JP2010272460A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池とコンバータの温度制御を最適化しつつ冷却系の小型化を実現する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池2と、燃料電池2の出力電圧を変圧するコンバータ32と、第1の温度調整装置44にて温度調整された冷媒を燃料電池2に供給する第1の流路41と、第1の流路41の途中から分岐し、冷媒をコンバータ32に供給する第2の流路42と、第2の流路42に設けられ、コンバータ32に供給する冷媒の温度を調整する第2の温度調整装置46とを備えた燃料電池システム1を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
近年、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムが提案され、実用化されている。かかる燃料電池システムおいては、燃料電池の出力電圧を所望の電圧に変圧するためにコンバータが用いられている。
ここで、燃料電池やコンバータは、駆動により発熱を伴うので冷却が必要になる。このとき、燃料電池とコンバータとでは稼動温度が異なることから、燃料電池用の冷却水路とコンバータ用の冷却水路と別々に設け、それぞれ独立して冷却を行うことが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−346948号公報
しかしながら、上記のような従来の冷却構造では、燃料電池の温度とコンバータの温度を別々に制御できるものの、燃料電池用の冷却系及びコンバータ用の冷却系の別々の系が必要であり、システムが全体として大型化してしまう要因となっていた。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、燃料電池とコンバータの温度制御を最適化しつつ冷却系の小型化を実現する燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明においては、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、燃料電池と、前記燃料電池の出力電圧を変圧するコンバータと、第1の温度調整装置にて温度調整された冷媒を前記燃料電池に供給する第1の流路と、前記第1の流路の途中から分岐し、前記冷媒を前記コンバータに供給する第2の流路と、前記第2の流路に設けられ、前記コンバータに供給する冷媒の温度を調整する第2の温度調整装置と、を備えた燃料電池システムを構成する。
上記構成によれば、第1の温度調整装置にて温度調整され第1の流路を流れる冷媒によって燃料電池の温度を制御しつつ、第2の温度調整装置にて温度調整され第2の流路を流れる冷媒によってコンバータの温度を制御することができる。すなわち、燃料電池、コンバータそれぞれの稼動温度を個別に制御することができる。また、第1の温度調整装置から第2の流路との分岐までは第1の流路のみの一つの流路が配置され、分岐以降は、第1の流路と第2の流露とが並列して配置されており、言い換えれば、燃料電池の冷却系とコンバータの冷却系が一体的に形成されている。このため冷却系の小型化が可能になり、また燃料電池とコンバータとを近接配置しやすくなる。ひいては、燃料電池システム全体を小型化することができる。
また、上記構成において、前記第1の流路は、前記第2の流路が分岐する分岐点の上流に設けられ、下流に供給する冷媒の流量を調整する流量調整装置と、前記分岐点に設けられ、前記第1または第2の流路に分配する冷媒の流量を調整する分配装置と、を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、流量調整装置と分配装置とにより、燃料電池及びコンバータそれぞれに供給する冷媒の流量を適宜制御することができる。例えば、流量調整装置により燃料電池の冷却に必要な冷媒流量QFC及びコンバータの冷却に必要な冷媒流量QCVの総流量(QFC+QCNV)を調整して第1の流路に供給し、分配装置にてコンバータに必要な流量(QCNV)を調整して第2の流路に分配することで、燃料電池にはその残りの流量QFCの冷媒を供給し、コンバータには流量QCNVの冷媒を供給することができる。
また、上記構成において、前記燃料電池冷却後の冷媒と前記コンバータの冷却後の冷媒とを合流させて前記第1の温度調整装置に供給する第3の流路を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、第3の流路により冷媒の循環流路を形成できる。また、第3の流路は、燃料電池冷却後の冷媒とコンバータの冷却後の冷媒とを合流させるので、循環流路の長さを減少させることができ冷却系の小型化がよりいっそう可能になる。
また、上記構成において、前記第2の温度調整装置は、ラジエータとファンとを備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、ラジエータとファンとにより、第2の流路に流れる冷媒の熱を効率的に放熱させることができる。
また、上記構成において、少なくとも前記燃料電池、前記コンバータ及び前記第2の温度調整装置を一つの筐体に収容し、前記ファンにて筐体内の換気を行うようにしてもよい。
上記構成によれば、燃料電池とコンバータとラジエータとが一つの筐体に収容されているので取り扱いが容易になるとともに、筐体内に燃料電池で用いる反応ガス(水素等)が漏出してもラジエータのファンにて換気を行うので、漏出した反応ガスを筐体の外部に排出することができる。
また、上記構成において、前記第2の温度調整装置は、ペルチェ素子とファンとを備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、ペルチェ素子とファンとにより、第2の流路に流れる冷媒の熱を応答性よく効率的に放熱させることができる。
本発明によれば、燃料電池とコンバータの温度制御を最適化しつつ冷却系の小型化を実現する燃料電池システムを提供することができる。
本実施の形態に係る燃料電池システムの構造を示す模式図 本実施の形態に係る燃料電池システムの冷却系の制御方法を示すフローチャート 変形例に係る燃料電池システムの構造を示す模式図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る燃料電池システムについて説明する。尚、各図面において、同一の部品には同一の符号を付している。本実施形態においては、車両に搭載される燃料電池システムを例に説明する。もちろん、燃料電池を備えた燃料電池システムは、車両のみならず、例えば、ロボット、船舶、航空機等といった自走式の移動体に搭載することもできるし、建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムとしても用いることが可能である。
図1は、本実施の形態に係る燃料電池システム1の構造を示す模式図である。図1に示した燃料電池システム1は、燃料電池2と、燃料電池2の出力電圧を変圧するコンバータ32等を含む電力系3と、燃料電池2及びコンバータ32に冷媒を供給する冷却系4と、燃料電池2及びコンバータ32とを収容するスタックケース5と、システム全体を統括制御する制御部6と、を備えている。
燃料電池2は、例えば固体高分子電解質型で構成され、多数の単セルを積層したスタック構造を有している。各単セルは、膜・電極接合体(以下、「MEA」ともいう)およびMEAを両側から挟みこむように配置された一対のセパレータを有している。各MEAは、詳細には、高分子電解質膜と、この高分子電解質膜を両面から挟みこむように配置された一対の触媒層とで構成される。一対の触媒層は、アノード及びカソードとして機能し、触媒層と電解質膜との界面において電極反応が行われる。
燃料電池2には、各単セルのアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給系と、各単セルのカソードに酸化ガスを供給する酸化ガス供給系とが設けられており(いずれも図示略)、制御部6からの制御信号に応じて、燃料ガス及び酸化ガスが燃料電池の各単セルに供給されるようになっている。ここで、燃料ガスとは、水素を含む水素ガスを意味する。また、酸化ガスとは、酸素や空気を代表とする酸化剤を含有するガスを意味する。供給された燃料ガス及び酸化ガスの電気化学反応により、燃料電池2は電力を発生する。燃料電池2での電気化学反応は発熱反応であり、詳細は後述するように、冷却系4から供給される冷媒により最適な稼動温度となるように温度制御される。固体高分子電解質型の燃料電池2の最適な稼動域は、例えば、40℃〜90℃であり、運転条件等に基づいてこれら稼動域の範囲内で具体的な稼動温度が決定される。
電力系3は、コンバータ32、インバータ34及びトランクションモータ36を備えている。コンバータ32は、直流のDC−DCコンバータであり、一次側(燃料電池2側)に入力された電圧Vinを一次側とは異なる電圧値Voutに変換(昇圧または降圧)して二次側(インバータ34側)に出力する。本実施形態においては、コンバータ32は、昇圧コンバータとして機能し、制御部6からの制御信号に応じて、燃料電池2の出力電圧Vin(例えば、180V)を目標出力(例えば、650V)まで昇圧する。コンバータ32は稼動により発熱を伴い、詳細は後述するように、冷却系4から供給される冷媒により最適な稼動温度となるように温度制御される。コンバータ32の稼動温度域は、コンバータ32内部の素子温度の保証値の範囲内であり、例えば、0℃〜65℃である。すなわち、燃料電池2の稼動温度の最大値(90℃)よりも低い温度域で作動する。また、燃料電池2は、稼動温度域(40℃〜90℃)内で厳密に温度制御する必要があるのに対して、コンバータ32は、稼動温度域(0℃〜65℃)内であれば、燃料電池2ほどの厳密な温度制御は必要とされない。このように、燃料電池2とコンバータ32の温度制御の要求内容(要求温度、要求精度)はそれぞれ異なっており、後述する冷媒系4によりそれぞれ個別に制御される。
インバータ34は、直流電流を三相交流電流に変換しトランクションモータ36に供給する。トランクションモータ36は、例えば三相交流モータである。トランクションモータ36は、燃料電池システム1が搭載される例えば車両100の主動力源を構成し、車両100の車輪101L、101Rに連結されている。
冷却系4は、燃料電池2に冷媒を供給する第1の流路41と、第1の流路41の途中から分岐しコンバータ32に冷媒を供給する第2の流路42と、第1の流路41に供給する冷媒の温度を調整するための第1の温度調整装置44と、第2の流路41を流れる冷媒の温度を調整する第2の温度調整装置46と、燃料電池2及びコンバータ32の内部を流れて熱せられた冷媒を合流させて第1の温度調整装置44に循環させる第3の流路43とを備えている。また、第1の流路41、第2の流路42、第3の流路43それぞれの下流端には内部を流通する冷媒の温度を測定する温度センサT1、T2、T3がそれぞれ設けられている。冷却系4は、燃料電池2とコンバータ32とを個別に冷却する必要性から燃料電池2とコンバータ32の冷却部分においてはそれぞれ並列的に配置されているが、それ以外の部分は原則的に一本の流路で構成される。これにより、冷却系4の流路長は必要最小限に抑えられ、冷却系4全体が小型化されている。
なお、燃料電池2の運転停止中でも冷媒が凍結しないように、冷媒としては好適にはエチレングリコール水溶液等の不凍液が用いられる。
第1の流路41には、冷媒を圧送し冷却系内を循環させるためのウォーターポンプ48(流量調整装置)が設けられており、制御部6からの制御指令に応じてウォーターポンプ48の回転数を制御することで、下流に供給する冷媒の流量が調整可能になっている。また、第1の流路41において第2の流路42が分岐する分岐点には、流量調整弁49(分配装置)が設けられており、制御部6からの制御指令に応じて流量調整弁49の開度を制御することで、第1または第2の流路に分配する冷媒の流量が調整可能になっている。
第1の温度調整装置44は、ラジエータ44Aと、ラジエータ44Aに風を送り放熱を促進させるクーリングファン44Bと、流量調整弁44Cとを備えている。図1に示すように第3の流路43は下流端にて2つに分岐し、一方はラジエータ44Aに連通し、他方が流量調整弁44Cに連通している。第1の温度調整装置44は、制御部6からの制御指令に従って、クーリングファン44Bの回転数と、流量調整弁44Cの開度(ラジエータを通って冷却された冷媒の供給量とラジエータと通らずにそのまま第3の流路から供給された冷却されていない冷媒の供給量との分配比)とを制御する。これにより、第1の温度調整装置44から第1の流路41に供給する冷媒の温度が調整可能になっている。
第2の温度調整装置46は、ラジエータ46Aと、ラジエータ46Aに風を送り放熱を促進させるクーリングファン46Bとを備えている。第2の温度調整装置46は、制御部6からの制御指令に従って、クーリングファン46Bの回転数を制御する。これにより、第2の流路42を流れる冷媒の温度が調整可能になっている。
スタックケース5は、少なくとも、燃料電池2と、コンバータ32と、第2の温度調整装置46を含む冷却系4の少なくとも一部とを1つに収容する例えば金属製の筐体である。これは、上記説明した冷却系4の構造により冷却系自体が小型化され、燃料電池2とコンバータ32とを近接配置しやすくなったために実現されている。燃料電池2とコンバータ32とが一つの筐体に配置されていることで、例えば燃料電池2とコンバータ32とを車両100の床下に一緒に搭載するといったことが可能になる。
また、スタックケース5には、クーリングファン46Bの近傍に開口50が設けられている。この開口50と、クーリングファン46Bの回転により、スタックケース5の内部が換気される。これにより、例えば、燃料電池2から燃料ガスたる水素が漏出しても、この水素を外部に放出することができるようになり、システムの安全性を向上させることができる。
制御部6は、燃料電池システム1の制御用のコンピュータシステムであり、例えば、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成される。制御部6は、各種センサ群(例えば、燃料電池2、燃料電池2へ反応ガスを供給するガス系統、冷却系4等に設けられた圧力センサ及び温度センサ、燃料電池システム1が置かれる環境の外気温を検出する外気温センサ、並びに、車両100のアクセル開度を検出するアクセル開度センサ等)からの検出信号を入力し、燃料電池システム1の各構成要素に制御信号を出力する。以下、特に制御部6による冷却系4の制御について、図2を用いて具体的に説明する。ここで、図2は、本実施の形態に係る燃料電池システムの冷却系の制御方法を示すフローチャートである。
はじめに、制御部6は、燃料電池2及びコンバータ32それぞれに供給すべき冷媒の温度及び流量を演算する(ステップS1乃至S4)。
より具体的には、燃料電池2については、燃料電池2の出力電流及び出力電圧の実測値(または要求値でも構わない)により、燃料電池2の排熱量(FC排熱量)を推定する(ステップS1)。そして、FC発熱量に基づいて、燃料電池2をどれだけ冷却すべきか、すなわち、燃料電池2に供給する冷媒の流量(FC側流量要求値:QFC)と温度(FC入口冷媒温度要求値:TFC)とを演算する(ステップS2)。
一方、コンバータ32については、コンバータ32の動作条件(コンバータ32の通過電力および昇圧比)により、コンバータ32の排熱量(CNV排熱量)を推定する(ステップS3)。そして、そして、CNV発熱量に基づいて、コンバータ32をどれだけ冷却すべきか、すなわち、コンバータ32に供給する冷媒の流量(CNV側流量要求値:QCNV)と温度(CNV入口冷媒温度要求値:TCNV)とを演算する(ステップS4)。
上記演算により、第1の流路41及び第2の流路42に供給すべき冷媒の流量と温度が決定される。次に制御部6は、上記流量及び温度の冷媒が実際に燃料電池2及びコンバータ32に供給されるべく、以下のような制御を行う。
まず、制御部6は、ステップS2で演算したFC入口冷媒温度要求値TFCと温度センサT1におけるFC入口冷媒温度実測値とから、第1の温度調整装置44から供給すべき冷媒の温度を決定し、さらに温度センサT3の実測値を加味して、クーリングファン44Bの回転数及び流量調整弁44Cの開度を制御する(ステップS5)。これにより、流量調整弁44Cから第1の流路41に供給される冷媒の温度が、FC入口冷媒温度要求値TFCとなる。
次に、制御部6は、ステップS2で演算したFC側流量要求値(QFC)とステップS4で演算したCNV側流量要求値(QCNV)との総和(QFC+QCNV)に基づいてウォーターポンプ48の回転数を制御することで、ウォーターポンプ48の下流に流れる冷媒の流量が上記総和となるようにする(ステップS6)。
次に、制御部6は、ステップS4で演算したCNV側流量要求値(QCNV)に基づいて、流量調整弁49の開度を調整することで、ここから分岐する第2の流路に流れる冷媒の流量がCNV側流量要求値(QCNV)に等しくなるようにする(ステップS7)。これにより、第1の流路に流れる冷媒の流量は、FC側流量要求値(QFC)となり、第2の流路に流れる冷媒の流量は、CNV側流量要求値(QCNV)となる。
最後に、制御部6は、ステップS4で演算したCNV入口冷媒温度要求値TCNVと温度センサT2におけるCNV入口冷媒温度実測値とから、第2の温度調整装置46から供給すべき冷媒の温度を決定し、クーリングファン46Bの回転数を制御する(ステップS8)。これにより、第2の温度調整装置46から第2の流路42に供給される冷媒の温度が、FC入口冷媒温度要求値TCNVになる。尚、TFCがTCNVよりも小さい場合には、さらなる冷却は必要ないのでクーリングファン46Bの回転数は0にしても問題ない。
以上の制御により、燃料電池2及びコンバータ32に、それぞれの排熱量に応じて必要な流量及び温度の冷媒がそれぞれ供給される。これにより、燃料電池2、コンバータ32の稼動温度が異なっていても、冷却系4にて、燃料電池2、コンバータ32それぞれを最適な稼動温度とすることができる。
以上本発明の実施形態を示したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な態様での実施が可能である。例えば、図3に示すように、上記実施の形態におけるラジエータ46Aに替えて、ペルチェ素子46Cを用いるようにしてもよい。より具体的には、ペルチェ素子46Cの吸熱面に第2の流路の一部を直接またはヒートシンクなどを介して間接的に接触させて冷媒を冷却させるとともに、ペルチェ素子46Cの発熱面にクーリングファン46Bから送風するようにしてもよい。ペルチェ素子に通電する電流を制御することで冷却量を調整可能であるので、第2の流路42を流れる冷媒の温度制御の応答性を高めることができる。
また、上記実施の形態においては、第1の流路41の下端に燃料電池2を設け、第2の流路42の下端にコンバータ32を設けているが、コンバータ32の稼動温度域の最大値が燃料電池2の稼動温度域の最大値よりも高い場合には、逆にすることも可能である。すなわち、第1の流路41の下端にコンバータ32を設け、第2の流路42の下端に燃料電池2を設けるようにしてもよい。
1……燃料電池システム、2……燃料電池、3……電力系、32……コンバータ、34……インバータ、36……トランクションモータ、4……冷却系、41……第1の流路、42……第2の流路、43……第3の流路、44……第1の温度調整装置、44A……ラジエータ、44B……クーリングファン、44C……流量調整弁、46……第2の温度調整装置、46A……ラジエータ、46B……クーリングファン、46C……ペルチェ素子、48……ウォーターポンプ(流量調整装置)、49……流量調整弁(分配装置)、5……スタックケース、50……開口部、6……制御部、100……車両、101L、101……車輪、T1、T2、T3……温度センサ

Claims (6)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池の出力電圧を変圧するコンバータと、
    第1の温度調整装置にて温度調整された冷媒を前記燃料電池に供給する第1の流路と、
    前記第1の流路の途中から分岐し、前記冷媒を前記コンバータに供給する第2の流路と、
    前記第2の流路に設けられ、前記コンバータに供給する冷媒の温度を調整する第2の温度調整装置と、を備えた燃料電池システム。
  2. 前記第1の流路は、
    前記第2の流路が分岐する分岐点の上流に設けられ、下流に供給する冷媒の流量を調整する流量調整装置と、
    前記分岐点に設けられ、前記第1または第2の流路に分配する冷媒の流量を調整する分配装置と、を備える請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池冷却後の冷媒と前記コンバータの冷却後の冷媒とを合流させて前記第1の温度調整装置に供給する第3の流路を備える請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記第2の温度調整装置は、ラジエータとファンとを備える請求項1乃至請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 少なくとも前記燃料電池、前記コンバータ及び前記第2の温度調整装置を一つの筐体に収容し、前記ファンにて筐体内の換気を行う請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記第2の温度調整装置は、ペルチェ素子とファンとを備える請求項1乃至請求項3に記載の燃料電池システム。
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