JP2010284053A - ステッピングモータ脱調検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ等の高効率化と装置の低コスト化との双方を図るようにする。
【解決手段】 脱調検出装置1は、ステッピングモータ2の中点αの電圧を検出して中点電圧信号aとして出力する電圧検出部10と、回転速度信号b及び中点電圧信号aに基づいて同モータ2の脱調の有無を判定する脱調判定部20とを備えている。同モータ2が脱調すると、同モータ2の中点αの電圧のレベルに特有の変化が現れる。この現象は同モータ2の回転速度によっても変化する。よって、同モータ2の中点αの電圧を検出する一方、同モータ2の回転速度が入力されると、同モータ2の脱調の有無を検知することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明はエンコーダやレゾルバ等のセンサを使用することなくステッピングモータの脱調を効果的に検出することが可能なステッピングモータ脱調検出装置に関する。
従来のステッピングモータ脱調検出装置については、ドライバの出力ラインに介在された脱調検出回路を用いてモータ電流等を検出し、この検出信号に現れる変化を監視して脱調の有無を検知するのが一般的であった(例えば、特許文献1等がある)。
特開2007−2336640号公報
しかしながら、ドライバの出力ライン上に脱調検出回路が設けられ、同回路に大きなモータ電流が流れることから損失が大きく、この点でモータ等の高効率化を図ることが困難である。もっとも、エンコーダやレゾルバ等のセンサを使用した装置を使用すると、上記問題が一応解消されるものの、装置自体の低コスト化を図ることが困難になるという別の問題を招来する。
本発明は上記した背景の下で創作されたものであって、その目的とするところは、モータ等の高効率化と装置の低コスト化との双方を図ることが可能なステッピングモータ脱調検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のステッピングモータ脱調検出装置は、ステッピングモータの各相コイルの結線上の中点の電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形に現れる変化を監視し、当該監視結果に基づいて同モータの脱調及び/又はその兆候の有無を判定する脱調判定部とを備えた構成にしている。
脱調判定部の具体例としては、ステッピングモータの脱調又はその徴候の有無を判定するのに必要な基準値が予め用意されており、電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形と当該基準値とを比較し、当該比較結果に基づいて同モータの脱調又はその徴候の有無を判定する構成としたものがある。
上記した本発明は次のような新しい知見に基づいている。即ち、ステッピングモータが脱調又はそれに近い状態(高負荷状態を含む)になると、同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧のレベル、周波数又は波形等に特有の変化が現れる。よって、同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧のレベル等に現れる変化を監視するようにすれば、同モータの脱調又はその兆候(高負荷状態を含む)の有無を判定することが可能になる。
従って、本発明によると、ステッピングモータの各相コイルの結線上の中点に電圧検出部の入力側を接続しても同回路に大きな電流が流れないことから、損失が非常に小さく、この点でモータ又はドライバ等の高効率化を図ることが可能になる。また、装置全体の構成が非常にシンプルであることから低コスト化を容易に図ることも可能になる。
ステッピングモータの使用周波数帯域が広範囲である場合、次のような脱調判定部を使用することが好ましい。即ち、脱調判定部は、ステッピングモータの脱調又はその徴候の有無を判定するのに必要な基準値が同モータの回転速度の区分毎に予め用意され、モータの回転速度が入力されており、電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形と入力された同モータの回転速度に対応した当該基準値とを比較し、当該比較結果に基づいて同モータの脱調又はその徴候の有無を判定する構成としている。
上記した下位概念の発明は次のような知見に基づいている。即ち、ステッピングモータが脱調又はそれに近い状態になると、同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧のレベル等に特有の変化が現れるが、この現象が同モータの回転速度に応じて変化する。
従って、上記した下位概念の発明によると、ステッピングモータの脱調等の有無を判定するのに必要な基準値を同モータの回転速度の区分毎に予め用意しておき、その中から同モータの実際の回転速度に対応した基準値を用いる構成となっているので、ステッピングモータの使用周波数帯域が広範囲である場合であっても同モータの脱調等の検出精度を高くすることが可能になる。
ステッピングモータの脱調等の有無を判定するに当たり、同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧のレベルの変化を監視する場合、次のような脱調判定部を使用することが好ましい。即ち、脱調判定部は、同モータの加速/減速の開始時であるときは、検出部の検出電圧のレベルを用いた同モータの脱調等の有無の判定を停止させる機能を併有した構成としている。
上記した下位概念の発明は次のような知見に基づいている。即ち、ステッピングモータの加速/減速の開始時には脱調等がなくても各相コイルの結線上の中点の電圧のレベルが高くなることがある。
従って、上記した下位概念の発明によると、ステッピングモータの加速/減速の開始時であるときは、同モータの脱調等の有無の判定を停止させる構成となっているので、同モータが高加速度で加速/減速される場合であっても同モータの脱調等の検出精度を高くすることが可能になる。
ステッピングモータの各相コイルの一端又は中間部が中点として共通に接続されている場合の上記電圧検出部の具体例については、中点に電気的に接続されたリード部と、リード部を通じて導かれた中点の電圧を前置処理して信号として出力する出力部とを有した構成とすると良い。
ステッピングモータの各相コイルが環状に接続され、各相コイルの結線上の中点が存在しない場合の上記電圧検出部の具体例については、各相コイルに対応して互いに星状に接続された抵抗体群であって各相コイルの各接続点に一端が接続された中点回路部と、中点回路部における共通接続側の他端を各相コイルの結線上の中点とし当該中点に電気的に接続されたリード部と、リード部を通じて導かれた中点の電圧を前置処理して信号として出力する出力部とを有した構成とすると良い。
本発明の実施の形態に係るステッピングモータ脱調検出装置のブロック図である。 入力周波数が10kHzであるステッピングモータ正常回転時の同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧の波形図である。 入力周波数が10kHzであるステッピングモータ脱調時の同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧の波形図である。 入力周波数が1kHzであるステッピングモータ脱調時の同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧の波形図である。 ステッピングモータの回転開始時の同モータの各相コイルの結線上の中点の電圧の波形図である。 同装置の脱調判定部で処理されるソフトウエアのフローチャートである。 3相スター型ステッピングモータの巻線構造図である。 新4相型ステッピングモータの巻線構造図である。 5相スター型ステッピングモータの巻線構造図である。 3相デルタ型ステッピングモータの巻線構造図である。 5相ペンタゴン型ステッピングモータの巻線構造図である。
以下、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ脱調検出装置(以下、単に脱調検出装置と称する。)を図1乃至図6を参照して説明する。なお、特許請求の範囲に記載された発明特定事項と同装置の構成要素との間で対応関係が不明なものについては後記する符号の説明の欄において併せて示すものとする。
ここに例として挙げる脱調検出装置1については、図1に示すようにエンコーダやレゾルバ等のセンサを使用することなくステッピングモータ2の脱調又はその兆候を効果的に検出することが可能な装置であり、電圧検出部10及び脱調判定部20を有した構成となっている。
なお、ステッピングモータ2は、ロータ21、A相コイル22及びB相コイル23を有し、A相コイル22とB相コイル23との各中間部が中点αとして共通に接続された巻線構造となっている。即ち、図1に示されたステッピングモータ2は新2相型ステッピングモータである。
電圧検出部10については、ステッピングモータ2の中点αの電圧を検出する回路であって、中点αに電気的に接続されたリード線であってステッピングモータ2と同装置1との間を接続するリード部11と、リード部11を通じて導かれた中点αの電圧を前置処理して中点電圧信号aとして出力する出力部12とを有した構成となっている。
なお、ステッピングモータ2については、リード部11をA相コイル22及びB相コイル23に接続してこれを外部に取り出す必要があるが、同モータのリード端子の構造によっては、リード部11を外部に取り出す必要がない場合もある。これは後述する中点回路部13、13’についても同様である。
出力部12については、中点αの電圧を分圧するとともに直流成分の阻止等を行う分圧回路121と、同回路121の後段に接続された振幅制限回路122と、同回路122の後段に接続されたオペアンプ増幅回路123とを有した構成となっている。オペアンプ増幅回路123から出力される中点電圧信号aは、中点αの電圧を脱調判定部20の処理に適した形に前置処理した信号であるが、中点αの電圧のレベル、周波数、波形等の情報が含まれた内容になっている。
脱調判定部20については、アナログ形式の中点電圧信号a及びデジタル形式の回転速度信号bを入力としてステッピングモータ2の脱調又はその兆候の有無を判定し、その判定結果をアラーム信号cとして出力する構成となっており、本実施形態ではCPU(中央演算装置)を用いている。
なお、回転速度信号bは入力指令パルスを相分配して相励磁信号を生成する図外のドライバから出力された信号であり、ステッピングモータ2の回転速度指令を示しており、同モータ2の入力周波数又は回転速度と実質上同一内容を示している。
図2乃至図5に示すグラフの縦軸は中点電圧信号aのA/D変換値、横軸はサンプリング時間を表している。図2は入力周波数が10kHzであるモータ正常回転時、図3は入力周波数が10kHzであるモータ脱調時、図4は入力周波数が1kHzであるモータ脱調時、図5はモータ回転開始時を各々示している。
即ち、ステッピングモータ2が脱調すると、図2に示すように同モータ2の中点αの電圧のレベル、周波数又は波形等に特有の変化が現れる。この現象は図3に示すようにモータ2の回転速度によっても変化する。これは同モータ2の種類や駆動電流等のレベルに大きく左右されず、脱調直前であっても上記に近い現象が現れることが実験により確かめられている。よって、同モータ2の駆動中において中点αの電圧のレベル、周波数又は波形等を常時監視することにより、同モータ2の脱調又はその兆候の有無を判定することが可能になる。このような原理でもって脱調判定部20により同モータ2の脱調等の判定している。本実施形態においては、脱調判定部20の判定処理を簡単化にするために、中点αの電圧のレベルを常時監視するようにしている。
ただ、図5に示すように同モータ2の回転開始時には脱調等がなくても中点αの電圧のレベルが高くなり、これが誤判定の要因となり得る。この現象は同モータ2の回転速度指令、自起動又は傾斜等のパラメータに左右されず、同モータ2の一定速度からの再加速時、減速開始時にも同一の現象が現れることが実験により確かめられている。そこで、脱調判定部20は、回転速度信号bに基づいて同モータ2の回転速度の変化を把握し、その結果、同モータ2の加速開始時又は減速開始時であるときには、同モータ2の脱調又はその徴候の有無の判定を停止させて誤判定になるのを未然に防止している。
脱調判定部20は、本実施形態においては、同モータ2の脱調の有無を判定するのに必要な基準値が同モータ2の回転速度区分毎に予め用意されており、同モータ2の回転速度が1kHz以上2kHz未満であるときは基準値が中点電圧信号aのA/D変換値の値で示された250(第1基準値)、同モータ2の回転速度が2kHz以上であるときは基準値が中点電圧信号aのA/D変換値の値が示された600(第2基準値)とされている。そして、中点電圧信号aのA/D変換値と同モータ2の回転速度の区分に対応した上記基準値とを大小比較し、この大小比較結果に基づいて同モータ2の脱調の有無を判定する基本構成となっている。
脱調判定部20にて具体的に処理されるプログラムの流れは図6に示す通りである。但し、図6中においては、同モータ2の加速開始時又は減速開始時であるときに同モータ2の脱調等の有無の判定を停止させる処理が省略されている。
まず、回転速度信号bを通じてステッピングモータ2の回転速度指令を入力し、中点電圧信号aをA/D変換して中点αの電圧のレベルを入力する(処理1)。その結果、同モータ2の回転速度が1kHz以上2kHz未満であるときには、処理2及び処理3が行われる一方、同モータ2の回転速度が2kHz以上であるときには、処理4が行われる。これらの処理の終了後には再び最初に戻り、以後はこのループ処理の繰り返しである。
処理2においては、中点電圧信号aのA/D変換値が100以下になった回数をカウントし、そのカウント値が所定回数になると、フラグAをセットする。フラグAがセットされた状態で、中点電圧信号aのA/D変換値が第1基準値の250を超えると、直ぐに脱調であると判定せずに、フラグBをセットする。
処理3においては、フラグBがセットされた状態で、中点電圧信号aのA/D変換値を所定回数を監視し、この中に第2基準値の600以上のものがなかったときは、同モータ2の回転開始時の影響ではないとして、同モータ2が脱調したと判定し、アラーム信号cをアクティブとする。第2基準値の600以上のものがあったときは、処理3の処理が終了となり再び最初に戻る。フラグA、Bがリセット状態であるときも同様である。
処理4においては、中点電圧信号aのA/D変換値が第2基準値の600を超えた回数をカウントする。カウントアップされた後、中点電圧信号aのA/D変換値が第2基準値の600以下であり且つカウントが1〜nを示しているときは、同モータ2の回転開始時の影響ではないとして、同モータ2が脱調したと判定し、アラーム信号cをアクティブとする。中点電圧信号aのA/D変換値が第2基準値の600を超えないときは、処理4の処理が終了となり再び最初に戻る。カウントアップされた後、中点電圧信号aのA/D変換値が第2基準値の600を連続的に超えたときも同様である。
さらに、脱調判定部20は、同モータ2の脱調の徴候の有無を判定するのに必要な別の基準値が同モータ2の回転速度区分毎に予め用意されており、上記と全く同様の方法でもって同モータ2の脱調の徴候の有無を判定し、同モータ2に脱調の徴候があると判定したときには、アラーム信号cをアクティブとする基本構成となっている。
なお、ステッピングモータ2の種類や駆動電流値等により、脱調や高負荷状態を示す電
圧が異なることから、同モータ2の脱調又はその徴候の有無を判定するのに必要な同モータ2の回転速度の区分の数、区分毎の基準値、中点電圧信号aのA/D変換値が基準値を超えた回数等については、実験等を通じて適宜調整すれば良い。また、中点電圧信号aに含まれる高調波成分をフィルター回路等を用いて検出し、検出された高調波成分のレベルと同モータ2の回転速度に対応した基準値とを比較し、当該比較結果に基づいて同モータ2の脱調又はその徴候の有無を判定するようにしてもかまわない。
脱調検出装置1の適用対象となるステッピングモータの相数及び巻線構造等については
図1に示す新2相型ステッピングモータだけに止まらない。例えば、各相コイルの一端が中点として共通に接続されている第1タイプのステッピングモータ(例えば、図7、図8、図9に各々示された3相スター型、新4相型、5相スター型のステッピングモータ)の他、各相コイルが環状に接続された第2のタイプのステッピングモータ(例えば、図10、図11に各々示された3相デルタ型、5相ペンタゴン型のステッピングモータ)にも適用可能である。
ただ、第2のタイプのステッピングモータの場合、各相コイルの結線上の中点が存在しないことから、例えば、図10に示す3相デルタ型のステッピングモータについては、高抵抗で同一抵抗値の3つの抵抗器Rを各相コイルに対応して互いに星状に接続された中点回路部13を設け、中点回路部13の一端を各相コイルの各接続点に接続し、共通接続側の他端を中点αとし、リード部11を電気的に接続するようにする。図11に示す5相デルタ型のステッピングモータについても全く同様であり、高抵抗で同一抵抗値の5つの抵抗器Rを各相コイルに対応して互いに星状に接続された中点回路部13’を設け、中点回路部13’の一端を各相コイルの各接続点に接続し、共通接続側の他端を中点αとし、リード部11を電気的に接続するようにする。
上記のように構成された脱調検出装置1によると、ステッピングモータ2の中点αに電圧検出部10のリード部11を接続してもリード部11に大きな電流が流れないことから、従来とは異なり損失が非常に小さく、この点で同モータ2又はドライバ等の高効率化を図ることが可能になる。また、ステッピングモータの適用可能範囲が非常に広いことから、汎用性が高く非常に実用的である。しかも装置全体の構成が非常にシンプルであることから低コスト化を容易に図ることも可能である。
なお、本発明に係る脱調検出装置は、ステッピングモータのドライバ又はコントローラと一体化する形態であっても良い。電圧検出部については、ステッピングモータの各相コイルの結線上の中点の電圧を検出するとともに検出した電圧を脱調判定部に出力する機能を有する限り、どのような回路構成にしてもかまわず、脱調判定部の構成に応じて適宜設計変更すれば良い。脱調判定部については、同モータの回転速度との関係において電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数及び/又は波形等を監視して同モータの脱調又はその兆候の有無を判定する機能を有する限り、その構成が問われず、ハードウェアによりその機能を実現しても良い。同モータの回転速度については、ドライバに入力される指令パルスやロータリエンコーダから出力されたエンコーダ信号をカウントして求めるようにしてもかまわない。
1 脱調検出装置(ステッピングモータ脱調検出装置)
10 電圧検出部
11 リード部
12 出力部
20 脱調判定部
2 ステッピングモータ
21 ロータ
22、23 A相コイル、B相コイル
α 中点(各相コイルの結線上の中点)

Claims (6)

  1. ステッピングモータの各相コイルの結線上の中点の電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形に現れる変化を監視し、当該監視結果に基づいて同モータの脱調及び/又はその兆候の有無を判定する脱調判定部とを備えたことを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
  2. 請求項1記載のステッピングモータ脱調検出装置において、前記脱調判定部は、前記ステッピングモータの脱調又はその徴候の有無を判定するのに必要な基準値が予め用意されており、前記電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形と当該基準値とを比較し、当該比較結果に基づいて同モータの脱調又はその徴候の有無を判定する構成となっていることを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
  3. 請求項1記載のステッピングモータ脱調検出装置において、前記脱調判定部は、前記ステッピングモータの脱調又はその徴候の有無を判定するのに必要な基準値が同モータの回転速度の区分毎に予め用意され、前記モータの回転速度が入力されており、前記電圧検出部の検出電圧のレベル、周波数又は波形と入力された同モータの回転速度に対応した当該基準値とを比較し、当該比較結果に基づいて同モータの脱調又はその徴候の有無を判定する構成となっていることを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
  4. 請求項3記載のステッピングモータ脱調検出装置において、前記脱調判定部は、入力された同モータの回転速度に基づいて加速/減速の開始時であるときは、前記電圧検出部の検出電圧のレベルを用いた同モータの脱調等の有無の判定を停止させる機能を有した構成となっていることを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
  5. ステッピングモータの各相コイルの一端又は中間部が前記中点として共通に接続されて
    いる場合の請求項1、2又は3記載のステッピングモータの脱調検出装置において、前記電圧検出部は、前記中点に電気的に接続されたリード部と、リード部を通じて導かれた中点の電圧を前置処理して信号として出力する出力部とを有した構成となっていることを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
  6. ステッピングモータの各相コイルが環状に接続され、各相コイルの結線上の中点が存在
    しない場合の請求項1、2又は3記載のステッピングモータの脱調検出装置において、前記電圧検出部は、前記各相コイルに対応して互いに星状に接続された抵抗体群であって前記各相コイルの各接続点に一端が接続された中点回路部と、中点回路部における共通接続側の他端を各相コイルの結線上の中点とし当該中点に電気的に接続されたリード部と、リード部を通じて導かれた中点の電圧を前置処理して信号として出力する出力部とを有した構成となっていることを特徴とするステッピングモータ脱調検出装置。
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