JP2010503615A5

JP2010503615A5 -

Info

Publication number: JP2010503615A5
Application number: JP2009526166A
Authority: JP
Filing date: 2007-08-28
Publication date: 2010-10-14

Claims

細胞分化を調節するためのレチノイド化合物の使用であって、前記化合物が下記式（Ａ）：
（式中、
Ｒ ^１およびＲ ^４は、それぞれ独立に、水素、Ｒ ^６、１、２、３、４、または５個のＲ ^６で任意に置換されていてもよいヒドロカルビル、および１、２、３、４、または５個のＲ ^６で任意に置換されていてもよい−（ＣＨ _２） _ｋ −ヘテロシクリルから選択され、
各Ｒ ^６は独立に、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、オキソ、＝ＮＲ ^７、−ＯＲ ^７、−Ｃ（Ｏ）Ｒ ^７、−Ｃ（Ｏ）ＯＲ ^７、−ＯＣ（Ｏ）Ｒ ^７、−Ｓ（Ｏ） _ｌＲ ^７、−Ｎ（Ｒ ^７）Ｒ ^８、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ ^７）Ｒ ^８、−Ｓ（Ｏ） _ｌＮ（Ｒ ^７）Ｒ ^８、およびＲ ^９から選択され、
Ｒ ^７およびＲ ^８は、それぞれ独立に水素またはＲ ^９であり、
Ｒ ^９は、ヒドロカルビルおよび−（ＣＨ _２） _ｋ −ヘテロシクリルから選択され、そのいずれかは、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、Ｃ _１〜６アルキル、およびＣ _１〜６アルコキシから独立に選択される１、２、３、４、または５個の置換基で任意に置換されていてもよく、
ｋは、０、１、２、３、４、５、または６であり、
ｌは、０、１、または２であり、
ｍは、０、１、２、３、４、５、または６であり、
Ｒ ^１１、Ｒ ^１２、Ｒ ^１４、およびＲ ^１５は、それぞれ独立に、水素、Ｒ ^６、１、２、３、４、または５個のＲ ^６で任意に置換されていてもよいヒドロカルビル、および１、２、３、４、または５個のＲ ^６で任意に置換されていてもよい−（ＣＨ _２） _ｋ −ヘテロシクリルから選択され、
Ｚは、−ＯＨおよびＮＨＯＨから選択される）
で表される化合物又はその塩である使用。
Ｒ ^１１、Ｒ ^１２、Ｒ ^１４、およびＲ ^１５が、それぞれ独立に、水素またはＣ _１〜６アルキルである、請求項１に記載の使用。
前記化合物が、下記式（Ｂ）：
の化合物である、請求項１又は２に記載の使用。
Ｒ^５が水素またはメチルである、請求項３に記載の使用。
ＺがＯＨである、請求項３又は請求項４に記載の使用。
前記細胞が幹細胞である、請求項１から５のいずれか一項に記載の使用。
前記細胞が全能性幹細胞ではない、請求項６に記載の使用。
前記幹細胞が、造血幹細胞、神経幹細胞、骨幹細胞、筋肉幹細胞、間葉幹細胞、上皮幹細胞、外胚葉幹細胞、中胚葉幹細胞、及び内胚葉幹細胞からなる群から選択される、請求項６又は７に記載の使用。
インビトロで幹細胞の分化を誘発する方法であって、
ｉ）幹細胞を維持するのに適した細胞培地であって、請求項１に記載のレチノイド化合物を含有する細胞培地中で、幹細胞の調製物を形成するステップ、及び
ｉｉ）少なくとも１つの分化細胞型への幹細胞の分化を可能にする条件下で、前記幹細胞を培養するステップ
とを含む方法。
前記幹細胞がヒト幹細胞である、請求項９に記載の方法。
前記分化細胞が、ケラチノサイト、線維芽細胞、上皮細胞、神経膠細胞または神経細胞、肝細胞、間葉細胞、筋細胞、腎細胞、血液細胞、膵臓細胞、及び内皮細胞からなる群から選択される、請求項９又は１０に記載の方法。
可視光および／またはＵＶ光の存在下で行われる、請求項９から１１のいずれか一項に記載の方法。