JP2010272963A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナの構成要素として、GND(グランド)導体を有効に利用することによって、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)でも高感度、高効率で動作し得るアンテナ装置を提供する。
【解決手段】GND導体1と、このGND導体の端部にこれと離間して配置され、一端を給電端2a、他端を接地端2bとして、それぞれGND導体1に離れて形成された給電点1a、接地点1bに接続されたコイル2とを備え、数十MHzより高い周波数において並列共振)するように、少なくともコイル2のピッチ、ターン数及びコイルとGND導体との離間距離を設定した。
【選択図】図1
【解決手段】GND導体1と、このGND導体の端部にこれと離間して配置され、一端を給電端2a、他端を接地端2bとして、それぞれGND導体1に離れて形成された給電点1a、接地点1bに接続されたコイル2とを備え、数十MHzより高い周波数において並列共振)するように、少なくともコイル2のピッチ、ターン数及びコイルとGND導体との離間距離を設定した。
【選択図】図1
Description
本発明は、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)における移動体通信機器に内蔵可能な小型のアンテナ装置に関するものである。
例えば、特許文献1に示される従来のコイルアンテナは、フレキシブル基板上に間隙を設けて並置された2つのコア表面にコイル導体を形成する構成を有し、RFID(Radio Frequency Identification)システムの動作周波数である13.56 MHz付近ではコイル上の電流分布はほぼ一定と見なし、そのインダクタンスに同調させたコンデンサを用いて並列共振回路を構成している。
このようなコイルアンテナにおいては、コイルは、空芯で用いられることもあるが、コイル中心に磁性体を設けることによって、磁束を集め、効率のよいアンテナを実現することが可能ではある。
しかし、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)においては、コイル上に電流分布を持つため、ロスが大きくなってアンテナとして動作しないという問題点があった。
しかし、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)においては、コイル上に電流分布を持つため、ロスが大きくなってアンテナとして動作しないという問題点があった。
本発明は、アンテナの構成要素として、GND(グランド)導体を有効に利用することに
よって、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)でも高感度、高効率で動作し得るアンテナ装置を提供することを目的とするものである。
よって、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)でも高感度、高効率で動作し得るアンテナ装置を提供することを目的とするものである。
本発明のアンテナ装置は、GND導体と、このGND導体の端部にこれと離間して配置され、一端を給電端、他端を接地端として、それぞれ前記GND導体に離れて形成された給電点、接地点に接続されたコイルとを備え、前記コイルが数十MHzより高い周波数の動作周波数において直列共振するように、少なくとも前記コイルのピッチ、ターン数及び前記コイルとGND導体との離間距離を設定したものである。動作周波数よりも低い周波数では、並列共振するが、その周波数は、動作周波数となるように設計せず、並列共振の次の共振である直列共振を利用して動作させる。このような構成にすることによって、GNDに対して、同じ向きの電流が流れ込むため、GNDに効率よく電流を誘起することができ、効率のよいアンテナとして動作する。
従来の磁界アンテナは、電流が同じ向きに流れることを前提に、電流路がインダクタンスとして動作することを前提に設計されており、従来の電界アンテナもまた、電流が同じ向きに流れることを前提に設計されている。本アンテナは、並列共振の上の直列共振を効果的に利用することによって、GND導体に効果的な電流を流すものである。
従来の磁界アンテナは、電流が同じ向きに流れることを前提に、電流路がインダクタンスとして動作することを前提に設計されており、従来の電界アンテナもまた、電流が同じ向きに流れることを前提に設計されている。本アンテナは、並列共振の上の直列共振を効果的に利用することによって、GND導体に効果的な電流を流すものである。
本発明のアンテナ装置によれば、GND導体上に放射する電流分布が形成され、放射抵抗
が大きくなり、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)でも高感度、高効率で動作する、移動体通信機器に内蔵可能な小型のアンテナ装置を得ることができる。
が大きくなり、数十MHzより高い周波数(例えば、UHF帯)でも高感度、高効率で動作する、移動体通信機器に内蔵可能な小型のアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を示す平面図で、平板状で長方形のGND導体1の短辺側端部にこれと離間してコイル2が配置されている。コイル2は中心に磁性体3を有し、一端を給電端部2a、他端を接地端2bとして、それぞれGND導体1の短辺側端部に離れて形成された給電点1a、接地点1bに接続されている。
図1は本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を示す平面図で、平板状で長方形のGND導体1の短辺側端部にこれと離間してコイル2が配置されている。コイル2は中心に磁性体3を有し、一端を給電端部2a、他端を接地端2bとして、それぞれGND導体1の短辺側端部に離れて形成された給電点1a、接地点1bに接続されている。
そしてこの構成において、コイル2は、数十MHzより高い周波数において直列共振するように、コイル2のピッチ、ターン数等が調整されている。すなわち、電流が分布を持ち、電流の向きがGNDに対して同じ方向に流れる状態である。
例えば、400MHz(UHF帯)で放射するアンテナ装置を構成する場合は、コイル2はピッチが1.6mmで25ターン、コイル長さは40mmに設定され、コイル2の中心に、3×3×35mmの磁性体3が挿入される。この場合のコイル2の直列共振周波数は、400MHzとなる。
例えば、400MHz(UHF帯)で放射するアンテナ装置を構成する場合は、コイル2はピッチが1.6mmで25ターン、コイル長さは40mmに設定され、コイル2の中心に、3×3×35mmの磁性体3が挿入される。この場合のコイル2の直列共振周波数は、400MHzとなる。
コイル2の自己共振周波数は、コイル2のピッチ、ターン数、コイル長さ、磁性体3のサイズによって決まるもので、電磁界解析、もしくは、コイルを試作して求められるものである。この自己共振周波数において、コイル2上の電流分布は、図2のようにλ/2モードの電流分布(コイルの中央部で電流が、左右で反転する分布)を持つようになり、中心で0、両端で最大となる定在波となる。
瞬間的に見ると、給電端2aと接地端2bでは、同じ向きに電流が流れる(コイルの巻線長方向に座標系を取れば反対方向)。ここで言う同じ向きとは、400MHzで振動する電流をあるタイミングで瞬間的に見たときの位相関係のことを示しており、400MHzの半周期後の時刻では、反対を向いている。
これは、UHF帯のように、コイルの巻線長さと波長が近いときに発生する現象であり、従
来のコイルアンテナが使用されてきた数十MHz以下では、一定の分布となる。
瞬間的に見ると、給電端2aと接地端2bでは、同じ向きに電流が流れる(コイルの巻線長方向に座標系を取れば反対方向)。ここで言う同じ向きとは、400MHzで振動する電流をあるタイミングで瞬間的に見たときの位相関係のことを示しており、400MHzの半周期後の時刻では、反対を向いている。
これは、UHF帯のように、コイルの巻線長さと波長が近いときに発生する現象であり、従
来のコイルアンテナが使用されてきた数十MHz以下では、一定の分布となる。
このような電流分布を持つコイル2が、GND導体1に、異なる位置で接続された場合に
は、GND導体1に図3に示すような電流分布が誘起される。
GND導体1のコイル配置端部とは反対側の端部に向かって流れる電流Iにより、このGND導体1は、コイル2とあわせて、電界アンテナとして機能する。送信のメカニズムについて述べたが、受信についても相反定理により同様である。
なお、図3の電流分布については、実測で測定することは困難であるが、発明者等は高周波電磁界シミュレータHFSS(登録商標)を用いて計算して可視化し、上記のような電流分布となっていることを確認し、また、この解析結果が妥当であることを、測定したインピーダンスと解析したインピーダンスが一致することから検証した。
は、GND導体1に図3に示すような電流分布が誘起される。
GND導体1のコイル配置端部とは反対側の端部に向かって流れる電流Iにより、このGND導体1は、コイル2とあわせて、電界アンテナとして機能する。送信のメカニズムについて述べたが、受信についても相反定理により同様である。
なお、図3の電流分布については、実測で測定することは困難であるが、発明者等は高周波電磁界シミュレータHFSS(登録商標)を用いて計算して可視化し、上記のような電流分布となっていることを確認し、また、この解析結果が妥当であることを、測定したインピーダンスと解析したインピーダンスが一致することから検証した。
次に、コイル2上の反転電流分布が発生する直列共振周波数の調整の仕方について説明する。
直列共振周波数は、コイル2のターン数、ピッチ、磁性体3のサイズ、コイル2とGND導体1との離間距離に依存する。
インダクタンスは、コイル2のターン数にほぼ比例するため、
の関係から、コイル2のターン数は、直列共振周波数の平方根に反比例する。
そして、コイルピッチは、直列共振周波数の容量成分を変化させるため、ピッチが狭いほど、容量が大きく共振周波数は下がる。
また、磁性体サイズは、大きい方が、インダクタンスが大きくなるため、共振周波数は、下がる。
更に、コイル2とGND導体1との距離が離れると、共振周波数は高くなる。
実際には、これらのパラメータは、ターゲットの共振周波数になるように、電磁界解析もしくは試作を繰り返し、トライアンドエラーによって決定する。
後述する反転巻きコイルやL字コイルに関しても、電磁界解析もしくは試作を繰り返し、トライアンドエラーによって決定する。
ピッチが狭くなると、放射効率が下がる傾向があるため、必要な放射効率を得るためには、最低限確保しないといけない値がある。
直列共振周波数は、コイル2のターン数、ピッチ、磁性体3のサイズ、コイル2とGND導体1との離間距離に依存する。
インダクタンスは、コイル2のターン数にほぼ比例するため、
の関係から、コイル2のターン数は、直列共振周波数の平方根に反比例する。
そして、コイルピッチは、直列共振周波数の容量成分を変化させるため、ピッチが狭いほど、容量が大きく共振周波数は下がる。
また、磁性体サイズは、大きい方が、インダクタンスが大きくなるため、共振周波数は、下がる。
更に、コイル2とGND導体1との距離が離れると、共振周波数は高くなる。
実際には、これらのパラメータは、ターゲットの共振周波数になるように、電磁界解析もしくは試作を繰り返し、トライアンドエラーによって決定する。
後述する反転巻きコイルやL字コイルに関しても、電磁界解析もしくは試作を繰り返し、トライアンドエラーによって決定する。
ピッチが狭くなると、放射効率が下がる傾向があるため、必要な放射効率を得るためには、最低限確保しないといけない値がある。
また、コイル2とGND導体1との離間距離が近い場合にも、放射効率が下がる。必要な、放射効率及び受信感度を確保するためには、例えば、10mm程度の隙間をあける必要がある。
GND導体1のサイズに関しては、アンテナ設計以外の観点から決定されることが多いが、
アンテナ設計の立場からすると、GND導体1の長さは、共振周波数から決まる波長λの1
/4である。そのときに、もっとも、放射抵抗が大きくなり、1/4の整数倍においても
放射抵抗のピークがある(図4参照)。
GND導体1のサイズに関しては、アンテナ設計以外の観点から決定されることが多いが、
アンテナ設計の立場からすると、GND導体1の長さは、共振周波数から決まる波長λの1
/4である。そのときに、もっとも、放射抵抗が大きくなり、1/4の整数倍においても
放射抵抗のピークがある(図4参照)。
図5は、テストデータの一例として、コイル2のターン数23,25,27におけるピッチと放射効率の関係を示すもので、GND導体1が無い場合には-20dBの放射効率であるのに対し、GND導体1がある場合には、-5dBまで改善することを示している。
以上のように、この発明によれば、GND導体1と、このGND導体の端部にこれと離間して配置され、一端を給電端2a、他端を接地端2bとして、それぞれGND導体1に離れて形成された給電点1a、接地点1bに接続されたコイル2とを備え、数十MHzより高い周波数において直列共振(容量性から誘導性にインピーダンスが変化する共振)するように、少なくともコイル2のピッチ、ターン数及びコイルとGND導体との離間距離を設定するようにしたもので、これによって図3のようなGND導体1上に放射する電流分布が生じてGND導体1から放射するため、放射抵抗が大きくなり、高感度で高効率なアンテナ装置が実現される。
そして、このようにGND導体1をアンテナの構成要素として有効的に活用することにより、小型でかつ高効率なアンテナを実現する。
また、接地点と給電点の位置を離したため、GND導体1に放射に十分な電流を流すことが
できる。また、GND導体1の短辺側にアンテナを配置し、長辺方向に電流を流すことによ
って効率よく放射される。
また、接地点と給電点の位置を離したため、GND導体1に放射に十分な電流を流すことが
できる。また、GND導体1の短辺側にアンテナを配置し、長辺方向に電流を流すことによ
って効率よく放射される。
なお、共振周波数を低下させ小型化をするために、コイル2に磁性体3を挿入したが、小型化を犠牲にすれば、空芯コイルでも実現可能である。共振周波数における放射効率、受信感度は、空芯のほうが高い。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置を示す平面図で、コイル2は、順巻の第1のコイル部2cと逆巻の第2のコイル部2dに2分割されている。
実施の形態1では、電流が真中を境に反転するため、図7(a)に示すように、磁束が互いに打ち消しあっていた。そのため、UHF帯の見かけ上のインダクタンスが低下し、図7
(b)のように、逆巻きにしたときに比べ、同じサイズで得られるインダクタンス値が小さかった。そのため、同じ周波数で共振させるために、より小型化しようとした場合には、図7(b)のような構成にする必要がある。
図7(b)のように、コイル2を真中で分断し、右は順巻、左は逆巻にコイルを巻くことによって、磁束が強めあうようにすることができる。その結果として、UHF帯の見かけ上
のインダクタンスが増加し、共振周波数を低下させることができ、小型化できるというメリットがある。
図6は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置を示す平面図で、コイル2は、順巻の第1のコイル部2cと逆巻の第2のコイル部2dに2分割されている。
実施の形態1では、電流が真中を境に反転するため、図7(a)に示すように、磁束が互いに打ち消しあっていた。そのため、UHF帯の見かけ上のインダクタンスが低下し、図7
(b)のように、逆巻きにしたときに比べ、同じサイズで得られるインダクタンス値が小さかった。そのため、同じ周波数で共振させるために、より小型化しようとした場合には、図7(b)のような構成にする必要がある。
図7(b)のように、コイル2を真中で分断し、右は順巻、左は逆巻にコイルを巻くことによって、磁束が強めあうようにすることができる。その結果として、UHF帯の見かけ上
のインダクタンスが増加し、共振周波数を低下させることができ、小型化できるというメリットがある。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置を示す平面図で、コイル2は、第1のコイル部2cと第2のコイル部2dに分割され、GND導体1のコーナー部にL字状に配
置されている。
実施の形態1では、電流が真中を境に反転するため、図6(a)に示すように、磁束が互いに打ち消しあっていた。そのため、UHF帯の見かけ上のインダクタンスが低下し、共振
周波数が高くなり、小型化できない問題点があった。
図8のように、L字状にコイルを配置すると、磁束がキャンセルする効果が無くなるため、
共振周波数が低下し、結果としてアンテナは小型化される。
また、図8に示すように電流が斜めに励振されるため、GND導体1の辺の長さを活用でき
、放射効率が増加する。
GND導体1は比較的大きな導体であるため、GND導体1に電流を流すことができれば、放射抵抗は、大きくなる。GND導体に大きな電流を効果的に流すことが、この構成では可能となる。
図8は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置を示す平面図で、コイル2は、第1のコイル部2cと第2のコイル部2dに分割され、GND導体1のコーナー部にL字状に配
置されている。
実施の形態1では、電流が真中を境に反転するため、図6(a)に示すように、磁束が互いに打ち消しあっていた。そのため、UHF帯の見かけ上のインダクタンスが低下し、共振
周波数が高くなり、小型化できない問題点があった。
図8のように、L字状にコイルを配置すると、磁束がキャンセルする効果が無くなるため、
共振周波数が低下し、結果としてアンテナは小型化される。
また、図8に示すように電流が斜めに励振されるため、GND導体1の辺の長さを活用でき
、放射効率が増加する。
GND導体1は比較的大きな導体であるため、GND導体1に電流を流すことができれば、放射抵抗は、大きくなる。GND導体に大きな電流を効果的に流すことが、この構成では可能となる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置を示す平面図で、GND導体1のコー
ナー部は、2分割されL字状に曲げられたコイル2c,2dを収容するように階段状の切欠き部1cが形成されている。
このようにすれば、L字状のコイルをGND導体1に実装する上で、収納性が良くなり、アンテナ装置をデザイン性がよい状態で筐体に実装できる上、金属部品未実装エリア1d,1eを確保すれば、FR4基板などの誘電体の上に配置することが可能となる。
図9は、本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置を示す平面図で、GND導体1のコー
ナー部は、2分割されL字状に曲げられたコイル2c,2dを収容するように階段状の切欠き部1cが形成されている。
このようにすれば、L字状のコイルをGND導体1に実装する上で、収納性が良くなり、アンテナ装置をデザイン性がよい状態で筐体に実装できる上、金属部品未実装エリア1d,1eを確保すれば、FR4基板などの誘電体の上に配置することが可能となる。
なお、上記各実施の形態では、GND導体1の形状として平板状で長方形のものを示した
が、図10のように切欠き1fを形成した矩形状のものや、図11のように切欠き1fを形成した矩形状のGND導体1を2枚、接地点で1点接続したものだけでなく、長辺、短辺を有する多角形状のものも用いることもできる。
また、GND導体1は理想的には1枚で構成されていることが好ましいが、図12に示すよ
うにGND導体1を複数枚の導体(図では2枚)で構成し、数点の接続点1g(図では3点)で接合されている場合でも、同じ動作原理で動作させることが可能である。
更に、GND導体1の形状は、平板状に限らず、曲面形状のものであっても差し支えない。
が、図10のように切欠き1fを形成した矩形状のものや、図11のように切欠き1fを形成した矩形状のGND導体1を2枚、接地点で1点接続したものだけでなく、長辺、短辺を有する多角形状のものも用いることもできる。
また、GND導体1は理想的には1枚で構成されていることが好ましいが、図12に示すよ
うにGND導体1を複数枚の導体(図では2枚)で構成し、数点の接続点1g(図では3点)で接合されている場合でも、同じ動作原理で動作させることが可能である。
更に、GND導体1の形状は、平板状に限らず、曲面形状のものであっても差し支えない。
1:GND導体 1a:給電点 1b:接地点 1c:切欠き部 1d,1e:金属部品未
実装エリア 1f:切欠き 1g:接続点
2:コイル 2a:給電端 2b:接地点 3:磁性体
実装エリア 1f:切欠き 1g:接続点
2:コイル 2a:給電端 2b:接地点 3:磁性体
Claims (10)
- GND導体と、このGND導体の端部にこれと離間して配置され、一端を給電端、他端を接地端として、それぞれ前記GND導体に離れて形成された給電点、接地点に接続されたコイルとを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
- 動作周波数を数十MHzより高い周波数で使う場合において、電流が、前記GND導体に対して、2つの接続点から同じ向きに電流が流れるように、ピッチ、ターン数及び前記コイルとGND導体との離間距離を設定したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記コイルは、中心に磁性体を有することを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
- 前記GND導体は長方形状もしくは、長辺、短辺を有する多角形状を有し、前記コイルは前記GND導体の短辺側の端部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
- 前記GND導体の長辺側の長さは、共振周波数から決まる波長λの1/4であることを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
- 前記コイルは、第1のコイル部と第2のコイル部に2分割されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
- 前記コイルは、前記第1のコイル部と前記第2のコイル部を前記GND導体のコーナー部にL字状に配置されていることを特徴とする請求項6記載のアンテナ装置。
- 前記GND導体のコーナー部は前記コイルを収容するように切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項7記載のアンテナ装置。
- 前記第1のコイル部は順巻であり、前記第2のコイル部は逆巻であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
- 前記GND導体は、電気的に接続された複数枚の導体で構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載アンテナ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 2009-05-19 JP JP2009121053A patent/JP2010272963A/ja active Pending
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