形成される。保持エレメント14は、鋳造型Fを通って突出しており、そして上述のように、義歯上部構造の確実な適合を保持するのに役立っている。また、クランプ壁12の所定の弾性運動を可能にする間隙が、スリーブ11のクランプ壁12と鋳造型Gとの間に残されている。
保持エレメントの連続的な設計のため、スリーブを損傷させることなく、また、構造の劣化若しくはその他の負の効果が生じることなく、研削加工によって、歯科技工士が保持エレメントを様々な位置における状態に適用することが可能となる。
本発明の主題における第2の好ましい形態が、図2における符号と同じ符号により図3に示されている。ここでもスリーブ11からなるバーマトリックス10が、鋳造型Gに組み入れられて示されている。スリーブ11はこの場合もクランプ壁12を有し、クランプ壁12は、お互いに平行に延びている。クランプ壁12の厚さは、図2における形態と同様に、軸受湾曲部13から端部に向かってわずかに円錐状に先細となっており、これによって、クランプ壁12の弾性効果を増加させている。この形態において、1つの保持エレメント14が軸受湾曲部13に一体に形成されている。この1つの保持エレメント14も、スリーブ11の全長にわたって延びており、そしてこの場合も頭部14’と首部14’’とを有している。保持エレメント14は、実質的に咬合方向に配列されているが、しかし、先の形態の場合と同様に、第2保持エレメント142については、頬のまたは舌の方向における傾斜を有している。頬のまたは舌の方向における傾斜は、組み入れ位置に依存しており、また、この傾斜は歯科研究所において決定される。通常、組み入れ位置は、保持エレメント14がその組み入れ状態において頬の外方に向くようにされている。1つの保持エレメントが設けられている場合、この保持エレメントは当然に、2つの保持エレメントが互いに平行するよう設けられている形態の場合より大きく設計される。傾斜は、実質的に、拡大されたアンダーカット14’’’を実現するのに役立つ。保持エレメントの傾斜は、通常0度から45度の間が選択される。さらに好ましくは、10度から30度の間が選択される。前述の形態のように2つの保持エレメントが設けられている場合、1つの保持エレメントは当然に頬の方向の傾斜を有し、もう1つの保持エレメントは舌の方向の傾斜を有している。若しくは、2つのうち1つの保持エレメントのみが傾斜を有している。このため当然に、角度αは大いに可変である。しかしながら、最も好ましくは、角度αは最大でも90度を超えることなく、そして好ましくは、角度αは10度から45度の間である。図2に示されているような、長手方向に延びる2つの保持エレメントを有する解決法における設計においては、連結首部144および147の長さが相違するようにし、これによって、保持エレメントの頭部を十分に大きく設計することができる。同時に、義歯上部構造を形成する上で、全体として完全ななだらかさを確保することができる。
歯科研究所の技工士は、図3による形態の場合と同様に、図2による形態に関して、保持を増大させ、そして同時にスリーブの方向において一定の形状の適用をもたらすため、さらなる手段をとることができる。これは、図6に象徴的に示されている。図6において、1つの保持エレメント14を有するスリーブ11がその側面から示されている。ここで保持エレメントは適切なのこ引き、フライス削りまたはやすりかけにより遮断されており、これによってアンダーカットを持つよう切断されている。このような応用は、その全長にわたって連続的に延びる保持エレメントを有するスリーブにおいて行われるものであり、この場合、アンダーカットエッジは、末端または中央において傾斜して延びるよう形成されている。スリーブ11を成形鋳造手順により製造する場合、保持エレメント14上のアンダーカットエッジ16は、理想的には、当初から直接形成されている。しかしながら、歯科研究所は通常の場合、調整を実施することができる。従って、歯科研究所がアンダーカットエッジそれ自体を組み入れた解決法が好ましい。
バーマトリックス10の好ましい形態が図5および6に示されている。この場合も、バープロジェクションの長さに適合した連続的な拡張部が設けられている。ここで、スリーブ11は2つのクランプ壁12からなり、この2つのクランプ壁12は、軸受湾曲部13を介して互いに連結されている。クランプ壁12は、その内側に組み入れられたクランプ片121からなる段状の肉厚部分を有しており、これによって、バー2からのスリーブ11の保持力を増大させることができる。
スリーブ11は、長手軸、または軸受湾曲部の頂点ラインSに対して鏡面対称である。ここで、1つの保持エレメント14の首部14’’は、この頂点ラインSに対して離心的に一体形成されている。首部14’’は、保持エレメントの頭部14’に対する連結を示している。この頭部は、先に記載された例と比べて異なる断面形状を有している。基本的に、頭部14’の断面形状は様々な形状を有することができる。
ここで示された形状において、頭部は、長手方向を横切って延びる、すなわち、口―舌方向に延びる広がりを有している。ここで顕著なのは、頭部14’の平面加工部分140である。この平面加工部分140は、上部構造において咬合方向に生じる力より低いノッチ効果を避ける上で好ましいものである。この平面加工部分140は、さらに好ましくは、咬合方向に垂直に延びている。
保持エレメント14における首部14’’の離心的な配列は、歯の口蓋面(pallatinal surfaces)における様々な方向に関係している。首部14’’の離心的な配列は、しかしながら、頭部がクランプ壁の各側において拡張部を超えて突き出ることがないようにしなければならない。外側の、頬側の歯の表面は、どちらかといえば垂直に延びており、一方、口蓋側(pallatinally)では、歯の表面は頬の方向に対して傾斜するよう延びている。このため取付位置において、保持エレメントは口蓋側(pallatinal side)から離れるよう置き換えられる。従って、口蓋面は図5において左側に位置する。
このような配置により、一方の側、通常は頬の側におけるスリーブと頭部14’との間のアンダーカットは、口蓋側のアンダーカットよりも小さくなる。ここで、人は大抵、口蓋側においてより広い空間を有している。
本発明によるバーマトリックスにより、空間的に制限された状況であっても、最適化された取付けがなされるよう空間を最も有効に利用することができる。なぜなら、本発明によるバーマトリックスの特別な形状のため、当該バーマトリックスを正確に各上部構造に適用することができるからである。
1 バープロジェクション
2 水平部材またはバー
3 締結頭部
4 スクリューホール
5 人工歯根
A ウェブマトリックス
B スリーブまたはライダースリーブ
C クランプ壁
D 軸受湾曲部
E 保持エレメント
G 鋳造型
S スリーブの頂点ライン
10 バーマトリックス
11 スリーブ
12 クランプ壁
13 軸受湾曲部
14 保持エレメント
14’ 保持エレメントの頭部
14’’ 保持エレメントの首部
14’’’アンダーカット
15 口蓋側のアンダーカット
16 アンダーカットエッジ
121 クランプ片
140 平面加工部分
141 第1保持エレメント
142 第2保持エレメント
143 第1保持エレメントの頭部
144 第1保持エレメントの首部
145 第1保持エレメントのアンダーカット
146 第2保持エレメントのアンダーカット
147 第2保持エレメントの首部
148 第2保持エレメントの頭部

Claims (10)

  1. 義歯上部構造をバープロジェクション(1)に締結するバーマトリックス(10)において、
    バーマトリックスは、その断面が少なくとも略U字状となるよう曲げられるとともに、バープロジェクションの上に保持されるスリーブ(11)を有し、このスリーブ(11)に、義歯上部構造を保持する少なくとも1つの保持エレメント(14)が配置され、
    少なくとも1つの保持エレメント(14、14’、14’’、141、142)は、スリーブ上に一体に形成された一部分からなるとともに、本質的に咬合方向に配列され、
    少なくとも1つの保持エレメント(14、14’、142)は、スリーブ(11)の全長にわたって延びるとともに、その断面において、連結首部(14’’、144)が設けられた頭部(14’、143、148)の形状を有し、これによって、連結首部はその両側に保持アンダーカット(14’’’、145、146)を形成し、
    少なくとも1つの保持エレメントの連結首部は、スリーブの頂点ラインからずらして一体に形成されたことを特徴とするバーマトリックス。
  2. 請求項1に記載のバーマトリックスにおいて、少なくとも1つの保持エレメント(14、142)は、付加的に、咬合方向からそれた、頬または舌の方向における傾斜を有することを特徴とするバーマトリックス。
  3. 請求項2に記載のバーマトリックスにおいて、少なくとも1つの保持エレメント(14、142)における咬合方向からそれた傾斜は、0度から45度の間であり、好ましくは10度から30度の間であることを特徴とするバーマトリックス。
  4. 請求項1に記載のバーマトリックスにおいて、スリーブ(11)の全長にわたって延びる2つの平行な保持エレメント(141、142)を備え、これら2つの保持エレメント(141、142)は、本質的に咬合方向における配列を有するとともに互いの間で角度(α)を形成することを特徴とするバーマトリックス。
  5. 請求項4に記載のバーマトリックスにおいて、2つの保持エレメント(141、142)が互いの間で形成する角度(α)は最大で90度であり、この角度は好ましくは10度から45度の間であることを特徴とするバーマトリックス。
  6. 請求項4に記載のバーマトリックスにおいて、2つの保持エレメント(141、142)はいずれもその断面に、連結首部(144、147)が設けられた頭部(143、148)の形状を有することを特徴とするバーマトリックス。
  7. 請求項6に記載のバーマトリックスにおいて、連結首部(144、147)の長さは互いに異なることを特徴とするバーマトリックス。
  8. 請求項1に記載のバーマトリックスにおいて、バーエレメントの頭部は、全長にわたって延びる平坦部を有することを特徴とするバーマトリックス。
  9. 請求項8に記載のバーマトリックスにおいて、平坦部は、咬合方向に垂直に延びることを特徴とするバーマトリックス。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のバーマトリックスにおいて、スリーブ(11)の全長にわたって延びる保持エレメント(14、141、142)は、1つまたはそれ以上の位置において、保持エレメントの長手方向を横切るアンダーカットエッジ(16)を有することを特徴とするバーマトリックス。
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