JP2010500461A - レーザー書込み可能なポリマー物質 - Google Patents

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Abstract

A)少なくとも1種のポリマー物質または重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物、およびB)レーザー光の影響下でその色が変色するかまたは成分A)における色の変化をもたらす、1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物を含むレーザー書込み可能な成形物質が提供される。レーザー書込みのためにこれまで利用されてきたマトリックス物質の範囲を拡大し、さらにはそのようなマトリックス物質に対してこれまで使用されてきた書込み手段の不利な点を克服するために、前記成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シロキサン架橋単位を有するポリマー化合物から選択されることを特徴とする。

Description

本発明は、少なくとも1種のポリマー物質または重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物と、レーザー光の影響下でその色が変色するかもしくはポリマー物質における色の変化をもたらす1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物と、を含むレーザー書込み可能な成形物質に関する。本発明はさらに、そのようなレーザー書込み可能な成形物質から製造される成形物にも関する。
長い期間にわたって、レーザー書込み可能なプラスチック物質の開発に研究の努力が傾けられてきたが、その理由は、レーザー光の焦点を絞って極めて微細なビームを形成させることが可能であり、それによってプラスチック物品の上にテキストや画像を作り出すために使用することが期待できるからである。しかしながら、ほとんどのプラスチック物質は、そのままでは、それらがレーザー光を吸収しないので、書込みが不可能である。したがって、顔料とも呼ばれる微粒子状の感光性化合物をプラスチック物質に添加して、そのような化合物がレーザー光の影響下で、色を局所的に変化させている。そのような色における変化は、その顔料そのものが、レーザー光を吸収して、化学反応、破壊、または他の変態への物理的な転換のためにその色が変色するか、または、顔料によって吸収された光エネルギーが隣接するプラスチック物質に移行されて、それを破壊するかもしくは何か他の方法で色の変化を起こさせる、ということによって起こさせることができる。
その目的のために、極めて多数の各種顔料が過去に記載されたり検討されたりしてきたが、そのようなものとしてはたとえば、極めて広い範囲の、各種の金属酸化物、金属リン酸塩、金属スズ酸塩、および有機アニオンの金属塩が挙げられる。
特許文献1には、レーザーマーキング方法が開示されており、そこでは、なかんずく酸化チタンおよび酸化アンチモンが、ポリマー物質の中に顔料として組み入れられている。特許文献2には、酸化チタン白色顔料の使用が開示されている。特許文献3および特許文献4には、リン酸水酸化銅またはモリブデン−(IV)−酸化物のレーザー顔料としての使用が記載されている。特許文献5には、なかんずく、無水の金属リン酸塩およびリン酸系のガラスの使用が開示されている。特許文献6には、ドープされた酸化スズの層を有するウェーハ顔料の使用が記載されている。特許文献7には、選択された銅塩(リン酸塩、硫酸塩、チオシアン酸塩)の使用が記載されている。特許文献8には、顔料としてのピロリン酸銅水和物および/または硫酸マンガン水和物の使用が開示されている。無水ホウ酸の使用は、特許文献9からも公知である。特許文献10には、一連のリン酸銅のレーザー顔料としての使用が開示されている。特許文献11には、なかんずく、ヒドロキシスズ酸亜鉛およびシュウ酸スズ(II)の使用が記載されている。特許文献12には、二リン酸銅アルカリの使用が開示されている。特許文献13には、0.5μmを超える粒径の酸化アンチモンの使用が記載されている。特許文献14には、所定のビスマス混合酸化物の使用が開示されている。特許文献15では、フマル酸銅、マレイン酸銅およびそれらの混合物を使用することが提案されている。特許文献16には、選択された塩、特に、各種のコバルトおよび鉄のリン酸塩の使用が開示されている。特許文献17には、所定のケイ素化合物を用いて表面変性された粒子の使用が記載されている。特許文献18には、少なくとも2種の金属酸化物の使用が記載されている。特許文献19には、ポリフェニレンスルフィド成形物質の記載があるが、このものは、選択された添加剤、たとえばクロム酸鉛およびモリブデン酸鉛と、ニッケル−アンチモン−チタン酸塩と、またはコバルト−亜鉛−ケイ素と、の組合せを用いてレーザーマーキングのために変性されている。特許文献20には、レーザー書込みのための顔料としてリン酸スズを使用することが開示されている。特許文献21には、レーザー顔料として、塩様化合物を少なくとも2種の金属カチオンと共に使用することが記載されている。特許文献22には、1種の塩様化合物または複数の塩様化合物の混合物の使用が記載されているが、それらには、2価のカチオンとしての少なくともスズと、場合によってはさらに、有機カルボン酸のカチオンおよびオキソアニオン、アニオン、または炭酸のアニオンが含まれている。
従来、レーザー書込みのためのプラスチック物質としては、以下のような熱可塑性物質が主として使用されてきた:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレンコポリマー、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメタクリレート、ポリオキシメチレン、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、アクリル−ブタジエン−スチレン、アクリル−ニトリル−スチレン−アクリルエステル、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチルエーテルケトン、ポリ塩化ビニルおよび熱可塑性ポリウレタン。熱可塑性物質は、機械的、熱的、電気的および化学的な性質などで有利であるのに加えて、レーザー書込みのための顔料を組み入れるためにも、極めて適している。使用例としては、家庭用品領域、たとえばキーボードや、電子的な分野における使用があるが、それらについてはたとえば、特許文献23に記載がある。
レーザー光による熱硬化性物質およびエラストマーの書込み性能に関しては、これまでほとんど知られていない。熱安定性の樹脂たとえばフェノール樹脂、エポキシ樹脂およびその他の熱硬化性物質への書込みに関しては、これまで、たとえばインクジェット印刷、スクリーン印刷、タンポン印刷などのような従来からの印刷方法で実施されてきた。インクジェット技術は通常、ケーブルのシリコーンシース上へ書込む場合に採用されている。従来からの印刷方法では、その印刷物は耐久性がなく、湿分、溶媒、または摩耗によって容易に除去されてしまうという難点がある。
欧州特許出願公開第190997号明細書 欧州特許出願公開第330869号明細書 欧州特許出願公開第400305号明細書 欧州特許出願公開第542115号明細書 米国特許第5,063,137号明細書 欧州特許出願公開第797511号明細書 米国特許第5,489,639号明細書 欧州特許出願公開第764683号明細書 欧州特許出願公開第808866号明細書 国際公開第98/58805号パンフレット 国際公開第99/55773号パンフレット 独国特許出願公開第19905358号明細書 国際公開第01/00719号パンフレット 欧州特許出願公開第1190988号明細書 国際公開第01/78994号パンフレット 独国特許出願公開第10053639号明細書 独国特許出願公開第10034472号明細書 欧州特許出願公開第753536号明細書 欧州特許出願公開第105451号明細書 独国特許第102004050481号明細書 独国特許第102004050480号明細書 独国特許第102004050571号明細書 欧州特許出願公開第027532号明細書
本発明の目的は、新規なレーザー書込み可能な成形物質を提供し、レーザー印刷のためにこれまで利用されてきたマトリックス物質の範囲を拡大し、さらにはそのようなマトリックス物質に対してこれまで使用されてきた書込み手段の不利な点を克服することであった。
その目的は、
A)少なくとも1種のポリマー物質または重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物、および
B)レーザー光の影響下でその色が変色するかまたは成分A)における色の変化をもたらす、1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物、
を含むレーザー書込み可能な成形物質によって達成され、
ここで、その成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シロキサン架橋単位を有するポリマー化合物から選択される。
本発明の一つの好ましい実施態様においては、成分A)の少なくとも1種のポリマー物質は、シリコーン、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、シリコーン変性熱硬化性物質、シリコーン変性エラストマー、シロキサン架橋単位担持コポリマーおよび混合ポリマー、ならびに上述のものとその他のポリマー物質との混合物から選択される。
成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シリコーン、シリコーンゴムおよびシリコーン樹脂から選択されるのが、特に極めて好ましい。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分A)の重量比が、その成形物質の全質量を基準にして、40〜99.95重量%の間、好ましくは80〜99.5重量%の間、特に好ましくは95〜99重量%の間である。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、金属リン酸塩および/または金属亜リン酸塩から選択される。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩、ピロリン酸塩およびヒドロキシリン酸塩から選択される。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、リン酸銅、リン酸スズ、リン酸鉄、リン酸ニッケル、リン酸モリブデン、リン酸コバルト、リン酸マンガン、およびリン酸アンチモンから選択され、特に好ましくはリン酸銅、リン酸スズ、およびリン酸鉄から選択される。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、ヒドロキシリン酸銅[CHP;Cu(OH)(PO]であるか、またはそれを含む。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、その成形物質の全質量を基準にして、0.01〜10重量%の間、好ましくは0.1〜5重量%の間、特に好ましくは0.3〜2重量%の間で含まれる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、成分B)の1種または複数の塩様化合物が、50μm未満、好ましくは15μm未満、特に好ましくは10μm未満の平均粒径(D50)を有する。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、その成形物質にはさらに、成分C)として通常の添加剤が含まれる。
その成形物質が、成分C)として、以下の添加剤の少なくとも一つを含んでいるのが特に好ましい:光、UV照射および屋外暴露の作用に対する抵抗性を改良するための安定剤、熱および熱酸化抵抗性を改良するための安定剤、加水分解抵抗性を改良するための安定剤、酸分解抵抗性を改良するための安定剤、潤滑剤、離型助剤、着色添加剤、結晶化調節物質および成核剤、難燃剤、衝撃靱性改良剤、充填剤、ならびに/または可塑剤。
本発明はさらに、本発明によるレーザーマーキング可能な成形物質を成形することにより得られる成形物にも関する。
本発明にはさらに、本発明によるレーザーマーキング可能な成形物質を含む成形物をレーザー光を用いて照射することにより得ることが可能な、レーザーマーキングされた成形物も含まれる。
本発明はさらに、成分A)の本発明による定義に従った、少なくとも1種のポリマー物質、または重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物を使用して、レーザー書込み可能な成形物質を製造することにも関する。
本発明はさらに、成分B)の本発明による定義に従った、1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物を使用して、レーザー書込み可能な成形物質を製造することにも関する。
成分B)は一般的に、利用可能なレーザー光の波長範囲において可能な限り高い吸収レベルをそれが有するように選択する。使用されるレーザー光の波長範囲は、基本的には、いかなる制限も受けない。好適なレーザーは一般的に、157nm〜10.6μmの間の範囲、好ましくは532nm〜10.6μmの間の範囲の波長を含む。ここでは、COレーザー(10.6μm)およびNdYAGレーザー(1064nm)またはパルスUVレーザーを例として挙げることができる。典型的なエキシマーレーザーでは下記の波長が含まれる:F2エキシマーレーザー(157nm)、ArFエキシマーレーザー(193nm)、KrClエキシマーレーザー(222nm)、KrFエキシマーレーザー(248nm)、XeClエキシマーレーザー(308nm)、XeFエキシマーレーザー(351nm)、波長532nm(第二高調波)、355nm(第三高調波)または265nm(第四高調波)を有する周波数逓倍NdYAGレーザー。NdYAGレーザー(それぞれ1064および532nm)およびCOレーザーを使用するのが特に好ましい。
本発明において使用されるレーザーのエネルギー密度は、一般的に、0.3mJ/cm〜50J/cmの間、好ましくは0.3mJ/cm〜10J/cmの間の範囲に入る。パルスレーザーを使用する場合には、そのパルス周波数は一般的に、1〜30kHzの範囲に入る。
本発明により本明細書において使用される「塩様化合物(salt−like compound)」という用語は、水中で少なくとも部分的にカチオンおよびアニオンに解離するか、または酸残基および塩基残基を含む化合物を指している。
塩様化合物に関連する「微粒子」という用語は、微細な固体粒子の形態で存在する化合物を意味しているものとする。
本発明の目的においては、「粒径」は通常の方法によって求められるが、そのような方法としてはたとえば、光散乱、顕微鏡法または電子顕微鏡法、狭いギャップにおける流動個数測定法(counting flow measurement)、沈降法(sedimendation process)、またはさらには、市販されている方法が挙げられる。定量的な情報は平均粒径(D50)に関わるものである。その一次粒子のサイズは、ナノメートルからマイクロメートルの範囲に入る。
本発明によるレーザー書込み可能な成形物質の特徴は、強烈な光、好ましくは慣用されるレーザー光を用いて照射すると、非照射マトリックスに比較して、照射された位置で色における変化が生じるところにある。その色の差は、局所的に異なる光密度、たとえばCIELab系における局所的に異なる色値、あるいはRGB系における局所的に異なる色値として検出することができる。それらの効果は、別な光源を用いて起こすことも可能である。
「色の変化」と言った場合には、それは、一つの色合いから別な色合いへ、たとえば黄色から赤色へ、あるいは透明から黒色への変化であってよい。しかしながら、本発明においてはこの用語は、たとえば淡褐色から暗褐色への明るさの変化、および/またはプラスチック物質における色の変化を意味するためにも使用される。
熱可塑性物質が架橋点をまったく有しておらず、そのために溶融することが可能であるのに対して、エラストマーおよび熱硬化性物質は、溶融することができないが、その理由はそれらが架橋していて、その分解温度を超えると分解するからである(熱分解)。熱硬化性物質は、硬化させた後ではもはや成形することが不可能な可塑性の物質である。それらには、硬質で、ガラス様のポリマー物質が含まれていて、それらが化学的な主原子価結合の手段によって三次元的にしっかりと架橋されている。エラストマーとは異なって、熱硬化性物質の方が実質的に架橋度が高いが、その理由は、重縮合と重付加を使用したそれらの製造方法のためである。
シリコーンは、その中でケイ素原子が酸素原子の手段で結合されて(シロキサン単位)分子鎖を形成したり、および/またはネットワーク−様の形態となっている、合成ポリマーの一つの群である。一方ではそれらが典型的に無機の構造であり、他方では有機残基を有しているために、シリコーンは、無機化合物と有機化合物との中間、特にシリケートと有機ポリマーの間に位置している。それらは、ある程度ハイブリッドな化合物であって、各種の他のプラスチック物質では得られない、ユニークな性能範囲を有している。
シリコーンカウチュークおよびシリコーンゴムは一般的には、密度が1.1〜1.3g/cmの間であり、−60℃〜200℃の間(特定のタイプでは−90℃〜250℃の間)で弾性を有する。それらには、ゴム弾性状態へと転換可能である物質を含んでおり、それはベースポリマーとして、架橋反応に関わることが可能な基を有するポリジオルガノシロキサンを含んでいる。主として水素原子、ヒドロキシル基およびビニル基がそのままで鎖の末端に存在していると考えられるが、それらが鎖の中に組み入れられていてもよい。その系には、補強剤として充填剤を組み入れるが、その充填剤の性質と量が、加硫物の機械的および化学的挙動に強く影響する。シリコーンカウチュークおよびシリコーンゴムは無機顔料によって着色することができる。
シリコーンカウチュークを熱加硫することと冷加硫すること(英語で言えば、高温加硫/室温加硫=HTV/RTV)の間では差がある。HTVシリコーンカウチュークとは一般的に、可塑的に変形させることが可能な物質を表していて、このものは実際のところ、依然として流動することが可能であり、高度に分散したケイ酸とさらには架橋触媒としての有機過酸化物を含み、100℃を超える温度で加硫させた後では、耐熱性シリコーンエラストマー(シリコーンゴム)が得られるが、そのものは−100℃〜+250℃の間で弾性を有していて、たとえば、シーリング、防振、電気絶縁物質、ケーブルシースなどに使用される。
また別な架橋メカニズムとしては、ほとんどの場合貴金属化合物を触媒とした、Si−H基のケイ素に結合されたビニル基への付加反応が挙げられるが、それらの基はいずれも、ポリマー鎖の中に組み入れられているか、あるいはポリマー鎖の末端に存在しているものである。1980年以降になって、液状カウチューク法(LSR=液状シリコーンゴム)が確立されたが、この場合には、2種の液状シリコーンカウチューク成分を、自動射出成形装置の中で付加架橋させる方法によって加硫する。冷硬化すなわちRTVシリコーンカウチューク物質に関しては、一成分系と二成分系との間で区別をすることができる。第一の群(RTV−1)は、空気中の湿分の影響を受けて室温で徐々に重合するが、この場合、SiOH基が縮合して、Si−O結合が生成されることで架橋が得られる。それらのSiOH基は、末端OH基を有するポリマーと架橋剤R−SiX3(ここで、X=−O−CO−CH3、−NHR)と呼ばれているものとの中間的な関係で生ずる化学種である、SiX基の加水分解で生成する。二成分カウチューク(RTV−2)の場合には、たとえばケイ酸エステル(たとえばケイ酸エチル)とスズ有機化合物との混合物を架橋剤として使用するが、ここで架橋反応としてのSi−ORとSi−OHとからのSi−O−Siの橋かけ形成は、アルコールの分離によってもたらされる。
シリコーン樹脂は、架橋されたポリメチルシロキサンまたはポリメチルフェニルシロキサンであって、その弾性および耐熱性は、フェニル基含量と共に向上する。純粋なメチルシリコーン樹脂は、比較的脆く、中程度の耐熱性である。シリコーン樹脂の長期間の耐熱性は高く(180〜200℃)、その有利な誘電値は、300℃までならば、実質的に温度依存性である。メチルフェニルシリコーン樹脂は、200度で10,000時間の耐久性があるが、それとは対照的にエポキシまたはアルキド樹脂ではほんの数時間である。
シリコーン樹脂は通常、予備縮合させた形態で市場に提供されている。場合によってはそれらが、有機樹脂、たとえばアルキド樹脂およびポリエステル樹脂と組み合わされていることもある。シリコーン組合せ樹脂(silicone combination resin)という用語はさらに、低分子量の、ヒドロキシ官能性シリコーンと、ポリエステル、アルキドおよびアクリル樹脂とのコポリマーを表すのに使用され、それを加工することによって、シリコーンエナメル、化粧用耐熱性コーティングなどと呼ばれるものが得られる。加圧材料および積層物を製造するためには、シリコーン樹脂を適切な充填剤たとえばガラス繊維、石英ダスト、マイカなど、可能であればさらに着色顔料と混合する。シリコーン樹脂は一般的に、縮合触媒の手段と高温によって縮合(硬化)させなければならないので、それらは、焼付け樹脂に分類することができる。シリコーン樹脂は、250℃〜600℃の間の温度で分解して、ケイ酸を形成する。場合によっては、耐久性の、腐食防止表面膜を与えるような顔料を添加する。
本発明のさらなる利点、特徴、および実施態様を、以下の実施例を参照しながら説明する。
100gの自己硬化性シリコーン物質(KE−541U、米国オハイオ州アクロン(Akron,Ohio,USA)のシンエツ・シリコーンズ・オブ・アメリカ・インコーポレーテッド(Shin−Etsu Silicones of America Inc.)製)を、1重量%の硬化剤(バロックス(Varox)DBPH−50、独国クレーフェルト(Krefeld,DE)のC H エルプスレー(C H Erbsloeh)製)および1重量%のリン酸水酸化銅と混合した。次いでその物質を、170℃で15分間かけて硬化させた。次いでその硬化させた成形物質に、NdYAGレーザー(マジック・マーカー(Magic Marker)、独国ゼメルダ(Soemmerda,DE)のACI・レーザー・GmbH(ACI Laser GmbH)製)を用い、1064nmの波長を使用して書込みを行った。その成形物質は不透明であり、その書込みは暗褐色/黒色であったので、良好なコントラストを示し、そのマトリックスの固有の色を実質的に変化させることは無かった。その文字は、シリコーンマトリックスの中および表面の下に存在しており、完全な耐摩耗性を有し、化学的な作用に対する抵抗性もあった。
300gの自己硬化性シリコーン物質(KE−541U、米国オハイオ州アクロン(Akron,Ohio,USA)のシンエツ・シリコーンズ・オブ・アメリカ・インコーポレーテッド(Shin−Etsu Silicones of America Inc.)製)を、2重量%の、リン酸水酸化銅とリン酸三スズとの等量混合物と混合した。次いでその物質を、170℃で15分間かけて硬化させた。次いでその硬化させた成形物質に、NdYAGレーザー(マジック・マーカー(Magic Marker)、独国ゼメルダ(Soemmerda,DE)のACI・レーザー・GmbH(ACI Laser GmbH)製)を用い、1064nmの波長を使用して書込みを行った。その成形物質は不透明であり、その書込みは暗褐色であったので、極めて良好なコントラストを示し、そのマトリックスの固有の色を実質的に変化させることは無かった。その文字は、シリコーンマトリックスの中および表面の下に存在しており、完全な耐摩耗性を有し、化学的な作用に対する抵抗性もあった。
100gの自己硬化性シリコーン物質(KE−541U、米国オハイオ州アクロン(Akron,Ohio,USA)のシンエツ・シリコーンズ・オブ・アメリカ・インコーポレーテッド(Shin−Etsu Silicones of America Inc.)製)を、1重量%の硬化剤(バロックス(Varox)DBPH−50、独国クレーフェルト(Krefeld,DE)のC H エルプスレー(C H Erbsloeh)製)および1重量%のリン酸三スズと混合した。次いでその物質を、170℃で15分間かけて硬化させた。次いでその硬化させた成形物質に、NdYAGレーザー(マジック・マーカー(Magic Marker)、独国ゼメルダ(Soemmerda,DE)のACI・レーザー・GmbH(ACI Laser GmbH)製)を用い、1064nmの波長を使用して書込みを行った。その成形物質は不透明であり、その書込みは暗褐色/黒色であったので、十分なコントラストを示し、そのマトリックスの固有の色を実質的に変化させることは無かった。その文字は、シリコーンマトリックスの中および表面の下に存在しており、完全な耐摩耗性を有し、化学的な作用に対する抵抗性もあった。

Claims (16)

  1. レーザー書込み可能な成形物質であって、
    A)少なくとも1種のポリマー物質または重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物、および
    B)レーザー光の影響下でその色が変色するかまたは成分A)における色の変化をもたらす、1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物、
    を含む、前記成形物質において、
    前記成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シロキサン架橋単位を有するポリマー化合物から選択されることを特徴とする、レーザー書込み可能な成形物質。
  2. 前記成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シリコーン、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、シリコーン変性熱硬化性物質、シリコーン変性エラストマー、シロキサン架橋単位担持コポリマーおよび混合ポリマー、ならびに上述のものとその他のポリマー物質との混合物から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  3. 前記成分A)の少なくとも1種のポリマー物質が、シリコーン、シリコーンゴムおよびシリコーン樹脂から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  4. 前記成分A)の重量比が、前記成形物質の全質量を基準にして40〜99.95重量%の間であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  5. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、金属リン酸塩および/または金属亜リン酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  6. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩、ピロリン酸塩、およびヒドロキシリン酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  7. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、リン酸銅、リン酸スズ、リン酸鉄、リン酸ニッケル、リン酸モリブデン、リン酸コバルト、リン酸マンガン、およびリン酸アンチモンから選択され、特に好ましくはリン酸銅、リン酸スズ、およびリン酸鉄から選択されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  8. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、ヒドロキシリン酸銅[CHP;Cu(OH)(PO]であるか、またはそれを含むことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  9. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、前記成形物質の全質量を基準にして、0.01〜10重量%の間、好ましくは0.1〜5重量%の間、特に好ましくは0.3〜2重量%の間で含まれることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  10. 前記成分B)の1種または複数の塩様化合物が、50μm未満、好ましくは15μm未満、特に好ましくは10μm未満の平均粒径(D50)を有することを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  11. 通常の添加剤を成分C)としてさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  12. 成分C)として以下の添加剤、すなわち、光、UV照射および屋外暴露の作用に対する抵抗性を改良するための安定剤、熱および熱酸化抵抗性を改良するための安定剤、加水分解抵抗性を改良するための安定剤、酸分解抵抗性を改良するための安定剤、潤滑剤、離型助剤、着色添加剤、結晶化調節物質および成核剤、難燃剤、衝撃靱性改良剤、充填剤、および/または可塑剤、の少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1乃至11の1項に記載のレーザー書込み可能な成形物質。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のレーザーマーキング可能な成形物質を成形することによって得ることが可能な成形品。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のレーザーマーキング可能な成形物質を含む成形品にレーザー光を照射することによって得ることが可能な、レーザーマーキングされた成形品。
  15. レーザー書込み可能な成形物質を製造するための、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の前記成分A)の定義に従った、少なくとも1種のポリマー物質または、重合してポリマー物質となり得る少なくとも1種の前駆体化合物。
  16. レーザー書込み可能な成形物質を製造するための、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の前記成分B)の定義に従った、1種の微粒子状塩様化合物または複数の微粒子状塩様化合物の混合物。
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