JP2010283704A - 電話端末、および電話端末の通信履歴管理方法 - Google Patents

電話端末、および電話端末の通信履歴管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電話および電子メールの双方を使って行われたやり取りの用件ごとの全容把握を容易にする。
【解決手段】電子メール機能を備えたIP電話端末1は、同じ用件についてやり取りされる電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴に、同じ用件IDを付与して管理する。そして、用件IDごとに、同じ用件IDに対応付けられている呼の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示する。また、電話が着信した場合に、この電話の発信元から受信した用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示し、電子メールを受信した場合に、この電子メールから抽出した用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子メール機能を備えた電話端末に関し、特に、電話の発着信および電子メールの送受信履歴の管理技術に関する。
特許文献1には、電子メール、電話のやり取りを時系列に表示できる携帯端末装置が開示されている。この携帯端末装置は、ユーザにより指定された相手の電話番号に対する発信履歴、着信履歴を、それぞれ、記憶手段に記憶されている電話の発信履歴、着信履歴から検出し、両者を混在させた状態で時系列に一覧表示する。また、ユーザにより指定された相手のメールアドレスに対する送信履歴、受信履歴を、それぞれ、記憶手段に記憶されている電子メールの送信履歴、着信履歴から検出し、両者を混在させた状態で時系列に一覧表示する。
特開2005−160052号公報
ところで、ユーザは、ある用件について、電話および電子メールの双方を使ってやり取りすることがある。特許文献1に記載の携帯端末装置は、このような場合に、電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を別々に時系列に表示する。このため、ある用件について行われたやり取りの全容把握が困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電話および電子メールの双方を使って行われたやり取りの用件ごとの全容把握を容易にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、同じ用件についてやり取りされる電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴に、同じ用件IDを付与して管理する。そして、用件IDごとに、同じ用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して一覧表示する。
例えば、本発明は、電子メール機能を備えた電話端末であって、
呼を発信する場合に、操作者の指示に従い、当該呼に対応付ける用件IDを特定して、当該用件IDを当該呼の発信先に送信する用件ID送信手段と、
呼が着信した場合に、当該呼の発信元から、当該呼に対応付けられている用件IDを受信する用件ID受信手段と、
電子メールを送信する場合に、操作者の指示に従い、当該電子メールに対応付ける用件IDを特定して、当該用件IDを当該電子メールに付加する用件ID付加手段と、
電子メールを受信した場合に、当該電子メールから、当該電子メールに対応付けられている用件IDを抽出する用件ID抽出手段と、
前記呼の発着信および前記電子メールの送受信の履歴を、当該呼および電子メールに対応付けられた前記用件IDとともに記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段から、同じ用件IDに対応付けられている前記呼の発着信および前記電子メールの送受信の履歴を読み出して表示する履歴表示手段と、を有する。
ここで、前記履歴表示手段は、
前記呼が着信した場合に、前記履歴記憶手段から、前記用件ID受信手段が当該呼の発信元から受信した用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して表示し、
電子メールを受信した場合に、前記履歴記憶手段から、前記用件ID抽出手段が当該電子メールから抽出した用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して表示するものでもよい。
本発明によれば、電話および電子メールの双方を使って行われたやり取りの用件ごとの全容把握が容易になる。
図1は、本発明の一実施の形態が適用されたIP電話端末の概略図である。 図2(A)は電話発着信履歴記憶部13の登録内容を模式的に表した図であり、図2(B)はメール送受信履歴記憶部14の登録内容を模式的に表した図である。 図3は、図1に示すIP電話端末1の動作を説明するためのフロー図である。 図4(A)は、図3に示す用件ID付きメール送信処理(S12)を説明するためのフロー図であり、図4(B)は、図3に示す用件ID付き発信処理(S22)を説明するためのフロー図である。 図5は、図3に示す用件ID付きメール受信処理(S17)を説明するためのフロー図である。 図6は、図3に示す用件ID付き着信処理(S27)を説明するためのフロー図である。 図7は、本実施の形態に係る二つのIP電話端末1間の第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図8は、本実施の形態に係る二つのIP電話端末1間の第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。
電子メール機能を備えたIP電話端末を例にとり、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態が適用されたIP電話端末の概略図である。
図示するように、本実施の形態のIP電話端末1は、ネットワークIF部11と、マン・マシンIF部12と、電話発着信履歴記憶部13と、メール送受信履歴記憶部14と、IP電話処理部15と、録音処理部16と、電子メール処理部17と、用件ID送受信部18と、用件ID付加・抽出部19と、主制御部10と、を有する。
ネットワークIF部11は、IP網に接続するためのインターフェースであり、トランスポート層以下の各層のプロトコル(TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)、IP、イーサネット(登録商標)等)を処理する。
マン・マシンIF部12は、ユーザが電話、電子メールおよび各種操作を行うためのインターフェースであり、図示していないが、ハンドセット、ダイヤルキー等の操作部、および液晶ディスプレイ等の表示部を備える。
電話発着信履歴記憶部13には、電話の発着信履歴が記憶される。図2(A)は、電話発着信履歴記憶部13の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、電話発着信履歴記憶部13には、電話の発着信ごとにレコード130が記憶される。レコード130は、履歴の記録日時を登録するフィールド131と、発着信種別(発信か着信か)を登録するフィールド132と、通話相手のIP電話端末1の電話番号を登録するフィールド133と、用件IDを登録するフィールド134と、題名を登録するフィールド135と、通話を録音した場合にその録音データを登録するフィールド136と、を有する。ここで、用件IDとは、同じ用件についての、通話相手との電話および電子メールのやり取りに対して共通に付与される識別情報である。題名は、ユーザが任意に登録および編集可能な情報であり、例えば、個々の発着信における用件の把握を容易にするために利用される。
メール送受信履歴記憶部14には、電子メールの送受信履歴が記憶される。図2(B)はメール送受信履歴記憶部14の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、メール送受信履歴記憶部14には、電子メールの送受信ごとにレコード140が記憶される。レコード140は、履歴の記録日時を登録するフィールド141と、送受信種別(送信か受信か)を登録するフィールド142と、メール送信先またはメール送信元のIP電話端末1のメールアドレスを登録するフィールド143と、用件IDを登録するフィールド144と、題名を登録するフィールド145と、電子メールのデータを登録するフィールド146と、を有する。
IP電話処理部15は、IP電話に必要な処理を実施する。具体的には、SIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルに従い、通話相手のIP電話端末1との間にセッションを確立する。そして、RTP(Realtime Transport Protocol)等のデータ転送プロトコルに従い、この確立されたセッションを介して通話相手のIP電話端末1と通話データをやり取りする。
録音処理部16は、主制御部10の指示に従い、IP電話処理部15がセッションを介して通話相手のIP電話端末1とやり取りする通話データを録音する。
電子メール処理部17は、電子メールの送受信に必要な処理を実施する。具体的には、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のメール送信プロトコルに従いメールサーバに電子メールを送信する。また、POP3(Post Office Protocol version 3)、IMAP(Internet Message Access Protocol)等のメール受信プロトコルに従いメールサーバから自IP電話端末1宛ての電子メールを受信する。
用件ID送受信部18は、自IP電話端末1が電話の発信側である場合に、IP電話処理部15によって確立されたセッションの接続相手のIP電話端末1に、主制御部10より通知された用件IDを送信する。また、自IP電話端末1が電話の着信側である場合に、IP電話処理部15によって確立されたセッションの接続相手のIP電話端末1から用件IDを受信して主制御部10に通知する。
用件ID付加・抽出部19は、主制御部10の指示に従い、電子メール処理部17によってメールサーバへ送信される電子メール(以下、送信メールと呼ぶ)に用件IDを付加する。また、電子メール処理部17によってメールサーバから受信した電子メール(以下、受信メールと呼ぶ)から用件IDを抽出して主制御部10に通知する。
そして、主制御部10は、自IP電話端末1の各部11〜19を統括的に制御して、IP電話機能、電子メール機能を実現するとともに、IP電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴の双方を含む通信履歴の、用件ごとの一覧表示を実現する。
図3は、図1に示すIP電話端末1の動作を説明するためのフロー図である。
主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザからメール送信操作を受け付けると(S10でYES)、マン・マシンIF部12を介してユーザに、送信メールの送信先に用件IDを通知するか否かを問い合わせる(S11)。
ユーザが用件IDの通知を希望する場合(S11でYES)、主制御部10は、ネットワークIF部11、マン・マシンIF部12、メール送受信履歴記憶部14、電子メール処理部17、および用件ID付加・抽出部19と連携して、後述の用件ID付メール送信処理を実施する(S12)。
一方、ユーザが用件IDの通知を希望しない場合(S11でNO)、主制御部10は、電子メール処理部17に、送信メールを渡してメール送信を指示する。なお、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから、送信先のメールアドレスが指定された送信メールを取得しているものとする。
つぎに、電子メール処理部17は、主制御部10から送信メールを受け取ると、ネットワークIF部11を介してメールサーバにこの送信メールを送信する(S13)。それから、主制御部10は、メール送受信履歴記憶部14にレコード140を新たに追加し、このレコード140のフィールド141に現在日時を、フィールド142に送受信種別「送信」を、フィールド143に送信先のメールアドレスを、フィールド145に送信メールの件名(表題)を、そして、フィールド146に送信メール本文をそれぞれ登録する(S14)。なお、フィールド144の用件IDは空欄(ヌル)のままとする。
また、主制御部10は、ネットワークIF部11および電子メール処理部17を介してメールサーバから受信メールを取得すると(S15でYES)、この受信メールを用件ID付加・抽出部19に渡す。これを受けて、用件ID付加・抽出部19は、受信メールの所定部分(例えばヘッダ、メール本文中の所定タグで囲まれた部分等)に用件IDが記述されているか否かを判断し(S16)、その結果を主制御部10に通知する。
受信メールの所定部分に用件IDが記述されている場合(S16でYES)、主制御部10は、ネットワークIF部11、マン・マシンIF部12、メール送受信履歴記憶部14、電子メール処理部17、および用件ID付加・抽出部19と連携して、後述の用件ID付メール受信処理を実施する(S17)。
一方、受信メールの所定部分に用件IDが記述されていない場合(S16でNO)、主制御部10は、マン・マシンIF部12に受信メールを表示する(S18)。それから、主制御部10は、メール送受信履歴記憶部14にレコード140を新たに追加し、このレコード140のフィールド141に現在日時を、フィールド142に送受信種別「受信」を、フィールド143に送信元のメールアドレスを、フィールド144に受信メールの件名(表題)を、そして、フィールド146に受信メール本文をそれぞれ登録する(S19)。なお、フィールド144の用件IDは空欄(ヌル)のままとする。
また、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから電話発信操作を受け付けると(S20でYES)、マン・マシンIF部12を介してユーザに、電話の発信先に用件IDを通知するか否かを問い合わせる(S21)。
ユーザが用件IDの通知を希望する場合(S21でYES)、主制御部10は、ネットワークIF部11、マン・マシンIF部12、電話発着信履歴記憶部13、IP電話処理部15、および用件ID送受信部18と連携して、後述の用件ID付き発信処理を実施する(S22)。
一方、ユーザが用件IDの通知を希望しない場合(S21でNO)、主制御部10は、IP電話処理部15に、発信先の電話番号を渡して発信を指示する。なお、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから発信先の電話番号を取得しているものとする。
つぎに、IP電話処理部15は、主制御部10から発信先の電話番号とともに発信指示を受け取ると、SIP等の呼制御プロトコルに従い発信処理を行って発信先のIP電話端末1との間にセッションを確立する(S23)。そして、RTP等のデータ転送プロトコルに従い、このセッションの接続先と通話データをやり取りする。
具体的には、IP電話処理部15は、ネットワークIF部11を介してセッションの接続先から受信した相手の通話データを主制御部10に渡す。これを受けて、主制御部10は、この通話データをマン・マシンIF部12から音声出力する。また、主制御部10は、マン・マシンIF部12に音声入力されたユーザの通話データをIP電話処理部15に渡す。これを受けて、IP電話処理部15は、ネットワークIF部11を介してセッションの接続先にこの通話データを送信する。このとき、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから録音指示を受け付けているならば、録音処理部16に通話データを録音させる。
それから、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13にレコード130を新たに追加し、このレコード130のフィールド131に現在日時を、フィールド132に発着信種別「発信」を、フィールド133に発信先の電話番号をそれぞれ登録する。また、マン・マシンIF部12を介してユーザから題名を受け付けているならばフィールド135にその題名を、そして、録音処理部16により通話データの録音が行われているならばフィールド136にその録音データを、それぞれ登録する(S24)。なお、フィールド134の用件IDは空欄(ヌル)のままとする。
また、ネットワークIF部11を介してIP電話処理部15に電話が着信すると(S25でYES)、主制御部10は、所定時間、用件ID送受信部18がネットワークIF部11を介して発信元のIP電話端末1から用件IDを受信するのを待つ(S26)。
所定時間内に用件ID送受信部18が発信元のIP電話端末1から用件IDを受信した場合(S26でYES)、主制御部10は、ネットワークIF部11、マン・マシンIF部12、電話発着信履歴記憶部13、IP電話処理部15、および用件ID送受信部18と連携して、後述の用件ID付き着信処理を実施する(S27)。
一方、所定時間内に用件ID送受信部18が発信元のIP電話端末1から用件IDを受信しなかった場合(S26でNO)、主制御部10は、マン・マシンIF部12から呼出音を出力して、ユーザからの応答を待つ。そして、IP電話処理部15に着信応答を指示する。これを受けて、IP電話処理部15は、SIP等の呼制御プロトコルに従い、着信処理を行って発信元のIP電話端末1との間にセッションを確立する(S28)。そして、RTP等のデータ転送プロトコルに従いこのセッションの接続先と通話データをやり取りする。このとき、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから録音指示を受け付けているならば、録音処理部16に通話データを録音させる。
それから、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13にレコード130を新たに追加し、このレコード130のフィールド131に現在日時を、フィールド132に発着信種別「着信」を、フィールド133に発信元の電話番号を、それぞれ登録する。また、マン・マシンIF部12を介してユーザから題名を受け付けているならばフィールド135にその題名を、そして、録音処理部16により通話データの録音が行われているならばフィールド136にその録音データを、それぞれ登録する(S29)。なお、フィールド134の用件IDは空欄(ヌル)のままとする。
図4(A)は、図3に示す用件ID付きメール送信処理(S12)を説明するためのフロー図である。
まず、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザに、用件IDを新規生成するか、それとも既存の用件IDを利用するかを問い合わせる(S120)。
ユーザが用件IDの新規生成を希望する場合(S120で「新規」)、主制御部10は、用件IDを新規に生成する(S121)。なお、用件IDは、ユニークなものであればどのようなものでもよい。例えば、現在日付および時刻を用件IDとして用いてもよいし、あるいは乱数を用いて生成してもよい。また、送信メールのMessage ID等を用いてもよい。
一方、ユーザが既存用件IDの利用を希望する場合(S120で「既存」)、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13から、フィールド134に用件IDが登録されているレコード130を読み出すとともに、メール送受信履歴記憶部14から、フィールド144に用件IDが登録されているレコード140を読み出す。そして、マン・マシンIF部12に、それぞれのレコード130、140のフィールド131、フィールド141に登録されている記録日時に従って時系列に、あるいは、用件ID単位で時系列に、レコード130、140を混在させて一覧表示(すなわち、同一用件に関して行われた電話および電子メールの双方のやり取りに関する全ての通信履歴を時系列に表示)させ、ユーザに用件IDを選択させる(S122)。
なお、マン・マシンIF部12を介してユーザにより一覧表示中のリストのなかから任意のレコード130、140が指定された場合に、主制御部10が、指定されたレコード130、140のフィールド136、146に登録されている録音データ、メールデータを、マン・マシンIF部12により再生、表示するようにしてもよい。
つぎに、主制御部10は、用件ID付加・抽出部19に、新規生成もしくは選択された用件IDを送信メールとともに渡して、送信メールへの用件ID付加を指示する。これを受けて、用件ID付加・抽出部19は、送信メールの所定部分(例えばヘッダ、メール本文中の所定タグで囲まれた部分等)に用件IDを記述する(S123)。それから、主制御部10は、電子メール処理部17に、この用件IDが記述された送信メールを渡してメール送信を指示する。
電子メール処理部17は、主制御部10から送信メールを受け取ると、ネットワークIF部11を介してメールサーバに、この送信メールを送信する(S124)。それから、主制御部10は、メール送受信履歴記憶部14にレコード140を新たに追加し、このレコード140のフィールド141に現在日時を、フィールド142に送受信種別「送信」を、フィールド143に送信先のメールアドレスを、フィールド144に、送信メールに記述した用件IDを、フィールド145に送信メールの件名(表題)を、そして、フィールド146に送信メール本文をそれぞれ登録する(S125)。
図4(B)は、図3に示す用件ID付き発信処理(S22)を説明するためのフロー図である。
まず、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザに、用件IDを新規生成するか、それとも既存の用件IDを利用するかを問い合わせる(S220)。
ユーザが用件IDの新規生成を希望する場合(S220で「新規」)、主制御部10は、用件IDを新規に生成する(S221)。
一方、ユーザが既存用件IDの利用を希望する場合(S220で「既存」)、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13から、フィールド134に用件IDが登録されているレコード130を読み出すとともに、メール送受信履歴記憶部14から、フィールド144に用件IDが登録されているレコード140を読み出す。そして、マン・マシンIF部12に、それぞれのレコード130、140のフィールド131、フィールド141に登録されている記録日時に従って時系列に、あるいは、用件ID単位で時系列に、レコード130、140を混在させて一覧表示させ、ユーザに用件IDを選択させる(S222)。
つぎに、主制御部10は、IP電話処理部15に、発信先の電話番号を渡して発信を指示するとともに、用件ID送受信部18に、新規生成もしくは選択された用件IDを渡して用件IDの送信を指示する。
発信指示を受けたIP電話処理部15は、SIP等の呼制御プロトコルに従い、発信先のIP電話端末1と発信処理のセッションを開始する(S223)。
このとき、用件IDの送信指示を受けた用件ID送受信部18は、取得した発信先のIP電話端末1のIPアドレスを送信先として、ネットワークIF部11から用件IDを送信する(S224)。
なお、用件IDの送信は、セッション中のメッセージ(例えば、SIPのINVITEメッセージ、180Ringingメッセージ等)に用件IDを付加するようにしてもよい。
そして、IP電話端末1とのセッションが確立し発信処理が完了すると、RTP等のデータ転送プロトコルに従いこのセッションの接続先と通話データをやり取りする。このとき、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから録音指示を受け付けているならば、録音処理部16に通話データを録音させる。
それから、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13にレコード130を新たに追加し、このレコード130のフィールド131に現在日時を、フィールド12に発着信種別「発信」を、フィールド133に発信先の電話番号を、フィールド134に、発信先に送信した用件IDを、それぞれ登録する。また、マン・マシンIF部12を介してユーザから題名を受け付けているならばフィールド135にその題名を、そして、録音処理部16により通話データの録音が行われているならばフィールド136にその録音データを、それぞれ登録する(S225)。
図5は、図3に示す用件ID付きメール受信処理(S17)を説明するためのフロー図である。
まず、用件ID付加・抽出部19は、受信メールに記述されている用件ID(以下、抽出用件ID)を抽出する(S170)。また、主制御部10は、マン・マシンIF部12に受信メールを表示する(S171)。それから、主制御部10は、メール送受信履歴記憶部14にレコード140を新たに追加し、このレコード140のフィールド141に現在日時を、フィールド142に送受信種別「受信」を、フィールド143に送信元のメールアドレスを、フィールド145に受信メールの件名(表題)を、フィールド144に、抽出用件IDを、そして、フィールド146に受信メール本文をそれぞれ登録する(S172)。
つぎに、主制御部10は、抽出用件IDをキーにして、電話発着信履歴記憶部13およびメール送受信履歴記憶部14からレコード130、140を検索する。そして、マン・マシンIF部12に、それぞれのレコード130、140のフィールド131、フィールド141に登録されている記録日時に従って時系列に両者を混在させて一覧表示させる(S173)。
なお、マン・マシンIF部12を介してユーザにより一覧表示中のリストのなかから任意のレコード130、140が指定された場合に、主制御部10が、指定されたレコード130、140のフィールド136、146に登録されている録音データ、メールデータを、マン・マシンIF部12により再生、表示するようにしてもよい。
つぎに、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザに電話折り返しの実施の要否を問い合わせる(S174)。ユーザが電話折り返しの実施を希望しない場合は(S174でNO)、このフローを終了する。
一方、ユーザが電話折り返しの実施を希望する場合は(S174でYES)、主制御部10は、抽出用件IDがフィールド134に登録されているレコード130のフィールド133に登録された電話番号を、電話発着信履歴記憶部13から検索する。
このような電話番号を検索できたならば(S175でYES)、主制御部10は、この電話番号を発信先の電話番号に特定し、IP電話処理部15に、この発信先の電話番号を渡して発信を指示するとともに、用件ID送受信部18に、抽出用件IDを渡して用件IDの送信を指示する(S176)。
一方、このような電話番号を検索できなかったならば(S175でNO)、受信メールの所定部分(例えばヘッダ、メール本文中の所定タグで囲まれた部分等)に電話番号が記述されているか否かを判断する(S177)。電話番号が記述されているならば(S177でYES)、この電話番号を発信先電話番号に特定し、IP電話処理部15に、この発信先の電話番号を渡して発信を指示するとともに、用件ID送受信部18に、抽出用件IDを渡して用件IDの送信を指示する(S178)。
一方、電話番号が記述されていないならば(S177でNO)、マン・マシンIF部12を介してユーザに、折り返しの電話ができない旨のメッセージを表示して(S182)、このフローを終了する。
さて、IP電話処理部15は、主制御部10から発信先電話番号とともに発信の指示を受け付けると、SIP等の呼制御プロトコルに従い発信処理を行って発信先のIP電話端末1との間にセッションを確立する(S179)。そして、RTP等のデータ転送プロトコルに従いこのセッションの接続先と通話データをやり取りする。このとき、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザから録音指示を受け付けているならば、録音処理部16に通話データを録音させる。
また、用件ID送受信部18は、IP電話処理部15により発信処理が開始されてから所定時間内に、この発信処理により取得した発信先のIP電話端末1のIPアドレスを送信先として、ネットワークIF部11から抽出用件IDを送信する(S180)。
それから、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13にレコード130を新たに追加し、このレコード130のフィールド131に現在日時を、フィールド132に発着信種別「発信」を、フィールド133に発信先電話番号を、フィールド134に抽出用件IDを、それぞれ登録する。また、マン・マシンIF部12を介してユーザから題名を受け付けているならばフィールド135にその題名を、そして、録音処理部16により通話データの録音が行われているならばフィールド136にその録音データを、それぞれ登録する(S181)。
図6は、図3に示す用件ID付き着信処理(S27)を説明するためのフロー図である。
まず、主制御部10は、用件ID送受信部18が電話の発信元から受信した用件ID(以下、取得用件ID)を取得する(S270)。
また、主制御部10は、マン・マシンIF部12から呼出音を出力して、ユーザからの応答を待つ。そして、IP電話処理部15に着信を指示する。これを受けて、IP電話処理部15は、SIP等の呼制御プロトコルに従い、着信処理を行って発信元のIP電話端末1との間にセッションを確立する(S271)。そして、RTP等のデータ転送プロトコルに従いこのセッションの接続先と通話データをやり取りする。
このとき、主制御部10は、取得用件IDが、マン・マシンIF部12を介してユーザにより予め録音対象に設定されている用件IDであるならば(S272でYES)、録音処理部16に通話データを録音させる(S274)。また、取得用件IDが、録音対象に設定されている用件IDでない場合でも(S272でNO)、この取得用件IDがフィールド134、144に登録されたレコード130、140が、電話発着信履歴記憶部13、メール送受信履歴記憶部14のいずれにも記憶されていないならば(S273でYES)、同様に、録音処理部16に通話データを録音させる(S274)。
それから、主制御部10は、電話発着信履歴記憶部13にレコード130を新たに追加し、このレコード130のフィールド131に現在日時を、フィールド132に発着信種別「着信」を、フィールド133に発信元の電話番号を、フィールド134に取得用件IDを、それぞれ登録する。また、マン・マシンIF部12を介してユーザから題名を受け付けているならばフィールド135にその題名を、そして、録音処理部16により通話データの録音が行われているならばフィールド136にその録音データを、それぞれ登録する(S275)。
つぎに、主制御部10は、取得用件IDをキーにして、電話発着信履歴記憶部13およびメール送受信履歴記憶部14からレコード130、140を検索する。そして、マン・マシンIF部12に、それぞれのレコード130、140のフィールド131、フィールド141に登録されている記録日時に従って時系列に両者を混在させて一覧表示させる(S276)。
つぎに、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザにメール折り返しの実施の要否を問い合わせる(S277)。ユーザがメール折り返しの実施を希望しない場合は(S277でNO)、このフローを終了する。
ユーザがメール折り返しの実施を希望する場合は(S277でYES)、主制御部10は、取得用件IDがフィールド144に登録されているレコード140のフィールド143に登録されたメールアドレスを電話発着信履歴記憶部13から検索する。
このようなメールアドレスを検索できなかった場合(S278でNO)、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザに、折り返しのメールができない旨のメッセージを表示して(S284)、このフローを終了する。
一方、このようなメールアドレスを検索できた場合(S278でYES)、主制御部10は、このメールアドレスを送信先のメールアドレスに特定し(S279)、マン・マシンIF部12を介してユーザから送信メールのメール本文を受け付ける(S280)。
つぎに、主制御部10は、マン・マシンIF部12を介してユーザからメール本文の受け付けを完了する操作を検出すると、用件ID付加・抽出部19に、送信メールおよび取得用件IDを渡して、送信メールへの用件ID付加を指示する。これを受けて、用件ID付加・抽出部19は、送信メールの所定部分(例えばヘッダ、メール本文中の所定タグで囲まれた部分等)に取得用件IDを記述する(S281)。
それから、主制御部10は、電子メール処理部17に、この取得用件IDが記述された送信メールを送信先のメールアドレスとともに渡してメール送信を指示する。これを受けて、電子メール処理部17は、送信メールに送信先のメールアドレスを設定し、ネットワークIF部11を介してメールサーバにこの送信メールを送信する(S282)。
それから、主制御部10は、メール送受信履歴記憶部14にレコード140を新たに追加し、このレコード140のフィールド141に現在日時を、フィールド142に送受信種別「送信」を、フィールド143に送信先のメールアドレスを、フィールド144に取得用件IDを、フィールド145に送信メールの件名(表題)を、そして、フィールド146に送信メール本文をそれぞれ登録する(S283)。
つぎに、本実施の形態に係るIP電話端末(IP電話端末A、B)1間のやり取りについて説明する。
なお、以下の説明において、符号2は呼制御サーバ、符号3はメールサーバである。呼制御サーバ2およびメールサーバ3は、IP網を介してIP電話端末A1およびIP電話端末B1に接続されている。
図7は、本実施の形態に係る二つのIP電話端末1間の第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。
IP電話端末A1は、ユーザからメール送信操作を受け付けると(S301)、ユーザに、送信先に用件IDを通知するか否かを問い合せ、通知する旨の返答を受けたならば、さらにユーザに、用件IDを新規生成するか、それとも既存の用件IDを利用するかを問い合わせる(S302)。
ここでは、既存の用件IDを利用する旨の返答を受け付けたものとする(S303)。これを受けて、IP電話端末A1は、電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴の双方を含む全ての通信履歴を表示して(S304)、ユーザから利用する用件IDの選択を受け付ける(S305)。そして、IP電話端末A1は、選択された用件IDを送信メールに付加し(S306)、この送信メールをメールサーバ3に送信する(S307)。この送信メールは、メールサーバ3経由でIP電話端末B1に送られる。それから、IP電話端末A1は、選択された用件IDに対応付けて電子メールの送信履歴を記録する(S308)。
一方、IP電話端末B1は、メールサーバ3経由でIP電話端末A1から電子メールを受信すると、この受信メールに付加されている用件ID(抽出用件ID)を抽出するとともに(S309)、この受信メールを表示する(S310)。
それから、IP電話端末B1は、抽出した用件IDに対応付けて電子メールの受信履歴を記録する(S311)。また、IP電話端末B1は、抽出用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を、両者を混在させて時系列に一覧表示する(S312)。
さて、IP電話端末B1は、ユーザから電話折り返しの操作を受け付けると(S313)、抽出用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴に含まれる電話番号を検索する(S314)。ここでは、抽出用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴に含まれる電話番号を検索できたものとする。IP電話端末B1は、検索した電話番号(IP電話端末A1の電話番号)を発信先の電話番号として特定し、呼制御サーバ2経由でIP電話端末A1に発信して(S315)、発信処理を開始する。また、IP電話端末B1は、この発信処理を介して取得したIP電話端末A1のIPアドレスを用いて、IP電話端末A1に抽出用件IDを送信する(S316)。それから、IP電話端末B1は、抽出用件IDに対応付けて電話の発信履歴を記録する(S317)。
図8は、本実施の形態に係る二つのIP電話端末1間の第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。
IP電話端末A1は、ユーザから電話発信操作を受け付けると(S351)、ユーザに、発信先に用件IDを通知するか否かを問合せ、通知する旨の返答を受けたならば、さらにユーザに、用件IDを新規生成するか、それとも既存の用件IDを利用するかを問い合わせる(S352)。
ここでは、既存の用件IDを利用する旨の返答を受け付けたものとする(S353)。これを受けて、IP電話端末A1は、電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を含む全ての通信履歴を表示して(S354)、ユーザから、利用する用件IDの選択を受け付ける(S355)。それから、IP電話端末A1は、呼制御サーバ2経由でIP電話端末B1に発信して(S356)、発信処理を開始する。
また、IP電話端末A1は、この発信処理を介して取得したIP電話端末B1のIPアドレスを用いて、IP電話端末B1に、選択された用件IDを送信する(S357)。つぎに、IP電話端末A1は、送信した用件IDに対応付けて電話の発信履歴を記録する(S358)。
一方、IP電話端末B1は、呼制御サーバ2経由でIP電話端末A1から電話が着信すると、着信処理を行って(S359)、IP電話端末A1との間にセッションを確立する(S360)。また、IP電話端末B1は、IP電話端末A1から受信した用件ID(取得用件ID)が録音対象に設定されているならば、このセッションを介してIP電話端末A1とやり取りされる通話データの録音を開始する(S361)。
それから、IP電話端末B1は、取得用件IDに対応付けて電話の着信履歴を記録する(S362)。また、IP電話端末B1は、取得用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を、両者を混在させて時系列に一覧表示する(S363)。
さて、IP電話端末B1は、ユーザからメール折り返しの操作を受け付けると(S364)、取得用件IDに対応付けられている電子メールの送受信信履歴に含まれるメールアドレスを検索する(S365)。ここでは、取得用件IDに対応付けられている電子メールの送受信履歴に含まれるメールアドレスを検索できたものとする。IP電話端末B1は、検索したメールアドレス(IP電話端末A1のメールアドレス)を送信先のメールアドレスとして特定し、ユーザから受け付けた送信メールに取得用件IDを付加する(S366)。そして、送信先のメールアドレス宛に、この送信メールをメールサーバ3に送信する(S367)。それから、IP電話端末B1は、取得用件IDに対応付けて電子メールの送信履歴を記録する(S368)。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、IP電話端末1は、同じ用件についてやり取りされる電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴に、同じ用件IDを付与して管理する。そして、用件IDごとに、同じ用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示する。したがって、本実施の形態によれば、同一用件に関して行われた電話および電子メールの双方の一連のやり取りが時系列に整理されて、用件ごとの通信履歴として表示されるため、電話および電子メールの双方を使って行われたやり取りの用件ごとの全容把握が容易になる。
また、IP電話端末1は、電話が着信した場合に、この電話の発信元から受信した用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示する。また、電子メールを受信した場合に、この電子メールから抽出した用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を混在させて時系列に一覧表示する。したがって、本実施の形態によれば、電話あるいは電子メールを受けた際に、その電話あるいは電子メールに関する用件のこれまでの一連のやり取りを直ちに知ることができ、現在にいたるまでの経緯を容易に把握することができるので、相手への応答を円滑に行うことができる。
また、IP電話端末1は、電話あるいは電子メールの相手に用件IDを通知するに際して、ユーザから既存の用件IDの利用を要求された場合に、電話の発着信履歴および電子メールの送受信履歴を表示して、ユーザから履歴の選択を受け付け、選択された履歴に対応付けられている用件IDを、相手に通知する用件IDとして特定する。したがって、本実施の形態によれば、電話あるいは電子メールの相手に通知する既存の用件IDの作成にかかるユーザの負担を軽減できるとともに、用件と用件IDとの不整合が防止される。
また、IP電話端末1は、電話あるいは電子メールの相手に用件IDを通知するに際して、ユーザから用件IDの新規作成を要求された場合に、現在日時や乱数等を利用してユニークな用件IDを生成し、これを、相手に通知する用件IDとして特定する。したがって、本実施の形態によれば、電話あるいは電子メールの相手に通知する新たな用件IDの作成にかかるユーザの負担を軽減できる。
また、IP電話端末1は、ユーザから、受信メールに対する電話の折り返しを要求された場合に、この受信メールから抽出した用件IDに対応付けられている電話の発着信履歴により特定される電話番号、あるいはこの受信メールに記述されているメール送信元の電話番号に対して電話を発信するとともに、この受信メールから抽出した用件IDをこの受信メールの送信元に送信する。したがって、本実施の形態によれば、同じ用件について、受信メールに対する電話での折り返しを容易に行うことができる。
また、IP電話端末1は、ユーザから、電話着信に対する電子メールの折り返しを要求された場合に、送信対象の電子メールに、電話の発信元から受信した用件IDを付加し、この用件IDに対応付けられている電子メールの送受信履歴により特定される電話発信元のメールアドレスに対して、この電子メールを送信する。したがって、本実施の形態によれば、同じ用件について、電話着信に対する電子メールでの折り返しを容易に行うことができる。
また、IP電話端末1は、電話が着信した場合に、この電話の発信元から受信した用件IDが予め録音対象に設定されている場合に、この電話の通話データを録音する。したがって、本実施の形態によれば、例えば重要な用件について電話があった場合に、この電話によるやり取りを自動的に録音することができるので、使い勝手が向上する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、電子メール機能を備えたIP電話端末を例にとり説明したが、本発明の適用はIP電話端末に限定されない。例えば電子メール機能を備えたアナログ電話端末やISDN端末にも適用できる。この場合、用件ID送受信部18による用件IDの送受信は、例えば電子メールを利用してもよいし、あるいは、確立されたセッションを介して、通話開始に先立って用件IDを表すPB信号を伝送させることにより行ってもよい。
また、上記の実施の形態において、図1に示すIP電話端末1の構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。
または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
1:IP電話端末、2:呼制御サーバ、3:メールサーバ、10:主制御部、11:ネットワークIF部、12:マン・マシンIF部、13:電話発着信履歴記憶部、14:メール送受信履歴記憶部、15:IP電話処理部、16:録音処理部、17:電子メール処理部、18:用件ID送受信部、19:用件ID付加・抽出部

Claims (8)

  1. 電子メール機能を備えた電話端末であって、
    呼を発信する場合に、操作者の指示に従い、当該呼に対応付ける用件IDを特定して、当該用件IDを当該呼の発信先に送信する用件ID送信手段と、
    呼が着信した場合に、当該呼の発信元から、当該呼に対応付けられている用件IDを受信する用件ID受信手段と、
    電子メールを送信する場合に、操作者の指示に従い、当該電子メールに対応付ける用件IDを特定して、当該用件IDを当該電子メールに付加する用件ID付加手段と、
    電子メールを受信した場合に、当該電子メールから、当該電子メールに対応付けられている用件IDを抽出する用件ID抽出手段と、
    前記呼の発着信および前記電子メールの送受信の履歴を、当該呼および電子メールに対応付けられた前記用件IDとともに記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段から、同じ用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して表示する履歴表示手段と、を有する
    ことを特徴とする電話端末。
  2. 請求項1に記載の電話端末であって、
    前記履歴表示手段は、
    前記呼が着信した場合に、前記履歴記憶手段から、前記用件ID受信手段が当該呼の発信元から受信した用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して表示し、
    前記電子メールを受信した場合に、前記履歴記憶手段から、前記用件ID抽出手段が当該電子メールから抽出した用件IDに対応付けられている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を読み出して表示する
    ことを特徴とする電話端末。
  3. 請求項1または2に記載の電話端末であって、
    前記用件ID送信手段は、
    前記履歴記憶手段に記憶されている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を表示して、前記操作者からいずれかの前記履歴の選択を受け付け、当該選択された履歴に対応付けられている用件IDを、前記発信する呼に対応付ける用件IDとして特定し、
    前記用件ID付加手段は、
    前記履歴記憶手段に記憶されている呼の発着信および電子メールの送受信の履歴を表示して、前記操作者からいずれかの前記履歴の選択を受け付け、当該選択された履歴に対応付けられている用件IDを、前記送信する電子メールに対応付ける用件IDとして特定する
    ことを特徴とする電話端末。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電話端末であって、
    前記用件ID送信手段は、
    前記操作者から前記用件IDの新規作成を指示された場合に、現在日時や乱数等ユニークな用件IDを、前記発信する呼に対応付ける用件IDとして特定し、
    前記用件ID付加手段は、
    前記操作者から前記用件IDの新規作成を指示された場合に、ユニークな用件IDを、前記送信する電子メールに対応付ける用件IDとして特定する
    ことを特徴とする電話端末。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電話端末であって、
    前記操作者から、前記受信した電子メールに対する電話折り返し指示を受け付けた場合に、当該電子メールに記述されている電話番号、あるいは前記用件ID抽出手段が当該電子メールから抽出した用件IDに対応付けられて前記履歴記憶手段に記憶されている呼の発着信履歴に記述されている当該電子メールの送信元の電話番号に対して、呼を発信する電話折り返し手段をさらに備え、
    前記用件ID送信手段は、
    前記電話折り返し手段により前記電子メールの送信元に呼が発信される場合に、前記用件ID抽出手段が当該電子メールから抽出した用件IDを、当該呼に対応付ける用件IDとして特定する
    ことを特徴とする電話端末。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電話端末であって、
    前記操作者から、前記着信した呼に対する電子メール折り返し指示を受け付けた場合に、前記用件ID受信手段が当該呼の発信元から受信した用件IDに対応付けられて前記履歴記憶手段に記憶されている電子メールの送受信履歴に記述されている当該呼の発信元のメールアドレスに対して、電子メールを送信する電子メール折り返し手段をさらに備え、
    前記用件ID付加手段は、
    前記電子メール折り返し手段により前記呼の発信元に前記電子メールが送信される場合に、前記用件ID受信手段が当該呼の発信元から受信した用件IDを、当該電子メールに対応付ける用件IDとして特定する
    ことを特徴とする電話端末。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電話端末であって、
    前記呼が着信した場合に、前記用件ID受信手段が当該呼の発信元から受信した用件IDが予め録音対象に設定されている場合に、当該呼の通話データを録音する録音手段をさらに有する
    ことを特徴とする電話端末。
  8. 電子メール機能を備えた電話端末の通信履歴管理方法であって、
    呼を発信する場合に、操作者の指示に従い、当該呼に対応付ける用件IDを特定して、当該用件IDを当該呼の発信先に送信するとともに、当該呼の発信履歴を、当該呼に対応付けられた当該用件IDとともに記憶し、
    呼が着信した場合に、当該呼の発信元から、当該呼に対応付けられている用件IDを受信するとともに、当該呼の着信履歴を、当該呼に対応付けられた当該用件IDとともに記憶し、
    電子メールを送信する場合に、操作者の指示に従い、当該電子メールに対応付ける用件IDを特定し、当該用件IDを当該電子メールに付加するとともに、当該電子メールの送信履歴を、当該電子メールに対応付けられた当該用件IDとともに記憶し、
    電子メールを受信した場合に、当該電子メールから、当該電子メールに対応付けられている用件IDを抽出するとともに、当該電子メールの受信履歴を、当該電子メールに対応付けられた当該用件IDとともに記憶し、
    前記呼の発着信および前記電子メールの送受信の履歴を用件ID単位で表示する
    ことを特徴とする電話端末の通信履歴管理方法。
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