JP2010282764A - 配線方向規制構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタと接続する電線を簡単に横だし規制できるようにする。
【解決手段】コ字形状または半円環形状とした電線配線方向規制用のガイド枠を設け、該ガイド枠の両側先端に係止部を設けている一方、コネクタハウジングの端子挿入側面の端子挿入口の外周に、前記ガイド枠の両側を抜き差し自在に挿入するガイド枠取付部を設け、各ガイド枠取付部内に前記係止部と係止する被係止部を設け、または、コネクタハウジングの空きの端子収容室をガイド枠取付部として利用し、コネクタハウジングの端子挿入口から引き出される電線に前記ガイド枠を被せた状態で、該ガイド枠の両側を前記ガイド枠取付部に挿入係止して電線の配線方向を電線引出方向に対して屈折した方向にガイドできる構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線方向規制構造に関し、詳しくは、自動車に配線される電線をコネクタに接続し、該コネクタから引き出される電線を、端子挿入口から引き出される電線方向と異なる任意の方向に屈折して配線方向を規制できるようにするものである。
コネクタに接続された電線はコネクタの端子挿入口から引き出された後、所要の配線方向に屈曲して配線される場合が多い。この場合、従来は、図11に示すように、コネクタ100の端子挿入口101から引き出した電線群102を所要方向に横曲げし、横曲げした電線群102が横曲げ方向で平行状態となる位置で粘着テープ103で部分巻きして結束し、横曲げ方向に規制している。
前記のように、コネクタ100から引き出される電線群102を横曲げするために粘着テープ103で結束すると、コネクタ100の端子挿入側面100aから横曲げされた電線群102の外周側までの寸法Lが大きくなり、コネクタに近接配置した部材と干渉が生じる場合がある。また、粘着テープ103の巻付位置によっては、外周側の電線が膨んで横曲げされ、前記寸法Lに大きなバラツキが発生しやすい。かつ、テープ巻きで横曲げされた電線群102に所要位置で車体固定用のクランプ(図示せず)を取り付け、該クランプを車体に固定することによって横曲げ方向で固定される。よって、クランプ取付位置までは横曲げされた電線群の配線が安定しない問題もある。
接続した電線群を横曲げ方向に規制するコネクタとして、本出願人は実開平6−11269号で図12(A)(B)に示すコネクタ110を提供している。
該コネクタ110は、コネクタハウンジグ111の端子挿入側面に、電線群102を囲む筒状のガイド部材112を連結ピン113を介して連結し、図12(B)に示すようにガイド部材112を回転させて横向きとし、電線群102を横曲げしている。
前記コネクタ110では、ガイド部材112を回転させることにより電線群102を強制的に横曲げし、横曲げ姿勢で電線群を安定させることができる利点を有しているが、コネクタ110から引き出される電線群をガイド部材112で一方向にしか横曲げできない問題がある。かつ、コネクタ110から引き出される全ての電線群が一方向に横曲げされる。よって、コネクタ110から引き出される電線群のうち、一部の電線群を他の方向に横曲げすることができない問題もある。
さらに、ガイド部材112をコネクタ110に予め取り付け、ガイド部材に電線を通した後に、コネクタ110の端子挿入口から電線端末の端子を端子収容室に挿入しているため、コネクタへの端子挿入作業がやりにくくなる問題もある。
実開平6−11269号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、コネクタから引き出される電線を任意の曲げ方向に規制し、かつ、コネクタの端子挿入側端面から電線群の外周までの寸法を安定化できるようにし、さらに、コネクタに電線をガイド部材を通して挿入係止する不便さを無くすことを課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明として、コ字形状または半円環形状とした電線配線方向規制用のガイド枠を設け、該ガイド枠の両側先端に係止部を設けている一方、
コネクタハウジングの端子挿入側面の端子挿入口の外周に、前記ガイド枠の両側を抜き差し自在に挿入するガイド枠取付部を設け、各ガイド枠取付部内に前記係止部と係止する被係止部を設けており、
前記コネクタハウジングの端子挿入口から引き出される電線に前記ガイド枠を被せた状態で、該ガイド枠の両側を前記ガイド枠取付部に挿入し、前記係止部を被係止部と係止してロック固定し、電線の配線方向を電線引出方向に対して屈折した方向にガイドできる構成としていることを特徴とする配線方向規制構造を提供している。
前記のように、本発明では、コネクタの各端子収容室内に各電線の端末に接続した端子を挿入係止した後に、電線群にガイド枠を被せ、該ガイド枠の両側端をコネクタハウジングに設けたガイド枠取付部に挿入係止するだけで、ガイド枠により電線群を曲げ方向に規制することができる。かつ、ガイド枠はコ字形状または半円環形状の簡単な枠材としていると共に、コネクタはコネクタハウジングの表面に開口する溝または穴からなるガイド枠取付部を設けるだけで良いため、簡単に実施できる利点を有する。
また、コネクタハウジングに設けるガイド枠取付部の位置は、予めガイド枠を取り付ける位置に設けておいても良いが、コネクタハウジングの端子挿入側面の外周に沿って複数のガイド枠取付部を設けておくと、任意の位置のガイド枠取付部にガイド枠の両側端を挿入係止することで、上下左右のいずれの方向にも電線群を横曲げすることができ、電線群の横曲げ方向が一方向に特定されない利点を有する。
よって、前記コネクタハウジングの端子挿入側面には、少なくとも4隅に前記ガイド枠取付部を設け、上下左右の任意の屈折方向に前記ガイド枠で電線群の配線方向をガイドできるものとしていることが好ましい。
コネクタハウジングの上側の左右両側のガイド枠取付部にガイド枠の両側端を挿入係止すると、コネクタハウジングに対して上向きに電線群を屈曲できる。同様、下側の左右両側のガイド枠取付部に取り付けると下向きに曲げることができ、右側の上下両側のガイド枠取付部に取り付けると右曲げでき、左側の上下両側のガイド枠取付部に取り付けると左曲げすることができる。
さらに、右側の上下の取付穴と左側の上下の取付穴に夫々ガイド枠を取り付けて、一部の電線群を右曲げし、残りの電線群を左曲げすることもできる。同様に左右上側の取付穴と、左右下側の取付穴に夫々ガイド枠を取り付けて一部の電線群を上曲げ、残りの電線群を下曲げすることも可能である。
コネクタハウジングの端子挿入側面に設けるガイド枠取付部の穴または溝は、ガイド枠取り付け位置が決まっている2つでもよい。
コネクタを汎用の横出しコネクタとする場合には4隅に設けることが好ましい。
第2の発明として、コ字形状または半円環形状とした電線配線方向規制用のガイド枠を設け、該ガイド枠の両側先端に係止部を設け、該係止部はコネクタハウジングに設ける端子収容室内の端子用の被係止部と係止できる形状とし、
少なくとも2個の前記端子収容室を電線端末に接続する端子が挿入されない空き室とし、
前記コネクタハウジングの端子挿入口から引き出される電線に前記ガイド枠を被せた状態で、該ガイド枠の両側を前記空き端子収容室に挿入し、該ガイド枠の前記係止部を前記端子用の被係止部と係止してロック固定し、電線の配線方向を電線引出方向に対して屈折した方向にガイドできる構成としていることを特徴とする配線方向規制構造を提供している。
第2の発明では、コネクタハウジングにガイド枠取付部を設けておらず、電線が挿入されない空きの端子収容室(所謂、空きキャビテイ)をガイド枠取付部として利用し、該空きキャビテイからなるガイド枠取付部に第1の発明と同様なガイド枠を挿入係止している。この第2の発明では、コネクタは従来汎用されているコネクタを用いることができ、ガイド枠を取り付ける位置の端子収容室を空きとしておけばよく、ガイド枠を設けるだけでよいためため、より簡単に実施することができる。
前記ガイド枠は、前記コ字形状または半円環形状に樹脂成形した枠材とし、かつ、長さ方向の中央部にヒンジ部を設け、該ヒンジ部で両側を開いて電線群に被せて収容できる形状としている。
前記形状とすると、ガイド枠の一端係止部をガイド枠取付部または空きキャビテイに挿入係止した状態でヒンジ部を支点として開き、電線群を囲んだ状態で、ガイド枠の他端係止部をガイド枠取付部または空きキャビテイに挿入係止すると、簡単に電線群を囲むように取り付けることができる。
前記ガイド枠の両側部に、先端および該先端と間隔をあけて複数の係止部を設け、任意の係止部を前記ガイド枠取付部または空き端子収容室の被係止部と係止できるようにし、該ガイド枠により電線群を密嵌して囲めるようにすることが好ましい。
または、前記ガイド枠で囲む容積を予め電線群を密に内嵌できる大きさとし、ガイド枠により囲む電線が、弛むことなく強制的に曲げ方向に曲げられるようにしてもよい。
本発明のガイド枠を取り付けるコネクタの使用箇所は限定されないが、自動車内に部品が密に搭載され、電線の配線スペースが限られている箇所のコネクタに好適に用いられる。例えば、自動車のエンジンに固定した電気接続箱あるいは電子制御ユニットに設けたコネクタ収容部に嵌合するコネクタに好適に用いられる。
なお、本発明で用いるガイド枠はコネクタから引き出す電線の規制以外に、電気接続箱から引き出される電線群を横出しする場合にも用いることが可能である。即ち、電気接続箱のケースに設けた電線引き出し口の一方側壁にガイド枠の両側を挿入係止できる取付穴を設けておき、該取付穴にガイド枠の両側を挿入係止することで電気接続箱から引き出される電線群をケースの側面に沿わせて横出しすることができる。
前述したように、本発明では、コ字形状または半円環形状のガイド枠を設け、第1の発明ではコネクタの端子挿入側面の外周に設けたガイド枠取付部に、第2の発明では空きキャビテイにガイド枠の両側端を挿入係止するだけで、電線群を任意の曲げ方向に規制することができる。かつ、ガイド枠はコネクタに接続して端子挿入口から引き出される電線群に被せてコネクタハウジングに取り付けるため、コネクタへの電線群の接続作業は従来と同様であり、電線のコネクタ接続作業に影響を与えず、作業性が良い利点も有する。
本発明の第一実施形態を示し、(A)が全体斜視図、(B)はコネクタの端子収容室に電線端末の端子を挿入係止している状態を示す断面図である。 (A)はガイド枠の斜視図、(B)はガイド枠を薄肉ヒンジ部で開いた状態を示す側面図である。 (A)はコネクタハウジングの正面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 (A)〜(E)は操作手順を示す図面である。 (A)(B)(C)はワイヤハーネスの電線群の曲げ方向を変え示す図面である。 (A)(B)はワイヤハーネスの電線群の曲げ方向を変えて示す図面である。 (A)はガイド枠の第1変形例を示す斜視図、(B)は第2変形例を示す正面図である。 第二実施形態のコネクタとガイド枠の斜視図である。 (A)は第二実施形態でコネクタの空き端子収容室にガイド枠を挿入する状態を示す断面図、(B)はガイド枠で電線群を横だししている状態を示す正面図である。 ガイド枠の変形例を示す正面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 (A)(B)は他の従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6に第一実施形態を示す。
図1に示すコネクタ1は、電子制御ユニットのケース2の外面に設けたコネクタ収容部2aに嵌合接続されるコネクタである。該コネクタ1は上下2段で1段に8個数、上下2段で16個の端子収容室3をコネクタハウジング4内に設けている。該コネクタハウジング4の端子挿入側面4aに端子収容室3の端子挿入口3aを開口し、ワイヤハーネス6を構成する16本の電線7の端末に夫々圧着接続した端子8を挿入し、端子収容室3内の各下面に設けた係止溝3cに、端子8の係止片8aを係止して固定している。なお、端子収容室3に設ける係止部は突片からなるランスとし、端子に設ける係止穴や段差に係止する構成としてもよく、従来用いられている係止機構でよい。
前記コネクタ1に接続するワイヤハーネス6は、コネクタハウジング4の端子挿入側面4aより引き出した電線7を図中右方向に屈折し、右方向に曲げ配線するものである。
前記電線7の配線方向を規制する略コ字形状のガイド枠10を設けている。図2示すように、ガイド枠10は樹脂成形品からなる前記略コ字形状の枠材からなり、両側の枠部10a、10bの先端にロック爪10c、10dからなる係止部を突設している。また、該ガイド枠は可撓性を若干有するものとし、両側の枠部10a、10bを連結する連結部10eの中心にヒンジ部10fを設け、図2(B)に示すようにヒンジ部10fを支点として開けるようにしている。
一方、前記コネクタ1のコネクタハウジング4の端子挿入側面4aは、端子挿入口3aを囲む外周部の4隅にガイド材取付部となる取付穴12(12A〜12D)を設けている。図3に示すように、各取付穴12の内面に前記ロック爪10cまたは10dを係止する被係止部となるロック溝12aを設けている。該ロック溝12aは取付穴12の軸線方向に沿って間隔をあけて複数設け、ガイド枠10の両側の枠部10a、10bの挿入深さを調節できるようにしている。なお、ロック溝12aは1つでもよい。
前記ガイド枠10によるワイヤハーネス6の電線7の配線方向の規制は、図4(A)〜(E)に示す手順で行っている。
まず、図4(A)に示すように、コネクタ1の端子挿入口3aから各電線7の端末に接続した端子8を端子収容室3に挿入係止し、端子挿入側面4aより電線7を引き出す。
次に、図4(B)に示すように、ガイド枠10をヒンジ部10fを支点として上側の枠部10aおよび連結部10eの上側部を外向きに開いた状態として、該ガイド枠10の下側の枠部10bの端部を右下の取付穴12Bに挿入し、先端のロック爪10dをロック溝12aに係止してロックする。
其の際、ガイド枠10の枠部10bを電線7の下方に位置させる。
次に、図4(C)に示すように、全ての電線7を右方向にむけてガイド枠10に囲まれた状態で横向きに屈折させる。
次いで、図4(D)に示すように、上側の枠部10aをヒンジ部10fを支点として回転させ、枠部10aを先端より右上の取付穴12Aに挿入する。
この状態で、ガイド枠10で全体電線7を密嵌して右側に直角曲げできるように枠部10aの先端のロック爪10cをロック溝12aに係止してロック固定する。これにより、図4(E)に示す状態となる。
これにより、コネクタ1に接続されるワイヤハーネス6はガイド枠10により右方向に横出し規制することができる。かつ、コネクタ1の端子挿入側面4aからワイヤハーネス6の横だし寸法Lはガイド枠10の連結部10eの外面までの寸法に安定して保持できる。特に、前記図11に示す部分テープ巻で横だしする場合と比較して、ガイド枠10がコネクタハウジングに固定されることにより、前記寸法を一定に確実に保持できる。
また、図5(A)に示すように、コネクタ1からワイヤハーネス6を左方向に横出しする場合は、ガイド枠10の両端ロック爪10c、10dを右下と右上の取付穴12D、12Cに挿入してロック溝とロックすればよい。
また、図5(B)に示すように、コネクタ1から上方向に屈折して曲げ配索する場合は、連結部10eを長くしたガイド枠10を用い、コネクタハウジング4に設けた右上および左上の取付穴12Aと12Cに両側枠10a、10bを挿入し、ロック爪10c、10dを取付穴12A、12Cのロック溝12aとロック結合すればよい。同様に、コネクタ1から下方向に屈折して曲げ配索する場合も、図5(C)に示すように、コネクタハウジング4の右下と左下の取付穴12B、12Dにガイド枠10の両側を取り付ければよい。
このように、コネクタ1の端子挿入側面4aの4隅に取付穴12A〜12Dを設けているため、上下左右いずれの任意の方向にガイド枠10を用いる事で配線方向を規制することが出来る。
さらに、図6(A)に示すように、右側の上下の取付穴12Aと12B、左側の上下の取付穴12Cと12Dにそれぞれガイド枠10を取り付けて、コネクタ1から引き出される右側の電線群を右曲げし、左側の電線群を左曲げすることもできる。同様に、左右の上側の取付穴12Aと12C、左右の下側の取付穴12Bと12Dにそれぞれガイド枠10を取付て、コネクタ1の上段の端子収容室に係止した電線7を上曲げ、下段の端子収容室に係止した電線を下曲げすることもできる。
図7(A)(B)にガイド枠10の変形例を示す。
図7(A)に示す第1変形例のガイド枠10は半円環形状とし、両側端にロック爪10c、10dを設け、中央に薄肉ヒンジ部10fを設けている。このように、半円環形状とすると、両側を挿入するコネクタハウジング側の取付穴12の間隔が相違してもガイド枠10を曲げて曲率を変えることで対応できる。
図7(B)に示す第2変形例のガイド枠10では、略コ字形状としたガイド枠の両側10a、10bに、先端のロック爪10c、10dと共に、間隔をあけて複数のロック爪10g、10hをそれぞれ突設している。このように、ガイド枠10側に複数のロック爪を設けておくと、コネクタハウジング4に設ける取付穴12の内面に設けるロック溝12aを1つだけ設け、ガイド枠10の両側の差し込み深さをロック溝12aに係止するロック爪を選択することで調節することができる。図7(A)に示す半円環形状のガイド枠とした場合にも複数のロック爪を各両側に設けてもよい。
なお、ガイド枠の両側のロック爪を挿入係止する取付穴12は貫通穴ではなく、溝としてもよい。
図8および図9に第二実施形態を示す。
第二実施形態は、コネクタ30として汎用のコネクタを用いており、コネクタハウジング31の端子挿入側面31aにはガイド枠取付部を設けておらず、この点で第一実施形態と相違させている。電線の配線方向を規制するガイド枠10は第一実施形態と同様である。
図9に示すように、コネクタ30のコネクタハウジング31に上下4段で端子収容室32を設けた多極のコネクタである。各端子収容室32の内面には、電線7の端末に接続した端子8に設けた係止片8aを係止する係止溝32cが設けられている。前記ガイド枠10の両側端のロック爪10c、10dは前記係止溝32aと係止できる形状とし、端子8の係止片8aと同様な形状としている。
また、コネクタ30の右端位置の上下両端の端子収容室32uと32dは電線と接続しない空きキャビテイとしておき、該空きの端子収容室32u、32dに前記第一実施形態と同様な手順でガイド枠10の両側を挿入係止して、コネクタ30に接続するワイヤハーネス6の電線群を右曲げして規制している。
電線群を左曲げする場合には左端の上下の端子収容室32を空きとしてガイド枠10を挿入係止し、電線群を左曲げする。
電線群を上曲げする場合には、上段の左右両端の端子収容室32を空きとしてガイド枠10を挿入係止し、電線群を上曲げする。同様に、電線群を下曲げする場合には下段の左右両端の端子収容室32を空きとしてガイド枠10を挿入係止し、電線群を下曲げする。
なお、端子収容室32内に設けられる端子係止部が突出片であれば、ガイド枠の両側に突出片を挿入する係止穴をもうければよく、端子8と同様な係止部をもうければよい。
また、コネクタ30は上下4段に限定されず、上下2段であっても、図10に示すように、ガイド枠10の両側を離反方向に傾斜させて電線の挿通容積を拡大すれば、対応することができる。
また、コネクタ30の端子収容室32には1つの係止部が設けられているため、ガイド枠10の両側にそれぞれ複数段でロック部を設けることが好ましい。
前記した第二実施形態とすれば、ガイド枠10を設けるだけでよく、コネクタは従来用いられている汎用のコネクタを利用することができる。
1 コネクタ
3、32 端子収容室
4、31 コネクタハウジング
4a、31a 端子挿入側面
6 ワイヤハーネス
7 電線
8 端子
10 ガイド枠
10a 10b 両側の枠部
10c 10d ロック爪
10e 連結部
10f 薄肉ヒンジ部
12(12A〜12D) ガイド枠の取付穴
12a ロック溝
32c 係止溝

Claims (5)

  1. コ字形状または半円環形状とした電線配線方向規制用のガイド枠を設け、該ガイド枠の両側先端に係止部を設けている一方、
    コネクタハウジングの端子挿入側面の端子挿入口の外周に、前記ガイド枠の両側を抜き差し自在に挿入するガイド枠取付部を設け、各ガイド枠取付部内に前記係止部と係止する被係止部を設けており、
    前記コネクタハウジングの端子挿入口から引き出される電線に前記ガイド枠を被せた状態で、該ガイド枠の両側を前記ガイド枠取付部に挿入し、前記係止部を被係止部と係止してロック固定し、電線の配線方向を電線引出方向に対して屈折した方向にガイドできる構成としていることを特徴とする配線方向規制構造。
  2. 前記コネクタハウジングの端子挿入側面の少なくとも4隅に前記ガイド枠取付部を設け、上下左右の任意の屈折方向に前記ガイド枠で電線群の配線方向をガイドできるものとしている請求項1に記載の配線方向規制構造。
  3. コ字形状または半円環形状とした電線配線方向規制用のガイド枠を設け、該ガイド枠の両側先端に係止部を設け、該係止部はコネクタハウジングに設ける端子収容室内の端子用の被係止部と係止できる形状とし、
    少なくとも2個の前記端子収容室を電線端末に接続する端子が挿入されない空き室とし、
    前記コネクタハウジングの端子挿入口から引き出される電線に前記ガイド枠を被せた状態で、該ガイド枠の両側を前記空き端子収容室に挿入し、該ガイド枠の前記係止部を前記端子用の被係止部と係止してロック固定し、電線の配線方向を電線引出方向に対して屈折した方向にガイドできる構成としていることを特徴とする配線方向規制構造。
  4. 前記ガイド枠は、前記コ字形状または半円環形状に樹脂成形した枠材とし、かつ、長さ方向の中央部にヒンジ部を設け、該ヒンジ部で両側を開いて電線群に被せて収容できる形状としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配線方向規制構造。
  5. 前記ガイド枠の両側部は先端と間隔をあけて複数の係止部を設け、任意の係止部を前記ガイド枠取付部または空き端子収容室の被係止部と係止できるようにし、該ガイド枠により電線群を密嵌して囲めるようにしている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の配線方向規制構造。
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