JP2010281602A - 半導体装置及び半導体装置のテスト方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置のテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のテストモードを有する半導体装置において、設定されたテストモードを確実に判定できる半導体装置及び半導体装置のテスト方法を提供する。
【解決手段】複数のテストモードに設定するためのテストモード設定用端子と、テストモード設定用端子から入力した信号により複数のテストモードのいずれかに設定することのできるテストモード設定回路と、テストモード設定回路により設定されたテストモードによってそれぞれ異なった電流をテストモード設定用端子に流す電流源回路と、を備える。限定された端子を用いて所望のテストモードへ設定するとともに、設定されたテストモードを確認できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置のテスト方法に関する。特に、複数のテストモードを有する半導体装置のテストモード設定方法に関する。
複雑な機能を有する半導体装置では、その複雑な機能のテストを容易化するため、機能毎に複数のテストモードを備えていることが多い。また、それぞれのテストモードへの設定はできるだけ少ない端子を使ってテストモードに設定できることが好ましい。また、テストモードは不良解析にも用いられる。
特許文献1には、複数の電源端子の電圧の組み合わせによって複数のテストモードにエントリー可能な半導体装置が記載されている。特に図5には、VDD電源端子から入力した電圧を直列接続された複数の抵抗によって複数の電圧に分圧し、それぞれ分圧した電圧をAVDD端子の入力電圧と複数のコンパレータで比較し、その比較結果によって、複数のテストモードのうち、任意のテストモードにエントリーすることが記載されている。
また、特許文献2には、ボールグリッドアレイパッケージに搭載された半導体装置において、通常の実装時には、実装基板上で非テストモードに固定されているテスト端子のボールを取り外し、そこから半導体装置のパッドにテスト電圧を印加することによって、テストモードに設定し、実装基板に実装した状態で不良解析を行うことができる半導体装置が記載されている。
特開2006−332456号公報 特開2008−108826号公報
以下の分析は本発明により与えられる。テストモード設定用端子から入力する信号によってテストモードに設定する場合、期待通りのテストモードに設定できているか確認が必要な場合がある。特に、テストモードが複数あり、その設定が単純ではない場合は、正しいテストモードに設定されていない可能性があり、その場合、期待通りのテスト結果は得られない。例えば、特許文献1において、半導体装置の分圧抵抗のばらつき等の原因によって、期待通りのテストモードに設定されていない場合もあり得る。
本発明の1つの側面による半導体装置は、複数のテストモードに設定するためのテストモード設定用端子と、前記テストモード設定用端子から入力した信号により前記複数のテストモードのいずれかに設定することのできるテストモード設定回路と、前記テストモード設定回路により設定されたテストモードによってそれぞれ異なった電流を前記テストモード設定用端子に流す電流源回路と、を備える。
また、本発明の他の側面による半導体装置のテスト方法は、テストモード設定用端子から入力した信号に応答して複数のテストモードのうちいずれかのテストモードに設定し、設定したテストモードに応じた電流を前記テストモード設定用端子に流す機能を有する半導体装置のテスト方法であって、前記テストモード設定用端子に信号を与え特定のテストモードに設定するステップと、前記テストモード設定用端子に流れる電流値を測定し、前記特定のテストモードに設定できたことを確認するステップと、前記確認するステップの後、前記特定のテストモードによってテストを行うステップと、を備える。
本発明によれば、テストモード設定用端子から入力した信号により複数のテストモードのいずれかに設定され、設定されたテストモードによって異なった電流をそのテストモード設定用端子に流すので、テストモードへの設定及び設定されたテストモードの確認が少ない端子を用いて確実に行うことができる。
(a)は、本発明の一実施例の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図であり、(b)は、テストモード設定用端子の電圧とテストモードの一例を示す図である。 (a)は、一実施例におけるテストモード設定回路周辺の詳細回路図であり、(b)は、テストモード設定用端子の電圧とテストモード及びテストモード設定用端子に流れる電流値の一例を示す図である。 別な実施例の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図である。 さらに別な実施例の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図である。 一実施例による半導体装置のテスト方法を説明する(a)断面図と、(b)底面図である。 本発明の比較列のテスト方法を説明する(a)断面図と、(b)底面図と、(c)各テストモードの設定条件を示す図である。
最初に本発明の概要について、必要に応じて図面を参照して説明する。なお、概要の説明において引用する図面及び図面の符号は実施形態の一例として示すものであり、それにより本発明による実施形態のバリエーションを制限するものではない。
本発明による一実施形態の半導体装置は、図1〜図4に示すように、複数のテストモードに設定するためのテストモード設定用端子1を備えている。また、テストモード設定用端子1から入力した信号により複数のテストモード(例えば、図1のTestMode1〜5、図3、4のTestMode1−1〜5−2)のいずれかに設定することのできるテストモード設定回路2を備えている。さらに、テストモードによってそれぞれ異なった電流をテストモード設定用端子1に流す電流源回路(例えば、図2のTN5〜TN7)を備えている。図1、図3、図4において、テスト信号判定回路21〜25は、それぞれ電流源回路を備えており、設定されるテストモードに応じて、テストモード設定用端子1に流れる電流I0にIA〜IEが加算される。したがって、図5に示すようにテストモード設定用端子1から信号を印加してテストモードに設定するとともに、電流計62によりテストモード設定用端子1に流れる電流を測定することにより、設定されたテストモードが確認できる。なお、テストモード設定用端子1から入力する信号により各テストモードに設定する方法は、テストモード設定用端子1に印加される電圧によってもよいし、それ以外の方法により各テストモードに設定しても良い。
また、例えば図3に示すラッチ回路41〜45のような内部信号(例えばMRSリセット信号)により初期設定時のテストモードを記憶する記憶回路を設けても良い。そのようにすれば、記憶回路(41〜45)に記憶する初期説定時のテストモード(TestMode1−2〜5−2)とその後に設定するテストモード(TestMode1−1〜5−1)との組み合わせにより多くのテストモードに設定することができ、その中から必要なテストモードを選んでテストすることができる。さらに、図4に示すようにテストモードを切り換えるヒューズ回路を設け、ヒューズ回路により複数のテストモードのうち、どのテストモードに設定されるか切り換えるようにしてもよい。
また、テストモード設定用端子1から入力される電圧の大きさにより複数のテストモードに設定する場合は、図2に示すように、テストモード設定用端子1に印加される電圧に応じた電流を流すカレントミラー入力回路TN1と、それぞれ対応する負荷回路(TP1〜TP3)に接続され、カレントミラー入力回路TN1に流れる電流に対してそれぞれ異なった比率の電流を前記対応する負荷回路(TP1〜TP3)に流す複数のカレントミラー出力回路(TN2〜TN4)と、負荷回路(TP1〜TP3)とカレントミラー出力回路(TN2〜TN4)との接続点の電圧を判定する複数の電圧判定回路(L1〜L3)と、を備え、複数の電圧判定回路(L1〜L3)の判定結果により、複数のテストモードに設定するようにしてもよい。上記構成によれば、各カレントミラー出力回路に流す電流が異なるので、各負荷回路が同じ負荷回路であれば、上記各接続点の電圧はそれぞれ異なる電圧となる。したがって、テストモード設定用端子1に印加する電圧を徐々に変えていったときに、その電圧によって、各電圧判定回路の判定結果は異なることになる。この電圧判定回路は、2つの電圧の大小を比較する電圧比較回路(コンパレータ)等を用いなくともインバータ回路等の単純なゲート回路の入力スレッシュホールド電圧を利用して判定することができる。特に、上記接続点に入力端子が接続された第1のインバータ回路と、第1のインバータ回路の出力端子が入力端子に接続され出力端子が上記接続点に接続された第2のインバータ回路とを用いれば、電圧の判定結果にヒステリシス特性が得られ判定結果が安定するので、好ましい。
また、テストモード設定用端子1から入力した信号に応答して複数のテストモードのうちいずれかのテストモードに設定し、設定したテストモードに応じた電流をテストモード設定用端子1に流す機能を有する半導体装置のテスト方法であって、まず、テストモード設定用端子1に信号を与え特定のテストモードに設定する。また、例えば、図5(a)の電流計62などによって、テストモード設定用端子1に流れる電流値を測定し、特定のテストモードに設定できたことを確認する。確認ができたならば、その特定のテストモードによってテストを行う。上記手順によれば、特定のテストモードに設定されたことが確認できるので、テストモードに正しく設定されていないにもかかわらず、誤ってテスト判定してしまうようなことが生じない。
また、図5に示すように、半導体装置がボールグリッドアレイパッケージ63に格納された半導体装置であれば、テストモード設定用端子1と実装基板64とを接続するボールであって、テストモード設定用端子1を実装基板64上で固定電位に固定するためのボール66を取り外して半導体装置(67を含む63)を実装基板64に実装し、ボール66を取り外した後のテストモード設定用端子1へ信号を入力して半導体装置63を実装基板64に実装した状態でテストを行う。特に、テストモード設定に複数の端子を用いる場合は、図6に示すように、複数のボールの取り外しが必要になるが、図5の実施例によれば、取り外しが必要なボールは、ひとつでよく、かつ、テストモード設定用端子に流れる電流をモニタすることにより、確実に所望のテストモードに設定されたことを確認できる。以下、実施例について、図面を参照して詳しく説明する。
図1(a)は、実施例1の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図である。テストモード設定用端子1は、半導体装置を複数のテストモードの内、任意のテストモードに設定する信号を入力する端子である。テストモード設定回路2は、テストモード設定用端子1から入力した信号により複数のテストモードのうち、いずれかのテストモードに設定する回路である。図1(a)のテストモード設定回路2は、TestMode1〜TestMode5の5通りのテストモードに設定することができ、TestMode1〜TestMode5のいずれかに設定されたときに、対応するTestMode1〜TestMode5信号のいずれかがハイレベルとなり、選択されないTestMode1〜TestMode5信号は、ローレベルとなる。
テストモード設定回路2は、テスト信号判定回路21〜25を備えており、テストモード設定用端子1から入力された信号を判定する。テスト信号判定回路21〜25は、それぞれ異なったレベルでテストモード設定用端子1から入力された信号を判定し、それぞれテストモードであると判定した場合には、電圧出力端子Voからハイレベルの電圧信号を出力するとともに、電流出力端子Ioからそれぞれ対応する電流IA〜IEを流入する。一方、テスト信号判定回路21〜25は、テストモード設定用端子1から入力された信号を判定した結果、テストモードと判定しなかった場合は、電圧出力端子Voからローレベルの電圧信号を出力するととともに、電流出力端子Ioには、電流を流さない。したがって、テストモード設定用端子1には、入力回路に流れる電流I1に加えて、各テスト信号判定回路21〜25の判定結果によって、IA〜IEの各電流が加算された電流が流れ込む。テスト信号判定回路21〜25がいずれもテストモードであると判定しなかった場合には、IA〜IEはいずれも電流が流れないので、テストモード設定用端子1に流れる電流I0=I1である。また、テスト信号判定回路21〜25のうち、テスト信号判定回路21のみがテストモードであると判定した場合には、IAのみが流れ、IB〜IEは流れないので、テストモード設定用端子1に流れる電流I0は、I0=I1+IAになる。さらに、テスト信号判定回路21〜25がすべてテストモードであると判定した場合には、IA〜IEが全部流れるので、テストモード設定用端子1に流れる電流I0は、I0=I1+IA+IB+IC+ID+IEとなる。この様にしてテストモード設定回路2により設定されたテストモードによって、それぞれ異なった電流値の電流をテストモード設定用端子1に流す。
また、AND回路31〜35は、テスト信号判定回路21〜25の判定結果により、TestMode1〜5の5つのテストモード信号のうち、1つのテストモード信号のみが選択されるようにする回路である。テスト信号判定回路21のみがテストモードと判定し、他のテスト信号判定回路22〜25がいずれもテストモードと判定しなかった場合には、AND回路31の出力信号であるTestMode1信号のみがハイレベルとなり、他のTestMode2〜5は、ローレベルとなる。また、テスト信号判定回路21〜25がいずれもテストモードであると判定しなかった場合は、TestMode1〜5はいずれも活性化せず、ローレベルとなり、非テストモードとなる。また、テスト信号判定回路21〜25がいずれもテストモードであると判定した場合には、AND回路35のみがハイレベルとなり、他のAND回路31〜34はローレベルとなるので、TestMode5のみがハイレベルとなり、他のTestMode1〜4信号はローレベルとなる。
なお、図1(a)の構成において、テスト信号判定回路21〜25がテスト信号を判定する方法には、色々考えられるが、ここでは、テストモード設定用端子1の電圧レベルをテスト信号判定回路21〜25にて判定している。そのテストモードを判定するためのテストモード設定用端子1の電圧の基準の一例を図1(b)に示す。テストモード設定用端子1の端子電圧であるVpadが0.0Vであるときは、非テストモード(Normalモード)となり、テストモード信号TestMode1〜5はいずれもローレベルを出力する。テストモード設定用端子1の電圧が1.5Vまで上昇するとテスト信号判定回路21のみがテストモードと判定し、TestMode1信号がハイレベルとなり、他のTestMode2〜5信号はローレベルを出力する。テストモード設定用端子1の端子電圧Vpadが3.5Vを超えるとTestMode5信号のみがハイレベルとなる。すなわち、図1(a)の構成によって、テストモード設定用端子1の端子電圧Vpadの電圧によって、図1(b)に示すテストモードに設定され、設定されたテストモードによって、それぞれ異なった電流値の電流をテストモード設定用端子1から吸い込むことになる。
図2(a)は、図1記載のテストモード設定回路2の一部であるテスト信号判定回路21〜23の内部回路まで示した回路図である。図2(a)において、テストモード設定用端子1から流れ込む電流I1は、抵抗R1とゲートとドレインが接続されたNMOSトランジスタであるカレントミラー入力回路TN1を通ってグランドへ流れる。抵抗R1によって、テストモード設定用端子1の端子電圧にほぼ比例する電流がカレントミラー入力回路TN1に流れる。カレントミラー入力回路TN1は、各テスト信号判定回路21〜23に含まれるカレントミラー出力回路TN2、TN3、TN4とカレントミラー回路を構成している。カレントミラー出力回路TN2、TN3、TN4はそれぞれNMOSトランジスタで構成され、その各NMOSトランジスタのソースは、カレントミラー入力回路であるNMOSトランジスタTN1のソースと共通にグランドに接続され、ゲートは、NMOSトランジスタTN1のゲートと共通に接続されている。また、カレントミラー出力回路TN2、TN3、TN4のトランジスタサイズは、それぞれ異なっている。ここでは、NMOSトランジスタTN2のトランジスタサイズが、カレントミラー入力回路TN1と同一であるのに対してNMOSトランジスタTN3のトランジスタサイズはその2倍、NMOSトランジスタTN4のトランジスタサイズは、TN1の3倍に設定されている。したがって、カレントミラー出力回路TN2に流れる電流は、カレントミラー入力回路TN1と同一、カレントミラー出力回路TN3に流れる電流はその2倍、カレントミラー出力回路TN4に流れる電流はその3倍となる。
また、各カレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)には、それぞれソースが電源VDDに、ゲートがグランドに、ドレインが対応するカレントミラー出力回路に接続されたPMOSトランジスタからなる負荷回路(TP1、TP2、TP3)を備えている。このPMOSトランジスタTP1、TP2、TP3のトランジスタサイズは互いに等しい。すなわち、各カレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)のトランジスタサイズは互いに異なるが、負荷回路(TP1、TP2、TP3)のトランジスタサイズは互いに等しいので、そのカレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)と負荷回路(TP1、TP2、TP3)との接続点の電圧は互いに異なる電圧となる。TP1とTN2の接続点の電圧が最も高く、TP2とTN3の接続点の電圧はそれより低く、TP3とTN4の接続点の電圧はそれよりさらに低い電圧となる。
各負荷回路(TP1、TP2、TP3)と、カレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)との接続点には、第1のインバータ回路(L1A、L2A、L3A)と、第2のインバータ回路(L1B、L2B、L3B)と、を含むラッチ回路(L1〜L3)が接続されている。ラッチ回路(L1〜L3)は、負荷回路とカレントミラー出力回路との接続点の電圧判定回路として機能する。
ラッチ回路(L1〜L3)は、第1のインバータ回路(L1A、L2A、L3A)のゲートが負荷回路(TP1、TP2、TP3)とカレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)との接続点に接続され、第1のインバータ回路(L1A、L2A、L3A)の出力端子が第2のインバータ回路(L1B、L2B、L3B)の入力端子に接続され、第2インバータ回路(L1B、L2B、L3B)の出力端子がカレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)と負荷回路(TP1、TP2、TP3)との接続点に接続されている。このラッチ回路(L1〜L3)は、第2のインバータ回路(L1B、L2B、L3B)が帰還回路として機能するのでヒステリシス特性を有する電圧判定回路として機能し、負荷回路(TP1、TP2、TP3)とカレントミラー出力回路(TN2、TN3、TN4)との接続点の電圧判定結果が不安定になることを防いでいる。
このラッチ回路(L1〜L3)において、第1のインバータ回路(L1A、L2A、L3A)の出力信号がテスト信号判定回路(21〜23)の電圧出力信号A〜Cとして出力されるとともに、NMOSトランジスタで構成される電流源回路(TN5、TN6、TN7)のゲートに接続される。電流源回路となるNMOSトランジスタ(TN5、TN6、TN7)のソースはグランドに、ドレインは、各テスト信号判定回路(21〜23)の電流出力信号(各電流値をIA、IB、ICとして示す)としてテストモード設定用端子1に接続されている。
図2(b)は、テストモード設定用端子1の電圧Vpadとテストモード及びテストモード設定用端子1に流れる電流値の一例を示す図である。通常の使用時は、テストモード設定用端子1は、グランドレベル0Vに固定されている。この場合抵抗R1には、電流が流れないので、I1=0mAである。また、TN1〜4で構成されるカレントミラー回路にも電流が流れないので、テスト信号判定回路21〜23の電圧出力A〜Cもローレベルとなり、電流出力IA、IB、ICにも電流は流れない。
また、テストモード設定用端子1の電圧Vpadを1.0Vにあげると抵抗R1を介してカレントミラー入力回路TN1に電流が流れ始める(I1=1mA)。これによってカレントミラー出力回路TN2〜TN4にも電流が流れ始めるが、ラッチ回路L1〜L3はまだ反転しないので、テスト信号判定回路21〜23の電圧出力A〜Cもローレベルであり、電流出力IA、IB、ICにも電流は流れない。したがって、I0=I1=1mAである。
テストモード設定用端子1の電圧Vpadをさらに、1.5Vにあげるとカレントミラー入力回路TN1に流れる電流が増加してI1=2mAとなる。また、カレントミラー入力回路に流れる電流の増加によりカレントミラー出力回路に流れる電流も増加し、最もカレントミラー出力トランジスタにサイズの大きなトランジスタを使用しているテスト信号判定回路23のラッチ回路L3が反転しハイレベルを出力する。すると電流源回路TN7が導通し、ICon=2mAが電流I1に付加されるので、テストモード設定用端子1に流れる電流はI0=I1+ICon=4mAと急激に増加する。すなわち、テストモードが変わる毎にテストモード設定用端子に流れる電流の電流値が段階的に非連続に変化する。この段階的で非連続なテストモード設定用端子1に流れる電流を測定することにより、テストモードを判定することができる。
図3は、実施例2の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図である。図3の回路では、図1と対比すると、AND回路31〜35の出力にテストモード信号を記憶する記憶回路を備えている点が異なっている。具体的には、テストモード信号を記憶する回路としてラッチ回路41〜45を設けており、このラッチ回路41〜45は、初期設定時に出力される信号MRSリセット信号により、そのときのAND回路31〜35の状態がラッチ回路41〜45に記憶される。このラッチ回路41〜45は、テストモード設定用端子1からAND回路31〜35が新たなテストモードに設定されても、次にMRSリセット信号により初期設定されるまで、その記憶内容を保持する。したがって、ラッチ回路41〜45に保持するテストモード信号TestMode1−2〜5−2と、AND回路31〜35によるテストモード信号TestMode1−1〜5−1により、テストモードのエントリーの数を2倍の10通りに増やすことができる。さらに、ラッチ回路41〜45に保持するテストモード信号TestMode1−2〜5−2と、AND回路31〜35のテストモード信号TestMode1−1〜5−1とを組み合わせてテストモードを生成すれば、さらに多くのテストモードを設けることもできる。
図4は、実施例3の半導体装置におけるテストモード設定回路周辺のブロック図である。図4の回路では、図1と対比すると、AND回路31〜35の出力にヒューズ回路51〜55を設け、ヒューズ回路51〜55の状態によって、AND回路31〜35の出力信号の状態が同じでもそれぞれ異なるテストモードモードに設定できるようにしている。使用したいテストモードが複数あった場合、それを図4のようなヒューズ回路により切り替えることもできる。この場合、当初想定したテストモードと異なるテストモードにエントリーしたい場合、ヒューズ回路により設定されるテストモードを切り替えることで当初想定したテストモードと異なる所望のテストモードへ切り替えることが可能となる。
図5は、ボールグリッドアレイパッケージ63に格納された半導体装置を実装基板64に実装した状態で不良解析を行うテストに応用する実施例である。図5(a)は、その模式的な断面図であり、図5(b)は、ボールグリッドアレイパッケージ63に格納された半導体装置の底面図である。半導体チップ67には、実施例1乃至3いずれかのテスト回路が備わっている。半導体チップ67は、ボールグリッドアレイパッケージ63に格納され、実装基板64に実装されている。通常の使用状態では、半導体チップ67のテストモード設定用端子1は、半田等のボール66を介して実装基板64の配線に接続されており、テストモード設定用端子1は実装基板64上の配線パターンによりテストモードにならないようにグランドレベルに固定されている。したがって、通常の使用状態では、誤ってテストモードに入ることはない。しかし、不良解析時には、テストモード設定用端子1に接続されるボール66だけボールが取り除かれている。半導体チップ67のテストモード設定用端子1以外の端子は、ボール65により実装基板に接続されている。テストモード設定用端子1から取り除かれたボールの後には、電流計62を介して電源(電圧計)61が接続され、テストモードに設定する電圧が与えられる。したがって、半導体チップ67のテストモード設定用端子1以外の端子は、通常の実装状態と同じ状態を保ったまま、電源(電圧計)61からテストモード設定用端子1に印加する電圧により任意のテストモードに設定できる。また、どのテストモードに設定されているのか、電流計62に流れる電流をモニタすることにより容易に確認することができる。
図6は、比較列のテスト方法を説明する図面である。図6(a)比較例の測定方法を説明する断面図であり、図6(b)は、その底面図であり、図6(c)は、各テストモードの設定条件を示す図である。図6の比較例では、上記各実施例に示すテストモードによって異なった電流をテストモード設定用端子に流すテスト回路は設けられていない。比較例の半導体チップ167には、101A、101Bの2つのテストモード設定用端子を設けている。図6(c)に示すようにテストモード設定用端子101A(Ball:A)、テストモード設定用端子101B(Ball:B)にVDDレベルの電位を与えるか、GNDレベルの電位を与えるかによって通常使用モードとテストモードを切り換えている。なお、テスト時には、テストモード設定用端子101A、101Bに接続されるボール166A、166Bを取り除き、テストモード設定用端子101A、101Bを実装基板164から切り離して電源161から電圧を与えてテストモードに設定する点は、実施例4の図5と同一である。ただし、半導体チップ167には、実施例1乃至3のようなテストモード設定用端子にテストモードによって異なる電流を流す回路は設けられていないので、電流計62は接続していない。また、上記各実施例のようにテストモード設定用端子に流れる電流により設定されているテストモードを確認することができないので、一つのテストモード設定用端子で多くのテストモードに設定することはできない。したがって、2つのテストモード設定用端子を設けても設定できるテストモードは図6(c)に示すとおり3通りである。図6よりさらにテストモード設定用端子を増やしてテストモード設定用端子を3端子にすれば、7通りのテストモードまで設定することは可能であるが、実装基板に実装した状態で外部から多くの端子に電圧を与えるのは困難である。
なお、上記実施例4では、ボールグリッドアレイパッケージに格納された半導体チップを実装基板に実装した状態でテストするテスト方法について述べた。しかし、上記テストモード設定用端子がテストモードにならないように固定された配線を削除し、電圧源と電流計をテストモード設定用端子に接続してテストするのであれば、ボールグリッドアレイパッケージ以外の方法で実装された半導体装置をテストすることももちろん可能である。その場合であっても、設定されているテストモードをテストモード設定用端子に流れる電流によって確認できれば、少ないテストモード設定用端子を用いて多くのテストモードに設定することが可能となる。
また、上記各実施例では、テストモード設定用端子から入力する電圧の大小により複数のテストモードに設定する例について説明した。しかし、テストモードに設定する方法は、電圧レベルによってテストモードに設定する方法以外にも、テストモード設定用端子から特定の波形を入力することにより複数のテストモードのうち、任意のテストモードに設定すること等も可能である。このようなテストモード設定方法を用いる場合にも、上記実施例と同様にテストモード設定回路により設定されたテストモードによってそれぞれ異なった電流をテストモード設定用端子に流すことによりテストモードを判定することが可能である。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1、101A、101B:テストモード設定用端子
2:テストモード設定回路
21〜25:テスト信号判定回路
31〜35:AND回路
41〜45:ラッチ回路
51〜55:ヒューズ回路
61:電源(電圧計)
62:電流計
63、163:ボールグリッドアレイパッケージ
64、164:実装基板
65:ボール
66、166A、166B:テスト用ボール
67、167:半導体チップ
161:電源
R1:抵抗
L1〜L3:電圧判定回路(ラッチ回路)
L1A、L2A、L3A:第1のインバータ回路
L1B、L2B、L3B:第2のインバータ回路
TN1:カレントミラー入力回路
TN2、TN3、TN4:カレントミラー出力回路
TP1、TP2、TP3:負荷回路
TN5、TN6、TN7:電流源回路

Claims (12)

  1. 複数のテストモードに設定するためのテストモード設定用端子と、
    前記テストモード設定用端子から入力した信号により前記複数のテストモードのいずれかに設定することのできるテストモード設定回路と、
    前記テストモード設定回路により設定されたテストモードによってそれぞれ異なった電流を前記テストモード設定用端子に流す電流源回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 初期設定による内部信号により前記初期設定時のテストモードを記憶する記憶回路を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記記憶回路が、前記内部信号によりテストモード信号をラッチするラッチ回路であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記記憶回路に記憶する初期設定時のテストモードと、その後、前記テストモード設定回路により設定したテストモードとの組み合わせによりテストを行うテスト回路を備えることを特徴とする請求項2又は3記載の半導体装置。
  5. 前記テストモード設定回路によって設定するテストモードを切り換えるヒューズ回路を備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体装置。
  6. 前記テストモード設定回路は、前記テストモード設定用端子の入力電圧に応じて前記複数のテストモードのいずれかに設定することのできる入力電圧判定回路を備えることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の半導体装置。
  7. 前記テストモード設定回路は、
    前記テストモード設定用端子に印加される電圧に応じた電流を流すカレントミラー入力回路と、
    それぞれ対応する負荷回路に接続され、前記カレントミラー入力回路に流れる電流に対してそれぞれ異なった比率の電流を前記対応する負荷回路に流す複数のカレントミラー出力回路と、
    前記負荷回路とカレントミラー出力回路との接続点の電圧を判定する複数の電圧判定回路と、を備え、
    前記複数の電圧判定回路の判定結果により、前記複数のテストモードに設定することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体装置。
  8. 前記電圧判定回路は、前記接続点に入力端子が接続された第1のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力端子が入力端子に接続され出力端子が前記接続点に接続された第2のインバータ回路と、を含むことを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  9. 前記テストモード設定用端子は、通常使用時には固定電位に接続される端子であり、前記テストモード設定回路は、前記固定電位以外の信号が前記テストモード設定用端子から入力されたときに前記複数のテストモードのいずれかに設定することのできるテストモード設定回路であることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の半導体装置。
  10. テストモード設定用端子から入力した信号に応答して複数のテストモードのうちいずれかのテストモードに設定し、設定したテストモードに応じた電流を前記テストモード設定用端子に流す機能を有する半導体装置のテスト方法であって、
    前記テストモード設定用端子に信号を与え特定のテストモードに設定するステップと、
    前記テストモード設定用端子に流れる電流値を測定し、前記特定のテストモードに設定できたことを確認するステップと、
    前記確認するステップの後、前記特定のテストモードによってテストを行うステップと、
    を備えることを特徴とする半導体装置のテスト方法。
  11. 前記確認するステップにおいて、前記特定のテストモードに設定できたことが確認できなかった場合は、前記特定のテストモードに設定するステップからやり直すことを特徴とする請求項10記載の半導体装置のテスト方法。
  12. 前記半導体装置は、ボールグリッドアレイパッケージに格納された半導体装置であって、前記テストモード設定用端子と実装基板とを接続するボールであって、テストモード設定用端子を実装基板上で固定電位に固定するためのボールを取り外して前記半導体装置を前記実装基板に実装し、前記ボールを取り外したテストモード設定用端子へ信号を入力して前記半導体装置を前記実装基板に実装した状態でテストを行うことを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置のテスト方法。
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