JP2006114982A - スロットアンテナ - Google Patents

スロットアンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2006114982A
JP2006114982A JP2004297742A JP2004297742A JP2006114982A JP 2006114982 A JP2006114982 A JP 2006114982A JP 2004297742 A JP2004297742 A JP 2004297742A JP 2004297742 A JP2004297742 A JP 2004297742A JP 2006114982 A JP2006114982 A JP 2006114982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
antenna
extending direction
slot portion
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004297742A
Other languages
English (en)
Inventor
Genshu To
元珠 竇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004297742A priority Critical patent/JP2006114982A/ja
Publication of JP2006114982A publication Critical patent/JP2006114982A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 広帯域化が容易で小型化しても所要の帯域幅が確保しやすいスロットアンテナを提供すること。
【解決手段】 スロットアンテナの放射スロット12が、直線状に延びて近傍に給電点13,14が設けられる第1スロット部12aと、第1スロット部12aの延伸方向両端部から離隔した位置で該第1スロット部12aに連通して直線状に延びる第2スロット部12bとを備え、第2スロット部12bの延伸方向を第1スロット部12aの延伸方向に対して直交させることにより、広帯域化が図れる。また、第1および第2スロット部12a,12bが開設されている平面から直角に延設されて相対向する一対の平面に、第1スロット部12aの延伸方向両端部に連通して第2スロット部12bと平行に延びる一対の第3スロット部12cが開設されていれば、小型化が図れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射スロットを開設した金属板等の導体部材に給電して該放射スロットを励振させるスロットアンテナに係り、特に、小型化や広帯域化に好適なスロットアンテナに関する。
スロットアンテナは、導体層や金属板等の導体部材に開設した放射スロットを励振させるというもので、小型かつ安価に製造できるという利点を有するため、無線LANカードの内臓アンテナやETC(自動料金収受システム)用のアンテナなどとして広く採用されている。このようなスロットアンテナの従来例としては、導電性の金属板に直線状に延びる開口を形成して放射スロットとなし、この放射スロットの近傍で該金属板に対して給電を行うという構成のものが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は従来例に係るスロットアンテナの斜視図であり、このスロットアンテナでは、導電性の金属板からなるケース部材1の上板部1aに放射スロット2を開設して励振させるようにしている。放射スロット2は直線状に延びる細長い開口として形成されており、上板部1aには放射スロット2の延伸方向中央付近に給電点3,4が設定されている。これらの給電点3,4は、一方が給電回路に接続され他方がグラウンドに接続されている。そして、給電時には放射スロット2の周縁に沿って高周波電流が流れ、所定の周波数で放射スロット2を励振させることができる。
また、他の従来例として、無線LANカードに内蔵されているプリント基板の片面に導体層をパターニングし、この導体層に縁取られた直線状に延びる開口を放射スロットとなし、プリント基板の他面にパターニングされたマイクロストリップ線路を放射スロット近傍の導体層と電磁結合させることによって給電を行うようにしたスロットアンテナも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−218629号公報(第2頁、図5) 特開2003−234615号公報(第2頁、図14)
ところで、上述した従来のスロットアンテナにおいては、放射スロットの延伸方向両端部を拡幅するなどして高周波電流の経路長を増大させることにより、小型化を図ることが可能である。このようなスロットアンテナに対する小型化の要望は、最近ますます高まっており、例えばスロットアンテナと回路基板とをユニット化してなるコンパクトなアンテナ装置を構成する場合には、スロットアンテナ自体の小型化が必須となる。しかしながら、スロットアンテナの小型化を促進すると帯域幅が狭くなってしまうため、これまでは、アンテナ感度に支障をきたさない帯域幅を確保するためにスロットアンテナの小型化が不所望に制限されてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、広帯域化が容易で小型化しても所要の帯域幅が確保しやすいスロットアンテナを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、放射スロットを開設した導体部材に給電して該放射スロットを励振させるスロットアンテナにおいて、前記放射スロットが、直線状に延びて近傍に給電点が設けられる第1スロット部と、前記第1スロット部の延伸方向両端部から離隔した位置で該第1スロット部に連通して直線状に延びる第2スロット部とを備えており、前記第2スロット部の延伸方向が前記第1スロット部の延伸方向に対して直交している構成とした。
このように第1スロット部と連通する第2スロット部が該第1スロット部に対して直交していると、給電時に第2スロット部を回り込む高周波電流の経路にバラツキが生じるため、若干異なる複数の周波数に共振させることができて帯域幅が広がる。また、第1スロット部で生成される電界の方向と第2スロット部で生成される電界の方向とが直交するため、両者の不所望なカップリングが回避されて複数共振周波数間の間隔を所望値に設定できる。
かかる構成のスロットアンテナにおいて、前記第2スロット部の長さや形成位置は適宜選択可能であるが、例えば、第2スロット部の開口端が第1スロット部の延伸方向中央部と延伸方向一端部との間で該第1スロット部の一側縁に臨出していると共に、該開口端から前記一端部に至る第1スロット部の長さと第2スロット部の延伸方向の長さとが略同等に設定されていれば、広帯域化を図るうえで好ましい。
また、かかる構成のスロットアンテナにおいて、前記導体部材が、前記第1および第2スロット部が開設されている天面部と、前記天面部から直角に延設された一対の相対向する側面部とを備えていると共に、前記一対の側面部に、前記第1スロット部の延伸方向両端部に連通して前記第2スロット部と平行に延びる第3スロット部が開設されている構成にした場合、第3スロット部によってアンテナ磁界領域で高周波電流の経路長が稼げるため、このスロットアンテナの小型化が促進できて好ましい。しかも、第3スロット部で生成される電界の方向は第1および第2スロット部で生成される電界の方向と直交するため、不所望なカップリングが回避されて複数共振周波数間の間隔を所望値に設定できる。
また、かかる構成のスロットアンテナにおいて、前記放射スロットを開設した前記導体部材は導体層をパターニングすることによっても形成できるが、導電性の金属板に放射スロットを開設してスロットアンテナとなせば、製造コストを低減できるため好ましい。この場合、前記金属板が高周波回路の配設された回路基板を覆うシールドケースであれば、放射スロットを開設したシールドケースをスロットアンテナとして動作させることができるため、スロットアンテナと回路基板とをユニット化したアンテナ装置を製造する際に、部品点数および組立工数を大幅に削減できる。
本発明のスロットアンテナにおける放射スロットは、第1スロット部の延伸方向両端部から離隔した位置に、該第1スロット部に対して直交する第2スロット部を連通させているので、給電時に第2スロット部を回り込む高周波電流の経路にバラツキが生じて帯域幅が広がる。また、第1スロット部で生成される電界の方向と第2スロット部で生成される電界の方向とが直交するため、両者の不所望なカップリングを回避できる。それゆえ、広帯域化が容易で小型化しても所要の帯域幅が確保しやすいスロットアンテナが得られる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るスロットアンテナの斜視図、図2は該スロットアンテナの平面図、図3は該スロットアンテナの周波数に応じたリターンロスを示す特性図、図4はスロットアンテナがシールドケースを兼ねているアンテナ装置の断面図である。
図1,2に示すスロットアンテナは、下面側を開口端となした直方体形状にプレス加工された導電性の金属板11と、この金属板11に開設された放射スロット12とを備えており、金属板11の上板部(天面部)11aには放射スロット12の近傍に給電点13,14が設定されている。放射スロット12は、上板部11aを長手方向に横切る直線状に開設された第1スロット部12aと、上板部11aにおいて第1スロット部12aの一側部に連通する直線状に開設された第2スロット部12bと、金属板11の相対向する一対の側板部(側面部)11bにおいて第1スロット部12aの延伸方向両端部に連通する直線状に開設された一対の第3スロット部12cとからなり、第2スロット部12bと第3スロット部12cは上板部11aの短手方向に沿って互いに平行に延びている。また、第2スロット部12bの開口端は、第1スロット部12aの延伸方向中央部と延伸方向一端部との間で該第1スロット部12aの一側縁に臨出しており、該開口端から該一端部に至る第1スロット部12aの長さL1と第2スロット部12bの延伸方向の長さL2とが略同等に設定されている(図2参照)。図示していないが、一方の給電点13は給電回路に接続され、他方の給電点14はグラウンドに接続されている。
このように構成されたスロットアンテナは、給電時に放射スロット12の周縁に沿って高周波電流が流れ、所定の周波数で放射スロット12を励振させることができるが、その際、第2スロット部12bを回り込む高周波電流の経路にバラツキが生じるため、若干異なる複数の周波数に共振させることができて帯域幅が広がる。すなわち、放射スロット12が第2スロット部12bを有さない形状であると仮定すると、周波数に応じたリターンロスは図3の破線で示すようになって共振点が一つしか得られないが、放射スロット12に第2スロット部12bを設けることによって、図3の実線で示すように周波数が若干異なる二つの共振点が得られるため、リターンロスが−10dB以下となる周波数範囲が大幅に拡大して広帯域化が実現できる。
また、このスロットアンテナは、第1スロット部12aの延伸方向両端部に連通する第3スロット部12cが開設してあるため、アンテナ磁界領域で高周波電流の経路長が稼げ、小型化が促進しやすくなっている。
また、このスロットアンテナは、図1に示すように、第1スロット部12aで生成される電界の方向Aと、第2スロット部12bで生成される電界の方向Bと、第3スロット部12cで生成される電界の方向Cとが、互いに直交するように各スロット部12a〜12cの延伸方向を定めているため、各スロット部12a〜12cで生成される電界どうしの不所望なカップリングを回避できる。それゆえ、第2スロット部12bや第3スロット部12cを付設することによって理想的なデュアル共振特性が得られる。
なお、第2スロット部12bの長さや形成位置は適宜選択可能であるが、第1および第2のスロット部12a,12bの相対位置関係を本実施形態例のように設定しておけば、広帯域化が容易に実現できるため好ましい。
図4に示すアンテナ装置20は、高周波回路が配設された回路基板21と、この回路基板21に実装された電子部品22と、回路基板21の上面側を覆う板金製の上部シールドケース23と、回路基板21の下面側を覆う板金製の下部シールドケース24とによって主に構成されており、上部シールドケース23は図1,2に示すスロットアンテナと同じものである。すなわち、上部シールドケース23には放射スロット(第1〜第3スロット部12a〜12c)が開設されていると共に、該放射スロットの近傍に給電点が設定されており、該給電点は回路基板21の高周波回路と電気的に接続されている。これにより、上部シールドケース23をスロットアンテナとして動作させることができるため、スロットアンテナと回路基板21とをユニット化したコンパクトで広帯域なアンテナ装置20が得られる。また、このアンテナ装置20は、スロットアンテナが上部シールドケース23を兼ねていることから、部品点数および組立工数を大幅に削減できて、安価に製造することができる。
なお、上述した実施形態例では、金属板に放射スロットを開設した場合について説明したが、プリント基板等の表面にパターニングされた導体層の開口部分を放射スロットとなす場合であっても、本発明を適用することで広帯域化が容易に実現できる。
本発明の実施形態例に係るスロットアンテナの斜視図である。 該スロットアンテナの平面図である。 該スロットアンテナの周波数に応じたリターンロスを示す特性図である。 該スロットアンテナがシールドケースを兼ねているアンテナ装置の断面図である。 従来例に係るスロットアンテナの斜視図である。
符号の説明
11 金属板
11a 上板部(天面部)
11b 側板部(側面部)
12 放射スロット
12a 第1スロット部
12b 第2スロット部
12c 第3スロット部
13,14 給電点
20 アンテナ装置
21 回路基板
23 上部シールドケース

Claims (5)

  1. 放射スロットを開設した導体部材に給電して該放射スロットを励振させるスロットアンテナであって、前記放射スロットが、直線状に延びて近傍に給電点が設けられる第1スロット部と、前記第1スロット部の延伸方向両端部から離隔した位置で該第1スロット部に連通して直線状に延びる第2スロット部とを備えており、前記第2スロット部の延伸方向が前記第1スロット部の延伸方向に対して直交していることを特徴とするスロットアンテナ。
  2. 請求項1の記載において、前記第2スロット部の開口端が前記第1スロット部の延伸方向中央部と延伸方向一端部との間で該第1スロット部の一側縁に臨出していると共に、該開口端から前記一端部に至る前記第1スロット部の長さと前記第2スロット部の延伸方向の長さとが略同等に設定されていることを特徴とするスロットアンテナ。
  3. 請求項1または2の記載において、前記導体部材が、前記第1および第2スロット部が開設されている天面部と、前記天面部から直角に延設された一対の相対向する側面部とを備えていると共に、前記一対の側面部に、前記第1スロット部の延伸方向両端部に連通して前記第2スロット部と平行に延びる第3スロット部が開設されていることを特徴とするスロットアンテナ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記導体部材が金属板からなることを特徴とするスロットアンテナ。
  5. 請求項4の記載において、前記金属板が高周波回路の配設された回路基板を覆うシールドケースであることを特徴とするスロットアンテナ。
JP2004297742A 2004-10-12 2004-10-12 スロットアンテナ Withdrawn JP2006114982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297742A JP2006114982A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 スロットアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297742A JP2006114982A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 スロットアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006114982A true JP2006114982A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36383164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004297742A Withdrawn JP2006114982A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 スロットアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006114982A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005167A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 N H K Itec:Kk アンテナ装置及び水平偏波用水平面無指向性アンテナ
WO2013012057A1 (ja) 2011-07-21 2013-01-24 株式会社スマート 万能icタグとその製造法、及び通信管理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005167A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 N H K Itec:Kk アンテナ装置及び水平偏波用水平面無指向性アンテナ
WO2013012057A1 (ja) 2011-07-21 2013-01-24 株式会社スマート 万能icタグとその製造法、及び通信管理システム
US9460381B2 (en) 2011-07-21 2016-10-04 Smart Co., Ltd. Universal IC tag, method of manufacturing same, and communication management system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1531517B1 (en) Circularly polarized wave antenna made of sheet metal with high reliability
FI118837B (fi) Kaksoisantenni
US20050057401A1 (en) Small-size, low-height antenna device capable of easily ensuring predetermined bandwidth
US7091920B2 (en) Circular polarization slot antenna apparatus capable of being easily miniaturized
JP4756481B2 (ja) アンテナ装置
JPH07249925A (ja) アンテナ及びアンテナ装置
JP2002299933A (ja) アンテナの電極構造およびそれを備えた通信機
JPH09219610A (ja) 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機
JP2006340368A (ja) トリオランド構造を持つ表面実装アンテナ装置
JP4265654B2 (ja) 円偏波用のマイクロストリップアンテナおよびそれを備えた無線通信機
JP2006174365A (ja) アンテナ装置
JP5737559B2 (ja) 多周波用モノポールアンテナ
EP1777782B1 (en) Impedance transformation type wide band antenna
JP2002190706A (ja) 表面実装型アンテナ
JP2006115182A (ja) パターンアンテナ
WO2005020371A1 (ja) アンテナ構造およびそれを用いた通信機
JP4228559B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信機
JP2006114982A (ja) スロットアンテナ
JP4514814B2 (ja) アンテナ装置
WO2006028212A1 (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを備えた無線通信機
JP4053973B2 (ja) スロットアンテナ装置
KR100586038B1 (ko) 마이크로 스트립 패치 안테나
JP6004173B2 (ja) アンテナ装置
JP3902587B2 (ja) スロットアンテナ装置
JP2003124726A (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080107