JP2010272451A - 回路遮断器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路遮断器1は、第1の固定接点21を有する第1の固定接触子1と、第2の固定接点31を有する第2の固定接触子3と、第1の固定接点21に対向する第1の可動接点41及び第2の固定接点31に対向する第2の可動接点42を有する可動接触子4とを備える。可動接触子4は、第1の固定接点21と第1の可動接点41を結ぶ直線に対して略平行である平行電路部43を有し、平行電路部4における電流方向と第1の固定接点21から第1の可動接点41への電流方向とが逆向きになっている。可動接触子4が開極する時に、第1の固定接点21と第1の可動接点41間のアークが、平行電路部43を流れる電流の磁場によって伸張されるので、高い限流効果が得られ、接点の損傷を抑えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明の第1の実施形態に係る回路遮断器1について図1を参照して説明する。回路遮断器1は、商用電源又は負荷機器の一方に接続される第1の固定接触子2と、商用電源又は負荷機器の他方に接続される第2の固定接触子3と、第1の固定接触子2及び第2の固定接触子3と開閉動作をする可動接触子4と、各接触子等を覆う筐体5(1点鎖線で表示。以降では図示略)とを備える。第1の固定接触子2と第2の固定接触子3とは、上下2段に平行に設けられており、第1の固定接触子2は上面に第1の固定接点21を有し、第2の固定接触子3は上面に第2の固定接点31を有している。可動接触子4はU字形状であり、上辺の下面に第1の固定接点21に対向する第1の可動接点41を有し、下辺の下面に第2の固定接点31に対向する第2の可動接点42を有している。
本発明の第2の実施形態に係る回路遮断器について図3を参照して説明する。本実施形態において、第1の実施形態の回路遮断器と同等の構成については説明を省略する。本実施形態の回路遮断器1は、第1の実施形態の構成に加えて、アークにより発生したガスを排気する排気口51を筐体5(図1参照)に有している。排気口51は、接点開極時における第1の固定接点21と第1の可動接点41を結ぶ直線に対して、平行電路部43と反対側方向に設けられている。可動接触子4が引き外されて第1の固定接点21と第1の可動接点41との間にアークが発生し、アークによって発生したガスが、排気口51から排出される。このガスの排気方向と、アークが平行電路部43を流れる電流から受けるローレンツ力の方向が同じなので、アークは第1の実施形態よりも更に伸長される。
本発明の第3の実施形態に係る回路遮断器について図4を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第1の実施形態の構成に加えて、第1の固定接点21と平行電路部43との間の短絡を防止する絶縁体61を有している。絶縁体61は、第1の固定接点21から平行電路部43を見たときに、平行電路部43が見えないように、平行電路部43の全体を覆っている。絶縁体61は、例えばナイロンやPBT等の絶縁材により成り、平行電路部43に固定されている。
本発明の第4の実施形態に係る回路遮断器について図5及び6を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第1の実施形態の構成に加えて、第1の固定接点21と平行電路部43の間に、閉極時及び開極時において第1の固定接点21から平行電路部43を遮蔽するための第1の固定絶縁体62を有している。この固定絶縁体62は、第1の固定接点21から平行電路部43を見たときに、平行電路部43が見えないように、平行電路部43を遮蔽している。
本発明の第5の実施形態に係る回路遮断器について図7を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第4の実施形態の構成に加えて、可動接触子4の開閉動作をガイドする第2の固定絶縁体63を有している。この固定絶縁体63は、平行電路部43に対して第1の固定絶縁体62とは反対側にシャーシに取り付けられており、第1の固定絶縁体62との間に平行電路部43を挟んで可動接触子4の開閉動作のガイドを行なう。第2の固定絶縁体63は、例えばナイロンやPBT等の絶縁材により成っている。
本発明の第6の実施形態に係る回路遮断器について、図8を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第1の実施形態の構成に加えて、第2の可動接点42と第2の固定接点31の間のアークを伸長させる第2の平行電路部33を第2の固定接触子3に有している。第2の平行電路部33は、第2の固定接触子3から上方に立ち上がっており、第2の可動接点42と第2の固定接点31とを結ぶ直線に対して略平行であり、第2の平行電路部33における電流方向と第2の可動接点42から第2の固定接点31への電流方向とが逆向きになっている。
本発明の第7の実施形態に係る回路遮断器について図9を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第6の実施形態の構成に加えて、アークにより発生したガスを排気する排気口52を筐体5に有している。排気口52は、接点開極時における第2の可動接点42と第2の固定接点31を結ぶ直線に対して、第2の平行電路部33と反対側方向に設けられている。この排気口52により、第2の実施形態と同様に、可動接触子4が引き外されて第2の可動接点42と第2の固定接点31の間にアークが発生したときに、アークによって発生したガスが、排気口52から排出される。ガスが排気口52から排出されるので、アークがガスによって排気口52の方に伸長される。このガスの排気方向と、アークが第2の平行電路部33を流れる電流から受けるローレンツ力の方向が同じなので、アークは第6の実施形態よりも更に伸長される。これにより、高い限流効果が得られ、第2の可動接点42及び第2の固定接点31の損傷が更に抑えられる。
本発明の第8の実施形態に係る回路遮断器について図10を参照して説明する。本実施形態の回路遮断器1は、第6の実施形態の構成に加えて、第2の可動接点42と第2の平行電路部33との間の短絡を防止する絶縁体64を有している。絶縁体64は、第2の可動接点42から第2の平行電路部33を見たときに、第2の平行電路部33が見えないように、第2の平行電路部33の全体を覆っている。絶縁体64は、例えばナイロンやPBT等の絶縁材により成り、第2の平行電路部33に固定されている。なお、絶縁体64は、第2の平行電路部33の一部を覆うものであっても構わない。
2 第1の固定接触子
21 第1の固定接点
3 第2の固定接触子
31 第2の固定接点
33 第2の平行電路部
4 可動接触子
41 第1の可動接点
42 第2の可動接点
43 平行電路部
5 筐体
51、52 排気口
61、64 絶縁体
62 第1の固定絶縁体
63 第2の固定絶縁体
Claims (8)
- 第1の固定接点を有する第1の固定接触子と、第2の固定接点を有する第2の固定接触子と、前記第1の固定接点に対向する第1の可動接点及び前記第2の固定接点に対向する第2の可動接点を有して開閉動作をする可動接触子と、を備えた回路遮断器において、
前記可動接触子は、第1の可動接点と第2の可動接点との間に、接点開極時における前記第1の固定接点と第1の可動接点を結ぶ直線に対して略平行である平行電路部を有し、
前記可動接触子の接点が第1の固定接触子及び第2の固定接触子の各接点から開極する時に、該開極により遮断されようとする前記平行電路部における電流方向と前記第1の固定接点から前記第1の可動接点への電流方向とが逆向きであり、前記平行電路部を流れる電流の磁場が前記第1の固定接点と第1の可動接点間のアークに作用することを特徴とする回路遮断器。 - 前記各固定接触子及び可動接触子を覆う筐体を更に備え、
前記筐体は、開極時における前記第1の固定接点と第1の可動接点を結ぶ直線に対して、前記平行電路部と反対側に排気口を有したことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。 - 前記第1の固定接点から前記平行電路部を見たときに、該平行電路部の一部又は全部が見えないように該平行電路部の一部又は全部が絶縁体で覆われていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路遮断器。
- 前記第1の固定接点から前記平行電路部を見たときに、該平行電路部の一部又は全部が見えないように該第1の固定接点と平行電路部の間に第1の固定絶縁体を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路遮断器。
- 前記平行電路部に対して前記第1の固定絶縁体とは反対側に第2の固定絶縁体を有し、
前記第1の固定絶縁体及び第2の固定絶縁体は、前記平行電路部を挟み前記可動接触子の開閉動作のガイドとなることを特徴とする請求項4に記載の回路遮断器。 - 前記第2の固定接触子は、接点開極時における前記第2の可動接点と第2の固定接点を結ぶ直線に対して略平行である第2の平行電路部を有し、
前記可動接触子の接点が第1の固定接触子及び第2の固定接触子の各接点から開極する時に、該開極により遮断されようとする前記第2の平行電路部における電流方向と前記第2の可動接点から前記第2の固定接点への電流方向とが逆向きであり、前記第2の平行電路部を流れる電流の磁場が前記第2の可動接点と第2の固定接点間のアークに作用することを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。 - 前記各固定接触子及び可動接触子を覆う筐体を更に備え、
前記筐体は、開極時における前記第2の可動接点と第2の固定接点とを結ぶ直線に対して、前記第2の平行電路部と反対側に排気口を有したことを特徴とする請求項6に記載の回路遮断器。 - 前記第2の可動接点から前記第2の平行電路部を見たときに、該第2の平行電路部の一部又は全部が見えないように該第2の平行電路部の一部又は全部が絶縁体で覆われていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の回路遮断器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101158641B1 (ko) | 2010-11-23 | 2012-06-26 | 이관희 | 가동자 구조를 변형한 저압 차단기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612223A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-08 | 三菱電機株式会社 | 回路しや断器 |
JP2001093395A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Fuji Electric Co Ltd | 回路遮断器の接触子装置 |
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2009
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