JP2010281852A - 光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置、及びレーザダイオードの固定方法 - Google Patents

光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置、及びレーザダイオードの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザダイオードの支持強度を十分に確保することができるようにする。
【解決手段】光走査装置は、レーザダイオード201と、そのレーザダイオード201を保持する保持部221とを有している。保持部221は、その上下に上部開口部223と下部開口部224を有している。そしてレーザダイオード201は、各開口部の周囲の所定位置に設けられた紫外線硬化樹脂222を介して保持部に固定される。ここで紫外線硬化樹脂222は、少なくとも1つの開口部において、その開口部の周囲の複数箇所に設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置、及びレーザダイオードの固定方法に関し、より具体的には、光走査装置において、レーザダイオードなどの光学部品を紫外線硬化樹脂を用いて所望位置に設置するための部材の構造に関する。特に、本発明は、複写機等の画像形成装置のレーザスキャンユニットにおけるレーザダイオードを設置する技術に関する。
特許文献1には、複写機等の画像形成装置のレーザスキャンユニット(以下「LSU」と呼ぶ)に関する一般的な記載がある。図6は、特許文献1の図2を引用したもので、レーザスキャンユニットの構成を示すものである。特許文献1に開示されたレーザスキャンユニット300は、レーザビームを出射するレーザダイオード301と、レーザダイオード301に駆動電圧を印加する第1の回路基板302と、レーザダイオード301から出射されたレーザビームを平行化するコリメータレンズ303と、コリメータレンズ303によって平行化されたレーザビームの一部を通過させて絞り込むスリット304と、スリット304を通過したレーザビームを主走査方向にのみ集束させるシリンダレンズ305と、シリンダレンズ305によって集束されたレーザビームを主走査方向に走査するように反射させるポリゴンミラー306と、ポリゴンミラー306によって反射されたレーザビームを透過させるfθレンズ307と、fθレンズ307を透過したレーザビームを図示しない感光体ドラムの表面に向けて反射させるミラー部材308と、ポリゴンミラー306を回転駆動するための駆動モータ309が実装された第2の回路基板310と、これらの各部品が組み込まれる箱状のハウジング部材311等を有している。
上記のような構成のレーザスキャンユニットにおいて、レーザダイオード301は、保持部312に設置されている。レーザダイオードのような光学部品を保持部に配置するための構成に関して、従来、紫外線硬化樹脂によって光学部品をユニット本体に取り付けるものが知られている。このような紫外線硬化樹脂を用いた構造を採用する場合、紫外線硬化樹脂に紫外線が適切に照射できるように光学部品の保持部側に構造上の配慮が必要とされる。例えば、レーザ光の光軸調整精度を確保するため、レーザダイオードを発光させた状態でその位置を調整し、速乾性を有する紫外線硬化樹脂でレーザダイオードを固定する必要があるが、ソケット(接続端子)の都合上、調整部はレーザダイオードより大きくなり、紫外線硬化樹脂の位置が調整部に隠されて紫外線をうまく照射することができない場合がある。このような問題に対して、紫外線が照射しやすく、かつ紫外線硬化を効率良く行うことができる構成が求められる。
図7は、特許文献2に記載された光学部材(ここではグレーティングレンズ)の固定構造を示す図である。特許文献2では、グレーティングレンズ401をスライドベース402のレンズ収容孔403に嵌め込んで、このレンズ収容孔403に連通する穴部404から未硬化の紫外線硬化樹脂Uを注入し、紫外線照射により紫外線硬化樹脂Uを硬化させてグレーティングレンズ401を接着固定している。また、レンズ収容孔403に通じるもう1つの穴部405を設け、この穴部405に対しても紫外線硬化樹脂を注入して硬化させることで、グレーティングレンズ401を2カ所で支持できるようにしている。
ここでは、光学部品であるグレーティングレンズ401を紫外線硬化樹脂Uを用いて所望位置に固定するにあたって、未硬化の紫外線硬樹脂に対して上下方向から紫外線を照射できるように、光学部品の保持部の上下方向に開口(穴部404,405)を設ける構造が開示されている。
特開2006−123478号公報 特開2007−220251号公報
上記のように特許文献2に示す構造は、未硬化の紫外線硬樹脂に対して上下方向から紫外線を照射できるように、光学部品の保持部の上下方向に開口が設けられている。つまり、光学部品は上下の2点でレンズ収容孔403に接着固定している。しかしながら、このような2点で光学部品を支持した場合には、十分な支持強度が得られないという課題がある。
本発明は、光学部品であるレーザダイオードを保持部に接着固定する構成を有する光装走査装置において、レーザダイオードの支持強度を十分に確保することができるようにした構成をもつ光走査装置と、該光走査装置を備える画像形成装置と、上記支持強度を十分に確保できるようにしたレーザダイオードの固定方法とを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、レーザダイオードと、該レーザダイオードを保持する保持部とを有し、保持部が、該保持部の上下にそれぞれ開口部を有し、レーザダイオードが、各開口部の周囲の所定位置に設けられた紫外線硬化樹脂を介して保持部に固定される光走査装置において、紫外線硬化樹脂が、少なくとも1つの開口部において、該開口部の周囲の複数箇所に設けられていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、保持部の下側の開口部より、保持部の上側の開口部の方が大きいことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段の光走査装置を備えた画像形成装置である。
第4の技術手段は、レーザダイオードと、該レーザダイオードを保持する保持部とを有し、保持部が、該保持部の上下にそれぞれ開口部を有し、レーザダイオードが各前記開口部の周囲の所定位置に設けられた紫外線硬化樹脂を介して保持部に固定される光走査装置におけるレーザダイオードの固定方法において、少なくとも1つの開口部において、未硬化の紫外線硬化樹脂を開口部の周囲の複数箇所に設け、未硬化の紫外線硬化樹脂を、紫外線照射機を用いて硬化させることを特徴としたものである。
本発明によれば、光学部品であるレーザダイオードを保持部に接着固定する構成を有する光装走査装置において、レーザダイオードの支持強度を十分に確保することができるようにした構成をもつ光走査装置と、該光走査装置を備える画像形成装置と、上記支持強度を十分に確保できるようにしたレーザダイオードの固定方法とを提供することができる。
また、本発明では、保持部の上側の開口部は下側の開口部も大きくなっているので、保持部上側から照射される紫外線は、保持部の下側に位置する紫外線硬化樹脂に対してもより強く影響を与えることができ、紫外線硬化樹脂の硬化処理に要する時間を短縮する効果が期待される。
本発明による光走査装置が使用される画像形成装置の構成例を示す図である。 本発明による光走査装置の一実施形態を示す平面及び側面構成図。 本発明による光走査装置の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における光走査装置の要部を拡大した斜視図である。 本発明の実施形態におけるレーザダイオードの構成と、その設置時に使用する紫外線照射機の配置位置を説明するための図である。 特許文献1の図2を引用したもので、レーザスキャンユニットの構成を示すものである。 特許文献2に記載された光学部材の固定構造を示す図である。
(実施例1)
図1は、本発明による光走査装置が使用される画像形成装置の構成例を示す図である。画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。また、露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。ここでは転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述の様に各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81ないし手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。又ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様にまたピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
次に画像形成装置のレーザスキャニングユニット(LSU)の構成についてさらに説明する。画像形成装置の一般的なLSUは、上記特許文献1に示されている通りであり、当業者には広く周知のものである。ここでは、カラーLSUの概略を説明する。
図2は、本発明による光走査装置の一実施形態を示す平面及び側面構成図で、図3は、その光走査装置の斜視図である。本実施形態の光学走査装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応するそれぞれのレーザダイオード201と、各レーザダイオード201のレーザ光を平行光として出射させるコリメータレンズ202と、コリメータレンズ202からの出射光を透過または反射するハーフミラーもしくはミラー203と、ハーフミラーもしくはミラー203からの各レーザ光に作用するシリンドリカルレンズ204と、シリンドリカルレンズ204を通過したレーザ光を反射するミラー205と、ミラー205からの各レーザ光を反射するポリゴンミラー(回転多面鏡)206と、ポリゴンミラー206からの各レーザ光を屈折させる第1fθレンズ207と、第1fθレンズ207を透過した各レーザ光を個別に反射する複数のミラー208と、各ミラー208からの各レーザ光をそれぞれ個別に屈折させる4つの第2fθレンズ209とを備えている。
ポリゴンミラー206は、正多角形柱状のものであって、高速回転駆動されており、その各周面のミラーにより各レーザ光を反射しつつ主走査方向Xに繰り返し走査する。第1fθレンズ207、各ミラー208、及び各第fθレンズ209は、主走査方向Xに繰り返し走査されるそれぞれのレーザ光を反射したり屈折させるため、主走査方向Xに長く、かつ主走査方向Xに直交する方向で短くした形状で形成され、それらの両端を支持されている。
レーザダイオード201は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応するように4つ設けられる。それぞれのレーザダイオード201から出射したレーザ光は、各光路に対応したコリメータレンズ202で平行光とされ、ミラー203を透過・反射する。そしてレーザ光は、シリンドリカルレンズ204で副走査方向に収束され、反射ミラー205で反射してポリゴンミラー205に向かう。ミラー203は、ハーフミラーまたは反射ミラーにより構成される。ポリゴンミラー205の多面鏡は、入射したレーザ光を反射して主走査方向に等角速度で走査させる。第1fθレンズ207は、ポリゴンミラー206からのレーザ光を等線速度の走査光に変換する。この走査光は、ミラー208で反射し、各光路に対応した第2dθレンズ209で副走査方向に平行光に変換され、感光体ドラム3を走査する。第2dθレンズ209は、第1fθレンズ207の機能を補完するものである。
各感光体ドラム3は回転駆動され、主走査方向Xに繰り返し走査されるそれぞれのレーザ光が照射されて、各感光体ドラム3の表面にそれぞれの静電潜像が形成される。各感光体ドラム3の表面の静電潜像は、それぞれ現像されてトナー像となり、これらのトナー像が中間転写ベルト61を介して記録用紙に重ねて転写され、記録用紙上でカラーのトナー像となる。
図4は、本発明の実施形態における光走査装置の要部を拡大した斜視図で、レーザダイオードの1つの設置部周辺の構成例を示すものである。レーザダイオード201は、レーザダイオード201を発光させる駆動回路が設けられたレーザダイオード基板211に取り付け固定されている。そして、レーザダイオード201は、LSU筐体210に設けられた保持部221に対して紫外線硬化樹脂により固定されている。
レーザダイオード201を出射したレーザ光は、ほぼ楕円形状の出射光であり、コリメータレンズ202によって平行光とされる。コリメータレンズ202出射したレーザ光は、ポリゴンミラー206に向かう光路上に出射される。
図5は、本発明の実施形態におけるレーザダイオードの構成と、その設置時に使用する紫外線照射機の配置位置を説明するための図で、レーザダイオードの設置部の正面および側面から見た模式図をそれぞれ図5(A)、図5(B)に示している。図5において、201はレーザダイオード、210はLSU筐体、221はLSU筐体に設けられている保持部、222は紫外線硬化樹脂、223は保持部の上部に設けられた上部開口部、224は保持部の下部に設けられた下部開口部、225は紫外線照射機、Uは紫外線照射機から照射される紫外線である。
本実施形態では、コリメータレンズ201を保持するための保持部221が、LSU筐体210に設けられている。保持部221は、内部にコリメータレンズ201を収容する空間を有し、その空間が上下に開口する2つの開口部(上部開口部223、下部開口部224)を有している。ここで上部開口部223は、下部開口部224よりも大きな開口となっている。また、保持部221の内部の径に対して、レーザダイオード201の径の方が小さくなっていて、レーザダイオード201をコリメータレンズ202に対して調整できるようになっている。
コリメータレンズ201を保持部221に保持させる工程では、まず保持部221にコリメータレンズ201を設置し、保持部221の内側壁面とコリメータレンズ201の外壁面との間の所定位置に未硬化の紫外線硬化樹脂222を設ける。この場合、紫外線硬化樹脂222は塗布により所定位置に設けることができるが、充填や吹きつけなどの手法を適宜採用してもよい。
本実施形態では、紫外線硬化樹脂222を設ける位置は、下部開口部224近傍の位置、及び上部開口部223の両側の位置の3カ所である。上部開口部223の両側に設ける紫外線硬化樹脂222は、レーザダイオード201からの発光レーザの光軸方向を前後方向とするとき、左右方向の開口両側の位置に設けられる。これら3カ所に設けた未硬化の紫外線硬化樹脂222に対して、上部開口部223の上側、及び下部開口部224の下側から紫外線照射機225によって紫外線Uを照射して、紫外線硬化樹脂222を硬化させる。これにより、レーザダイオード201は、保持部221に対して3点で保持固定されることになる。
上記本発明に係る実施形態の構成と、前述の特許文献2の構成との異なる点は、まず本発明に係る実施形態では、上側の開口部(上部開口部223)の左右両側にそれぞれ紫外線硬化樹脂222が設けられていることにある。
つまり、特許文献2の構成では、上側の開口部に設けられる紫外線硬化樹脂は1箇所であるのに対し、本発明に係る実施形態では、上側開口部に関しては、紫外線硬化樹脂は複数箇所に設けられる。かかる構成により、本発明に係る実施形態では、レーザダイオード201が保持部221に対して3点以上で支持されることになるため、特許文献2の構成に比して十分な支持強度を得ることができるようになる。また、これにより、レーザダイオード201から出射するレーザの光の光学精度を維持・向上させることができる。
さらに本発明に係る実施形態の構成と、特許文献2の構成と異なる点として、本発明に係る実施形態では、上部開口部223の方が下部開口部224よりも大きくなっていることがある。上部開口部223を大きくすることにより、上部開口部223の左右両側に紫外線硬化樹脂を設ける作業が容易となる。また、紫外線硬化樹脂による支持位置のバランスをとることができる。
さらに、上部開口部223を大きくすることにより、レーザダイオード201が配置された保持部221の内部への紫外線の照射面積が大きくなることから、従来技術に比べ、保持部221の下側に位置する紫外線硬化樹脂への影響力が増す。従って、紫外線硬化樹脂の硬化処理に要する時間短縮という効果も期待できる。
なお、上記の実施形態では、上側開口部を大きくしてその両側に紫外線硬化樹脂を設け、全部で3カ所でレーザダイオードを支持するようにしているが、さらに下部開口部周囲の複数箇所に紫外線硬化樹脂を設けたり、上部開口部周囲の3箇所以上に紫外線硬化樹脂を設けることを妨げるものではない。つまり本発明は、少なくとも1つの開口部において、その開口部の周囲の複数箇所に紫外線硬化樹脂を設けることにより実現される。
1…露光ユニット、2…現像器、3…感光体ドラム、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…中間転写ベルトユニット、7…定着ユニット、8…直径、10…転写ローラ、11a,11b…ピックアップローラ、12a…搬送ローラ、13…レジストローラ、61…中間転写ベルト、62…中間転写ベルト駆動ローラ、63…中間転写ベルト従動ローラ、64…中間転写ローラ、65…中間転写ベルトクリーニングユニット、81…給紙カセット、82…給紙カセット、91…排紙トレイ、92…原稿載置台、110…装置本体、120…自動原稿処理装置、201…コリメータレンズ、201…レーザダイオード、202…コリメータレンズ、203…ミラー、204…シリンドリカルレンズ、205…ミラー、207…fθレンズ、208…ミラー、209…fθレンズ、210…LSU筐体、211…レーザダイオード基板、221…保持部、222…紫外線硬化樹脂、223…上部開口部、224…下部開口部、225…紫外線照射機、300…レーザスキャンユニット、301…レーザダイオード、302…回路基板、303…コリメータレンズ、304…スリット、305…シリンダレンズ、306…ポリゴンミラー、307…レンズ、308…ミラー部材、309…駆動モータ、310…回路基板、311…ハウジング部材、312…保持部、401…グレーティングレンズ、402…スライドベース、403…レンズ収容孔、404…穴部、405…穴部。

Claims (4)

  1. レーザダイオードと、該レーザダイオードを保持する保持部とを有し、該保持部は、該保持部の上下にそれぞれ開口部を有し、前記レーザダイオードは、各前記開口部の周囲の所定位置に設けられた紫外線硬化樹脂を介して前記保持部に固定される光走査装置において、前記紫外線硬化樹脂は、少なくとも1つの前記開口部において、該開口部の周囲の複数箇所に設けられていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記開口部は、前記保持部の下側の開口部より、前記保持部の上側の開口部の方が大きいことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 請求項1または2の光走査装置を備えた画像形成装置。
  4. レーザダイオードと、該レーザダイオードを保持する保持部とを有し、該保持部は、該保持部の上下にそれぞれ開口部を有し、前記レーザダイオードが各前記開口部の周囲の所定位置に設けられた紫外線硬化樹脂を介して前記保持部に固定される光走査装置における前記レーザダイオードの固定方法において、
    少なくとも1つの前記開口部において、未硬化の前記紫外線硬化樹脂を該開口部の周囲の複数箇所に設け、該未硬化の紫外線硬化樹脂を、紫外線照射機を用いて硬化させることを特徴とするレーザダイオードの固定方法。
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JP2009132671A Pending JP2010281852A (ja) 2009-06-02 2009-06-02 光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置、及びレーザダイオードの固定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015028572A (ja) * 2013-07-31 2015-02-12 シャープ株式会社 光走査装置および画像形成装置

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