JP2010280347A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドレストを着座に不適切な状態で使用している乗員に対して違和感を生じさせる構造を備えていても、ヘッドレストを格納させてシートバックがシートクッションに対して重なり合うようにシートバックを使用可能姿勢から格納姿勢へ切り替えるとき、その切り替え操作を簡便に行うこと。
【解決手段】車両用シート1のシートバック20には、シートバック20に凭れた乗員に対して干渉することがない第1の位置と、同干渉する第2の位置とに切り替え可能なハンドル60がシートバック20に組み付けられている。そして、第1の位置から第2の位置へとハンドル60を切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレスト40も使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替わる。これとは逆に、第2の位置から第1の位置へとハンドル60を切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレスト40も格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替わる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとから構成されており、これらを乗員の着座のための使用可能姿勢と、荷室の確保のための格納姿勢とにそれぞれ切り替え可能な車両用シートに関する。
従来、例えば、車両の3列目シート等において、シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストから構成されており、これらを乗員の着座のための使用可能姿勢と、荷室の確保のための格納姿勢とにそれぞれ切り替え可能な車両用シートが既に知られている。このような車両用シートを格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替えて(戻して)使用するとき、ヘッドレストを切り替え忘れた状態(着座に不適切な状態)でも使用可能となるため、この着座に不適切な状態で使用している乗員に対して違和感を生じさせる構造が備えられている。ここで、下記特許文献1には、ヘッドレストを格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレストの背面側からシートバックに凭れた乗員の背中に干渉するように干渉バーが飛び出すことで、着座に不適切な状態で使用している乗員に対して違和感を生じさせる構造が開示されている。また、下記特許文献2には、ヘッドレストの前後に回動可能なバックルがシートバックに組み付けられており、ヘッドレストを格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替えるとき、このバックルもシートバックに凭れた乗員の背中に干渉するように下側(シートバックの背凭れ面側)に回動させておくことで、着座に不適切な状態で使用している乗員に対して違和感を生じさせる構造が開示されている。これらにより、着座に不適切な状態でヘッドレストを使用していることを乗員に気付かせることができるため、着座に適切な状態へ切り替えるように(戻すように)ヘッドレストの切り替え(戻し)を促すことができる。結果として、着座に適切な状態でヘッドレストを使用させることができる。
特開2008−100647号公報 独国特許発明第102004040883号明細書
しかしながら、上述した特許文献1では、ヘッドレストを格納姿勢のまま(前倒しさせた状態で)、さらに、シートバックも格納させていくと(シートバックをシートクッションに向けて前倒しさせていくと)、ヘッドレストの背面側から飛び出している干渉バーがシートクッションの表面に干渉してしまうため、シートバックがシートクッションに対して重なり合うようにシートバックを格納させることができなかった。そのため、シートバックの切り替えに支承をきたすことがあった。一方、上述した特許文献2では、上述した特許文献1に生じている問題は解決されているが、ヘッドレストの格納操作と干渉バーの回動操作とは連動していないため、これらの操作を個別に行わなければいけなかった。そのため、乗員にとって、手間を要する操作となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ヘッドレストを着座に不適切な状態で使用している乗員に対して違和感を生じさせる構造を備えていても、ヘッドレストを格納させてシートバックがシートクッションに対して重なり合うようにシートバックを使用可能姿勢から格納姿勢へ切り替えるとき、その切り替え操作を簡便に行うことができる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとから構成されており、これらを乗員の着座のための使用可能姿勢と、荷室の確保のための格納姿勢とにそれぞれ切り替え可能な車両用シートであって、シートバックに凭れた乗員に対して干渉することがない第1の位置と、同干渉する第2の位置とに切り替え可能なハンドルがシートバックに組み付けられており、第1の位置から第2の位置へとハンドルを切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレストも使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替わり、これとは逆に、第2の位置から第1の位置へとハンドルを切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレストも格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替わることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドレストを着座に不適切な状態(ヘッドレストが格納姿勢のままの状態)で使用している乗員に対して違和感を生じさせることができる。また、ハンドルの回動操作とヘッドレストの切り替え操作とが連動するため、ヘッドレストを格納させてシートバックがシートクッションに対して重なり合うようにシートバックを使用可能姿勢から格納姿勢へ切り替えるとき、その切り替え操作を簡便に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、ハンドルは、ヘッドレストが格納姿勢となるように、シートバックに対して付勢された状態で組み付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ハンドルを下方へ回動する操作を行ってヘッドレストを使用可能姿勢から格納姿勢に切り替えるとき、付勢力を利用して切り替えることができる。したがって、ハンドルを下方へ回動する操作力を殆ど不要にすることができる。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用シートの概略斜視図であり、この車両用シートの構成部材を成すシートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとのいずれもが使用可能姿勢にあるときを示している。 図2は、図1におけるハンドルの組み付け構造を示す分解斜視図である。 図3は、図1において、ヘッドレストを格納姿勢に切り替えた状態を示す図である。 図4は、本発明の実施例1に係る車両用シートの概略側面図である。 図5は、図4において、車両用シートを格納姿勢に切り替えた状態を示す図である。 図6は、本発明の実施例2に係る車両用シートの概略斜視図であり、この車両用シートの構成部材を成すシートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとのいずれもが使用可能姿勢にあるときを示している。 図7は、図6におけるハンドルの組み付け構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜5を用いて説明する。なお、上述した図2では、シートバック20の内部を分かり易く示すために、そのクッション構造を省略し内部のフレーム構造のみを示している。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。このことは、後述する実施例2においても同様である。
はじめに、本発明の実施例1に係る車両用シート1の概略構成を説明する。この車両用シート1は、例えば、車両の3列目に設けられており、主として、シートクッション10と、シートバック20と、ヘッドレスト40およびハンドル60とから構成されている。また、この車両用シート1は、ダブルフォールド機能を備えている。そのため、この車両用シート1は、シートクッション10と、シートバック20およびヘッドレスト40とを乗員の着座のための使用可能姿勢(図1に示す状態、図4において、実線に示す状態)と、車両における荷室の確保のための格納姿勢(図5に示す状態)とにそれぞれ切り替え可能となっている。
なお、これらシートクッション10と、シートバック20と、ヘッドレスト40およびダブルフォールド機能は、公知の構成であるため、これらの詳細な説明は省略することとする。そのため、以下において、本発明の特徴部分であるハンドル60の詳細な構成を説明していく。
このハンドル60は、略コ字状に形成されているアーム62と、このアーム62に固着されている取っ手64と、この取っ手64に枢着され略コ字状に形成されているリンク66とから構成されている(図1、2参照)。アーム62の両自由端は、互いに向かい合うように折り曲げられて左右一対のブラケット28、28にそれぞれ枢着されている。このとき、アーム62の両自由端は、左右一対のブラケット28、28にブッシュ34、34を介してそれぞれ枢着されている。
これにより、ガタを生じさせることなく、アーム62を左右一対のブラケット28、28に対してスムーズに回動させることができる。なお、左右一対のブラケット28、28は、シートバック20のバックフレーム22にボルト30、30を介してそれぞれ固着されている。そのため、結果として、アーム62をシートバック20に対して、その幅方向にスムーズに回動させることができる。
一方、リンク66の両自由端は、ヘッドレスト40のベースフレーム42の左右にボルト46、46を介してそれぞれ枢着されている。このとき、リンク66の両自由端は、ベースフレーム42の左右にブッシュ48、48を介してそれぞれ枢着されている。これにより、ガタを生じさせることなく、リンク66をベースフレーム42に対してスムーズに回動させることができる、すなわち、リンク66をヘッドレスト40に対して、その幅方向にスムーズに回動させることができる。
なお、上述したリンク66を枢着させているボルト46、46が露出することがないように、リンク66の両自由端は、カバー50、50によってそれぞれ被われている。また、上述したようにアーム62に固着されている取っ手64にリンク66が枢着されているため、ヘッドレスト40の前面を跨ぐ格好で取っ手64を上下に操作すると、ヘッドレスト40の前面を跨ぐ格好でアーム62と共にリンク66も、すなわち、ヘッドレスト40の前面を跨ぐ格好でハンドル60を上下に回動させることができる。
そして、ハンドル60を上方に回動させた位置が、すなわち、ヘッドレスト40が後述する使用可能姿勢にある位置が、特許請求の範囲に記載の「シートバックに凭れた乗員に対して干渉することがない第1の位置」に相当する。また、これとは逆に、ハンドル60を下方に回動させた位置が、すなわち、ヘッドレスト40が後述する格納姿勢にある位置が、特許請求の範囲に記載の「同干渉する第2の位置」に相当する。ハンドル60は、このように構成されている。
続いて、上述した構成から成る車両用シート1の作用を説明する。この車両用シート1は、既に説明したように、使用可能姿勢と格納姿勢とにそれぞれ切り替え可能となっている。まず、車両用シート1を使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替える場合を説明する。はじめに、乗員は、一方のサポート26(図1、2において、右側のサポート26)に形成されているツマミ26aを操作して、一方のステー44(図1、2において、右側のステー44)と一方のサポート26(図1、2において、右側のサポート26)とのロック状態を解除する操作を行う。
次に、乗員は、このロック解除の操作を行ったまま、取っ手64を操作してハンドル60を下方へ回動する操作を行う。これにより、ヘッドレスト40も下降していき、ヘッドレスト40が使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替えられる。
次に、乗員は、シートクッション20に備えられているダブルフォールド機能を作動させるノブ(図示しない)を操作して、シートクッション10を前方へ跳ね上げる操作を行うと共に、シートバック20を前倒れさせる操作を行う。これにより、シートクッション10と共にシートバック20も使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替えられる。このようにして、車両用シート1は使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替えられる。そのため、車両における荷室を確保することができる。
次に、これとは逆に、格納姿勢に切り替えた車両用シート1を使用可能姿勢へと切り替える(戻す)場合を説明する。はじめに、乗員は、シートバック20を後起こしさせる操作を行った後に、シートクッション10を後方へ倒す操作を行う。これにより、シートクッション10と共にシートバック20も格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替えられる(戻される)。
次に、乗員は、取っ手64を操作してハンドル60を上方へ回動する操作を行う。これにより、ヘッドレスト40も上昇していき、ヘッドレスト40が格納姿勢から使用可能姿勢へと戻される。このとき、一方のサポート26のツマミ26aの係止部(図示しない)が一方のステー44の切欠44aに差し込まれるため、一方のステー44と一方のサポート26とがロック状態へと戻される。このようにして、車両用シート1は格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替えられる(戻される)。そのため、乗員は車両用シート1に着座することができる。
なお、上述した作用の説明のうち、格納姿勢に切り替えた車両用シート1を使用可能姿勢へと切り替える(戻す)場合の説明(後者の説明)において、ヘッドレスト40を使用可能姿勢に切り替える(戻す)ことなく(ヘッドレスト40を格納状態のまま)、着座に不適切な状態のままでも、乗員は、ヘッドレスト40を使用可能姿勢に切り替えた時と略同様に、車両用シート1に着座することができる(図3参照)。
しかしながら、その場合、ハンドル60(特に、取っ手64)が着座した乗員の背中に干渉することで、乗員に違和感を生じさせることができる(図4において、想像線に示す状態)。これにより、従来技術における特許文献1、2と同様に、着座に不適切な状態でヘッドレスト40を使用していることを乗員に気付かせることができるため、着座に適切な状態へ切り替えるように(戻すように)ヘッドレスト40の切り替え(戻し)を促すことができる。結果として、着座に適切な状態でヘッドレスト40を使用させることができる。
本発明の実施例1に係る車両用シート1は、上述したように構成されている。この構成によれば、シートバックに凭れた乗員に対して干渉することがない位置(ヘッドレスト40の使用可能姿勢に相当する位置)と、同干渉する位置(ヘッドレスト40の格納姿勢に相当する位置)とに切り替え可能なハンドル60がシートバック20に組み付けられている。そして、前者の位置から後者の位置へとハンドル60を切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレスト40も使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替わる。これとは逆に、後者の位置から前者の位置へとハンドル60を切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレスト40も格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替わる。そのため、ヘッドレスト40を着座に不適切な状態(ヘッドレスト40が格納姿勢のままの状態)で使用している乗員に対して違和感を生じさせることができる。また、ハンドル60の回動操作とヘッドレスト40の切り替え操作とが連動するため、ヘッドレスト40を格納させてシートバック20がシートクッション10に対して重なり合うようにシートバック20を使用可能姿勢から格納姿勢へ切り替えるとき、その切り替え操作を簡便に行うことができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図6〜7を用いて説明する。この実施例2の車両用シート2は、既に説明した実施例1の車両用シート1と比較すると、ヘッドレスト40をばね力(トーションばね32)によって下降させることができる形態である。なお、このばね力の構成以外の構成は、実施例1と同一の構成である。そのため、以降の説明にあたって、実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において、同一符号を付すことで、重複する説明は省略することとする。
図6〜7に示すように、車両用シート2におけるアーム62の一方の自由端(図6、7において、左側の自由端)は、トーションばね32を介して一方のブラケット28(図6、7において、左側のブラケット28)に枢着されている。このトーションばね32には、アーム62の一方の自由端が差し込まれており、その一方側の端部がアーム62の一方の自由端側に掛け止めされ、同他方側の端部が一方のブラケット28に掛け止めされている。これにより、常時、アーム62を前倒れ方向へ付勢させることができる。
次に、車両用シート2の作用を説明する。この車両用シート2でも、実施例1で説明した車両用シート1と同様の作用を得ることができる。ただし、車両用シート2を使用可能姿勢から格納姿勢へ切り替えるために、乗員が一方のサポート26に形成されているツマミ26aを操作して、一方のステー44と一方のサポート26とのロック状態を解除する操作を行うと、上述したアーム62の付勢によってリンク66も前倒れ方向へ付勢されているため、トーションばね32の付勢力によってヘッドレスト40を下降させることができる。そのため、乗員が取っ手64を操作してハンドル60を下方へ回動する操作力を殆ど不要にすることができる。この実施例2では、上述したロック解除の操作を行うと、自動的に、ヘッドレスト40を使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替えることができる構成となっている。
本発明の実施例2に係る車両用シート2は、上述したように構成されている。この構成によれば、ハンドル60は、ヘッドレスト40が格納姿勢となるように(格納方向に向けて)トーションばね32によって付勢されている。そのため、ハンドル60を下方へ回動する操作を行ってヘッドレスト40を使用可能姿勢から格納姿勢に切り替えるとき、このトーションばね32の付勢力を利用して切り替えることができる。したがって、ハンドル60を下方へ回動する操作力を殆ど不要にすることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1、2では、車両用シート1は、ダブルフォールド機能によって使用可能姿勢と格納姿勢とに切り替えられる構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、車両用シート1が使用可能姿勢と格納姿勢とに切り替えられるのであれば、どのような機能で切り替えられても構わない。
また、実施例1、2では、乗員が取っ手64を操作してハンドル60を上下に回動させる構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、駆動手段(例えば、モータ)の駆動力によってハンドル60を上下に回動させる構成でも構わない。その場合、駆動手段の操作スイッチを、車両の3列目だけでなく、車両の1列目にも設けてもよい。そうすると、車両の後方視界を確保する観点から、運転者が3列目の車両用シート1のヘッドレスト40を容易に下降させることができる。
また、実施例1、2では、ダブルフォールド機能を作動させるノブは、シートクッション20に備えられている構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ダブルフォールド機能を作動させるノブは、例えば、荷室に備えられていても構わない。その場合、このノブを操作すると、まず、一方のステー44と一方のサポート26とのロック状態の解除が行われ、その後、ダブルフォールド機能が作動するように、ノブと一方のサポート26とが操作ケーブルによって連結されている。また、その場合、ヘッドレスト40は、実施例2で説明したように、トーションばね32の付勢力によって下降する構成となる。このように構成すると、乗員は荷室からも車両用シート1を使用可能姿勢から格納姿勢に切り替えることができる。そのため、利便性を向上させることができる。
また、実施例1、2では、ヘッドレスト40使用可能姿勢にあるとき、シートバック20に対して高さ位置を調節できない構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ヘッドレスト40使用可能姿勢にあるとき、シートバック20に対して高さ位置を調節できる構成であっても構わない。その場合、リンク66の両自由端におけるボルト46、46の枢着孔を長孔状に形成すればよい。
1 車両用シート
10 シートクッション
20 シートバック
40 ヘッドレスト
60 ハンドル

Claims (2)

  1. シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとから構成されており、これらを乗員の着座のための使用可能姿勢と、荷室の確保のための格納姿勢とにそれぞれ切り替え可能な車両用シートであって、
    シートバックに凭れた乗員に対して干渉することがない第1の位置と、同干渉する第2の位置とに切り替え可能なハンドルがシートバックに組み付けられており、
    第1の位置から第2の位置へとハンドルを切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレストも使用可能姿勢から格納姿勢へと切り替わり、
    これとは逆に、第2の位置から第1の位置へとハンドルを切り替えると、この切り替えに連動してヘッドレストも格納姿勢から使用可能姿勢へと切り替わることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    ハンドルは、ヘッドレストが格納姿勢となるように、シートバックに対して付勢された状態で組み付けられていることを特徴とする車両用シート。



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