JP2010282093A - 記録媒体撮像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の表面画像を撮像し、記録媒体の種類を判別可能な記録媒体撮像装置において、撮像した表面画像にゴミや傷がついていると、正常に記録媒体の種類の判別を行うことができず、誤判別を起こしてしまう可能性があった。
【解決手段】 撮像した表面画像から記録媒体の判別に使う画素を閾値によって適切に選択することによって、極端に光量の高いところはゴミや傷等の何らかの影響を受けて、正しく表面性を判断できない画素は記録媒体の判別から除くことができる。これにより、正常に撮像された表面画像に基づいて記録媒体の判別を行うことができるため、記録媒体の判別精度の低下を低減することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、記録媒体の種類を判別する記録媒体撮像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置においては、例えば、外部装置としてのコンピュータ等による設定や、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等により、記録媒体の種類(サイズ、厚さ等)がユーザによって設定されていた。そして、その設定に応じて、例えば転写手段における転写条件(転写電圧や転写時の記録媒体の搬送速度)や定着条件(定着温度や定着時の記録媒体の搬送速度)が制御されていた。
このようなコンピュータや操作パネル等から、記録媒体の種類を設定するというユーザの負担を軽減するために、画像形成装置の内部に記録媒体を判別するセンサ等を備えて、記録媒体の種類を自動的に判別する装置が提供されている。センサ等を搭載した画像形成装置は、自動的に記録媒体の種類を判別した後、判別結果に応じて転写条件や定着条件等が設定されるよう制御される。
具体的には、特許文献1や特許文献2において提案されているように、記録媒体の表面をCMOSセンサによって撮像して、撮像した映像から表面平滑度を検知して記録媒体の種類を判別するものがある。このように、CMOSセンサによって撮像を行うと、表面の凹凸に起因して生じる陰影を直接的に撮影するため、精度良く記録媒体の判別を行うことができる。例えば、光沢紙、普通紙、ラフ紙等を区別する場合においては、撮影した表面画像から凹凸の有無又はその大きさや深さを検知することで記録媒体を精度良く判別することができる。
特開2002−182518 特開2004−038879
上記のような先行技術においては、画像形成装置内を記録媒体が搬送されている際に記録媒体に紙紛が発生することがある。また、記録媒体にほこりが付着したり、キズがついてしまったりすることもある。このように紙紛等による汚れやキズ等が記録媒体にある場合、その異物の影響により、実際の記録媒体の持つ特徴と異なる特徴を持つ表面画像が撮像されてしまうことがある。そのような異物を含んだ表面画像に基づき、記録媒体の判別を行うと、記録媒体の判別精度の低下を招いてしまうことがある。
本出願に係る発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、記録媒体の表面画像を撮像し記録媒体を判別する記録媒体撮像装置において、記録媒体の表面画像として汚れやキズ等を含む画像が撮像されたとしても、記録媒体の種類を精度良く判別することを目的とする。
上記目的を達成するために、搬送されている記録媒体に光を照射する照射手段と、前記照射手段により照射され前記搬送されている記録媒体に反射した反射光を、複数画素を有する表面画像として撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された表面画像を用いて記録媒体の種類の判別を行う制御手段と、を備える記録媒体撮像装置であって、前記制御手段は、前記表面画像の複数画素から予め定められた明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録媒体の表面画像として汚れやキズ等を含む画像が撮像されたとしても、記録媒体の種類を精度良く判別することが可能となる。
画像形成装置1の構成を示す概略図 録媒体撮像装置40の動作制御ブロック図 記録媒体撮像装置40の構成を示す斜傾図 記録媒体撮像装置40にて撮像した表面画像と明度分布 光量補正の方法を示したフローチャート 有効画像範囲の選択方法を示したフローチャート 明度分布から有効画像範囲を求めた図 異常画素領域の検出方法を示したフローチャート 記録媒体Pの種類の判別方法を示したフローチャート 記録媒体Pの表面画像の判別結果を示したグラフ 第2の実施形態における異常画素領域の検出方法を示した表面画像とグラフ 第2の実施形態における異常画素領域の検出方法を示したフローチャート 第3の実施形態における搬送不連続を表した表面画像 第3の実施形態における異常画素領域の検出方法を示したフローチャート 第3の実施形態における搬送不連続確認の方法を示したフローチャート 第4の実施形態における表面画像の追加を表した図 第4の実施形態における表面画像の画素数の確認方法を示したフローチャート 第4の実施形態における表面画像の追加方法を示したフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
本実施形態の記録媒体撮像装置は、例えば複写機や画像形成装置等で用いることが可能である。図1は、その一例として記録媒体撮像装置を搭載している画像形成装置として、中間転写ベルトを採用し、複数の画像形成部を並列にして構成したカラー画像形成装置を示す構成図である。
図1におけるカラー画像形成装置1の各構成は以下のとおりである。2は、記録媒体Pを収納する給紙カセットである。3は、記録媒体Pを収納する給紙カセット給紙トレイである。4は、給紙カセット2又は給紙トレイ3から記録媒体Pを給紙する給紙ローラである。4’は、給紙カセット2又は給紙トレイ3から記録媒体Pを給紙する給紙ローラである。5は、給紙された記録媒体Pを搬送する搬送ローラである。6は、搬送ローラ5に対向する搬送対向ローラである。11Y、11M、11C、11Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤を担持する夫々の感光ドラムである。12Y、12M、12C、12Kは、感光ドラム11Y、11M、11C、11Kを一様に所定の電位に帯電するための各色用の一次帯電手段としての帯電ローラである。13Y、13M、13C、13Kは、一次帯電手段によって帯電された感光ドラム11Y、11M、11C、11K上に各色の画像データに対応したレーザ光を照射し、静電潜像を形成するための光学ユニットである。
14Y、14M、14C、14Kは、感光ドラム11Y、11M、11C、11K上に形成された静電潜像を可視化するための現像器である。15Y、15M、15C、15Kは、現像器14Y、14M、14C、14K内の現像剤を感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに送り出すための現像剤搬送ローラである。16Y、16M、16C、16Kは、感光ドラム11Y、11M、11C、11K上に形成した画像を一次転写する各色用の一次転写ローラ。17は、一次転写された画像を担持する中間転写ベルトである。18は、中間転写ベルト17を駆動する駆動ローラ。19は、中間転写ベルト17上に形成された画像を記録媒体Pに転写するための二次転写ローラであり、20は、二次転写ローラ19に対向する二次転写対向ローラである。21は、記録媒体Pを搬送させながら、記録媒体Pに転写された現像剤像を融解定着させる定着ユニットである。22は、定着ユニット21によって、定着が行われた記録媒体Pを排紙する排紙ローラである。
なお、感光ドラム11Y、11M、11C、11K及び、帯電ローラ12Y、12M、12C、12K及び、現像器14Y、14M、14C、14K及び、現像剤搬送ローラ15Y、15M、15C、15Kは夫々各色毎に一体化されている。このように、感光ドラムと帯電ローラと現像器とを一体化したものをカートリッジといい、各色のカートリッジはカラー画像形成装置1に対して簡易に脱着できるように構成されている。
次に、カラー画像形成装置1の画像形成動作について説明する。不図示のホストコンピュータ等からカラー画像形成装置1に、印刷命令や画像情報等を含んだ印刷データ入力される。すると、カラー画像形成装置1は印刷動作を開始し記録媒体Pは給紙ローラ4又は給紙ローラ4’によって、給紙カセット2又は給紙トレイ3から給紙され搬送路に送り出される。記録媒体Pは、中間転写ベルト17上に形成する画像の形成動作と搬送のタイミングとの同期を取るため、搬送ローラ5及び搬送対向ローラ6に一旦停止して画像形成が行われるまで待機する。記録媒体Pが給紙される動作と共に、画像形成動作として、感光ドラム11Y、11M、11C、11Kは帯電ローラ12Y、12M、12C、12Kによって、一定の電位に帯電される。入力された印刷データにあわせて光学ユニット13Y、13M、13C、13Kは、帯電された感光ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面をレーザビームによって露光走査して静電潜像を形成する。形成した静電潜像を可視化するために現像器14Y、14M、14C、14K及び現像剤搬送ローラ15Y、15M、15C、15Kによって現像を行う。感光ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面に形成された静電潜像は、現像器14Y、14M、14C、14Kにより夫々の色で画像として現像される。感光ドラム11Y、11M、11C、11Kは、中間転写ベルト17と接触しており、中間転写ベルト17の回転と同期して回転する。現像された各画像は、一次転写ローラ16Y、16M、16C、16Kにより中間転写ベルト17上に順次多重転写される。そして、二次転写ローラ19及び二次転写対向ローラ20により記録媒体P上に二次転写される。
その後、画像形成動作に同期して、記録媒体P上に二次転写を行うため、記録媒体Pは二次転写部へと搬送される。記録媒体Pは、二次転写ローラ19及び二次転写対向ローラ20により、中間転写ベルト17上に形成された現像剤画像を搬送した記録媒体Pに転写される。記録媒体Pに転写された現像剤画像は定着ローラ等から構成される定着ユニット21によって定着される。定着された記録媒体Pは排紙ローラ22によって不図示の排紙トレイに排紙され、画像形成動作を終了する。
図1の画像形成装置において、本発明の記録媒体撮像装置40は搬送ローラ5及び搬送対向ローラ6よりも上流側に設置されており、給紙カセット2等から搬送された記録媒体Pの表面平滑性を反映した情報を検出することが可能である。本実施形態において記録媒体撮像装置40による判別は、記録媒体Pが給紙カセット2等から画像形成装置内に送り出され、搬送ローラ5及び搬送対向ローラ6に挟持される前の記録媒体Pの搬送中に行われる。従来の撮像装置はエリアセンサで記録媒体Pを停止させて予め決められた範囲を撮像していた。本発明の記録媒体撮像装置40は、搬送中の記録媒体Pをラインセンサで撮像することで、より広範囲に撮像することができ、また記録媒体Pの判別に必要な表面画像の範囲を適宜変更して撮像することが可能となる。
図2は記録媒体撮像装置40の動作制御ブロック図の一例である。制御部10は各種センサ等から得られる情報に基づき画像形成条件を制御する画像形成条件制御部90により、画像形成条件の各種制御を行っている。判別部80は制御部10内にあり、画像検出部70、ラインセンサ制御部71、異常画像検出部72、記録媒体判別部73、照射範囲検出部74及び光量調整部75、から成る。ラインセンサ制御部71はI/Oポート等を介して、ラインセンサ43の動作を制御している。また画像検出部70は、ラインセンサ43で撮像した表面画像を取得し、画像情報の検出を行う。画像検出部70にて得られた画像情報を基に、光量調整部75において、光量調整に関する演算制御を行い、照射用LED42の発光及び光量調整を行う。また、照射範囲検出部74において、照射用LED42の照射範囲を検出する。また、異常画像検出部72において、記録媒体Pの表面画像から異常画像を検出する。記録媒体判別部73において、異常画像検出部72で異常画像が除かれた表面画像を用いて記録媒体Pの種類を判別する。そして、判別した記録媒体Pの判別結果を画像形成条件制御部90へ通知する。なお、ここで用いられている照射用LED42は、例えばキセノン管やハロゲンランプ等を用いることもできる。
次に記録媒体撮像装置40について説明する。図3は表面平滑性を反映した表面画像を得るための概略構成を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は(b)におけるA−A’の断面図である。記録媒体撮像装置40は光照射手段である照射用LED42、撮像手段である複数画素を有するラインセンサ43及び結像手段である結像レンズ44を備える。なお、本実施形態では、照射用LED42として、高い指向性を有する白色LEDを用いたが、記録媒体Pを照射することが可能であれば、白色LEDに限定されるものではない。また、結像レンズ44としてロッドレンズアレイを用いたが、記録媒体Pの表面から反射する反射光を受光し結像することが可能なレンズであれば、ロッドレンズアレイに限定されるものではない。
照射用LED42は、記録媒体Pの表面に対して15°の角度で照射される。記録媒体Pの表面に対して浅い角度から斜めに光を照射させることにより、記録媒体Pの表面の凹凸によって生じる陰影を際立たせることが可能となる。このように記録媒体Pの表面平滑性を反映した陰影情報を含む反射光は、結像レンズ44を介し集光されてラインセンサ43で結像する。本実施形態において、一例としてラインセンサ43の有効画素サイズは、縦約0.042mm×横約19.0mmのエリアで記録媒体Pの表面画像を600dpiの解像度で撮像する構成とした。
照射用LED42は記録媒体Pの搬送方向に対し、照射角度が45°となるように配置されている。即ち、記録媒体Pの繊維配向方向が記録媒体Pの搬送方向と平行だった場合、繊維配向方向に対して斜め45°から光を照射するので、縦横配向性を軽減できる。よって、安定した表面の凹凸レベルを反映したコントラストの高い表面画像を得ることが可能となり、記録媒体Pの判別精度を向上させることができる。
次に、照射される光の明度分布から、有効画像範囲を選択する方法を説明する。図4(a)は照射用LED42の光量補正を終了した基準光量でのラインセンサ撮像範囲全域の表面画像である。図4(b)は表面画像得られる明度分布を示したグラフである。図4(a)の白色の部分が明度の高い(明るい)部分であり、黒色も部分が明度の低い(暗い)部分である。よって、図4(a)の白色の部分に光軸があると推定される。図4(b)では、光量補正基準である明度強度αを超えるα_overの明度分布の領域内に光軸があると判断する。このときα_overの範囲にある程度幅を持たせているのは、光軸を算出するための測定の際に表面画像に異物やキズ等で部分的に狭いエリアで光量の高い部分が発生したときに、誤って光軸と判断しないためである。このα_overで撮像された表面画像を用いて照射用LED42の光量補正を行う。本実施形態では、基準板での光量補正値はラインセンサ43の撮像取込の最短時間と搬送速度及び乱反射率を加味し、α=192(明度強度は256階調(0(暗)〜255(明)とした場合である)とした。なお、光量補正に関する制御方法の一例については後述の図5にて説明する。
図4(a)のαは光軸を検知するための閾値であり、α_overは先の閾値αより明度が大きく、この範囲内に光軸があると検知できる。図4(b)のβは、有効画像範囲として選択するためのある明度を示した閾値であり、β_overは先の閾値βより明度が大きいので、明度以上の範囲を有効画像範囲として示している。閾値βは、記録媒体Pの判別精度が下がってしまい誤判別を起こす可能性が低い表面画像を撮像できる値としている。本実施形態では、一例として光量の最大値から1/4程度を閾値βとしているが、記録媒体Pの求められる判別精度に応じて適宜設定可能である。閾値βを超えるβ_overの範囲を、有効画像範囲であると判断する。
図5のフローチャートにおいて、光量補正の方法について述べる。シーケンス201で、照射用LED42をOFFした状態でラインセンサ43を用いて画像取得し、取得画像のバッファである黒基準用の配列Dark[0]〜Dark[i_max]へ格納する。黒基準用配列Dark[0]〜Dark[i_max]は後述で説明するシェーディング補正用のデータの黒(暗部)基準として用いるためである。また本実施形態では、黒基準用配列中のi_maxはラインセンサ43の最大有効画素(本実施例で用いたラインセンサ43は600dpi時に468画素のセンサを用いたのでi_max=468−1となる)とした。
次に、シーケンス202にて照射用LED42の電流を基本発光電流値である光量補正電流値(以下decision_led_currentと記す)の1/2の電流にて発光させる。これは光量補正制御の2回目以降において、光量補正電流値が確定している場合はシーケンス203、204、210のループ制御回数を若干低減させることができる。よって初期状態で光量補正を開始する場合、decision_led_currentは0又は所定のデフォルト値を用いる。
次に照射用LED42をシーケンス202の電流値にて発光させている間に、シーケンス203で基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得し、取得画像のバッファである光量補正用の配列Brightness[0]〜Brightness[i_max]へ格納する。光量補正用配列中のi_maxはラインセンサ43の最大有効画素としている。光量補正用配列に格納されたデータをシーケンス204にて、順次光量補正基準である光量の閾値αとの比較処理を行う。このとき、閾値αを超えていない場合は、シーケンス210にて比較した光量補正用の配列データ個数がi_maxに達していないかの確認を行う。シーケンス204にて処理を進めていく上で配列データ個数がi_maxに達していない場合は、シーケンス210において、i=i+1として引き続き次の光量補正用配列に格納されたデータの比較を行う。配列データ個数がi_maxに達すると、照射用LED42の電流設定値を1段階増やして照射用LED42を発光させる。その際に再度画像を取得するため光量補正用配列データ個数をi=0と初期化し、再びシーケンス203で基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得し、光量補正用の配列Brightness[0]〜Brightness[i_max]へ格納する。
シーケンス204から203を繰り返している間に、シーケンス204にて光量補正基準である閾値αを超えている配列データを検出すると、シーケンス205にて検出した配列データの前後近傍画素について閾値αを超えているかの比較を行う。なお、本実施形態では検出の一例としてシーケンス204で検出された配列の8画素前と7画素後の配列データを、閾値αと比較確認を行っている。
シーケンス205にて、配列データが2つとも閾値αを超えていない場合は、再びシーケンス210へ戻る。2つとも配列データが閾値αを超えていた場合は、照射用LED42の光軸近傍である可能性が高いとし、シーケンス206にて閾値αと比較する配列領域を拡大させる。さらに、光軸範囲の検出処理を行う。シーケンス206では、シーケンス204で検出された配列の12画素前と11画素後の範囲にある配列データを閾値αと比較し、閾値αを超えている配列データ個数をカウントしている。この範囲内でのカウント結果から75%(本実施形態では24個の画素範囲の中で18個を超える場合とした)より多い画素数が閾値αを超えた配列データ数に届かない場合、シーケンス210へ戻る。範囲内でのカウント結果から75%より多い画素数が閾値αを超えた配列データ数となった場合、光軸範囲を検出したと判断する。そして、シーケンス207にて、シーケンス204で検出された配列の12画素前と11画素後の範囲にある配列データの中で閾値αを超えた配列データを用いて平均化処理を行う。その際に、光軸範囲の検出結果として光軸範囲の検出に用いる変数led_centerへ現在の検出配列番号の値を記憶させる。平均化処理の方法の一例として本実施形態では以下の計算方法にて行った。
まず、閾値αを超えている配列を検出し下記ような結果であった場合は、
α_over={Brightness[i−12],Brightness[i−11],Brightness[i−9],・・・・・・Brightness[i],Brightness[i+1],Brightness[i+3],・・・・・・Brightness[i+9],Brightness[i+11]} (1)
α_over_num=20(上記配列個数が20個である場合) (2)
と配列を上式(1)のようにα_overとして配列を抽出し、また同時に上式(2)のように抽出した配列個数をカウントする。したがって、シーケンス207での配列内データの平均化計算は上式(1)、(2)より下記(3)式により算出する。
average_α_over=α_over/α_over_num (3)
次に、上式(3)にて算出された平均値average_α_overについて、光量補正範囲下限値aと比較を行う。平均値average_α_overが光量補正範囲下限値a以下の結果となった場合は、シーケンス211へ移る。シーケンス211にてシーケンス210の配列データ個数がi_maxに達した場合と同様に、照射用LED42の電流設定値を1段階増加して照射用LED42を発光させる。その際、照射用LED42の光量補正用配列データ個数をi=0と初期化し、基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得する。そして、照射用LED42の光量補正用の配列Brightness[0]〜Brightness[i_max]へ格納する。なお、配列へデータを格納した後に、光軸として格納している配列番号i=led_centerに戻す。これにより、シーケンス207での照射用LED42の光量検出手順を毎回同じ光軸と着目した領域で実施することが出来る。その際、図5で図示していないが、シーケンス210を繰り返すうちに照射用LED42の電流設定値が最大となった場合には、エラーとして光量補正を抜けるシーケンスを挿入しても良い。
シーケンス207とシーケンス211を繰り返す中で、平均値average_α_overが照射用LED42の光量補正範囲下限値aより高い結果となった場合は、シーケンス208へ移行する。その際、光量補正範囲下限値検出変数Min_αの値に現在の照射用LED42電流設定値を更新保存する。シーケンス208では、シーケンス207と同様に行った配列内データの平均化計算により算出される平均値average_α_overを、照射用LED42の光量補正範囲上限値bと比較を行う。
平均値average_α_overが照射用LED42の光量補正範囲上限値b以下の結果となった場合は、光量補正範囲上限値検出変数Max_αの値に現在の照射用LED42電流設定値を更新保存する。シーケンス212にて、シーケンス211と同様に照射用LED42の電流設定値を1段階増加して照射用LED42を発光させる。その際、照射用LED42の光量補正用配列データの個数をi=0と初期化し、基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得する。そして、光量補正用の配列Brightness[0]〜Brightness[i_max]へ格納する。
シーケンス212もシーケンス211と同様に配列へデータを格納した後に、光軸として格納している配列番号i=led_centerに戻す。これにより、シーケンス207での照射用LED42の光量検出手順を毎回同じ光軸と着目した領域で実施することが出来る。シーケンス208とシーケンス212を繰り返す中で、平均値average_α_overが照射用LED42の光量補正範囲上限値bより高い結果となった場合は、シーケンス209へ移行する。シーケンス209ではシーケンス211及びシーケンス212へ移行する際に保存していた値を用いて、光量補正値を決定する。具体的には、照射用LED42の光量補正範囲下限値検出変数Min_α、照射用LED42の光量補正範囲上限値検出変数Max_αを用いる。照射用LED42の光量補正値decision_led_currentを、
decision_led_current=(Max_α+Min_α)/2 (4)
として算出する。式(4)のように、照射用LED42の光量補正範囲下限値検出変数Min_αと照射用LED42の光量補正範囲上限値検出変数Max_αの中間値を照射用LED42の光量補正値とすることで、照射用LED42の照射する光量を安定させることができる。照射用LED42の照射する光量が安定しているため、精度の良い表面画像が撮像でき、記録媒体Pの判別精度を安定させることが出来る。
図6のフローチャートによって、有効画像範囲の選択方法について説明する。まず照射用LED42の有効画像範囲測定用配列データ個数をi=0と初期化する。そして、基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得し、バッファである配列Pixel_data[0]〜Pixel_data[i_max]への格納準備を行う。また照射用LED42を、図5の光量補正で決定した光量補正値decision_led_currentに設定して照射させる。その後、光量が安定したところでシーケンス302にて基準板の乱反射画像をラインセンサ43で取得する。取得したデータは、照射用LED42の有効画像範囲用配列Pixel_data[0]〜Pixel_data[i_max]へ格納する。
シーケンス303にて配列Pixel_data[i]の情報を、有効画像範囲検出基準である閾値βと比較する。まず配列変数i=0から順次配列変数を増加させて配列内のデータを確認する。これは、照射用LED42で照射される領域の中で、有効画像範囲内の限界の一方を検出するために行っている。照射用LED42の有効画像範囲用配列に格納されたデータを、順次有効画像範囲検出の基準である閾値βと比較する。
このとき、閾値βを超えていない場合は、シーケンス310にて、比較した有効画像範囲検出用の配列データ個数がled_centerに達していないか確認をする。配列データ個数がled_centerに達していない場合は、i=i+1として引き続き次の有効画像範囲検出用配列に格納されたデータの比較を行う。シーケンス310での配列データ個数がled_centerに達した場合、なんらかの要因で基準板乱反射画像が取得できず有効画像範囲測定が出来ないエラーと判断してエラー処理400を行い、有効画像範囲測定を終了させる。配列データ個数がled_centerに達する前に閾値βを超えている配列データを確認した場合、シーケンス304にてシーケンス303で検出した配列データ数を含む連続した16個の配列を閾値βと比較する。そして、閾値βを超えている配列データ個数をβ_over_numに格納する。β_over_numが50%より多い画素数が閾値βを超えた配列データ数に届かない場合、有効画像範囲付近の検出結果として有効画像範囲検出変数Light_strtへ現在の検出配列番号+1を記憶させる。ここで、現在の検出配列番号+1としているのは、次の配列検出時に照射範囲の一方端となる可能性があるためである。記憶させた後、シーケンス310へ戻る。なお、本実施形態ではβ_over_numは16個の画素範囲の中で8個を超える場合として50%としたが、適宜設定可能である。
閾値βを超えている配列を、一例として下記ように検出する。
β_over={Pixel_data[i],Pixel_data[i+1],Pixel_data[i+3],・・・・・・Pixel_data[i+12],Pixel_data[i+13],Pixel_data[i+14]} (5)
β_over_num=12(上記配列個数が12個である場合) (6)
β_over_numが50%より多い画素数が閾値βを超えた配列データ個数となった場合、有効画像範囲の一方端を検出したと判断し、シーケンス305へ移行する。
シーケンス305に移行する際に配列データ個数i=i_maxとして、順次配列を減じて確認することで有効画像範囲のもう一方端の検出を開始する。シーケンス305、306、311の動作は、先のシーケンス303、304、310の動作と同様のため、ここでの説明は省略する。シーケンス307では書き換え可能な不揮発性メモリに記録媒体撮像装置40の光軸範囲、光量補正値及び有効画像範囲に関する情報を保存する。
なお、これまで説明した本実施形態にて用いた照射用LED42は光を円状の放射で拡散させながら発光する光源を前提としている。蛍光管のような面発光状で広域の幅方向に均一な明度分布で照射可能な光源を用いる場合には、照射用LED42の光軸を検知せずに全画素平均にて光量補正を行うことも可能である。また、本実施形態にて夫々の判別で閾値や範囲を設定して説明しているが、説明の際に使用した一例の数値に限定されるものではない。また、有効画像範囲の選択及び光量補正は、基準板を用いて工場出荷時又は出荷後に行う。基準板を持っていない画像形成装置においては、基準紙を用いて工場出荷時又は出荷後に行っても良い。
次に図7を用いて、有効画像範囲を選択する方法を説明する。図7(a)は照射用LED42を発光させない状態でシーケンス201によって撮像した画像である。この画像は、配列Dark[0](図中左側)〜Dark[i_max](図中右側)に格納されている。また、図7(b)は光量補正後の光量にて照射用LED42を照射させ、シーケンス302によって撮像した画像である。この画像は、配列Pixel_data[0](図中左側)〜Pixel_data[i_max](図中右側)に格納されている。この図7(b)の配列に格納されたデータから有効画像範囲をシーケンス301〜350にて選択する。図7(c)のLight_strt〜Light_endの領域が有効画像範囲となる。
図7(d)の(1)〜(4)に囲まれた範囲内の表面画像が記録媒体Pを判別する有効画像範囲となる。図7(e)は図7(d)の点線枠内の表面画像に対し、図7(a)と(b)を用いて一般的なシェーディング補正を実施した記録媒体Pのシェーディング画像である。なお、本実施形態では表面画像の大きさを230×230の52900画素としたが、表面画像の大きさはこれに限定されるものではなく、適宜設定可能である。
図8のフローチャートによって、記録媒体Pをシェーディング補正した後の表面画像から異常画像領域を検出する方法について説明する。まず異常画素検出用配列u_data_iとu_data_jの夫々の配列の値を初期化する。シーケンス360にて、記録媒体Pの搬送を開始する。シーケンス361にて、搬送されてきた記録媒体Pの表面を記録媒体撮像装置40内のラインセンサ41を用いて撮像し、配列image_data[0][0]〜image_data[line_end][i_max]へ出力する。
シーケンス362にて、先のシーケンス361で得た画像をシェーディング補正し、シェーディング補正後画像用の配列shade_data[0][Light_strt]〜shade_data[line_end][Light_end]へ出力する。シェーディング補正は、シーケンス201及びシーケンス203にて得られている黒基準用の配列Dark[0]〜Dark[i_max]と光量補正用の配列Brightness[0]〜Brightness[i_max]を用いる。なお、具体的なシェーディング補正方法については、一般的な手法を用いて行うことが可能であるので、ここでの説明は省略する。
シーケンス363では、ループ変数i,jを異常画素検出のためのループ処理先頭値に初期化する。そして、シーケンス364にて、シェーディング補正後の画像情報について異常画素の検出を行う。本実施形態では、異常画素の識別のために、density_maxとdensity_minという2つの閾値を用いている。これは、記録媒体Pの表面の汚れやキズ、異物等のなんらかの影響を受けている表面画像の画素を検出するためである。具体的には、シェーディング補正後の画像情報が所定の明度を超えているもの、又は所定の明度に満たないものをカウントするためである。図8では具体的な値は記載していないが、本実施形態では以下の値を所定の閾値の一例として用いた。
density_max=240 (7)
density_min=15 (8)
なお、本実施形態では式(7)(8)の値を用いたが、記録媒体Pの判別精度に問題のない範囲であれば、上記の値に限定されるものではない。
シーケンス364にて、シェーディング補正後の画像情報shade_data[i][j]が式(7)を超える、又は式(8)未満の場合、シェーディング補正後の画像情報shade_data[i][j]は異常画素であると判断する。そして、異常画素検出用配列u_data_i[i],u_data_j[j]を‘1’とする。シーケンス364にてシェーディング補正後の画像情報shade_data[i][j]が式(7)以内且つ式(8)以上の場合は、シェーディング補正後の画像情報shade_data[i][j]は正常画素であると判断する。そして、異常画素検出用配列u_data_i[i],u_data_j[j]は初期値である‘0’とする。
シーケンス364にて異常画素の確認した後、シーケンス365にて、現在の確認している異常画素数が1ラインの検出終了数に達していないかを確認する。1ラインの検出終了数に達していない場合はループ変数iを増加させ、次の異常画素の検出を行うためシーケンス364に戻る。1ラインの検出終了数に達している場合には、シーケンス366にて検出する総測定ライン数に達していないかの確認を行う。検出終了数に達していない場合はループ変数jを増加させ、且つループ変数iを初期化し、次の異常画素の検出を行うためシーケンス364に戻る。シーケンス366にて検出する総測定ライン数に達している場合はループ変数のi,jを初期化し、シーケンス380及びシーケンス381へ移行する。
シーケンス380及びシーケンス381は画像情報の列に対する異常画素検出用配列u_data_i[i]及び画像情報の行に対するu_data_j[j]について、異常画素検出数の確認を行う。本実施形態では、一例として異常画素検出数の比較値を20とした。異常画素が含まれる列又は行について、異常画素数が比較値を超えている場合には、その異常画素を含む列、又は行の配列については記録媒体Pの表面に汚れやキズ、異物等何らかの理由で、正常画像が取得できていないと判断する。よって、比較値を超えた列又は行については、記録媒体Pの表面性の判別に用いるデータ領域に適さないとして、err_data_i[i]又はerr_data_j[j]を異常と判断する‘1’とする。比較値を超えない場合については、シーケンス382又はシーケンス384にて、記録媒体Pの種類の判別に用いるデータ領域に適するとして、err_data_i[i]又はerr_data_j[j]を正常と判断する‘0’とする。
これらの比較結果がすべて終了したかについては、シーケンス388でチェックを行い、シーケンス386及びシーケンス387共に終了と判断した場合、異常画像領域検出を終了する。なお、本実施形態では比較値を20と設定しているが、この値に限定されるものではない。
図9を用いて、記録媒体Pの種類の判別方法を説明する。まず、ループ変数i、j及び判別時に用いる画像情報から得られる最大値及び最小値記憶用配列max_i[i]、max_j[j]、min_i[i]、min_j[j]の初期化を行う。シーケンス502及びシーケンス522より記録媒体Pの表面画像のシェーディング補正データshade[j][i]について判別処理を行っていく。ループ変数i,jは、iは画像情報の列を示し、jは行を示す値とする。iとjは行と列との違いはあるものの、同様の処理を行うことが可能であるため、ここでは行j側の判別処理について説明する。
シーケンス502にて、記録媒体Pの表面画像のシェーディング補正データを呼び出し、シーケンス503にて、行jは異常画像領域であるかの確認を行う。err_data_j[j]=1であり、異常画像領域であると確認されると、判別シーケンスを行わずシーケンス509に移行する。異常画像領域でないと確認されると、シーケンス504にて、画像情報が異常画素判断基準であるdensity_max未満である、又はdensity_minを超えているかの確認を行う。異常画素判断基準のどちらかの条件と一致した場合は、判別シーケンスを行わずにシーケンス509に移行する。
いずれの異常画素判断基準にも合致しない場合は正常画素と判断する。そして、シーケンス505にて、shade_data[j][i]の値がシェーディング補正後の画像である行jのループ処理の中で確認が終了している領域範囲での最大値であるかの確認を行う。最大値であった場合には、シーケンス507にて、その行jの最大値配列max_j[j]へshade_data[j][i]の値を最大値として更新保存する。そして、シーケンス509に移行する。shade_data[j][i]の値が最大値ではなかった場合には、シーケンス506にてその画素情報がシェーディング補正後の画像である行jのループ処理の中で確認が終了している領域範囲での最小値であるかの確認を行う。最小であった場合には、シーケンス507にてその行jの最小値配列min_j[j]へshade_data[j][i]の値を最小値として更新保存する。shade_data[j][i]の値が最大でも最小でもなかった場合、シーケンス509へ移行する。
シーケンス509では、現在確認しているshade_data[j][i]のうち画像領域jの中で列iがLight_endに達しているかの確認を行う。列iがLight_endに達していない場合は、i=i+1として列iをひとつ増加させ、シーケンス502へ戻り引き続き同様の確認を実施する。列iがLight_endに達している場合は、行jの領域内の最大値及び最小値の確認を終了したとしてシーケンス510に移行する。シーケンス510では確認できた最大値配列max_j[j]と最小値配列min_j[j]から、その行jの最大ピーク幅を算出する。最大ピーク幅を格納する配列をpeak[j]とする。
シーケンス511にて、現在確認していた行jの行数が最大になっているかの確認を行う。行jが最大となっていない場合は、列iのループ変数を先頭番号に戻し、且つ行jのループ変数jをj=j+1として行jをひとつ増加させ、シーケンス502へ戻り、引き続き同様の確認を実施する。画像領域行jが最大となった場合には、シーケンス512に移行する。シーケンス512では、前述までに確認した各行jの最大ピーク幅peak[j]を求める。本実施形態では以下の演算を行った。
Peak_j=peak_j[0]+peak_j[1]+peak_j[2]+・・・+peak_j[line_end−1]+peak_j[line_end] (9)
式(9)の演算結果であるPeak_jはシェーディング補正された記録媒体Pの表面画像から得られる表面性の粗さを累積したものであり、本実施形態ではPeak_jを後述するシーケンス540で用いる判別結果のひとつとする。なお、列i側に関しては、iとjを入れ替えることにより、行j側と同様のシーケンスにより求めることができるため、ここでの説明は省略する。
シーケンス540では、シーケンス512及びシーケンス532で得られた演算結果Peak_iとPeak_jを合算し、記録媒体Pの表面画像の判別結果として画像形成条件制御部90へ通知する。画像形成条件制御部90は、記録媒体Pの表面画像の判別結果に応じて、記録媒体Pの種類の判別を行い、画像形成装置の画像形成条件を最適化する。
図10に、記録媒体Pの表面画像の判別結果の一例を示す。図10のグラフは記録媒体Pの坪量が105gである代表的な3種類の記録媒体Pについて、500枚以上の記録媒体Pの表面測定及び紙種判別を行った結果を示している。図10において、同じ坪量でも(a)、(b)及び(c)のようにその表面性の粗さは大きく異なることがわかる。このような分布において、境界i−i’及び境界j−j’のように、判別閾値を設けることで記録媒体Pの種類の判別を行うことが出来る。
以上の処理により、記録媒体Pの表面性を表面画像から検出し、何らかの異常により影響を受けていると判断した画素を除いて、記録媒体Pの種類の判別を行うことができる。これにより、異常画素による記録媒体Pの判別精度の低下を抑制することができ、記録媒体Pを精度良く判別することが出来る。
(第2の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1乃至図3で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。また、第1の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図11を用いて、本実施形態における異常画素の抽出方法について説明する。図11(a)は記録媒体Pの表面画像であり、表面画像内の点線領域についてシェーディング補正を行った画像が図11(b)である。図11(a)及び(b)は、矢印部分のように、搬送方向の全般に渡って異常画素がある場合を示している。図11(a)及び(b)のように、ゴミ等の異物やキズ等の影響により異常画素がある場合、隣接する画素も異常画素の影響を受けている可能性がある。本実施例では、このような異常画素の隣接画素に対しても、適切な検知を行う方法について説明する。なお、図11(a)の矢印部分のように明らかに光量ムラとは異なる異常画素に対しては、積極的なシェーディング補正は実行しない。そのため、図11(b)のようにシェーディング補正後の表面画像にも、搬送方向側に異常画像として残ることになる。
図11(b)の白部分の矢印の領域を(c)とし、黒部分の矢印の領域を(d)として、記録媒体Pの表面画像情報を拡大し、画素毎にデータ化したものが図11(c)及び(d)のグラフである。このグラフには、先の第1の実施形態で用いた異常画素の判別閾値であるdensity_maxとdensity_minを示している。また後述の図12にて説明する異常画素隣接確認の閾値として用いているdensity_max_downとdensity_min_upについても示している。図11(c)及び(d)にて通常の画像情報は斜線の棒グラフで示しており、異常画素と判断される部分は白抜きの棒グラフで示している。
以下、図12のフローチャートを用いて、先の図11(c)及び(d)で異常画素と判別した判別方法について説明する。なお、第1の実施形態の図8と同様のシーケンスには同様の符号をつけ、その説明は省略する。シーケンス360乃至シーケンス364は、先の図8と同様のシーケンスであるため、ここでの説明は省略する。また、シーケンス365乃至シーケンス389も先の図8と同様のシーケンスであるため、ここでの説明は省略する。以下、本実施形態の特徴である、シーケンス372乃至シーケンス375について説明する。
シーケンス364にて、異常画素であると判断されると、シーケンス372にて、まず異常画素隣接画素の確認に用いるループ変数kを初期化し、k=−3を代入する。これは異常と検出した画素に対し、本実施形態では±3画素の確認を行うとしたためである。なお、本実施形態で示した隣接画素の確認数として、一例として±3画素としたがこの値は適宜設定可能である。シーケンス373にて、現在のループ処理回数を確認し、+3画素以下の場合はループ処理を継続する。
シーケンス374にて、シェーディング補正後の画像データがdensity_max_down以下であるか、又はdensity_min_up以上であるかの確認を行う。ここで示した確認用の閾値density_max_down及びdensity_min_upは、異常画素として検出された画像情報の影響を受けていると思われる画素を抽出するために、通常の異常画素の閾値とは異なる値にしたものである。より具体的には、density_max_downはdensity_maxより小さい上限値とし、density_min_upはdensity_minより大きな下限値とした。density_max_down及びdensity_min_upは図12では明示していないが、本実施形態では以下の値で比較を行う。
density_max_down=208 (10)
density_min_up=47 (11)
シーケンス374にて、式(10)以下である、且つ(11)以上であると判断された場合は、異常画素と判断された画像情報の影響を受けていないと判断し、u_data_i及びu_data_jの配列には何も処理せず、k=k+1として次のループ処理を行う。式(10)以上である、又は(11)以下であると判断された場合は、シーケンス375にて異常画素検出用配列u_data_i[i+k],u_data_j[j]を‘1’とする。そして、k=k+1としてシーケンス373に戻りループ処理回数の確認を行う。
シーケンス373にて、ループ処理の終了を確認し、異常画素に隣接した画素について異常画素か否かの確認が終わると、異常画素隣接画素確認の重複を防ぐため、i=i+3としてシーケンス365へ移行する。以上のシーケンスを行った後、異常画像領域検出を終了し、取得した記録媒体Pの表面性の情報を基に、記録媒体Pの種類を判別する。
このように、記録媒体Pの表面に汚れやキズや異物等何らかの理由で、正常画像が取得できていないと判断された場合には、異常画素の隣接画素に対する閾値を変更して異常画素の判断を行う。よって、異常画素の影響を受けている隣接画素を記録媒体Pの種類の判別に用いないようにすることができる。これにより、記録媒体Pの表面画像の中から異常画素及び異常画素の影響を受けている画素を除いて記録媒体Pの種類の判別を行うことができるため、記録媒体Pの判別精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では新たな確認用の閾値は、通常の閾値の上限値及び下限値の両方を変更した場合での説明を行ったが、上限値又は下限値の一方のみを変更して、新たな確認用の閾値として用いてもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1乃至図3で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。また、第1及び第2の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図13を用いて、本実施形態における異常画像の抽出方法について説明する。図13(a)は、記録媒体Pの表面画像であり、表面画像内の点線領域についてシェーディング補正を行った画像が図13(b)である。図13(a)及び(b)中の搬送不連続部として示している領域は、記録媒体Pの搬送時に記録媒体Pの搬送速度のムラによる読み取り不良、又は記録媒体Pが搬送中に一時停止した部分である。本実施形態では、表面画像の撮像にラインセンサを用いているため、搬送不良が起こると図13(a)及び(b)のように正常な画像を取得することができない領域ができてしまう。この領域を記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像から除く方法について説明する。
図14を用いて、搬送不良が起こったときの異常画素領域の検出方法について説明する。なお、第2の実施形態の図12と同様のシーケンスには同様の符号をつけ、その説明は省略する。図14においては、シーケンス572及び572´以外のシーケンスは図12と同様であるため、ここでの説明は省略する。さらに、シーケンス572及び572´については、図15において詳しく説明する。
図15を用いて、搬送不連続確認について説明する。異常画素でないと判断されたシェーディング補正後の画像は、シーケンス572にて搬送不連続確認を開始する。まず、搬送不連続確認で行うループ変数kと連続性画素カウント用配列shade_cnt[Light_strt〜Lignt_end]の初期化を行う。本実施形態では3ライン前からの画素と比較するため、ループ変数をk=−3を初期値とした。また、連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]はカウントの初期化として“0”を各配列に代入する。なお、ここでは一例として3ライン前からの画素との比較としたが、この値は適宜設定可能である。
シーケンス573に移行し、現在確認を行っているシェーディング補正後の画像の列番号iがLight_strtであるかの確認を行う。シェーディング補正後の画像の列番号iがLight_strtの場合はシーケンス574へ移行し、搬送不連続確認で用いているline_err_cntの値を初期化し、“0”としてシーケンス575へ移行する。シェーディング補正後の画像の列番号iがLight_strtではない場合は、line_err_cntの初期化は行わないでシーケンス575へ移行する。シーケンス575ではループ変数kが搬送不連続確認の上限基準に達しているかどうかの確認を行う。本実施形態ではk>13を基準として、前述のk=−3からk=13までの16ラインを確認対象としている。このループ変数kは、一例として13としているが、適宜設定可能である。
シーケンス575にて、確認したライン数をチェックし、上限に達していない場合は、シーケンス576にて画素連続性確認として、現在確認をしているシェーディング補正後の画像の搬送方向側における前3画素、後13画素の範囲で表面画像の連続性を確認する。ここでは、所定数連続して隣接する画素を前3画素、後13画素としたが、これに限られるものではなく、適宜設定可能である。シーケンス576での連続性の確認は、現在確認中のシェーディング補正後の画像に対し、±err_chkの範囲に表面画像のデータが収まっているかを、比較する画素との画素間の明度の差分を用いて確かめる。表面画像のデータが±err_chkの範囲に収まっている場合は、シーケンス577へ移行し、連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]のカウントを1増加させる。±err_chkの範囲に表面画像のデータがなければ、シーケンス571へ移行し連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]のカウントを1減少させる。これは平滑度の高い記録媒体Pでほとんど同じ画像データが続く場合の誤検知を防止するためのものである。なお、図15では具体的な値を明示していないが、err_chk=5という値を用いて確認を行った。
シーケンス571、又はシーケンス577で連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]のカウントを増減させた後、シーケンス575に戻る。シーケンス575にて確認したライン数をチェックし、上限に達した場合は、シーケンス578へ移行する。連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]の値を、連続性判定の閾値であるcnt_limitと比較する。図15では具体的な値を示していないが、確認用ライン数の3/4である12という値を用いた。
シーケンス578で、連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]の値が、連続性判定の閾値であるcnt_limitを超えている場合は、line_err_cntを1増加させシーケンス579へ移行する。シーケンス579では搬送不連続としてカウントしているline_err_cntがerr_limitに達しているかの確認を行う。搬送不連続としてカウントしているline_err_cntがerr_limitに達していない場合は、シーケンス365へ移行する。err_limitを超えている場合は、err_data_j[j]を“1”とし、シーケンス366へ移行する。なお、シーケンス578で、連続性画素カウント用配列shade_cnt[i]の値が、連続性判定の閾値であるcnt_limitを超えていない場合は、シーケンス365へ移行する。以上のシーケンスを行った後、異常画像領域検出を終了し、取得した記録媒体Pの表面性の情報を基に、記録媒体Pの種類を判別する。
このように、記録媒体Pの搬送不良又は搬送速度のムラ等で、正常に画像が取得できていない部分があると判断された場合においても、異常画素と判断された領域を記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像から除くことができる。これにより、記録媒体Pの判別精度を向上させることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1乃至図3で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。また、第1乃至第3の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
ここまでの第1乃至第3の実施形態において、異常画素領域を記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像から除く方法について説明してきた。しかし、異常画素領域が何らかの理由で多くなり、記録媒体Pの種類の判別に必要な画素数を得られないことが分かった場合、記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像の領域を拡大させる。本実施形態は、表面画像の領域を拡大させて記録媒体Pの種類の判別に必要な画素数を得る方法について説明する。
図16(a)は、記録媒体Pの表面画像であり、点線領域の(1)乃至(4)が記録媒体Pの種類の判別に用いる画像領域である。この点線領域(1)乃至(4)には、搬送不連続部が2つあり異常画像領域検出により異常画像領域が表面画像から除かれると、記録媒体Pの種類の判別に必要な画素数に足りなくなってしまう。そこで、点線領域の(5)乃至(8)を新たに記録媒体Pの種類を判別するために用いる画像領域として追加している。図16(b)は(a)の点線領域についてシェーディング補正を行った画像である。先の第1の実施形態で説明したように、記録媒体Pの表面画像は230×230の52900画素となっている。本実施形態では、この表面画像から異常画像領域を除いた残りの画素数が80%以下、つまり42320画素以下になると表面画像の追加撮像を行う。その際、追加の表面画像にも異常画像領域が含まれている可能性を鑑みて、必要画素数の3倍の画素数を撮像する。なお、本実施形態の一例として、異常画像領域を除いた残りの画素数が80%以下になったときに追加の撮像を行うようにしたが、80%以下に限定されるものではなく、適宜設定可能である。また、追加の表面画像は必要画素数の3倍としたが、3倍に限定されるものではなく、適宜設定可能である。
図17のフローチャートを用いて、記録媒体Pの種類の判別に用いる画像領域を追加する方法を説明する。シーケンス701にて、有効画像領域内の画素数の確認を開始する。シーケンス702にて、異常画像領域を示すerr_data_i[i]とerr_data_j[j]の総数に対して、夫々の行、又は列の画素総数を演算し、有効画像領域数の確認用閾値area_limitと比較を行う。err_data_i[i]とerr_data_j[j]は、以下の式により求める。
Σ(err_data_i[i])=err_data_i[Light_strt]+err_data_i[Light_strt+1]+…err_data_i[Light_end] (12)
Σ(err_data_j[j])=err_data_j[0]+err_data_j[1]+…err_data_j[line_end] (13)
area_limitは以下の式により求める。
area_limit=((Light_end−Light_strt)*line_end)*1/4 (14)
式(12)と(13)の総和が、式(14)に達していないかの確認を行い、area_limitを超えていない場合は、シーケンス703にて追加撮像を実行しないモードへ移行する。area_limitを超えている場合は、シーケンス704にて、追加撮像する表面画像の領域の算出を行う。追加撮像する表面画像の領域は、シーケンス704にて示しているように、本実施例では不足している測定ライン数の3倍の領域を取得する。これは、追加撮像した表面画像内にも異常画素が存在する場合が考えられるため、記録媒体Pの種類の判別に必要な有効画素数より多くの画素数を含む領域まで拡大してシーケンス705にてadd_line分の撮像を行う。シーケンス705により、記録媒体Pの表面画像を取得した後、シーケンス706にて異常画像領域の検出を行うため、それまでの検出結果を保持したまま、シーケンス172に移行する。この後、新たにシーケンス172以降で検出された記録媒体Pの表面性の検出結果と、保持している検出結果とを併せて、記録媒体Pの表面性の情報として用い、記録媒体Pの種類を判別する。なお、2度目の異常画像領域の検出結果による有効画像領域数確認では、式(14)のarea_limitは不足している画素数数から算出しても良い。
このように、多くの異常画素が検出され、記録媒体Pの種類の判別に用いる画像領域から除かれたとしても、判別に用いる表面画像の領域を追加することによって、判別に必要な画素数を確保することができるため、記録媒体Pの判別精度を向上させることができる。
(第5の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1乃至図3で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。また、第1乃至第4の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
第4の実施形態において、異常画素領域が何らかの理由で非常に多く、記録媒体Pの種類の判別に必要な画素数を得られないことが分かった場合、表面画像の領域を拡大させる方法を説明した。しかし、記録媒体撮像装置を設置する位置等の条件によっては、表面画像の領域を拡大させることが難しい場合もある。例えば、一般的な画像形成装置において、記録媒体Pを一時停止させるレジローラの近くに記録媒体撮影装置を配置した場合、表面画像の領域を搬送方向に拡大する場合には十分な領域が確保できないことがある。本実施形態では、このように表面画像の領域を追加することが困難な場合でも、表面画像の領域を確保する方法について説明する。
図18を用いて、記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像の領域を追加する方法を説明する。シーケンス701にて、有効画像領域数の確認を開始する。シーケンス702にて、式(12)〜(14)にあるarea_limitを超えてしまった場合は、シーケンス704にて、追加撮像する表面画像の領域の算出を行う。この追加撮像領域は、シーケンス704にて示しているように、本実施例では不足している測定ライン数の3倍の領域を取得する。
シーケンス704にてadd_lineを算出した後、add_lineの総数が記録媒体Pの搬送路での搬送撮像可能領域であるline_limitとの比較を行う。add_line数がline_limitを超えてない場合は、シーケンス705にてadd_line分の撮像を行う。シーケンス801にて、line_limitを超えている場合は、シーケンス802にてline_limitまでの追加撮像を行う。そして、シーケンス803にて、表面画像の領域の不足分を補うための処理を行う。
不足分のライン数を確認するため、以下の式で不足ライン数ave_numを算出する。
ave_num=last_line−line_limit (15)
シーケンス702’にて、追加する表面画像の撮像領域の再確認を行う。記録媒体Pの種類に判別に必要な画素数に達している場合には、シーケンス804に移行し、記録媒体Pの種類の判別を行う。記録媒体Pの種類の判別に必要な画素数に達していない場合は、シーケンス805へ移行し、足りないライン数を再確認する。本実施形態では、以下の式を用いる。
last_line=((((err_data[i]xline_end)+(err_data[j]xline_pixel_total))−area_limit)/line_pixel_total) (16)
式(16)にて算出されたライン数について、シーケンス806にて求めた判別結果に対し、不足しているライン数分の擬似的な演算の追加を行う。本実施形態では、以下の式により追加を行った。
Peakj=Peakj+(Peakj/(area_limit−last_line)xlast_line) (17)
式(17)を判別結果に追加することで、不足している記録媒体Pの表面画像に関する演算結果を擬似的に補うことができ、暫定的な記録媒体Pの表面性の判別が可能になる。なお、Peakiについては、Peakjで測定ライン数が増加しても、上式のような演算処理では平均化されてしまい列方向のピーク検出を行った演算結果であるPeakiは値が変わらないので、シーケンス806では特に処理を行っていない。シーケンス806で処理を行った後、シーケンス804にて記録媒体Pの種類の判別を実施する。
このように、多くの異常画素が検出され、記録媒体Pの種類の判別に用いる表面画像の領域から除かれたときに、表面画像の領域を追加してもまだ記録媒体Pの種類の判別に用いる画素数に足りない場合に、擬似的に画像数を確保することができる。これにより記録媒体Pの種類の判別精度を向上させることができる。
10 制御部
15 給紙カセット
17,18 給紙ローラ
40 記録媒体撮像装置
42 照射用LED
43 CMOSラインセンサ
44 結像レンズ
71 ラインセンサ制御部
80 記録媒体判別部
900 不揮発記憶部

Claims (18)

  1. 搬送されている記録媒体に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により照射され前記搬送されている記録媒体に反射した反射光を、複数画素を有する表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された表面画像を用いて記録媒体の種類の判別を行う制御手段と、を備える記録媒体撮像装置であって、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素から予め定められた明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする記録媒体撮像装置。
  2. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記範囲の上限値よりも小さな値の上限値と前記下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体撮像装置。
  3. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記上限値と前記範囲の下限値よりも大きな値の下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体撮像装置。
  4. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記範囲の上限値よりも小さな値の上限値と前記範囲の下限値よりも大きな値の下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記表面画像の複数画素のうち前記予め定められた明度の画素について、記録媒体の搬送方向に所定数連続して隣接する画素間の明度の差分が所定の値より小さい場合、前記所定数連続して隣接する画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録媒体撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像の画素数が記録媒体の種類の判別に必要な画素数よりも少ない場合、前記撮像手段により表面画像を追加で撮像することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録媒体撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像の画素数と記録媒体の種類の判別に必要な画像数の差分に応じて、前記撮像手段により追加で撮像する表面画像の大きさを制御することを特徴とする請求項6に記載の記録媒体撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記必要な画素数の差分の3倍の画素数の表面画像を前記撮像手段により追加で撮像することを特徴とする請求項7に記載の記録媒体撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記撮像手段により表面画像を追加で撮像しても、表面画像の画素数が記録媒体の種類の判別に必要な画素数よりも少ない場合、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像と追加で撮像した表面画像を合わせた画像の画素数と記録媒体の種類の判別に必要な画像数の差分の画素数を擬似的に計算して求めることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の記録媒体撮像装置。
  10. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されている記録媒体に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により照射され前記搬送手段により搬送されている記録媒体に反射した反射光を、複数画素を有する表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された表面画像を用いて記録媒体の種類の判別を行い、判別結果に基づいて画像形成条件を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素から予め定められた明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記範囲の上限値よりも小さな値の上限値と前記下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記上限値と前記範囲の下限値よりも大きな値の下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記予め定められた明度とは、上限値と下限値が定められた範囲の明度であり、
    前記制御手段は、前記表面画像の複数画素における前記範囲内の明度ではない画素に隣接する画素のうち、前記範囲の上限値よりも小さな値の上限値と前記範囲の下限値よりも大きな値の下限値の範囲内の明度ではない画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記表面画像の複数画素のうち前記予め定められた明度の画素について、記録媒体の搬送方向に所定数連続して隣接する画素間の明度の差分が所定の値より小さい場合、前記所定数連続して隣接する画素を除いて得られた画像を用いて記録媒体の種類の判別を行うことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記制御手段は、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像の画素数が記録媒体の種類の判断に必要な画素数よりも少ない場合、前記撮像手段により表面画像を追加で撮像することを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像の画素数と記録媒体の種類の判別に必要な画像数の差分に応じて、前記撮像手段により追加で撮像する表面画像の大きさを制御することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御手段は、前記必要な画素数の差分の3倍の画素数の表面画像を前記撮像手段により追加で撮像することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、前記撮像手段により表面画像を追加で撮像しても、表面画像の画素数が記録媒体の種類の判別に必要な画素数よりも少ない場合、前記予め定められた明度にない画素を除いて得られた画像と追加で撮像した表面画像を合わせた画像の画素数と記録媒体の種類の判別に必要な画像数の差分の画素数を擬似的に計算して求めることを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の画像形成装置。
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