JP2010276099A - 密封ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】密封ケース内部からの漏洩を防止するパッキンを提供すること。
【解決手段】流体管2の周囲を被覆する分割ケース1から成り、内部を密封するパッキン9を備え、流体管2の周方向に回動可能に装着された密封ケースにおいて、パッキン9は、分割ケース1の対向溝4間に流体管2の軸方向に沿って配置される対向部と、対向部に連続し、流体管2の外周面と分割ケース1の内周面との間に流体管2の周方向に沿って配置される外周部36と、を有し、外周部36の外周面と、外周部36の外周面に対向する分割ケース1の内周面とに、両周面同士を互いに係合する膨出部7,7’及び嵌合部37,37’が夫々設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体管の周囲を被覆する分割ケースから成り、内部を密封するパッキンを備え、流体管の周方向に回動可能に装着された密封ケースに関する。
従来の密封ケースは、流体管の周囲を被覆する分割ケースから成っており、この分割ケースの対向面間に流体管の軸方向に沿って配置される対向部と、対向部に連続し、流体管の外周面を周方向に沿って配置される外周部と、を有するパッキンが、分割ケースに装着されることで、密封ケース内部が密封される。
この種の分割ケースには、切削装置が設けられる分岐部が連設され、不断水状態で切削装置の切削刃を流体管にその径方向に貫通させた後に、分割ケースを流体管の周方向に回動することで、流体管の一部に切削孔が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−257788号公報(第4頁、第6図)
特許文献1の密封ケースにあっては、分割ケースを流体管の周方向に回動する際に、外周部の内周面と流体管の外周面との間に摩擦が発生し、この摩擦によりパッキンが分割ケースに追随して動作せずに捩れてしまい、この捩れた箇所から漏洩してしまう虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、密封ケース内部からの漏洩を防止するパッキンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の密封ケースは、
流体管の周囲を被覆する分割ケースから成り、内部を密封するパッキンを備え、該流体管の周方向に回動可能に装着された密封ケースであって、
前記パッキンは、前記分割ケースの対向面間に前記流体管の軸方向に沿って配置される対向部と、該対向部に連続し、前記流体管の外周面と前記分割ケースの内周面との間に前記流体管の周方向に沿って配置される外周部と、を有し、
前記外周部の外周面と、該外周面に対向する前記分割ケースの内周面とに、前記両周面同士を互いに係合する係合部が夫々設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、分割ケースが流体管の周方向に回動しているときに、外周部の内周面と流体管の外周面との間に摩擦が発生しても、外周部の外周面と、分割ケースの内周面とに、両周面同士を互いに係合する係合部が夫々設けられていることで、対向部に連続した外周部が、分割ケースと一体に流体管の周方向に回動するため、パッキンの外周部が捩れることなく、密封ケース内部からの漏洩を確実に防止することができる。
本発明の密封ケースは、
一方の前記係合部は、他方の前記係合部に向かって膨出する膨出部に形成されており、
前記他方の係合部は、前記膨出部と嵌合する嵌合部に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、膨出部と嵌合部とを嵌合することができるため、パッキンを分割ケースに容易に備えることができる。
本発明の密封ケースは、
前記膨出部及び前記嵌合部は、前記流体管の周方向に沿って複数夫々設けられ、
前記複数の膨出部及び嵌合部のうち少なくとも一の膨出部及び嵌合部は、その嵌合方向が前記分割ケース同士の接続方向と一致して設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、膨出部及び嵌合部が流体管の周方向に沿って複数夫々設けられることで、分割ケースとパッキンとの係合力が高めることができるばかりか、一の膨出部及び嵌合部がその嵌合方向が分割ケース同士の接続方向と一致して設けられていることで、分割ケース同士を接続する接続方向の力を一の膨出部及び嵌合部に作用させることができるため、一の膨出部及び嵌合部を確実に嵌合することができる。
本発明の密封ケースは、
前記パッキンは、前記分割ケースに夫々備えられ、
前記分割ケースに備えられた夫々の前記パッキンの対向部は、互いに凹凸嵌合していることを特徴としている。
この特徴によれば、分割ケースに備えられた夫々のパッキンの対向部が互いに凹凸嵌合するため、対向部間の密封性を向上することができる。
実施例における穿孔装置が取付けられた密封ケースを示す正面図である。 (a)は、第1分割ケースを示す底面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、パッキンを示す底面図であり、(b)は、同じく上面図である。 (a)は、図3(a)のB−B断面図であり、(b)は、図3(a)のC−C断面図である。 (a)は、フランジ間を示す分割ケースの一部拡大側断面図であり、(b)は、(a)の状態からフランジ同士が締結された状態を示す一部拡大側断面図である。
本発明に係る密封ケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る密封ケースにつき、図1から図5を参照して説明する。先ず図1の符号2は、地中に埋設され、所定長さに亘り露出させた流体管2であって、この流体管2は、ダクタイル鋳鉄管や鋼管若しくは軟質合成樹脂管などからなり、内部を流れる流体は、上水である。
更に、流体管2には、その周囲を被覆し、径方向に2分割構造の第1分割ケース1及び第2分割ケース11から成る密封ケース10が配設されており、この密封ケース10は、流体管2の周方向に回動可能に装着されている。
第1分割ケース1の上部の中央部には、作業孔12が穿設されており、第1分割ケース1の上端部には、弁体27aを有した仕切弁27を介して、流体管2を切削する切削装置20が取付けられている。
切削装置20は、主に、回転切削工具であるエンドミル21と、エンドミル21を支持する支持部22と、エンドミル21を流体管2の径方向に移動させるネジ軸23と、支持部22と連結し、ネジ軸23の一部を収容する収容部24と、を備えている。
ネジ軸23は、収容部24の上部に取付けられた取付部材25と螺合しており、このネジ軸23に駆動連結した操作部26を回動することで、取付部材25、収容部24、支持部22、及びエンドミル21が一体に流体管2の径方向に移動するようになっている。
エンドミル21は、図示しない駆動モータに駆動連結されており、該駆動モータを駆動させることで、エンドミル21がその軸回りに回動する。このエンドミル21の回動により、流体管2が切削されるようになっている。
次に、密封ケース10の構造について具体的に説明する。図1に示されるように、流体管2の外面と密封ケース10の内面との間には、所定の空間が形成され、後述するパッキン9,19を備えた密封ケース10により、この空間内の水密性が保持される。
図2(a)に示されるように、第1分割ケース1は、第2分割ケース11と接続するための図示上下の両端部に形成される第1フランジ5,5を有している。同様に、図1に示されるように、第2分割ケース11は、第1フランジ5,5と夫々当接する第2フランジ15,15を備えている。
図1及び図2(a)に示されるように、第1フランジ5及び第2フランジ15には、対向する箇所に複数のボルト孔28(第2フランジ15のボルト孔は図示されない)が夫々形成され、流体管2に取付けられるように、第1フランジ5のボルト孔28及び第2フランジのボルト孔に挿通してT頭ボルト・ナット29が取付けられる。
また、図2(a)に示されるように、第1分割ケース1には、平面視周方向に亘ってパッキン溝3が形成され、パッキン溝3に、パッキン9(図3(a)参照)が嵌入されるようになっている。また、このパッキン溝3は、第2分割ケース11と対向する対向面を形成する対向溝4,4と、対向溝4,4の端部同士に架けて図示左右に夫々形成される側部溝6,6と、から成る。
図2(b)に示されるように、側部溝6,6は、側断面視略弧状に形成されており、この側部溝6,6の内周面には、後述のパッキン9の外周部36(図示二点鎖線のパッキンの外周部36参照)に向かって膨出する係合部としての膨出部7,7’が周方向に沿って複数形成されている。尚、膨出部7’は、膨出部7と同じ構成であり、説明の便宜上異なる符号を付している。
特に図示しないが、第1分割ケース1と対向する第2分割ケース11における対向箇所は、第1分割ケースにおける対向箇所と略同一の構造になっている。すなわち、第2分割ケース11にも、第1分割ケース1と同構造のパッキン溝が形成されており、このパッキン溝には、第1分割ケース1に備えられるパッキン9と同一形状のパッキン19が嵌入されるようになっている。特に、第2分割ケース11の側端部にも、膨出部が周方向に沿って複数形成されている(図1参照)。
次にパッキン9,19の構造について説明する。尚、前述したように、パッキン9とパッキン19とは、同一形状であるため、パッキン19の説明は省略する。
図3(a)、(b)に示されるように、D−D線は、密封ケース10の組付けの際に流体管2の管軸に整合させる中心線を示しており、E−E線は、管軸方向におけるパッキン9の中央位置であり、かつD−D線と直交する直交線を示しており、Oは、E−E線とD−D線が交差する点を示している。
パッキン9は、弾性を有する可撓性材料であるゴムで構成されており、その形状は無端状に形成されている。すなわち、パッキン9は、第1分割ケース1の対向溝4,4(図2(a)参照)及び図示しない第2分割ケース11の対向溝との間に流体管2の軸方向に沿って配置される対向部34,34と、この対向部34,34に連続し、流体管2の外周面と第1分割ケース1の内周面との間に流体管2の周方向に沿って配置される外周部36,36と、を有している(図1及び図2(b)参照)。
対向部34には、長手方向に所定長さを有する一つの凸状部31と、この凸状部31と略同じ長さを有する一つの凹状部32とが、E−E線の近傍を境にして長手方向に連続して形成されている。また、一方の対向部34(図示上側)における凸状部31と、他方の対向部34(図示下側)における凸状部31とは、点Oを中心として点対称に配置されているとともに、一方の対向部34における凹状部32と、他方の対向部34における凹状部32は、点Oを中心として点対称に配置されている。すなわち、パッキン9の底面は、点Oを中心として点対称である構造になっている。
図4(a)に示されるように、凸状部31の断面形状について説明すると、凸状部31の図示上部には、図示上方に突出した、すなわちパッキン19が備えられる第2分割ケース11に向かって突出した凸部31aが長手方向に形成されている。一方、図4(b)に示されるように、凹状部32の断面形状について説明すると、凹状部32の図示上部には、図示下方に窪んだ、すなわち凸部31aと反対方向に窪んだ凹部32aが長手方向に形成されている。
また、凸部31aの断面積が、凸部31aと嵌合する凹部32aの略同一断面で斬った断面積よりも大きく形成されている。このようにすることで、凹部32aより大きな断面積で形成された凸部31aが、凹部32aに弾性により変形して嵌合すると、分割ケース1内部の密封性を十分に確保することができる(図5(a)、(b)参照)。
図3(a)に示されるように、凸状部31と凹状部32とが長手方向に遷移する箇所である遷移部Rは、凸部31aと凹部32aとが連続するテーパ面として形成されている。
次に、外周部36について説明すると、外周部36の内周面は、第1分割ケース1と流体管2の水密性が確保されるように、流体管2の外周面と周方向に当接する流体管2の外径と略同径に形成されている。
図2(b)及び図3(b)に示されるように、外周部36の外周面には、膨出部7,7’と嵌合する係合部としての嵌合部37,37’が周方向に沿って複数形成されている。この嵌合部37,37’は、流体管2の径方向(図2(b)参照)及び軸方向(図3(b)左右方向)に非貫通に形成されている。
また、図2(b)に示されるように、嵌合部37’及び膨出部7’は、それらの嵌合する嵌合方向が、分割ケース1,11の接続方向と一致するように、夫々凹設及び凸設されている。
更に、図3(b)に示されるように、嵌合部37’,37’は、点Oを中心として点対称に配置されている。また、一方の外周部36(図示左側)における図示上側の嵌合部37と、他方の外周部36(図示右側)における図示下側の嵌合部37とは、点Oを中心として点対称に配置されているとともに、一方の外周部36における図示下側の嵌合部37と、他方の外周部36における図示上側の嵌合部37とは、点Oを中心として点対称に配置されている。すなわち、パッキン9の上面は、点Oを中心として点対称である構造になっている。
次に、密封ケース10の組付けについて説明する。
先ず、パッキン9の嵌合部37,37’を第1分割ケース1の膨出部7,7’に嵌合して、外周部36,36を側部溝6,6に嵌入するとともに、対向部34,34を対向溝4,4に嵌入する。これらの嵌入により、パッキン9が第1分割ケース1に備えられる。同様に、パッキン19も、嵌合部を膨出部に嵌合して、外周部を側部溝に嵌入するとともに、対向部を対向溝に嵌入することで、第2分割ケース11に備えられる(図1〜図3参照)。
このように、膨出部と嵌合部とを嵌合することができるため、パッキン9,19を分割ケース1,11に容易に備えることができる。特に、嵌合部は、パッキン9,19に形成されているとともに、膨出部は分割ケース1,11に形成されていることで、比較的に柔らかいパッキン9,19の嵌合部を硬い膨出部の略全面に亘って当接させ易く、膨出部と嵌合部とを簡単に嵌合することができる。
次いで、第1分割ケース1に備えられたパッキン9における遷移部Rと、第2分割ケース11に備えられたパッキン19における遷移部を、互いに当接させて、第1分割ケース1及び第2分割ケース11を流体管2の周囲を被覆する(図1及び図3(a)参照)。
そして、図5(a)、(b)に示されるように、第1フランジ5と第2フランジ15とをT頭ボルト・ナット29で締結することにより、第1分割ケース1に備えられたパッキン9の凸部31a全部と、第2分割ケース11に備えられたパッキン19の凹部32a全部とが対向し嵌合するとともに、第1分割ケース1に備えられたパッキン9の凹部全部と、第2分割ケース11に備えられたパッキン19の凸部全部とが対向し嵌合する。このように、分割ケース1,11に備えられたパッキン9,19の対向部が互いに凹凸嵌合するため、対向部間の密封性を向上することができる。
同時に、第1分割ケース1に装着されたパッキン9の外周部36,36と、第2分割ケース11に装着されたパッキン19の外周部とが、流体管2の外周面と当接することにより、密封ケース10内部を密封する(図1及び図3(a)参照)。
このように、同一の形状に形成された一対のパッキン9,19を、第1分割ケース1に備えられたパッキン9の凸部全部と、第2分割ケース11に備えられたパッキン19の凹部全部とを嵌合するとともに、第1分割ケース1に備えられたパッキン9の凹部全部と、第2分割ケース11に備えられたパッキン19の凸部全部とを嵌合することにより、密封ケース10内部を密封できるため、一対のパッキン9、19の凸部と凹部を間違えることなく嵌合でき、凸状パッキンが備えられた分割ケース同士を間違って重着したり、あるいは凹状パッキンが備えられた分割ケース同士を間違って重着したりするといった問題を解消できる。また、複数の同一形状のパッキン9,19を単一のモールドで安価に製作でき、且つ製作しやすい。
更に、パッキン9,19の底面は、点Oを中心として点対称である構造になっているため、例えば、いずれか一方の分割ケースを間違えて前後が逆になるような取付けであっても、この一方の分割ケースに備えられたパッキンの凸部及び凹部と、他方の分割ケースに備えられたパッキンの凹部及び凸部とが、所定に対向して凹凸嵌合できる。
また、前述したように、膨出部7,7’と嵌合する嵌合部37,37’を備えるパッキン9,19の上面が、点Oを中心として点対称である構造になっているため、パッキン9,19が分割ケース1,11に対して前後が逆になるような取付けであっても、嵌合部37,37’が膨出部7,7’に嵌合し、パッキン9,19を分割ケース1,11に備えることができる。
更に、第1分割ケース1に備えられたパッキン9における遷移部Rと、第2分割ケース11に備えられたパッキン19における遷移部を、互いに当接させて、分割ケース1,11を流体管2の周囲を被覆することで、遷移部Rにおいても、一対のパッキン9、19がずれることなく位置決めされ、容易に密封することができる。
また、膨出部7’と嵌合部37’とが嵌合する嵌合方向が、第1フランジ5と第2フランジ15とをT頭ボルト・ナット29で締結する方向、すなわち分割ケース1,11同士の接続方向と一致するように、膨出部7’及び嵌合部37’が、分割ケース1,11及びパッキン9,19に夫々形成されているため、分割ケース1,11同士を接続する接続方向の力を膨出部7’及び嵌合部37’に作用させることができ、膨出部7’及び嵌合部37’を確実に嵌合することができる。更に、膨出部7,7’及び嵌合部37,37’が流体管2の周方向に沿って複数夫々設けられているため、分割ケース1,11とパッキン9,19との係合力が高めることができる。
更に、前述したように、嵌合部37,37’は、流体管2の径方向に非貫通に形成されているため、流体が外周部36の内周面から嵌合部37,37’を介して外周部36の外周面に向かって流れることがないため、外周部36の外方に漏洩することを効果的に防止することができる。
同様に、嵌合部は、流体管2の軸方向に非貫通に形成されているため、流体が分割ケース1,11の内方側から嵌合部を介して分割ケース1,11の外方側に軸方向に流れることがないため、外周部の外方側に漏洩することを効果的に防止することができる。
次いで、図1に示されるように、第1分割ケース1の図示上部に仕切弁27を取付けた後に、この仕切弁27に切削装置20を取付ける。そして、操作部26の回動によりエンドミル21を流体管2の外周面と近接する位置まで下降した後に、前記駆動モータを作動させることで、エンドミル21を軸回りに回転させる。
次いで、エンドミル21を軸回りに回転させた状態で、操作部26を回動させることで、エンドミル21を流体管2の内径方向に移動させ、流体管2を切削して貫通する。その後、切削装置20を流体管2の周方向に沿って回動させることで、エンドミル21により、流体管2の周面を順次切削し、流体管2を分断する。
この切削装置20が流体管2の周方向に亘って回動する際に、切削装置20とともに、仕切弁27、分割ケース1,11、及びパッキン9,19も流体管2の周方向に回動する。前述したように、分割ケース1,11及びパッキン9,19は、膨出部及び嵌合部の嵌合により係合しているため、パッキン9,19が分割ケース1,11に対し確実に追随した状態、すなわち分割ケース1,11及びパッキン9,19が一体の状態で移動する。
よって、分割ケース1,11及びパッキン9,19の回動の際に、パッキン9、19の対向部の内周面と、流体管2の外周面との間に発生した摩擦により、パッキン9,19が捩れることが回避される。すなわち、パッキン9,19が捩れた箇所から漏洩することが防止される。
以上に説明したように、実施例の密封ケース10において、分割ケース1,11が流体管2の周方向に回動しているときに、外周部36の内周面と流体管2の外周面との間に摩擦が発生しても、外周部36の外周面と、分割ケース1,11の内周面とに、両周面同士を互いに係合する嵌合部37,37’及び膨出部7,7’が夫々設けられていることで、対向部34,34に連続した外周部36,36が、分割ケース1,11と一体に流体管2の周方向に回動するため、パッキン9,19の外周部36,36が捩れることなく、分割ケース1,11内部からの漏洩を確実に防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、流体管2は、内部を流れる流体が上水であるが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、前記実施例では、分割ケース1,11の側部溝6に、膨出部7,7’が複数形成されているともに、パッキン9,19の外周部36に、嵌合部37,37’が複数形成されているが、これに限らず、分割ケースの側部溝に1つの膨出部が形成されているとともに、パッキンの外周部に1つの嵌合部が形成されていてもよい。
また、前記実施例では、分割ケース1,11の側部溝6に、膨出部7,7’が形成されているともに、パッキン9,19の外周部36に、嵌合部37,37’が形成されているが、これに限らず、例えば、分割ケースの側部溝に、嵌合部が形成されているとともに、パッキンの外周部に、膨出部が形成されていてもよい。
また、前記実施例では、パッキン9,19は同一形状であるが、これに限らず、例えば、第1分割ケースに備えられるパッキンの対向部が凸状部のみで形成されているとともに、第2分割ケースに備えられるパッキンの対向部が凹状部のみで形成されていてもよい。
1 第1分割ケース(分割ケース)
2 流体管
4 対向溝(対向面)
7,7’ 膨出部
9 パッキン
10 密封ケース
11 第2分割ケース(分割ケース)
19 パッキン
34 対向部
36 外周部
37,37’ 嵌合部

Claims (4)

  1. 流体管の周囲を被覆する分割ケースから成り、内部を密封するパッキンを備え、該流体管の周方向に回動可能に装着された密封ケースであって、
    前記パッキンは、前記分割ケースの対向面間に前記流体管の軸方向に沿って配置される対向部と、該対向部に連続し、前記流体管の外周面と前記分割ケースの内周面との間に前記流体管の周方向に沿って配置される外周部と、を有し、
    前記外周部の外周面と、該外周面に対向する前記分割ケースの内周面とに、前記両周面同士を互いに係合する係合部が夫々設けられていることを特徴とする密封ケース。
  2. 一方の前記係合部は、他方の前記係合部に向かって膨出する膨出部に形成されており、
    前記他方の係合部は、前記膨出部と嵌合する嵌合部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封ケース。
  3. 前記膨出部及び前記嵌合部は、前記流体管の周方向に沿って複数夫々設けられ、
    前記複数の膨出部及び嵌合部のうち少なくとも一の膨出部及び嵌合部は、その嵌合方向が前記分割ケース同士の接続方向と一致して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の密封ケース。
  4. 前記パッキンは、前記分割ケースに夫々備えられ、
    前記分割ケースに備えられた夫々の前記パッキンの対向部は、互いに凹凸嵌合していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の密封ケース。
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