JP2006264473A - 冷却システムおよびハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン冷却水を電力変換装置の冷却に用いることができる冷却システムを提供する。
【解決手段】 インバータ装置110は、昇圧コンバータ32およびインバータ34,36を含む電力変換部と、冷却器210と、ラジエータ220とを含む。ラジエータ220は、インバータケースの上部に配設され、インバータケースと一体的に形成される。そして、ラジエータ220は、冷媒路142から供給されるエンジン冷却水を冷却し、その冷却したエンジン冷却水を冷媒路234を介して冷却器210に供給する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、冷却システムおよびハイブリッド自動車に関し、特に、内燃機関および電力変換装置を冷却する冷却システムおよびその冷却システムを搭載したハイブリッド自動車に関する。
近年、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が大きく注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。すなわち、エンジンを駆動することにより動力を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換された交流電圧によりモータを回転させることによってさらに動力を得るものである。
このようなハイブリッド自動車においては、エンジンのほか、パワー素子を含むインバータなどの電力変換装置も適切な温度に冷却する必要がある。そして、特開2000−297641号公報(特許文献1)では、エンジンと、モータジェネレータと、モータジェネレータに対して電気的入出力を制御するインバータとを備えた車両駆動システムにおいて、エンジン、モータジェネレータおよびインバータの冷却系統が共通化された冷却システムの構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2000−297641号公報 特開2002−119070号公報 特開2004−304126号公報 特開平11−154720号公報 特開平11−146507号公報 特開2002−187435号公報 発明協会公開技報公技番号2003−505810号
ハイブリッド自動車は、エンジンのみを動力源とする一般の自動車に比べて搭載される装置が多く、装置の小型化や低コスト化が特に強く要求される。ここで、上述のように、ハイブリッド自動車においては、エンジンだけでなくインバータなどの電力変換装置の冷却も必要とされる。そして、電力変換装置の冷却系統をエンジンの冷却系統と共通化することができれば、ハイブリッド自動車における冷却システムの小型化および低コスト化を図ることができる。
しかしながら、電力変換装置の冷却系統をエンジンの冷却系統と単純に共通化することはできない。すなわち、エンジン冷却水の温度は、一般に110℃程度まで上昇するため、エンジン冷却水をそのまま電力変換装置の冷却に用いると、電力変換装置に用いられるパワー素子が一般的なシリコン(Si)系のパワー素子で構成されている場合、電力変換装置を熱的に保護することができない。
上記の特開2000−297641号公報は、少なくともエンジンおよびインバータが共通の冷却系統によって冷却される構成を開示しているが、どのようにして冷却系統を共通化できたのかについて具体的な解決手段を開示していない。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エンジン冷却水を電力変換装置の冷却に用いることができる冷却システムを提供することである。
また、この発明の別の目的は、エンジン冷却水を電力変換装置の冷却に用いることができる冷却システムを搭載したハイブリッド自動車を提供することである。
この発明によれば、冷却システムは、冷却を要する発熱装置と、発熱装置と冷却系統が共通化された電力変換装置と、発熱装置および電力変換装置に冷媒を循環させるための冷媒路と、発熱装置および電力変換装置から受熱した冷媒を冷却する第1のラジエータとを備え、電力変換装置は、冷却を要する電力変換部と、冷媒路から供給される冷媒を用いて電力変換部を冷却する冷却器と、冷媒路において冷却器の上流近傍に配設され、冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置とを含む。
好ましくは、冷却装置は、第2のラジエータを含む。
また、好ましくは、冷却装置は、ペルチェ効果を用いて冷媒を冷却する冷却素子を含む。
さらに好ましくは、冷却装置は、第2のラジエータと、冷媒路において第2のラジエータに直列に配設され、ペルチェ効果を用いて冷媒を冷却する冷却素子とを含む。
この発明による冷却システムにおいては、電力変換装置は、冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置を独自に備えるので、冷却系統が共通化されている発熱装置からの発熱により冷媒温度が上昇しても、電力変換装置が熱的に保護される。そして、冷却装置は、冷媒路において冷却器の上流近傍に配設されるので、冷却装置と冷却器との間において冷却水が外部から受熱することが極力排除される。
したがって、この発明による冷却システムによれば、電力変換装置の冷却系統を内燃機関などの発熱装置の冷却系統と共通化できる。その結果、冷却系統が簡素化され、冷却システムの小型化および低コスト化が図られる。また、冷却装置のサイズ(能力)を必要最小限に抑えることができ、システムの小型化および低コスト化がさらに図られる。
好ましくは、電力変換装置は、冷媒路において第1のラジエータからみて発熱装置よりも上流側に配設される。
この冷却システムにおいては、電力変換装置は、冷媒路において第1のラジエータからみて発熱装置よりも上流側に配設されるので、電力変換装置が冷媒路において第1のラジエータからみて発熱装置の下流側に配設される場合に比べて、電力変換装置に供給される冷媒の温度が低い。
したがって、この冷却システムによれば、電力変換装置が第1のラジエータからみて発熱装置の下流側に配設される場合に比べて、冷却装置を小型化することができる。
好ましくは、冷却装置は、第2のラジエータを強制的に冷却する強制冷却装置をさらに含む。
この冷却システムにおいては、強制冷却装置によって第2のラジエータが強制的に冷却されるので、第2のラジエータの冷却能力が向上する。したがって、この冷却システムによれば、電力変換装置の冷却性が向上する。
また、この発明によれば、ハイブリッド自動車は、内燃機関と、内燃機関と冷却系統が共通化され、車両の駆動力を発生する回転電機を駆動する負荷駆動装置と、内燃機関および負荷駆動装置に冷媒を循環させるための冷媒路と、内燃機関および負荷駆動装置から受熱した冷媒を冷却するラジエータとを備え、負荷駆動装置は、直流電源と回転電機との間で電力の変換を行なう電力変換部と、冷媒路から供給される冷媒を用いて電力変換部を冷却する冷却器と、冷媒路において冷却器の上流近傍に配設され、冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置とを含む。
この発明によるハイブリッド自動車においては、負荷駆動装置は、冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置を独自に備えるので、負荷駆動装置の冷却系統を内燃機関の冷却系統と共通化しても、負荷駆動装置が熱的に保護される。そして、冷却装置は、冷媒路において負荷駆動装置の冷却器の上流近傍に配設されるので、冷却装置と冷却器との間において冷却水が外部から受熱することが極力排除される。
したがって、この発明によるハイブリッド自動車によれば、負荷駆動装置の冷却系統を内燃機関の冷却系統と共通化できる。その結果、冷却システムが簡素化され、車両の小型化および低コスト化が図られる。また、冷却装置のサイズ(能力)を必要最小限に抑えることができるので、冷却システムの小型化および低コスト化がさらに図られ、その結果、車両の小型化および低コスト化をさらに図ることができる。
この発明によれば、電力変換装置(負荷駆動装置)は、冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置を独自に備えるので、電力変換装置(負荷駆動装置)の冷却系統を内燃機関などの発熱装置の冷却系統と共通化できる。その結果、冷却システムが簡素化され、省スペース化および低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明による冷却システムが搭載されるハイブリッド自動車の全体ブロック図である。なお、図1では、ハイブリッド自動車の動力出力機構に関する部分が示されている。図1を参照して、ハイブリッド自動車100は、動力伝達ギア12と、ディファレンシャルギア14と、駆動輪16R,16Lと、プラネタリギア18と、動力取出ギア20と、チェーンベルト22と、モータジェネレータMG1,MG2と、エンジン24と、ダンパ30と、バッテリ31と、昇圧コンバータ32と、インバータ34,36と、制御装置38とを備える。
エンジン24のクランクシャフト25は、ダンパ30を介してプラネタリギア18およびモータジェネレータMG1に接続される。なお、ダンパ30は、クランクシャフト25のねじり振動の振幅を抑制する。
動力取出ギア20は、チェーンベルト22を介して動力伝達ギア12に接続される。そして、動力取出ギア20は、プラネタリギア18のリングギア44と結合され、リングギア44から受ける動力をチェーンベルト22を介して動力伝達ギア12に伝達する。動力伝達ギア12は、ディファレンシャルギア14を介して駆動輪16R,16Lに動力を伝達する。
プラネタリギア18は、クランクシャフト25と同軸のキャリア軸54に軸中心を貫通された中空のサンギア軸50に結合されたサンギア42と、キャリア軸54と同軸のリングギア軸52に結合されたリングギア44と、サンギア42とリングギア44との間に配置され、サンギア42の外周を自転しながら公転する複数のプラネタリピニオンギア46と、キャリア軸54の端部に結合され、各プラネタリピニオンギア46の回転軸を軸支するプラネタリキャリア48とから構成される。
このプラネタリギア18では、サンギア42、リングギア44およびプラネタリキャリア48にそれぞれ結合されたサンギア軸50、リングギア軸52およびキャリア軸54の3軸が動力の入出力軸とされ、3軸のいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、残りの1軸に入出力される動力は、決定された2軸へ入出力される動力に基づいて定まる。
モータジェネレータMG1,MG2は、3相交流同期電動発電機であり、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する3相コイルが巻回されたステータとを含む。モータジェネレータMG1のロータは、サンギア軸50に結合され、モータジェネレータMG2のロータは、リングギア軸52に結合されている。この各モータジェネレータMG1,MG2は、永久磁石による磁界と3相コイルによって形成される磁界との相互作用によりロータを回転駆動する電動機として動作するとともに、永久磁石による磁界とロータの回転との相互作用により3相コイルの両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。
バッテリ31は、たとえばニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池からなり、発生した直流電圧を昇圧コンバータ32へ供給するとともに、昇圧コンバータ32からの直流電圧によって充電される。
昇圧コンバータ32は、バッテリ31から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を昇圧してインバータ34,36へ出力する。また、昇圧コンバータ32は、インバータ34,36からの直流電圧を降圧してバッテリ31を充電する。
インバータ34,36は、昇圧コンバータ32から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してそれぞれモータジェネレータMG1,MG2へ出力する。また、インバータ34,36は、モータジェネレータMG1,MG2によって発電された交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータ32へ出力する。
制御装置38は、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値および回転数、ならびに昇圧コンバータ32の入出力電圧に基づいて昇圧コンバータ32における各パワートランジスタをオン/オフする制御信号を生成し、その生成した制御信号を昇圧コンバータ32へ出力する。
また、制御装置38は、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値および電流、ならびにインバータ34,36の入力電圧に基づいてインバータ34,36における各パワートランジスタをオン/オフする制御信号を生成し、その生成した制御信号をインバータ34,36へ出力する。
図2は、図1に示したハイブリッド自動車100における電気システムの回路図である。図2を参照して、この電気システムは、バッテリ31と、コンデンサC1と、インバータ装置110と、モータジェネレータMG1,MG2とを備える。インバータ装置110は、昇圧コンバータ32と、コンデンサC2と、インバータ34,36と、MG−ECU60とを含む。
昇圧コンバータ32は、リアクトルLと、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルLは、電源ラインPL1に一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。パワートランジスタQ1,Q2は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)からなる。パワートランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続され、MG−ECU60からの信号PWCをベース端子に受ける。そして、各パワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
インバータ34は、U相アーム62、V相アーム64およびW相アーム66を含む。U相アーム62、V相アーム64およびW相アーム66は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。U相アーム62は、直列に接続されたパワートランジスタQ11,Q12からなり、V相アーム64は、直列に接続されたパワートランジスタQ13,Q14からなり、W相アーム66は、直列に接続されたパワートランジスタQ15,Q16からなる。各パワートランジスタQ11〜Q16は、たとえばIGBTからなる。各パワートランジスタQ11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの中性点と反対側のコイル端にそれぞれ接続される。
インバータ36も、インバータ34と同様の構成からなり、U相アーム72、V相アーム74およびW相アーム76を含む。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、モータジェネレータMG2の各相コイルの中性点と反対側のコイル端にそれぞれ接続される。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に接続され、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続され、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。
昇圧コンバータ32は、MG−ECU60からの信号PWCに基づいて、パワートランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積することによってバッテリ31からの直流電圧を昇圧する。そして、昇圧コンバータ32は、その昇圧した昇圧電圧をパワートランジスタQ2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ出力する。また、昇圧コンバータ32は、MG−ECU60からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2を介してインバータ34および/または36から受ける直流電圧をバッテリ31の電圧レベルに降圧してバッテリ31を充電する。
インバータ34は、エンジン24の始動時、MG−ECU60からの信号PWM1に基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ34は、エンジン24の始動後は、MG−ECU60からの信号PWM1に基づいて、モータジェネレータMG1によって発電された交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
インバータ36は、MG−ECU60からの信号PWM2に基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG2へ出力する。これにより、モータジェネレータMG2は、所望のトルクを発生して駆動輪16R,16Lを駆動する。また、インバータ36は、車両の回生制動時、駆動輪16R,16Lの回転力を用いてモータジェネレータMG2が発電した交流電圧をMG−ECU60からの信号PWM2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
MG−ECU60は、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値および回転数、ならびに昇圧コンバータ32の入出力電圧に基づいて、昇圧コンバータ32を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ32へ出力する。なお、モータジェネレータMG1,MG2の回転数は、図示されない回転センサによって検出され、昇圧コンバータ32の入出力電圧は、図示されない電圧センサによって検出される。
また、MG−ECU60は、モータジェネレータMG1のトルク指令値および電流、ならびにインバータ34の入力電圧に基づいて、モータジェネレータMG1を駆動するための信号PWM1を生成し、その生成した信号PWM1をインバータ34へ出力する。さらに、MG−ECU60は、モータジェネレータMG2のトルク指令値および電流、ならびにインバータ36の入力電圧に基づいて、モータジェネレータMG2を駆動するための信号PWM2を生成し、その生成した信号PWM2をインバータ36へ出力する。なお、モータジェネレータMG1,MG2の電流は、図示されない電流センサによって検出され、インバータ34,36の入力電圧は、昇圧コンバータ32の出力電圧に相当する。
図3は、図1に示したハイブリッド自動車100における冷却システムの構成を示すブロック図である。図3を参照して、この冷却システムは、インバータ装置110と、モータジェネレータMG1,MG2と、エンジン24と、ラジエータ120と、ウォーターポンプ130と、冷媒路142〜150とを備える。
ラジエータ120の出力ポートとインバータ装置110との間に冷媒路142が設けられ、インバータ装置110とモータジェネレータMG1,MG2との間に冷媒路144が設けられる。また、モータジェネレータMG1,MG2とエンジン24との間に冷媒路146が設けられ、エンジン24とウォーターポンプ130との間に冷媒路148が設けられる。そして、さらに、ウォーターポンプ130とラジエータ120の入力ポートとの間に冷媒路150が設けられる。すなわち、インバータ装置110、モータジェネレータMG1,MG2、およびエンジン24は、共通の冷却水を用いて冷却される。
ウォーターポンプ130は、不凍液などの冷却水を循環させるためのポンプであって、図に示される矢印の方向に冷却水を循環させる。ラジエータ120は、インバータ装置110、モータジェネレータMG1,MG2およびエンジン24を循環してきた冷却水を冷却する。
内燃機関であるエンジン24は、発熱量が大きく、エンジン24を冷却する際の冷却水温度は、ラジエータ120を用いても110℃程度まで上昇し得る。一方、インバータ装置110に含まれる各パワートランジスタは、動作温度上限が150℃程度であり、インバータ装置110の冷却性を確保するには、冷却水の温度を65℃程度に抑える必要がある。
ここで、ラジエータ120を大型化して冷却水の温度を低減させることも考えられる。しかし、ラジエータ120を大型化することは、ラジエータ120の設置スペースを拡大する必要があり、省スペース化を大きく阻害する。また、エンジン24およびモータジェネレータMG1,MG2に対しては冷却能力が過剰となり効率的でない。
そこで、この実施の形態1では、インバータ装置110において、インバータ装置110に供給される冷却水を冷却するための独自のラジエータが設けられる。
図4は、図3に示したインバータ装置110の構成を概略的に示す側面図である。図4を参照して、インバータ装置110は、昇圧コンバータ32、インバータ34,36、MG−ECU60およびコンデンサC2と、これらを冷却するための冷却器210と、ラジエータ220と、冷媒路234とを含む。
昇圧コンバータ32、冷却器210、インバータ34,36、MG−ECU60およびコンデンサC2は、アルミや鉄などの金属部材からなるインバータケース(図示せず、以下同じ。)に格納される。
ラジエータ220は、インバータケースの上部に配設され、インバータケースと一体的に形成される。このラジエータ220は、冷媒路142から供給される冷却水を冷却し、その冷却した冷却水を冷媒路234を介して冷却器210に供給する。
冷却器210は、ラジエータ220から冷媒路234を介して供給される冷却水を用いて昇圧コンバータ32、インバータ34,36、MG−ECU60およびコンデンサC2を冷却し、冷媒路144へ冷却水を出力する。
このインバータ装置110においては、冷却器210の上流近傍に、冷却水を冷却するための独自のラジエータ220が設けられる。そして、冷媒路142から供給される冷却水は、ラジエータ220によって、昇圧コンバータ32、インバータ34,36、MG−ECU60およびコンデンサC2を冷却するのに必要十分な温度に冷却され、冷媒路234を介して冷却器210に供給される。
なお、上記においては、ラジエータ120からみて上流側からインバータ装置110、モータジェネレータMG1,MG2、エンジン24およびウォーターポンプ130の順に配置されるものとしたが、各装置の配置順は、上記の順に限定されるものではない。しかしながら、エンジン24やモータジェネレータMG1,MG2の出側の冷却水温度は、エンジン24やモータジェネレータMG1,MG2からの受熱により上昇しているので、ラジエータ120から見てエンジン24やモータジェネレータMG1,MG2よりも上流側にインバータ装置110を配設する方が、インバータ装置110に含まれるラジエータ220を小型化できるので好ましい。
以上のように、この実施の形態1によれば、冷却水を冷却するラジエータ220をインバータ装置110に独自に備えたので、エンジン24の冷却水を負荷駆動装置110の冷却に用いてもインバータ装置110が熱的に保護される。
そして、ラジエータ220は、インバータ装置110の冷却器210の上流近傍に配設されるので、ラジエータ220と冷却器210との間での外部からの受熱が極力排除される。したがって、ラジエータ220のサイズを必要最小限に抑えることができる。
[実施の形態1の変形例1]
図5は、この発明の実施の形態1の変形例1におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図5を参照して、このインバータ装置110Aは、図4に示した実施の形態1におけるインバータ装置110の構成において、風取込フード242と、冷却ファン244と、温度スイッチ246とをさらに含む。
風取込フード242は、ラジエータ220の側面に配設され、ラジエータ220側から冷却ファン244側へ向かって風路面積が大きくなるように形成される。風取込フード242は、ラジエータ220を冷却するための冷却風をラジエータ220により多く取込むために設けられるものである。
冷却ファン244は、ラジエータ220を冷却するための冷却風を強制的に発生し、その発生した冷却風を風取込フード242に供給する。この冷却ファン244は、温度スイッチ246からの信号に基づいてオン/オフ動作を行なう。具体的には、冷却ファン244は、H(論理ハイ)レベルの信号を温度スイッチ246から受けるとオンし、L(論理ロー)レベルの信号を温度スイッチ246から受けるとオフする。
温度スイッチ246は、冷却器210、冷却水、インバータ34,36または昇圧コンバータ32の温度を検出し、その検出した温度が所定の上限値を超えると、Hレベルの信号を冷却ファン244へ出力する。また、温度スイッチ246は、検出温度が所定の上限値以下のときは、Lレベルの信号を冷却ファン244へ出力する。
このインバータ装置110Aにおいては、冷却ファン244によって冷却風が強制的に発生され、その冷却風は、風取込フード242によって集められ、かつ、誘導されてラジエータ220に供給される。ここで、温度スイッチ246は、検出温度が所定の上限値を超えたか否かを検出し、冷却ファン242は、温度スイッチ246からの信号に基づいてオン/オフ動作を行なう。
なお、この実施の形態1の変形例1によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態1の変形例1によれば、ラジエータ220を冷却するための冷却ファン244を設けたので、ラジエータ220の冷却能力が向上する。また、冷却ファン244とラジエータ220との間に風取込フード242を設けたので、冷却ファン244によって発生された冷却風を効率的にラジエータ220に供給することができる。
さらに、温度スイッチ246からの信号に基づいて冷却ファン244のオン/オフ動作を行なうようにしたので、インバータ装置110Aの耐電圧の低下を招く過冷却を防止することができる。また、省電力にも寄与する。
[実施の形態1の変形例2]
図6は、この発明の実施の形態1の変形例2におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図6を参照して、このインバータ装置110Bは、図5に示した実施の形態1の変形例1におけるインバータ装置110Aの構成において、風路スカート252と、冷却フィン254と、支持部材256とをさらに備える。
風路スカート252は、断熱材からなり、このインバータ装置110Bの周囲を取囲むように配設される。この風路スカート252は、インバータ装置110Bの周囲からの輻射熱を断熱し、インバータ装置110Bの周囲からの受熱を防止する。また、この風路スカート252は、ラジエータ220が配設されているインバータ装置110Bの下部側が開口している。そして、この風路スカート252は、ラジエータ220を通過した冷却風または風取込フード242からの直接の冷却風をインバータケースに沿って誘導する。これにより、インバータ装置110Bがケース外面から冷却される。
冷却フィン254は、インバータケース外面に配設される。この冷却フィン254は、インバータ装置110Bの放熱能力を向上させるために設けられる。
支持部材256は、断熱材からなり、インバータケースとその上部に配設されるラジエータ220との間に配設される。この支持部材256は、ラジエータ220をインバータケースから浮かせて、ラジエータ220からインバータケースへ直接伝熱することを防止する。また、支持部材256は、ラジエータ220とインバータケースとの間に通風路を形成し、ラジエータ220とインバータケースとの間の蓄熱を抑制する。
なお、この実施の形態1の変形例2によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態1の変形例2によれば、風路スカート252を設けたので、インバータ装置110Bの周囲からの受熱を防止できる。また、風路スカート252内に冷却風を通風させることによって、インバータ装置110Bを効率的に冷却できる。さらに、インバータケースの外面に冷却フィン254を設けたので、インバータ装置110Bの放熱能力が向上する。また、さらに、ラジエータ220とインバータケースとの間に支持部材256を設けたので、ラジエータ220とインバータケースとの間の伝熱および蓄熱を抑制することができる。
[実施の形態1の変形例3]
図7は、この発明の実施の形態1の変形例3におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図7を参照して、このインバータ装置110Cは、図4に示した実施の形態1におけるインバータ装置110の構成において、ラジエータ220に代えてラジエータ220Aを含む。
ラジエータ220Aは、インバータケースの側面に配設される。そして、ラジエータ220Aは、冷媒路142から供給される冷却水を冷却し、その冷却した冷却水を冷却器210に供給する。
なお、この実施の形態1の変形例3によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
このように、冷却器210に供給される冷却水を冷却するラジエータは、インバータケースの側面に配設してもよく、この実施の形態1の変形例3によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態1の変形例4]
図8は、この発明の実施の形態1の変形例4におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図8を参照して、このインバータ装置110Dは、図5に示した実施の形態1の変形例1におけるインバータ装置110Aの構成において、温度スイッチ246に代えてECU262を含む。
ECU262は、冷却器210、冷却水、インバータ34,36、および/または昇圧コンバータ32の温度をMG−ECU60から受け、その受けた温度に基づいて冷却ファン244のオン/オフを制御する。すなわち、MG−ECU60は、インバータ34,36や昇圧コンバータ32の制御のため、冷却器210や冷却水、インバータ34,36、昇圧コンバータ32などの温度を検出しているので、ECU262は、この検出温度を用いて冷却ファン244のオン/オフを制御する。
そして、ECU262は、MG−ECU60からの検出温度が所定の上限値を超えたか否かを判定する。ECU262は、検出温度が所定の上限値を超えたと判定すると、Hレベルの信号を冷却ファン244へ出力する。また、ECU262は、検出温度が所定の上限値以下であると判定すると、Lレベルの信号を冷却ファン244へ出力する。
なお、この実施の形態1の変形例4によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態1の変形例4によれば、冷却ファン244のオン/オフ制御をECU262によって行なうようにしたので、冷却ファン244のオン/オフ制御をより柔軟に行なうことができる。
[実施の形態1の変形例5]
図9は、この発明の実施の形態1の変形例5におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図9を参照して、このインバータ装置110Eは、図6に示した実施の形態1の変形例2におけるインバータ装置110Bの構成において、風取込フード242および冷却ファン244に代えて、それぞれ風取込フード242Aおよび冷却ファン244Aを含む。
風取込フード242Aは、ラジエータ220の上部に配設され、ラジエータ220側から冷却ファン244A側へ向かって風路面積が大きくなるように形成される。そして、冷却ファン244Aは、風取込フード242Aのさらに上部に配設され、ラジエータ220を冷却するための冷却風を強制的に発生して風取込フード242Aに供給する。
このインバータ装置110Eにおいては、冷却ファン244Aは、ラジエータ220の上部から下方向に向けて冷却風を供給する。これにより、ラジエータ220を通過した冷却風は、風路スカート252内をインバータケースに沿って均一に流される。
なお、この実施の形態1の変形例5によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態1の変形例5によれば、風路スカート252内において冷却風がインバータケースに沿って均一に流されるので、インバータ装置110Eが均一に冷却される。したがって、インバータ装置110Eを効率的に冷却することができる。
[実施の形態2]
図10は、この発明の実施の形態2におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図10を参照して、このインバータ装置110Fは、図4に示した実施の形態1におけるインバータ装置110の構成において、ラジエータ220に代えて冷却素子274を含む。そして、冷媒路142は、冷却器210に接続される。
冷却素子274は、冷媒路142において冷却器210の上流近傍に配設される。この冷却素子274は、ペルチェ効果を利用して物体を冷却する熱電変換素子であって、素子に流す電流量に比例した熱エネルギーを冷媒路142およびその内部を流れる冷却水から吸収する。
このインバータ装置110Fにおいては、冷却器210の上流近傍に、冷却水を冷却するための冷却素子274が設けられる。そして、冷媒路142から供給される冷却水は、冷却素子274によって、昇圧コンバータ32、インバータ34,36、MG−ECU60およびコンデンサC2を冷却するのに必要十分な温度に冷却されて冷却器210に供給される。
なお、この実施の形態2によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態2によれば、冷却器210に供給される冷却水の冷却に冷却素子274を用いたので、実施の形態1と同様の効果を得つつ、実施の形態1よりもさらに省スペース化を実現することができる。
[実施の形態2の変形例1]
図11は、この発明の実施の形態2の変形例1におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図11を参照して、このインバータ装置110Gは、図10に示した実施の形態2におけるインバータ装置110Fの構成において、注水管276と、複数の冷却素子278と、ECU280とをさらに含む。
注水管276は、冷却器210と冷媒路142との間に配設される。この注水管276は、冷却フィンまたはラジエータ構造を有する流水路であって、冷却水と冷却素子274との間の熱交換率を向上させるために設けられる。
冷却素子278は、冷却素子274と同様に、ペルチェ効果を利用して物体を冷却する熱電変換素子である。冷却素子278は、インバータケースの外面に複数配設され、インバータ装置110Gをケース外面から冷却する。
ECU280は、冷却器210、冷却水、インバータ34,36、および/または昇圧コンバータ32の温度をMG−ECU60から受け、その受けた温度に基づいて冷却素子274,278に流す電流量を制御する。すなわち、ペルチェ効果を利用する冷却素子274,278は、通電量に比例した熱エネルギーを吸収するので、ECU280は、MG−ECU60からの温度が所定の上限値を超えたと判定すると、その温度に応じた電流を冷却素子274,278に通電させる。また、ECU280は、MG−ECU60からの温度が所定の上限値以下であると判定すると、冷却素子274,278における通電を停止させる。
なお、この実施の形態2の変形例1によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
なお、上記において、注水管276に代えてマイクロチャネル冷却器を設けてもよい。このマイクロチャネル冷却器も、冷却水と冷却素子274との間の熱交換率を向上させることができる。
また、上記において、ECU280は、MG−ECU60から受ける検出温度に応じて、冷却素子274,278へ直接電流を供給してもよいし、冷却素子274,278へ制御信号を出力して冷却素子274,278の通電量を制御してもよい。
また、上記においては、ECU280は、MG−ECU60において検出された温度を用いるものとしたが、検出温度に代えて、インバータ34,36の負荷に基づいて推定した温度を用いてもよい。
また、上記においては、複数の冷却素子278は、インバータケースの外面に配設されるものとしたが、インバータケースの内部に配設してもよい。
以上のように、この実施の形態2の変形例1によれば、冷却水と冷却素子274との熱交換率を向上させる注水管276を設けたので、冷却器210に供給される冷却水を効率的に冷却することができる。
また、インバータケースの外面にも複数の冷却素子278を配設したので、インバータ装置110Gの冷却性が向上する。
さらに、冷却素子274,278の通電量すなわち冷却性能をECU280によって制御するようにしたので、インバータ装置110Gの耐電圧の低下を招く過冷却を防止することができる。また、省電力にも寄与する。
[実施の形態2の変形例2]
図12は、この発明の実施の形態2の変形例2におけるインバータ装置の構成を示す図である。なお、この図12では、インバータ装置における冷却器およびインバータの近傍が拡大して示される。図12を参照して、このインバータ装置110Hは、図10に示した実施の形態2におけるインバータ装置110Fの構成において、冷却素子274に代えて冷却素子294を含む。
冷却素子294は、冷却素子274と同様に、ペルチェ効果を利用して物体を冷却する熱電変換素子である。冷却素子294は、インバータ装置110Fの内部に配設され、冷却器210内における冷媒路の上流近傍に配設される。すなわち、図10に示した実施の形態2におけるインバータ装置110Fにおいては、冷却素子274は、インバータケースの外部に配設されるが、この実施の形態2の変形例2におけるインバータ装置110Hにおいては、冷却素子294は、インバータケースの内部であって、冷却水の流入口近傍に配設される。
なお、この実施の形態2の変形例2によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態2の変形例2によれば、冷却器210に供給される冷却水を冷却する冷却素子294がインバータケースの内部に配設されるので、冷却素子294の配線などの取扱いが容易になる。また、冷却素子294の冷却効率も向上する。
[実施の形態3]
図13は、この発明の実施の形態3におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。図13を参照して、このインバータ装置110Iは、図4に示したインバータ装置110の構成において、冷却素子296をさらに含む。
冷却素子296は、上述した冷却素子274と同様に、ペルチェ効果を利用して物体を冷却する熱電変換素子である。冷却素子296は、ラジエータ220と冷却器210との間に配設される冷媒路234に配設される。
このインバータ装置110Iにおいては、冷媒路142から供給される冷却水は、ラジエータ220によって冷却され、その後、ラジエータ220から冷却器210への冷媒路234において冷却素子296によってさらに冷却される。
なお、この実施の形態3によるハイブリッド自動車ならびにその電気システムおよび冷却システムの全体構成は、実施の形態1と同じである。
以上のように、この実施の形態3によれば、インバータ装置110Iに供給される冷却水を冷却する手段としてラジエータ220および冷却素子296を備えるので、冷却水の冷却能力が非常に高い。したがって、インバータ装置110Iの冷却にエンジン24と共通の冷却水を用いても、インバータ装置110Iを確実に熱的に保護することができる。
なお、上記の各実施の形態においては、高温となるエンジン24の冷却水をインバータ装置110,110A〜110Iの冷却に用いるものとしたが、この発明は、インバータ装置に要求される冷却水温度よりも高いその他の冷媒をインバータ装置の冷却に用いる場合にも適用できる。たとえば、100℃を超える高温になり得るモータ冷却用オイルまたはモータ冷却水などをインバータ装置の冷却に用いる場合にも適用できる。
また、上記においては、インバータ装置110,110A〜110Iは、冷却系統においてエンジン24に直列に配設されるものとしたが、インバータ装置110,110A〜110Iは、エンジン24に並列に配設してもよい。この場合、インバータ装置110,110A〜110Iに分流される冷却水の水量に応じてラジエータ220,220Aおよび冷却素子274,294,296のサイズ(能力)を決定すればよいので、ラジエータ220,220Aおよび冷却素子274,294,296のサイズ(能力)を抑えることができる。その結果、冷却システムの小型化および低コスト化を図ることができる。
なお、上記において、エンジン24は、この発明における「発熱装置」および「内燃機関」に対応する。また、インバータ装置110,110A〜110Iの各々は、この発明における「電力変換装置」に対応し、昇圧コンバータ32およびインバータ34,36は、この発明における「電力変換部」に対応する。さらに、ラジエータ120は、この発明における「第1のラジエータ」および「ラジエータ」に対応し、ラジエータ220,220Aおよび冷却素子274,294,296の各々は、この発明における「冷却装置」に対応する。また、さらに、ラジエータ220,220Aの各々は、この発明における「第2のラジエータ」に対応し、冷却ファン244,244Aの各々は、この発明における「強制冷却装置」に対応する。また、さらに、モータジェネレータMG2は、この発明における「回転電機」に対応し、バッテリ31は、この発明における「直流電源」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明による冷却システムが搭載されたハイブリッド自動車の全体ブロック図である。 図1に示すハイブリッド自動車における電気システムの回路図である。 図1に示すハイブリッド自動車における冷却システムの構成を示すブロック図である。 図3に示すインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1の変形例1におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1の変形例2におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1の変形例3におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1の変形例4におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1の変形例5におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態2の変形例1におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。 この発明の実施の形態2の変形例2におけるインバータ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるインバータ装置の構成を概略的に示す側面図である。
符号の説明
12 動力伝達ギア、14 ディファレンシャルギア、16R,16L 駆動輪、18 プラネタリギア、20 動力取出ギア、22 チェーンベルト、24 エンジン、25 クランクシャフト、30 ダンパ、31 バッテリ、32 昇圧コンバータ、34,36 インバータ、38 制御装置、42 サンギア、44 リングギア、46 プラネタリピニオンギア、48 プラネタリキャリア、50 サンギア軸、52 リングギア軸、54 キャリア軸、60 MG−ECU、62,72 U相アーム、64,74 V相アーム、66,76 W相アーム、100 ハイブリッド自動車、110,110A〜110I インバータ装置、120,220,220A ラジエータ、130 ウォーターポンプ、142〜150,234 冷媒路、210 冷却器、242,242A 風取込フード、244,244A 冷却ファン、246 温度スイッチ、252 風路スカート、254,292 冷却フィン、256 支持部材、262,280 ECU、274,278,294,296 冷却素子、276 注水管、C1,C2 コンデンサ、PL1,PL2 電源ライン、SL 接地ライン、L リアクトル、Q1,Q2,Q11〜Q16,Q21〜Q26 パワートランジスタ、D1,D2,D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (7)

  1. 冷却を要する発熱装置と、
    前記発熱装置と冷却系統が共通化された電力変換装置と、
    前記発熱装置および前記電力変換装置に冷媒を循環させるための冷媒路と、
    前記発熱装置および前記電力変換装置から受熱した冷媒を冷却する第1のラジエータとを備え、
    前記電力変換装置は、
    冷却を要する電力変換部と、
    前記冷媒路から供給される冷媒を用いて前記電力変換部を冷却する冷却器と、
    前記冷媒路において前記冷却器の上流近傍に配設され、前記冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置とを含む、冷却システム。
  2. 前記電力変換装置は、前記冷媒路において前記第1のラジエータからみて前記発熱装置よりも上流側に配設される、請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記冷却装置は、第2のラジエータを含む、請求項1または請求項2に記載の冷却システム。
  4. 前記冷却装置は、前記第2のラジエータを強制的に冷却する強制冷却装置をさらに含む、請求項3に記載の冷却システム。
  5. 前記冷却装置は、ペルチェ効果を用いて前記冷媒を冷却する冷却素子を含む、請求項1または請求項2に記載の冷却システム。
  6. 前記冷却装置は、
    第2のラジエータと、
    前記冷媒路において前記第2のラジエータに直列に配設され、ペルチェ効果を用いて前記冷媒を冷却する冷却素子とを含む、請求項1または請求項2に記載の冷却システム。
  7. 内燃機関と、
    前記内燃機関と冷却系統が共通化され、車両の駆動力を発生する回転電機を駆動する負荷駆動装置と、
    前記内燃機関および前記負荷駆動装置に冷媒を循環させるための冷媒路と、
    前記内燃機関および前記負荷駆動装置から受熱した冷媒を冷却するラジエータとを備え、
    前記負荷駆動装置は、
    直流電源と前記回転電機との間で電力の変換を行なう電力変換部と、
    前記冷媒路から供給される冷媒を用いて前記電力変換部を冷却する冷却器と、
    前記冷媒路において前記冷却器の上流近傍に配設され、前記冷却器に供給される冷媒を冷却する冷却装置とを含む、ハイブリッド自動車。
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