JP2010276305A - 貯湯式給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯湯槽から高温の温水が送り出される経路に設けられた開閉弁に閉じない異常が発生しているか否かを診断する技術を提供する。
【解決手段】 開閉手段に閉じる指令を指示している状態で、開閉手段の下流で水温を検知する。開閉手段が指令に応じて実際にも閉じていれば低温が検知されるはずであり、閉じない故障が発生していれば高温が検知されるはずである。温度から開閉手段に正常なのか閉じない故障が起こっているのかを診断できる。浴槽に湯を送るというタイミングを選んで診断するために、ユーザーに不都合を与えることもない。また浴槽に湯を送る運転は適宜な間隔で実行されるために、適宜な間隔で診断することもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貯湯槽を備えている貯湯式給湯システムに関する。本明細書では温度に関わらずに「水」の用語を用いることがある。通常であれば「湯」というべきものを「水」ということがある。
貯湯式給湯システムでは、加熱した水(温水ということがある)を貯湯槽に貯湯しておき、貯湯槽に貯湯しておいた温水を利用して給湯する。貯湯式給湯システムは、例えば、発電によって生じる発電熱を利用して加熱した水を貯湯しておくコージェネレーションシステムや、太陽熱を利用して加熱した水を貯湯しておくソーラーシステム等において採用されている。
貯湯式給湯システムでは、貯湯槽からの温水と水道水等の冷水を混合ユニットによって混合し、予め設定されている温度の水に混合してから給湯する(混合後の水を湯ということがある)。しかし、混合ユニットに故障が生じ、貯湯槽からの温水が多く混合されると、設定温度よりも高温の湯が給湯される。そのような事態の発生を防止する技術が特許文献1,2に開示されている。
特許文献1の技術では、混合後の湯の温度が設定温度よりも上昇すると、加熱装置の運転を停止し、貯湯槽内の水を循環させて温度成層を破壊する。これによって貯湯槽から出湯される温水の温度を低下させる。
特許文献2では、混合後の湯の温度が設定温度よりも上昇すると、混合ユニットによる冷水の混合率を増大させる。
特許文献1の技術では、給湯箇所に給湯される湯の温度が低下するのに時間を要する。特許文献2では、混合ユニットが故障していると冷水の混合率を増大させることができない。
そこで、貯湯槽から温水を出湯する出湯経路に開閉手段を設け、設定温度以上の湯が給湯される場合には、開閉手段を閉じて貯湯槽から高温の温水が送り出されることを防止する技術が開発されている。
特開2007−240091号公報 特開2007−3057号公報
貯湯槽から温水を出湯する出湯経路に開閉手段を設けておき、設定温度以上の湯が給湯される場合には開閉手段を閉じる技術によると、混合ユニットが故障していても設定温度より高温の湯が給湯される事態の発生を防止できる。また給湯温度を下げるのに時間を要することもない。
しかしながら、開閉手段が故障し、閉じるべき時に閉じない故障が生じていれば、開閉手段を利用する技術でも不測の事態の発生を防止しきれない。
そこで、開閉手段が指令に応じて閉じるか否かを診断する技術が必要とされている。
上記の診断をするためには、開閉手段に閉じる指令を指示することによって、貯湯槽から高温の温水が送り出されなくなるのか、あるいは送り出され続けるのかを判別すればよい。しかしながら、貯湯槽から高温の温水を送り出しているのは、例えばユーザーがシャワー等のために湯を必要としているから出湯しているのであり、診断のために開閉手段をむやみと閉じることはできない。そのようなことをすれば、ユーザーに不快感を与えてしまう。
現在の技術では、開閉手段に閉じる指令を指示することによって開閉手段が実際に閉じるのか閉じないのかを診断することができない。
本明細書では、貯湯槽から高温の温水を出湯する出湯経路に設けられた開閉弁に、閉じるべきときに閉じない異常が発生しているのかいないのかを診断する技術を開示する。
本明細書に開示されている貯湯式給湯システムは、貯湯槽と、貯湯槽へ水を送り込む第1給水経路と、両端が貯湯槽に接続されている循環経路と、循環経路に配置されている循環ポンプと、循環経路を通過する水を加熱する熱源と、貯湯槽から水を送り出す出湯経路と、出湯経路からの水と第2給水経路からの水を混合する混合手段と、混合手段で混合した水を浴槽へ送る湯張り経路と、出湯経路を開閉する第1開閉手段と、湯張り経路を開閉する第2開閉手段と、第1開閉手段の下流で水温を検知する検知手段と、第1開閉手段と第2開閉手段を制御する制御手段とを備えている。前記制御手段に、第2開閉手段を開けて湯張り経路に水が流れる状態が設定されている期間内に第1開閉手段を閉じる手順と、第1開閉手段を閉じる手順の実行中に検知手段で検知される水温が所定の範囲内であるかどうかを判断する手順が設定されている。
前記したように、開閉手段に閉じる指令を指示することによって、開閉手段が実際に閉じるのか閉じないのかを診断することができる。しかながら、給湯中に開閉手段を閉じると給湯されなくなり、ユーザーの必要に応えるためには、開閉手段に閉じる指令を指示する事ができなかった。
本研究者は、給湯運転をしているうち、浴槽に湯を供給している場合に限っては給湯温度が重要でなく、冷水を供給してもユーザーに不都合を与えないことに着目した。例えば湯張り運転のために浴槽に湯を供給することがある。この場合、設定量だけの湯が浴槽に貯まると追焚き運転を実行して浴槽の湯を設定温度に上昇させる。浴槽に湯を供給している間の湯温はさほど重要でない。あるいは、湯張り経路の洗浄のために湯張り経路に湯を給湯することがある。この場合も湯温がさほど重要でない。
本発明の貯湯式給湯システムでは、第2開閉手段を開けて湯張り経路から浴槽に湯を供給している状態で第1開閉手段を閉じる。上記のように、この状態では湯温がさほど重要でないことから、第1開閉手段を閉じても不都合が生じない。逆にいうと、この状態であるからこそ、第1開閉手段を閉じることが許される。
本発明の貯湯式給湯システムでは、第1開閉手段に閉じる指令を指示している状態で、第1開閉手段の下流で水温を検知する。開閉手段が指令に応じて実際に閉じていれば低温が検知されるはずであり、閉じない故障が発生していれば高温が検知されるはずである。検知手段で検知する温度から、第1開閉手段に閉じる指令を指示することによって第1開閉手段が閉じるのか、あるいは閉じない故障が起こっているのかを診断できる。浴槽に湯を送るというタイミングを選んで診断するために、ユーザーに不都合を与えることもない。また浴槽に湯を送る運転は適宜な間隔で実行されるために、適宜な間隔で第1開閉手段を診断することもできる。
上記の貯湯式給湯システムは、前記の第1開閉手段を閉じる手順を、浴槽に水を貯めるために第2開閉手段を開けている期間内と、湯張り経路の洗浄のために第2開閉手段を開けている期間内のいずれかに実行してもよい。あるいは両方で実行してもよい。
実施例の貯湯式給湯システムの概略図である。 開閉手段の故障の有無を診断する処理を加えた湯張り運転のフローチャートである。 図2に続く、湯張り運転のフローチャートである。 開閉手段の故障の有無を判断する処理を加えた湯張り経路の洗浄運転のフローチャートである。
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に整理する。
(特徴1)貯湯槽300に廃熱回収経路700が接続されており、発電に伴って発生した熱で加熱した水を貯湯槽300に貯えておく。
(特徴2)貯湯槽に補助加熱経路73が接続されており、発電熱で加熱した温水が不足する場合に、補助熱源84で加熱した水を貯湯槽に貯えておく。
(特徴3)湯張り運転の度に、開閉手段の診断処理を実行する。
本発明を具現化した一実施例を、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施例の貯湯式給湯システム2は、貯湯ユニット500と、リモコン600と、廃熱回収経路700等を備えており、市水の供給口100と熱負荷400の間に接続されている。
発電ユニット702は、図示しない改質器と燃料電池を備えている。改質器には図示しない加熱装置が装備されており、改質器を加熱することで炭化水素ガスを水素ガスと一酸化炭素ガスに改質する。燃料電池は、改質器で生成された水素ガスと一酸化炭素ガスを空気中の酸素と反応させて発電する。発電に伴って発電熱が発生する。改質器を加熱した余熱と発電熱で熱媒体が加熱される。加熱された熱媒体は循環経路701を循環する。循環経路701は熱回収用熱交換器703を通過する。貯湯槽300と熱回収用熱交換器703の間には、廃熱回収経路700が設けられている。廃熱回収経路700は、貯湯槽300の下部から廃熱回収用熱交換器703へ向かう経路と、廃熱回収用熱交換器703から貯湯槽300の上部へ向かう経路で構成される。廃熱回収ポンプ704が貯湯槽300の底部から冷水を引き出し、廃熱回収用熱交換器703で加熱された水を貯湯槽300の上部に戻す。改質器を加熱した余熱と発電熱は、貯湯槽300の底部の冷水を加熱し、加熱した温水を貯湯槽300の上部に貯める。改質器を加熱した余熱と発電熱で加熱された温水が、貯湯槽300の上部から順に蓄えられていく。
貯湯ユニット500は、貯湯槽300、補助加熱経路73、暖房用熱交換器64、風呂用熱交換器40、出湯経路94、混合ユニット200、給湯経路31、コントローラ800等を備えている。
市水の供給経路90は、市水の供給口100から供給される市水を、貯湯槽300と、給湯温度を調整するための混合用冷水経路92と、シスターン60へ供給している。市水の供給経路90には、減圧弁12と、給水サーミスタ14と、給水量センサ16と、給水量サーボ18と、混合ユニット200が介装されている。
減圧弁12は、減圧弁12の下流側圧力が低下すると開き、貯湯槽300内の圧力を所定の値に維持する。貯湯槽300内の温水量が減少したり、混合ユニット200の混合用冷水経路92側が開いたりすると、減圧弁12を市水が通過する。給水サーミスタ14は、給水される市水の温度を検出する。給水量センサ16は、給水される市水の流量を検出する。給水サーミスタ14の検出信号と給水量センサ16の検出信号は、コントローラ800に出力される。給水量サーボ18と混合ユニット200は、いずれもステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。給水量サーボ18は、給水される市水の流量を調整する。給水量サーボ18の開度はコントローラ800によって制御される。混合ユニット200は、給水経路96と混合用冷水経路92の接続部に配置されている。混合ユニット200は、混合用冷水経路92に流れる冷水量を調整する調整弁を有しており、その作用の詳細は後に説明する。給水経路96は貯湯槽300に水を送り込む第1給水経路の一例であり、混合用冷水経路92は、混合手段に水を送り込む第2給水経路の一例である。
貯湯槽300の中間高さと貯湯槽300の頂部の間に、補助加熱経路73が配管されている。補助加熱経路73の両端は貯湯槽300に接続されており、循環経路を構成している。補助加熱経路73には循環ポンプ78が設置されており、貯湯槽300の中間高さから補助加熱経路73に水を吸入し、補助加熱経路73を通過した水を貯湯槽300の頂部に戻す。
補助加熱経路73には、上流から下流に向けて、循環入口サーミスタ76、循環ポンプ78、循環水量センサ80、循環水量サーボ82、補助熱源84、循環出口サーミスタ72、電磁弁98が介装されている。補助熱源84は、補助加熱経路73を通過する水を加熱する熱源の一例である。
循環入口サーミスタ76は、補助熱源84に流入する温水の温度を検出する。循環入口サーミスタ76の検出信号はコントローラ800に出力される。循環ポンプ78は、コントローラ800によって制御される。循環水量センサ80は、補助加熱経路73を通過する水の流量を検出する。循環水量センサ80の検出信号は、コントローラ800に出力される。循環水量サーボ82は、ステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。循環水量サーボ82は、補助加熱経路73を通過する水の流量を調整する。循環水量サーボ82の開度は、コントローラ800によって制御される。補助熱源84は、ガスを燃料として燃焼する。補助熱源84で発生する燃焼ガスの熱によって、補助加熱経路73を通過する水が加熱される。貯湯槽300の上部から順に、補助熱源84で加熱された温水が蓄えられていく。循環出口サーミスタ72は、補助熱源84を通過した後の温水の温度を検出する。循環出口サーミスタ72の検出信号はコントローラ800に出力される。
貯湯槽300の頂部には、貯湯槽300の上部に貯えられている温水を貯湯槽300から送り出す出湯経路94が接続されている。出湯経路には混合用冷水経路92が合流している。合流点よりも下流には、温水と冷水が混合されて設定温度に調温された湯が流れる。そこで、合流点よりも下流を給湯経路31と呼ぶ。
出湯経路94には、タンク電磁弁30と、その下流側且つ合流点の上流側にタンクサーミスタ56が設置されている。給湯経路31には、給湯サーミスタ32が介装されている。給湯経路31には給湯栓430が取付けられている。給湯栓430は、浴室、洗面所、台所等に配設されている。
タンク電磁弁30は、出湯経路94を開閉する。通常時は閉じられているタンク電磁弁30は、給湯利用時及び風呂湯張り時に開けられ、給湯サーミスタ32の検出温度が設定温度以上となる異常時に閉じられる。タンク電磁弁30は、出湯経路94を開閉する第1開閉手段の一例である。
給湯栓430が開けられると、供給口100、混合ユニット200、混合用冷水経路92、給湯栓430の順に市水が送り出される。給水量センサ16が2.7リットル/min以上を検出するとタンク電磁弁30が開弁し、貯湯槽300の上部から出湯経路94に温水が送りだされ、混合ユニット200から混合用冷水経路92に冷水が送り出され、それらの総量に等しいだけの市水が給水量センサ16を流れる。コントローラ800は、給水量センサ16の検出流量に基づいて、給湯運転を開始するか否かを判断する。
タンクサーミスタ56は、貯湯槽300から送り出された温水の温度を検出する。給湯サーミスタ32は、出湯経路94からの温水と混合用冷水経路92からの冷水とを混合して得られた湯の温度を検出する。タンクサーミスタ56と給湯サーミスタ32の検出信号は、コントローラ800に出力される。出湯経路94からの温水と混合用冷水経路92からの冷水の混合比は、混合ユニット200の開度によって調整される。混合ユニット200の開度を調整することによって、混合後の湯の温度を設定温度に等しい温度に調温することができる。混合ユニット200の開度は、給水サーミスタ14の検出温度と、タンクサーミスタ56の検出温度と、給湯サーミスタ32の検出温度に基づいて、コントローラ800によって調整される。
給湯サーミスタ32と給湯栓430の間に、浴槽420へ湯を供給する湯張り経路35が接続されている。湯張り経路35の下流は二股に分岐している。分岐している風呂循環経路37,39は、浴槽420に貯められている湯を浴槽420に戻す循環経路を形成している。
湯張り経路35には、湯張り弁34と湯張り水量センサ36が介装されている。湯張り水量センサ36は、湯張り経路35を通過する湯の流量を検出する。湯張り水量センサ36の検出信号はコントローラ800に出力される。湯張り弁34は、リモコン600のスイッチの操作もしくは浴槽420内の温水の水位によって開閉する。湯張り弁34の開閉はコントローラ800によって制御される。湯張り弁34が開かれると、設定温度に調温された湯が、風呂循環経路37,39の両者から浴槽420に供給される。所定量の湯が浴槽420に供給されると湯張り弁34は閉じられる。湯張り弁34は湯張り経路35を開閉する第2開閉手段の一例である。
分岐している風呂循環経路37,39は、追焚き用循環経路をも形成している。追焚き用循環経路37,39には、上流から、風呂水位センサ20、風呂循環ポンプ38、風呂水流スイッチ22と風呂循環サーミスタ26が順に介装されている。風呂水位センサ20は、追焚き用循環経路37,39内の温水の水圧を検出し、検出信号はコントローラ800に出力される。風呂水位センサ20によって検出される水圧は、浴槽420内の湯の水位を推定するために利用される。風呂循環ポンプ38は、追焚き用循環経路37,39内の湯を循環させる。風呂循環ポンプ38は、コントローラ800によって制御される。風呂水流スイッチ22は、追焚き用循環経路37,39内を湯が流れるとオンとなる。風呂水流スイッチ22のオンオフ信号はコントローラ800に出力される。風呂循環サーミスタ26は、風呂用熱交換器40の上流側に配置されており、風呂用熱交換器40に入水する湯の温度を検出する。風呂循環サーミスタ26の検出信号は、コントローラ800に出力される。浴槽420の湯を加熱する風呂用熱交換器40に温水を供給する経路については後記する。
補助加熱経路73の循環出口サーミスタ72と電磁弁98の間に、暖房用循環経路57の上流端が接続されている。暖房用循環経路57には、暖房用熱交換器64が配置され、その下流に暖房用熱交換器出口サーミスタ58が設置されている。暖房用循環経路57の下流側は、経路59と経路61に分岐し、経路59には電磁弁86が挿入されており、経路61には電磁弁74が挿入されている。経路59の下流端は、補助加熱経路73の電磁弁98と貯湯槽300の間に接続されている。経路61の下流端は、補助加熱経路73の貯湯槽300と循環入口サーミスタ76の間に接続されている。電磁弁86と電磁弁74は、コントローラ800によって制御される。電磁弁86を開けると暖房用熱交換器64を通過した水は貯湯槽300に戻され、電磁弁74を開けると暖房用熱交換器64を通過した水は補助加熱経路73に戻される。循環出口サーミスタ72の検出信号と、暖房用熱交換器出口サーミスタ58の検出信号はコントローラ800に出力される。
電磁弁74と電磁弁86を閉じて電磁弁98を開けると、補助熱源84で加熱された温水が貯湯槽300に戻される。電磁弁98と電磁弁74を閉じて電磁弁86を開けると、補助熱源84を通過した温水は、暖房用熱交換器64を通って貯湯槽300に戻される。電磁弁98と電磁弁86を閉じて電磁弁74を開けると、補助熱源84を通過した温水は、暖房用熱交換器64を通って再び補助熱源84を通過する。この切り替えは、後述の暖房運転時と風呂の追焚き運転時に、コントローラ800によって制御される。
暖房用熱交換器64を暖房媒体循環経路67が通過している。暖房媒体循環経路67はシスターン60から伸びており、暖房用熱交換器64と、暖房端末機410を通過してシスターン60に戻っている。暖房媒体循環経路67には、暖房ポンプ62と暖房サーミスタ66が介装されている。暖房ポンプ62は、リモコン600のスイッチの操作に従ってコントローラ800によって制御され、暖房媒体を暖房媒体循環経路67に循環させる。暖房サーミスタ66は、暖房用熱交換器64を通過した後の暖房媒体の温度を検出する。暖房サーミスタ66の検出信号はコントローラ800に出力される。暖房端末機410内の暖房媒体循環経路67には図示しない暖房熱動弁が介装されている。暖房熱動弁は、リモコン600のスイッチの操作に従って、コントローラ800によって制御される。
暖房媒体循環経路67の暖房サーミスタ66の下流で、追焚き経路69の上流端が分岐している。追焚き経路69は、風呂用熱交換器40を通過してシスターン60に戻る。追焚き経路69には熱動弁68が設置されている。熱動弁68は、コントローラ800によって制御される。
シスターン60は暖房媒体循環経路67と追焚き経路69に介装されており、暖房媒体循環経路67と追焚き経路69を循環する媒体量を調節する。シスターン60には、シスターン60に給水を行うシスターン給水経路71が接続されており、シスターン給水経路71の一端は市水の供給経路90の混合ユニット200と給水量サーボ18の間に接続されている。シスターン60内の温水量は、図示しない水位センサによって計測されている。シスターン60内の温水の水位が、所定の水位範囲内であるときにはシスターン給水弁70は閉じられており、所定の水位範囲を逸脱したことが判別されるとシスターン給水弁70が開かれる。シスターン給水弁70が開けられるとシスターン給水経路71からシスターン60に給水される。シスターン給水弁70の開閉はコントローラ800によって制御される。更に、シスターン60にはシスターン排水経路が接続されている。シスターン排水経路にはシスターン排水弁88が介装されている。シスターン排水経路は暖房媒体循環経路67内の熱媒体の交換時や、シスターン60内の水位が所定の水位範囲を越えたときにコントローラ800もしくはユーザーの手によって開けられる。
コントローラ800は、制御プログラムを記憶している。コントローラ800には、リモコン600の操作信号と、以上で説明した各種流量センサの検出信号と各種サーミスタの検出信号等が入力される。リモコン600は、浴室、洗面所、台所等にそれぞれ配設されている。リモコン600には、図示しない表示器を備えている。表示器にはユーザーが所望とする給湯の設定温度、浴槽の湯張り温度、湯張り時刻等が表示される。コントローラ800は、入力された信号を制御プログラムで処理し、以上で説明した各種ポンプ、各種弁、バーナ等を制御する。
以下では貯湯ユニット500が行う発電熱回収運転、補助加熱運転、給湯運転、風呂湯張り運転、風呂追焚き運転、暖房運転の各種運転について説明する。
(発電熱回収運転)
発電熱回収運転の概略について説明する。図示しない発電ユニットで発電運転が行われると、循環経路701内を高温の熱媒体が循環し、廃熱回収用熱交換器703に高温の熱媒体が流入する。廃熱回収ポンプ704が駆動され、貯湯槽300の底部から冷水が吸いだされ、廃熱回収用熱交換器703で加熱された温水が貯湯槽300の頂部へ戻される。改質器を加熱した余熱と発電熱で加熱された温水が、貯湯槽300の上部から順に蓄えられていく。廃熱を温水に変えて貯湯しておくことができる。
(補助加熱運転)
発電熱回収運転で加熱された温水が貯湯槽300に貯められている間は、その温水を利用して後記の給湯運転を実行する。貯湯槽300に貯められている温水量が不足してくると、補助熱源84を運転し、補助熱源84で加熱された温水を貯湯槽300の上部に戻す。これを補助加熱運転という。
貯湯槽300の上部にはタンク上部サーミスタ63が設けられており、その検出温度がリモコン600で設定されている設定温度に所定温度巾を加えた温度を下回ると、補助熱源84で燃焼を開始し循環ポンプ78を駆動する。この場合、電磁弁98を開け、電磁弁86と電磁弁74を閉じる。補助熱源84で加熱された温水を貯湯槽300の上部に貯えることができる。タンク上部サーミスタ63の検出温度が所定温度にまで上昇すると補助加熱運転を終了する。
補助加熱運転は、後記する給湯運転および/または暖房運転等と同時に実行することもある。
(給湯運転)
給湯運転の概略について説明する。給湯栓430が開かれて供給口100、混合ユニット200、混合用冷水経路92、給湯栓430の順に市水が送り出される。給水量センサ16の検出水量が2.7リットル/min以上となると、給湯要求がなされたものと判断して、タンク電磁弁30が開かれ、貯湯槽300の上部から出湯経路94に高温の温水が出湯される。給湯サーミスタ32の検出温度が給湯設定温度となるように、混合ユニット200の開度が調整される。これによって、貯湯槽300の上部から出湯経路94に送り出された温水が冷水と混合されて給湯設定温度に調温され、調温された湯が給湯経路31を経て給湯栓430に供給される。
タンク上部サーミスタ63の検出温度が高い間は、補助加熱運転を実行しない。給湯運転の実行中にタンク上部サーミスタ63の検出温度が低下すると、前記した補助加熱運転を開始する。この場合、給湯運転と補助加熱運転が同時に実行される。
(風呂湯張り運転)
風呂の湯張り運転の概略について説明する。リモコン600のスイッチ操作等によって風呂の湯張り要求がなされると、湯張り弁34が開かれる。その後は、給湯運転と同様にして、湯張り設定温度の湯が、給湯経路31と湯張り経路35、風呂循環経路37,39を経て、浴槽420内に供給される。所定量の温水が浴槽420に供給されると風呂湯張り運転が終了する。
(風呂追焚き運転)
風呂の追焚き運転の概略について説明する。風呂追焚き運転は、風呂湯張り運転に引き続いて実施される。あるいは浴槽420の温度が低下した場合にも実施される。風呂の追焚き要求があると、循環ポンプ78を駆動し、電磁弁98を閉じ、電磁弁86と74のうちの一方を開ける。これによって、貯湯槽300の上部に貯められている温水が暖房用熱交換器64を流れ、暖房媒体循環経路67を流れる熱媒体が加熱され、追焚き経路69を流れる熱媒体が加熱される。同時に、風呂循環ポンプ38が駆動され、浴槽420内の温水が、風呂用熱交換器40を通過して、浴槽420へ戻される。浴槽420から吸い出された温水は、風呂用熱交換器40で加熱されて、浴槽420へ戻される。風呂循環サーミスタ26の検出温度が追焚き設定温度となると、風呂追焚き運転を終了する。
風呂追焚き運転時に、循環入口サーミスタ76の温度が高ければ補助熱源84を燃焼させない。循環入口サーミスタ76の温度が低ければ補助熱源84を燃焼させる。暖房用熱交換器出口サーミスタ58の検出温度がタンク上部サーミスタ63の検出温度よりも高ければ、電磁弁86を開けて電磁弁74を閉じる。暖房用熱交換器64を通過した温水の温度が高い場合には、貯湯槽300の上部に戻す。暖房用熱交換器出口サーミスタ58の検出温度がタンク上部サーミスタ63の検出温度よりも低ければ、電磁弁74を開けて電磁弁86を閉じる。暖房用熱交換器64を通過した温水の温度が低い場合には、補助加熱経路73に戻す。このように温水の戻り先を切換えることによって、貯湯槽300の内部に形成される温度成層状態を崩すことがない。なお以上の説明は、暖房運転時にも適用される。
(暖房運転)
暖房運転の概略について説明する。リモコン600のスイッチの操作によって暖房端末機410の運転要求がなされると、循環ポンプ78を駆動し、電磁弁98を閉じ、電磁弁86と74のうちの一方を開ける。これによって、貯湯槽300の上部に貯められている温水が暖房用熱交換器64を流れ、暖房媒体循環経路67を流れる熱媒体が加熱される。暖房運転時には、暖房端末機410内の暖房熱動弁が開かれ、暖房ポンプ62が駆動される。暖房用熱交換器64で加熱された温水が暖房端末機410に供給されて暖房がおこなわれる。リモコン600のスイッチ操作等によって、暖房運転は終了する。
本実施例では、貯湯槽300内の温水を補助熱源84に送り出して補助熱源84で加熱された温水を貯湯槽300へ戻すための補助加熱経路を、暖房運転と風呂の追焚き運転に利用する。1つの循環経路(補助加熱経路)を多様に活用することができる。
(タンク電磁弁の診断)
次に、本実施例におけるタンク電磁弁30が閉じない異常を検出する方法について説明する。本実施例では、貯湯式給湯システム2による浴槽への湯張り運転中に、タンク電磁弁30の異常の診断を行う。図2から図3は、タンク電磁弁30が閉じない異常を検出する技術を追加した湯張り運転のための処理手順をフローチャート化したものである。タンク電磁弁30は、給湯運転時や風呂湯張り運転時に開くためのものであり、異常時には閉じられる。
ステップS2では、ユーザーがリモコン600に設置された自動湯張りスイッチを操作するまで待機する。ユーザーによって自動湯張りスイッチが操作されると、ステップS4へ進む。タイマーによって設定された時刻に、システムが自動湯張りスイッチをオンすることもある。
ステップS4では、タンクサーミスタ56、給湯サーミスタ32、風呂循環サーミスタ26等の値が、コントローラ800に備えられた記憶装置に記憶される。
ステップS6では、混合ユニット200の混合用冷水経路92側の弁の開度が固定される。
ステップS8では、湯張り弁34が開かれ、浴槽420に給湯され始める。
ステップS10では、給水量センサ16の検出値が2.7リットル/min以上になるまで待機する。給水量センサが2.7リットル/min以上になれば浴槽への湯張りが開始されたと判断し、ステップS12へ進む。
ステップS12では、タンク電磁弁30を閉じる。この処理は本実施例で加えられた処理であり、本来的には不要であるし、好ましくないものである。ステップS8の後に実行するステップS12は、湯張り経路を開閉する第2開閉手段を開けて湯張り経路に水が流れる状態が設定されている期間内に、出湯経路を開閉する第1開閉手段を閉じる手順に相当する。
ステップS14では、タンクサーミスタ56が55℃以上、あるいはステップS4で記憶した給湯サーミスタの値より10℃以上高いか否かを判別する。ステップS12でタンク電磁弁30に閉じる指令を加えているので、タンク電磁弁30が正常であればタンク電磁弁30は閉じている。タンク電磁弁30が閉じていればステップS14の判別結果はYESとならないはずである。にもかかわらず、ステップS14がYESとなれば、タンク電磁弁30に閉じない故障が生じていると判断することができる。この場合には、ステップS16へすすむ。正常時にはステップS20へ進む。ステップS20では、タンク電磁弁30を開ける。以後は通常の湯張り運転に戻る。
ステップS14は、ステップS12で実行した、出湯経路を開閉する第1開閉手段を閉じる手順の実行中に、検知手段で検知される水温が所定の範囲内であるかどうかを判断する手順に相当する。ステップS14では、給湯サーミスタ32又は風呂循環サーミスタ26の検出値であってもよい。検知手段は、第1開閉手段(この場合はタンク電磁弁30)よりも下流の温度を検知するものであればよい。
ステップS14で用いる基準範囲、すなわち、タンク電磁弁30が閉じているのか開いているかの判別に用いる基準範囲は、上記に限られない。タンク電磁弁30が閉じていれば生じないはずの温度を検出できるものであればよい。
ステップS16では、コントローラ800によって、タンク電磁弁30に閉じない故障を生じている情報を、リモコン600に送信する。リモコン600は図示しない表示器、もしくは音によってタンク電磁弁30が閉じない故障を生じている事を報知する。
ステップS18では、混合ユニット200の高温水の混合比率に上限を設ける。これによって、これ以降の給水時に、混合ユニット200が動かなくなっても、設定温度よりも高温の湯が給湯されることはない。
ステップS20では、タンク電磁弁30を閉じてから累積した積算水量が設定量を越えるか否かを監視する。設定量は、例えば6リットルである。設定量が少ない程、後記の追焚き時間を短縮する事ができるため、タンク電磁弁30の診断が可能な範囲で設定量は少ない事が好ましい。積算水量が6リットルに達するまで、ステップS12からステップS18までの手順を繰り返す。積算水量が6リットルに達したらステップS21に進む。
ステップS21ではタンク電磁弁30を開弁する。
ステップS22では、引き続き浴槽220への湯張りを継続する。
ステップS24では、浴槽の湯張り水量が設定した水位になっているかを湯張り水量センサ36によって推定する。浴槽の湯張り水量が、設定水量に達したらステップS26に進む。
ステップS26では、湯張り弁34を閉じ、浴槽220への給水を終了する。
ステップS28では、給水量センサ16が2.0リットル/min以下になるまで待機する。
ステップS30では、風呂循環サーミスタ26の値が、リモコン600に設定した湯張り温度であるか判断を行う。設定した温度より低ければステップS36へ進み、設定した温度に達していればステップS32へ進む。
ステップS36では、浴槽220内の水を風呂循環ポンプ38によって追焚き用循環経路37,39を循環させる。これと連動して、風呂用熱交換器40によって追焚き用循環経路内の水に伝達して昇温する。設定温度に達するまでステップS30からステップS36に進む処理を繰り返し、浴槽内の水を循環して昇温させる。
ステップS32では、浴槽220に設定した水量で、且つ設定した温度の湯が供給された事を判断し、湯張りを終了する。この時、リモコン600に、湯張り操作が終了したことを報知する事が出来る
実施例1では、浴槽への湯張り時に、タンク電磁弁30を閉じることが出来るかどうかを水温によって判断する。指令に応じて閉じれば低温が検知されるはずであり、閉じない故障が発生していれば高温が検知されるはずである。温度から第1開閉手段(この場合はタンク電磁弁)に閉じる指令を指示することで、第1開閉手段が閉じるのかあるいは閉じない故障が起こっているのかを診断できる。浴槽に湯を送るというタイミングを選んで診断するために、ユーザーに不都合を与えることもない。また浴槽に湯を送る運転は適宜な間隔で実行されるために、適宜な間隔でタンク電磁弁30を診断することもできる。
風呂循環経路37,39には浴槽420に貯められていた水が循環するために、汚れる可能性がある。実施例2の貯湯式給湯システム2は、風呂循環経路37,39の洗浄運転モードを備えている。
図4のステップS42では、ユーザーがリモコン600に設置された配管洗浄スイッチを操作するまで待機する。ユーザーによって配管洗浄スイッチが操作されると、ステップS44へ進む。風呂水量スイッチ22が一定の値以上の場合に、配管内を洗浄して汚れた水が配管内に再び流入する事を防ぐために、浴槽420内の水を一定の水量以下まで排水してからS44に進むこともある。所定の条件が成立したときに、システムが配管洗浄スイッチをオンすることもある。
ステップS44では、給湯サーミスタ32、風呂循環サーミスタ26等の値が、コントローラ800に備えられた記憶装置に記憶される。
ステップS46では、混合ユニット200の混合用冷水経路92側の弁の開度が固定される。
ステップS48では、湯張り弁34が開かれ、風呂循環経路37,39の両者から浴槽420に給湯され始める。これによって、風呂循環経路37,39の配管が洗浄される。
ステップS50では、給水量センサ16の検出値が2.7リットル/min以上になるまで待機する。給水量センサが2.7リットル/min以上になれば洗浄運転が開始されたと判断し、ステップS52へ進む。
ステップS52では、タンク電磁弁30を閉じる。この処理は本実施例で加えられた処理であり、本来的には不要である。
ステップS56では、タンクサーミスタ56の検出温度が55℃以上、あるいはステップS44で記憶したタンクサーミスタ56の値より10℃以上高いか否かを判別する。ステップS52でタンク電磁弁30に閉じる指令を加えているので、タンク電磁弁30が正常であればタンク電磁弁30は閉じている。タンク電磁弁30が閉じていればステップS56の判別結果はYESとならないはずである。にもかかわらず、ステップS56がYESとなれば、タンク電磁弁30に閉じない故障が生じていると判断することができる。この場合には、ステップS58へ進む。タンク電磁弁30の正常時にはステップS64へ進む。
ステップS58では、コントローラ800によって、タンク電磁弁30に閉じない故障を生じている情報を、リモコン600に送信する。リモコン600は図示しない表示器、もしくは音によってタンク電磁弁30に閉じない故障を生じている事を報知する。
ステップS60では、混合ユニット200の給水経路96側の弁の開度を制限し、高温な温水の混合比を制約する。これによって、これ以降の給水時に、混合ユニット200が動かなくなっても、設定温度よりも高温の湯が給湯されることはない。
ステップS62では、洗浄運転を継続する。
ステップS64では、タンク電磁弁30を閉じてから累積した積算水量が設定水量に達するか否かを監視する。設定水量は、例えば5リットルである。積算水量が設定水量だけ流れたらステップS66に進む。
ステップS66では、湯張り弁34を閉じ、洗浄運転を終了する。
以上の実施例のいずれでも、混合ユニット200で調温した湯の温度が設定温度よりも低くてもかまわないときを選んでタンク電磁弁30に閉じる指令を加える。タンク電磁弁30が正常に作動してタンク電磁弁30が閉じると給湯温度が低下するが、給湯温度の低下が問題とならない時を選んでいることから問題は生じない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 貯湯式給湯システム
12 減圧弁
14 給水サーミスタ
16 給水量センサ
18 給水量サーボ
20 風呂水位センサ
22 風呂水量スイッチ
26 風呂循環サーミスタ
30 タンク電磁弁
31 給湯経路
32 給湯サーミスタ
34 湯張り弁
35 湯張り経路
36 湯張り水量センサ
37 風呂循環経路
38 風呂ポンプ
39 風呂循環経路
40 風呂用熱交換器
56 タンクサーミスタ
57 暖房用循環経路
58 暖房用熱交換器出口サーミスタ
59 経路
60 シスターン
61 経路
62 暖房ポンプ
63 タンク上部サーミスタ
64 暖房用熱交換器
66 暖房サーミスタ
67 暖房媒体循環経路
68 暖房追焚き熱動弁
69 追焚き経路
70 シスターン給水弁
71 シスターン給水経路
72 循環出口サーミスタ
73 補助加熱経路
74 電磁弁
76 循環入口サーミスタ
78 循環ポンプ
80 循環水量センサ
82 循環水量サーボ
84 バーナ
86 電磁弁
88 シスターン排水弁
90 市水の供給経路
92 混合用冷水経路
94 出湯経路
96 給水経路
98 電磁弁
100 供給口
200 混合ユニット
300 貯湯槽
400 熱負荷
410 暖房端末機(暖房放熱器など)
420 浴槽
430 給湯栓
500 貯湯ユニット
600 リモコン
700 廃熱回収経路
701 循環経路
702 発電ユニット
703 廃熱回収用熱交換器
704 廃熱回収ポンプ
800 コントロ−ラ

Claims (2)

  1. 貯湯槽と、
    貯湯槽へ水を送り込む第1給水経路と、
    両端が貯湯槽に接続されている循環経路と、
    循環経路に配置されている循環ポンプと、
    循環経路を通過する水を加熱する熱源と、
    貯湯槽から水を送り出す出湯経路と、
    出湯経路からの水と第2給水経路からの水を混合する混合手段と、
    混合手段で混合した水を浴槽へ送る湯張り経路と、
    出湯経路を開閉する第1開閉手段と、
    湯張り経路を開閉する第2開閉手段と、
    第1開閉手段の下流で水温を検知する検知手段と、
    第1開閉手段と第2開閉手段を制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段に、第2開閉手段を開けて湯張り経路に水が流れる状態が設定されている期間内に第1開閉手段を閉じる手順と、第1開閉手段を閉じる手順の実行中に検知手段で検知される水温が所定の範囲内であるかどうかを判断する手順が設定されていることを特徴とする貯湯式給湯システム。
  2. 前記の第1開閉手段を閉じる手順を、浴槽に水を貯めるために第2開閉手段を開けている期間内と、湯張り経路の洗浄のために第2開閉手段を開けている期間内のいずれかに実行することを特徴とする請求項1の貯湯式給湯システム。
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