JP2010503753A - ポリ(アリーレンエーテル)組成物、方法、及び物品 - Google Patents
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Abstract
Description
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;場合によっては、組成物の全重量を基準として約2〜約50重量%の充填剤;及び場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせから選択される添加剤;から構成され、組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み、ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;硬化性組成物は25℃において10,000センチポイズ以下の粘度を有し;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;場合によっては、充填剤約20〜約100重量部;及び場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせから選択される添加剤;から構成され;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
本発明者らは、硬化性組成物中でのポリ(アリーレンエーテル)の可溶性と得られる硬化樹脂の靱性との間の従来の制約から逃れる目的で硬化性ポリ(アリーレンエーテル)組成物に関して研究を行った。この研究の過程で、本発明者らは、特定のヒドロキシル基官能性及び特定の分子量を有するポリ(アリーレンエーテル)樹脂を用いることによって、硬化後の組成物における靱性を犠牲にすることなく硬化性組成物中でのポリ(アリーレンエーテル)の可溶性を向上させることができることを見出した。或いは、硬化性組成物中でのポリ(アリーレンエーテル)の可溶性を犠牲にすることなく硬化後の組成物の靱性を向上させることができる。而して、一態様は、エポキシ樹脂;クロロホルム中25℃において測定して約0.03〜約0.2dL/gの固有粘度を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);及び、エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;を含み、組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも少なくとも5%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
から選択される構造を有する)
の構造を有する)
の構造を有するものが挙げられる。
の構造を有する。
の構造を有する。
の構造を有する)
の構造を有していてよい。幾つかの態様においては、それぞれのQ1はメチルであり、それぞれのQ2は水素又はメチルであり、それぞれのY1はメトキシであり、それぞれのY2及びY3及びY4は水素であり、それぞれのR6及びR7及びR8及びR9はメチルであり、それぞれのmは3であり、nは約10〜約100である。内部ポリシロキサンセグメントを有するポリ(アリーレンエーテル)は、例えば、一価フェノールとフェノール末端ポリシロキサンとの酸化共重合によって製造することができる。フェノール末端ポリシロキサンそれ自体は、シリルヒドリド二末端ポリシロキサンと、脂肪族炭素−炭素二重結合及びフェノール性ヒドロキシル基の両方を有するオイゲノールのような化合物との間のヒドロシリル化反応によって製造することができる。
[(R10)(R11)I]+X−
(式中、R10及びR11は、それぞれ独立して、場合によっては、C1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ、ニトロ、及びクロロから選択される1〜4つの一価の基で置換されているC6〜C14一価芳香族炭化水素基であり;X−はアニオンである)
の構造を有するジアリールヨードニウム塩を含む潜在性カチオン性硬化触媒であってよい。幾つかの態様においては、硬化促進剤は、次式:
[(R10)(R11)I]+SbF6 −
(式中、R10及びR11は、それぞれ独立して、場合によっては、C1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ、ニトロ、及びクロロから選択される1〜4つの一価の基で置換されているC6〜C14一価芳香族炭化水素基である)
の構造を有するジアリールヨードニウム塩を含む潜在性カチオン性硬化触媒である。幾つかの態様においては、硬化促進剤は、4−オクチルオキシフェニルフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを含む潜在性カチオン性硬化触媒である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);及び、エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;を含み、組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;場合によっては、組成物の全重量を基準として約2〜約50重量%の充填剤;及び場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせから選択される添加剤;から構成され、組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み、ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において(即ち25〜65℃の範囲全体にわたって)単相で存在し;硬化性組成物は25℃において10,000センチポイズ以下の粘度を有し;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;場合によっては、充填剤約20〜約100重量部;及び場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせから選択される添加剤;から構成され;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において(即ち25℃〜65℃の範囲全体にわたって)単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び、アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;を含み;ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物である。
エポキシ樹脂中において二官能性低分子量ポリ(アリーレンエーテル)を用いることを示す10種類の本発明の実施例を、エポキシ樹脂中において単官能性低分子量ポリ(アリーレンエーテル)を用いることを示す7種類の比較例、エポキシ樹脂中において非官能性低分子量ポリ(アリーレンエーテル)を用いることを示す4種類の比較例、及びエポキシ樹脂のみを用いる1種類の比較例と比較した。ビスフェノールAジグリシジルエーテル(BPAエポキシ)は、Dow Chemical CompanyからDER 332エポキシ樹脂として得た。3種類の二官能性ポリ(アリーレンエーテル)樹脂を、「PPE, 0.12, bifxl.」、「PPE, 0.09, bifxl.」、及び「PPE, 0.06, bifxl.」(ここで、「0.12」、「0.09」、及び「0.06」は、樹脂の固有粘度(dL/g)を指す)として示す。2種類の単官能性ポリ(アリーレンエーテル)樹脂を、「PPE, 0.12, monofxl.」及び「PPE, 0.12, monofxl.」として示し、一方、非官能性の無水酢酸封鎖(capped)樹脂を、「PPE, 0.06, nonfxl.」として示す。
官能価=2×OH末端基モル/全末端基モル
(式中、「OH末端基モル」はヒドロキシル末端基のモル数であり、「全末端基モル」は全ての末端基のモル数であり、これは、ヒドロキシル末端基、及びこの場合には2,6−ジメチルフェニル基である所謂「尾状基」を含む)
にしたがって算出する。
Claims (39)
- エポキシ樹脂;
クロロホルム中25℃において測定して約0.03〜約0.2dL/gの固有粘度を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);及び
エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;
を含み、
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも少なくとも5%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - 組成物が、硬化後に、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 組成物が、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも少なくとも5%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 組成物が、硬化後に、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、請求項3に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂が約25℃〜約150℃の軟化点を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂が25℃未満の軟化点を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂が、脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ビスフェノール−Aエポキシ樹脂、ビスフェノール−Fエポキシ樹脂、フェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾール−ノボラックエポキシ樹脂、ビフェニルエポキシ樹脂、多官能性エポキシ樹脂、ナフタレンエポキシ樹脂、ジビニルベンゼンジオキシド、2−グリシジルフェニルグリシジルエーテル、ジシクロペンタジエンタイプのエポキシ樹脂、多環芳香族樹脂タイプのエポキシ樹脂、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂が、モノマーエポキシ樹脂及びオリゴマーエポキシ樹脂を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂がビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 二官能性ポリ(アリーレンエーテル)が、次式:
からなる群から選択される構造を有する)
の構造を有する)
の構造を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。 - 二官能性ポリ(アリーレンエーテル)が、次式:
の構造を有する)
の構造を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。 - それぞれのQ1がメチルであり、それぞれのQ2が水素又はメチルであり、それぞれのY1がメトキシであり、それぞれのY2及びY3及びY4が水素であり、それぞれのR6及びR7及びR8及びR9がメチルであり、それぞれのmが3であり、nが約10〜約100である、請求項11に記載の硬化性組成物。
- 二官能性ポリ(アリーレンエーテル)が、次式:
の構造を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。 - 二官能性ポリ(アリーレンエーテル)が一価フェノールと二価フェノールとの酸化共重合の生成物である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 一価フェノールが、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、及びこれらの混合物からなる群から選択され;二価フェノールが、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ビフェノール、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−n−ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロノナン、11,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項12に記載の硬化性組成物。
- 一価フェノールが2,6−ジメチルフェノールであり、二価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンである、請求項12に記載の硬化性組成物。
- 一価フェノールが2,6−ジメチルフェノールであり、二価フェノールが、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロヘキサン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項12に記載の硬化性組成物。
- 約30〜約99重量部のエポキシ樹脂、及び約1〜約70重量部の二官能性ポリ(アリーレンエーテル)を含み、ここで、全ての重量部は、エポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものである、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 約60〜約90重量部のエポキシ樹脂、及び約10〜約40重量部の二官能性ポリ(アリーレンエーテル)を含み、ここで、全ての重量部は、エポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものである、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 硬化促進剤が、潜在性カチオン性硬化触媒、フェノール系硬化剤、アミン硬化剤、脂肪族又は芳香族カルボン酸の銅(II)塩、脂肪族又は芳香族カルボン酸のアルミニウム(III)塩、銅(II)β−ジケトネート、アルミニウム(III)β−ジケトネート、脂環式カルボン酸無水物、三フッ化ホウ素−トリメチルアミンコンプレックス、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 硬化促進剤が、ジアリールヨードニウム塩、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステル、カルボン酸エステル、ホスホン酸イリド、ベンジルスルホニウム塩、ベンジルピリジニウム塩、ベンジルアンモニウム塩、イソオキサゾリウム塩、三フッ化ホウ素−トリメチルアミンコンプレックス、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される潜在性カチオン性硬化触媒である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 硬化促進剤がアセチルアセトン酸アルミニウム(III)を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 組成物の全重量を基準として約2〜約50重量%の充填剤を更に含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 組成物が無機粒子状充填剤を含まない、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤を更に含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- エポキシ樹脂;
クロロホルム中25℃において測定して約0.03〜約0.2dL/gの固有粘度を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);
エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;
場合によっては、組成物の全重量を基準として約2〜約50重量%の充填剤;及び
場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤;
から構成され、
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも少なくとも5%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂;
クロロホルム中25℃において測定して約0.03〜約0.2dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);
エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;
場合によっては、組成物の全重量を基準として約2〜約50重量%の充填剤;及び
場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤;
から構成され、
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂約60〜約90重量部;
クロロホルム中25℃において測定して約0.06〜約0.12dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び
アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;
を含み、ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;
硬化性組成物は25℃において10,000センチポイズ以下の粘度を有し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂約60〜約90重量部;
クロロホルム中25℃において測定して約0.06〜約0.12dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び
アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;
場合によっては、充填剤約20〜約100重量部;及び
場合によっては、染料、顔料、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、流動性改良剤、垂れ遅延剤、難燃剤、抗ブロッキング剤、静電防止剤、流動促進剤、加工助剤、基材接着剤、離型剤、強化剤、低プロファイル添加剤、応力除去添加剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤;
から構成され;
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;
ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂約60〜約90重量部;
クロロホルム中25℃において測定して約0.06dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び
アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;
を含み;
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;
ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂約60〜約90重量部;
クロロホルム中25℃において測定して約0.09dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び
アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;
を含み;
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;
ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂約60〜約90重量部;
クロロホルム中25℃において測定して約0.12dL/gの固有粘度を有する、次式:
の構造を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル)約10〜約40重量部;及び
アセチルアセトン酸アルミニウム(III)約0.5〜約10重量部;
を含み;
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂及び二官能性ポリ(アリーレンエーテル)は25〜65℃において単相で存在し;
ここで、全ての重量部はエポキシ樹脂と二官能性ポリ(アリーレンエーテル)の合計の100重量部を基準とするものであり;
組成物は、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約50%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示し;
組成物は、硬化後に、ASTM−D256にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも5〜約30%大きいノッチ付きアイゾッド衝撃強さを示す、硬化性組成物。 - エポキシ樹脂;
クロロホルム中25℃において測定して約0.03〜約0.2dL/gの固有粘度を有する二官能性ポリ(アリーレンエーテル);
エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な量の硬化促進剤;
をブレンドすることを含む、硬化後に、ASTM−D4812にしたがって25℃において測定して、単官能性ポリ(アリーレンエーテル)を用いる対応する組成物のものよりも少なくとも5%大きいノッチなしアイゾッド衝撃強さを示す硬化性組成物の製造方法。 - 請求項1〜34のいずれかに記載の硬化性組成物を硬化させることによって得られる反応生成物を含む硬化組成物。
- 請求項1〜34のいずれかに記載の硬化性組成物を硬化させることによって得られる反応生成物を含む部分硬化組成物。
- 請求項36に記載の硬化組成物を含む物品。
- 請求項37に記載の部分硬化組成物を含む物品。
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