JP2010277437A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回路規模の増大が抑えられた電源回路を提供する。
【解決手段】 電源入力端子1_1の電圧が所定の閾値よりも低い場合には、電圧検出器50から‘L’レベルの信号を出力してPチャネルMOSトランジスタ30,10をオン状態,オフ状態にして電源出力端子1_2に過電圧が出力されるということを防止し、電源入力端子の電圧が所定の閾値よりも高い場合には、電圧検出器50から‘H’レベルの信号を出力してPチャネルMOSトランジスタ30をオフ状態にして、オペアンプ23を構成するNチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートに入力されている出力電圧Voutが、NチャネルMOSトランジスタ23_4のゲートに入力されている入力電圧Vinになるように、ノードN1における電位を制御する。
【選択図】 図3
【解決手段】 電源入力端子1_1の電圧が所定の閾値よりも低い場合には、電圧検出器50から‘L’レベルの信号を出力してPチャネルMOSトランジスタ30,10をオン状態,オフ状態にして電源出力端子1_2に過電圧が出力されるということを防止し、電源入力端子の電圧が所定の閾値よりも高い場合には、電圧検出器50から‘H’レベルの信号を出力してPチャネルMOSトランジスタ30をオフ状態にして、オペアンプ23を構成するNチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートに入力されている出力電圧Voutが、NチャネルMOSトランジスタ23_4のゲートに入力されている入力電圧Vinになるように、ノードN1における電位を制御する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電源を供給する電源回路に関する。
従来より、ボルテージフォロア増幅器を備えた電源回路が知られている。
図1は、従来の電源回路の構成を示す図である。
図1に示す電源回路100には、演算増幅器110と、PチャネルMOSトランジスタ120と、電源入力端子131と、電源出力端子132と、グラウンド端子133とが備えられている。電源入力端子131には、電源電圧Vcc(例えば、3.3Vの電源電圧)が入力される。また、電源出力端子132とグラウンド端子133との間には出力電流を出力電圧に変換する負荷回路200(例えば、抵抗素子)が接続されている。
演算増幅器110の反転(−)側入力端子には、基準となる入力電圧Vin(例えば、1.2Vの電圧)が入力される。また、演算増幅器110の非反転(+)側入力端子は、電源出力端子132に接続されている。さらに、演算増幅器110の出力端子は、PチャネルMOSトランジスタ120のゲートに接続されている。
PチャネルMOSトランジスタ120は、電源入力端子131と電源出力端子132の間に配備されている。
この電源回路100では、演算増幅器110とPチャネルMOSトランジスタ120によりボルテージフォロアが構成されており、演算増幅器110により、非反転(+)側入力端子に入力されている出力電圧Voutが、反転(−)側入力端子に入力されている入力電圧Vinと等しくなるように、その演算増幅器110の出力端子のノードN1における電位(PチャネルMOSトランジスタ120のゲート電位)が制御される。これにより、電源出力端子132のノードN2に、3.3Vの電源電圧Vccよりも小さな例えば1.2Vの出力電圧Voutが出力される。
ここで、図1に示す電源回路100に電源が投入された時点で、ノードN1における電位が0Vに近い場合、PチャネルMOSトランジスタ120はフルオン状態となる。すると、ノードN2には電源電圧Vccが出力されるため、電源投入直後は供給先の内部回路(図示せず)に過電圧が印加されることとなり、回路が劣化したり破壊したりする恐れがある。
そこで、例えば特許文献1に、内部回路への過電圧の印加が防止された電源回路が提案されている。
図2は、特許文献1のものと同様の基本構成を持つ電源回路の構成を示す図である。
尚、図1に示す電源回路100の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、異なる点について説明する。
図2に示す電源回路300には、演算増幅器110の出力端子とPチャネルMOSトランジスタ120のゲートとの間にセレクタ310が備えられている。このセレクタ310は、2つの入力端子、制御端子、および出力端子を有する。第1の入力端子には、所定のバイアス電圧VP(例えば、1.0Vのバイアス電圧)が入力される。また、第2の入力端子には、演算増幅器110からの電圧が入力される。さらに、制御端子には、電圧制御信号Limitが入力される。
電源が投入された時点では、セレクタ310の制御端子には‘H’レベルの電圧制御信号Limitが入力される。このため、セレクタ310の第1の入力端子に入力されているバイアス電圧VPが、ノードN1であるPチャネルMOSトランジスタ120のゲートに入力される。PチャネルMOSトランジスタ120は、このバイアス電圧VPでバイアスされてオフ状態となるため、PチャネルMOSトランジスタ120のオン抵抗値は大きい。その結果、電源投入直後は、電源出力端子132のノードN2はグラウンド端子133に追従する。
この後、電源が投入された時点から所定期間が経過して電源電圧が所定値となり、電圧制御信号Limitが‘H’レベルから‘L’レベルに遷移すると、セレクタ310の第2の入力端子に入力されている演算増幅器110からの電圧がPチャネルMOSトランジスタ120のゲートに入力される。この結果、前述したように、演算増幅器110では、非反転(+)側入力端子に入力されている出力電圧Voutが、反転(−)側入力端子に入力されている入力電圧Vinになるように、PチャネルMOSトランジスタ120のゲート電位が制御される。
このように、図2に示す電源回路300では、電源投入時には、電源供給先の回路に過電圧(例えば、3.3Vの電源電圧Vcc)が印加されるということが防止される。
しかし、特許文献1に提案された技術では、電源投入時には所定のバイアス電圧VPを生成するためのアナログ素子が必要とされる。また、電源投入時から所定期間が経過して電源電圧が所定値となった時点で、‘H’レベルから‘L’レベルに遷移する電圧制御信号Limitを生成する回路が必要とされる。この回路には、電源が投入されてから電源電圧が所定値になるまでの時間をカウントするカウンタ等の順序回路と、この順序回路を制御するクロックまたは発振器が必要である。従って、回路規模が大きいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、回路規模の増大が抑えられた電源回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の電源回路は、
電源電圧を入力する電源入力端子と外部に上記電源電圧とは異なる電圧を出力する電源出力端子との間にソースまたはドレインが各々接続された第1のMOSトランジスタと、
上記電源出力端子の出力電圧と基準電圧とを入力し、上記出力電圧が上記基準電圧と同一となるよう上記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を制御する電圧制御回路と、
上記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を電源投入後、所定期間一定電位に固定する第2のMOSトランジスタと、
上記電源入力端子の電圧が所定の値に到達したことを検出して、上記第2のMOSトランジスタのゲートに、その第2のMOSトランジスタがオン状態からオフ状態となるレベルの信号を供給する入力電圧検出回路とを備えたことを特徴とする。
電源電圧を入力する電源入力端子と外部に上記電源電圧とは異なる電圧を出力する電源出力端子との間にソースまたはドレインが各々接続された第1のMOSトランジスタと、
上記電源出力端子の出力電圧と基準電圧とを入力し、上記出力電圧が上記基準電圧と同一となるよう上記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を制御する電圧制御回路と、
上記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を電源投入後、所定期間一定電位に固定する第2のMOSトランジスタと、
上記電源入力端子の電圧が所定の値に到達したことを検出して、上記第2のMOSトランジスタのゲートに、その第2のMOSトランジスタがオン状態からオフ状態となるレベルの信号を供給する入力電圧検出回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の電源回路は、電源投入後、電源入力端子の電圧が所定の値に到達するまでは、入力電圧検出回路から第2のMOS(P型またはN型)トランジスタのゲートにローレベルまたはハイレベルの信号が供給され、第2のMOS(P型またはN型)トランジスタを経由して第1のMOSトランジスタのゲートに電源入力端子またはグランド端子の電圧が入力される。このため、電源入力端子への電源投入時、第1のMOSトランジスタは、ゲート電圧がドレイン電圧とともに立ち上がる(P型)または立ち下る(N型)ため、オフ状態になる。従って、電源投入時に、電源出力端子に過電圧が出力されるということが防止される。この後、電源入力端子の電圧が所定の値に到達すると、入力電圧検出回路から第2のMOS(P型またはN型)トランジスタのゲートにハイレベルまたはローレベルの信号が供給されて第2のMOS(P型またはN型)トランジスタがオフ状態となり、第1のMOSトランジスタのゲートには電源制御回路からの制御電圧が入力される。このため、第1のMOSトランジスタには制御電圧に応じた電流が流れる。従って、電源電圧が立ち上った後は、電源出力端子から出力される電圧を所定の基準電圧で制御することができる。本発明の電源回路によれば、電源が投入されてから電源電圧が所定値になるにあたり、例えば、特許文献1に提案された、バイアス電圧VPや電圧制御信号Limitを生成するためのアナログ素子や順序回路、クロックまたは発振器は不要であり、回路規模の増大が抑えられている。
ここで、上記第1および第2のMOSトランジスタは、ともにPチャネル型のMOSトランジスタまたは、ともにNチャネル型のMOSトランジスタであることが好ましい。
本発明によれば、回路規模の増大が抑えながら、電源投入時に電源供給先に過電圧が印加されることを防止できる電源回路を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明の一実施形態の電源回路の構成を示す図である。
図3に示す電源回路1には、電源入力端子1_1と電源出力端子1_2との間にPチャネルMOSトランジスタ10(本発明の第1のMOSトランジスタの一例に相当)が備えられている。また、電源回路1には、電源出力端子1_2とグラウンド端子1_3との間に負荷回路としての抵抗素子11が接続されている。
さらに、電源回路1には、電圧制御回路20が備えられている。この電圧制御回路20は、電源入力端子1_1から所定のバイアス電流Ibiasが流れる定電流源21と、その定電流源21にドレインとゲートが共通接続されるとともにソースがグラウンド端子1_3に接続されたNチャネルMOSトランジスタ22と、以下に説明するオペアンプ23とから構成されている。
オペアンプ23には、PチャネルMOSトランジスタ23_1,23_2と、NチャネルMOSトランジスタ23_3,23_4,23_5が備えられている。
PチャネルMOSトランジスタ23_1,23_2のソースは電源入力端子1_1に接続されるとともに、ゲートはPチャネルMOSトランジスタ23_1のドレインおよびNチャネルMOSトランジスタ23_3のドレインに接続されている。
また、PチャネルMOSトランジスタ23_2のドレインはNチャネルMOSトランジスタ23_4のドレインに接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ23_3,23_4のソースはNチャネルMOSトランジスタ23_5のドレインに接続されている。また、NチャネルMOSトランジスタ23_5のソースはグラウンド端子1_3に接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートが電源出力端子1_2に接続されるとともに、NチャネルMOSトランジスタ23_5のゲートがNチャネルMOSトランジスタ22のゲートおよびドレインに接続されている。ここで、NチャネルMOSトランジスタ23_5は、NチャネルMOSトランジスタ22とともにカレントミラー回路を構成している。従って、オペアンプ23には、定電流源21に流れるバイアス電流Ibiasに応じた電流が流れる。
尚、NチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートは、オペアンプ23の非反転入力端子である。また、NチャネルMOSトランジスタ23_4のゲートは、オペアンプ23の反転入力端子であり、本発明にいう所定の基準電圧の一例に相当する入力電圧Vin(例えば、1.2Vの電圧)が入力される。また、電源入力端子1_1には電源電圧Vcc(例えば、3.3Vの電源電圧)が入力される。さらに、電源出力端子1_2からは、出力電流が負荷回路である抵抗素子11によって出力電圧Voutに変換され出力される。
また、電源回路1には、電源入力端子1_1とPチャネルMOSトランジスタ10のゲートとの間にPチャネルMOSトランジスタ30(本発明にいう第2のMOSトランジスタの一例に相当)が備えられている。さらに、電源回路1には、PチャネルMOSトランジスタ10のゲートとドレインとの間に、位相補償用のキャパシタ41が備えられている。
また、電源回路1には、電圧検出器50(本発明にいう入力電圧検出回路の一例に相当)が備えられている。ここで、電圧検出器50の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、図3に示す電圧検出器の構成を示す図である。
図4に示す電圧検出器50には、電源入力端子1_1にドレインとゲートが接続されたNチャネルMOSトランジスタ51と、このNチャネルMOSトランジスタ51のソースにドレインとゲートが接続されるとともにソースがグラウンド端子1_3に接続されたNチャネルMOSトランジスタ52が備えられている。
また、この電圧検出器50には、電源入力端子1_1に一端が接続された抵抗素子53と、その抵抗素子53の他端にドレインが接続されるとともにソースがグラウンド端子1_3に接続されたNチャネルMOSトランジスタ54が備えられている。このNチャネルMOSトランジスタ54のゲートは、NチャネルMOSトランジスタ51,52の接続点であるノードN3に接続されている。
さらに、電圧検出器50には、抵抗素子53とNチャネルMOSトランジスタ54の接続点であるノードN4に入力側が接続されたインバータ55が備えられている。このインバータ55の出力側は、図3に示すPチャネルMOSトランジスタ30のゲートに接続されている。
このように構成された電圧検出器50を備えた電源回路1において、電源が投入されると、電源入力端子1_1(ノードN0)の電圧が徐々に上昇していく。ここで、電圧検出器50を構成するNチャネルMOSトランジスタ51,52は、ともに、ドレインとゲートが接続されてなる、いわゆるダイオード接続されたトランジスタであるため、ドレイン・ソース間の電圧が十分に確保されていない場合はオフ状態となる。従って、電源電圧ノードN0が徐々に上昇していく最初の期間では、これらNチャネルMOSトランジスタ51,52はともにオフ状態にある。このため、NチャネルMOSトランジスタ51,52の接続点であるノードN3における電位、即ちNチャネルMOSトランジスタ54のゲート電位は0Vにある。従って、NチャネルMOSトランジスタ54はオフ状態であり、インバータ55の入力側には、抵抗素子53を経由して、電源電圧ノードN0に追従した電位が印加され、インバータ55から‘L’レベルの信号が出力される。この‘L’レベルの信号は、図3に示すPチャネルMOSトランジスタ30のゲートに入力されており、PチャネルMOSトランジスタ30はオン状態になる。これにより、PチャネルMOSトランジスタ10のゲートの電位、即ち、制御信号Vcontが現れるノードN1の電位は、電源電圧ノードN0の電位に追従することとなり、PチャネルMOSトランジスタ10はオフ状態となる。従って、電源投入時に、電源出力端子1_2のノードN2に電源電圧Vccが出力されるということが防止される。
やがて、電源電圧ノードN0の電位が所定以上の電位になると、詳細には、図4に示すNチャネルMOSトランジスタ51,52で形成されるダイオードの閾値の和以上の電位になると、これらNチャネルMOSトランジスタ51,52がオン状態になり、ノードN3の電位が‘H’レベルとなる。これにより、NチャネルMOSトランジスタ54がオン状態になり、電源入力端子1_1から抵抗素子53およびNチャネルMOSトランジスタ54を経由してグラウンド端子1_3に電流が流れる。ここで、抵抗素子53の抵抗値は、NチャネルMOSトランジスタ54のオン抵抗値よりも十分に大きく、ノードN4の電位は抵抗素子53の抵抗値とNチャネルMOSトランジスタ54のオン抵抗値により定まるレベル(‘L’レベル)となる。従って、インバータ55から‘H’レベルの信号が出力され、PチャネルMOSトランジスタ30はオフ状態になる。
ここで、オペアンプ23は、NチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートに入力されている出力電圧Voutと、NチャネルMOSトランジスタ23_4のゲートに入力されている入力電圧Vinとの差に応じた制御電圧Vcontを出力する。詳細には、電源出力端子1_2のノードN2における出力電圧Voutが高いほど、制御電圧Vcontは高くなる。具体的には、NチャネルMOSトランジスタ23_3のゲートに入力されている出力電圧Voutが、NチャネルMOSトランジスタ23_4のゲートに入力されている入力電圧Vinと等しくなるように、ノードN1における電位が制御される。従って、電源が投入された時点から時間が経過して所定電位に立ち上ると、ノードN2には、電源電圧として1.2Vの出力電圧Voutが出力される。
上述したように、図3に示す電源回路1では、電源投入時には電圧検出器50から‘L’レベルの信号が出力されて、PチャネルMOSトランジスタ30がオン状態となることによりPチャンネルMOSトランジスタ10がオフ状態になるため、電源電圧Vccからの電流を遮断しノードN2に過電圧が出力されるということが防止される。この後、電源が投入された時点から時間が経過して、電源入力端子1_1の電圧が上昇し、ダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタ51,52の閾値の和以上の電位になると、この‘L’レベルの信号が‘H’レベルの信号に遷移してPチャネルMOSトランジスタ30がオフ状態になり、出力電圧Voutが入力電圧Vinになるように、ノードN1における電位が制御されて、ノードN2に1.2Vの出力電圧Voutが出力される。
図5は、本発明の別の実施形態の電源回路の構成を示す図である。
図5に示す電源回路1’は、図3に示す電源回路1と比較し、電圧検出器50が電圧検出器50’(本発明にいう入力電圧検出回路の別の例に相当)に、PチャネルMOSトランジスタ10がNチャネルMOSトランジスタ10’(本発明にいう第1のMOSトランジスタの別の例に相当)に、PチャネルMOSトランジスタ30がNチャネルMOSトランジスタ30’(本発明にいう第2のMOSトランジスタの別の例に相当)と置き換えられている点が異なる。
図6は、図5に示す電圧検出器の構成を示す図である。
図6に示す電圧検出器は、図5のNチャネルMOSトランジスタ30’を制御するものであって、図4の電圧検出器50と比較し、インバータ55の出力を入力とするインバータ56を追加し、インバータ56の出力を電圧検出器の出力とする点が異なる。
このように構成された電圧検出器50’を備えた電源回路1’において、電源が投入されてから電源電圧が所定の値になるまでは、インバータ55の出力はLレベルであってインバータ56はHレベルを出力しており、NチャネルMOSトランジスタ30’はオン状態である。NチャネルMOSトランジスタ10’のゲート電位、即ち、制御信号Vcontが現れるノードN1の電位は、電源電圧が所定電位となるまではNチャネルMOSトランジスタ30’を介してグランドレベルとされているため、NチャネルMOSトランジスタ10’はオフ状態となる。従って、電源投入時に、電源出力端子1_2のノードN2にNチャネルMOSトランジスタ10’を介して高い電圧が出力されるということが防止される。
その後、電源電圧ノードN0の電位が所定以上の電位になると、前述のとおり、インバータ55の出力がHレベルとなり、インバータ56の出力がLレベルとなるため、NチャネルMOSトランジスタ30’が遮断され、NチャネルMOSトランジスタ10’のゲートはオペアンプ23の出力である制御信号Vcontにより制御される。従って、電源が投入された時点から時間が経過して所定電位に立ち上がると、ノード2には電源電圧として1.2Vの出力電圧Voutが出力される。
以上、本発明によれば、電源が投入されてから電源電圧が所定値となるにあたり、特許文献1に提案された、バイアス電圧VPや電圧制御信号Limitを生成するためのアナログ素子や順序回路、クロックまたは発振器は不要であり、回路規模の増大が抑えられている。
1 電源回路
1_1 電源入力端子
1_2 電源出力端子
1_3 グラウンド端子
10,23_1,23_2,30 PチャネルMOSトランジスタ
11,53 抵抗素子
20 電圧制御回路
21 定電流源
10’,22,23_3,23_4,23_5,30’,51,52,54 NチャネルMOSトランジスタ
23 オペアンプ
41 キャパシタ
50,50’ 電圧検出器
55,56 インバータ
1_1 電源入力端子
1_2 電源出力端子
1_3 グラウンド端子
10,23_1,23_2,30 PチャネルMOSトランジスタ
11,53 抵抗素子
20 電圧制御回路
21 定電流源
10’,22,23_3,23_4,23_5,30’,51,52,54 NチャネルMOSトランジスタ
23 オペアンプ
41 キャパシタ
50,50’ 電圧検出器
55,56 インバータ
Claims (2)
- 電源電圧を入力する電源入力端子と外部に前記電源電圧とは異なる電圧を出力する電源出力端子との間にソースまたはドレインが各々接続された第1のMOSトランジスタと、
前記電源出力端子の出力電圧と基準電圧とを入力し、前記出力電圧が前記基準電圧と同一となるよう前記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を制御する電圧制御回路と、
前記第1のMOSトランジスタのゲート電圧を電源投入後、所定期間一定電位に固定する第2のMOSトランジスタと、
前記電源入力端子の電圧が所定の値に到達したことを検出して、前記第2のMOSトランジスタのゲートに、該第2のMOSトランジスタがオン状態からオフ状態となるレベルの信号を供給する入力電圧検出回路とを備えたことを特徴とする電源回路。 - 前記第1および第2のMOSトランジスタは、ともにPチャネル型のMOSトランジスタまたは、ともにNチャネル型のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120807 |