JP2010277901A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010277901A
JP2010277901A JP2009130427A JP2009130427A JP2010277901A JP 2010277901 A JP2010277901 A JP 2010277901A JP 2009130427 A JP2009130427 A JP 2009130427A JP 2009130427 A JP2009130427 A JP 2009130427A JP 2010277901 A JP2010277901 A JP 2010277901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
light
backlight units
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009130427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010277901A5 (ja
Inventor
Reina Murase
令奈 村瀬
Tomohiro Sasagawa
智広 笹川
Yoko Inoue
陽子 井上
Hiroaki Sugiura
博明 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009130427A priority Critical patent/JP2010277901A/ja
Publication of JP2010277901A publication Critical patent/JP2010277901A/ja
Publication of JP2010277901A5 publication Critical patent/JP2010277901A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】高価な能動光学素子を用いることなく、視野角の変更機能を有し、消費電力の低減が可能な液晶表示装置を、安価に提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面側に、液晶表示パネルの表示面に対して平行に重ね合わせて配置された複数のバックライトユニットとを備えて構成される。複数のバックライトユニットは、個別に光源を備え、互いに異なる配光分布で発光するよう構成されており、複数のバックライトユニットの各光源の発光量をバックライトユニット毎に制御することにより、液晶表示パネルの表示面の正面方向の輝度を所定の輝度に保ちながら、複数のバックライトユニットの発光量を個別に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力の低減を目的として視野角を変更する機能を有する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置において、バックライトの配光分布を制御することにより、視野角を変更する機能を有するものが提案されている。例えば、特許文献1には、バックライトと液晶表示パネルとの間に、電圧のオンオフによって視野角が変化する視野角制御機構を配置することで、広視野角と狭視野角との切り替えを可能にした液晶表示装置が提案されている。
特許第4164077号公報
しかしながら、特許文献1に記載された視野角制御機構としては、電圧のオンオフによって透明状態と不透明拡散状態(白濁状態)とが切り替えられる高価な能動光学素子を用いる必要がある。その結果、液晶表示装置が高価になるという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高価な能動光学素子を用いることなく、視野角変更機能を有し、消費電力の低減が可能な液晶表示装置を、安価に提供することにある。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面側に、液晶表示パネルの表示面に対して平行に重ね合わせて配置された複数のバックライトユニットとを備えて構成される。複数のバックライトユニットは、個別に光源を備え、互いに異なる配光分布で発光するよう構成されており、複数のバックライトユニットの各光源の発光量をバックライトユニット毎に制御することにより、液晶表示パネルの表示面の正面方向の輝度を所定の輝度に保ちながら、複数のバックライトユニットの発光量を個別に制御する。
本発明においては、高価な能動光学素子を用いることなく、視野角変更機能を有する液晶表示装置を、安価に実現することができる。これにより、不要な方向に放射される光を最小限に抑制して、消費電力を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の構成を示す断面図である。 (a)は、第1のバックライトユニットの配光分布を示す図であり、(b)は、第2のバックライトユニットの配光分布を示す図であり、(c)は、第1及び第2のバックライトユニットを合わせた配光分布を示す図である。 (a)は、実施の形態1に係る第1のバックライトユニットの導光板の構造を模式的に示す斜視図であり、(b)及び(c)は、第1のバックライトユニットの導光板の微細光学素子の断面形状を模式的に示す断面図である。 実施の形態1に係る第1のバックライトユニットの配光分布を示す図である。 実施の形態1における視野角制御に用いられる制御系の一例を示すブロック図である。 実施の形態1における視野角制御の一例を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る液晶表示装置(透過型表示装置)は、透過型の液晶表示パネル9を有している。液晶表示装置は、また、液晶表示パネル9を背面から照明するバックライト装置として、液晶表示パネル9側から順に、狭い配光分布の照明光10を放射する第1のバックライトユニット1と、広い配光分布の照明光11を放射する第2のバックライトユニット2とを有している。第1及び第2のバックライトユニット1,2と液晶表示パネル9との間には、細かな照明ムラ等を抑制するための光学シート8が設けられている。また、第2のバックライトユニット2の図中下側(液晶表示パネル9とは反対の側)には、反射シート7が設けられている。
バックライトユニット1,2は、それぞれ照明光10,11を発し、光学シート8を介して液晶表示パネル9を照明する。液晶表示パネル9は、図示しない制御部からの表示信号に応じて、照明光10,11に対する透過率を空間的に変調することで、画像を形成する。また、第1及び第2のバックライトユニット1,2から裏面側に放射された光は、反射シート7により反射され、液晶表示パネル9の照明に利用される。
ここでは、液晶表示パネル9の表示面に直交する方向を、Z方向とする。また、液晶表示パネル9の矩形の表示面の2辺に沿った方向を、X方向及びY方向とする。
第1のバックライトユニット1は、レーザ光源3と、液晶表示パネル9の表示面9aに対して平行に配置された導光板4とにより構成されている。導光板4は、透明部材で形成された板状部材であり、その裏面4a(液晶表示パネル9と反対側の面)にプリズム形状の微細光学構造40を有している。レーザ光源3は、導光板4のY方向の一端面(入射端面)4cに対向配置されており、例えば、複数のレーザ発光素子をX方向に配列したものである。レーザ光源3から発せられた光は、導光板4の入射端面4cから導光板4に入射し、導光板4内を全反射されながら伝播する。その際、導光板4の裏面4aの微細光学構造40により光の一部が反射され、照明光10として導光板4の表面4bから放射される。微細光学構造40は、導光板4内を伝播する光を、Z方向(液晶表示パネル9にほぼ垂直な方向)を中心とする狭い範囲の方向にのみ放射する形状を有しており、第1のバックライトユニット1から放射される照明光10は、狭い配光分布を有する照明光となる。
一方、第2のバックライトユニット2は、第1のバックライトユニット1のレーザ光源3と同様に構成されたレーザ光源5と、導光板4の裏面4aに略平行に対向配置された導光板6とにより構成されている。導光板6は、透明部材で形成された板状部材であり、その裏面6aに拡散反射構造60を有している。レーザ光源5は、導光板6のY方向の一端面(入射端面)6cに対向配置されている。第1のバックライトユニット1と同様、レーザ光源5から発せられた光は、導光板6の入射端面6cから導光板6に入射し、導光板6内を全反射されながら伝播し、裏面6aの拡散反射構造60により光の一部が拡散反射され、照明光11として導光板6の表面6bから放射される。拡散反射構造60は、例えば拡散反射材を裏面6aに塗布することにより構成されるものであり、入射光を広範囲に拡散するため、第2のバックライトユニット2から放射される照明光11は、広い配光分布を有する照明光となる。
このように構成された液晶表示装置において、画像を表示する際に、第1のバックライトユニット1のレーザ光源3のみを点灯すると、液晶表示パネル9が図2(a)に示すような狭い配光分布12を有する照明光10のみで照明される。そのため、液晶表示装置の正面方向からは明るい画像が視認できるが、斜め方向から観察した場合には暗い画像となる。その一方で、観察方向以外の不要な方向に光を放射しないため、レーザ光源3の発光量を少なく抑え、消費電力を低減することができる。
一方、第2のバックライトユニット2のレーザ光源5のみを点灯すると、液晶表示パネル9が図2(b)に示すような広い配光分布13を有する照明光11のみで照明される。そのため、どの方向からも明るい画像が視認できるが、全ての方向に対して十分な明るさを得るためには、レーザ光源5は大きな発光量が必要となり、消費電力も増加する。
そこで、本実施の形態1に係る液晶表示装置では、観察方向に応じて、第1のバックライトユニット1のレーザ光源3と第2のバックライトユニット2のレーザ光源5の発光量とを制御し、図2(c)に示すように、第1及び第2のバックライトユニット1,2の照明光(配光分布12a,13a)を重ね合わせて、観察方向に応じた最適な配光分布14を得る。これにより、観察方向に応じた視野角が得られ、不要な方向に放射される光を最小限に抑えることができる。その結果、全観察方向から明るい画像が視認できるように広い配光分布の照明光を放射する場合(図2(b))と比較して、レーザ光源3,5の発光量を低減できるため、大きな消費電力削減効果が得られる。
液晶表示装置では、明る過ぎるとまぶしく感じる等の理由から、必要以上の明るさは不要である。そのため、ここでは、各レーザ光源3,5の発光量により照明光の配光分布を制御する際に、液晶表示パネル9の正面方向の明るさ(輝度)が常に一定の値Lを保つよう制御している。
従来より、一定の配光分布を有するバックライトユニットと、液晶表示パネルとの間に、電圧のオンオフにより透明状態と不透明拡散状態(白濁)とが切り替えられる視野角制御機構を設けた液晶表示装置が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、視野角制御機構として、高価な能動光学素子を設ける必要があるため、液晶表示装置が高価なものとなる。本実施の形態に係る液晶表示装置は、高価な能動光学素子を用いることなく、不要な方向に放射される光量を最小限に抑え、これにより消費電力の低減に有効な視野角変更機能を安価に実現している。
次に、実施の形態1に係る液晶表示装置において、狭い配光分布を有する照明光を得る第1のバックライトユニット1の構造を、図3(a)〜(c)を参照して説明する。図3(a)に示すように、第1のバックライトユニット1の導光板4の裏面4aには、プリズム状の微細光学構造40が二次元的(XY面に沿って)に配列されている。
図3(b)は、微細光学構造40のXZ面に沿った断面形状を示す図である。図3(c)は、微細光学構造40のYZ面に沿った断面形状を示す図である。図3(c)に示されているように、微細光学構造40は、YZ断面において、導光板4の裏面4aに対して48.5度の角度を有する2つの傾斜面41,41を有する二等辺三角形の形状を有している。微細光学構造40は、また、XZ断面において、導光板4の裏面4aに対して70度の角度を有する2つの傾斜面42,42と、これら傾斜面42,42の頂部でX方向に延在する稜線43とを有する台形形状を有している。
導光板4の入射端面4cから入射し、導光板4の内部を伝播した光は、上記の反射面形状を有する微細光学構造40(主として傾斜面41)により反射され、導光板4の表面4bから、Z方向(液晶表示パネル9にほぼ垂直な方向)を中心とする狭い範囲の方向に放射される。その結果、狭い配光分布を有する照明光10を得ることができる。
図4は、このように設計された第1のバックライトユニット1により得られる照明光の配光分布のシミュレーションによる計算値と実測値とを併せて示す図である。図4から明らかなように、導光板4の微細光学構造40により、他に光学シート等の光学部品を追加することなく、放射角度が全幅20度(Z方向を中心として−10度〜+10度)の範囲に収まる程度の狭い配光分布を得ることができる。
複数のバックライトユニットを重ね合わせた液晶表示装置では、厚さが増加する場合があるが、実施の形態1に係る液晶表示装置は、各レーザ光源3,5を側方に配置することで、それぞれのバックライトユニット1,2を薄く構成できるため、液晶表示装置全体の厚さを抑えることができる。その結果、薄型で、なお且つ視野角の制御が可能な液晶表示装置を実現することができる。
照明光の配光分布を制御するためには、各レーザ光源3,5の発光量が自在に制御可能であることが好ましい。そこで、実施の形態1に係る液晶表示装置では、光源として、レーザ(あるいは発光ダイオード)のような発光量の制御が容易な固体光源を用いている。これにより、より最適な視野角の制御を可能にしている。
また、微細光学構造40を、上述したような狭い配光分布の照明光が得られるように設計するに際しては、導光板4内を伝播する光の指向性が高い方が、微細光学構造40の構造の単純化(これによる導光板4のコスト低減)及び性能向上の点で好ましい。そのため、ここでは指向性の高いレーザ光源3を用い、きめ細かく最適な視野角変更を低コストで実現し、より大きな消費電力低減効果を得ている。
実施の形態1に係る液晶表示装置では、上述したように、第1及び第2のバックライトユニット1,2が同じ方式の光源(レーザ光源)を用いている。仮に、一方のバックライトユニットの光源を例えば蛍光ランプとし、他方のバックライトユニットの光源を発光ダイオードとした場合のように、発光方式の異なる光源を用いた場合には、発光方式の違いによる発光スペクトルの差などにより、照明光の配光分布の変更に伴って表示色が変化する等の問題が生じる場合がある。各バックライトユニットが同一の発光方式の光源(例えばレーザ、LED)を用いることで、このような問題を解消し、視野角変更時にも良好な画質を維持することができる。
ここで、視野角を変更する制御方法の一例について説明する。図6は、視野角の変更のために必要な制御系の一例を示すブロック図である。また、図7は、視野角変更の一例を模式的に示す概略図である。
視野角を変更する制御方法として、最も簡易なものとしては、視野角の異なる複数の表示モード(例えば、狭視野角表示モード、広視野角表示モード等)を用意し、液晶表示装置に設けたユーザー視野角選択部を介して、観察位置に応じた最も適当な表示状態が得られるように、ユーザーが表示モードを選択する方法が考えられる。
この場合、図6に示すように、液晶表示装置は、第1のバックライトユニット1のレーザ光源3と第2のバックライトユニット2のレーザ光源5の発光量(すなわち各レーザ光源3,5への投入電力量)を制御する光源駆動部103と、この光源駆動部103を制御する表示モード制御部100と、表示モード記憶部101と、ユーザーが表示モードを選択するためのユーザー視野角選択部102とを備えている。
表示モード記憶部101は、視野角の異なる表示モードのそれぞれについて、目標とする視野角に応じて決定された各レーザ光源3,5への投入電力量を記憶している。表示モード制御部100は、ユーザー視野角選択部102によりユーザーが選択した表示モードに応じて、表示モード記憶部101に記憶した各レーザ光源3,5への投入電力量を、光源投入電力指示値として、光源駆動部(レーザ光源駆動回路)103に指示する。光源駆動部103は、光源投入電力指示値に基づいて各レーザ光源3,5をそれぞれ発光させ、これにより目標とする視野角を得る。
また、観察者を検知するためのCCDカメラ等の観察者検知装置105と、検出された観察者の位置に応じた視野角を自動的に判定する視野角判定部106とを設けてもよい。この場合、観察者検知装置105により検知された観察者の位置に応じて、視野角判定部106が適切な視野角を判定し、表示モード制御部100に対して、視野角指示値を入力する。表示モード制御部100は、視野角判定部106から入力された視野角指示値に応じて、表示モード記憶部101に記憶した各レーザ光源3,5への投入電力量を、光源駆動部103に指示する。光源駆動部103は、光源投入電力指示値に基づいて各レーザ光源3,5をそれぞれ発光させ、これにより、観察者の位置に応じた適切な視野角が得られる。
表示モードの自動判定は、例えば、図6に示す観察者の位置と視野角との関係に基づいて行われる。すなわち、図6(a)に示すように、観察者が液晶表示パネル9に対して正面方向のみの場合には、第1のバックライトユニット1の発光量(配光分布12aa)が第2のバックライトユニット2の発光量(配光分布13aa)に対して相対的に大きく設定された視野角の狭い表示モードを選択する。これに対し、図6(b)及び(c)に示すように、観察者の位置が左右に広がるにつれて、その広がりに応じて、第1のバックライトユニット1の発光量(配光分布12ab,12ac)に対する第2のバックライトユニット2の発光量(配光分布13ab,13ac)の割合を大きくした、より視野角の広い表示モードを選択する。図6(a)〜(c)において、第1及び第2のバックライトユニット1,2を合わせた照明光の配光分布をそれぞれ符号14a,14b,14cで示すが、いずれも正面方向において所定の輝度Lとなるように、各バックライトユニットの発光量が制御されている。このような視野角の自動判定制御を行うことで、ユーザーが表示モードを選択する煩雑さが解消されると共に、よりきめ細かな視野角制御(そのための発光量制御)が可能となるため、より高い消費電力低減効果が得られる。
なお、上述した観察者検知による視野角の自動判定、又は、ユーザーによる視野角選択の何れか一方のみを備えた構成も可能であることは言うまでもない。
以上に説明したように、実施の形態1に係る液晶表示装置は、個別に光源を備え、それぞれ異なる配光分布で発光するよう構成された複数のバックライトユニットを、液晶表示パネルの背面側に、表示面に対して平行に重ね合わせて配置し、複数のバックライトユニットの光源の発光量を個別に制御するよう構成されている。そのため、高価な能動光学素子を用いることなく、視野角変更機能を有する液晶表示装置を安価に実現することができる。
また、実施の形態1に係る液晶表示装置は、表示画面の正面方向の輝度を所定の指示値に保ちながら、複数のバックライトユニットの発光量を個別に制御するよう構成されているため、必要以上の明るさをもたらすことなく、観察方向に応じた最適な照明光の配光分布を得ることができる。さらに、不要な方向に放射される光を最小限に抑えて、消費電力を大幅に低減することができる。
また、実施の形態1に係る液晶表示装置では、第1及び第2のバックライトユニット1,2が導光板40,60を備えているため、各バックライトユニット1,2を薄型に構成することができる。これにより、薄型で、なお且つ、消費電力低減効果があり、視野角変更機能を有する液晶表示装置を実現することができる。
また、実施の形態1に係る液晶表示装置では、第1及び第2のバックライトユニット1,2が、発光量や発光方向を正確且つ容易に制御でき、なお且つ低コストのレーザ光源を用いているため、画像の色変化等を発生することなく、低コストで、きめ細かく最適な視野角の変更が可能となり、より大きな消費電力低減効果を得ることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す断面図である。図7に示すように、実施の形態2に係る液晶表示装置は、液晶表示パネル9の照明用バックライト装置として、狭い配光分布を有する照明光10を放射する導光板型の第1のバックライトユニット15と、広い配光分布を有する照明光11を放射する第2のバックライトユニット16とを有している。バックライトユニット15,16は、それぞれ照明光10a,11aを放射し、実施の形態1で説明した光学シート8を介して液晶表示パネル9を照明する。液晶表示パネル9は、図示しない制御部からの表示信号に応じて、照明光10a,11aに対する透過率を空間的に変調することで、画像を形成する。各バックライトユニット15,16の光源17,18は、いずれも発光ダイオードである。
本実施の形態では、第2のバックライトユニット16は、導光板を有しておらず、内面が拡散反射面となっているバックライト筐体19と、このバックライト筺体19内に配置された発光ダイオード光源18とを有して構成されている。発光ダイオード光源18は、バックライト筺体19の底板部の上に、液晶表示パネル9に直下に位置するように、平面的に(XY面に沿って)多数配置されている。また、バックライト筺体19の第1のバックライトユニット15側には、照明光の均一性を確保するための拡散度の高い拡散板20が配置されている。すなわち、第2のバックライトユニット16は、光源直下型バックライトとして構成されている。第1のバックライトユニット15の構成は、光源17が発光ダイオードであることを除き、実施の形態1の場合と同様である。
異なる配光分布を有する第1及び第2のバックライトユニット15,16の発光ダイオード光源17,18の発光量を個別に制御することにより視野角を変更し、消費電力を低減することは、実施の形態1において説明したとおりである。
導光板を備えたバックライトユニットは、光源を導光板の側端部のみに配置するため、画面サイズが大きくなると、十分な数の光源を配置することが難しくなり、十分な発光量・明るさを得られなくなる可能性がある。そこで、この実施の形態2に係る液晶表示装置では、広い配光分布の照明光を放射するものであって、光源に多くの発光量が求められる第2のバックライトユニット16を、上述したように光源直下型のバックライトとし、これにより大画面化した場合でも十分な明るさを確保できるよう構成している。
光源直下型のバックライトを用いた場合、光源として、発光面積が小さく指向性の高いレーザ光源を用いると、照明光の配光分布の均一化に必要な構造が複雑になる。そのため、この実施の形態2では、第2のバックライトユニット16の光源として、レーザと同様な高い発光制御性を有し、面発光であるために照明光の配光分布の均一化が容易な発光ダイオードを用いている。これにより、第2のバックライト16の構造を簡単にし、さらなるコスト低減を実現している。また、第1のバックライトユニット15の光源としては、第2のバックライトユニット16と同方式の光源、すなわち発光ダイオードを用いている。
このように、実施の形態2に係る液晶表示装置では、広い配光分布の照明光を放射する第2のバックライトユニット16を、光源直下型のバックライトとして構成し、発光ダイオード光源18を用いているため、大画面化への対応が可能で、視野角変更機能を有し、消費電力低減が可能な液晶表示装置を安価に実現することができる。
なお、視野角を変更する制御は、実施の形態1で説明した制御方法(図5,図6参照)と同様に行われる。
なお、上述した実施の形態1及び2では、液晶表示装置が、2つのバックライトユニットを有する場合について説明したが、個別に光源を備えた3つ以上のバックライトユニットを有していてもよい。この場合、当該3つ以上のバックライトユニットの光源の発光量をバックライトユニット毎に制御することにより、正面方向の輝度を所定の指示値に保ちながら、各バックライトユニットの発光量を個別に制御する。
1 第1のバックライトユニット、 2 第2のバックライトユニット、 3 レーザ光源、 4 導光板、 40 微細光学構造、 5 レーザ光源、 6 導光板、 60 拡散反射構造、 7 反射シート、 8 拡散シート、 9 液晶表示パネル、 10,10a 第1のバックライトユニットの照明光、 11,11a 第2のバックライトユニットの照明光、 12,12a,12aa,12ab,12ac 第1のバックライトユニットの配光分布、 13,13a,13aa,13ab,13ac 第2のバックライトユニットの配光分布、 14,14a,14b,14c 照明光の配光分布、 15 第1のバックライトユニット、 16 第2のバックライトユニット、 17 発光ダイオード光源、 18 発光ダイオード光源、 19 バックライト筐体、 20 拡散板、 100 表示モード制御部、 101 表示モード記憶部、 102 ユーザー視野角選択部、 103 光源駆動部、 105 観察者検知装置、 106 視野角判定部。

Claims (8)

  1. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの背面側に、前記液晶表示パネルの表示面に対して平行に重ね合わせて配置された複数のバックライトユニットと
    を備え、
    前記複数のバックライトユニットは、個別に光源を備え、互いに異なる配光分布で発光するよう構成されており、
    前記複数のバックライトユニットの各光源の発光量をバックライトユニット毎に制御することにより、前記液晶表示パネルの表示面の正面方向の輝度を所定の輝度に保ちながら、前記複数のバックライトユニットの発光量を個別に制御すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記複数のバックライトユニットのうち、少なくとも1つのバックライトユニットは、光源と、当該光源から放射された光を伝播させて前記液晶表示パネルに向けて放射する導光板とを有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記複数のバックライトユニットのうち、少なくとも1つのバックライトユニットは、前記液晶表示パネルの直下に配置された光源を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数のバックライトユニットの各光源のうち、少なくとも1つは、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数のバックライトユニットの各光源のうち、少なくとも1つは、レーザ光源であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記複数のバックライトユニットの各光源は、同じ発光方式の光源であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 観察者検知装置をさらに備え、
    前記複数のバックライトユニットの発光量を、前記観察者検知装置によって検知した観察者の位置に基づいて制御すること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. ユーザーによる視野角の選択が可能なユーザー視野角選択手段をさらに備え、
    前記複数のバックライトユニットの発光量を、前記ユーザー視野角選択手段におけるユーザーの選択に基づいて制御すること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
JP2009130427A 2009-05-29 2009-05-29 液晶表示装置 Pending JP2010277901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130427A JP2010277901A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130427A JP2010277901A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010277901A true JP2010277901A (ja) 2010-12-09
JP2010277901A5 JP2010277901A5 (ja) 2012-07-05

Family

ID=43424673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009130427A Pending JP2010277901A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010277901A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029889A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha Switchable viewing angle display and display method
WO2013080488A1 (ja) * 2011-11-28 2013-06-06 パナソニック株式会社 表示装置
WO2016046068A1 (en) * 2014-09-25 2016-03-31 Koninklijke Philips N.V. Display device with directional control of the output, and a backlight for such a display device
US10810969B2 (en) 2017-01-16 2020-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Texture display device, texture display method, and texture display program
EP3601880A4 (en) * 2017-03-25 2020-11-18 LEIA Inc. MODE SWITCHABLE BACKLIGHT, PRIVACY DISPLAY AND PROCEDURES
CN113341611A (zh) * 2020-02-18 2021-09-03 矽光学有限公司 用于具有自由看视模式和受限看视模式的显示屏的照明装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077946A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Citizen Electronics Co Ltd バックライトユニット及びそれを備えた表示装置
JP2008084651A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Epson Imaging Devices Corp 照明装置、電気光学装置、電子機器
JP2008123925A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Citizen Electronics Co Ltd バックライトユニット及び表示装置
JP2008262906A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Dtmc:Kk バックライトユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077946A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Citizen Electronics Co Ltd バックライトユニット及びそれを備えた表示装置
JP2008084651A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Epson Imaging Devices Corp 照明装置、電気光学装置、電子機器
JP2008123925A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Citizen Electronics Co Ltd バックライトユニット及び表示装置
JP2008262906A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Dtmc:Kk バックライトユニット

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8928567B2 (en) 2010-08-31 2015-01-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Switchable viewing angle display
WO2012029889A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha Switchable viewing angle display and display method
US9400347B2 (en) 2011-11-28 2016-07-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Display device
WO2013080488A1 (ja) * 2011-11-28 2013-06-06 パナソニック株式会社 表示装置
CN103299358A (zh) * 2011-11-28 2013-09-11 松下电器产业株式会社 显示装置
JPWO2013080488A1 (ja) * 2011-11-28 2015-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置
CN107079147A (zh) * 2014-09-25 2017-08-18 皇家飞利浦有限公司 具有输出方向控制的显示设备及用于这种显示设备的背光
KR20170060104A (ko) * 2014-09-25 2017-05-31 코닌클리케 필립스 엔.브이. 출력의 지향성 제어를 갖는 디스플레이 디바이스, 및 이러한 디스플레이 디바이스를 위한 백라이트
WO2016046068A1 (en) * 2014-09-25 2016-03-31 Koninklijke Philips N.V. Display device with directional control of the output, and a backlight for such a display device
CN107079147B (zh) * 2014-09-25 2019-08-16 皇家飞利浦有限公司 具有输出方向控制的显示设备及用于这种显示设备的背光
US10393943B2 (en) 2014-09-25 2019-08-27 Koninklijke Philips N.V. Display device with directional control of the output, and a back light for such a display device
KR102146962B1 (ko) 2014-09-25 2020-08-31 코닌클리케 필립스 엔.브이. 출력의 지향성 제어를 갖는 디스플레이 디바이스, 및 이러한 디스플레이 디바이스를 위한 백라이트
US10810969B2 (en) 2017-01-16 2020-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Texture display device, texture display method, and texture display program
EP3601880A4 (en) * 2017-03-25 2020-11-18 LEIA Inc. MODE SWITCHABLE BACKLIGHT, PRIVACY DISPLAY AND PROCEDURES
CN113341611A (zh) * 2020-02-18 2021-09-03 矽光学有限公司 用于具有自由看视模式和受限看视模式的显示屏的照明装置
JP2021132034A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 ジオプティカ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングSioptica Gmbh 自由閲覧モード及び制限付き閲覧モードの画面用照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4529573B2 (ja) 面状光源装置及び液晶表示装置
JP4902566B2 (ja) 面状照明装置および表示装置
WO2011067911A1 (ja) 液晶表示装置
KR20060105346A (ko) 백라이트 유닛 및 이를 채용한 액정표시장치
US20040093779A1 (en) Illuminated background display apparatus
JP2002049324A (ja) バックライト装置
JP4655746B2 (ja) バックライト装置及び表示装置
JP2007066634A (ja) バックライト装置および液晶表示装置
WO2011048830A1 (ja) バックライト装置と、それを備えた画像表示装置、並びに、駆動方法
JP5299757B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP2010277901A (ja) 液晶表示装置
KR20080031573A (ko) 점광원을 사용한 선광원
JP2012119246A (ja) バックライト装置及びこれを用いた映像表示装置
JP4164077B2 (ja) 光源ユニット及び光源ユニットを用いたディスプレイユニット
KR20140118092A (ko) 광확산 소자, 및 이를 갖는 발광소자 어레이 유닛
WO2012101780A1 (ja) 液晶表示装置
CN110568657A (zh) 显示装置
JP2007232966A (ja) 表示装置
JP2005285702A (ja) 導光部材及びそれを用いた照明装置
JP2009224030A (ja) Ledバックライトユニットおよび液晶表示装置
JP2016045995A (ja) 面光源装置および液晶表示装置
WO2013061866A1 (ja) 照明装置およびそれを備えた表示装置
KR100433218B1 (ko) 백라이트 유닛
JP4636811B2 (ja) 面光源装置、画像表示装置及び光束制御板
KR20030078529A (ko) 백라이트 유닛

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140603