JP2010275054A - 給紙トレイ、及び画像形成装置 - Google Patents

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喬 楠川
Yoshiyuki Asakawa
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Abstract

【課題】よりロックを解除しやすい給紙トレイを提供すること。
【解決手段】複写機の所定の空間から引き出し可能なシート収納ケース18と、シート収納ケース18を収納した状態で、装置本体2と協働して収納状態をロックするロック機構30と、ロックを解除するためのロック解除レバー41と、シート収納ケース18の前面18fを基準にして、ロック解除レバー41よりも遠い位置であって、ユーザーがロック解除レバー41とともに握れるように配置されているカバー45とを備え、カバー45は、ロック解除レバー41の動きと協働して回動し、ロック解除レバー41とカバー45を握ることによって、シート収納ケース18を引き出す方向を基準にして所定の角度の傾きを有する方向にロック解除レバー41が移動し、ロックが解除される、給紙トレイ1である。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置に用いる給紙トレイに関する。
一般的に、複写機等の画像形成装置では、用紙を収容する給紙トレイが、複数段配置されている。これらの給紙トレイはスライドレール上に設けられており、装置本体から引き出し可能に構成されている。引き出すために、給紙トレイには、一般的に引き出し方向前面の中央部分に把手が設置されており、ユーザーは、給紙トレイを装置本体から引き出して記録用紙の補充を行う。
このような給紙トレイでは、装置本体から自重により飛び出したりしないように、装置本体に装着した際に給紙トレイにロックがかかるように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に示す給紙トレイでは、装置前面の把手を握ることによってロックを解除した後、引き出すことが出来るように構成されている。
又、健常者及び車椅子の着座者の双方にとってロック解除がし易いように、装置前面の把手を上方向に持ち上げる又は下方向に押し下げることによって、ロックを解除することが可能な構成が開示されている(特許文献2参照。)。
特開2006−76695号公報 特開2008−184299号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の給紙トレイでは、予め定められた方向に向かって把手を握る、又は把手を動かすことによってロックが解除される構成となっており、ロック解除の方向が固定されているものであった。このようにロック解除の方向が固定されていると、様々な体格の人全員や車椅子利用者にとって使い勝手が良いものではなかった。
本発明は、従来の給紙トレイの課題を考慮し、よりロックを解除しやすい給紙トレイ及びそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の本発明は、
画像形成装置本体の所定の空間から引き出し可能な、シートを収納するシート収納ケースと、
前記シート収納ケースを収納した状態で、前記画像形成装置本体と協働して前記収納状態をロックするロック機構と、
前記ロックを解除するためのロック解除レバーと、
前記シート収納ケースの前面を基準にして、前記ロック解除レバーよりも遠い位置であって、ユーザーが前記ロック解除レバーとともに握れるように配置されている支持部材とを備え、
前記支持部材は、前記ロック解除レバーの動きと協働して回動し、
前記ロック解除レバーと前記支持部材を握ることによって、前記シート収納ケースを引き出す方向を基準にして所定の角度の傾きを有する方向に前記ロック解除レバーが移動し、前記ロックが解除される、給紙トレイである。
また、第2の本発明は、
前記シート収納ケースの前記前面と前記支持部材を連結する第1連結部材と、
前記ロック機構と前記ロック解除レバーを連結する第2連結部材とを備え、
前記第1連結部材は、前記シート収納ケースの前記前面と、第1回転軸により回動可能に連結され、
前記第2連結部材は、前記ロック機構と、第2回転軸により回動可能に連結され、
前記ロック解除レバーと前記支持部材を握っていない状態では、前記第1回転軸と前記第2回転軸は、同じ軸上に配置され、
前記ロック解除レバーと前記支持部材を握っている状態では、前記第2回転軸は、前記第1回転軸よりも前記シート収納ケースを引き出す方向側に配置される、第1の本発明の給紙トレイである。
また、第3の本発明は、
前記ロック機構は、
前記ロックされている状態において、前記シート収納ケースを引き出す際に前記画像形成装置本体に形成された凸部に引っかかる爪部と、前記第2連結部材との前記連結部と前記爪部との間に形成された支点とを有し、前記支点を中心に回動可能に構成されたロック部材と、
前記ロックされている状態において、前記シート収納ケースを引き出す際に前記凸部に引っかかるよう前記爪部を前記凸部近傍に配置させるために、前記ロック部材を付勢する弾性部材とを有し、
前記ロック解除レバーと前記支持部材を握ることによって、前記ロック解除レバーが前記支持部材の方向に移動し、前記ロック解除レバーと前記第2連結部材を介して連結している前記ロック部材が前記支点を中心に回動し、前記爪部は、前記シート収納ケースを引き出す際に前記凸部に干渉しないよう前記凸部から離間する、第2の本発明の給紙トレイである。
また、第4の本発明は、
第1〜3のいずれかの本発明の給紙トレイと、
前記給紙トレイから供給されたシートにトナー画像を形成する画像形成ユニットと、
前記トナー画像を前記シートに定着させる定着ユニットと、を備えた画像形成装置である。
本発明によれば、よりロックを解除しやすい給紙トレイ及びそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる実施の形態1における複写機を模式的に示した正面図 本発明にかかる実施の形態1における給紙トレイの斜視図 本発明にかかる実施の形態1における給紙トレイのロック機構のカバーを外した状態を示す斜視図 本発明にかかる実施の形態1における給紙トレイのロック機構のカバーの上部分を省略した状態を示す平面図 (a)(b)本発明にかかる実施の形態1における第1A連結部材の水平に保つ構成を説明するための図、(c)本発明にかかる実施の形態1におけるバネ部材の斜視図、(d)本発明にかかる実施の形態1におけるバネ部材の平面図 (a)図4のBB´間断面図、(b)図4のDD´間断面図 本発明にかかる実施の形態1におけるロック部材の左側面図 (a)(b)(c)本発明にかかる実施の形態1におけるシート収納ケースを引き出す際にロックを解除する動作を説明するための第1A連結部材近傍の構成図、(d)(e)(f)本発明にかかる実施の形態1におけるシート収納ケースを引き出す際にロックを解除する動作を説明するための第2連結部材近傍の構成図、 本発明にかかる実施の形態1における給紙トレイのロックを解除した状態を示す平面構成図 (a)〜(c)本発明にかかる実施の形態1における給紙トレイの変形例を示す側面図
以下、本発明にかかる画像形成装置の一例としての複写機について説明するとともに、本発明の給紙トレイの一例についても同時に述べる。
(実施の形態1)
はじめに、本発明にかかる実施の形態の複写機の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における複写機は、その装置本体2の底部に、画像形成される用紙を収納するための4つの給紙トレイ1を備えている。また、給紙トレイ1の上部には、手差しトレイ3が設けられている。
これら給紙トレイ1又は手差しトレイ3から供給された用紙にトナー画像を形成するための、感光体ドラム4、帯電器5、露光器6、現像器7、転写器8、及びクリーニングユニット9等から構成される画像形成ユニット10が設けられている。
更に、トナー画像を用紙に定着するための定着ユニット11と、トナー画像が定着された用紙を排出するための排出ユニット12が設けられている。
又、本実施の形態における複写機は、装置本体2の上部に、露光ランプ、レンズ、ミラー等により原稿の画像を読み取る原稿読み取りユニット15を備えている。尚、図1に示されている点線の矢印は光路を示しており、矢印が接している部分で感光体ドラム4に静電潜像が形成される。又、実線矢印は紙の搬送路を示しており、給紙トレイ1から画像形成ユニット10へと用紙を供給するための、給送ローラ13が給紙トレイ1の上部に配置されている。
次に、本発明にかかる実施の形態の給紙トレイ1について説明する。
図2は、給紙トレイ1を模式的に示した斜視図である。
本実施の形態の給紙トレイ1は、用紙を収容するための樹脂製のシート収納ケース18と、シート収納ケース18の側面には、シート収納ケース18を装置本体2に着脱するためのスライダー22が設けられている。
又、給紙トレイ1は、シート収納ケース18に設けられ、給送ローラ13(図1参照)の位置まで、用紙を持ち上げるためのリフト板16を有している。また、シート収納ケース18には、用紙の載置位置を決めるために、給紙方向Bと垂直方向に調節可能な1組の用紙ガイド19と、給紙方向Bに調節可能な用紙ガイド20が設けられている。
又、矢印Aは、シート収納ケース18を装置本体2から引き出す方向を示しており、矢印Bは、シート収納ケース18から用紙が搬送される給紙方向を示している。
また、リフト板16は、給紙方向Bと反対側の端16aの両端にヒンジ部21を有し、ヒンジ部21によってシート収納ケース18に取り付けられている。このヒンジ部21を支点として、リフト板16の給紙方向端16bが持ち上がるように、リフト板16は回動可能に構成されている。尚、装置本体2に複数のコネクタ(図示せず)が設けられており、シート収納ケース18の背面側にも複数のコネクタが設けられている。シート収納ケース18を装置本体2に装着することによって、これらのコネクタは接続される。そして、給紙トレイ1の電気系と装置本体2の電気系が接続され、図示しない駆動系が動作し、リフト板16が持ち上げられる。又、シート収納ケース18に収納されている用紙サイズを読み取るために、用紙に合わせて調節した用紙ガイド19、20の位置信号が装置本体2に送信される。尚、給紙トレイ1を装置本体2から引き出しているため、電気的な接続が成されておらず、実際にはリフト板16は持ち上がらないが、図2及び以下に示す図3では、説明のためにリフト板16を持ち上げた状態を示している。
又、本実施の形態1の給紙トレイ1では、シート収納ケース18の左側面に、装置本体2に装着された時に装置本体2とシート収納ケース18をロックするためのロック機構30が設けられている。このロック機構30によってシート収納ケース18が自重によって装置本体2から突出すること等が防止される。又、シート収納ケース18の前面18fには、シート収納ケース18を装置本体2から引き出すための把手部40が設けられている。
次に、把手部40の構成について詳しく説明する。
図2に示すように、把手部40は、シート収納ケース18の前面18fに水平に設けられており、ロック機構30によるロックを解除するためのロック解除レバー41と、ロック解除レバー41を正面側から覆うように設けられたカバー45を有している。
図3は、カバー45を外した状態の給紙トレイ1の外観斜視図である。又、図4は、カバー45の上側を省略した状態のロック機構30と把手部40の近傍を模式的に示した外観平面図である。
図3及び図4に示すように、シート収納ケース18の前面18fには、前面方向に突出した2つの突起部18a、18bが設けられている。この突起部18a、18bとロック解除レバー41は、第1A連結部材42aと第1B連結部材42bによって連結されている。又、第1A連結部材42aと第1B連結部材42bは、それぞれ突起部18a、18bと回転軸43a、43bによって回転可能に連結されている。又、これら回転軸43a、43bの中心は、同軸上に設けられており、この軸がAとして一点鎖線で示されている。
図5(a)は、給紙トレイ1の回転軸43a近傍を示す右側面の拡大図である。図5(a)に示すように、第1A連結部材42aのシート収納ケース18側の端の側面には、回転の中心軸Aよりも下側にピン422が設けられている。このピン422には、バネ部材423が嵌め込まれている。図5(c)は、バネ部材423の斜視図であり、図5(d)はバネ部材423の平面図である。バネ部材423は、図5(c)(d)に示すように、線材が捲き回されたコイル部423kと、コイル部423kから約90度の角度を形成して伸びている2つの端部423a、423dとから形成されている。このバネ部材423の一端423aが当接している当接部424が、第1A連結部材42aの側面であって、ピン422よりも下側に設けられている。一方、シート収納ケース18の前面18fに、バネ部材423の他端423dが当接している当接部18dが形成されている。この当接部18dは、図5(a)に示すように、ピン422を中心にして、当接部424を反時計回りに約90度移動させた位置に配置されている。
このように構成することによって、バネ部材423の弾性力によって第1A連結部材42aを水平に保つことが出来る。又、図5(b)に示すように、第1A連結部材42aを下方に回動させたとしても、バネ部材423の弾性力が当接部424に働き、第1A連結部材42aは上方に回動して水平に戻る(矢印参照)。尚、第1B連結部材42bの回転軸43b近傍も同様にバネ部材が設けられた構成となっている。
図6(a)は、図4のBB´間断面図である。図6(a)に示すように、第1A連結部材42aには、その長手方向に細長い形状(略楕円形状)の貫通孔421aが形成されており、その貫通孔421aを通してロック解除レバー41が配置されている。ここで、ロック解除レバー41の断面41aは、円形状に形成されている。尚、第1B連結部材42bにも同様の細長い形状の貫通孔が形成されており、ロック解除レバー41は、その貫通孔を通して配置されている。このような構成により、ロック解除レバー41は、貫通孔421a内において装置背面方向(矢印C方向)又は装置前面方向(矢印D方向)に移動可能である。又、図4に示すようにロック解除レバー41を、前面18f側に付勢するためにバネ部材46が設けられている。この付勢力により、図6(a)に示すように、楕円形状の貫通孔421aの装置背面側(矢印C参照)に、ロック解除レバー41の断面41aが当接している。
次に、ロック機構30の構成について詳しく説明する。
図3及び図4に示すように、ロック機構30は、平面視L字状のロック部材31を有している。このロック部材31は、ロック状態において軸A上に配置された第1部材32と、第1部材32の端32aから装置背面方向(矢印D方向)に伸びた第2部材33から形成されている。又、第2部材33の先端には、ロック状態においてシート収納ケース18を装置本体2から引き出すと、装置本体2側に形成された凸部60と干渉するように、爪部34が設けられている。この爪部34は、上方から見て、装置背面側を指し示す矢印形状の部材であって、図4において、左方向(装置本体2に向けて)に突出するように形成された干渉面34aと、ロック部材31の先端(装置背面側)に向けて、部材の幅が細くなるように形成された傾斜面34bを有している。一方、図4に示すように装置本体2には、シート収納ケース18側に突出するように凸部60が形成されており、この凸部60は、平面視において装置前面側(矢印D)に傾斜面60bが形成されており、装置背面側(矢印C)に干渉面60aが形成されている。そして、給紙トレイ1を装置本体2に装着し、ロックした状態では、ロック部材31の干渉面34aと、凸部60の干渉面60aが対向している。
又、図3及び図4に示すように、ロック部材31の第1部材32と、ロック解除レバー41を連結するための第2連結部材44が設けられている。図6(b)は、図4のHH´間断面図である。図6(b)に示すように、ロック解除レバー41の第2連結部材44における断面を41bとすると、図6(a)の形状とは異なり、第2連結部材44に形成された貫通孔441aと断面41bとは、同一形状である。すなわち、図6(b)では、図6(a)と比較して、ロック解除レバー41が、第2連結部材44の貫通孔内を移動出来ない構成となっている。又、図4に示すように、ロック状態では、ロック部材31の第1部材32は、その中心が軸Aと同軸上に配置されている。そして、第2連結部材44は、第1部材32と回転軸47によって回動可能に連結されている。尚、図4に示すように、カバー45は、ロック解除レバー41を覆うように設けられており、第1A連結部材42aと第1B連結部材42bに固定されているが、第2連結部材44には固定されていない。
更に、図4に示すように、第2部材33には支点33bが形成されており、この支点33bでシート収納ケース18に、水平方向に回転可能に支持されている。図7は、第2部材33の左側面図である。図7に示すように、この支点33b部分では、第2部材33を上下方向に貫く貫通孔が形成されている。また、支点33bの下方には、シート収納ケース18の底から支柱18hが形成されており、支柱18hの上端が、第2部材33の貫通孔内に配置されている。また、支柱18hの上端部には、その周方向に溝181hが設けられており、その溝に第2部材33の厚み部分が嵌ることにより、第2部材33は、支点33bを中心に水平方向に回転可能且つ、支柱18hの上端に支持される。
又、第2部材33の、支点33bと端32aとの間には、バネ部材35の一端が固定されており、バネ部材35の他端は、シート収納ケース18を形成する筐体部分18cに固定されている。このバネ部材35により、支点33bを中心にロック部材32が矢印E方向に付勢され、ロック部材32の干渉面34aと装置本体2の凸部60の干渉面60aが対向することになる。
又、図2、3に示すように、シート収納ケース18の前面18fの左端には、開口18kが形成されており、この開口18kを第2部材32が通過するように、ロック部材31は配置されている。また、シート収納ケース18の左側面にも開口18jが形成されており、この開口18jから爪部34が突出している。
尚、本発明の第1回転軸の一例は、回転軸43a、43bに相当し、本発明の第2回転軸の一例は、回転軸47に相当する。
次に、シート収納ケース18を装置本体2から引き出す際の動作について説明する。
図8(a)、(b)、(c)は、把手部40をユーザーが握る動作を説明するための図であり、図4のII´間に相当する断面図である。又、図8(d)、(e)、(f)は、それぞれ図8(a)、(b)、(c)の状態における第2連結部材44近傍を示す左側面図である。
立っているユーザーが、上方からカバー45とロック解除レバー41を握る場合、図8(a)、(b)に示すように、把手部40が上方(H方向)に回動するとともに、ロック解除レバー41がカバー45の方向(矢印G参照)に移動する。図8(b)において、ユーザーの手が点線で示されている。
このロック解除レバー41のカバー45の方向への移動によってロックが解除される。図8(b)において、ロック解除レバー41は、シート収納ケース18の引き出し方向(水平方向矢印D参照)を基準として上方にαの角度の傾きを有する方向に移動する。
一方、図9は、ロックが解除された状態を示す給紙トレイ1の部分平面図である。尚、図9において、カバー45の上側は省略されている。
このとき、カバー45に固定されている連結部材42a、42bは移動しないが、カバー45に固定されていない第2連結部材44は移動することになる。ここで、第2連結部材44の先端443は、図8(d)、(e)、(f)に示すように、カバー45の方向(矢印G方向)に移動するが、第2連結部材44の後端444は、シート収納ケース18に固定されているロック部材31と連結されているため、上方には移動できず、装置前面方向(矢印D方向)に水平に移動することになる。すなわち、ロックされている状態では、回転軸47は、回転軸43a、43bと同じ軸上(軸A上)に配置されているが、ロックを解除するためにロック解除レバー41及びカバー45を握ると、回転軸47が、回転軸43a、43bよりも、シート収納ケース18を引き出す方向(矢印D)側へ配置されることになる。
このように、第2連結部材44の後端444が装置前面方向(矢印D方向)に移動することによって、図9に示すように、ロック部材31の第1部材32の端もカバー45の方向に引っ張られ、ロック部材31は、支点33bを中心に矢印F方向に回動する。この回動により、装置本体2の凸部60の背面側から爪部34が離間し、ロックが解除される。このようにロックが解除されているため、図8(c)、(f)に示す状態で給紙トレイ1を矢印D方向に引き出すことが出来る。
すなわち、本実施の形態では、把手部40が上下に移動した位置であっても、握ることによって装置前面方向へ働く力が生じれば、第2連結部材44の後端444が水平方向に移動しロックを解除出来るため、握る方向(指の腹が移動する方向)に自由度がある。そのため自然に握るだけでロックを解除することが出来、様々な体格の人にとってロックを解除しやすいという効果を発揮することが出来る。
また、先行文献2では、上又は下に把手を移動させた後、給紙トレイを装置前面に引き出すというように明確に分かれた2回の動作を行う必要があったが、本実施の形態では、握る動作とともに引き出す動作を行うことが出来るため、手順がより簡単となる。
尚、給紙トレイ1を装置本体2に装着する時には、ロック機構30の傾斜面34bが、装置本体2の凸部60の傾斜面60bに当接し、傾斜面60bに対してスライドしながら移動するため、ロック解除レバー41を握らなくても、給紙トレイ1を装置本体2に装着することが出来る。
又、本発明の支持部材は、本実施の形態1では、カバー45に相当するが、カバー45の形状でなく、棒状の部材であってもよく、要するに、前面18fを基準にして、ロック解除レバー41よりも遠い位置にありさえすれば良く、第1A連結部材42a、第1B連結部材42bに固定されていればよい。
又、本発明の第1連結部材の一例は、本実施の形態の第1A連結部材42a、及び第1B連結部材42bに相当し、第1連結部材が2つ設けられているが、カバー45及びロック解除レバー41を支持することが出来れば、1つでも良い。
又、本実施の形態では、図8(b)に示すように、シート収納ケース18の引き出し方向を基準として上方に角度αの傾きを有する方向にロック解除レバー41を移動させていたが、図に示す角度に限らなくても良く、この角度αの上方への回転角度を+、下方への回転角度を−とし、水平方向を0度とすると、角度αは、−90度から90度までの間をとることが出来る。
又、本実施の形態では、ロック解除レバー41を水平に保つために、図5で説明したように、バネ部材423及び当接部424、18dが設けられていたが、この構成に限らなくても良い。例えば、上方にのみ回動する構成で使用上問題がなければ、図10(a)に示すように、バネ部材423及び当接部424、18dを設けず、第1A連結部材42aの下側に前面18fから突出した当接部181を形成すればよい。更に、図10(b)に示すように、回転軸Aより上方側にも当接部424´と、バネ部材423´を設けて、把手部40を上方に回動させた際にも弾性力によって素早く水平に戻るように構成してもよい。又、図10(c)に示すように、図10(a)の当接部181を設け、図10(b)の当接部424´、バネ部材423´及び当接部18dを設けた構成であってもよい。
又、本実施の形態では、モノクロの複写機を例に挙げ、本発明の給紙トレイを適用して説明しているが、複写機に限らずプリンター、ファクシミリであっても良く、更にフルカラーであっても良い。
本発明の給紙トレイによれば、よりロックを解除しやすい効果を発揮することが出来、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置等として有用である。
1 給紙トレイ
2 本体
3 手差しトレイ
4 感光体ドラム
5 帯電器
6 露光器
7 現像器
8 転写器
9 クリーニングユニット
10 画像形成ユニット
11 定着ユニット
12 排出ユニット
13 給送ローラ
15 原稿読み取りユニット
16 リフト板
18 シート収納ケース
19、20 用紙ガイド
30 ロック機構
31 ロック部材
32 第1ロック部材
33 第2ロック部材
40 把手部
41 ロック解除レバー
42a、第1A連結部材
42b 第1B連結部材
43a、43b 回転軸
44 第2連結部材
45 カバー

Claims (4)

  1. 画像形成装置本体の所定の空間から引き出し可能な、シートを収納するシート収納ケースと、
    前記シート収納ケースを収納した状態で、前記画像形成装置本体と協働して前記収納状態をロックするロック機構と、
    前記ロックを解除するためのロック解除レバーと、
    前記シート収納ケースの前面を基準にして、前記ロック解除レバーよりも遠い位置であって、ユーザーが前記ロック解除レバーとともに握れるように配置されている支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記ロック解除レバーの動きと協働して回動し、
    前記ロック解除レバーと前記支持部材を握ることによって、前記シート収納ケースを引き出す方向を基準にして所定の角度の傾きを有する方向に前記ロック解除レバーが移動し、前記ロックが解除される、給紙トレイ。
  2. 前記シート収納ケースの前記前面と前記支持部材を連結する第1連結部材と、
    前記ロック機構と前記ロック解除レバーを連結する第2連結部材とを備え、
    前記第1連結部材は、前記シート収納ケースの前記前面と、第1回転軸により回動可能に連結され、
    前記第2連結部材は、前記ロック機構と、第2回転軸により回動可能に連結され、
    前記ロック解除レバーと前記支持部材を握っていない状態では、前記第1回転軸と前記第2回転軸は、同じ軸上に配置され、
    前記ロック解除レバーと前記支持部材を握っている状態では、前記第2回転軸は、前記第1回転軸よりも前記シート収納ケースを引き出す方向側に配置される、請求項1記載の給紙トレイ。
  3. 前記ロック機構は、
    前記ロックされている状態において、前記シート収納ケースを引き出す際に前記画像形成装置本体に形成された凸部に引っかかる爪部と、前記第2連結部材との前記連結部と前記爪部との間に形成された支点とを有し、前記支点を中心に回動可能に構成されたロック部材と、
    前記ロックされている状態において、前記シート収納ケースを引き出す際に前記凸部に引っかかるよう前記爪部を前記凸部近傍に配置させるために、前記ロック部材を付勢する弾性部材とを有し、
    前記ロック解除レバーと前記支持部材を握ることによって、前記ロック解除レバーが前記支持部材の方向に移動し、前記ロック解除レバーと前記第2連結部材を介して連結している前記ロック部材が前記支点を中心に回動し、前記爪部は、前記シート収納ケースを引き出す際に前記凸部に干渉しないよう前記凸部から離間する、請求項2記載の給紙トレイ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の給紙トレイと、
    前記給紙トレイから供給されたシートにトナー画像を形成する画像形成ユニットと、
    前記トナー画像を前記シートに定着させる定着ユニットと、を備えた画像形成装置。
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