JPH0995547A - レーザーマーキング方法およびレーザーマーキングされた成形品 - Google Patents
レーザーマーキング方法およびレーザーマーキングされた成形品Info
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- JPH0995547A JPH0995547A JP7254057A JP25405795A JPH0995547A JP H0995547 A JPH0995547 A JP H0995547A JP 7254057 A JP7254057 A JP 7254057A JP 25405795 A JP25405795 A JP 25405795A JP H0995547 A JPH0995547 A JP H0995547A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザー光を利用して熱可塑性樹脂成形品ま
たは該樹脂により被覆された成形品の表面に鮮明な文
字、記号等のマークを付与するレーザーマーキング方法
を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂により成形された成形品の
表面にレーザー光を照射してマーキングする方法におい
て、(A) ポリアセタール樹脂50〜99.5重量%と(B) ベン
ゼン環若しくは縮合ベンゼン環を樹脂成分中分子量比率
として30%以上含む少なくとも1種の樹脂0.5 〜50重量
%とからなる樹脂組成物を成形してなる成形品もしくは
該組成物によって被覆された成形品の表面にレーザー光
を照射してマーキングを行う。
たは該樹脂により被覆された成形品の表面に鮮明な文
字、記号等のマークを付与するレーザーマーキング方法
を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂により成形された成形品の
表面にレーザー光を照射してマーキングする方法におい
て、(A) ポリアセタール樹脂50〜99.5重量%と(B) ベン
ゼン環若しくは縮合ベンゼン環を樹脂成分中分子量比率
として30%以上含む少なくとも1種の樹脂0.5 〜50重量
%とからなる樹脂組成物を成形してなる成形品もしくは
該組成物によって被覆された成形品の表面にレーザー光
を照射してマーキングを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光を利用
して熱可塑性樹脂成形品または該樹脂により被覆された
成形品の表面に鮮明な文字、記号等のマークを付与する
レーザーマーキング方法およびこれによって良好なマー
キングが行われた成形品に関する。
して熱可塑性樹脂成形品または該樹脂により被覆された
成形品の表面に鮮明な文字、記号等のマークを付与する
レーザーマーキング方法およびこれによって良好なマー
キングが行われた成形品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】レーザ
ー光を照射して熱可塑性樹脂にマーキングを行う方法と
しては既に多くの方法が提案されており、(1) 照射部分
の蝕刻による表面状態の粗化(粗面化、凹み)によりマ
ーキングを行う方法(例えば、特開昭58-67496号公
報)、(2) 変色および脱色可能な充填物を添加すること
によりマーキングを行う方法(例えば、特開昭63-21679
0 号、特公昭61-41320号、特公平2-11438 号、特開平1-
306285号、特開平4-52190 号公報)、(3) 焼け焦げを利
用した方法(例えば、特開平2-242220号公報)等が知ら
れている。上記の何れの内容も、照射するレーザー光を
選択的に吸収する組成物を添加することにより、レーザ
ー光を照射した部分を局所的に加熱し、樹脂表面に溶
解、気化、発泡、炭化等の熱的な変化を起させることに
よりマーキングを行うもの、あるいは変色および脱色可
能な充填物を添加することによりマーキングを行うもの
である。しかしながら、(1) の方法では鮮明なマーキン
グは得られず、又、(2)(3)での方法では鮮明なマーキン
グ文字を得るためには、これら添加物を大量に添加する
必要があり樹脂の機械的物性が低下してしまい、優れた
機械的物性を持つことが特徴のエンジニアリングプラス
チックには実用上適用が困難な事が多い。また、これら
の添加物を添加した場合、ほとんどの場合に添加物特有
の色により成形品が着色してしまい自由な着色が困難と
なり、成形品として市場性をなくしてしまうなどの問題
があった。特に、エンジニアリングプラスチックの中で
も機械的物性のバランスが良く、広く機構部品等に使わ
れているポリアセタール樹脂の場合、上記の方法を適用
しても実質的に視認性のあるマーキングを得ることは出
来ず、単に表面がエッチングされるだけであったり、樹
脂が添加剤により着色してしまうだけで殆どマーキング
されないなど、実用化することが困難であった。プラス
チック製品の表面がエネルギー線に曝されたときに、カ
ーボンブラック又はグラファイトをプラスチックが含有
している場合に、該プラスチック表面に記号を書き込む
ことが出来る事は公知である(特公昭61-11771号公
報)。使用されるプラスチック材料は、カーボンブラッ
クまたはグラファイトが充填剤として0.08〜0.125 %の
濃度で添加されているポリアセタールである。コントラ
ストは黒又は暗色の背景に泡状領域を形成することによ
る白色発色によって得られる。当出願によるマーキング
は黒又は暗色の樹脂表面に、白色又は白っぽく脱色した
白色系のマーキングしか得られない。
ー光を照射して熱可塑性樹脂にマーキングを行う方法と
しては既に多くの方法が提案されており、(1) 照射部分
の蝕刻による表面状態の粗化(粗面化、凹み)によりマ
ーキングを行う方法(例えば、特開昭58-67496号公
報)、(2) 変色および脱色可能な充填物を添加すること
によりマーキングを行う方法(例えば、特開昭63-21679
0 号、特公昭61-41320号、特公平2-11438 号、特開平1-
306285号、特開平4-52190 号公報)、(3) 焼け焦げを利
用した方法(例えば、特開平2-242220号公報)等が知ら
れている。上記の何れの内容も、照射するレーザー光を
選択的に吸収する組成物を添加することにより、レーザ
ー光を照射した部分を局所的に加熱し、樹脂表面に溶
解、気化、発泡、炭化等の熱的な変化を起させることに
よりマーキングを行うもの、あるいは変色および脱色可
能な充填物を添加することによりマーキングを行うもの
である。しかしながら、(1) の方法では鮮明なマーキン
グは得られず、又、(2)(3)での方法では鮮明なマーキン
グ文字を得るためには、これら添加物を大量に添加する
必要があり樹脂の機械的物性が低下してしまい、優れた
機械的物性を持つことが特徴のエンジニアリングプラス
チックには実用上適用が困難な事が多い。また、これら
の添加物を添加した場合、ほとんどの場合に添加物特有
の色により成形品が着色してしまい自由な着色が困難と
なり、成形品として市場性をなくしてしまうなどの問題
があった。特に、エンジニアリングプラスチックの中で
も機械的物性のバランスが良く、広く機構部品等に使わ
れているポリアセタール樹脂の場合、上記の方法を適用
しても実質的に視認性のあるマーキングを得ることは出
来ず、単に表面がエッチングされるだけであったり、樹
脂が添加剤により着色してしまうだけで殆どマーキング
されないなど、実用化することが困難であった。プラス
チック製品の表面がエネルギー線に曝されたときに、カ
ーボンブラック又はグラファイトをプラスチックが含有
している場合に、該プラスチック表面に記号を書き込む
ことが出来る事は公知である(特公昭61-11771号公
報)。使用されるプラスチック材料は、カーボンブラッ
クまたはグラファイトが充填剤として0.08〜0.125 %の
濃度で添加されているポリアセタールである。コントラ
ストは黒又は暗色の背景に泡状領域を形成することによ
る白色発色によって得られる。当出願によるマーキング
は黒又は暗色の樹脂表面に、白色又は白っぽく脱色した
白色系のマーキングしか得られない。
【0003】一方、ポリアセタール樹脂に対し黒色のマ
ーキングを得る技術としてポリアセタール樹脂成形品に
酸化チタン等の無機系の光活性白色顔料を添加すること
で、永久的な黒っぽい書き込みをエキシマレーザーによ
る照射にて得ることが出来ることは公知である(特開平
5-247319号公報)。しかしながら、この方法は、200〜5
50nm の領域にあるエキシマレーザー光によるマーキン
グ方法であるが、エキシマレーザーは装置が非常に高価
であり、又、長時間安定して運転できないことや、装置
のランニングコスト上多大なコストが必要な事、有毒ガ
スを使用するなど、産業界では使っていく上で多くの問
題点を持っており、実質的にマーキング用として実用化
することが困難である。又、Kunststoffe German Plast
ics 78(1988)8,pp.688-691にはポリアリーレン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ABS樹脂、PBT樹脂、PET
樹脂等の熱可塑性樹脂に対してレーザーマーキングを行
った旨の記載がある。これもまた暗色発色のマーキング
であるが、高いコントラストを有する鮮明なマーキング
を行うためには特殊な顔料処方を必要とすることを記述
している。その中で、ポリカーボネート樹脂に対しAB
S樹脂あるいはPBT樹脂をブレンドして暗色のマーキ
ングを行った実験例が報告されている。同報告には、そ
のブレンド比率は明確に記されていないが、PC/PB
T樹脂、PC/ABS樹脂と記載されていることから一
般的にはポリカーボネート樹脂がリッチな系であると考
えられる。特にポリカーボネート樹脂自身にマーキング
すると very good dark colarationであるのに対し、P
C/PBTブレンド樹脂に対しマーキングするとgood d
ark colorationであり、鮮明なマーキングを行うことを
目的とした場合のブレンドの効果が見られない。特にポ
リアセタール樹脂に対するマーキングについては全く記
されていない。上述したように、特にポリアセタール樹
脂の場合、カーボン又はグラファイトを微量添加するこ
とで、黒又は暗色の樹脂表面に良好な白色系マーキング
を施すことは可能であるが、暗色に発色するマーキング
をコントラスト良く産業上便利にかつ樹脂の機械的物性
を損なうことなく施すことは出来なかった。
ーキングを得る技術としてポリアセタール樹脂成形品に
酸化チタン等の無機系の光活性白色顔料を添加すること
で、永久的な黒っぽい書き込みをエキシマレーザーによ
る照射にて得ることが出来ることは公知である(特開平
5-247319号公報)。しかしながら、この方法は、200〜5
50nm の領域にあるエキシマレーザー光によるマーキン
グ方法であるが、エキシマレーザーは装置が非常に高価
であり、又、長時間安定して運転できないことや、装置
のランニングコスト上多大なコストが必要な事、有毒ガ
スを使用するなど、産業界では使っていく上で多くの問
題点を持っており、実質的にマーキング用として実用化
することが困難である。又、Kunststoffe German Plast
ics 78(1988)8,pp.688-691にはポリアリーレン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ABS樹脂、PBT樹脂、PET
樹脂等の熱可塑性樹脂に対してレーザーマーキングを行
った旨の記載がある。これもまた暗色発色のマーキング
であるが、高いコントラストを有する鮮明なマーキング
を行うためには特殊な顔料処方を必要とすることを記述
している。その中で、ポリカーボネート樹脂に対しAB
S樹脂あるいはPBT樹脂をブレンドして暗色のマーキ
ングを行った実験例が報告されている。同報告には、そ
のブレンド比率は明確に記されていないが、PC/PB
T樹脂、PC/ABS樹脂と記載されていることから一
般的にはポリカーボネート樹脂がリッチな系であると考
えられる。特にポリカーボネート樹脂自身にマーキング
すると very good dark colarationであるのに対し、P
C/PBTブレンド樹脂に対しマーキングするとgood d
ark colorationであり、鮮明なマーキングを行うことを
目的とした場合のブレンドの効果が見られない。特にポ
リアセタール樹脂に対するマーキングについては全く記
されていない。上述したように、特にポリアセタール樹
脂の場合、カーボン又はグラファイトを微量添加するこ
とで、黒又は暗色の樹脂表面に良好な白色系マーキング
を施すことは可能であるが、暗色に発色するマーキング
をコントラスト良く産業上便利にかつ樹脂の機械的物性
を損なうことなく施すことは出来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
鮮明な暗色マーキングを施すことが実用上実質的に出来
なかったポリアセタール樹脂にレーザーマーキングによ
り鮮明な暗色マーキングを得るべく鋭意検討した結果、
本発明を完成するに至った。即ち本発明は、熱可塑性樹
脂により成形された成形品の表面にレーザー光を照射し
てマーキングする方法において、(A) ポリアセタール樹
脂50〜99.5重量%と(B) ベンゼン環若しくは縮合ベンゼ
ン環を樹脂成分中分子量比率として30%以上含む少なく
とも1種の樹脂0.5 〜50重量%とからなる樹脂組成物を
成形してなる成形品もしくは該組成物によって被覆され
た成形品の表面にレーザー光を照射してマーキングを行
うことを特徴とするレーザーマーキング方法である。
鮮明な暗色マーキングを施すことが実用上実質的に出来
なかったポリアセタール樹脂にレーザーマーキングによ
り鮮明な暗色マーキングを得るべく鋭意検討した結果、
本発明を完成するに至った。即ち本発明は、熱可塑性樹
脂により成形された成形品の表面にレーザー光を照射し
てマーキングする方法において、(A) ポリアセタール樹
脂50〜99.5重量%と(B) ベンゼン環若しくは縮合ベンゼ
ン環を樹脂成分中分子量比率として30%以上含む少なく
とも1種の樹脂0.5 〜50重量%とからなる樹脂組成物を
成形してなる成形品もしくは該組成物によって被覆され
た成形品の表面にレーザー光を照射してマーキングを行
うことを特徴とするレーザーマーキング方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザーマーキン
グ方法を詳細に説明する。本発明においては、鮮明な暗
色マーキングを得るために(A) ポリアセタール樹脂に対
し(B) 特定の樹脂をブレンドする。その際、より鮮明な
暗色マーキングを低いレーザーエネルギーで効率よく得
るための条件として、樹脂成分(B) としてベンゼン環若
しくは縮合ベンゼン環を分子量比率として30重量%以上
含む樹脂成分を添加することを必須とするものである。
ここで、分子量比率とは、1分子の分子量の中に含まれ
る、ベンゼン環及び縮合ベンゼン環の総分子量の占める
割合をいう。例えば、下記式に示されるポリブチレンテ
レフタレートの場合、 (OCH2CH2CH2CH2OCOC6H4CO)n 水素、炭素、酸素各原子の原子量をそれぞれ、1、12、
16とすると、 ベンゼン環の分子量比率=(12*6+4)*(1*12+12*12+16*4)=
34.5% となる。
グ方法を詳細に説明する。本発明においては、鮮明な暗
色マーキングを得るために(A) ポリアセタール樹脂に対
し(B) 特定の樹脂をブレンドする。その際、より鮮明な
暗色マーキングを低いレーザーエネルギーで効率よく得
るための条件として、樹脂成分(B) としてベンゼン環若
しくは縮合ベンゼン環を分子量比率として30重量%以上
含む樹脂成分を添加することを必須とするものである。
ここで、分子量比率とは、1分子の分子量の中に含まれ
る、ベンゼン環及び縮合ベンゼン環の総分子量の占める
割合をいう。例えば、下記式に示されるポリブチレンテ
レフタレートの場合、 (OCH2CH2CH2CH2OCOC6H4CO)n 水素、炭素、酸素各原子の原子量をそれぞれ、1、12、
16とすると、 ベンゼン環の分子量比率=(12*6+4)*(1*12+12*12+16*4)=
34.5% となる。
【0006】本発明に用いる熱可塑性樹脂(A) であるポ
リアセタール樹脂は、-(-CH2O-)-を主たる構成単位とす
る高分子化合物で、ポリオキシメチレンホモポリマー、
オキシメチレン基以外に他の構成単位を少量含有するコ
ポリマー(ブロックコポリマーを含む)、ターポリマー
の何れにてもよく、また分子が線状のみならず、分岐、
架橋構造を有するものであっても良い。又、その重合度
等に関しても特に制限はない。
リアセタール樹脂は、-(-CH2O-)-を主たる構成単位とす
る高分子化合物で、ポリオキシメチレンホモポリマー、
オキシメチレン基以外に他の構成単位を少量含有するコ
ポリマー(ブロックコポリマーを含む)、ターポリマー
の何れにてもよく、また分子が線状のみならず、分岐、
架橋構造を有するものであっても良い。又、その重合度
等に関しても特に制限はない。
【0007】本発明に用いる樹脂成分(B) は、ベンゼン
環、縮合ベンゼン環の分子量比率が30%以上であれば何
れのものでも構わず、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性
樹脂であっても構わない。また、ベンゼン環、縮合ベン
ゼン環の分子量比率が30%以上であればホモポリマー、
コポリーマー、ターポリマー等重合形態は何であっても
良く、また分子が鎖状のみならず、分岐、架橋構造を有
するものであっても良い。又、その重合度等に関しても
特に制限はない。又、ベンゼン環、縮合ベンゼン環の分
子量比率は少しでも大きいものを用いるのが効果の点で
望ましい。このような樹脂成分(B) としては、具体的に
はポリブチレンテレフタレート樹脂や変性ポリブチレン
テレフタレート樹脂、スチレン系樹脂、ABS、AS等
がある。以下に、具体的に樹脂のベンゼン環若しくは縮
合ベンゼン環の分子量比率を示す。 ・30%以上の樹脂 ポリブチレンテレフタレート樹脂(変性ポリブチレンテ
レフタレート樹脂);34.5%、ポリスチレン;74%、A
BS;種々のものがあるが50%前後のものが多い ・30%未満の樹脂 ポリブチレンテレフタレートとブダジオールの共重合
体;15〜25% 又、樹脂成分(B) としては、上記条件を満足するならば
2種以上を併用しても良い。また必要に応じ上記ポリア
セタール樹脂(A) 及び樹脂成分(B) 以外に第3の樹脂成
分を含有する事は、一向に差支えない。
環、縮合ベンゼン環の分子量比率が30%以上であれば何
れのものでも構わず、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性
樹脂であっても構わない。また、ベンゼン環、縮合ベン
ゼン環の分子量比率が30%以上であればホモポリマー、
コポリーマー、ターポリマー等重合形態は何であっても
良く、また分子が鎖状のみならず、分岐、架橋構造を有
するものであっても良い。又、その重合度等に関しても
特に制限はない。又、ベンゼン環、縮合ベンゼン環の分
子量比率は少しでも大きいものを用いるのが効果の点で
望ましい。このような樹脂成分(B) としては、具体的に
はポリブチレンテレフタレート樹脂や変性ポリブチレン
テレフタレート樹脂、スチレン系樹脂、ABS、AS等
がある。以下に、具体的に樹脂のベンゼン環若しくは縮
合ベンゼン環の分子量比率を示す。 ・30%以上の樹脂 ポリブチレンテレフタレート樹脂(変性ポリブチレンテ
レフタレート樹脂);34.5%、ポリスチレン;74%、A
BS;種々のものがあるが50%前後のものが多い ・30%未満の樹脂 ポリブチレンテレフタレートとブダジオールの共重合
体;15〜25% 又、樹脂成分(B) としては、上記条件を満足するならば
2種以上を併用しても良い。また必要に応じ上記ポリア
セタール樹脂(A) 及び樹脂成分(B) 以外に第3の樹脂成
分を含有する事は、一向に差支えない。
【0008】ポリアセタール樹脂(A) と樹脂成分(B) の
配合比率は、樹脂組成物中、(A) 50〜99.5重量%、好ま
しくは60.0〜90.0重量%である。ポリアセタール樹脂
(A) の比率が50重量%未満ではポリアセタール樹脂の本
来持つエンジニアリングプラスチックとしての特性が損
われてしまい、又、99.5重量%を越えると良好なマーキ
ングを得ることが出来ない。ポリアセタール樹脂(A) の
比率が60.0〜90.0重量%の場合にはさらに良好にエンジ
ニアリングプラスチックとしての特性とマーキング性を
両立することが出来る。
配合比率は、樹脂組成物中、(A) 50〜99.5重量%、好ま
しくは60.0〜90.0重量%である。ポリアセタール樹脂
(A) の比率が50重量%未満ではポリアセタール樹脂の本
来持つエンジニアリングプラスチックとしての特性が損
われてしまい、又、99.5重量%を越えると良好なマーキ
ングを得ることが出来ない。ポリアセタール樹脂(A) の
比率が60.0〜90.0重量%の場合にはさらに良好にエンジ
ニアリングプラスチックとしての特性とマーキング性を
両立することが出来る。
【0009】異なる2つの樹脂をブレンドする場合、2
つの樹脂の相溶性が問題となる場合がある。相溶性が十
分でないと十分な機械的物性を得ることが出来ないから
である。しかしながら、本発明の様に良好な黒色マーキ
ングを得るという目的だけから言えば、ベンゼン環、縮
合ベンゼン環の分子量比率が30%以上である樹脂成分
(B) が存在さえしていれば良く、相溶性の問題は全くな
い。つまり、ポリアセタール樹脂(A) にベンゼン環もし
くは縮合ベンゼン環が分子量比率として30%以上含む樹
脂成分(B) が粉末状に分散している形態であっても暗色
マーキングを得る目的に対しては全く問題ない。しかし
ながら、ブレンドされた樹脂組成分が良好なエンジニア
リングプラスチックとしての特性を発揮するには、溶融
混練されていた方が良いが、融点の大きく異なる樹脂を
ブレンドすることは非常に難しい。従って、ポリアセタ
ール樹脂(A) にブレンドされる樹脂成分(B) としては、
加工性の点からその融点もしくは実質的に流動を始める
温度がポリアセタール樹脂(A) のそれに比較的近い実質
的に融点が下がるように変性された変性ポリブチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ABS、AS等が好まし
い。樹脂成分(B) としての実質的な流動開始温度は130
〜245 ℃であることが好ましい。特に好ましくは140 〜
230 ℃、さらに好ましくは155 〜230 ℃である。ここで
いう実質的に流動を開始する温度とは射出成形、押出成
形等で、良好な成形品を得るための最低の樹脂温度を指
している。以下に各樹脂の実質的な流動開始温度を示
す。この値は各樹脂の販売メーカーから出版されている
カタログ中の射出成形温度範囲の最低温度を示してい
る。 ポリアセタールコポリマー:185 ℃ ポリアセタールホモポリマー:190 ℃ ポリブチレンテレフタレート:240 ℃ ポリスチレン:160 ℃ ABS:195 ℃ AS:190 ℃ 又、カタログ等の記載はないが、変性ポリブチレンテレ
フタレートの場合、その変性率にもよるが、例えばイソ
フタル酸でテレフタル酸の30%を置換したものの場合に
は、融点が170 ℃となり、実質的な流動開始温度は約18
0 ℃となる。変性ポリブチレンテレフタレートの変性方
法は、上記のイソフタル酸でテレフタル酸の一部を置換
したもの、あるいはネオペンチルグリコールでブチレン
グリコールの一部を置換したものなどが一般に知られて
いるが、特にこだわるものではなく実質的な流動開始温
度が130 〜245 ℃の範囲にあれば良い。もちろん、相溶
性を向上させるために公知の相溶化剤を用いる事は、本
発明を産業用に用いる場合、より好ましく使用できる。
つの樹脂の相溶性が問題となる場合がある。相溶性が十
分でないと十分な機械的物性を得ることが出来ないから
である。しかしながら、本発明の様に良好な黒色マーキ
ングを得るという目的だけから言えば、ベンゼン環、縮
合ベンゼン環の分子量比率が30%以上である樹脂成分
(B) が存在さえしていれば良く、相溶性の問題は全くな
い。つまり、ポリアセタール樹脂(A) にベンゼン環もし
くは縮合ベンゼン環が分子量比率として30%以上含む樹
脂成分(B) が粉末状に分散している形態であっても暗色
マーキングを得る目的に対しては全く問題ない。しかし
ながら、ブレンドされた樹脂組成分が良好なエンジニア
リングプラスチックとしての特性を発揮するには、溶融
混練されていた方が良いが、融点の大きく異なる樹脂を
ブレンドすることは非常に難しい。従って、ポリアセタ
ール樹脂(A) にブレンドされる樹脂成分(B) としては、
加工性の点からその融点もしくは実質的に流動を始める
温度がポリアセタール樹脂(A) のそれに比較的近い実質
的に融点が下がるように変性された変性ポリブチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ABS、AS等が好まし
い。樹脂成分(B) としての実質的な流動開始温度は130
〜245 ℃であることが好ましい。特に好ましくは140 〜
230 ℃、さらに好ましくは155 〜230 ℃である。ここで
いう実質的に流動を開始する温度とは射出成形、押出成
形等で、良好な成形品を得るための最低の樹脂温度を指
している。以下に各樹脂の実質的な流動開始温度を示
す。この値は各樹脂の販売メーカーから出版されている
カタログ中の射出成形温度範囲の最低温度を示してい
る。 ポリアセタールコポリマー:185 ℃ ポリアセタールホモポリマー:190 ℃ ポリブチレンテレフタレート:240 ℃ ポリスチレン:160 ℃ ABS:195 ℃ AS:190 ℃ 又、カタログ等の記載はないが、変性ポリブチレンテレ
フタレートの場合、その変性率にもよるが、例えばイソ
フタル酸でテレフタル酸の30%を置換したものの場合に
は、融点が170 ℃となり、実質的な流動開始温度は約18
0 ℃となる。変性ポリブチレンテレフタレートの変性方
法は、上記のイソフタル酸でテレフタル酸の一部を置換
したもの、あるいはネオペンチルグリコールでブチレン
グリコールの一部を置換したものなどが一般に知られて
いるが、特にこだわるものではなく実質的な流動開始温
度が130 〜245 ℃の範囲にあれば良い。もちろん、相溶
性を向上させるために公知の相溶化剤を用いる事は、本
発明を産業用に用いる場合、より好ましく使用できる。
【0010】本発明において、更に低いレーザーエネル
ギーで鮮明なマーキングを行うために、レーザー光を吸
収する添加物を添加することが望ましい。レーザー光を
吸収する添加物としては、周知の如きレーザーマーキン
グ性を向上させるものであれば何れであっても構わな
い。例えば、成形品材料に、染料と珪素含有無機化合物
または珪素を含有する染料を添加する方法(特開昭56-1
44995 号公報)、金属珪酸塩等の放射線吸収物質を添加
する方法(特開昭59-111892 号公報)、無機充填剤とし
て水和アルミナを添加する方法(特開昭59-187050 号公
報)、燐酸塩を含む顔料を添加する方法(特開平2-2048
88号公報)、非黒色の無機鉛化合物を添加する方法(特
開平2-48984 号公報)、非白色のチタン酸金属塩を添加
する方法(特開平3-10884 号公報)、黒色有機染料を添
加する方法(特公昭62-1656 号公報)、カーボンブラッ
ク若しくはグラファイトを添加する方法(特公昭61-117
71号公報)、酸化チタンを添加する方法(特開平1-2547
43号公報)等が知られており、これらの方法は、いずれ
も、照射するレーザー光を選択的に吸収する特定の物質
を添加してなる樹脂成形品にレーザー光を照射すること
によりマーキングを行うものであり、本発明においても
これらの物質の何れを添加しても構わない。かかる成分
の配合量は、組成物中0.001 〜20重量%である。特に好
ましいのは、チタン化合物であり、中でも酸化チタンが
良好であり、酸化チタンの濃度が0.1 〜3重量%となる
ように含有させることで、認識可能で鮮明なコントラス
トを有するマーキングを行うことが可能である。
ギーで鮮明なマーキングを行うために、レーザー光を吸
収する添加物を添加することが望ましい。レーザー光を
吸収する添加物としては、周知の如きレーザーマーキン
グ性を向上させるものであれば何れであっても構わな
い。例えば、成形品材料に、染料と珪素含有無機化合物
または珪素を含有する染料を添加する方法(特開昭56-1
44995 号公報)、金属珪酸塩等の放射線吸収物質を添加
する方法(特開昭59-111892 号公報)、無機充填剤とし
て水和アルミナを添加する方法(特開昭59-187050 号公
報)、燐酸塩を含む顔料を添加する方法(特開平2-2048
88号公報)、非黒色の無機鉛化合物を添加する方法(特
開平2-48984 号公報)、非白色のチタン酸金属塩を添加
する方法(特開平3-10884 号公報)、黒色有機染料を添
加する方法(特公昭62-1656 号公報)、カーボンブラッ
ク若しくはグラファイトを添加する方法(特公昭61-117
71号公報)、酸化チタンを添加する方法(特開平1-2547
43号公報)等が知られており、これらの方法は、いずれ
も、照射するレーザー光を選択的に吸収する特定の物質
を添加してなる樹脂成形品にレーザー光を照射すること
によりマーキングを行うものであり、本発明においても
これらの物質の何れを添加しても構わない。かかる成分
の配合量は、組成物中0.001 〜20重量%である。特に好
ましいのは、チタン化合物であり、中でも酸化チタンが
良好であり、酸化チタンの濃度が0.1 〜3重量%となる
ように含有させることで、認識可能で鮮明なコントラス
トを有するマーキングを行うことが可能である。
【0011】また、本発明においては、成形されあるい
は被覆してレーザーマーキングに供される上記の如き樹
脂組成物には、レーザー照射によるマーキングを損なわ
ない範囲で、必要に応じて公知の添加物及び/又は充填
剤を更に添加することが出来る。例えば、酸化防止剤、
耐候性向上等のための各種安定剤、滑剤、可塑剤、核
剤、離型剤、帯電防止剤、界面活性剤等或いはガラス繊
維、金属繊維、チタン酸カリ、ガラスフレーク、ガラス
ビーズ、マイカ、タルク、ウォラストナイト、炭酸カル
シウム、酸化チタン、アルミナ、炭化ケイ素、ボロンナ
イトライト、セラミック、金属粉等の繊維状、板状、粒
状、粉状、の無機化合物等である。また、着色するのに
顔料又は染料を添加することもできる。
は被覆してレーザーマーキングに供される上記の如き樹
脂組成物には、レーザー照射によるマーキングを損なわ
ない範囲で、必要に応じて公知の添加物及び/又は充填
剤を更に添加することが出来る。例えば、酸化防止剤、
耐候性向上等のための各種安定剤、滑剤、可塑剤、核
剤、離型剤、帯電防止剤、界面活性剤等或いはガラス繊
維、金属繊維、チタン酸カリ、ガラスフレーク、ガラス
ビーズ、マイカ、タルク、ウォラストナイト、炭酸カル
シウム、酸化チタン、アルミナ、炭化ケイ素、ボロンナ
イトライト、セラミック、金属粉等の繊維状、板状、粒
状、粉状、の無機化合物等である。また、着色するのに
顔料又は染料を添加することもできる。
【0012】本発明においては、上述した特定の樹脂組
成物からなる成形品あるいは該樹脂組成物を印刷、塗
布、多重成形等によって被覆した樹脂、セラミックス、
金属等の成形品に対し、その所望位置にレーザー光線を
照射するだけで、容易に鮮明な黒発色マーキングが行わ
れる。所望の形状のマーキングを行うためには、例え
ば、レーザー光を適当な大きさのスポットにして対象物
の表面を走査する方法、レーザー光をマスクすることに
よって所望形状のレーザー光とし、これを対象物の表面
に照射する方法等が挙げられる。使用されるレーザーの
種類としては特に限定はないが、例えば炭酸ガスレーザ
ー、ルビーレーザー、半導体レーザー、アルゴンレーザ
ー、エキシマレーザー、YAG レーザー等が挙げられる。
なかでも波長が1.064 μm であることを特徴とするNd;Y
AGレーザーが好ましい。その発振形態は連続発振であっ
てもパルス発振であっても構わないが、特に適したもの
は連続発振でQスイッチを用いて高速パルス化したスキ
ャン式のNd;YAGレーザーである。加工部でのレーザーパ
ワーとしては、0.5 〜20Wが好ましく、特に好ましくは
0.5 〜5Wである。それ以上のレーザー光を照射する
と、マーキング部分の損傷がはげしくなりコントラスト
も悪くなる。
成物からなる成形品あるいは該樹脂組成物を印刷、塗
布、多重成形等によって被覆した樹脂、セラミックス、
金属等の成形品に対し、その所望位置にレーザー光線を
照射するだけで、容易に鮮明な黒発色マーキングが行わ
れる。所望の形状のマーキングを行うためには、例え
ば、レーザー光を適当な大きさのスポットにして対象物
の表面を走査する方法、レーザー光をマスクすることに
よって所望形状のレーザー光とし、これを対象物の表面
に照射する方法等が挙げられる。使用されるレーザーの
種類としては特に限定はないが、例えば炭酸ガスレーザ
ー、ルビーレーザー、半導体レーザー、アルゴンレーザ
ー、エキシマレーザー、YAG レーザー等が挙げられる。
なかでも波長が1.064 μm であることを特徴とするNd;Y
AGレーザーが好ましい。その発振形態は連続発振であっ
てもパルス発振であっても構わないが、特に適したもの
は連続発振でQスイッチを用いて高速パルス化したスキ
ャン式のNd;YAGレーザーである。加工部でのレーザーパ
ワーとしては、0.5 〜20Wが好ましく、特に好ましくは
0.5 〜5Wである。それ以上のレーザー光を照射する
と、マーキング部分の損傷がはげしくなりコントラスト
も悪くなる。
【0013】
装置 : 日本電気(株)製レーザーマーカー SL475E2 マーキング方式 : スキャン式 マーキング文字数 : 40文字(数字、アルファベット) マーキング文字大きさ : 高さ2mmの文字 20 文字、高さ3mmの文字 20 文 字 マーキング部でのパワー: 1〜10W スキャンスピード : 100mm/sec バイトサイズ : 30μm Qスイッチ周波数 : 3kHz 処理時間 : 約3sec 〔評価方法〕マーキングの可否、マーキングのコントラ
ストを肉眼で観察し、マーキングの可否は5段階で、コ
ントラストは10段階で、相対評価した。また、その加工
に要したレーザーパワーを調べた。 マーキングの可否 1 ←──────────────→ 5 マーキングできず マーキング可 コントラスト 1 ←──────────────→ 10 極めて不鮮明(印字の読み取り不可) 良好
ストを肉眼で観察し、マーキングの可否は5段階で、コ
ントラストは10段階で、相対評価した。また、その加工
に要したレーザーパワーを調べた。 マーキングの可否 1 ←──────────────→ 5 マーキングできず マーキング可 コントラスト 1 ←──────────────→ 10 極めて不鮮明(印字の読み取り不可) 良好
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】従来より、熱可塑性樹脂に対するレーザ
ーマーキング技術は、無人化、自動化、無溶剤化、信頼
性等の点で優れた表面装飾方法として知られているが、
得られるマーキング文字のコントラストが不鮮明で利用
分野が限られていた。特にポリアセタール樹脂をマーキ
ングする際、暗色マーキングが鮮明に得られないという
問題があったが、本発明により、ポリアセタールであっ
ても鮮明な暗色マーキングを施すことが可能となり、本
発明の経済効果は非常に高い。
ーマーキング技術は、無人化、自動化、無溶剤化、信頼
性等の点で優れた表面装飾方法として知られているが、
得られるマーキング文字のコントラストが不鮮明で利用
分野が限られていた。特にポリアセタール樹脂をマーキ
ングする際、暗色マーキングが鮮明に得られないという
問題があったが、本発明により、ポリアセタールであっ
ても鮮明な暗色マーキングを施すことが可能となり、本
発明の経済効果は非常に高い。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 25/00 LEA B41M 5/26 S
Claims (8)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂により成形された成形品の
表面にレーザー光を照射してマーキングする方法におい
て、(A) ポリアセタール樹脂50〜99.5重量%と(B) ベン
ゼン環若しくは縮合ベンゼン環を樹脂成分中分子量比率
として30%以上含む少なくとも1種の樹脂0.5 〜50重量
%とからなる樹脂組成物を成形してなる成形品もしくは
該組成物によって被覆された成形品の表面にレーザー光
を照射してマーキングを行うことを特徴とするレーザー
マーキング方法。 - 【請求項2】 樹脂組成物が更にレーザー光を吸収する
添加物を0.001 〜20重量%含有するものである請求項1
記載のレーザーマーキング方法。 - 【請求項3】 樹脂成分(B) が、実質的に流動を始める
温度が130 〜245 ℃の熱可塑性樹脂である請求項1又は
2記載のレーザーマーキング方法。 - 【請求項4】 樹脂成分(B) が、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂又はスチレン系樹脂である請求項1〜3の何
れか1項記載のレーザーマーキング方法。 - 【請求項5】 ポリブチレンテレフタレート樹脂が、実
質的に融点が下がるように変性された変性ポリブチレン
テレフタレート樹脂である請求項4記載のレーザーマー
キング方法。 - 【請求項6】 スチレン系樹脂が、ABS又はASであ
る請求項4記載のレーザーマーキング方法。 - 【請求項7】 レーザー光源としてスキャン式のNd:YA
G レーザーを用いる請求項1〜6の何れか1項記載のレ
ーザーマーキング方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1項記載のレーザ
ーマーキング方法によりマーキングされた成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25405795A JP3217245B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レーザーマーキング方法およびレーザーマーキングされた成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25405795A JP3217245B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レーザーマーキング方法およびレーザーマーキングされた成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995547A true JPH0995547A (ja) | 1997-04-08 |
JP3217245B2 JP3217245B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=17259637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25405795A Expired - Fee Related JP3217245B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レーザーマーキング方法およびレーザーマーキングされた成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217245B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25405795A patent/JP3217245B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3217245B2 (ja) | 2001-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |