JP4514814B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4514814B2
JP4514814B2 JP2008147342A JP2008147342A JP4514814B2 JP 4514814 B2 JP4514814 B2 JP 4514814B2 JP 2008147342 A JP2008147342 A JP 2008147342A JP 2008147342 A JP2008147342 A JP 2008147342A JP 4514814 B2 JP4514814 B2 JP 4514814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
elements
axial direction
spiral
frequency source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008147342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009296270A (ja
Inventor
彰 高岡
則昭 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008147342A priority Critical patent/JP4514814B2/ja
Priority to DE102009023374A priority patent/DE102009023374A1/de
Priority to US12/478,125 priority patent/US20090303153A1/en
Publication of JP2009296270A publication Critical patent/JP2009296270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4514814B2 publication Critical patent/JP4514814B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith

Description

本発明は、誘電体を用いたアンテナ装置、特に車両や住宅等に用いられるキーレスリモートシステムやスマートエントリーシステムなどのアンテナ装置に関するものである。
従来、小型化を図ったアンテナとして例えば特許文献1が開示されている。このアンテナは、放射導体をループ状に形成し、一端側に給電し、他端側を接地導体に接続したループアンテナであって、ループ状放射導体の一部をミアンダ状に形成したミアンダ部と、他の一部を幅広に形成した幅広部を有している。そして、ミアンダ部が板状誘電体の一面側に形成され、幅広部がミアンダ部形成面の裏面側に形成されている。このように、ループ状放射導体の一部をミアンダ状とした効果と誘電体による波長短縮効果とにより線路長を稼いで、小型アンテナを実現している。
特開2004−112044号公報
しかしながら、特許文献1に示されるアンテナでは、板状の誘電体の一面のみにミアンダ部が設けられている。したがって、使用周波数帯が低く、波長が誘電体体格に対し長いアンテナ装置(例えば車両や住宅等に用いられるキーレスリモートシステム用の無線機のように、UHF,VHF帯といった比較的波長の長い(数十cm〜数m)領域の電波を使用するアンテナ装置)に適用する場合、ミアンダ部のみで共振できず、外部にインダクタなどを挿入するなどの線路長延長手段が必要となる。そのため、放射に寄与しない外部インダクタによる損失が生じ、放射利得(アンテナの利得)が低下してしまう。なお、ほぼ同じ利得であればアンテナの体格を小型化することが困難となる。また、誘電体の誘電率を高くすることで波長短縮効果を向上し、放射利得の向上(又は体格の小型化)を図ることも考えられるが、一般的に誘電率が高いほど誘電正接(tanδ)が高くなるので、誘電体損失により放射利得が低下してしまう。
これに対し、本出願人は、一方を信号線とし、他方をGND線とする2つのエレメントとして、螺旋状に延びる外部エレメントの内部に、外部エレメントの軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋状の内部エレメントを、間隔を隔てて配置してなる2重螺旋構造の終端開放型アンテナを提案している(特開2007−43653号公報)。このように内部エレメントを螺旋状とすると2重螺旋構造によって電気長(線路長)が確保されるので、アンテナの体格を小型化しつつ、使用周波数帯が低くともアンテナ自身で共振周波数を得ることができる。そして、このようなアンテナを、誘電体からなる保持部材により所定の位置関係に保持してなるアンテナ装置についても提案している(例えば特願2007−62462号)。これによれば、保持部材によって2つのエレメントを所定の位置関係に保持し、上記した2重螺旋構造の終端開放型アンテナの性能を保持することができる。また、誘電体による高周波電流の波長短縮効果により、共振周波数をさらに低くすることができる。
しかしながら、このような終端開放型のアンテナでは、軸方向において2つのエレメントにおける同一側の端部が、信号の入・出力される端部側(給電点側、すなわち高周波源側)となっており、接続端とは反対側の端部(終端)が開放されている。これにより、各エレメントにおける終端側にはともに電流が殆ど流れず、この部位では誘電体による波長短縮効果が見込めない。したがって、アンテナの体格を維持しつつ使用周波数帯がより低いアンテナ装置に適用する場合には、アンテナ自身で共振特性を得ることができずに、外部に線路延長手段としてのインダクタを挿入したり、誘電率の高い誘電体を使用せざるを得なくなる。
本発明は上記問題点に鑑み、螺旋状に延びる外部エレメントの内部に、外部エレメントの軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋状の内部エレメントを、間隔を隔てて配置してなる2重螺旋構造のアンテナを備えたアンテナ装置において、インダクタ挿入による損失や誘電損失を抑制しつつ、小型で共振周波数のより低いアンテナ装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載のアンテナ装置は、螺旋状に延びる螺旋部を有する外部エレメントと、外部エレメントにおける螺旋部の内側に間隔を隔てて配置され、外部エレメントにおける螺旋部の軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋部を有する内部エレメントとを有し、高周波源と接続される2重螺旋構造のアンテナと、誘電体からなり、2つのエレメントにおける各螺旋部に接触されて、2つのエレメントを所定の位置関係に保持する保持部材と、を備えている。そして、保持部材は、各エレメントの伸延方向において2つのエレメントにおける螺旋部全体と接触され、軸方向における一端側で2つのエレメントの一方が高周波源と接続されるとともに、軸方向における他端側で2つのエレメントの他方が高周波源と接続されて、アンテナが終端短絡型のアンテナとして機能することを特徴とする。
このように本発明によれば、アンテナを構成する2つのエレメントがともに螺旋状とされ、アンテナが2重螺旋構造となっているので、これにより長い電気長を確保して、アンテナの体格を小型化しつつ、アンテナ自身の共振周波数を低くすることができる。
また、外部エレメントの螺旋部内には内部エレメントの螺旋部が配置され、一方のエレメントに流れる電流により、他方のエレメントに2次電流(イメージ電流)が誘起されるようになっている。すなわち、2つのエレメントは、物理的に接続されていないものの、電気的に接続されたと同様になっている。そして、2つのエレメントは、軸方向において互いに異なる側の端部で、高周波源(換言すれば給電点)と接続されている。したがって、2つのエレメントからなるアンテナが、終端短絡型のアンテナ(ループアンテナ、磁界型アンテナ)として機能(動作)する。この点については、本発明者によって確認されている。
ここで、各エレメントに流れる電流の密度は、高周波源(給電点)との接続端から離れるほど小さくなるが、本発明では、上記したように、2つのエレメントにおける高周波源との接続端が、軸方向において両端に分かれており、アンテナがループアンテナとして動作する。したがって、軸方向においてアンテナ全体に電流が流れ、2重螺旋構造の終端開放型アンテナ(電界型アンテナ)に比べて、アンテナにおける軸方向での電流密度の偏りが小さくなる。また、誘電体からなる保持部材は、各エレメントの伸延方向において2つのエレメントにおける螺旋部全体と接触されている。したがって、螺旋部全体(軸方向におけるアンテナ全体)で、誘電体による波長短縮が生じ、この効果により、アンテナの共振周波数をさらに低域にシフトさせることができる。
以上から、本発明に示すアンテナ装置は、螺旋状に延びる外部エレメントの内部に、外部エレメントの軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋状の内部エレメントを、間隔を隔てて配置してなる2重螺旋構造のアンテナを備えたアンテナ装置であって、インダクタなどの整合回路による損失や誘電損失を抑制しつつ、小型で、共振周波数のより低いアンテナ装置となっている。
請求項1に記載の発明においては、請求項2に記載のように、2つのエレメントの一方は、軸方向における一端側の端部が第1スイッチング素子を介して高周波源と接続され、軸方向における他端側の端部が第2スイッチング素子を介して高周波源と接続されており、2つのエレメントの他方は、軸方向における一端側の端部が高周波源と接続されており、所定のタイミングにおいて、第1スイッチング素子がオフ状態、第2スイッチング素子がオン状態とされ、2つのエレメントが軸方向における異なる側で高周波源と接続されて、アンテナが終端短絡型のアンテナとして機能し、所定のタイミングとは異なるタイミングにおいて、第1スイッチング素子がオン状態、第2スイッチング素子がオフ状態とされ、2つのエレメントが軸方向における同一側で高周波源と接続されて、アンテナが終端開放型のアンテナとして機能する構成としても良い。
本発明では、2つのエレメントのうち、一方のエレメントについて、両方の端部が高周波源(給電点)との接続端とされ、各接続端と高周波源との間には、スイッチング素子がそれぞれ介在されている。そして、各スイッチング素子のオン・オフ状態により、2つのエレメントが、軸方向において互いに異なる側の端部で高周波源と接続された場合には、アンテナを終端短絡型のアンテナとして機能させることができる。また、2つのエレメントが、軸方向において同じ側の端部で高周波源と接続された場合には、アンテナを終端開放型のアンテナとして機能させることができる。このように、1つのアンテナを、終端短絡型のアンテナと終端開放型のアンテナとして機能(動作)させることができるので、インダクタなどの整合回路を用いなくとも、アンテナ装置を複数の周波数で使用することができる。
請求項1又は請求項2に記載の発明においては、請求項3に記載のように、エレメントにおける高周波源との接続端に対応したランドを有する基板を備え、2つのエレメントにおける螺旋部の軸方向が、基板のランド形成面と略平行とされて、アンテナが基板に実装された構成とすると良い。
これによれば、2つのエレメントにおける高周波源(給電点)との接続端が、軸方向において両端に分かれた構成において、基板に対するアンテナの実装構造を簡素化することができる。
また、上記したが、キーレスリモートシステム用の無線機(所謂キーレス受信機)のように、UHF,VHF帯といった比較的波長の長い(数十cm〜数m)領域の電波を使用するアンテナ装置では、アンテナ装置の体格に対してアンテナの大きさが支配的である。そして、基板におけるランド形成面と略垂直な方向(以下、単に垂直方向と示す)のほうが、基板におけるランド形成面と略平行な方向よりも、アンテナ装置の体格に対するアンテナの影響が大きい。これに対し、請求項3に記載の発明では、2つのエレメントにおける螺旋部の軸方向が、基板におけるランド形成面と略平行となっているので、アンテナ装置の体格をより小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す平面図(基板の表面上方から見た上面視平面図)である。ただし、図1においては、便宜上、保持部材に覆われている内部エレメントの部位を図示している。図2は、アンテナユニットの概略構成を示す斜視図である。なお、本実施形態に係るアンテナ装置は、車両のキーレスリモートシステムの受信機として構成されている。
図1及び図2に示すように、アンテナ装置100は、要部として、アンテナユニット110を構成するアンテナ120及び保持部材130と、アンテナユニット110が実装された基板140とを有している。なお、基板140は、絶縁材料からなる基材(例えば誘電率3程度の樹脂基材)を用いて構成されている。
アンテナユニット110は、アンテナ120と、該アンテナ120を保持する保持部材130とが一体化されたものである。アンテナ120は、図1に示すように、基板140の表面141に沿って(表面141と略平行に)螺旋状に延びる螺旋部121aを有する外部エレメント121と、外部エレメント121における螺旋部121aの内側に間隔を隔てて配置され、螺旋部121aの軸方向(以下、単に軸方向と示す)に沿って螺旋状に延びる螺旋部122aを有する内部エレメント122とにより構成されている。そして、各エレメント121,122は、軸方向における異なる側の端部121b,122b(以下、実装部121b,122bと示す)側にて高周波源(交流電源)と接続されている。すなわち、各エレメント121,122における信号を入力及び/又は出力するための端部が、軸方向の両端側に分かれている。なお、各エレメント121,122における実装部121b,122bとは反対側の端部(終端)は、ランドとは接続されずにフリーとなっている。
本実施形態では、図1に示すように、外部エレメント121の実装部121bが、基板140の表面141に設けられた配線部142のランド142aと接続され、GND142bを含む配線部142を介して給電点144と接続されている。また、内部エレメント122の実装部122bが、基板140の表面141に設けられた配線部143のランド143aと接続され、配線部143を介して給電点144と接続されている。そして、給電点144を介して、図示しない高周波源(送信回路及び/又は受信回路)と接続されている。
より詳しくは、2つのエレメント121,122において、軸方向における異なる側の端部が、基板140の表面141に略平行とされ、各エレメント121,122における実装部121b,122bとなっている。そして、各実装部121b,122bは、基板140の表面141に設けられた対応するランド142a,143a上に配置され、図示しないはんだを介してランド142a,143aと接続されている。このように、実装部121b,122bの構造として表面実装構造を採用すると、2つのエレメント121,122をリフローによって基板140に一括実装することが可能であり、基板140に対するエレメント121,122の実装を効率化することができる。本実施形態においても、各エレメント121,122は、基板140に対して、リフローによって一括実装されている。
なお、2つのエレメント121,122における螺旋部121a,122aの形態は、特に限定されるものではなく、外部エレメント121における螺旋部121a内に、内部エレメント122における螺旋部122aの少なくとも一部が非接触で配置された構造であれば採用することができる。たとえば各エレメント121,122の螺旋形状としては、平面略円形、平面略矩形、矩形以外の平面多角形などを採用することができる。また、各エレメント121,122における螺旋部121a,122aの巻き数(軸方向において隣接する螺旋部間の距離)も、特に限定されるものではない。本実施形態では、内部エレメント122における螺旋部122aの巻き数nが、外部エレメント121における螺旋部121aの巻き数mよりも少なく(n<m)なっている。また、本実施形態では、軸方向における体格の小型化を考慮して、軸方向において、螺旋部121a,122aの長さが略等しくされ、螺旋部121a,122a同士が、軸方向においてお互いほぼ全域で相対するようになっている。このような構成とすると、例えば外部エレメント121の螺旋部121aに流れる電流により、内部エレメント122の螺旋部122aに、軸方向全体にわたって2次電流(イメージ電流)が誘起されることとなる。さらには、外部エレメント121の中心軸と内部エレメント122の中心軸が一致するように、各エレメント121,122が配置されている。
ここで、アンテナ120は、上記したように、螺旋状に延びる外部エレメント121の内部に、所定の間隔を隔てて螺旋状の内部エレメント122を配置してなる非接触構造となっている。したがって、2つのエレメント121,122の位置関係がアンテナ120の性能(共振特性)に対して重要である。例えば、2つのエレメント121,122の対向領域の間隔が変化すると、2つのエレメント121,122の対向領域間に構成されるコンデンサの容量が変化するため、共振周波数が変化し放射特性に影響を与える。
保持部材130は、このような問題を解決するため(アンテナ120の性能を保持するため)に、2つのエレメント121,122の螺旋部121a,122aにそれぞれ接触されて、2つのエレメント121,122が所定の位置関係に保持するように構成されている。この保持部材130により、外部エレメント121の中心軸と内部エレメント122の中心軸が一致されている。また、保持部材130は誘電体からなる。したがって、エレメント121,122(螺旋部121a,122a)に流れる高周波電流の波長短縮が生じ、誘電体が配置されない構成に比べて、アンテナ120の共振周波数を低域にシフトさせることができる。
本実施形態では、樹脂とセラミックの混合材料からなり、リフロー実装に対する耐熱性を有する誘電率(ε)が10の誘電体によって、保持部材130が構成されている。そして、保持部材130は、図1及び図2に示すように、軸方向の長さが螺旋部121a,122aの長さよりも若干長い略直方体(例えば軸方向の長さ24mm、基板140の表面141に沿い且つ軸方向に垂直な方向の長さ3mm、表面141に垂直な方向の長さが2mm)とされ、保持部材130の内部に内部エレメント122の螺旋部122a全体が配置されている。すなわち、螺旋部122aを覆うように、螺旋部122aの周囲に保持部材130が配置されている。また、図2に示すように、保持部材130の表面(外面)に外部エレメント121の螺旋部121aが軸方向に沿って巻回されている。すなわち、2つのエレメント121,122の螺旋部121a,122a間の相対する領域全てに、保持部材130が介在されている。なお、図1及び図2に示すように、外部エレメント121の実装部121bは、軸方向における保持部材130の一端に隣接して配置され、内部エレメント122の実装部122bは、保持部材130から露出されて、軸方向における保持部材130の他端に隣接して配置されている。
次に、上記構成のアンテナ装置100の製造方法の一例について説明する。図3は、アンテナ装置の製造工程のうち、アンテナユニットの上側部分を形成する工程を示す斜視図である。図4は、アンテナ装置の製造工程のうち、アンテナユニットの下側部分を形成する工程を示す斜視図である。なお、ここでいう上下方向とは、基板140の表面141に対し略垂直な方向(以下、単に垂直方向と示す)であり、下側とは表面141に近い側、上側とは表面141に遠い側である。
先ず、アンテナ120を構成する2つのエレメント121,122、保持部材130、基板140をそれぞれ準備する。本実施形態では、金属板に打ち抜き、曲げ加工など施すことで、所定の巻き数nを有する内部エレメント122を準備する。
また、外部エレメント121として、図3及び図4に示すように、下側エレメント123aと上側エレメント124aを有し、垂直方向において2分割された構造のものを準備する。下側エレメント123aは、螺旋部121aのうちの基板140の表面141に配置される部分であり、金属板に打ち抜き、曲げ加工など施すことで、図3に示すように、リードフレーム123の一部として構成されている。なお、図3に示す符号123bは、下側エレメント123a(螺旋部121a)の長手方向において、それぞれの端部側で下側エレメント123a同士を連結する連結部123bである。この連結部123bは、アンテナ120としては不要な部分であり、後に除去される。また、上側エレメント124aは、外部エレメント121のうちの下側エレメント123aを除く部分(螺旋部121aの一部及び実装部121b)であり、金属板に打ち抜き、曲げ加工など施すことで、図4に示すように、リードフレーム124の一部として構成されている。なお、図4に示す符号124bは、上側エレメント124aの長手方向において、螺旋部121aを構成する部分のそれぞれの端部側で上側エレメント124a同士を連結する連結部124bである。この連結部124bも、アンテナ120としては不要な部分であり、後に除去される。
また、誘電体からなる保持部材130として、図3及び図4に示すように、下側保持部材130aと上側保持部材130bを有し、垂直方向において2分割された構造のものを準備する。下側保持部材130aは、上記したように樹脂とセラミックの混合材料を用いて略直方体状に成形されており、その上面から側面にかけて、内部エレメント122が嵌めこまれる溝(図示略)が設けられている。また、下面には、下側エレメント123aが嵌めこまれる溝(図示略)が設けられている。上側保持部材130bも、下側保持部材130aと同じ材料を用いて略直方体状に成形されており、その上面から側面にかけて、上側エレメント124aが嵌めこまれる溝(図示略)が設けられている。
次に、下側保持部材130a対応する溝にリードフレーム123の下側エレメント123aを嵌め込むとともに、対応する溝に内部エレメント122を嵌め込む。これにより、図3に示すように、下側保持部材130a、内部エレメント122、リードフレーム123が一体化されたユニットとなる。また、同様に、上側保持部材130b対応する溝にリードフレーム124の上側エレメント124aを嵌め込む。これにより、図4に示すように、上側保持部材130bとリードフレーム124が一体化されたユニットとなる。そして、下側保持部材130aと上側保持部材130bを嵌め合わせて一体化し、保持部材130とする。これにより、内部エレメント122の螺旋部122aが、保持部材130によって覆われた状態となる。また、外部エレメント121の螺旋部121aを構成する下側エレメント123aと上側エレメント124aとの対応する端部同士が重なった状態となる。
次に、下側エレメント123aと上側エレメント124aの重なった部分にレーザ光を照射し、端部同士をレーザ溶接する。そして、レーザ溶接後、リードフレーム123,124の不要部分である連結部123b,124bを除去することで、図2に示すアンテナユニット110が形成される。
次に、別途準備した基板140のランド142a,143a上に、スクリーン印刷やディスペンサなどで図示しないはんだを塗布した後、実装部121b,122bが対応するランド142a,143a上に載置されるように、アンテナユニット110を、基板140の表面141上に位置決め載置する。そして、この位置決め状態で、リフローを実施することにより、実装部121b,122bと対応するランド142a,143aとがはんだを介して接合され、上記したアンテナ装置100が形成される。
なお、アンテナユニット110を基板140に配置する際に、実装部121b、122b以外の箇所を基板140の表面141に固定することで、基板140に対するアンテナ120の実装構造を安定化させることもできる。例えば、外部エレメント121の一部(例えばレーザ溶接部や保持部材130の下側の部分)を基板140との接続部(電気的な接続機能を提供しない接続部)としても良い。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置100の効果について説明する。本出願人は、先に特開2007−43653号公報にて、螺旋状に延びる外部エレメントの内部に、間隔を隔てて内部エレメントが配置されたアンテナにおいては、外部エレメントを流れる電流により、該電流と同じ大きさで逆向きの2次電流(イメージ電流)が内部エレメントに作用して、内部エレメントに流れる電流と2次電流との合成により、内部エレメントの電流分布が螺旋状となる点を明らかとしている。また、内部エレメントを螺旋状とすると、螺旋分布する電流の経路が確保されて電気長を稼ぐことができるとともに、使用電波以外の不要な電流ベクトルが流れにくくなる。そして、これにより、アンテナの体格を小型化しつつ、アンテナ自身の共振周波数を低くすることができることを明らかとしている。
本実施形態においても、アンテナ装置100は、上記したように、基板140の表面141に沿って螺旋状に延びる螺旋部121aを有する外部エレメント121と、外部エレメント121における螺旋部121aの内側に間隔を隔てて配置され、軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋部122aを有する内部エレメント122とにより構成された2重螺旋構造のアンテナ120を有している。これにより、軸方向におけるアンテナ120の長さを抑制しつつ長い電気長(線路長)を確保することができるので、アンテナの体格を小型化しつつ、アンテナ自身の共振周波数を低くすることができる。
また、本実施形態においても、アンテナ120が2重螺旋構造となっているので、アンテナ120の動作時において、一方のエレメント(例えば外部エレメント121)に流れる電流により、他方のエレメント(例えば内部エレメント122)に2次電流(イメージ電流)が誘起される。これにより、2つのエレメント121,122は、物理的に接続されていないものの、電気的に接続されたと同様となる。また、2つのエレメント121,122は、軸方向において互いに異なる側の端部で、給電点144と接続されている。したがって、2つのエレメント121,122からなる2重螺旋構造のアンテナ120が、終端短絡型のアンテナ(ループアンテナ、磁界型アンテナ)として機能(動作)する。
このように、本実施形態に示すアンテナ装置100において、アンテナ120が終端短絡型のアンテナとして動作する点については、本発明者によって確認されている。その結果を図5及び図6に示す。図5は、図1に示したアンテナ装置において、アンテナ動作時における電流の分布を、FDTD法を用いてシミュレーションした結果を示す図である。図6は、図1に示したアンテナ装置の放射指向性の実測値を示す図であり、水平偏波を実線、垂直偏波を破線で示している。なお、アンテナ装置は、共振周波数を314MHzとし、上記した24mm×3mm×2mmの保持部材130と一体化されるアンテナ120の電気長をλ/2とした。その結果、図5において、破線矢印方向に(ループ状に)電流が流れていることから、2重螺旋構造のアンテナ120が、ループアンテナとして機能していることが明らかである。また、図6において、垂直偏波(水平方向成分)が略円形の指向性を示すことからも、アンテナ120がループアンテナとして機能していることが明らかである。
ここで、各エレメント121,122に流れる電流の密度は、給電点144(高周波源)との接続端からそれぞれ離れるほど小さくなる(給電点144に近いほど大きい)。しかしながら、本実施形態においては、上記したように、アンテナ120がループアンテナとして動作するため、図5に示したように、軸方向においてアンテナ120全体に電流が分布する。これは、給電点(高周波源)との接続端が、2つのエレメントで軸方向における異なる端部側に分けられており、単純に各エレメントで軸方向に流れる電流の分布の傾向(2次電流の作用を除く)が逆となるためである。これに対し、本出願人による特開2007−43653号公報にて示された2重螺旋構造の終端開放型アンテナ(電界型アンテナ)では、給電点(高周波源)との接続端が、2つのエレメントで軸方向における同一側となっており、単純に各エレメントで軸方向における電流分布の傾向が同じ(2次電流が作用しても傾向は同じ)であるため、図7に示すように、軸方向において、アンテナ20における給電点44に近い側では電流密度が大きいものの、給電点44との接続端とは反対側の端部付近50では、殆ど電流が流れない状態となる。図7は、比較例としての2重螺旋構造の終端開放型アンテナにおける電流分布を、FDTD法を用いてシミュレーションした結果を示す図である。図7においては、本実施形態に示したアンテナ装置100と対応する要素について100を減じた値を符号として付与している。なお、図7に示すアンテナ装置10の構成は、給電点44との接続端が異なる以外は、図5に示す構成と同じとなっている。
したがって、本実施形態に係るアンテナ装置100によれば、同じ2重螺旋構造でありながら終端開放型アンテナに比べて、アンテナ120における軸方向での電流密度の偏りを小さくする(電流の流れない部分を低減乃至無くす)ことできる。これにより、本実施形態に示すように、誘電体からなる保持部材130が、各エレメント121,122の伸延方向において2つのエレメント121,122における螺旋部121a,122a全体と接触される構成においては、螺旋部121a,122a全体(軸方向におけるアンテナ120全体)で、誘電体による波長短縮効果が期待できる。そして、この効果により、アンテナ120の共振周波数をさらに低域にシフトさせることができる。
なお、本実施形態に示すアンテナ装置100のほうが、同じ2重螺旋構造でありながら終端開放型アンテナを備えるアンテナ装置(上記図7に示したもの)に比べて、共振周波数をさらに低域にシフトさせることができる点については、本発明者によって確認されている。その結果を図8及び図9に示す。図8及び図9は、電磁界シミュレーションによる波長短縮効果を示す図であり、横軸を周波数、縦軸を反射係数としている。図8では、本実施形態に示したアンテナ装置100において、保持部材130の誘電率が20のものを実線、誘電率10を破線、誘電率7を一点鎖線で示している。また、図9は、比較例としての2重螺旋構造の終端開放型アンテナを備えたアンテナ装置において、保持部材の誘電率が20のものを実線、誘電率10を破線、誘電率7を一点鎖線で示している。なお、図9で適用したアンテナ装置の構成は、給電点との接続端が異なる以外は、本実施形態に示す構成と同じ(すなわち、螺旋部の形態、保持部材の形態などが同じ)となっている。図8及び図9に示すように、いずれの誘電率においても、本実施形態に示すアンテナ装置100(終端短絡型のアンテナ120)のほうが、終端開放型アンテナを備えたアンテナ装置よりも、共振周波数が低くなることが明らかである。例えば、310MHz程度の共振周波数とするには、本実施形態に示すアンテナ装置100では、保持部材130として適用する誘電体の誘電率を10程度とすればよいが、2重螺旋構造の終端開放型アンテナを備えたアンテナ装置の場合、誘電率20程度としなければならない。
以上から、本実施形態に係るアンテナ装置100は、螺旋状に延びる外部エレメント121の内部に、外部エレメント121の軸方向に沿って螺旋状に延びる内部エレメント122を、間隔を隔てて配置してなる2重螺旋構造のアンテナ120を備えたアンテナ装置であって、インダクタなどの整合回路による損失や誘電損失を抑制しつつ、小型で、共振周波数のより低いアンテナ装置となっている。
また、本実施形態では、アンテナ120を構成する2つのエレメント121,122の螺旋部121a,122aが、基板140の表面141に沿って延びている。すなわち、アンテナ120が基板140の表面141に略平行に配置されている。ここで、上記したように、比較的波長の長い(数十cm〜数m)領域の電波を使用するアンテナ装置では、アンテナ装置の体格に対してアンテナの大きさが支配的である。また、基板の表面に略垂直な方向のほうが、基板の表面に略平行な方向よりも、アンテナ装置の体格に対するアンテナの影響が大きい。したがって、本実施形態によれば、螺旋部121a,122aの軸方向が、基板140の表面141に対して略垂直とされた構成よりも、アンテナ装置100の体格をより小型化することができる。また、2つのエレメント121,122における給電点144との接続端(実装部121b,122b)が、軸方向において両端に分かれた構成において、基板140に対するアンテナ120の実装構造を簡素化することができる。
なお、本実施形態に係るアンテナ装置100の製造方法は上記例に限定されるものではない。それ以外にも、例えば、金属線(ワイヤ)を加工して2つのエレメント121,122を形成し、このエレメント121,122を上記した構成の保持部材130(130a,130b)の溝に嵌め込んでアンテナユニット110としても良い。また、保持部材130を射出成形する際に、2つのエレメント121,122の少なくとも一方をインサート部品としても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図10に基づいて説明する。図10は、第2実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す平面図(基板の表面上方から見た上面視平面図)である。ただし、図10においては、便宜上、保持部材に覆われている内部エレメントを破線で示している。
第2実施形態に係るアンテナ装置は、第1実施形態に示したアンテナ装置と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態においては、2つのエレメント121,122からなる2重螺旋構造のアンテナ120が、終端短絡型アンテナ(ループアンテナ、磁界型アンテナ)としてのみ機能する例を示した。これに対し、本実施形態においては、2重螺旋構造のアンテナ120が、所定のタイミングにおいては終端短絡型アンテナ(ループアンテナ、磁界型アンテナ)としてのみ機能し、前記タイミングとは異なるタイミングにおいては、終端開放型アンテナ(電界型アンテナ)としてのみ機能する点を特徴とする。すなわち、磁界型アンテナと電界型アンテナを使い分けることができる点を特徴とする。
図10に示すように、アンテナ120を構成する2つのエレメント121,122のうち、内部エレメント122は、第1実施形態に示したアンテナ装置100同様、軸方向における一端のみが実装部122bとして、対応する配線部143のランド143aと接続されている。
外部エレメント121は、第1実施形態に示したアンテナ装置100同様、軸方向における実装部122bとは反対側の端部が実装部121bとして、対応する配線部142のランド142aと接続されている。また、外部エレメント121における実装部121bとは反対側(内部エレメント122の実装部122b側)の端部も、実装部121cとして基板140の表面141に設けられた配線部145のランド145aと接続されている。この配線部145は、配線部142同様、GND142bを介して給電点144と接続されている。すなわち、GND142bが、給電点144と実装部121bと繋ぐ配線部142の一部でもあるとともに、給電点144と実装部121cと繋ぐ配線部145の一部ともなっている。このように、本実施形態では、2つのエレメント121,122のうち、外部エレメント121の両端が基板140との実装部121b,121c(給電点144との接続端)となっている。
また、外部エレメント121の実装部121b,121c(両端)と接続された配線部142,145の途中には、オン状態で電流を流し、オフ状態で電流を遮断するスイッチング素子146,147がそれぞれ設けられている。すなわち、実装部121bは、スイッチング素子146を介して給電点144と接続され、実装部121cは、スイッチング素子147を介して給電点144と接続されている。なお、本実施形態では、配線部142,145におけるGND142bと各ランド142a,145aとの間に、スイッチング素子146,147が設けられている。そして、両スイッチング素子146,147は、図示されないECUなどからの指示信号により、オン・オフ状態が切り替えられるようになっている。
具体的には、スイッチング素子146がオン状態、スイッチング素子147がオフ状態とされると、外部エレメント121が、軸方向において実装部122bとは反対側の実装部121bにて給電点144と接続されることとなる。すなわち、2つのエレメント121,122が軸方向における異なる側で給電点144と接続され、第1実施形態に示したように、アンテナ120が終端短絡型のアンテナ(ループアンテナ、磁界型アンテナ)として機能(動作)することとなる。また、スイッチング素子146がオフ状態、スイッチング素子147がオン状態とされると、外部エレメント121が、軸方向において実装部122bとは同一側の実装部121cにて給電点144と接続されることとなる。すなわち、2つのエレメント121,122が軸方向における同一側で給電点144と接続され、アンテナ120が終端開放型のアンテナ(電界型アンテナ)として機能(動作)することとなる。
このように、本実施形態に係るアンテナ装置100によれば、2重螺旋構造の1つのアンテナ120を、終端短絡型のアンテナと終端開放型のアンテナとして機能(動作)させることができる。すなわち、磁界型アンテナと電界型アンテナを使い分けることができる。また、第1実施形態(図8及び図9参照)にて示したように、終端短絡型のアンテナと終端開放型のアンテナとでは、アンテナユニット110の構成が同じでも、共振周波数が異なる(終端短絡型のほうが終端開放型よりも共振周波数が低くなる)。したがって、インダクタなどの整合回路を用いなくとも、アンテナ装置100を複数の周波数で使用することができる。
なお、本実施形態に示す例では、2つエレメント121,122のうち、外部エレメント121のみがその両端で実装され、外部エレメント121における信号を入力及び又は出力する端部が、2つの実装部121b,121cで切り替え可能とされた例を示した。しかしながら、内部エレメント122のみがその両端で実装され、内部エレメント122における信号を入力及び又は出力する端部が、2つの実装部で切り替え可能な構成としても良い。この場合、各実装部と給電点144との間、すなわち、配線部の途中にスイッチング素子が設けられることとなる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態において、アンテナ装置100を車載用キーレス受信機に適用する例を示した。しかしながら、本実施形態に示すアンテナ装置100の適用範囲は上記例に限定されるものではない。スマートエントリーシステムなどのアンテナ装置に適用することもできる。また、受信機だけでなく送信機に適用することができるのは言うまでもない。
本実施形態では、内部エレメント122の螺旋部122aが、誘電体からなる保持部材130によって覆われ、保持部材130の表面(外面)に、外部エレメント121の螺旋部121aが巻回された例を示した。しかしながら、保持部材130の形態としては上記例に限定されるものではない。保持部材130は、各エレメント121,122の伸延方向において2つのエレメント121,122における螺旋部121a,122a全体と接触されていれば良い。
本実施形態では、外部エレメント121の実装部121bと給電点144とを接続する配線部142が、その一部としてGND142bを有する例を示した。しかしながら、GND142bのない構成としても良い。
第1実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す平面図である。 アンテナユニットの概略構成を示す斜視図である。 アンテナ装置の製造工程のうち、アンテナユニットの上側部分を形成する工程を示す斜視図である。 アンテナ装置の製造工程のうち、アンテナユニットの下側部分を形成する工程を示す斜視図である。 図1に示したアンテナ装置において、アンテナ動作時における電流の分布を、FDTD法を用いてシミュレーションした結果を示す図である 図1に示したアンテナ装置の放射指向性の実測値を示す図であり、水平偏波を実線、垂直偏波を破線で示している。 比較例としての2重螺旋構造の終端開放型アンテナにおける電流分布を、FDTD法を用いてシミュレーションした結果を示す図である。 図1に示したアンテナ装置における波長短縮効果を示す図であり、横軸を周波数、縦軸を反射係数としている。 比較例としての2重螺旋構造の終端開放型アンテナにおける波長短縮効果を示す図であり、横軸を周波数、縦軸を反射係数としている。 第2実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
100・・・アンテナ装置
120・・・アンテナ
121・・・外部エレメント
121a・・・螺旋部
121b,121c・・・実装部
122・・・内部エレメント
122a・・・螺旋部
122b・・・実装部
130・・・保持部材
140・・・基板
144・・・給電点

Claims (3)

  1. 螺旋状に延びる螺旋部を有する外部エレメントと、前記外部エレメントにおける螺旋部の内側に間隔を隔てて配置され、前記外部エレメントにおける螺旋部の軸方向に沿って螺旋状に延びる螺旋部を有する内部エレメントとを有し、高周波源と接続される2重螺旋構造のアンテナと、
    誘電体からなり、2つの前記エレメントにおける各螺旋部に接触されて、2つの前記エレメントを所定の位置関係に保持する保持部材と、を備えるアンテナ装置であって、
    前記保持部材は、各エレメントの伸延方向において2つの前記エレメントにおける螺旋部全体と接触され、
    前記軸方向における一端側で2つの前記エレメントの一方が前記高周波源と接続されるとともに、前記軸方向における他端側で2つの前記エレメントの他方が前記高周波源と接続されて、前記アンテナが終端短絡型のアンテナとして機能することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 2つの前記エレメントの一方は、前記軸方向における一端側の端部が第1スイッチング素子を介して前記高周波源と接続され、前記軸方向における他端側の端部が第2スイッチング素子を介して前記高周波源と接続されており、
    2つの前記エレメントの他方は、前記軸方向における一端側の端部が前記高周波源と接続されており、
    所定のタイミングにおいて、前記第1スイッチング素子がオフ状態、前記第2スイッチング素子がオン状態とされ、2つの前記エレメントが前記軸方向における異なる側で前記高周波源と接続されて、前記アンテナが終端短絡型のアンテナとして機能し、
    前記所定のタイミングとは異なるタイミングにおいて、前記第1スイッチング素子がオン状態、前記第2スイッチング素子がオフ状態とされ、2つの前記エレメントが前記軸方向における同一側で前記高周波源と接続されて、前記アンテナが終端開放型のアンテナとして機能することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記エレメントにおける高周波源との接続端に対応したランドを有する基板を備え、
    2つの前記エレメントにおける螺旋部の軸方向が、前記基板のランド形成面と略平行とされて、前記アンテナが前記基板に実装されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
JP2008147342A 2008-06-04 2008-06-04 アンテナ装置 Expired - Fee Related JP4514814B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008147342A JP4514814B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 アンテナ装置
DE102009023374A DE102009023374A1 (de) 2008-06-04 2009-05-29 Antennenvorrichtung
US12/478,125 US20090303153A1 (en) 2008-06-04 2009-06-04 Antenna apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008147342A JP4514814B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296270A JP2009296270A (ja) 2009-12-17
JP4514814B2 true JP4514814B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=41335149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008147342A Expired - Fee Related JP4514814B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 アンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090303153A1 (ja)
JP (1) JP4514814B2 (ja)
DE (1) DE102009023374A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5333177B2 (ja) * 2009-11-27 2013-11-06 株式会社日本自動車部品総合研究所 アンテナ装置
EP2399612B1 (en) 2009-12-25 2018-02-21 Canon Kabushiki Kaisha Composition for labeling tissues of central nervous system, method for labeling tissues of central nervous system, and screening method using the composition for labeling tissues of central nervous system
CN112468241B (zh) * 2020-11-11 2022-05-13 深圳国人无线通信有限公司 一种5g小基站天线管理装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152427A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Univ Nihon 密巻き小型ヘリカルアンテナ
WO2004047223A1 (ja) * 2002-11-18 2004-06-03 Yokowo Co., Ltd. 複数帯域用アンテナ
JP2007221374A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Nippon Soken Inc アンテナホルダ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69522668T2 (de) * 1995-05-17 2002-06-20 Murata Manufacturing Co Oberflächenmontierbares Antennensystem
SE9600538D0 (sv) * 1996-02-13 1996-02-13 Allgon Ab Dual band antenna means incorporating helical and elongated radiating structures
DE69931861T2 (de) * 1998-03-19 2006-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Antennenanordnung und mobiles kommunikationsgerät
US6023251A (en) * 1998-06-12 2000-02-08 Korea Electronics Technology Institute Ceramic chip antenna
US6501437B1 (en) * 2000-10-17 2002-12-31 Harris Corporation Three dimensional antenna configured of shaped flex circuit electromagnetically coupled to transmission line feed
JP4090728B2 (ja) * 2001-07-02 2008-05-28 三星電機株式会社 チップアンテナ
US20030016184A1 (en) * 2001-07-17 2003-01-23 Kitching David R. Resonant length multi-element helical antenna
JP2004112044A (ja) 2002-09-13 2004-04-08 Furukawa Electric Co Ltd:The ループアンテナ
JP4063833B2 (ja) * 2004-06-14 2008-03-19 Necアクセステクニカ株式会社 アンテナ装置及び携帯無線端末
US7667651B2 (en) * 2004-09-09 2010-02-23 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Polarization agile antenna
US7202836B2 (en) * 2005-05-06 2007-04-10 Motorola, Inc. Antenna apparatus and method of forming same
JP4699931B2 (ja) 2005-06-28 2011-06-15 株式会社日本自動車部品総合研究所 アンテナ
JP4249229B2 (ja) * 2007-02-22 2009-04-02 株式会社日本自動車部品総合研究所 アンテナ装置
JP4290744B2 (ja) 2007-03-12 2009-07-08 株式会社日本自動車部品総合研究所 アンテナ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152427A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Univ Nihon 密巻き小型ヘリカルアンテナ
WO2004047223A1 (ja) * 2002-11-18 2004-06-03 Yokowo Co., Ltd. 複数帯域用アンテナ
JP2007221374A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Nippon Soken Inc アンテナホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009296270A (ja) 2009-12-17
DE102009023374A1 (de) 2009-12-24
US20090303153A1 (en) 2009-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290744B2 (ja) アンテナ装置
JP4699931B2 (ja) アンテナ
US10741908B2 (en) Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns
US9582693B2 (en) Antenna device and communication terminal device
JP5660254B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信装置
EP3125367B1 (en) Antenna device and electronic device
KR20060042232A (ko) 역 에프 안테나
JP5449036B2 (ja) アンテナおよびアンテナ装置
JP2015216702A (ja) アンテナ装置および電子機器
US6778149B2 (en) Composite antenna apparatus
JP2011142431A (ja) アンテナ及びアンテナ装置、並びにこれらを搭載した通信機器
JP4249229B2 (ja) アンテナ装置
JP4514814B2 (ja) アンテナ装置
JP2005260382A (ja) ダイポールアンテナ
JP4228559B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信機
JP2006115182A (ja) パターンアンテナ
JP2008263369A (ja) チップアンテナ
JP4732485B2 (ja) アンテナ装置
JP5333177B2 (ja) アンテナ装置
WO2022190876A1 (ja) アンテナ
JP2005167830A (ja) スロットアンテナ
KR20090117072A (ko) 내장형 안테나 및 그 제조방법
JP5049877B2 (ja) モノポールアンテナ
JP2006114982A (ja) スロットアンテナ
JP2010272963A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees