JP2010287925A - 光変調信号発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、1台で、各種変調方式の変調光を生成することができる光変調信号発生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本願発明の光変調信号発生装置91は、DPSK変調又はDQPSK変調を行うDQPSK変調部12と、RZ変調又はCSRZ変調を行うRZ/CSRZ変調部14と、を備え、I信号生成用のABC37、Q信号生成用のABC38及びRZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を可変し、かつ、I信号生成用のドライバ35、Q信号生成用のドライバ36及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバ51、52の出力信号を可変することにより、OOK変調方式、光デュオバイナリ変調方式、DPSK変調方式、DQPSK変調方式、RZ−DPSK変調方式、CSRZ−DPSK変調方式、RZ−DQPSK変調方式、及び、CSRZ−DQPSK変調方式、のいずれかの変調方式の変調光を生成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光変調信号発生装置に関し、特に各種変調方式の変調光を生成する光変調信号発生装置に関する。
光通信システムの高速化及び大容量化を実現すべく、従来のNRZ(Non Return to Zero)符号やRZ(Return to Zero)符号を用いたOOK(On/Off Keying)変調方式のような強度変調方式に加えて、光デュオバイナリ(Optical Duo−Binary)変調方式やDPSK(Differential Phase Shift Keying)変調方式やDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)変調方式のような光位相変調方式の導入が検討されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
DQPSK変調方式は差動4値位相変調方式で、従来のOOK変調方式と比べると、信号帯域が狭く、周波数利用効率の向上や伝送距離の拡大や高感度化への期待が大きい。光デュオバイナリ変調方式は分散耐力が高く、従来の2値のNRZ符号を用いたOOK変調方式に比べて2倍以上の分散耐力をもつ。
従来は、各種光変調方式に応じて、LN変調器やLN変調器用のドライバやABC(Auto Bias Control)回路を用意し、LN変調器のバイアス電圧や変調信号の振幅を調整して光変調信号を得ていた。
特開2007−43638号公報 特許3577931号公報
しかし、様々な光変調方式に対応するためには、多くの変調信号発生器を用意する必要があり、非常に煩雑である。
そこで、本発明は、1台で、各種変調方式の変調光を生成することができる光変調信号発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の光変調信号発生装置は、任意の波長のレーザ光を出力するレーザ光源(26)と、該レーザ光源の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I(In−phase)信号生成用のMZM(Mach−Zehnder Modulator)(21)、Q(Quadrature)信号生成用のMZM(22)及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ(25)を配置したDQPSK変調部(12)と、該DQPSK変調部の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力するRZ/CSRZ信号生成用のMZM(24)と、エンコードされた符号が入力され、前記I信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するI信号生成用のドライバ(35)と、エンコードされた符号が入力され、前記Q信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するQ信号生成用のドライバ(36)と、前記I信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するI信号生成用のABC(37)と、前記Q信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するQ信号生成用のABC(38)と、変調信号クロックが入力されて前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)と、該RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)と、を備え、前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成することを特徴とする。
I信号生成用のABC(37)とQ信号生成用のABC(38)とRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)のバイアス電圧の設定、及び、I信号生成用のドライバ(35)とQ信号生成用のドライバ(36)とRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)の出力信号を可変することにより、OOK変調方式、光デュオバイナリ変調方式、DPSK変調方式、DQPSK変調方式、RZ変調方式とDPSK変調方式を組み合わせたRZ−DPSK変調方式、CSRZ変調方式とDPSK変調方式を組み合わせたCSRZ−DPSK変調方式、RZ変調方式とDQPSK変調方式を組み合わせたRZ−DQPSK変調方式、CSRZ変調方式とDQPSK変調方式を組み合わせたCSRZ−DQPSK変調方式のいずれかの変調方式の変調光を生成することができる。
本願発明の光変調信号発生装置では、伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する光デュオバイナリ信号エンコーダ(41)と、該光デュオバイナリ信号エンコーダからの信号が入力され、低周波成分のみを透過させるローパスフィルタ(LPF)(42)と、伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配するDemux(Demultiplexer)(32)と、前記Demuxからのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換するI信号生成用のDPSKエンコーダ(33)及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ(34)と、伝送信号であるデジタル信号と前記Demuxからの信号が入力され、いずれか一方を前記I信号生成用のDPSKエンコーダ及び前記Q信号生成用のDPSKエンコーダに出力するDPSK用のRf(Radio Frequency)スイッチ(31)と、をさらに備えることが好ましい。
上記目的を達成するために、本願発明の光変調信号発生装置は、任意の波長のレーザ光を出力する第1のレーザ光源(26)と、該レーザ光源の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I信号生成用のMZM(21)、Q信号生成用のMZM(22)及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ(25)を配置したDQPSK変調部(12)と、任意の波長のレーザ光を出力する第2のレーザ光源(27)と、該レーザ光源の出力光が入力され、光デュオバイナリ変調光を出力する光デュオバイナリ信号生成用のMZM(23)と、光デュオバイナリ符号にエンコードされた信号、またはデジタル信号が入力され、前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力する光デュオバイナリ信号生成用のドライバ(43)と、前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定する光デュオバイナリ信号生成用のABC(44)と、前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMからの変調光と前記DQPSK変調部からの変調光とが入力され、入力された変調光のいずれか一方を選択して出力する2×2の第1の光スイッチ(15a)と、該第1の光スイッチの一方の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力するRZ/CSRZ信号生成用のMZM(24)と、エンコードされた符号が入力され、前記I信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するI信号生成用のドライバ(35)と、エンコードされた符号が入力され、前記Q信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するQ信号生成用のドライバ(36)と、前記I信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するI信号生成用のABC(37)と、前記Q信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するQ信号生成用のABC(38)と、変調信号クロックが入力されて前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)と、該RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)と、を備え、前記RZ/CSRZ信号生成用のABCでRZ変調又はCSRZ変調をする場合としない場合の信号を選択してそれぞれの光信号出力部(16a、16b)に出力可能とし、前記光デュオバイナリ信号生成用のABC、前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成することを特徴とする。
I信号生成用のABC(37)とQ信号生成用のABC(38)とRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)と光デュオバイナリ信号生成用のABC(44)のバイアス電圧の設定、及び、I信号生成用のドライバ(35)とQ信号生成用のドライバ(36)とRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)と光デュオバイナリ信号生成用のドライバ(43)の出力信号を可変することにより、OOK変調方式、光デュオバイナリ変調方式、DPSK変調方式、DQPSK変調方式、RZ−DPSK変調方式、CSRZ−DPSK変調方式、RZ−DQPSK変調方式、CSRZ−DQPSK変調方式のいずれかの変調方式の変調光を生成することができる光変調信号発生装置を提供することができる。
本願発明の光変調信号発生装置では、前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMからの変調光と前記第1の光スイッチのもう一方の出力光とが入力されて選択して出力する第2の光スイッチ(15b)を配置し、前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMでRZ変調又はCSRZ変調をする場合としない場合の変調光を前記第2の光スイッチで切り替えて1つの光信号出力部(16)に出力可能とし、前記光デュオバイナリ信号生成用のABC、前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成するようにすることが好ましい。
本発明により、OOK変調方式、光デュオバイナリ変調方式、DPSK変調方式、DQPSK変調方式、RZ−DPSK変調方式、CSRZ−DPSK変調方式、RZ−DQPSK変調方式、CSRZ−DQPSK変調方式のいずれかの変調方式の変調光を、1つの光信号出力部から出力することができる。
本願発明の光変調信号発生装置では、伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する光デュオバイナリ信号エンコーダ(41)と、該光デュオバイナリ信号エンコーダからの信号が入力され、低周波成分のみを透過させるローパスフィルタ(LPF)(42)と、伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配するDemux(32)と、前記Demuxからのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換するI信号生成用のDPSKエンコーダ(33)及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ(34)と、伝送信号であるデジタル信号と前記Demuxからの信号が入力され、いずれか一方を前記I信号生成用のDPSKエンコーダ及び前記Q信号生成用のDPSKエンコーダに出力する第1のRfスイッチ(31)と、伝送信号であるデジタル信号と前記LPFからの信号と前記I信号生成用のDPSKエンコーダからの信号と前記Q信号生成用のDPSKエンコーダからの信号とが入力され、前記I信号生成用のドライバと前記Q信号生成用のドライバと前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバに出力する第2のRfスイッチ(18)と、をさらに備えることが好ましい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、本願発明の光変調信号発生装置は、1台で、各種変調方式の変調光を生成することができる光変調信号発生装置を提供することができる。
実施形態1に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。 実施形態1に係るI信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の設定の一例を示す。 ABCが設定するバイアス電圧の設定の一例を示す。 光デュオバイナリ変調光の一例を示す。 OOK変調光の一例を示す。 DPSK変調光の一例を示す。 OOK変調光とDPSK変調光との関係を示す。 RZ−DPSK変調光の一例を示す。 CSRZ−DPSK変調光の一例を示す。 実施形態2に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。 実施形態2に係るI信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、光デュオバイナリ信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の一例を示す。 実施形態3に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。 実施形態3に係るI信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、光デュオバイナリ信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の一例を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。本発明の実施形態に係る光変調信号発生装置91は、DPSK変調又はDQPSK変調を行うDQPSK変調部12と、RZ変調又はCSRZ変調を行うRZ/CSRZ変調部14と、を備え、複数の変調方式の変調光を生成する。
レーザ光源(LD)26とDQPSK変調部12とドライバ35とドライバ36とABC37とABC38は、DPSK変調光を生成する。例えば、LD26は、任意の波長のレーザ光を出力する。DQPSK変調部12は、LD26の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I信号生成用のMZM(以下、MZMと称す。)21、Q信号生成用のMZM22及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ25を配置した。RZ/CSRZ信号生成用のMZM24は、該DQPSK変調部12の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力する。これにより、DQPSK変調部12は、MZM21とMZM22の両方を用いてLD26からの光を変調すればDQPSK変調光を生成し、MZM21とMZM22の一方のみを用いてLD26からの光を変調すればDPSK変調光を生成する。ここで、I信号生成用のMZM21、Q信号生成用のMZM22、RZ/CSRZ信号生成用のMZM24には、LN変調器を用いることができる。
MZM24とドライバ51とドライバ52とABC53は、RZ変調光を生成する。例えば、I信号生成用のドライバ35は、エンコードされた符号が入力され、I信号生成用のMZM21に任意の振幅の変調信号を出力する。Q信号生成用のドライバ36は、エンコードされた符号が入力され、Q信号生成用のMZM22に任意の振幅の変調信号を出力する。I信号生成用のABC37は、I信号生成用のMZM21に任意のバイアス電圧を設定する。Q信号生成用のABC38は、Q信号生成用のMZM22に任意のバイアス電圧を設定する。RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバ52は、変調信号クロックCLKが入力されてRZ/CSRZ信号生成用のMZM24に任意の振幅の変調信号を出力する。RZ/CSRZ信号生成用のABC53は、RZ/CSRZ信号生成用のMZM24に任意のバイアス電圧を設定する。
光デュオバイナリ信号エンコーダ41は、伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する。ローパスフィルタ(LPF)42は、該光デュオバイナリ信号エンコーダ41からの信号が入力され、低周波成分のみを透過させる。Demux32は、伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配する。DPSKエンコーダ33及びDPSKエンコーダ34は、Demux32からのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換する。Rf(Radio Frequency)スイッチ31は、伝送信号であるデジタル信号とDemux32からの信号が入力され、いずれか一方をDPSKエンコーダ33及びDPSKエンコーダ34に出力する。ここで、LPF42としては、ベッセルフィルタを用いることができる。
上記構成を用い、I信号生成用のABC37、Q信号生成用のABC38及びRZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を可変し、かつ、I信号生成用のドライバ35、Q信号生成用のドライバ36、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びRZ/CSRZ信号生成用の52の出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成する。図2に、I信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の設定の一例を示す。図3にABCが設定するバイアス電圧の設定の一例を示す。バイアス電圧の設定値には、MZMの透過光強度が最大となる「最大」と、MZMの透過光強度が最小となる「最小」と、最大と最小の中間電圧である「QUAD」の3種がある。
図4に、光デュオバイナリ変調光の生成例を示す。この場合、図1に示すI信号生成用のドライバ35の信号振幅を2Vπにし、I信号生成用のABC37のバイアス電圧の設定を最小にする。そして、Q信号生成用のドライバ36の信号振幅を無変調にし、Q信号生成用のABC38のバイアス電圧の設定を最小にする。
光デュオバイナリ信号エンコーダ41は、デジタル信号入力部11からのデジタル信号を光デュオバイナリ符号に変換する。LPF42は、光デュオバイナリ信号エンコーダ41からの信号うちの低周波成分のみを通過させる。これにより、光デュオバイナリ符号化された信号がドライバ35に入力される。ドライバ35は、LPF42からの光デュオバイナリ符号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。MZM21は、ドライバ35からの変調信号に従って、LD26からの光を変調する。これにより、DQPSK変調部12は、光デュオバイナリ変調光を生成することができる。
ここで、光デュオバイナリ信号エンコーダ41は、例えば、デジタル信号入力部11からのデジタル信号がクロック入力に入力されて当該デジタル信号を1ビット遅延させるDタイプのフリップフロップ回路と、前記Dタイプのフリップフロップ回路からの出力Qとデジタル信号入力部11からのデジタル信号が入力される第1のAND回路と、Dタイプのフリップフロップ回路からの反転出力Qバーとデジタル信号入力部11からのデジタル信号が入力される第2のAND回路と、第1のAND回路及び第2のAND回路からの出力信号の代数和をとる加算回路と、で構成することができる。
図5に、OOK変調光の生成例を示す。この場合、図1に示すI信号生成用のドライバ35の信号振幅をVπにし、I信号生成用のABC37のバイアス電圧の設定をQUADにし、Q信号生成用のドライバ36の信号振幅を無変調にし、Q信号生成用のABC38のバイアス電圧の設定を最小にする。
I信号生成用のドライバ35は、デジタル信号入力部11からのデジタル信号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。MZM21は、ドライバ35からの変調信号に従って、LD26からの光を変調する。これにより、DQPSK変調部12は、OOK変調光を生成することができる。
図6に、DPSK変調光の生成例を示す。この場合、図1に示すI信号生成用のドライバ35の信号振幅を2Vπにし、I信号生成用のABC37のバイアス電圧の設定を最小にし、Q信号生成用のドライバ36の信号振幅を2Vπにし、Q信号生成用のABC38のバイアス電圧の設定を最小にする。
I信号生成用DPSKエンコーダ33は、Demux32からのデジタル信号をDPSK符号に変換する。例えば、Demux32からのデジタル信号とDemux32からのデジタル信号を1bitシフトした信号との排他的論理輪(EXOR:Excluive OR)をとって符号化する。I信号生成用DPSKエンコーダ33は、さらに、ベッセルフィルタ等のLPFを用いて、符号化したデジタル信号の低周波成分のみを透過させる。これにより、NRZビット列「0110001」を、符号「0100001」に符号化したデジタル信号を得ることができる。
I信号生成用のドライバ35は、DPSKエンコーダ33からのDPSK符号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。例えば、I信号生成用のドライバ35は、LPF42からのビット列“0”、“1”に応じた電圧の駆動信号をI信号生成用のMZM21に印加する。I信号生成用のMZM21は、ドライバ35からの変調信号に従って、LD26からの光を変調する。例えば、I信号生成用のMZM21は、ビット列“0”、“1”を、“0相”、“π相”に対応させて光位相変調を行う。これにより、DQPSK変調部12は、DPSK変調光を生成することができる。
DPSK変調項を復調する際は、MZ干渉計で位相差が同相の信号光と逆相の信号光とに分けて2つのフォトデテクターを用いて差動検波する。MZ干渉計では、入射した光が、MZ干渉計の2つの光路の一方に同位相の光として、MZ干渉計の2つの光路のもう一方に位相をπ/2シフトした光として伝搬する。入射した光と同位相の光を1ビット分遅延させ、MZ干渉計の2つの光路の光を合波し、これを2分岐してそれぞれの信号光を2乗検波してLPFを通過させる。これにより、変調符号「0π0000π」とこれを1ビット遅延した符号とのXOR演算後の符号「0ππ000π」を検出し、NRZビット列「0110001」を復調することができる。
図7に、OOK変調光とDPSK変調光との関係を示す。DPSK変調光を生成するときは、バイアス電圧を最小に設定し、信号振幅を2Vπに設定する。OOK変調光を生成するときは、バイアス電圧をQUADに設定し、信号振幅をVπに設定する。これにより、ABC37のバイアス電圧とドライバ35の信号振幅を変更するだけで、簡単に異なる変調方式の変調光を生成することができる。
DQPSK変調光を生成する場合、I信号生成用のドライバ35の信号振幅を2Vπにし、I信号生成用のABC37のバイアス電圧の設定を最小にし、Q信号生成用のドライバ36の信号振幅を2Vπにし、Q信号生成用のABC38のバイアス電圧の設定を最小にする。このとき、DPSKエンコーダ33及び34へ入力される変調信号のクロック周波数は、デジタル信号入力部11に入力されるデジタル信号のクロック周波数fの1/2である。
この状態で、Demux32は、デジタル信号入力部11からのデジタル信号を1:2にDemuxする。DPSKエンコーダ33及びDPSKエンコーダ34は、Demux32からのデジタル信号をDPSK符号に変換する。ドライバ35は、DPSKエンコーダ33からのDPSK符号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。ドライバ36は、DPSKエンコーダ34からのDPSK符号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。
MZM21は、ドライバ35からの変調信号に従って、LD26からの光を変調する。MZM22は、ドライバ36からの変調信号に従って、LD26からの光を変調する。π/2位相シフタ25は、MZM22からの変調光の位相をπ/2シフトさせる。MZM21からの変調光とπ/2位相シフタ25からの変調光は合波され、DQPSK変調光が生成される。これにより、DQPSK変調部12はDQPSK変調光を生成することができる。
RZ変調光及びCSRZ変調光のいずれも生成しない場合、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びドライバ52を無変調にし、RZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を最大にする。この状態で、DQPSK変調部12から出力された変調光をMZM24に入力すると、MZM24は、DQPSK変調部12から出力された変調光をそのまま通過させる。これにより、RZ/CSRZ変調部14からの変調光を光信号出力部16から出力することができる。
したがって、RZ/CSRZ変調部14からの変調光を光信号出力部16から出力することで、光変調信号発生装置91は、OOK変調光、光デュオバイナリ変調光、DPSK変調光及びDQPSK変調光のいずれかを生成することができる。
図8に、RZ−DPSK変調光の生成例を示す。この場合、図1に示すRZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、RZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を最大にする。また、ドライバ51及びドライバ52へ入力される変調信号のクロック周波数は、デジタル信号入力部11に入力されるデジタル信号のクロック周波数fと同一でよい。
MZM24は、ドライバ51及びドライバ52からの変調信号に従って、DQPSK変調部12から出力された変調光をRZ変調する。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、信号振幅が一定であるDPSK変調光をビットスロット毎にパルス形成したRZ−DPSK変調光を生成することができる。
従って、RZ/CSRZ変調部14からの変調光を光信号出力部16から出力することで、光変調信号発生装置91は、RZ−DPSK変調光生成することができる。なお、MZM24に入力される変調光がDQPSK変調光の場合、RZ−DPSK変調光と同様の設定にてRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
図9に、CSRZ−DPSK変調光の生成例を示す。この場合、図1に示すRZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、RZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を最小にする。また、ドライバ51及びドライバ52へ入力される変調信号のクロック周波数は、デジタル信号入力部11に入力されるデジタル信号のクロック周波数fの1/2である。
MZM24は、ドライバ51及びドライバ52からの変調信号に従って、DQPSK変調部12から出力された変調光をCSRZ変調する。ここで、MZM24がビットスロット毎に0相とπ相で位相変調するよう、ドライバ51とドライバ52からの変調信号の正負を逆転させる。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、信号振幅が一定であるDQPSK変調光をビットスロット毎に0相とπ相で交互に位相変化したパルスを形成したCSRZ−DPSK変調光を生成することができる。
従って、RZ/CSRZ変調部14からの変調光を光信号出力部16から出力することで、光変調信号発生装置91は、CSRZ−DPSK変調光を生成することができる。なお、MZM24に入力される変調光がDQPSK変調光の場合、CSRZ−DPSK変調光と同様の設定にてCSRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
なお、本実施形態では、MZM21、MZM22及びMZM24が片側駆動型である例を示したが、片側駆動に代えてプッシュプル駆動型を用いることもできる。これにより、1つのドライバ当りの変調振幅を低減できる。
(実施形態2)
図10は、実施形態2に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。実施形態1ではDQPSK変調部12を用いて光デュオバイナリ変調を行なったが、本実施形態では光デュオバイナリ変調を行う光デュオバイナリ変調部13を別途設けている。以下、具体的に構成について説明する。
第1のLD26は、任意の波長のレーザ光を出力する。DQPSK変調部12は、該LD26の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I信号生成用のMZM21、Q信号生成用のMZM22及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ25が配置されている。
第2のLD27は、任意の波長のレーザ光を出力する。光デュオバイナリ信号生成用のMZM23は、LD27の出力光が入力され、光デュオバイナリ変調光を出力する。光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43は、光デュオバイナリ符号にエンコードされた信号、またはデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ信号生成用のMZM23に任意の振幅の変調信号を出力する。光デュオバイナリ信号生成用のABC44は、光デュオバイナリ信号生成用のMZM23に任意のバイアス電圧を設定する。
2×2の第1の光スイッチ15aは、光デュオバイナリ信号生成用のMZM23からの強度変調光とDQPSK変調部12からの光位相変調光とが入力され、入力された変調光のいずれか一方を選択して出力する。RZ/CSRZ信号生成用のMZM24は、第1の光スイッチ15aの一方の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力する。
I信号生成用のドライバ35は、エンコードされた符号が入力され、I信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力する。Q信号生成用のドライバ36は、エンコードされた符号が入力され、Q信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力する。I信号生成用のABC37は、I信号生成用のMZM21に任意のバイアス電圧を設定する。Q信号生成用のABC38は、Q信号生成用のMZM22に任意のバイアス電圧を設定する。RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバ52は、変調信号クロックCLKが入力されてRZ/CSRZ信号生成用のMZM24に任意の振幅の変調信号を出力する。RZ/CSRZ信号生成用のABC53は、RZ/CSRZ信号生成用のMZM24に任意のバイアス電圧を設定する。
第1の光スイッチ15aからの出力光は、一方は光信号出力部16aに出力され、もう一方はRZ/CSRZ信号生成用のMZM24に出力される。RZ/CSRZ信号生成用のABC53でRZ変調又はCSRZ変調をする場合としない場合の信号を選択してそれぞれの光信号出力部16a及び16bに出力可能となっている。
光デュオバイナリ信号エンコーダ41は、伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する。LPF42は、光デュオバイナリ信号エンコーダ41からの信号が入力され、低周波成分のみを透過させる。Demux32は、伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配する。I信号生成用のDPSKエンコーダ33及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ34は、Demux32からのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換する。第1のRfスイッチ31は、伝送信号であるデジタル信号とDemux32からの信号が入力され、いずれか一方をI信号生成用のDPSKエンコーダ33及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ34に出力する。第2のRfスイッチ18は、伝送信号であるデジタル信号とLPF42からの信号とI信号生成用のDPSKエンコーダ33からの信号とQ信号生成用のDPSKエンコーダ34からの信号とが入力され、I信号生成用のドライバ35とQ信号生成用のドライバ36と光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43に出力する。ここで、LPF42としては、ベッセルフィルタを用いることができる。
上記構成を用い、光デュオバイナリ信号生成用のABC44、I信号生成用のABC37、Q信号生成用のABC38及びRZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を可変し、かつ、光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43、I信号生成用のドライバ35、Q信号生成用のドライバ36、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びRZ/CSRZ信号生成用の52の出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成する。図11に、I信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、光デュオバイナリ信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の一例を示す。
光デュオバイナリ変調光を生成する場合、図4に示すように、光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43の信号振幅を2Vπにし、光デュオバイナリ信号生成用のABC44のバイアス電圧の設定を最小にする。この状態で、光デュオバイナリ信号エンコーダ41がデジタル信号入力部11からのデジタル信号を光デュオバイナリ符号に変換し、LPF42が光デュオバイナリ信号エンコーダ41からの信号うちの低周波成分のみを通過させ、ドライバ43がLPF42からの光デュオバイナリ符号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。MZM23は、ドライバ43からの変調信号に従って、LD27からの光を変調する。これにより、光デュオバイナリ変調部13は、光デュオバイナリ変調光を生成することができる。
OOK変調光を生成する場合、図5に示すように、光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43の信号振幅をVπにし、光デュオバイナリ信号生成用のABC44のバイアス電圧の設定をQUADにする。この状態で、ドライバ43がデジタル信号入力部11からのデジタル信号に応じた信号振幅を有する変調信号を出力する。MZM23は、ドライバ43からの変調信号に従って、LD27からの光を変調する。これにより、光デュオバイナリ変調部13は、OOK変調光を生成することができる。
DPSK変調光及びDQPSK変調光については、実施形態1と同様にして、DQPSK変調部12が生成する。
DQPSK変調部12及び光デュオバイナリ変調部13からの変調光は、第1の光スイッチ15aに入力される。RZ/CSRZ変調部14がRZ変調光及びCSRZ変調光のいずれも生成しない場合、第1の光スイッチ15aは、入力された変調光を光信号出力部16aに出力する。これにより、光変調信号発生装置92は、OOK変調光、光デュオバイナリ変調光、DPSK変調光及びDQPSK変調光のいずれかの変調光を生成して出力することができる。
RZ/CSRZ変調部14がRZ変調光を生成する場合、図8に示すように、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、RZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を最大にする。この状態で、第1の光スイッチ15aは、入力された変調光をRZ/CSRZ変調部14に出力する。RZ/CSRZ信号生成用のMZM24は、ドライバ51及びドライバ52からの変調信号に従って、第1の光スイッチ15aから出力された変調光をRZ変調する。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、RZ−DPSK変調光及びRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
RZ/CSRZ変調部14がCSRZ変調光を生成する場合、図9に示すように、ドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、ABC53のバイアス電圧の設定を最小にする。この状態で、第1の光スイッチ15aは、入力された変調光をRZ/CSRZ変調部14に出力する。RZ/CSRZ信号生成用のMZM24は、第1の光スイッチ15aから出力された変調光をCSRZ変調して、光信号出力部16bから出力する。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、CSRZ−DPSK変調光及びCSRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
なお、本実施形態では、MZM21、MZM22、MZM23及びMZM24が片側駆動型である例を示したが、片側駆動に代えてプッシュプル駆動型を用いることもできる。これにより、変調振幅を低減できる。
(実施形態3)
図12は、実施形態3に係る光変調信号発生装置の一例を示す構成図である。本実施形態に係る光変調信号発生装置93では、実施形態2の光変調信号発生装置92において、第2の光スイッチ15bを設け、変調光を1つの光信号出力部16からに出力可能とすることを特徴とする。
第2の光スイッチ15bは、RZ/CSRZ信号生成用のMZM24の出力光と第1の光スイッチ15aのもう一方の出力光とが入力され選択して出力する。RZ/CSRZ信号生成用のMZM24でRZまたはCSRZ変調をする場合と、しない場合の変調光を第2の光スイッチ15bで切り替えて1つの光信号出力部16に出力可能とする。
上記構成を用い、光デュオバイナリ信号生成用のABC44、I信号生成用のABC37、Q信号生成用のABC38及びRZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を可変し、かつ、光デュオバイナリ信号生成用のドライバ43、I信号生成用のドライバ35、Q信号生成用のドライバ36、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びRZ/CSRZ信号生成用の52の出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成する。図13に、I信号生成用のMZM、Q信号生成用のMZM、光デュオバイナリ信号生成用のMZM、RZ/CSRZ信号生成用のMZMでの信号振幅とバイアス電圧の一例を示す。
光デュオバイナリ変調部13は、実施形態2と同様にして、OOK変調光及び光デュオバイナリ変調光のいずれかを生成して第1の光スイッチ15aに出力する。DQPSK変調部12は、実施形態1と同様にして、DPSK変調光及びDQPSK変調光のいずれかを生成して第1の光スイッチ15aに出力する。
DQPSK変調部12及び光デュオバイナリ変調部13からの変調光は、第1の光スイッチ15aに入力される。RZ/CSRZ変調部14がRZ変調光及びCSRZ変調光のいずれも生成しない場合、第1の光スイッチ15aは、DQPSK変調部12及び光デュオバイナリ変調部13からの変調光のいずれかを第2の光スイッチ15bに出力する。そして、第2の光スイッチ15bは、第1の光スイッチ15aからの変調光を光信号出力部16に出力する。これにより、光変調信号発生装置93は、OOK変調光、光デュオバイナリ変調光、DPSK変調光又はDQPSK変調光を生成して出力することができる。
RZ/CSRZ変調部14がRZ変調光を生成する場合、図8に示すように、RZ/CSRZ信号生成用のドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、RZ/CSRZ信号生成用のABC53のバイアス電圧の設定を最大にする。この状態で、第1の光スイッチ15aは、入力された変調光をRZ/CSRZ変調部14に出力する。MZM24は、ドライバ51及びドライバ52からの変調信号に従って、第1の光スイッチ15aから出力された変調光をRZ変調する。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、RZ−DPSK変調光及びRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
RZ/CSRZ変調部14がCSRZ変調光を生成する場合、図9に示すように、ドライバ51及びドライバ52の信号振幅を2Vπにし、ABC53のバイアス電圧の設定を最小にする。この状態で、第1の光スイッチ15aは、入力された変調光をRZ/CSRZ変調部14に出力する。MZM24は、ドライバ51及びドライバ52からの変調信号に従って、第1の光スイッチ15aから出力された変調光をCSRZ変調する。これにより、RZ/CSRZ変調部14は、CSRZ−DPSK変調光及びCSRZ−DQPSK変調光を生成することができる。
RZ/CSRZ変調部14からの変調光は、第2の光スイッチ15bに入力される。第2の光スイッチ15bは、RZ/CSRZ変調部14からの変調光を光信号出力部16に出力する。これにより、光変調信号発生装置93は、RZ−DPSK変調光、RZ−DQPSK変調光、CSRZ−DPSK変調光及びCSRZ−DQPSK変調光のいずれかを生成して出力することができる。
なお、本実施形態では、MZM21、MZM22、MZM23及びMZM24が片側駆動型である例を示したが、片側駆動に代えてプッシュプル駆動型を用いることもできる。これにより、変調振幅を低減できる。
本発は光変調信号を生成するため、情報通信産業に適用することができる。
11:デジタル信号入力部
12:DQPSK変調部
13:光デュオバイナリ変調部
14:RZ/CSRZ変調部
15a:第1の光スイッチ
15b:第2の光スイッチ
16、16a、16b:光信号出力部
18:第2のRfスイッチ
21:I信号生成用のMZM
22:Q信号生成用のMZM
23:光デュオバイナリ信号生成用のMZM
24:RZ/CSRZ信号生成用のMZM
25:π/2位相シフタ
26、27:レーザ光源
31:第1のRfスイッチ
32:Demux
33:I信号生成用のDPSKエンコーダ
34:Q信号生成用のDPSKエンコーダ
35:I信号生成用のドライバ
36:Q信号生成用のドライバ
37:I信号生成用のABC
38:Q信号生成用のABC
41:光デュオバイナリ信号エンコーダ
42:LPF
43:光デュオバイナリ信号生成用のドライバ
44:光デュオバイナリ信号生成用のABC
51、52:RZ/CSRZ信号生成用のドライバ
53:RZ/CSRZ信号生成用のABC
91、92、93:光変調信号発生装置

Claims (5)

  1. 任意の波長のレーザ光を出力するレーザ光源(26)と、
    該レーザ光源の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I(In−phase)信号生成用のMZM(Mach−Zehnder Modulator)(21)、Q(Quadrature)信号生成用のMZM(22)及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ(25)を配置したDQPSK変調部(12)と、
    該DQPSK変調部の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力するRZ/CSRZ信号生成用のMZM(24)と、
    エンコードされた符号が入力され、前記I信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するI信号生成用のドライバ(35)と、
    エンコードされた符号が入力され、前記Q信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するQ信号生成用のドライバ(36)と、
    前記I信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するI信号生成用のABC(Auto Bias Control)(37)と、
    前記Q信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するQ信号生成用のABC(38)と、
    変調信号クロックが入力されて前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)と、
    該RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)と、
    を備え、
    前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成することを特徴とする光変調信号発生装置。
  2. 伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する光デュオバイナリ信号エンコーダ(41)と、
    該光デュオバイナリ信号エンコーダからの信号が入力され、低周波成分のみを透過させるローパスフィルタ(LPF)(42)と、
    伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配するDemux(Demultiplexer)(32)と、
    前記Demuxからのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換するI信号生成用のDPSKエンコーダ(33)及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ(34)と、
    伝送信号であるデジタル信号と前記Demuxからの信号が入力され、いずれか一方を前記I信号生成用のDPSKエンコーダ及び前記Q信号生成用のDPSKエンコーダに出力するDPSK用のRf(Radio Frequency)スイッチ(31)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光変調信号発生装置。
  3. 任意の波長のレーザ光を出力する第1のレーザ光源(26)と、
    該レーザ光源の出力光が入力され、マッハツェンダ干渉計の2つの光路上に、I信号生成用のMZM(21)、Q信号生成用のMZM(22)及び両変調光の位相を直交させるπ/2位相シフタ(25)を配置したDQPSK変調部(12)と、
    任意の波長のレーザ光を出力する第2のレーザ光源(27)と、
    該レーザ光源の出力光が入力され、光デュオバイナリ変調光を出力する光デュオバイナリ信号生成用のMZM(23)と、
    光デュオバイナリ符号にエンコードされた信号、またはデジタル信号が入力され、前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力する光デュオバイナリ信号生成用のドライバ(43)と、
    前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定する光デュオバイナリ信号生成用のABC(44)と、
    前記光デュオバイナリ信号生成用のMZMからの変調光と前記DQPSK変調部からの変調光とが入力され、入力された変調光のいずれか一方を選択して出力する2×2の第1の光スイッチ(15a)と、
    該第1の光スイッチの一方の出力光が入力され、RZ変調光又はCSRZ変調光を出力するRZ/CSRZ信号生成用のMZM(24)と、
    エンコードされた符号が入力され、前記I信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するI信号生成用のドライバ(35)と、
    エンコードされた符号が入力され、前記Q信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するQ信号生成用のドライバ(36)と、
    前記I信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するI信号生成用のABC(37)と、
    前記Q信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するQ信号生成用のABC(38)と、
    変調信号クロックが入力されて前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意の振幅の変調信号を出力するRZ/CSRZ信号生成用のドライバ(51、52)と、
    該RZ/CSRZ信号生成用のMZMに任意のバイアス電圧を設定するRZ/CSRZ信号生成用のABC(53)と、
    を備え、
    前記RZ/CSRZ信号生成用のABCでRZ変調又はCSRZ変調をする場合としない場合の信号を選択してそれぞれの光信号出力部(16a、16b)に出力可能とし、
    前記光デュオバイナリ信号生成用のABC、前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成することを特徴とする光変調信号発生装置。
  4. 前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMから変調光と前記第1の光スイッチのもう一方の出力光とが入力されて選択して出力する第2の光スイッチ(15b)を配置し、前記RZ/CSRZ信号生成用のMZMでRZ変調又はCSRZ変調をする場合としない場合の変調光を前記第2の光スイッチで切り替えて1つの光信号出力部(16)に出力可能とし、
    前記光デュオバイナリ信号生成用のABC、前記I信号生成用のABC、前記Q信号生成用のABC及び前記RZ/CSRZ信号生成用のABCのバイアス電圧の設定を可変し、かつ、前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバ、前記I信号生成用のドライバ、前記Q信号生成用のドライバ及びRZ/CSRZ信号生成用のドライバの出力信号を可変することにより、複数の変調方式の変調光を生成することを特徴とする請求項3に記載の光変調信号発生装置。
  5. 伝送信号であるデジタル信号が入力され、光デュオバイナリ符号に変換する光デュオバイナリ信号エンコーダ(41)と、
    該光デュオバイナリ信号エンコーダからの信号が入力され、低周波成分のみを透過させるローパスフィルタ(LPF)(42)と、
    伝送信号であるデジタル信号を1対2に分配するDemux(32)と、
    前記Demuxからのデジタル信号が入力され、DPSK符号に変換するI信号生成用のDPSKエンコーダ(33)及びQ信号生成用のDPSKエンコーダ(34)と、
    伝送信号であるデジタル信号と前記Demuxからの信号が入力され、いずれか一方を前記I信号生成用のDPSKエンコーダ及び前記Q信号生成用のDPSKエンコーダに出力する第1のRfスイッチ(31)と、
    伝送信号であるデジタル信号と前記LPFからの信号と前記I信号生成用のDPSKエンコーダからの信号と前記Q信号生成用のDPSKエンコーダからの信号とが入力され、前記I信号生成用のドライバと前記Q信号生成用のドライバと前記光デュオバイナリ信号生成用のドライバに出力する第2のRfスイッチ(18)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の光変調信号発生装置。
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