JP2008077946A - バックライトユニット及びそれを備えた表示装置 - Google Patents

バックライトユニット及びそれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 2方向に出射方向が得られるバックライトユニット及び表示装置を得る。
【解決手段】 エッジライトタイプのバックライトユニットにおいて、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bの2つの導光板を用い、第1の導光板21Aの出射面21Acと第2の導光板21Bの出射面21Bcを同一方向に向けると共に第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baを対向させて重ね合わせ、第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baに接近してそれぞれ光源22を配置する。また、積み重ねた導光板の出射面側に指向性を調整する指向性調整シート25を配設してバックライトユニット20を構成する。また、このバックライトユニット20を液晶表示パネル30の背面に備えて表示装置40を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示装置のバックライトユニット、あるいは、バックライトを備えた表示装置に関し、特に、光指向性に関するものである。
液晶表示装置はパーソナルコンピュータ、液晶テレビ、電子手帳、携帯電話、その他装置の端末表示機器などに広く用いられてきている。この液晶表示装置の表示画像を明るく鮮明に映し出すためにバックライトユニットを液晶表示パネルの下面側に配設して用いられる。このバックライトユニットの従来技術の一つに、出射方向を制御する光学シートが提案されている。
下記の特許文献1に記載された光学シートは図18に示した形状をなしている。図18は特許文献1に示された光学シートの拡大断面図である。図18において、拡散光制御用光学シート10Dは受光面12の対向する反対側の面に傾斜角θの傾斜面14を有しての傾斜をなした凸状部13を平行四辺形状に設けている。また、この凸状部13内には微粒子なる拡散剤が分散している。特許文献1によれば、この拡散光制御用光学シート10Dを導光板の出射面側に配置することにより、導光板からの出射光が拡散光制御用光学シート10Dの受光面12に入射し、そして、拡散光が矢印Cの方向に出射して矢印Cの方向に出射方向を制御できるとされている。
特開平10−246805号公報
しかしながら、図18に示された特許文献1に記載のバックライトユニットの構成は、出射方向を1つの方向に決めることはできるにしても、2つの方向に出射方向を持たせる構成にはなっていない。例えば、車載用のカーナビゲーションや液晶テレビなどのように、運転席と助手席の2方向から同時に表示画像が鮮明に視認できる構成にはなっていない。更にまた、図18に示された拡散光制御用光学シート10Dは凸状部13が傾斜をなしているので、シート状のものを作るとなると製作が大変難しい。
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたもので、製作が容易で、且つ、2つの方向に指向性が現れて、しかも、その出射方向が自由に変えられるバックライトユニット、並びに、表示装置を得ることを目的とするものである。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1に記載のバックライトユニットの特徴は、入射面と出射面を有する導光板の入射面に接近して光源を設けてなるエッジライトタイプのバックライトユニットにおいて、前記導光板は第1の導光板と第2の導光板の2つの導光板からなって、前記第1の導光板の出射面と前記第2の導光板の出射面を同一方向に向けると共に前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面を対向させて重ね合わせ、前記光源を前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のバックライトユニットの特徴は、前記積み重ねた導光板の前記出射面側に指向性を調整する指向性調整シートを配設したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のバックライトユニットの特徴は、前記指向性調整シートは凸形状をなして該凸部の稜線が平行をなした光学シートからなり、該光学シートの前記凸部が液晶表示パネル側に向けられて、前記平行なる稜線が前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置した前記光源の配置軸と平行に配置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のバックライトユニットの特徴は、前記指向性調整シートは凸形状をなして該凸部の稜線が平行をなした光学シートからなり、該光学シートの前記凸部が導光板側に向けられて、前記平行なる稜線が前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置した前記光源の配置軸と平行に配置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のバックライトユニットの特徴は、前記光学シートは、前記凸形状が三角形をなしたプリズムシートであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のバックライトユニットの特徴は、前記光学シートは、前記凸形状が台形をなしたプリズムシートであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載のバックライトユニットの特徴は、前記光学シートは、前記凸形状が三角形の山をなして谷が平坦面をなしたプリズムシートであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載のバックライトユニットの特徴は、前記指向性調整シートは出射方向を調整できることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9に記載のバックライトユニットの特徴は、前記出射方向の調整は三角形の頂角の角度又は台形の斜面の角度を変えることによって行うことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10に記載のバックライトユニットの特徴は、前記指向性調整シートと前記積み重ねた導光板の前記出射面との間に拡散シートを配設したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11に記載のバックライトユニットの特徴は、前記光源はLEDであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12に記載のバックライトユニットの特徴は、バックライトユニットから出射される光の指向性はハート形をなすことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13に記載の表示装置の特徴は、液晶表示パネルの背面側にバックライトユニットを備える表示装置において、前記バックライトユニットは前記請求項1乃至12のいずれか1項に記載のバックライトユニットを用いていることを特徴とするものである。
本発明によれば、以下の発明効果が得られる。本発明のバックライトユニットは、導光板を第1の導光板と第2の導光板で構成し、第1の導光板の出射面と第2の導光板の出射面を同一方向に向けて、第1の導光板の入射面と第2の導光板の入射面を対向させて重ね合わせ、第1の導光板の入射面と第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ光源を配置する。一般に、プリズムなどの反射手段を有する導光板は、導光板の材料や形状にも依存するが導光板の出射面の法線とおおむね60°〜70°をなす角度方向に光を出射する。従って、第1の導光板の入射面と第2の導光板の入射面を対向させて重ね合わせると、導光板の出射面の法線方向となす角度が60°〜70°であり、それぞれ反対方向に向いた出射光が得られる。このように構成した導光板を用いることにより、2方向の出射方向を持つバックライトが得られる。
次に、上記の構成をなす導光板の出射面側に指向性を調整する指向性調整シートを配設する。指向性調整シートは光の出射方向を調整するシートで、導光板から出射した光を所望の出射方向に調整する。この指向性調整シートには、凸形状をなした凸部の稜線が、複数、平行に形成されている。具体的には、プリズムシートやレンチキュラーレンズシートなどが好適なものとして挙げられる。取り分け、三角形の凸形状をなしたプリズムシートは形状がシンプルであり、はっきりとした2方向の指向性が現れる。また、製作が容易であることより、より好ましい光学シートとして選択することができる。このような光学シートからなる指向性調整シートを、凸部が液晶表示パネル側に向けられて、或いは、凸部が導光板側に向けられて、稜線が第1の導光板の入射面と第2の導光板の入射面に配設した光源の配置軸と平行になるように配置すると、導光板からの出射方向を変えることができる。そして、例えば、プリズムシートの頂角の角度を変えることによって出射方向(角度)の調整などができ、所望の2方向の出射光を得ることができる。また、台形をなしたプリズムシートや、山が三角形をなして谷が平坦面をなすプリズムシートは4方向の出射方向を得ることができる。この4方向の出射光は、頂角の角度を調整することによって各方向の2つの出射光を合成して、左右に出射する2つのブロードの出射光とすることもできる。
また、導光板の出射面と指向性調整シートとの間に拡散シートを配設すると、拡散シートの働きで出射出力半値幅が広がると同時に出射方向が僅かに変わる。これは、拡散シートの光拡散作用によって導光板から2方向に出射した出射光が拡散される中で、出射角の小さい角度のものが多く出射すると推量される。これにより、出射出力半値幅を広くすることができる。
また、光源はLEDを使用する。低電圧駆動できることから消費電力が少なく経済的であり、また、小型であることから携帯用の表示装置や小型の表示装置などには効果的に適用できる。
以上述べたことから、2方向、或いは4方向の出射方向、出射出力を持つバックライトユニットを得ることができる。
このようなバックライトユニットを備えた表示装置は、例えば、車載用の液晶テレビ、カーナビゲーションなどに適用すれば、運転席と助手席の両側から表示画像を見ることができる。また、導光板は第1の導光板と第2の導光板の2つを用いているので、片方のみの導光板を使用すれば1方向だけの出射出力を得ることができる。第1の導光板と第2の導光板の両方点灯、片方の点灯の切り換えによって2方向から、或いは1方向からと見ることが可能になる。
(第1実施形態)以下、本発明を実施するための最良の形態(以降、実施形態と云う)を図を用いながら説明する。最初に、本発明の第1実施形態に係るバックライトユニットと表示装置について図1〜図9を用いて説明する。ここで、図の説明を行う。図1は本発明の第1実施形態に係る表示装置の側面図を示している。また、図2は図1における指向性調整シートの平面図で、光源との配置関係も示した図になっている。図3は図1における導光板からの出射光の指向性を説明する模式図で、図3の(a)は導光板からの出射光の指向特性を示した模式図、図3の(b)は導光板からの出射方向を示した模式図を示している。また、図4は図1における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図4の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図4の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図を示している。また、図5は図4における指向性調整シートのC部における出射光の説明図を示している。また、図6は図1における導光板の指向特性を示すグラフ、図7は図1におけるバックライトユニットの指向特性を示すグラフを示している。また、図8は指向性調整シートの他の配置形態を模式的に示した説明図、図9は図1における導光板の他の形状や他の配置形態を示した側面図を示している。
本発明の第1実施形態に係る表示装置40は、図1に示すように、液晶表示パネル30の背面側にバックライトユニット20を備えたものからなる。液晶表示パネル30はTFT素子を用いたアクティブマトリックス型の液晶表示パネルになっていて、TFT素子を設けた各画素にはR(赤色)、G(緑色)、B(青色)のカラーフィルターを設けてあって、バックライトユニット20からの照明光でカラー画像が表示されるようになっている。
バックライトユニット20は、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bによって導光板21を構成している。第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baとが180°反対向きになって対向した状態になって、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bが重なり合って導光板21をなしている。また、各入射面21Aa、21Baには接近して光源22が配設されている。
バックライトユニット20は、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bが重なり合ってなる導光板21と、導光板21の側面両側に配設した光源22と、導光板21の下部側に配設した反射シート23と、導光板21の上部側に配設した指向性調整シート25とから構成している。
ここで、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bは指向性調整シート25に面している面が出射面になっており、第1の導光板21Aの出射面は21Ac、第2の導光板21Bの出射面は21Bcになっている。第1の導光板21Aにあっては入射面21Aaから光源22の光を採光し、出射面21Acから光を出射する。同様に、第2の導光板21Bにあっては入射面21Baから光源22の光を採光し、出射面21Bcから出射する。尚、第2の導光板21Bの出射面21Bcから出射した光は、一旦第1の導光板21Aに入射し、そして、第1の導光板21Aの出射面21Acから指向性調整シート25に向かって出射する。
上記バックライトユニット20を構成する構成部品の仕様について簡単に説明する。第1の導光板21Aと第2の導光板21Bは透明なアクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂などの樹脂を用いて形成していて、形状などの仕様はほぼ同一仕様をなしている。つまり、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bは矩形なる略板状の形状をなしている。第1の導光板21Aは入射面21Aaと対向する反対側の面側は入射面21Aa側より厚みが薄くなっている。出射面21Acと対向する反対側の面は(この反対側の面は第2の導光板21Bの出射面21Bcと対面している)傾斜面をなしており、所謂、僅かに楔形をなした導光板形状をなしている。そして、その傾斜面にプリズムなどの反射手段(図示はしていない)を設けている。
第2の導光板21Bは第1の導光板21Aと同じ形状をなしており、この第2の導光板21Bの傾斜面側を第1の導光板21Aの傾斜面と対面させて、そして、第2の導光板21Bの入射面21Baを第1の導光板21Aの入射面21Aaと対向させて重ね合わせた配置形態を取っている。従って、第2の導光板21Bの出射面21Bcは傾斜面をなしており、プリズムなどの反射手段が設けられている。なお、第1の導光板21A、第2の導光板21Bに設けた反射手段は、出射面21Ac、21Bcと対向する面又は両面に設けても構わない。
次に、光源22は、白色LEDを用いている。この白色LEDは第1の導光板21Aの入射面21Aaに沿って接近して必要個数(第1実施形態においては、図2に示す如く3個)配設している。また、第2の導光板21Bの入射面に沿って接近して必要個数(第1実施形態においては、図2に示す如く3個)配設している。本実施形態のように、各導光板21A、21Bに同数の白色LEDを配設すると、第2の導光板21Bから出射される光は、第1の導光板21Aを通過することによって光が拡散され、明るさが減少する。そこで、減少量を加味して、各導光板21A、21Bに配設する白色LEDの個数を変えたり、電流を調整することによって、出射強度を同等の出力にすることもできる。LEDは駆動電圧が低いので非常に経済的である。また、小型であることからバックライトユニットの大きさを大きくせずに小さくまとめることができる。小型表示機器や携帯機器にあっては好適な光源として利用できる。尚、光源22はLEDに限るものではなく、冷陰極管なども使用することができる。
反射シート23は、導光板21下方側に逃げて出射した光を反射させて、液晶表示パネル30側に戻すために設けている。また、反射した光は液晶表示パネル30側に戻る際、導光板21を通過するため、屈折が生じるので光の拡散効果も生んでいる。この反射シート23は、例えば、反射率の高いアルミ金属薄板、アルミ金属膜あるいは銀金属薄膜を設けた樹脂シート、白色塗膜を設けた樹脂シート、白色樹脂で形成した成形薄板などが反射シートとして用いることができる。
導光板21の上部に配置する指向性調整シート25は導光板21から出射した光の出射方向を調整する目的で設けている。この指向性調整シート25は凸形状をなして、凸部の稜線が平行をなした光学シートが用いられる。第1実施形態においては、三角形のプリズム25aを設けた光学シートを用いており、その三角形のプリズム25aの頂角の稜線が平行になって連設されたプリズムシートになっている。また、三角形のプリズム25aのピッチは数10μmの大きさであるが、図においては分かり易くするために誇張して大きく描いている。このプリズムシートは、図2に示すように、平行な稜線25bが第1の導光板21Aの入射面24Aa側に並べて配設した光源22の配置軸A1、及び、第2の導光板21Bの入射面21Ba側に並べて配設した光源22の配置軸B1と平行になる位置に配置している。また、プリズム25aの凸部が液晶表示パネル30側に向けて配置している。尚、光源22にLEDを左右それぞれ1個、A1、B1線上に配置した場合もこの配置軸A1、B1と平行になるようにブリズムシートの稜線25bを配置する。また、光源22に冷陰極管を左右それぞれ1個配置した場合も冷陰極管の配置軸と平行になるようにプリズムシートの稜線25bを配置する。また、プリズムシートはその頂角が液晶表示パネル30側に向けて配置する。
続いて、図3、図4を用いて、本実施形態の作用・効果を説明する。図3に示す第1の導光板21Aと第2の導光板21Bを重ねた場合の作用について説明する。最初に、図3の(b)において、第2の導光板21Bは光源22(図中、左側にある光源)の光を採光し、出射面21Bcから矢印で示したR1の方向に出射する。尚、矢印で示した出射光は一部だけを表示している。このR1の方向は概ね出射角が60°の方向を示す。一方、第1の導光板21Aは光源22の光(図中、右側にある光源)を採光し、出射面21Acから矢印で示したL1の方向に出射する。このL1の方向は概ね出射角が−60°の方向を示す。従って、第1の導光板21Aからの出射光と第2の導光板21Bからの出射光はそれぞれほぼ60°反対側を向いて、L1方向とR1方向の2方向の出射方向を持って出射する。
この2方向の指向性は、出射面上のある出射位置をOとしたときの、出射位置Oにおける指向特性は図3の(a)に示された如くになる。ここで、図3の(a)の見方について簡単に説明する。X−Xは光導波方向での出射面を示していて、Oは出射面上のある出射位置を示している。Z軸は位置Oでの垂直軸を示していて、このZ軸を0°にして方向を決めている。長さmは光強度を表している。光強度のピークが現れる角度を+γ°、−γ°で表している。wは出射出力半値幅(以降、出力の幅と呼んで説明する)を表している。図3の(a)において、位置Oでの出射光にはQR1とQL1の2つの指向特性が現れる。QR1の出射方向は+γ°の方向で強度mのピークが現れる。この+γ°の方向は図3の(b)においてのR1の方向を指しており、前述したように概ね60°の方向になる。これに対して、QL1の出射方向は−γ°の方向で強度のピークが現れる。この−γ°の方向は図3の(b)においてのL1の方向を指しており、前述したように概ね−60°の方向になる。このように、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bを重ねることによって2つの方向に指向特性を持った出射光が現れる。
次に、三角形のプリズムシートなる指向性調整シート25を用いた場合の指向特性について図4を用いて説明する。図4の(b)において、第2の導光板21Bから出射したR1(図3の(b)参照)の方向の光は指向性調整シート25なるプリズムシートによって屈折を起こしてR2の方向に光路は変わる。これは、図5に示すように、指向性調整シート25下面に入射したR1方向の光は指向性調整シート25下面の入射境界面で屈折を起こし、更に、プリズム25aの斜面25dから出射する光は屈折を起こしてR2の方向に出射する。このR2方向の出射角は2度の屈折によってR1方向の出射角より小さくなり、出射角が小さくなる方向に変化する。同様に、第1の導光板21Aから出射したL1(図3の(b)参照)の方向の光は指向性調整シート25下面とプリズム25aの斜面25eの作用を受けてL2の方向に光路は変わる。
次に、指向性調整シート25からR2の方向やL2の方向に出射する光の指向特性は図4の(a)に示すように、出射位置Oにおいて2つの指向特性を持った光に変化する。図3の(a)で示したQR1とQL1の指向特性は指向性調整シート25によって+δ°と−δ°の方向で光強度がピークとなるQR2とQL2の指向特性に変化する。この指向特性QR2とQL2によって形成された形状はハート形の形状をなしていると云える。また、δ°の角度は図3の(a)で示したγ°の角度より小さいものである。この2つの方向の指向特性を持った出射光の2つの方向に挟まれた角度β°は図5に示す三角形のプリズム25aの頂点25cの頂角α°によって決まってくる。即ち、頂角α°が変われば2つの方向に挟まれた角度β°は変わってくる。これにより、角度β°は頂角α°によって自由に調整することができる。
ここで、図6、図7を用いて、更に詳細に説明する。図6は第1の導光板21Aと第2の導光板21Bを重ね合わせて導光板21を構成したときの導光板21における指向特性を示す。図7は指向性調整シートを設けたときの指向特性を示している。尚、図6と図7での導光板とLEDの配置は今まで図1〜図4を用いて説明してきた配置と左右逆の配置になっている。図6において、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bの両方を点灯した場合には実線で示すように+60°〜+70°と−60°の近辺で強度が最大となる。これを、第1の導光板21Aのみを点灯した場合には鎖線で示すように+60°〜+70°の近辺で強度が最大になる指向特性を持つ。第2の導光板21Bのみを点灯した場合には一点鎖線で示すよう−60°の近辺で強度が最大になる指向特性を持つ。頂角100°のプリズムシートを配設した場合には、図7に示すように、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bの両方を点灯した場合には実線で示すように+30°と−30°の近辺で強度は最大になる。また、第1の導光板21Aのみを点灯した場合には鎖線で示すように+30°の近辺で強度が最大になる指向特性を持ち、第2の導光板21Bのみを点灯した場合には一点鎖線で示すよう−30°の近辺で強度が最大になる指向特性を持つ。以上のことから、出射方向が+30°と−30°の2つの方向に光強度がピークとなる指向特性が現れる
上記の構成をなすバックライトユニット20を液晶表示パネル30の背面に備えると、例えば、車載用のカーナビゲーションや液晶テレビなどに用いると運転席と助手席の両方から良く見えるようになる。
また、第1実施形態の表示装置は2つの方向に同時に指向するが、何れかの方向に指向させるかを選択することも可能である。例えば、バックライトユニット20の第1の導光板21A側の点灯のみで行えば出射方向は1方向のみになる。これは、第2の導光板21B側についても同じで、選択的に出射方向を変えて利用することも可能になる。
尚、第1実施形態においては、指向性調整シート25に三角形のプリズムシートを用いた。指向性調整シート25はプリズムシートに限るものではなく、凸形状をなしたレンチキュラーレンズシートを用いても似たような効果を得る。また、レンチキュラーレンズの曲率半径を変化させることにより2方向の出射方向の間隔を調整することができる。三角形のプリズムレンズやレンチキュラーレンズは形状がシンプルであるので、シートの押し出し成形法やホットプレス成形法などで容易に製作することができる。
以上述べた第1実施形態のバックライトユニット20は、指向性調整シート25のプリズム25aの凸部を液晶表示パネル30側に向けて配置した構成を取っているが、プリズムの凸部を導光板側に向けて配置した構成を取っても同様な結果を得ることができる。図8は指向性調整シート35を他の配置形態を取った説明図で、指向性調整シート35の三角形状をなすプリズム35aの頂点35cを第1の導光板21A側に向けた配置になっている。そして、プリズム35aの平行な稜線が光源の配置軸と平行な配置になっている。
第1の導光板21aから出射した出射光L1は指向性調整シート35のプリズム35aに入射し、プリズム35aの斜面35eで全反射をおこして、L7の出射光となって指向性調整シート35から出射する。出射光L7はL1の光よりも出射方向が角度的に立ち上がった方向に出射する。同様に、第1の導光板21aから出射した出射光R1はプリズム35aの斜面35dで全反射をおこして、R7の出射光となって指向性調整シート35から出射する。この出射光R7もR1の光よりも出射方向が角度的に立ち上がった方向に出射する。かくして、指向性調整シート35からは2つの出射方向を持った出射光が得られる。プリズム35aの斜面35dと斜面35eは傾斜角が同じの二等辺三角形の斜面をなしているので、2つの出射方向は正反対を向いた出射方向になり、図4に示したと同じ様な指向特性が得られる。
第1実施形態においては、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bは片面に傾斜面を有しての、所謂、僅かに楔形の形状をなした導光板を重ね合わせた配置形態をなした。しかしながら、導光板は色々な形状のものが使用されていることから、第1実施形態で用いた導光板形状や配置形態に限るものではなく、例えば、図9に示すように、他の導光板形状や他の配置形態などを取っても良い。
図9の(a)に示す導光板31は、同一大きさの矩形なる平板状の形状をなした第1の導光板31Aと第2の導光板31Bを重ね合わせたものから構成している。そして、第1の導光板31Aの出射面31Acと第2の導光板31Bの出射面31Bcは同一方向に向いている。また、第1の導光板31Aの入射面31Aaに接近して光源22を配置し、第2の導光板31Bの入射面31Baにも光源22を配置している。また、図示はしていないが、第1の導光板31A、第2の導光板31Bには、導光板21A、導光板21Bと同様に、反射手段が設けられている。
図9の(b)に示す導光板41は、片面に傾斜面を持った、所謂、僅かに楔形の形状をなした第1の導光板41Aと第2の導光板41Bを重ね合わせて構成している。この導光板41で導光板21と異なる点は、導光板21は傾斜面同士を対面させて重ね合わせたのに対し、導光板41は傾斜面と対面する面同士を重ね合わせた点にある。なお、反射手段を設けた点等は、導光板21と同様である。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態に係るバックライトユニットと表示装置について図10〜図13を用いて説明する。ここで、図10は本発明の第2実施形態に係る表示装置の側面図を示している。また、図11は図10における拡散シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図11の(a)は拡散シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図11の(b)は拡散シートからの出射方向を示した模式図を示している。また、図12は図10における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図12の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図12の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図を示している。また、図13は図10における表示装置の出射方向を示した斜視図を示している。尚、前述の第1実施形態で用いた構成部品と同じ仕様の構成部品は同一符号を付して説明するが、説明は必要限度に留めることにする。
第2実施形態の表示装置60は、図10に示すように、液晶表示パネル30の背面にバックライトユニット50を備えたものからなる。液晶表示装置30は前述の第1実施形態での液晶表示パネルと同じ仕様のものを用いているので、ここでの仕様説明は省略する。バックライトユニット50は第1の導光板21Aと第2の導光板21Bを重ねて構成した導光板21の下部側に反射シート23を配設し、導光板21の上部側に拡散シート54と指向性調整シート25を積層した構成をなしている。また、第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baのそれぞれに接近して光源22を配設したものから構成している。
ここで、第2実施形態のバックライトユニット50の構成は、前述の第1実施形態でのバックライトユニットの構成と対比すると、拡散シート54を導光板21と指向性調整シート25の間に配設した構成のみが異なっている。また、使用している導光板21と指向性調整シート25は前述の第1実施形態の仕様のものと同じ仕様のものを使用している。従って、第2実施形態では、拡散シートを設けたことによる作用、効果を主体にして説明することにする。
ここで、拡散シート54はシリカ微粒子を透明な樹脂に分散してシート形状に仕上げたものを使用している。しかしながら、拡散シート54はこれに限るものではなく、樹脂シートの表面に微小な凹凸を設けたもの、その他公知のものを用いても構わない。
第1の導光板21Aと第2の導光板21Bとを重ね合わせた導光板21から出射する光の指向特性は、前述の第1実施形態で図3をもって説明した如く、概ね+60°と−60°の2つの方向に出射方向を持った光が出射する。この出射光が拡散シート54を透過したときの指向特性は図11の(a)に示す指向特性が現れる。ここで、図3の(a)と図11の(a)を比較しながら拡散シート54の作用、効果を説明する。
拡散シート54を透過した光は拡散されるため、光強度は導光板21を出射した光よりも弱くなる。また、拡散によって出力の幅に広がりが現れる。図3の(a)において、斜線で示した領域を指向特性QL1、QR1の出力の幅wとすると、出力の幅が狭くなっている。これに対して、図11の(a)では、2つの指向特性QL3、QR3の領域は、図3の(a)と比較して出力の幅は大分広がっている。このように、拡散した出射光は指向特性の出力の幅を広げる作用をなす。更にまた、出射光の出射方向であるが、図11の(a)での±ε°の方向は、図3の(a)での±γ°の方向と比較するとZ軸の0度に近づいて起きあがった方向に変化している。これは、光が拡散される中で出射角の小さい角度のものが多く出射するものと推量される。以上述べたように、拡散シート54を設けることにより出力の幅が広がり、且つ、出射方向が立ち上がっての2つの出射方向が近づいた指向特性が現れる。
次に、このような指向特性を持った拡散シート54からの出射光は指向性調整シート25を透過すると図12の(a)に示す指向特性が現れる。拡散シートを設けていない前述の第1実施形態での図4の(a)で示した指向特性Ql2、QR2と比較すると、斜線で示した指向特性QL4とQR4は出力の幅が広がり、また、±θ°の角度も図4の(a)での±δ°より小さくなって、2つの指向特性QL4とQR4は接近してきて整ったハート形の形状をなす指向特性が得られる。
以上の構成をなしたバックライトユニット50を備えた表示装置の指向特性を3次元的に見ると図13に示すようになる。第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baにそれぞれ配設したLEDなる光源22と平行になるように指向性調整シートなるプリズムシートの稜線を配置してある。そして、液晶表示パネル30の表示画面からはX軸の方向に2つに分かれた指向特性が現れる。これは、前述した如く、バックライトユニット50に現れた出射方向とほぼ同じ方向に現れる。今、図13において、表示画面位置Oからの出射光は、Z軸を0°とすると、Z軸方向に+θ°離れたQ3の方向と、−θ°離れたQ4の方向の2つの方向に指向特性が現れる。そして、拡散シート54を設けていることによりそれぞれの出力の幅が広くなって、途中で2つの方向の出力が重なり合い、図で示した如く、ハート形なる形状の指向特性(S)が得られる。
従って、Q3の方向とQ4の方向に強い光が出射しているので、Q3の方向とQ4の方向からは表示画像が良く見えるようになる。また、Q3の方向、及びQ4の方向での出力の幅は共に広くなっているので、Q3の方向やQ4の方向で見る位置が多少ずれた位置で見ても十分に表示画像が視認されるようになる。
また、バックライトユニット50からは拡散光が出射していることから出射光に強弱が少なく、均一な明るさの表示画像が得られる。
尚、Q3の方向やQ4の方向は、前述の第1実施形態で説明したことではあるが、指向性調整シート25であるプリズムシートのプリズム頂角の角度を変えることによって指向の方向は自由に変えることができる。
第2実施形態のバックライトユニット50を車載用のカーナビゲーションや液晶テレビなどに搭載することによって、運転席と助手席から同時に表示画像が明るく鮮明に視認することができる。
(第3実施形態)次に、本発明の第3実施形態に係るバックライトユニット及び表示装置について図14〜図17を用いて説明する。ここで、図14は本発明の第3実施形態に係る表示装置の側面図を示している。また、図15は図14における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図15の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図15の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図を示している。また、図16は図14における指向性調整シートの作用を説明する説明図を示している。また、図16は指向性調整シートの他の形状を示した側面図を示している。
図14に示すように、第3実施形態における表示装置80は液晶表示パネル30の背面にバックライトユニット70を備えたものから構成している。ここでのバックライトユニット70は、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bを重ね合わせて構成した導光板21の下部側に反射シート23を配設し、導光板21の上部側に拡散シート54と指向性調整シート75を積層し、第1の導光板21Aの入射面21Aaと第2の導光板21Bの入射面21Baに接近してそれぞれ光源22を配置した構成をなしている。第3実施形態でのバックライトユニット70は前述の第2実施形態でのバックライトユニットと対比すると、指向性調整シートの仕様のみが異なっていて、他の構成部品は前述の第2実施形態での構成部品と同じ仕様の部品を使用している。従って、ここでは指向性調整シート75を主体にして説明し、他の構成部品の説明は必要限度に留めることにする。
第3実施形態においては、指向性調整シート75は凸形状が台形のプリズム75aをなしたプリズムシートなる光学シートを用いている。この台形プリズム75aのプリズムシートは、図16に示すように、斜面角ψの等しい2つの傾斜面75d、75eを持ち、先端は平坦面75fを持った形状の二等辺なる台形プリズムをなしている。台形のピッチや高さは何れも数10μmの大きさであるが、図14、図15においては誇張して大きく描いている。
指向性調整シート75に上記のような台形プリズム75aのプリズムシートを用いると、図14の(b)に示すように、第1の導光板21Aからの出射光は、指向性調整シート75を透過したときにL6aとL6bの2つの方向に指向する出射光が現れる。同じように、第2の導光板21Bからの出射光は、指向性調整シート75を透過したときにR6aとR6bの2つの方向に指向する出射光が現れる。そして、それらの出射光の指向特性は図14の(a)に示す指向特性が現れる。
図15の(a)において、指向性調整シート75の位置Oからは0°のZ軸に対して+側の方向には、+θ°の方向に光強度が最大を示す指向特性QR6bのものと+χ°の方向に光強度が最大を示す指向特性QR6aの2つの指向特性を持つ出射光が現れる。+θ°方向の指向特性QR6bを示す出射光は図15の(b)においてR6bの方向に出射する出射光で、これは、台形プリズム75aの傾斜面から出射する出射光によって示される。また、+χ°方向の指向特性QR6aを示す出射光は図15の(b)においてR6aの方向に出射する出射光で、これは、台形プリズム75aの先端の平坦面75fから出射する出射光によって示される。この指向特性QR6bと指向特性QR6aは何れも第2の導光板21Bからの出射光によって得られる。これに対して、0°のZ軸に対して−側の方向には、−θ°の方向に光強度が最大を示す指向特性QL6bのものと−χ°の方向に光強度が最大を示す指向特性QL6aの2つの指向特性を持つ出射光が現れる。−θ°方向の指向特性QL6bを示す出射光は図15の(b)においてL6bの方向に出射する出射光で、これは、台形プリズム75aの傾斜面から出射する出射光によって示される。また、−χ°方向の指向特性QL6aを示す出射光は図15の(b)においてL6aの方向に出射する出射光で、これは、台形プリズム75aの先端の平坦面75fから出射する出射光によって示される。この指向特性QL6bと指向特性QL6aは何れも第1の導光板21Aからの出射光によって得られる。
次に、4方向に出射方向が現れる理由について図16を用いて説明する。図16において、出射光R5a、R5bは第2の導光板21Bからの出射光を示している。また、出射光L5a、L5bは第1の導光板21Aからの出射光を示している。出射光R5aは台形プリズム75aの先端の平坦面75fの境界面で屈折を起こしてR6a方向に出射する。また、出射光R5bは台形プリズム75aの傾斜面75dの境界面で屈折を起こしてR6bの方向に出射する。ここで、平坦面75fに入射する入射角と傾斜面75dに入射する入射角が異なっているので屈折を起こしての出射する出射方向が異なってきて、図16に示すR6aの方向とR6bの方向の2方向に分かれて出射する。同様にして、出射光L5aは台形プリズム75aの先端の平坦面75fの境界面で屈折を起こしてL6a方向に出射する。また、出射光L5bは台形プリズム75aの傾斜面75eの境界面で屈折を起こしてL6bの方向に出射する。ここで、平坦面75fに入射する入射角と傾斜面75eに入射する入射角が異なっているので屈折を起こしての出射する出射方向が異なってきて、図16に示すL6aの方向とL6bの方向の2方向に分かれて出射する。
以上のことによって、指向性調整シート75に台形のプリズムシートを用いると4方向に分かれての出射方向が現れる。このように4方向に光は進むが、プリズムの頂角を調整することによって、L6a方向の光とL6b方向の光を合成した光、R6a方向とR6b方向の光を合成した光にすることができる。これにより、2方向に出射する幅の広いブロードな光とすることもできる。また、拡散シートを用いていることよりそれぞれの出力の幅も広くなって現れる。また、出射方向の角度などは台形プリズム75aの傾斜面の傾斜角ψ°を変えることによって調整することができる。
尚、第3実施形態では台形のプリズムシートを用いたが、図17に示す形状のプリズムシートを用いても4方向または広い出射幅である2方向に出射方向を持ったバックライトユニットが得られ、同様な効果を奏する。
図17に示す指向性調整シート95のプリズムシートは凸形状が三角形の山を持ったプリズム95aを複数有し、隣り合うプリズム95aの間の谷95gは平坦面をなしているプリズムシートである。尚、95bは稜線を示している。谷95gの平坦面は前述の台形プリズムの先端の平坦面と同じ作用をなす。
第3実施形態のバックライトユニット70は、第1の導光板21Aと第2の導光板21Bの両方の点灯によって4方向に指向方向を持つが、第1の導光板21Aのみを点灯することによってQL6bとQL6aの指向特性を持った2方向の出射方向を得ることができる。同様に、第2の導光板21Bのみを点灯することによってQR6bとQR6aの指向特性を持った2方向の出射方向を得ることができる。第1の導光板21Aと第2の導光板21Bの同時点灯、或いは切り換え点灯によって4方向の出射方向や2方向の出射方向を得ることもできる。
本発明の第1実施形態に係る表示装置の側面図である。 図1における指向性調整シートの平面図で、光源との配置関係も示した図である。 図1における導光板からの出射光の指向性を説明する模式図で、図3の(a)は導光板からの出射光の指向特性を示した模式図、図3の(b)は導光板からの出射方向を示した模式図である。 図1における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図4の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図4の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図である。 図4における指向性調整シートのC部における出射光の説明図である。 図1における導光板の指向特性を示すグラフである。 図1におけるバックライトユニットの指向特性を示すグラフである。 指向性調整シートの他の配置形態を模式的に示した説明図である。 図1における導光板の他の形状や他の配置形態を示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係る表示装置の側面図である。 図10における拡散シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図11の(a)は拡散シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図11の(b)は拡散シートからの出射方向を示した模式図である。 図10における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図12の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図12の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図である。 図10における表示装置の出射方向を示した斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る表示装置の側面図である。 図14における指向性調整シートからの出射光の指向性を説明する模式図で、図15の(a)は指向性調整シートからの出射光の指向特性を示した模式図、図15の(b)は指向性調整シートからの出射方向を示した模式図である。 図14における指向性調整シートの作用を説明する説明図である。 指向性調整シートの他の形状を示した側面図である。 特許文献1に示された所の光学シートの拡大断面図である。
符号の説明
20、50、70 バックライトユニット
21、31、41 導光板
21A、31A、41A 第1の導光板
21Aa、21Ba、31Aa、31Ba、41Aa、41Ba 入射面
21Ac、21Bc、31Ac、31Bc、41Ac、41Bc 出射面
21B、31B、41B 第2の導光板
22 光源
23 反射シート
25、35、75、95 指向性調整シート
25a、35a、75a、95a プリズム
25b、95b 稜線
25c、35c 頂点
30 液晶表示パネル
40、60、80 表示装置
54 拡散シート

Claims (13)

  1. 入射面と出射面を有する導光板の入射面に接近して光源を設けてなるエッジライトタイプのバックライトユニットにおいて、前記導光板は第1の導光板と第2の導光板の2つの導光板からなって、前記第1の導光板の出射面と前記第2の導光板の出射面を同一方向に向けると共に前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面を対向させて重ね合わせ、前記光源を前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置したことを特徴とするバックライトユニット。
  2. 前記積み重ねた導光板の前記出射面側に指向性を調整する指向性調整シートを配設したことを特徴とする請求項1に記載のバックライトユニット。
  3. 前記指向性調整シートは凸形状をなして該凸部の稜線が平行をなした光学シートからなり、該光学シートの前記凸部が液晶表示パネル側に向けられて、前記平行なる稜線が前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置した前記光源の配置軸と平行に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のバックライトユニット。
  4. 前記指向性調整シートは凸形状をなして該凸部の稜線が平行をなした光学シートからなり、該光学シートの前記凸部が導光板側に向けられて、前記平行なる稜線が前記第1の導光板の入射面と前記第2の導光板の入射面に接近してそれぞれ配置した前記光源の配置軸と平行に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のバックライトユニット。
  5. 前記光学シートは、前記凸形状が三角形をなしたプリズムシートであることを特徴とする請求項3又は4に記載のバックライトユニット。
  6. 前記光学シートは、前記凸形状は台形をなしたプリズムシートであることを特徴とする請求項3又は4に記載のバックライトユニット。
  7. 前記光学シートは、前記凸形状が三角形の山をなして谷が平坦面をなしたプリズムシートであることを特徴とする請求項3又は4に記載のバックライトユニット。
  8. 前記指向性調整シートは出射方向を調整できることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  9. 前記出射方向の調整は三角形の頂角の角度又は台形の斜面の角度を変えることによって行うことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  10. 前記指向性調整シートと前記積み重ねた導光板の前記出射面との間に拡散シートを配設したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  11. 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  12. 前記請求項1乃至5、及び前記請求項8乃至11のいずれか1項に記載のバックライトユニットから出射される光の指向性はハート形をなすことを特徴とするバックライトユニット。
  13. 液晶表示パネルの背面側にバックライトユニットを備える表示装置において、前記バックライトユニットは前記請求項1乃至12のいずれか1項に記載のバックライトユニットを用いていることを特徴とする表示装置。
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