JP2010273327A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に対してデータの記録中に異常が発生した場合にも、正常なデータを得ることができるようにする。
【解決手段】第1の動画ファイルに符号化データを書き込む際に、記録媒体109で書き込みエラーが発生した場合、記録媒体109で現在開いているファイルへの書き込みを一時中止して記録媒体109に対してリセット動作を行う。一方、記録媒体108では、引き続き符号化データの記録処理を継続し、記録媒体108のファイルサイズがファイル分割閾値を超えると、第1の動画ファイルを閉じる。そして、第2の動画ファイルを開くときに、記録媒体109でも第2の動画ファイルを開いて記録処理を再開する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の動画ファイルに符号化データを書き込む際に、記録媒体109で書き込みエラーが発生した場合、記録媒体109で現在開いているファイルへの書き込みを一時中止して記録媒体109に対してリセット動作を行う。一方、記録媒体108では、引き続き符号化データの記録処理を継続し、記録媒体108のファイルサイズがファイル分割閾値を超えると、第1の動画ファイルを閉じる。そして、第2の動画ファイルを開くときに、記録媒体109でも第2の動画ファイルを開いて記録処理を再開する。
【選択図】図1
Description
本発明は記録装置に関する。
従来、動画像信号や音声信号を記録媒体に記録する記録装置が知られている。この種の記録装置においては、複数の記録媒体に対して動画像信号を記録することができる装置も存在する。例えば、特許文献1には、家庭用のDVDレコーダとして大容量のハードディスク(HDD)を内蔵するとともに、DVDドライブを備えるハードディスクレコーダが記載されている。そして、前記特許文献1に記載のハードディスクレコーダでは、HDDに一旦記録したテレビ番組などの動画信号や音声信号を、DVDドライブに装着されたDVDに対してコピーする機能を有している。
一方、放送現場などでは、家庭用の撮影に比べ、記録した動画像信号に対して非常に高い信頼性が求められる。そこで、業務用途で用いるビデオカメラでは、複数の記録媒体に対して同一の動画像信号を同時に記録する機能を有するものがある。この様に、複数の記録媒体に同じ動画像信号を記録しておくことにより、一部の記録媒体に記録された動画像信号が正しく再生されない場合、或いは、一部の記録媒体を紛失した場合でも、他の記録媒体から同じ動画を再生することができる。
この様な記録装置において、動画像信号の記録中に異常が発生し、記録媒体に対して動画像信号が正しく記録されない場合であっても、動画像の記録中には、ユーザはそのことを認識することができない。そこで、ユーザは、動画像の記録後、記録された動画像を再生して記録中に異常が発生したかどうかを確認する必要がある。そして、一つの記録媒体に対する動画像の記録中に異常が発生し、動画像が正しく記録されていない場合には、正しく記録された記録媒体から動画像信号を再生し、他の記録媒体に複製することが考えられる。しかしながら、動画像信号のように、非常にデータ量が多い信号を複製するためには、多くの時間と労力とが必要となるという問題があった。
また、業務用途として用いる場合、動画像信号を複数の記録媒体に同時に記録した後、一方の記録媒体を編集のために編集者へ渡し、他方の記録媒体は手元に保管しておくといった用途がある。この場合、データの複製に多くの時間がかかると記録終了後すぐに編集者へ記録媒体を渡すことができない。
本発明は前述の問題点に鑑み、記録媒体に対してデータの記録中に異常が発生した場合にも、正常なデータを得ることができるようにすることを目的としている。
本発明の記録装置は、複数の記録媒体に対して動画データをそれぞれファイルとして記録する記録手段であって、前記動画データの記録中にファイルサイズが所定のサイズに達すると、記録中のファイルに対する動画データの記録を停止し、新たにファイルを作成して動画データを記録する記録手段と、前記記録媒体に対する動画データの記録中に、記録エラーを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応じて前記記録手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記複数の記録媒体に対して同時に動画データを記録している場合に、一つの記録媒体に対する記録エラーが検出されると、他の記録媒体に対する動画データの記録を続けながら前記一つの記録媒体に対する動画データの記録を停止し、前記一つの記録媒体に対する動画データの記録停止の後、前記他の記録媒体に新たにファイルが作成されると前記一つの記録媒体に対して新たにファイルを作成して動画データの記録を再開するよう前記記録手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体に対してデータの記録中に異常が発生した場合にも、正常なデータを得ることできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る記録装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、入力部101は、動画データや音声データを取得して出力する。本実施形態では、入力部101は記録装置100の外部から供給された動画データや音声データを入力するが、入力部101を撮像部やマイクロフォンを含む構成とし、撮影された動画やマイクにより音声データを取得する構成としてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る記録装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、入力部101は、動画データや音声データを取得して出力する。本実施形態では、入力部101は記録装置100の外部から供給された動画データや音声データを入力するが、入力部101を撮像部やマイクロフォンを含む構成とし、撮影された動画やマイクにより音声データを取得する構成としてもよい。
制御部102は、ユーザインターフェース(UI)103からの入力に応じて記録装置100の動作全体を制御する。制御部102はマイクロコンピュータやメモリ等を含み、メモリに記憶されたプログラムに従って記録装置100を制御する。また、制御部102は、記録媒体制御部106との間でデータやコマンドを通信するための記録媒体インターフェイス(IF)を内蔵している。UI103は、ユーザにより操作可能な各種のスイッチを含む。そして、UI103は、ユーザによる各種の指示などを受理して制御部102へ通知する。また、UI103は、電源スイッチや記録の開始、停止を指示するためのスイッチ、記録装置100のモードを切り替えるためのスイッチ等を含む。
信号処理部104は、記録時においては、入力部101により入力された動画データや音声データをMPEG等の公知の符号化形式に従って符号化して、その情報量を圧縮する。また、動画データや音声データを記録するために必要な処理を施す。また、信号処理部104は、再生時においては、再生された動画データや音声データを復号し、その情報量を伸張する。また、信号処理部104は、記録時において、符号化された動画データや音声データの符号量(データ量)の情報を制御部102に出力する。
メモリ105は、動画データや音声データを記憶する。記録装置100の各ブロックは、メモリ105に対してアクセスすることにより、必要な動画データや音声データを処理する。また、メモリ105は、動画データや音声データの他に、ファイルシステムの情報や、管理情報など、各種の情報を記憶し、更に、制御部102による制御のためのワークメモリ等の役割を果たす。
記録媒体制御部106は、記録媒体108、109に対し、動画データや音声データ、或いは、各種の情報を記録し、再生する。記録媒体制御部106は、記録時においては、メモリ105に蓄積された動画データや音声データを記録媒体108や109に記録する。また、記録媒体制御部106は、再生時においては、記録媒体108や記録媒体109から動画データや音声データを再生し、メモリ105に記憶する。本実施形態では、記録媒体108、109は互いに独立した、別の記録媒体として構成され、ハードディスク(HDD)、フラッシュメモリカード等、ランダムアクセスの記録媒体である。
また、記録媒体制御部106は、記録媒体108、109に記録する動画、音声データや、各種の情報を、FAT(File Allocation Table)等のファイルシステムに従い、ファイルとして管理する。また、記録媒体制御部106は、ATA(AT Attachment)等の公知のインターフェイス(IF)を有し、制御部102における記録媒体IFとの間でデータや各種のコマンドを通信する。また、記録媒体108、109は、不図示の記録媒体装着、排出機構により、記録装置100に対して容易に装着、排出することができるように構成するが、記録装置100に各記録媒体108、109或いは何れか一方が内蔵される構成でもよい。記録媒体制御部106は、後述の様に、記録媒体108、109に対するデータの記録中における状態を検出して、制御部102に知らせる。
制御部102は、記録媒体108、109に対してデータ(ファイル)の書き込み、読み出しを行う場合、記録媒体制御部106を制御して、記録媒体108、109から、ファイルシステムデータ(管理データ)を再生してメモリ105に記憶する。このファイルシステムデータは、記録媒体108、109に記録されたデータのファイル名やファイルのサイズ、データの記録アドレスなどを示すデータであり、ファイルを管理するための管理情報である。そして、制御部102は、読み出したファイルシステムデータに従ってファイルの書き込み、読み出しを制御する。制御部102は、記録媒体108、109へのファイルの書き込みに応じて、メモリ105に記憶されたファイルシステムデータを更新する。そして、更新したファイルシステムデータを、記録媒体制御部106により記録媒体108、109に記録する。
また、ユーザは、UI103を操作することにより、記録装置100の動作モードの切り替え、あるいは、動画データの記録開始、停止などを指示することができる。また、本実施形態では、二つの記録媒体108、109が装着されている場合、ユーザは、UI103を操作して、一方の記録媒体を任意に選択し、この選択した方の記録媒体に対して動画データを記録する。更に、本実施形態では、後述の様に、二つの記録媒体108、109が装着されている場合には、これら二つの記録媒体108、109に対して同時に同じ動画データを記録するように指示することも可能である。また、本実施形態では、記録媒体108、109のうち、一方に記録されている動画ファイルを読み出して、他方の記録媒体に記録する、コピー機能を有する。
また、出力部107は、再生された動画データや音声データを記録装置100の外部の表示装置などに出力する。表示部110は、動画や各種の情報を液晶パネル等の表示装置に表示する。データバス111は、記録装置100の各部の間でデータや各種の制御コマンドなどを送受信するために用いられる。
次に、図2を参照しながら本実施形態における記録動作について説明する。
図2は、二つの記録媒体108、109のうちの何れか一方に対する記録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図2に示す各処理は、制御部102の制御に基づいて行われる。また、図2の説明では、記録媒体108に記録する場合を説明する。また、以下の実施形態では、動画データについてのみ説明するが、動画データと共に入力された音声データも記録するものとする。
図2は、二つの記録媒体108、109のうちの何れか一方に対する記録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図2に示す各処理は、制御部102の制御に基づいて行われる。また、図2の説明では、記録媒体108に記録する場合を説明する。また、以下の実施形態では、動画データについてのみ説明するが、動画データと共に入力された音声データも記録するものとする。
まず、UI103から動画データの記録モードへ移行する指示を受けると、記録装置100のモードを記録スタンバイモードへ遷移し(S201)、記録開始の指示を待つ(S202)。そして、スタンバイモードにおいて、入力部101から入力された動画データに係る動画を表示部110に表示する。UI103から記録開始の指示が入力されると、信号処理部104は、入力部101により入力されてメモリ105に記憶された動画データを読み出して、動画データの符号化を開始する(S203)。そして、信号処理部104により、符号化されたデータ(符号化データ)をメモリ105に記憶する(S204)。
なお、記録が継続している間は、ステップS204〜ステップS211の処理を繰り返す。本実施形態では、信号処理部104により符号化されたデータのデータレートは、記録媒体108、109に対して記録可能なデータレートよりも低い。そのため、本実施形態では、符号化データを一旦メモリ105に記憶する。そして、メモリ105に記憶された符号化データのデータ量が第1の所定量に達する毎に、記録媒体制御部106は、メモリ105から符号化データを読み出して、記録媒体108、109に記録する。そして、メモリ105に記憶された符号化データが第1の所定量よりも少ない第2の所定量まで減少した時点でメモリ105からの符号化データの読み出しを一時停止し、記録媒体108、109に対する記録処理を中断する。このようにして処理を繰り返す。
そして、制御部102は、記録媒体に対する1回の書き込みが完了する度に、今回書き込まれた符号化データの記録位置などに基づいて、メモリ105に記憶されたファイルシステムデータ(管理情報)を更新する。そして、制御部102は、記録媒体制御部106を制御して、更新されたファイルシステムデータをメモリ105から読み出して、記録媒体に記録する。
次に、UI103から記録停止の指示を受けたか否かを判別する(S205)。この判別の結果、記録停止の指示を受けていない場合は、記録を継続する。次に、記録媒体制御部106により記録媒体108においてファイルを開いているか否かを判別する(S206)。この判別の結果、ファイルを開いていない場合は、新規に符号化データを記録するファイルを作成して開く(S207)。
一方、S206の判別の結果、既にファイルを開いている場合は、記録媒体制御部106により、現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S208)。次に、符号化データの書き込みが正常に行われたか否かを判別する(S209)。具体的には、記録媒体制御部106により符号化データが正常に書き込まれた旨の応答があったかどうかを判別する。この判別の結果、正常に書き込みが行われた場合は、開いているファイルに書き込んだ符号化データのサイズ(ファイルサイズ)と、ファイルの分割を行うかどうかを決めるための閾値(ファイル分割閾値)とを比較する(S210)。
本実施形態では、制御部102は、記録媒体制御部106や信号処理部104からの通知により、記録中のファイルサイズを監視している。そして、この比較の結果、ファイルサイズがファイル分割閾値に達していない場合は、S203に戻り、同様の処理を繰り返す。ただし、S206では、開いているファイルがあるため、ステップS207の処理を行わず、既に開いているファイルに符号化データを追記していくことになる。本実施形態では、ファイルシステムによって決められたファイルサイズの上限に基づき、ファイル分割の閾値を決定している。即ち、本実施形態では、ファイル分割の閾値を、ファイルサイズの上限よりも所定量少ない量とした。
FAT32ファイルシステムを用いている場合には、1つのファイルサイズの最大値が4ギガバイト(GB)という制限があるため、ファイル分割閾値は上限である4GB以下の所定値(例えば2GB)にする。
一方、S210の比較の結果、ファイルサイズがファイル分割閾値以上である場合、現在開いているファイルを閉じるように記録媒体制御部106に対してファイル分割の指示を出力する(S211)。その後、S203に戻る。この場合、S206では開いているファイルがないため、S207において新たなファイルを開くことになる。以上のようにして、動画の記録中にファイルのサイズがファイル分割閾値に達する毎にファイルを分割しながら記録を続ける。
また、S209の判別の結果、書き込みエラーを検出し、書き込みが正常に行われなかった場合は、書き込みエラーが発生した記録媒体に対する書き込み処理を中止する(S212)。そして、動画データの符号化処理を停止し(S213)、符号化データを記録中であった記録媒体(ここでは記録媒体108)に対し、リセット処理を実行する(S214)。具体的には、制御部102が、内部の記録媒体IFをリセットすると共に、記録媒体制御部106に対し、記録媒体108に対する電源を一旦落とし、再度電源を投入して記録媒体108のマウント処理を行うよう、制御する。そして、制御部102は、書き込みエラーのため動画データの記録を停止したことを示す警告情報を生成し、表示部110に表示する(S215)。
この様に、動画の記録中に記録エラーが発生した場合には、記録エラーとなる直前に更新されて記録媒体に記録されたファイルシステムデータに応じた符号化データまでは、正常に再生できる。
一方、S205の判別の結果、UI103から記録停止の指示を受けた場合は、信号処理部104による動画データの符号化を停止する(S216)。次に、動画データを記録するためのファイルが開いているかどうかを判別する(S217)。この結果、ファイルを開いていない場合は、新規に符号化データを記録するファイルを作成する(S218)。なお、S217において、ファイルが開いていないと判別されるのは、記録開始後、メモリ105に記憶された符号化データが所定量に達する前に記録停止の指示を受けた場合である。または、S217において、ファイルが開いていないと判別されるのは、S211において記録中のファイルを閉じた後、メモリ105に記憶された符号化データが所定量に達する前に記録停止の指示を受けた場合である。
一方、S217の判別の結果、既にファイルを開いている場合は、記録媒体制御部106により、現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S219)。ここでは、前回、メモリ105からの符号化データの書き込みを中断後、記録停止の指示を受けるまでの間に符号化されたデータがメモリ105に記憶されている。そのため、記録媒体制御部106により、メモリ105から符号化データを読み出して、記録媒体108に書き込む。そして、正常に符号化データが記録されたかどうかを判別し(S220)、正常に記録された場合には、記録中のファイルを閉じる(S221)。そして、今回、記録開始の指示から記録停止の指示までの間に記録した複数の動画ファイルを、記録した順に再生するように管理情報(制御情報)による再生順序を変更し、記録媒体に記録する。本実施形態では、符号化データを複数のファイルに分割して記録した場合に、記録開始の指示から記録停止の指示までの間に記録した一連の動画を記録した複数のファイルを一つのシーンとして管理する。
そして、UI103により、記録モード以外のモードへの指示、或いは、電源オフの指示があったかどうかを判別し(S222)、他のモードへの指示等があった場合は図2の処理を終了する。また、モード切り替えの指示等が無い場合には、S202に戻る。また、S220の判別の結果、書き込みエラーを検出した場合には、S212に進み、同様の処理を行う。
このように、二つの記録媒体108、109のうち、選択された記録媒体に対する動画データの記録が行われる。
次に、再生時の処理を説明する。UI103により再生モードの切り替え指示があると、制御部102は、記録媒体制御部106に対し、記録媒体108、109のうち、選択された方の記録媒体に記録された複数のシーンを検出する。そして、各シーンの先頭の動画ファイルを再生し、その先頭の一画面を信号処理部104により復号して、メモリ105に記憶する。そして、信号処理部104により、復号された先頭画面の画像信号を縮小し、各シーンの代表画像を生成する。そして、複数のシーンの代表画像からなるインデックス画面を生成し、表示部110に表示する。
ユーザは、UI103を操作して、インデックス画面に表示された代表画像から所望の代表画像を選択し、再生を指示する。制御部102は、再生指示があると、選択された代表画像に対応するシーンの複数の動画ファイルを再生するように、記録媒体制御部106を制御する。記録媒体制御部106は、指定されたシーンの動画ファイルを記録媒体から再生する。信号処理部104は、再生された動画ファイルを復号し、表示部110に表示すると共に、出力部107より外部に出力する。
次に、同時記録について説明する。本実施形態では二つの記録媒体108、109に同一の動画データを記録することも可能である。この場合、図2の処理が各記録媒体に対して行われる。従って、各記録媒体108、109に対しそれぞれ1つずつのファイルを作成して符号化データを記録する。この場合、同じ符号化データを記録するため、各記録媒体でファイル分割されるタイミングは同一となる。従って、記録されるファイルも同一のものとなる。
次に、図6及び図7を参照しながら本実施形態における同時記録動作について説明する。
図6は、記録媒体108、109に対する同時記録の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す各処理は、制御部102の制御に基づいて行われる。
まず、UI103から動画データの同時記録モードへ移行する指示を受けると、記録装置100のモードを記録スタンバイモードへ遷移し(S601)、記録開始の指示を待つ(S602)。UI103から記録開始の指示が入力されると、信号処理部104は、入力部101により入力されてメモリ105に記憶された動画データを読み出して、動画データの符号化を開始する(S603)。そして、信号処理部104により、符号化されたデータをメモリ105に記憶する(S604)。次に、UI103から記録停止の指示を受けたか否かを判別する(S605)。この判別の結果、記録停止の指示を受けていない場合は、記録処理を実行する(S612)。
図6は、記録媒体108、109に対する同時記録の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す各処理は、制御部102の制御に基づいて行われる。
まず、UI103から動画データの同時記録モードへ移行する指示を受けると、記録装置100のモードを記録スタンバイモードへ遷移し(S601)、記録開始の指示を待つ(S602)。UI103から記録開始の指示が入力されると、信号処理部104は、入力部101により入力されてメモリ105に記憶された動画データを読み出して、動画データの符号化を開始する(S603)。そして、信号処理部104により、符号化されたデータをメモリ105に記憶する(S604)。次に、UI103から記録停止の指示を受けたか否かを判別する(S605)。この判別の結果、記録停止の指示を受けていない場合は、記録処理を実行する(S612)。
図7は、S607、及びS612の記録処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、記録媒体制御部106により、記録媒体108、109に対して共にファイルを開いているか否かを判別する(S701)。この判別の結果、両方の記録媒体に対してファイルが作成済みでなかった場合は、二つの記録媒体108、109のうちの一方だけがファイルがオープン済みであるかどうかを判別する(S702)。この判別の結果、両方の記録媒体が共にファイルオープン済みでなかった場合は、各記録媒体に対し、新規に符号化データを記録するファイルを作成し(S703)、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S704)。
まず、記録媒体制御部106により、記録媒体108、109に対して共にファイルを開いているか否かを判別する(S701)。この判別の結果、両方の記録媒体に対してファイルが作成済みでなかった場合は、二つの記録媒体108、109のうちの一方だけがファイルがオープン済みであるかどうかを判別する(S702)。この判別の結果、両方の記録媒体が共にファイルオープン済みでなかった場合は、各記録媒体に対し、新規に符号化データを記録するファイルを作成し(S703)、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S704)。
このとき、後述の様に、S709におけるリセット処理が完了しておらず、ファイルを作成することができない場合には、リセット処理が完了するまでファイルの作成及び符号化データの書き込みを待つ。符号化データの書き込みを待っている間は、メモリ105に対し、順次符号化データが記憶される。
一方、S701の判別の結果、両方の記録媒体に対し共にファイルを開いていた場合は、記録媒体制御部106により、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S704)。
本実施形態では、同時記録の際、一方の記録媒体に対する記録エラーがあると、書き込みエラーが発生した方の記録媒体に対する符号化データの記録を一時中断し、リセット処理を実行する。その間、書き込みエラーが発生していない方の記録媒体に対しては、符号化データの記録を継続する。そして、記録を停止した記録媒体に対するリセットが完了し、他方の記録媒体におけるファイルサイズが閾値に達して新たにファイルを開く際に、記録を中断していた方の記録媒体に対しても、新たにファイルを作成し、同時記録を再開する。
次に、符号化データの書き込み中の記録媒体に対し、データの書き込みが正常に行われたか否かを判別する(S705)。この判別の結果、正常に符号化データの書き込みか完了した場合は、各記録媒体において記録中のファイルに書き込んだ符号化データのサイズとファイル分割閾値とを比較する(S706)。この比較の結果、ファイルサイズがファイル分割閾値に達していない場合は、図7の処理を終了し、図6の処理に戻る。一方、ファイルサイズがファイル分割閾値以上である場合は、現在開いているファイルを閉じ(S707)、図6の処理に戻る。
また、S705の判別の結果、記録媒体に対する書き込みエラーを検出し、書き込みが正常に行われなかった場合は、記録媒体制御部106により、書き込みエラーが発生した記録媒体に対する書き込み処理を中止する(S708)。そして、記録エラーとなった記録媒体に対してリセット動作を実行する(S709)。
記録媒体制御部106から制御部102に対して、書き込みエラーが発生した時に、書き込みエラーが発生していない方に記録中のファイル名の情報が通知される。更に、書き込みエラーが発生する前に記録されていたファイル名、或いは、書き込みエラー発生後、新たに符号化データの記録を再開した時に記録されるファイル名の情報も、記録媒体制御部106から制御部102に通知される。これにより、制御部102は、一方の記録媒体に対して書き込みエラーが発生し、記録を停止していたときに他方の記録媒体に記録されていた動画ファイルを検出することができる。また、制御部102は、書き込みエラーが発生したファイルの前後に記録されるファイルを検出することができる。
また、S702の判別の結果、一方の記録媒体に対してファイルがオープンされていた場合には、ファイルがオープン済みの記録媒体に対して、符号化データを書き込む(S710)。次に、符号化データの書き込み中の記録媒体に対し、データの書き込みが正常に行われたか否かを判別する(S711)。この判別の結果、正常に符号化データの書き込みか完了した場合は、各記録媒体において記録中のファイルに書き込んだ符号化データのサイズとファイル分割閾値とを比較する(S712)。この比較の結果、ファイルサイズがファイル分割閾値に達していない場合は、図7の処理を終了し、図6の処理に戻る。一方、ファイルサイズがファイル分割閾値以上である場合は、現在開いているファイルを閉じ(S713)、図6の処理に戻る。
一方、S711の判別の結果、記録媒体に対する書き込みエラーを検出し、書き込みが正常に行われなかった場合は、記録媒体制御部106により、書き込みエラーが発生した記録媒体に対する書き込み処理を中止する(S714)。そして、信号処理部104による動画データの符号化処理を停止し(S715)、記録エラーとなった記録媒体に対してリセット動作を実行する(S716)。そして、書き込みエラーにより記録を停止した旨の警告情報を表示部110に表示して(S717)、図6のS609に進む。この様に、同時記録モードにおいて、どちらか一方の記録媒体にのみ符号化データを記録している状態で書き込みエラーが発生した場合、本実施形態では、動画データの記録を停止し、警告情報を表示する。
図6の説明に戻り、S605の判別の結果、UI103から記録停止の指示を受けた場合は、信号処理部104による動画データの符号化を停止する(S606)。そして、図7に示した記録処理を実行する(S607)。次に、メモリ105に記憶されている符号化データを全て記録媒体に対して記録したかどうかを判別し(S608)、書き込みが完了していない場合には、S607に戻って書き込みを続ける。
また、書き込みが完了した場合は、同時記録中に書き込みエラーが発生したかどうかを判別する(S609)。この判別の結果、書き込みエラーが無かった場合、UI103により、記録モード以外のモードへの指示、或いは、電源オフの指示があったかどうかを判別し(S611)、他のモードへの指示等があった場合は、図6の処理を終了する。また、モード切り替えの指示等が無い場合には、S602に戻る。
また、S609の判別の結果、書き込みエラーが発生した場合は、一方の記録媒体に対して書き込みエラーが発生したときに他方の記録媒体に記録されていた動画ファイルを検出する。そして、この動画ファイルを他方の記録媒体から読み出し、書き込みエラーが発生した方の記録媒体に記録することにより、正常な動画ファイルをコピーする(S610)。
また、前述のように、書き込みエラーが発生する直前に書き込まれた符号化データまでは、正常なファイルとして記録されている。しかし、正常なファイルをコピーした後は、この書き込みエラーとなったファイルは不要であるため、書き込みエラーが発生した動画ファイルを記録媒体から削除する。また、S711の判別の結果、一方の記録媒体に対する書き込みエラーが発生し、記録を停止した場合には、記録媒体のリセット完了後、S610において、この記録停止時に記録中であった動画ファイルを、他方の記録媒体にコピーする。
図3は、同時記録モードで二つの記録媒体108、109に記録された動画ファイルの様子を示す図である。
図3では、横軸を時間としている。301、302はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される第1の動画ファイルを示している。時間303で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを作成し、それぞれ第1の動画ファイル307、309を記録する。符号化データの追記を継続し、時間304でファイルサイズがファイル分割閾値を超えたと判断した場合には、それぞれの第1の動画ファイル307、309の記録を停止する。各記録媒体にそれぞれ記録された符号化データは同一のデータであり、また、第1の動画ファイル307、309のファイルサイズも同一であるため、各動画ファイルの記録を停止するタイミングも同一となる。
図3では、横軸を時間としている。301、302はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される第1の動画ファイルを示している。時間303で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを作成し、それぞれ第1の動画ファイル307、309を記録する。符号化データの追記を継続し、時間304でファイルサイズがファイル分割閾値を超えたと判断した場合には、それぞれの第1の動画ファイル307、309の記録を停止する。各記録媒体にそれぞれ記録された符号化データは同一のデータであり、また、第1の動画ファイル307、309のファイルサイズも同一であるため、各動画ファイルの記録を停止するタイミングも同一となる。
この様に動画ファイルの記録を停止した後、記録を継続すると、次の符号化データを書き込む時には、記録中のファイルが存在しないため、時間305にて、各記録媒体に対し、新規に第2のファイルを作成する。このタイミングも二つの記録媒体108、109とで同じである。
第2の動画ファイル308、310に対しても同様の処理が行われるが、ファイルサイズが閾値に達する前に、時間306にて記録停止の指示があると、符号化を停止し、残りの符号化データの書き込みを行って動画ファイルの記録を停止する。各動画ファイルの記録停止も同じタイミングで行われる。以上のように複数の記録媒体へ記録する場合、同じ処理が記録媒体ごとに同時に行われることとなる。
以上の説明は記録が正常に行われている場合であるが、次に、記録中に異常が発生した場合について説明する。図4(a)は、同時記録モードにおいて、記録媒体109に対する記録で書き込みエラーが発生した場合に、各記録媒体に記録されるファイルの状態を示す図である。
図4(a)においても、横軸を時間としている。また、図4(a)において、401、402はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される動画ファイルを示している。時間403で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを開き、それぞれ第1の動画ファイル408、410を記録する。
図4(a)においても、横軸を時間としている。また、図4(a)において、401、402はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される動画ファイルを示している。時間403で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを開き、それぞれ第1の動画ファイル408、410を記録する。
その後、符号化データの追記を継続する。ところが、第1の動画ファイル408、410のサイズが閾値に達する前に、時間407にて記録媒体109に対する書き込みエラーが発生した場合、記録媒体109に対する符号化データの書き込みを停止し、記録媒体109をリセットする。一方、記録媒体108に対しては、時間407以降も符号化データの記録を継続する。この状態では、記録媒体108に対する第1の動画ファイル408のみが開いていることとなる。このとき、記録媒体制御部106は、記録媒体109において書き込みを中止したとき記録媒体108に対して記録中の第1の動画ファイル408の識別情報(ファイル名)を、制御部102に知らせる。
そして、図4(a)に示すように、時間404で記録媒体108に記録中の第1の動画ファイル408のファイルサイズがファイル分割閾値に達すると、第1の動画ファイル408を閉じる。この時点で、二つの記録媒体に対し、共にファイルが開いていない状態となる。
そして、時間407から時間404までの間に記録媒体109のリセットが完了すると、時間405で、二つの記録媒体108、109に対し、共に第2の動画ファイル409、411を作成し、符号化データを記録する。これ以降、二つの記録媒体に対し、共に符号化データが記録される。そして、時間406で記録停止の指示があると、符号化を停止し、残りの符号化データの書き込みを行ってファイルを閉じる。また、記録媒体109に対して、第2の動画ファイル411を作成すると、記録媒体制御部106から制御部102に対して、この第2の動画ファイル411のファイル名の情報が通知される。
その後、動画の記録を停止すると、制御部102は、第1の動画ファイル410の記録中に記録エラーが発生したことを検出し、書き込みエラーがあったときに、記録媒体108に対して記録中であった第1の動画ファイル408を検出する。そして、記録媒体制御部106により、記録媒体108からこの第1の動画ファイル408を再生し、記録媒体109に記録することにより、第1の動画ファイル408をコピーする。また、記録媒体109から、書き込みエラーが発生した第1の動画ファイル410を削除する。そして、制御部102は、記録媒体109にコピーした第1の動画ファイルの後に、第2の動画ファイルを再生する様に、管理情報による動画ファイルの再生順序を変更する。
図8は、図4(a)に示す様に動画ファイルを記録した場合の、各記録媒体の状態を示す図である。
図8において、801は記録媒体108の状態を示し、802は記録媒体109の状態を示している。記録媒体108の管理ファイル803は、記録媒体108に記録された各動画ファイルの再生順序を示す情報を含む管理情報である。また、記録媒体109の管理ファイル804は、記録媒体109に記録された各動画ファイルの再生順序を示す情報を含む管理情報である。管理ファイル803、804はそれぞれ、ルートディレクトリに格納されている。
図8において、801は記録媒体108の状態を示し、802は記録媒体109の状態を示している。記録媒体108の管理ファイル803は、記録媒体108に記録された各動画ファイルの再生順序を示す情報を含む管理情報である。また、記録媒体109の管理ファイル804は、記録媒体109に記録された各動画ファイルの再生順序を示す情報を含む管理情報である。管理ファイル803、804はそれぞれ、ルートディレクトリに格納されている。
また、記録媒体108において、動画ディレクトリには第1、第2の動画ファイル408、409が格納される。また、記録媒体109においても、第1、第2の動画ファイル410、411が動画ディレクトリに格納される。そして、動画ファイルの記録停止後、記録媒体108から第1の動画ファイル408を再生し、記録媒体109に対して第1の動画ファイル408'として記録する。このとき、コピー後の動画ファイルのファイル名として、新たなファイル名を付加してもよいし、また、元々記録していた第1の動画ファイル410と同じファイル名を付加してもよい。そして、コピーされた第1の動画ファイル408'の後に第2の動画ファイル411が再生されるように、管理ファイル804による動画ファイルの再生順序を変更する。
このように、本実施形態によれば、書き込みエラーが発生した場合でも、ファイルごとに記録を再開するようにした。これにより、書き込みエラーが発生したファイルのみをコピーするだけで、記録終了後に短時間で二つの記録媒体とで同じデータを記録することができる。また、一方の記録媒体に書き込みエラーが発生した場合にも、二つの記録媒体に同時に記録されるファイルの作成タイミングが同じなので、書き込みエラーが発生した時のファイルだけをコピーすればよい。
また、本実施形態では、第1の記録媒体である記録媒体109に対してのみ書き込みエラーが発生した場合について説明した。さらに、第2の記録媒体である記録媒体108に対して書き込みエラーが発生した場合も同様に、リセット完了後、二つの記録媒体108、109に対し、共にファイルを作成し、符号化データを記録する。そして、書き込みを停止した時に記録媒体109に記録中であった動画ファイルを、記録媒体108にコピーする。また、本実施形態では、二つの記録媒体に対して同時に動画データを記録する構成であったが、三つ以上の複数の記録媒体に対して動画データを記録する構成でもよい。
また、本実施形態では、ファイルを分割するための閾値を所定のサイズとしたが、例えば、所定時間分の動画データを記録する度にファイルを分割するようにしてもよい。この場合、閾値が所定の記録時間長となる。そして、制御部102は、新たなファイルを作成して記録を開始してからの経過時間をカウントし、所定時間が経過すると、記録媒体制御部106に対してファイル分割の指示を出力する。また、本実施形態では、動画データや音声データを記録する装置について説明したが、入力された他の情報データを記録する装置に対しても同様に本発明を適用可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ファイルに書き込む時にエラーが発生した場合について説明した。本実施形態では、記録媒体としてハードディスクドライブ(以下、HDD)を用いた場合に、ヘッドの退避により書き込み処理が間に合わなくなったときの例について説明する。なお、本実施形態に係る記録装置の構成については、第1の実施形態で示した図1と同様であり、記録処理手順も図2、図6及び図7と同様であるため、説明は省略する。
第1の実施形態では、ファイルに書き込む時にエラーが発生した場合について説明した。本実施形態では、記録媒体としてハードディスクドライブ(以下、HDD)を用いた場合に、ヘッドの退避により書き込み処理が間に合わなくなったときの例について説明する。なお、本実施形態に係る記録装置の構成については、第1の実施形態で示した図1と同様であり、記録処理手順も図2、図6及び図7と同様であるため、説明は省略する。
HDDの場合、記録媒体である磁気ディスクを高速に回転させて、磁気ヘッドをそのディスク面に近接してディスクの半径方向に移動させながら、データの記録及び再生を行う。このようにHDDでは、データを記録または再生する時に、磁気ヘッドをディスク面に近接させる。このため、記録または再生動作中に、誤ってHDDを落下させた場合には、落下時の衝撃により磁気ヘッドがディスク面に接触し、磁気ヘッドまたはディスクを破損してしまう恐れがある。
そこで、落下などの外乱によって磁気ヘッドやディスクが損傷することを防止するために、落下した時に磁気ヘッドをディスク面から退避させ、磁気ヘッドとディスクとが接触することを防ぐ機構(ヘッド退避機構)を設けている。
記録中に磁気ヘッドが退避すると、磁気ヘッドが退避している間はデータの書き込みができないため、符号化データをメモリ105に記憶しておき、磁気ヘッドが元の位置に復帰した後に書き込みを再開する。そのため、メモリ105は、磁気ヘッドが退避してから復帰するまでの時間、データを蓄積できるように容量に余裕を持たせておく。
しかしながら、落下時間が長い場合など、磁気ヘッドが退避する時間が長くなるようなときには、メモリ105が符号化データで容量がいっぱいとなることがあり、これ以上符号化データを蓄積しておくことができなくなる。この場合、1つの記録媒体にしか記録することができない装置では、符号化を停止するなどの処理を行うこととなり、映像の記録が途切れてしまう。
図4(a)において、記録媒体108がフラッシュメモリカードであり、記録媒体109がHDDである場合を例に説明する。第1の動画ファイル410における記録中に落下を検知し、磁気ヘッドが退避すると、退避中は記録媒体109に対して書き込みができなくなる。
一方、記録媒体108はフラッシュメモリカードであり、記録ヘッドが存在しないため、書き込みを続けることができる。そこで、第1の実施形態と同様に記録媒体109へのみ記録を一時中止し、記録媒体108へのみ記録を続ける。
記録媒体108の第1の動画ファイル408のファイルサイズがファイル分割閾値を超えると、第1の動画ファイル408を閉じる。そして、第2の動画ファイル409を作成するときに、記録媒体109でも記録処理を再開し、第2の動画ファイル411を作成する。これにより、記録媒体108と記録媒体109とで第2の動画ファイルを開いていることとなり、正常時の処理を続けることができる。
その後、記録停止指示を受けた場合は、第2の動画ファイルを閉じ、書き込みエラーがあったと判断すると、書き込みエラーがあったファイルを複製する。第1の実施形態と同様、記録媒体108の第1の動画ファイル408を記録媒体109の第1の動画ファイルとしてコピーする。
以上の処理によって、HDDの磁気ヘッドが退避することにより書き込みが継続不能になった場合であっても、記録媒体108と記録媒体109とで同じファイルを記録することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、MXF(Material Exchange Format)と称されるデータフォーマットで記録を行う場合について説明する。なお、本実施形態に係る記録装置の構成については、第1の実施形態で示した図1と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態では、MXF(Material Exchange Format)と称されるデータフォーマットで記録を行う場合について説明する。なお、本実施形態に係る記録装置の構成については、第1の実施形態で示した図1と同様であるため、説明は省略する。
図5は、MXF(Material Exchange Format)データフォーマットのMPEG(Movie Pictures Experts Group)ストリームに対するマッピング構造の一例を示す図である。
MXFは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に規定されるファイルフォーマット規格である。図5に示すMPEGストリームに対するマッピング構造は、SMPTE−381Mに規定されるものである。以下、SMPTE−381MなどのMXF規定に準じ、ビデオデータとオーディオデータとがフレームインターリーブされた構造をもつファイルを、インターリーブMXFと呼ぶ。
MXFは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に規定されるファイルフォーマット規格である。図5に示すMPEGストリームに対するマッピング構造は、SMPTE−381Mに規定されるものである。以下、SMPTE−381MなどのMXF規定に準じ、ビデオデータとオーディオデータとがフレームインターリーブされた構造をもつファイルを、インターリーブMXFと呼ぶ。
インターリーブMXFファイルは、図5に示すように、全体的にはFile Headerと、File Bodyと、File Footerとからなる。
File Headerは、さらにHeader Partition Pack(HPP)とHeader Metadataとからなる。HPPには、Header(ヘッダ)を特定するためのデータや、File Bodyに配置されるデータの形式の情報、及びファイルフォーマットを示す情報が格納されている。さらに、Footer(フッター)のアドレスを示す後述するFooter Partition Pack(FPP)の格納開始オフセットの情報などが格納されている。また、Header Metadataには、ファイルの作成日時などファイル単位のメタデータが格納されている。
File Bodyは、さらにBody Partition Pack(BPP)と、Edit Unit(EU)と、Index Tableとからなる。BPPには、Bodyを特定するためのデータや、直前に配置されるPartition Pack(HPP又はBPP)の情報、BPP及びFPPの格納開始オフセットの情報などが格納されている。BPP以外の領域には、0または1つのIndex Tableと、1又は複数のEUとが配置されている。EUには、フレーム毎のデータが格納されており、Index Tableには、BPPで区切られる1つ前の領域内に含まれるEUの情報が格納されている。
File Footerは、さらに、Footer Partition Pack(FPP)と、Index Tableと、Random Index Pack(RIP)とからなる。FPPには、Footerを特定するためのデータや、直前に配置されるBPPの情報、FPPの格納開始オフセットの情報などが格納されている。RIPには、まず所定のヘッダから格納されており、次に、各Partition PackのインターリーブMXFファイルにおける格納開始オフセットが格納されている。そして、終端には、RIP自身のデータサイズの情報が格納されている。
また、インターリーブMXFファイルを構成する各要素(Partition PackやIndex Table等)の直後には、境界調整用のFill item(NULLデータ)が配置されている。本実施形態では、説明を簡略化するため、NULLデータについては図示せず説明を省略する。
BPPで区切られる領域毎におけるEUの集合体は、Essence Containerと呼ばれる。すなわち、Essence Containerは、このインターリーブMXFファイルに基づいて実際に再生されるビデオデータ及びオーディオデータに対応している。
次に、以上のようなMXFファイルを記録フォーマットとして、複数の記録媒体に同じデータを記録する例について説明する。記録手順については、第1の実施形態で説明した図2、図6及び図7に示したフローチャートと同様であるため、説明は省略する。
ただし、MXFファイルとして記録する場合は、ファイルを閉じる時にHPP内にFPPの格納開始オフセットの情報を格納し、BPP内にもFPPの格納開始オフセットの情報を格納する必要がある。これは、ファイルの最後に位置するFPPがファイルを閉じる直前に作成され、ファイルを閉じる時までFPPの格納開始オフセット値が決定されないからである。
ここで、図4(a)に示すように、記録媒体109の第1の動画ファイル410に符号化データを書き込む時に書き込みエラーが発生した場合、記録媒体109の第1の動画ファイル410を閉じて記録を一時停止する。一方、記録媒体108の第1の動画ファイル408にはそのまま記録を続け、ファイルサイズがファイル分割閾値以上となった時点で第1の動画ファイル408を閉じる。
このとき、FPPの格納開始オフセット値が決定されるので、HPPにFPPの格納開始オフセットの情報を格納し、BPPにFPPの格納開始オフセットの情報を格納して第1の動画ファイル408を閉じる。
次に、第2の動画ファイルを記録中に記録停止指示を受け、第2の動画ファイルを閉じた後、エラーファイルを複製する。このとき、記録媒体108の第1の動画ファイル408には、上記HPPにFPPの格納開始オフセットの情報が格納され、BPPにFPPの格納開始オフセットの情報がすでに格納されている。そこで、記録媒体108の第1の動画ファイルを記録媒体109の第1の動画ファイルとしてコピーする。
以上のように本実施形態によれば、MXFファイルを書き込む時に書き込みエラーが発生した場合、HPP内のFPPの格納開始オフセットとBPP内のFPPの格納開始オフセットとが格納されたファイルをコピーするようにした。これにより、記録媒体109の第1のファイルにFPPの格納開始オフセットを格納する処理を省略することができる。その結果、記録を停止した後の複製処理にかかる時間をさらに短縮することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を説明する。本実施形態においても、記録装置の構成は図1と同様であり、基本的な処理は第1の実施形態と同じである。本実施形態では、同時記録時の処理が第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態では、同時記録中に書き込みエラーを検出すると、書き込みエラーが発生した記録媒体に対する記録を停止して、リセット処理を実行する。そして、書き込みエラーが発生していない記録媒体におけるファイルサイズが閾値に達して、新たなファイルを作成する際に、書き込みを停止していた方の記録媒体に対しても同時にファイルを作成し、符号化データの記録を再開していた。
次に、第4の実施形態を説明する。本実施形態においても、記録装置の構成は図1と同様であり、基本的な処理は第1の実施形態と同じである。本実施形態では、同時記録時の処理が第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態では、同時記録中に書き込みエラーを検出すると、書き込みエラーが発生した記録媒体に対する記録を停止して、リセット処理を実行する。そして、書き込みエラーが発生していない記録媒体におけるファイルサイズが閾値に達して、新たなファイルを作成する際に、書き込みを停止していた方の記録媒体に対しても同時にファイルを作成し、符号化データの記録を再開していた。
これに対し、本実施形態では、同時記録中に書き込みエラーを検出すると、二つの記録媒体に対する記録を共に停止する。そして、書き込みエラーが発生した記録媒体に対してリセット処理を実行する。そして、リセット処理が完了すると、再度、各記録媒体に対して新たにファイルを作成し、同時記録を再開する。
図9は、本実施形態における、図6のS607、S612の記録処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、記録媒体制御部106により、記録媒体108、109に対してファイルを開いているか否かを判別する(S901)。この判別の結果、ファイルが作成済みでなかった場合は、各記録媒体に対し、新規に符号化データを記録するファイルを作成し(S902)、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S903)。
まず、記録媒体制御部106により、記録媒体108、109に対してファイルを開いているか否かを判別する(S901)。この判別の結果、ファイルが作成済みでなかった場合は、各記録媒体に対し、新規に符号化データを記録するファイルを作成し(S902)、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S903)。
このとき、後述の様に、S906におけるリセット処理が完了しておらず、ファイルを作成することができない場合には、リセット処理が完了するまでファイルの作成及び符号化データの書き込みを待つ。符号化データの書き込みを待っている間は、メモリ105に対し、順次符号化データが記憶される。
一方、S901の判別の結果、両方の記録媒体に対し共にファイルを開いていた場合は、記録媒体制御部106により、両方の記録媒体に対して現在開いているファイルへ符号化データを書き込む(S903)。
次に、各記録媒体に対し、データの書き込みが正常に行われたか否かを判別する(S904)。この判別の結果、記録媒体に対する書き込みエラーを検出し、書き込みが正常に行われなかった場合は、記録媒体制御部106により、両方の記録媒体108、109に対する書き込み処理を共に中止する(S905)。そして、記録エラーとなった記録媒体に対してリセット動作を実行する(S906)。また、記録エラーが発生していない方の記録媒体において記録中のファイルを閉じる(S907)。このとき、メモリ105に記憶された符号化データの記録中であった場合には、1回の書き込みで書き込むべきデータの書き込みが完了し、その後、ファイルシステムデータの更新が完了した時点でファイルを閉じる。
書き込みエラーが発生した場合、記録媒体制御部106から制御部102に対して、書き込みエラーが発生していない方で記録中のファイル名の情報が通知される。更に、書き込みエラーが発生する前に記録されていたファイル名、或いは、書き込みエラー発生後、新たに符号化データの記録を再開した時に記録されるファイル名の情報も、記録媒体制御部106から制御部102に通知される。これにより、制御部102は、一方の記録媒体に対して書き込みエラーが発生し、記録を停止していたときに他方の記録媒体に記録されていた動画ファイルを検出することができる。また、制御部102は、書き込みエラーが発生したファイルの前後に記録されるファイルを検出することができる。
また、S904の判別の結果、正常に符号化データの書き込みか完了した場合は、各記録媒体において記録中のファイルに書き込んだ符号化データのサイズとファイル分割閾値とを比較する(S908)。この比較の結果、ファイルサイズがファイル分割閾値に達していない場合は、図9の処理を終了し、図6の処理に戻る。一方、ファイルサイズがファイル分割閾値以上である場合は、現在開いているファイルを閉じ(S909)、図6の処理に戻る。
図4(b)は、本実施形態において記録媒体108、109に記録された動画ファイルの様子を示す図である。
図4(b)において、412、413はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される動画ファイルを示している。時間414で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを開き、第1の動画ファイル420、423を記録する。そして、時間415で記録媒体109に対する書き込みエラーを検出すると、その時点で記録媒体109に対する記録を停止すると共に、記録媒体108に対する記録も停止し、第1の動画ファイル420を閉じる。そのため、第1の動画ファイル423には、書き込みエラーとなる直前に更新されたファイルシステムデータに対応した符号化データまでが、正常に書き込まれていることになる。
図4(b)において、412、413はそれぞれ、記録媒体108、109に記録される動画ファイルを示している。時間414で記録開始の指示があると、二つの記録媒体108、109に対してそれぞれファイルを開き、第1の動画ファイル420、423を記録する。そして、時間415で記録媒体109に対する書き込みエラーを検出すると、その時点で記録媒体109に対する記録を停止すると共に、記録媒体108に対する記録も停止し、第1の動画ファイル420を閉じる。そのため、第1の動画ファイル423には、書き込みエラーとなる直前に更新されたファイルシステムデータに対応した符号化データまでが、正常に書き込まれていることになる。
また、この時点で、二つの記録媒体108、109に対し、共にファイルが開いていない状態となる。そのため、記録媒体109に対するリセットが完了すると、時間416で、二つの記録媒体108、109に対し、共に第2の動画ファイル421、424を作成し、符号化データを記録する。
そして、時間417で第2の動画ファイルのサイズが閾値に達すると、それぞれの記録媒体108、109に対して記録中の第2の動画ファイル421、424を閉じる。そして、時間418において、それぞれの記録媒体108、109に対し、それぞれ第3の動画ファイル422、425を作成して符号化データを記録する。その後、時間419で記録停止の指示があると、符号化を停止し、残りの符号化データの書き込みを行ってファイルを閉じる。
動画の記録を停止すると、制御部102は、第1の動画ファイル423の記録中に記録エラーが発生したときに、記録媒体108に対して記録中であった第1の動画ファイル420を検出する。そして、記録媒体制御部106により、記録媒体108からこの第1の動画ファイル420を再生し、記録媒体109に記録することにより、第1の動画ファイル420をコピーする。
このように、本実施形態によれば、書き込みエラーが発生した場合でも、ファイルごとに記録を再開するようにした。これにより、書き込みエラーが発生したファイルのみをコピーするだけで、記録終了後に短時間で二つの記録媒体とで同じデータを記録することができる。
また、本実施形態では、同時記録中に書き込みエラーを検出すると、二つの記録媒体に対する記録を共に停止する。そして、書き込みエラーが発生した記録媒体に対してリセット処理を実行する。そして、リセット処理が完了すると、再度、各記録媒体に対して新たにファイルを作成し、同時記録を再開する。そのため、記録完了後にコピーするファイルのサイズをより少なくすることができ、コピーに要する時間を短くすることができる。
(その他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における記録装置を構成する各手段、並びに記録方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
前述した本発明の実施形態における記録装置を構成する各手段、並びに記録方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図2、図6及び図7に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
Claims (8)
- 複数の記録媒体に対して動画データをそれぞれファイルとして記録する記録手段であって、前記動画データの記録中にファイルサイズが所定のサイズに達すると、記録中のファイルに対する動画データの記録を停止し、新たにファイルを作成して動画データを記録する記録手段と、
前記記録媒体に対する動画データの記録中に、記録エラーを検出する検出手段と、
前記検出手段の出力に応じて前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記複数の記録媒体に対して同時に動画データを記録している場合に、一つの記録媒体に対する記録エラーが検出されると、他の記録媒体に対する動画データの記録を続けながら前記一つの記録媒体に対する動画データの記録を停止し、前記一つの記録媒体に対する動画データの記録停止の後、前記他の記録媒体に新たにファイルが作成されると前記一つの記録媒体に対して新たにファイルを作成して動画データの記録を再開するよう前記記録手段を制御することを特徴とする記録装置。 - 前記記録手段は、所定のファイルシステムに従って前記動画データのファイルを作成し、
前記所定のサイズは、前記ファイルシステムにて規定された上限のファイルサイズであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記制御手段は、前記一つの記録媒体に対する動画データの記録停止の後、前記他の記録媒体に対する記録エラーが検出されると、前記他の記録媒体に対する動画データの記録を停止した後、前記一つの記録媒体と他の記録媒体とに対し、共に新たにファイルを作成して、動画データの記録を再開するよう、前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記他の記録媒体に記録されたファイルのうち、前記一つの記録媒体に対する動画データの記録停止のときに記録されたファイルを前記他の記録媒体から前記一つの記録媒体にコピーするよう、前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記一つの記録媒体に対する記録エラーを検出した後、前記新たに作成したファイルと、前記他の記録媒体から前記一つの記録媒体に対してコピーされたファイルとを続けて再生するように、前記一つの記録媒体に記録された複数のファイルの再生順序を制御するための制御情報を前記一つの記録媒体に記録するように、前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 情報データを入力する入力手段と、
第1の記録媒体と前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体とに対し、前記入力手段から出力された情報データをそれぞれファイルとして記録する記録手段と、
前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対する情報データの記録中に、記録エラーを検出する検出手段と、
前記検出手段の出力に応じて前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記記録手段が前記第1の記録媒体に対して前記入力手段からの情報データを記録しながら前記第2の記録媒体に対して前記入力手段からの情報データを記録している場合に、前記検出手段により前記第1の記録媒体に対する記録エラーが検出されると、前記第1の記録媒体に対する情報データの記録を停止し、前記第2の記録媒体に記録されたファイルのうち、前記検出手段の出力に応じて前記第1の記録媒体に対する情報データの記録を停止したときに第2の記録媒体に記録されていた情報データのファイルを前記第2の記録媒体から前記第1の記録媒体にコピーするよう、前記記録手段を制御することを特徴とする記録装置。 - 前記記録手段は、前記第1の記録媒体に対する情報データの記録を停止した後も前記第2の記録媒体に対する情報データの記録を継続し、前記第2の記録媒体に対して記録されたファイルのサイズが所定のサイズに達すると、前記第2の記録媒体に対する情報データの記録を停止することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記記録手段は、前記第1の記録媒体に対する情報データの記録停止に応じて前記第2の記録媒体に対する情報データの記録を停止することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
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