JP2010271599A - シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成されたシートを判別して不適正シートを経路外に排除して乱丁を招くことなく効率的に後処理を継続することが可能なシート後処理装置を提供する。
【解決手段】シートを後処理部に給送するシート判別経路P1に画像の適否を判別する判別手段を設け、その判別結果に基づいて不適正シートを取出すイジェクトトレイ55と、後続シートを一時的にスタックするバッファトレイ54とを設ける。このバッファトレイ54は複数のシートを収納して収納順位で後処理部に向けて繰り出すことが可能に構成する。そして、シート判別経路P1に適正な正常シートが再給送されたとき、この正常シートに続いてバッファトレイ54に滞留されているシートを後処理部に給送する制御手段を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置で画像形成されたシートの適否を判別するシート後処理装置に係わり、不適合なシートを装置外に搬出するのと同時に、適正なシートを再作成して後処理部にページ順位で給送するシート給送機構の改良に関する。
一般に、この種のシート後処理装置は、プリンタ、印刷機、複写機、ファクシミリ等の画像形成部に付設され、画像形成されたシートに後処理を施す装置として広く知られている。そして画像形成されたシートをページ順に部揃え集積してスタックする。或いは部揃えしたシート束を綴じ合わせて製本処理する。或いは部揃えしたシート束にパンチ、捺印などの処理を施す装置として知られている。
このような後処理装置として、例えば特許文献1には先行するシート(束)の後処理中に、後続するシートを経路中に滞留させ、先行シートの処理後に滞留シートを後処理部に給送する装置が提案されている。同文献には後続する複数のシートを経路中に滞留させ、その後方から送られたシートと先端を一致させて処理部に同時搬送する装置が提案されている。
また、紙幣判別装置などで順次送られるシートを真偽判別して不適合シートを経路外のイジェクト部に搬出する装置も知られている。
特開2005−132616号公報
上述のように、連続して送られるシートをページ順に部揃えして後処理部に給送する際に、先行するシートの処理中に送られる後続シートを経路内に滞留する装置は特許文献1など種々の機構が知られている。また、このような画像形成されたシートの画像を適否判別し、エラーシートを経路外に排除する画像形成装置も知られている。そしてシートに形成された画像の適否は、その画像を読取ったデータと画像形成する基データとを比較して適否判別する場合と、シートに予め設定された綴じ代、断裁代などの余白部に画像が形成されているか否かを判別する場合が知られている。
このような、後処理装置において不適正シートを判別したとき、従来はこの不適正シートを経路外に搬出するのと同時にシートジャムとして装置を停止し、オペレータが画像の再作成と、ページ揃えを実行するようにしている。従って不適正シートが発見されたときにはこのシートに後続するシートが経路中に存在すると、これを取り除いて不適正シートから再度、画像形成をやり直しているため、画像形成のロスを招いている。
そこで本発明者は、不適正シートを判別したとき、これに後続するシートを経路中に滞留させ、同時に不適正シートの画像を再作成して後処理部に案内し、その後に滞留シートを後処理部に案内することによってページ順が狂うことなく、連続して後処理を継続することが出来るとの着想に至った。
本発明は、画像形成されたシートを判別して不適正シートを経路外に排除して乱丁を招くことなく効率的に後処理を継続することが可能なシート後処理装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、シートを後処理部に給送するシート判別経路に画像の適否を判別する判別手段を設け、その判別結果に基づいて不適正シートを取出すイジェクトトレイと、後続シートを一時的にスタックするバッファトレイとを設ける。このバッファトレイは複数のシートを収納して収納順位で後処理部に向けて繰り出すことが可能に構成する。そして、シート判別経路に適正な正常シートが再給送されたとき、この正常シートに続いてバッファトレイに滞留されているシートを後処理部に給送する制御手段を設けることを特徴としている。
以下その構成を詳述するに、シート上に形成された画像が所定条件に適合するか否か判別して後処理部(B2)に給送するシート後処理装置であって、搬入口(51)から受入れたシートを後処理部に給送するシート判別経路(P1)と、前記シート判別経路中に配置され、シート上の画像を読取る画像読取手段(53)と、前記画像読取手段からの読取情報に基づいてシートの適否を判別する判別手段(63)と、前記画像読取手段の下流側に配置され、シートを一時的にスタックするバッファトレイ(54)と、前記画像読取手段の下流側に配置され、前記シート判別経路からシートを搬出するイジェクトトレイ(55)と、前記判別手段の判別結果に基づいて前記画像読取手段からのシートを下流側に移送する制御手段(71)と、を備える。
そして前記バッファトレイは、前記シート判別経路から複数のシートを収納可能であると共に、このバッファトレイには、複数のシートを収納した順位で分離給送するピックアップ手段(60)と、このピックアップ手段からのシートを前記後処理部に案内する搬出経路(P2)と、を設ける。そこで前記制御手段は、前記判別手段で不適合と判断されたシートを前記イジェクトトレイに搬出すると共に後続するシートを前記バッファトレイに滞留し、前記画像読取手段に正常のシートが給送されたとき、この正常シートに続いて前記バッファトレイから滞留シートを前記後処理部に給送するように構成する。
本発明は、シート判別経路で画像の適否を判別して、不適正シートをイジェクトトレイに搬出し、後続シートをバッファトレイに滞留させてシート判別経路に適正な正常シートが再給送されたとき、この正常シートに続いてバッファトレイに滞留されているシートを後処理部に給送するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
画像の欠落、或いは余白部に画像形成された不適合シートを、装置を停止することなく経路外に排除し、再作成された正常シートを、ページ順を狂わせることなく後処理部に給送することが可能である。このため、従来シートジャムとして不適合シートと後続するシートの画像形成をやり直していた場合に比べ、画像形成の無駄を招くことがなく、同時に効率的な高速処理が可能である。
更に、本発明は画像形成されたシートを略々水平方向から搬入し、このシートを鉛直方向に変更してバッファトレイに滞留させる構成によって、装置経路を小型コンパクトに形成することが出来る。
本発明に係る画像形成システムの全体構成図。 図1の装置における後処理装置の全体構成説明図。 図2の装置の詳細構成を示す説明図。 本発明に於ける判別ユニットの構成説明図。 図1の装置における制御部の構成を示すブロック図。 本発明に於ける判別ユニットの動作フロー図。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示し、図2は後処理装置の全体構成の説明図を、図3は後処理装置の詳細構成を示す説明図である。そこで図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと後処理装置Bで構成され、後処理装置Bにはユニットとしてシート折り装置Cが組み込まれている。以下順次説明する。
[画像形成装置の構成]
図1に示す画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排紙口3からシートを搬出する。給紙部1は複数サイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。
このように画像形成されたシートは本体排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路10で表裏反転された後、本体排紙口3から搬出される。
図示11はスキャナユニットであり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、光電変換素子14で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部17に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタッカ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成の画像形成装置Aには図5に示す本体制御部65が設けられ、コントロールパネル18から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などのプリントアウト条件が設定される。一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ記憶部17に蓄積され、このデータ記憶部17から画像データはバッファメモリ19に転送され、このバッファメモリ19から順次レーザ発光器5にデータ信号が移送されるように構成されている。
上記コントロールパネル18からは画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じモード」「シート束折りモード」などが指定される。そして画像形成装置Aは画像形成条件及び後処理条件に応じてシート上に画像形成する。画像形成条件として「片面印刷」、後処理条件として「プリントアウトモード」又は「ステープル綴じモード」が設定されると、画像形成部2で指定されたシート上に所定の画像を形成し、このシートを本体スイッチバック経路10で表裏反転した後本体排紙口3に搬出する。
画像形成装置Aでは一連のシートを1ページからnページ目に順次画像形成する。後述する後処理装置Bでは1ページ目からフェースダウンの状態で搬出されたシートを受け取り、「プリントアウトモード」のときには後処理装置Bに配置した第1排紙トレイ21に順次積載収納し、「ステープル綴じモード」のときには後処理装置Bに配置された集積トレイ29に積載収納する。そしてこの集積トレイ上に集積されたシートはジョブ終了信号で後述するステープル装置33で綴じ合わされ、第1排紙トレイ21に収納される。
[後処理装置の構成]
次に本発明に係わる後処理装置Bについて説明する。図1に示す後処理装置Bは判別ユニットB1と後処理ユニットB2に分離されたユニットで構成している。そして判別ユニットB1は図4に示すようにケーシング50と、搬入口51と、搬出口52と、シート判別経路P1と、画像読取手段53と、バッファトレイ54と、イジェクトトレイ55から構成されている。
ケーシング50には前述の画像形成装置Aの本体排紙口3に連なる搬入口51が設けられ、この搬入口51からシート判別経路P1が画像形成されたシートを受け入れるように構成されている。この搬入口51と対向する略々水平方向に搬出口52が設けられ、この搬出口52には後述する後処理ユニットB2が連設されるようになっている。
そして搬入口51と搬出口52の間に図4に示すように略々U字形状にシート判別経路P1が設けられている。このシート判別経路P1には順次シートを下流側に移送する搬送ローラ56が設けられ、各ローラは図示しない駆動モータに連結されている。また、このシート判別経路P1には画像読取手段53が搬入口51の近傍に配置されている。この画像読取手段53の詳細は後述する。
上記画像読取手段53の下流側にはバッファトレイ54が、U字形状のシート判別経路P1の中央部に略々鉛直姿勢でシートを一時的に収容するように配置されている。図示57は経路切換手段であり、シート判別経路5P1から分岐して配置されたバッファトレイ54にシートを案内する。このバッファトレイ54はシート判別経路P1から送られた最初のシートを下に、次のシートをその上に順次積載収納するように配置されている。このようにバッファトレイ54を略々立位姿勢でシートを収納するように配置したのは装置を小型化、特に水平方向の装置幅を小型でコンパクトに構成するためである。
上記バッファトレイ54には搬入ローラ58とシート下端を係止するシート端ストッパ59が設けられ、この搬入ローラ58とシート端ストッパ59はユニット化され図4矢印方向に位置移動可能に構成されている。これはシートサイズに応じてシート端ストッパ59と搬入ローラ58の位置を変更するためである。
また上記バッファトレイ54には積載したシートをページ順位で繰り出すピックアップ手段60が設けてある。図示のピックアップ手段60はバッファトレイ上の最下層シートを繰り出す繰出ベルト60aと、シートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラ60bと、シートの重送を阻止する分離ローラ60cで構成されている。そして給紙ローラ60bはシート繰り出し方向に、分離ローラ60cはその反対方向に回転するように駆動連結されている。また分離ローラ60cはバッファトレイ上の最上シートから退避した位置と係合する位置との間で昇降するように構成され図示しない作動ソレノイドに連結されている。
上記バッファトレイ54には搬出経路P2が連結され、この搬出経路P2は前述のシート判別経路P1の搬出口52にシートを案内するように配置されている。この搬出口52には搬出ローラ52rが設けられている。従ってバッファトレイ54に積載されたシートはピックアップ手段60で搬出口52に集積された順序で送られることとなる。
上記シート判別経路P1には、画像読取手段53の下流側にイジェクトトレイ55が設けられている。シート判別経路P1にはイジェクト経路P3が連設され、このイジェクト経路P3に送られたシートはイジェクトトレイ55に収容される。図示55rは搬送ローラである。
そしてシート判別経路P1とイジェクト経路P3との分岐部には経路切換手段(第2経路切換手段)61が設けられている。この経路切換手段61はシート判別経路P1からのシートをイジェクト経路P3に案内するガイド姿勢(Sh2;図4参照)と、このシートを搬出口52に案内するガイド姿勢(Sh1)と、搬出経路P2からのシートを搬出口52に案内するガイド姿勢(Sh3)に切り換えられる。このためこの第2経路切換手段61には、ミニモータなどのアクチュエータに連結されている。
[画像読取手段の構成]
前述の画像読取手段53は、画像形成装置Aから送られたシート上の画像を読取る光電変換センサで構成されている。このセンサとしてはCCDセンサ、密着センサなど種々のディバイスが採用可能である。そしてこのセンサで読み取った画像データに基づいてシート上に形成された画像が所定条件に適合するか否か判別する「判別手段63」が構成される。この判別手段63は例えば次のように構成される。
「エラー判別の第1形態」
上流側の画像形成装置Aにおける画像形成に欠落があった場合にこれを検出する。この検出は、画像形成装置Aの画像原データ(例えばバッファメモリ19にページ展開された印字データ)とシート上に画像形成され、画像読取手段53で読取った画像データのデータ量が一致しないときにこれをエラーシートとして判別する。このようなエラーシートはトナーインクの問題(欠除)或いは定着ミス、画像形成ミス、ドラムのクリーニングミスなどの装置故障で生ずることがある。
「エラー判別の第2形態」
また、上記判別手段63は次のように構成する。画像形成装置Aにおける画像形成が後述する後処理との関係でエラーが生ずるのを検出する。このエラー検出は例えばシートの綴じ代、パンチ穿孔代、断裁代に画像形成される場合がある。これは画像形成装置Aで印字するシートがスキュ或いはレジストして画像形成された場合にエラーが生ずる。この検出は例えば画像読取手段53で読み取った画像データが余白部に形成されているか否かを判別する。
「エラー判別の第3形態」
また、上記判別手段63は次のように構成する。画像形成装置Aにおける画像形成を画像原データ(例えば前述のデータ記憶部17)に基づいて画像形成し、この画像データに例えばコピー禁止などの特殊画像が含まれていた場合に、画像読取手段53で読み取った画像データをパターン認識して、この特殊画像が含まれていた場合にはこれをエラー画像として判別する。
[判別フロー]
上述の構成における判別フローを図6に基づいて説明する。搬入口52aにシートが上流側の画像形成装置Aから送られると、その先端をセンサSe1で検出する。制御手段(後述の制御CPU71;以下同様)はセンサSe1の検出信号又は画像形成装置Aからの排紙指示信号でシート判別経路52pの搬送ローラ56を排紙方向に回転駆動する。するとシートは搬入口52aから画像読取手段53に移送される(St002)。そこで制御手段71は画像読取手段53に読取り開始指示信号を発し、シート先端をセンサSe1が検知した信号を基準に所定の見込み時間の後に画像読取手段53からの読取りデータを図示しないメモリに記憶する(St003)。
次に制御手段71は所定のエリアを画像読取手段53が読取ってメモリに記憶した後、この画像データと原画像データと比較する(前記第1第3実施形態の場合)か、或いは所定エリア内に画像データが存在するか否かを(前記第2実施形態の場合)判別する(St004)。この判別でエラーシートS判別した場合には、その判別結果を画像形成装置Aに転送する(St005)。次に制御手段71は画像読取装置Aのリトライ判別部で際が像形成すると判断した場合はその信号を装置Aから受信する(St006)。
そこで「再画像形成(リトライ)」と判断されたときには「エラーシート」をシート判別経路P1からイジェクト経路P3に移送する(St012,St013)。このため制御手段71は経路切換手段57を図4破線位置に、第2経路切換手段61を同図Sh2にシフトする。するとこのエラーシートは画像読取手段53からイジェクトトレイ55に送られてシート判別経路P1から取り除かれる。
そこで制御手段はこのエラーシートに後続するシートが正常シートのときにはこのシートをバッファトレイ54に移送し、このバッファトレイ54に収容する(St009)。これと並行して画像形成装置Aはエラーシートに換えて再度画像形成する(St008)。この再作成シートはシート判別経路P1を経て、画像読取手段53が画像判別された後、搬出口52から後処理ユニットB2に送られる(St014)。
そこで制御手段71は画像形成装置Aから「再画像形成」のジョブ信号を受信し、このシートが搬入口51に送られると、画像形成手段53と判別手段で画像判別した後に、このシートをシート判別経路P1から搬出口52に移送する。そして最後の再作成シートが送られた後に、制御手段はバッファトレイ54に収納されているシートをピックアップ手段60で搬出口52に移送する(St011)。このような制御によって搬出口52からはエラーシートが排除され、その再作成シートと滞留シートがページ順を狂わせることなく下流側の後処理ユニットB2に送られることとなる。
なお、このバッファトレイ54から滞留シートを搬出口52に移送する過程で、画像形成装置Aから後続シートが送られた場合には、この後続シートを正誤判別した後、バッファトレイ54に給送して搬出経路P2から搬出口52に移送するか、或いはこの後続シートをシート判別経路P1に滞留させ、バッファトレイ54からすべての滞留シートが搬出された後に後続シートを搬出口52に送るように制御する。
[後処理ユニット]
上述の画像形成装置Aに連結された判別ユニットB1には次の後処理ユニットB2が連設されている。この後処理ユニットB2は搬出口52からのシートを、(1)第1排紙トレイ21に収容するか(「プリントアウトモード」)(2)シートを束状に部揃えしてステープル綴じした後、第1排紙トレイ21に収納するか(「ステープル綴じモード」)(3)本体排紙口3からのシートを束状に部揃えした後、冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納(「シート束折りモード」)するように構成されている。
このため、後処理装置Bは図2に示すようにケーシング20に上記第1排紙トレイ21と第2排紙トレイ22を備え、搬出口52に連なる搬入口23を有するシート搬入経路P4が設けられている。このシート搬入経路P4はケーシング20に略々水平方向の直線経路で構成されている。そしてこのシート搬入経路P4から分岐しシートを反転方向に移送する第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2が配置されている。そして第1スイッチバック搬送路SP1が経路下流側で、第2スイッチバック搬送路SP2が経路上流側でそれぞれシート搬入経路P4から分岐され、両スイッチバック搬送路SP1、SP2は互いに距離を隔て対置に配置されている。
このような経路構成でシート搬入経路P4には搬入ローラ24と排紙ローラ25が配置され、これらのローラは正逆転可能な駆動モータ(図示せず)に連結されている。またシート搬入経路P4には第2スイッチバック搬送路SP2にシートを案内する経路切換片27が配置されソレノイドなどの作動手段に連結されている。
更にシート搬入経路P4には第2スイッチバック搬送路SP2に至るシートを一時的に滞留保持するバッファガイド26が設けられている。尚搬入口23と搬入ローラ24との間には画像形成装置Aからのシートにスタンプ(捺印手段)、パンチ(穿孔手段)などの後処理を施す後処理機構28が設けられている。
[第1スイッチバック搬送路SP1の構成]
上述したようにシート搬入経路P4の下流側(装置後端部)に配置された第1スイッチバック搬送路SP1は次のように構成されている。シート搬入経路P4にはその出口端に排紙ローラ25と排紙口25aが設けられ、この排紙口25aと段差を隔てた下方に集積トレイ29が設けられている。この集積トレイ29の上方には正逆転ローラ30が集積トレイ上のシートと接する位置と離間した退避位置(図3鎖線位置)との間で昇降自在に配置されている。この正逆転ローラ30には正逆転モータM2が連結され集積トレイ29上にシートが進入する際は同図時計方向に回転し、シート後端が集積トレイ上に進入した後は反時計方向に回転するように制御される。
従って上記集積トレイ29上に第1スイッチバック搬送路SP1が構成されている。図示31はキャタピラベルトであり、排紙ローラ25と一端プーリ側が圧接され、プーリ軸31aを中心に先端プーリ側が集積トレイ29に垂下するように揺動自在に軸支持されている。図示30aは正逆転ローラ30と係合する従動ローラであり、集積トレイ29に設けられている。
以上の構成によって排紙口25aからのシートは集積トレイ29上に進入し正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向って移送され、シート後端が排紙口25aから集積トレイ29上に進入した後は正逆転ローラ30を逆回転(図示反時計方向)させると集積トレイ29上のシートは排紙方向と逆方向に移送される。このときキャタピラベルト31は正逆転ローラ30と協働してシート後端を集積トレイ29に沿ってスイッチバック搬送することとなる。
上記集積トレイ29の排紙方向後端部には、シート後端を位置規制する後端規制部材32とステープル装置33が配置されている。図示のステープル装置33は端面綴じステープラで構成され、集積トレイ上に集積されたシート束の後端縁の1個所若しくは複数個所にステープル綴じする。また上記後端規制部材32はステープル綴じされたシート束を集積トレイ29の下流側に配置された第1排紙トレイ21に搬出する機能を兼用するため集積トレイ29に沿って排紙方向に往復動自在に構成されている。図示34aはこの後端規制部材32を往復動する駆動アームであり、排紙モータM3に連結されている。
また上記集積トレイ29にはトレイ上に集積されたシートの幅方向を整合するサイド整合板34bが設けてあり、このサイド整合板34bはセンター基準でシートを整合するように左右一対の整合板で構成されシート中央に接近及び離反するように構成され図示しない整合モータに連結されている。
上述のように構成された第1スイッチバック搬送路SP1は前記「ステープル綴じモード」のときには排紙口25aからのシートを集積トレイ29上に部揃えし、このシート束をステープル装置33で後端縁の1個所又は複数個所をステープル綴じする。
また前記「プリントアウトモード」のときには排紙口25aからのシートをスイッチバック搬送することなく、集積トレイ29に沿って送られたシートを正逆転ローラ30と従動ローラ30aとの間で第1排紙トレイ21に搬出する。このように図示のものはステープル綴じするシートを集積トレイ29と第1排紙トレイ21とでブリッジ支持することによって装置をコンパクトに構成することを特徴としている。
[第2スイッチバック搬送路の構成]
前記シート搬入経路P1から分岐された第2スイッチバック搬送路SP2の構成について説明する。この第2スイッチバック搬送路SP2は図3に示すように装置ケーシング20に略々鉛直方向に配置され、経路入口に搬送ローラ36が、経路出口に搬送ローラ37が配置されている。
また第2スイッチバック搬送路SP2の下流側にはこの搬送路から送られたシートを部揃えし、折り処理する折り処理経路35が設けられている。図示の折り処理経路35はシートを移送する搬送ガイド(集積ガイド)で構成されている。この折り処理経路35には中綴じステープル装置40と折りロール手段45、折りブレード46が配置されている。以下順次これらの構成について説明する。
まず折り処理経路35はシートの搬送をガイドするガイド部材で形成され、このガイド上にシートを積載収納するように構成されている。図示の折り処理経路35は第2スイッチバック搬送路SP2に連なり、装置ケーシング20の中央部に略々鉛直方向に配置されている。これによって装置を小型コンパクトに構成している。この折り処理経路35は内部に最大サイズシートを収納する長さ形状に形成され、特に図示のものは後述する中綴じステープル装置40と折りロール手段45を配置する側に突出するように湾曲又は屈曲した形状に構成されている。
また折り処理経路35にはシート先端を規制する先端規制部材38がガイド下流側に配置してあり、この先端規制部材38は折り処理経路35に沿って移動可能にガイドレールなどに支持され、図示しないシフト手段によって位置移動するように構成されている。またこの折り処理経路35にはシート搬送方向下流側にシート側縁整合部材(図示せず)が配置され、折り処理経路35に搬入され先端規制部材38に支持されたシートの幅方向位置を基準に合わせるように幅寄せ整合する。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図5のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)65と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)70を備えている。本体制御部65は画像形成制御部66と給紙制御部67と入力部68を備えている。そしてこの入力部68に設けられたコントロールパネル18から「画像形成条件設定」と「後処理モード」の設定を行う。
画像形成モード設定は前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部65はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部66及び給紙制御部67を制御し、所定のシートに画像形成した後、本体排紙口3からシートを順次搬出する。またこの本体制御部には、後述する判別手段63から送られた判別結果情報に基づいて画像形成の再作成をするか否かを判断する「画像形成リトライ判別手段」が設けられている。
これと同時にコントロールパネル18からの入力で後処理モードが設定される。この後処理モードは、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ仕上げモード」「折り仕上げモード」等に設定される。そこで本体制御部65は後処理制御部70に後処理の仕上げモードとシート枚数、部数情報と綴じモード(1個所止綴じか2個所以上複数綴じか)情報を転送する。これと同時に本体制御部65は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部70に転送する。
後処理制御部70は、制御CPU71と、ROM72とRAM73で構成され、制御CPU71はROM72に記憶された動作プログラムに従って前述のユニットB1とユニットB2を制御する。この制御CPU71は、ユニットB1の画像読取手段53を制御する画像読取制御部62と、判別手段63と、シート搬送制御部64で構成されている。画像読取制御部62は搬入口51に送られたシートの先端をセンサSe1で検知し、その検知信号を基準に画像読取手段53の読取り開始位置を制御する。また判別手段63は、前述したように画像読取手段53で読み取った画像データが所定の条件に合致するか否かを判別するように構成されている。
この判別手段53は例えばシート上に形成された画像が画像形成装置Aの画像を形成する源データと一致するか否かを判別(前述の第1実施形態)する場合と、シート上の余白エリアに画像が形成されていないか否かを判別(前述の第2実施形態)する場合がある。前者のデータ比較は源データ量と画像読取手段53で読み取った画像データのデータ量をそれぞれの解像度を考慮して比較する。そして両者が一致したとき正常シートと判定し、不一致のとき異常シートと判定する。また、後者の余白エリア(後処理エリア)に画像データが存在するか否かは画像読取手段53からの画像データで判断する。そして例えば断裁カット領域、パンチ穿孔領域、綴じ代領域などに画像が形成されているか否かを判別し、余白エリアに画像が存在する場合は異常シートと判断するように構成する。
シート搬送制御部64はシート判別経路P1の搬送ローラ66とバッファトレイ54の
ピックアップ手段60と、経路切換手段57及び61の制御と、イジェクト経路P3の搬送ローラ55rを制御するように、各ローラの駆動モータと経路切換手段の作動ソレノイドを制御するように構成する。
また、制御CPU71はユニットB2を制御する。このため搬入口51に送られたシートの搬送を実行するシート搬送制御部64と、シートの集積動作を実行するシート集積動作制御部75と、シート綴じ処理を実行するシート綴じ動作制御部76と、シートの束折り動作を実行するシート折り動作制御部77を備えている。
上記シート搬送制御部74は前述のシート搬入経路P4の搬送ローラ24、排紙ローラ25の駆動モータ(図示せず)の制御回路に連結され、またこのシート搬入経路P4に配置されたシートセンサS1からの検知信号を受信するように構成されている。また、上記シート集積動作制御部75は、集積トレイ29にシートを集積するために前記正逆転ローラ30の正逆転モータM2、後端規制部材32の排紙モータM3の駆動回路に結線されている。
更に上記シート綴じ動作制御部76は、集積トレイ29の端面綴じステープル装置33と折り処理経路35の中綴じステープル装置40に内蔵された駆動モータの駆動回路に結線されている。
上記シート折り動作制御部76は、折りロール手段45を駆動回転するロール駆動モータの駆動回路に結線されている。またこのシート折り動作制御部76は前述の第2スイッチバック搬送路SP2の搬送ローラ36、37及び折り処理経路35の先端規制手段38を所定位置に移動制御するシフト手段の制御回路に結線され、これらの経路に配置したシートセンサから検知信号を受信するように結線されている。
上述のように構成された後処理制御部70は後処理装置Bに次の処理動作を実行させる。
「プリントアウトモード」
このモードでは画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出する。そこで後処理ユニットB2はシート搬入経路P4のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P4に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。
そこで排紙口25aでシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート集積動作制御部75は正逆転ローラ30を上方退避位置から集積トレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図3時計方向に回転する。すると集積トレイ29上に進入したシートはこの正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向けて搬出され、この排紙トレイ上に収納される。このように順次後続するシートを第1排紙トレイ21に搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウトモードでは画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理ユニットB2のシート搬入経路P4を経て、第1排紙トレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。このモードでは前述の第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2にはシートは導かれない。
「ステープル綴じ仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは前述のモードと同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出する。そこで後処理ユニットB2は先のモードと同様にシート搬入経路P4のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P4に送られたシートは排紙ローラ25に導かれるそこで排紙口25aでシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート集積動作制御部75は正逆転ローラ30を上方退避位置から集積トレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図3時計方向に回転する。
次いでシート集積動作制御部75はシート後端が集積トレイ29上に搬入した見込み時間の後、正逆転ローラ30を図3反時計方向に回転駆動する。すると排紙口25aから進入したシートは第1スイッチバック搬送路SP1に沿って集積トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって集積トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
尚上述の集積トレイ29上へのシートの集積の都度、制御CPU71はサイド整合板34bを動作させ、集積するシートの幅方向位置を整合させる。次いで制御CPU71は画像形成装置Aからのジョブ終了信号で端面綴じステープル装置33を動作させ集積トレイ29上に集積されたシート束の後端縁を綴じ合わせる。
このステープル動作の後、制御CPU71は束搬出手段を兼用する後端規制部材32を図3実線位置から同鎖線位置に移動する。するとステープル綴じされたシート束は第1排紙トレイ21条に搬出収納される。これによって画像形成装置Aで画像形成した一連のシートをステープル綴じして第1排紙トレイ21に収納することとなる。
「折り仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aはシート上に画像形成し、後処理装置Bで冊子状に仕上げる。この為後処理ユニットB2はシート搬入経路P4のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P4に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで制御CPU71はシートセンサS1でシート後端を検出した信号を基準にシート後端が経路切換片27を通過したタイミングで排紙ローラ25を停止し、同時に経路切換片27を図3破線位置に移動する。そして排紙ローラ25を逆転(図3反時計方向)させる。
するとシート搬入経路P4に進入したシートは搬送方向を反転され、経路切換片27から第2スイッチバック搬送路SP2に導かれる。そしてこの第2スイッチバック搬送路SP2に配置された搬送ローラ36、37で折り処理経路35に案内される。
第2スイッチバック搬送路SP2から折り処理経路35にシートが搬入されるタイミングで制御CPU71は先端規制部材38を最下端位置に移動する。するとシートはその全体が折り処理経路35に支持される。この状態で制御CPU71は前述のシート側縁整合部材(不図示)を動作させシートを幅寄せ整合する。(尚この幅寄せ整合は最初のシートでは動作させなくても良く、またシート進入の都度これを動作させなくても良い)。
次いで制御CPU71は先端規制部材38をシート後端がスイッチバック進入路35aに進入する位置に移動する。すると折り処理経路35に支持されたシート後端はスイッチバック進入路35aに後退する。この状態で後続するシートを第2スイッチバック搬送路SP2から折り処理経路35上に送り、先行シートの上に後続シートを積み重ねる。
次いで先と同様にシート側縁整合部材を動作させて搬入されたシートと折り処理経路35上に支持されたシートを幅寄せ整合する。このような動作を繰り返すことによって画像形成装置Aで画像形成されたシートは第2スイッチバック搬送路SP2を経て折り処理経路35上に部揃えされる。そこで制御CPU71はジョブ終了信号を受けると先端規制部材38を移動し、シート中央を綴じ位置Xに位置決めセットする。
そこで制御CPU71は中綴じステープル装置40を動作させ、シート中央の1個所又は複数個所をステープル綴じする。この動作の完了信号で制御CPU61は先端規制部材38を移動し、シート中央を折り位置Yに位置決めセットする。そこでシート束に折り処理を施し、このシート束を第2排紙トレイ22に搬出する。
[排紙制御部の構成]
上記制御CPU71には排紙制御部78が設けられている。この排紙制御部78は上記「プリントアウトモード」又は「ステープル綴じ仕上げモード」のとき本体制御部65で割込み指示操作がなされ、画像形成装置Aの画像形成が割込み動作に設定されると各モード(プリントアウト、ステープル綴じ仕上げ)の動作を中断する。このとき第1排紙トレイ21には処理シートが集積されている。
そこで後処理制御部70は、画像形成装置Aの本体制御部65から割込動作指示信号を受けると、実行しているモードの動作を停止する。そして排紙制御部78を動作させる。この排紙制御部78は、シート搬入経路P4の経路切換手段(経路切換片)27を制御してシートパスを設定する。
なお、本発明にあって後処理装置Bを、判別ユニットB1と後処理ユニットB2に分離して構成する場合を示したが、勿論このユニットB1とユニットB2を同一のケーシング内に一体形成しても良い。また、後処理ユニットB2としてシートを部揃え集積してステップ綴じする後処理を示したが、シート束をトリミングカットする断裁ユニットで構成しても良い。或いは単に画像形成装置Aからのシートを集積収納するトレイユニットで構成しても良く、この場合には判別ユニットB1の搬出口52にトレイ手段を付設する構成であっても良い。
A 画像形成装置
B 後処理装置
B1 判別ユニット
B2 後処理ユニット
50 ケーシング
51 搬入口
52 搬出口
53 画像読取手段
54 バッファトレイ
55 イジェクトトレイ
57 経路切換手段(フラッパ)
58 搬入ローラ
59 シート端ストッパ
60 ピックアップ手段
60a 繰出ベルト
60b 給紙ローラ
60c 分離ローラ
61 経路切換手段(第2経路切換手段)
63 判別手段
65 本体制御部
70 後処理制御部
71 制御CPU
P1 シート判別経路
P2 搬出経路
P3 イジェクト経路
P4 シート搬入経路

Claims (7)

  1. シート上に形成された画像が所定条件に適合するか否か判別して後処理部に給送するシート後処理装置であって、
    搬入口から受入れたシートを後処理部に給送するシート判別経路と、
    前記シート判別経路中に配置され、シート上の画像を読取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段からの読取情報に基づいてシートの適否を判別する判別手段と、
    前記画像読取手段の下流側に配置され、シートを一時的にスタックするバッファトレイと、
    前記画像読取手段の下流側に配置され、前記シート判別経路からシートを搬出するイジェクトトレイと、
    前記判別手段の判別結果に基づいて前記画像読取手段からのシートを下流側に移送する制御手段と、
    を備え、
    前記バッファトレイは、前記シート判別経路から複数のシートを収納可能であると共に、
    このバッファトレイには、複数のシートを収納した順位で分離給送するピックアップ手段と、
    このピックアップ手段からのシートを前記後処理部に案内する搬出経路と、
    が設けられ、
    前記制御手段は、
    前記判別手段で不適合と判断されたシートを前記イジェクトトレイに搬出すると共に後続するシートを前記バッファトレイに滞留し、
    前記画像読取手段に正常のシートが給送されたとき、この正常シートに続いて前記バッファトレイから滞留シートを前記後処理部に給送する
    ように構成されていることを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記搬入口から前記後処理部に向けてシートを移送するシート判別経路は略々U字状に形成され、
    前記バッファトレイは前記U字状シート判別経路の中央部に配置され、
    前記搬出経路は、このバッファトレイから前記後処理部に向けてシートを給送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記判別手段で不適合と判断されたシートを前記イジェクトトレイに搬出するのと同時に、前記搬入口に正常なシートを再給送する指示信号を発することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  4. 前記搬入口から前記バッファトレイに至るシート判別経路は、その経路長が最大サイズシートの搬送方向長さより長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  5. 前記搬入口と前記後処理部にシートを案内するシート搬出口は、略々水平方向に距離を隔てて対向配置され、
    前記イジェクトトレイは、このシート搬出口の上方に、前記バッファトレイは、このシート搬入口の下方に配置され、
    ていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  6. 前記判別手段は、シート上に画像形成するための画像データと、シート上に形成され前記画像読取手段で読取られた画像上方とを比較して適否判別することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  7. 所定サイズのシートを繰り出す給紙部と、
    所定の画像データに基づいて前記給紙部からのシートに画像形成する画像形成部と、
    前記画像形成部からのシートを順次排紙口から搬出する排紙部と、
    を備えた画像形成装置と、
    前記画像形成装置の排紙口に付設され、この排紙口からのシートに形成された画像が所定条件に適合するか否か判別して後処理部に給送するシート後処理装置と、
    で構成され、
    前記シート後処理装置は請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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