JP2010271403A - 画像形成装置及び色ずれ補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】経時的な色ずれの補正精度を向上させる。
【解決手段】中間転写ベルト41の全周に渡ってトナー像として色ずれ検出用マークを形成し、色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出し、この色ずれ検出用マークの色ずれ量を中間転写ベルト41の位相に関連付けて記憶する。次に、中間転写ベルト41の用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、この紙間マークの色ずれ量を算出し、当該紙間マークが形成された中間転写ベルト41の位相を検出する。補正量算出部は、当該紙間マークの色ずれ量から中間転写ベルト41の同じ位相に形成された色ずれ検出用マークの色ずれ量を減算することにより色ずれ補正量を算出する。
【選択図】図9

Description

本発明は、回転する複数の感光体ドラムに対して露光及び現像をそれぞれ行うことにより各色のトナー像を形成し、各色のトナー像を中間転写体を介して用紙上に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成する画像形成装置、及びカラー画像の色ずれを補正する色ずれ補正方法に関する。
この種の画像形成装置においては、様々な要因により各色のトナー像の重ね合わせにおける色ずれが発生するため、この色ずれを補正する必要がある。しかし、画像形成ジョブを中断した専用シーケンスにより色ずれを補正する場合、画像形成装置の生産性を低下させてしまう。
そこで、画像形成装置の生産性を低下させずに、機内の温度上昇などによる経時的な色ずれを補正するための「紙間カラーレジスト補正」と呼ばれる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、紙間マークをセンサで検出し、センサで検出された紙間マークの色ずれ量を算出することにより、画像形成ジョブを中断せずに通紙中において色ずれを補正することができる。
特開平8−85234号公報
ところで、トナー像が形成される位置は、印字の周期、通紙の周期、及び感光体ドラム、中間転写体及び中間転写体を駆動するローラの回転周期などによって周期的に変動するため、センサで検出される紙間マークの色ずれ量には、機内の温度上昇などによる経時的な色ずれ量の他に、周期的な変動成分が含まれてしまう。したがって、機内の温度上昇などによる経時的な色ずれ量を精度良く求めるためには、センサで検出された紙間マークの色ずれ量から周期的な変動成分をキャンセルした平均的な色ずれ量を求める必要がある。
しかし、特許文献1において、紙間マークは、紙間に相当する位置という局所的な位置に形成され、所望の位置及びタイミングで形成することができないため、紙間マークのみから平均的な色ずれ量を求めることは難しい。よって、紙間マークをセンサで検出した結果だけから、画像形成装置の経時的な色ずれ量を精度良く求めることは難しい。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、経時的な色ずれの補正精度が高い画像形成装置及び色ずれ補正方法を提供することである。
本発明の第1の特徴は、複数の感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を、無端状の中間転写体を介して用紙上に重ね合わせて転写することにより、カラー画像を形成する画像形成装置であって、画像形成装置が、中間転写体の全周に渡ってトナー像として色ずれ検出用マークを形成するマーク形成部と、色ずれ検出用マークを検出するマーク検出部と、マーク検出部により検出された色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出する色ずれ算出部と、色ずれ検出用マークが形成された中間転写体の位相を検出する転写体位相検出部と、色ずれ算出部により算出された色ずれ検出用マークの色ずれ量を、転写体位相検出部により検出された中間転写体の位相に関連付けて記憶する色ずれ記憶部と、色ずれ記憶部に記憶されている色ずれ検出用マークの色ずれ量に基づいて色ずれ補正量を算出する補正量算出部と、補正量算出部により算出された色ずれ補正量を用いて色ずれを補正する補正実行部とを備え、マーク形成部が、中間転写体の用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、マーク検出部が、当該紙間マークを検出し、色ずれ算出部が、当該紙間マークの色ずれ量を算出し、転写体位相検出部が、当該紙間マークが形成された中間転写体の位相を検出し、補正量算出部が、中間転写体上において当該紙間マークと同位相に形成された色ずれ検出用マークに対応する色ずれ量を色ずれ記憶部から読み出し、紙間マークの色ずれ量から当該読み出された色ずれ量を減算することである。
本発明の第1の特徴によれば、紙間マークの色ずれ量から中間転写体上の同じ位相に形成された色ずれ検出用マークの色ずれ量を減算することにより、紙間マークの色ずれ量から中間転写体の位相に応じて周期的に発生する変動成分をキャンセルすることができるので、平均的な色ずれ量、すなわち機内の温度上昇などによる経時的な色ずれ量を精度良く求めることができる。
本発明の第2の特徴は、複数の感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を無端状の中間転写体を介して用紙上に重ね合わせて転写することにより形成されるカラー画像における色ずれを補正する色ずれ補正方法であって、中間転写体の全周に渡ってトナー像として色ずれ検出用マークを形成し、当該色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出し、当該色ずれ検出用マークが形成された中間転写体の位相を検出し、当該色ずれ検出用マークの色ずれ量を中間転写体の位相に関連付けて記憶し、中間転写体の用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、当該紙間マークの色ずれ量を算出し、当該紙間マークが形成された中間転写体の位相を検出し、当該紙間マークの色ずれ量から中間転写体の同じ位相に形成された色ずれ検出用マークの色ずれ量を減算することにより色ずれ補正量を算出し、当該色ずれ補正量を用いて色ずれを補正することである。
本発明の画像形成装置及び色ずれ補正方法によれば、経時的な色ずれの補正精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に関わる画像形成装置の全体構成を示す正面図である。 感光体ドラム31Y、31M、31C、31K及びベルト駆動ローラ44の駆動機構を示す模式図である。 色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkが形成された中間転写ベルト41の一部及びカラーレジストセンサ49a、49bを示すブロック図である。 紙間マークBTが形成された中間転写ベルト41の一部及びカラーレジストセンサ49a、49bを示すブロック図である。 カラーレジストセンサ49a、49bが色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMk及び紙間マークBTの通過タイミングを測定する方法の一例を示すタイミングチャートである。 エンコーダ45が中間転写ベルト41の位相を検出する方法の一例を示すタイミングチャートである。 エンコーダ36Yなどが感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相を検出する方法の一例を示すタイミングチャートである。 中間転写ベルト41の位相に関連付けて色ずれ記憶部84に記憶されている色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量の一例を示す表である。 本発明の実施の形態に係わる色ずれ補正方法、すなわち図1に示した画像形成装置におけるカラー画像の色ずれ補正方法を示すフローチャートである。 図10(a)は、中間転写ベルト41の変動による色ずれ量の変化の一例を示すグラフであり、図10(b)は、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの変動による色ずれ量の変化の一例を示すグラフであり、図10(c)は、中間転写ベルト41及び感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの変動を重ね合わせた時の色ずれ量の変化の一例を示すグラフである。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1を参照して、本発明の実施の形態に関わる画像形成装置の全体構成を説明する。本発明の実施の形態に関わる画像形成装置12は、複数の感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kを中間転写体の一例としての中間転写ベルト41に対面させて縦方向に配列したフルカラーの画像を形成するタンデム型カラー画像形成装置と称されるものである。
画像形成装置12は、その上部に自動原稿送り装置ADFを備えている。自動原稿送り装置ADFの原稿載置台103に載置された原稿Dは、一枚ずつに分離され原稿搬送路に送り出され、搬送ドラム102により搬送される。
原稿読取部101は、原稿画像読み取り位置RPにおいて搬送中の原稿Dの画像を読み取る。第1搬送ガイドG1及び原稿排出ローラ105は、読み取りが終了した原稿Dを原稿排紙トレイ107に排出する。
画像形成装置12は、上記した原稿読取部101、露光部2Y、2M、2C、2K、画像形成部3Y、3M、3C、3K、中間転写部104、定着部115、排紙反転部106、再給紙部117、給紙部108、制御部27等から構成され、それらが一つの筐体内に収められている。
原稿読取部101は、原稿画像読み取り位置RPにて原稿Dの画像をランプLにて照射し、その反射光を第1ミラーユニット111、第2ミラーユニット112、レンズ113によって導き、撮像素子CCDの受光面に結像させる。撮像素子CCDは入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。画像読取制御部114は、この画像信号に対して、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理を施し、制御部27の記憶部に画像データとして格納する。記憶部に格納された画像データには、ユーザにより設定されている条件により適宜な画像処理が施されて、出力画像データが生成される。
露光部2Y、2M、2C、2Kは、図示しないレーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ等から構成され、レーザビームを生成する。露光部2Y、2M、2C、2Kは、制御部27から送られる出力画像データを基に出力される出力情報に対応して、画像形成部3Y、3M、3C、3Kの構成要素である感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの表面をレーザビームにより走査露光する。回転する感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの回転軸に平行な方向(主走査方向)にレーザビームを走査することにより、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kには潜像が形成される。
画像形成部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周辺に配置されている、主帯電部32Y、現像部33Y、第1転写ローラ34Y、クリーニング部35Yからなる。他の画像形成部3M,3C,3Kにおいても、画像形成部3Yと同様な構成であり、それぞれの感光体ドラム31M、31C、31Kの周辺に、それぞれに対応して主帯電部32M,32C,32K、現像部33M、33C、33K、第1転写ローラ34M、34C、34K、クリーニング部35M、35C、35Kが配置されている。
現像部33Y、33M、33C、33Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナーで現像することによって感光体ドラム31Y、31M、31C、31K上の潜像を顕像化する。これにより、各感光体ドラム31Y、31M、31C、31K上には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナー像が形成される。
中間転写部104の第1転写ローラ34Y、34M、34C、34Kは、感光体ドラム31Y、31M、31C、31K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト41上の所定位置に重ね合わせて転写する。各色のトナー像が重ね合わされることにより中間転写ベルト41上にカラー画像が形成される。クリーニング部35Y、35M、35C、35Kは、トナー像の転写を終えた感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの表面に残留するトナーを除去する。
一方、第2転写ローラ42は、中間転写ベルト41上に重ね合わされて転写されたカラー画像を、給紙部108のトレイPG1、PG2、PG3から搬送され、給紙ローラ81によってタイミングが取られて送り出された用紙Pに転写する。ベルトクリーニング部43は、カラー画像の用紙Pへの転写を終えた中間転写ベルト41の表面を清掃し、清掃された中間転写ベルト41は次の画像転写に供される。
カラー画像を担持した用紙Pは定着部115に送られ、定着部115は用紙Pを加圧加熱することによって、カラー画像を用紙Pへ定着させる。
排紙反転部106は、定着部115による定着処理を終えた用紙Pを搬送して排紙トレイ61に排紙する。用紙Pを表裏反転して排紙する場合には、排紙ガイド62が、一旦、用紙Pを下方に導き、排紙反転ローラ63に用紙Pの後端を挟持させた後に反転搬送し、排紙ガイド62が用紙Pを排紙ローラ64へ導いて排紙する。
なお、用紙Pの裏面にも画像形成を行う場合、排紙ガイド62は、表面のカラー画像の定着処理を終えた用紙Pを下方にある再給紙部117に搬送し、再給紙反転ローラ71により後端を挟持させた後、逆送することによって用紙Pを反転させて、再給紙搬送路72に送り出し、裏面への画像形成に供する。
画像形成装置12において、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kは図1の矢印に示す方向に回転する。そして、無端状ベルトからなる中間転写ベルト41は、ベルト駆動ローラ44の駆動力によって図1の矢印に示す方向に回転しながら移動する。感光体ドラム31Kと第2転写ローラ42の間の中間転写ベルト41に対して、マーク検出部の一例としてのカラーレジストセンサ49が配置されている。カラーレジストセンサ49は、色ずれを補正する為に形成される色ずれ検出用マークを検出する。
図2を参照して、感光体ドラム31Y、31M、31C、31K及びベルト駆動ローラ44の駆動機構について説明する。図2には感光体ドラム31Yのみを示すがその他の感光体ドラム31M、31C、31Kについても同様な駆動機構を備えている。円柱状の感光体ドラム31Yの中心軸上に棒状の回転軸39Yが貫通し、固定されている。回転軸39Yは、駆動ギア37Yを介してドラム駆動モータ38Yに機械的に接続され、ドラム駆動モータ38Yの回転駆動力は、駆動ギア37Y及び回転軸39Yを介して感光体ドラム31Yへ伝達される。
回転軸39Yには、回転板及びセンサ部からなるエンコーダ36Yが設置されている。回転板は回転軸39Y上に駆動ギア37Y及び感光体ドラム31Yとともに固定されている。この回転板の円周に沿って等間隔に形成された印を読取り、印の読取りの回数をカウントするセンサ部が回転板の周囲に設けられている。エンコーダ36Yは、回転板に形成された印の総数を予め求めておくことで、印の読取りの回数から回転軸39Yの回転方向の位置(以後、「位相」という)を直接求めることができる。
なお、エンコーダ36Yは、感光体ドラム31Yの位相を検出するドラム位相検出部の一例であって、感光体ドラム31Yの位相を検出する手段はこれに限らない。ドラム位相検出部には、感光体ドラム31Yの回転速度或いは外周面の移動速度を測定し、これに積分などの演算処理を施して位相へ換算する装置や、ドラム駆動モータ38Yや駆動ギア37Yの回転速度或いは回転角度を測定し、これを感光体ドラム31Yの位相へ換算する装置など、直接的或いは間接的に感光体ドラム31Yの位相を検出する装置が含まれる。また、本発明の実施の形態では、感光体ドラム31Yの位相が回転軸39Yの位相に等しい場合について説明する。
同様に、円柱状のベルト駆動ローラ44の中心軸上に棒状の回転軸48が貫通し、固定されている。回転軸48は、駆動ギア46を介してベルト駆動モータ47に機械的に接続され、ベルト駆動モータ47の回転駆動力は、駆動ギア46及び回転軸48を介してベルト駆動ローラ44へ伝達される。
回転軸48には、回転板及びセンサ部からなるエンコーダ45が設置されている。回転板は回転軸48上に駆動ギア46及びベルト駆動ローラ44とともに固定されている。この回転板の円周に沿って等間隔に形成された印を読取り、印の読取りの回数をカウントするセンサ部が回転板の周囲に設けられている。エンコーダ45は、回転板に形成された印の総数を予め求めておくことで、印の読取りの回数から回転軸48の位相を直接求めることができる。そして、ベルト駆動ローラ44の直径と中間転写ベルト41の全周の長さを予め設定しておくことにより、回転軸48の位相から中間転写ベルト41の位相を求めることができる。
なお、エンコーダ45は、中間転写ベルト41の位相を検出する転写体位相検出部の一例であって、中間転写ベルト41の位相を検出する手段はこれに限らない。転写体位相検出部には、中間転写ベルト41の位相を直接求める装置や、中間転写ベルト41の移動速度やベルト駆動ローラ44の外周面の移動速度を積分して中間転写ベルト41の位相へ換算する装置など、直接的或いは間接的に中間転写ベルト41の位相を検出する装置が含まれる。また、本発明の実施の形態では、ベルト駆動ローラ44の位相が回転軸48の位相に等しい場合について説明する。
エンコーダ36Y及びエンコーダ45によって検出された位相検出値の信号は制御部27へ入力される。制御部27は、ドラム駆動モータ38Y及びベルト駆動モータ47に対して制御指令を示す信号を出力して、ドラム駆動モータ38Y及びベルト駆動モータ47の回転駆動力、ひいては感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相及び中間転写ベルト41の位相を制御する。
また、制御部27は、中間転写ベルト41の全周に渡ってトナー像としての色ずれ検出用マークを形成するマーク形成部90と、カラーレジストセンサ49により検出された色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出する色ずれ算出部86と、色ずれ算出部86により算出された色ずれ検出用マークの色ずれ量をエンコーダ45により検出された中間転写ベルト41の位相に関連付けて記憶する色ずれ記憶部84と、色ずれ記憶部84に記憶されている色ずれ検出用マークの色ずれ量に基づいて色ずれ補正量を算出する補正量算出部87と、補正量算出部87により算出された色ずれ補正量を用いて色ずれを補正する補正実行部88と、エンコーダ36Yなどにより検出された感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相とエンコーダ45により検出された中間転写ベルト41の位相との関係を記憶する位相記憶部85と、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kと中間転写ベルト41の位相を整合させる位相整合部89と、を備える。
図3及び図4を参照して、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkに関する制御部27及びカラーレジストセンサ49a、49bの動作を具体的に説明する。図3は、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkが形成された中間転写ベルト41及びカラーレジストセンサ49a、49bを示す。マーク形成部90は、中間転写ベルト41上に、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成する。色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkには、イエロー色の色ずれ検出用マークRMyと、マゼンタ色の色ずれ検出用マークRMmと、シアン色の色ずれ検出用マークRMcと、ブラック色の色ずれ検出用マークRMkとが含まれる。
イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcは、中間転写ベルト41の移動方向TRに沿って一列に配列され、1つずつ順番に並べられている。ブラック色の色ずれ検出用マークRMkは、中間転写ベルト41の移動方向TRに沿って一列に配列され、ブラック色の色ずれ検出用マークRMkの列は、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcとは異なる列を成している。
カラーレジストセンサ49a及びカラーレジストセンサ49bは移動方向TRに垂直な方向に並んで配置されている。カラーレジストセンサ49aは、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcが通過するタイミングを測定する。カラーレジストセンサ49bは、色ずれ検出用マークRMkが通過するタイミングを測定する。なお、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkの具体的な検出方法について図5を参照して後述する。
色ずれ算出部86は、カラーレジストセンサ49a及びカラーレジストセンサ49bが色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを検出するタイミングのずれを、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkの色ずれ量として算出する。すなわち、色ずれ算出部86は、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcとブラック色の色ずれ検出用マークRMkとの間の相対的な色ずれ量を算出する。
色ずれ記憶部84は、色ずれ算出部86により算出された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を、その色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcが形成された中間転写ベルト41の位相に関連付けて記憶する。中間転写ベルト41の位相としては、図2のエンコーダ45により検出されたものを用いればよい。
図4は、紙間マークBTが形成された中間転写ベルト41の一部及びカラーレジストセンサ49a、49bを示す。マーク形成部90は、中間転写ベルト41上に、紙間マークBTを形成する。紙間マークBTは、用紙PA間に相当する位置に形成される。ここでは、紙間マークBT自体の形状及び大きさが、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkと同じである場合を示すが、両者の形状及び大きさは異なっていても構わない。
紙間マークBTには、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、及びブラック色の紙間マークが含まれる。色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkと同様にして、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTが、中間転写ベルト41の移動方向TRに沿って一列に配列され、ブラック色の紙間マークBTが、中間転写ベルト41の移動方向TRに沿って一列に配列され、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTとは異なる列を成している。図4の例では、1箇所の用紙PA間に、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTが1つずつ配列され、これに対応して、3つのブラック色の紙間マークBTが配列されている。
カラーレジストセンサ49aは、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTが通過するタイミングを測定する。カラーレジストセンサ49bは、ブラック色の紙間マークBTが通過するタイミングを測定する。
色ずれ算出部86は、カラーレジストセンサ49a及びカラーレジストセンサ49bがイエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTとブラック色の紙間マークBTを検出するタイミングのずれを、紙間マークBTの色ずれ量として算出する。すなわち、色ずれ算出部86は、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色の紙間マークBTとブラック色の紙間マークBTとの間の相対的な色ずれ量を算出する。
エンコーダ45は、紙間マークBTが形成された中間転写ベルト41の位相を検出する。補正量算出部87は、エンコーダ45により検出された中間転写ベルト41の位相と同じ位相に形成された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を色ずれ記憶部84から読み出す。そして、紙間マークBTの色ずれ量から記憶部84から読み出された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を減じることにより色ずれ補正量を算出する。このようにして、補正量算出部87は、紙間マークBTの色ずれ量から中間転写ベルト41の同じ位相に形成された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を減算することにより色ずれ補正量を算出する。
補正実行部88は、補正量算出部87により算出された色ずれ補正量に基づいて、例えば露光タイミングなどの各色の画像形成タイミングを補正する。
図5を参照して、カラーレジストセンサ49a、49bが色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMk及び紙間マークBT(まとめて「マーク」と呼ぶ)の通過タイミングを測定する方法の一例を説明する。カラーレジストセンサ49a、49bはそれぞれカウンターを備える。カラーレジストセンサ49a、49bには所定周期でカウントクロック信号が入力されている。カウンターは、トリガ信号の入力によりカウントクロック信号をカウントし始める。カラーレジストセンサ49a、49bは、マークが通過したとき、具体的にはレジストセンサ信号の立ち上がり時及び立ち下がり時の少なくとも一方のカウント数を記録する。色ずれ算出部86は、カラーレジストセンサ49aとカラーレジストセンサ49bの間で記録されているカウント数の差をマークの色ずれ量として算出する。
エンコーダ45は、センサ部が回転板に形成された印を読取る回数をカウントするカウンターを備える。エンコーダ45のセンサ部は、印を読取る度にベルトエンコーダ信号を出力する。エンコーダ45のカウンターは、ベルトエンコーダ信号をカウントし、中間転写ベルト41が一周するまでにセンサ部が読取る印の総数までカウントすると零へリセットされる。このようにして、エンコーダ45は、カウンターのカウント数から中間転写ベルト41の位相を検出することができる。
エンコーダ36Yなどは、センサ部が回転板に形成された印を読取る回数をカウントするカウンターを備える。エンコーダ36Yなどのセンサ部は、印を読取る度にドラムエンコーダ信号を出力する。エンコーダ36Yなどのカウンターは、ドラムエンコーダ信号をカウントし、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kが一周するまでにセンサ部が読取る印の総数までカウントすると零へリセットされる。このようにして、エンコーダ36Yなどは、カウンターのカウント数から感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相を検出することができる。
図8を参照して、中間転写ベルト41の位相に関連付けて色ずれ記憶部84に記憶されている色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量について説明する。図8の例では、中間転写ベルト41の全周の長さが850mmであって、中間転写ベルト41の位相を中間転写ベルト41上における所定基準位置からの距離(mm)で表している。また、色ずれ量を画素数中間転写ベルト41の位相で表している。色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量が周期的に変動していることが分かる。
図9を参照して、本発明の実施の形態に係わる色ずれ補正方法、すなわち図1に示した画像形成装置におけるカラー画像の色ずれ補正方法を説明する。ここでは、図2の制御部27の動作例として説明する。
(イ)先ず、画像形成装置の電源が投入される(S01)と、S03段階において専用カラーレジスト補正を実施する。ここで、専用カラーレジスト補正とは、画像形成装置が画像形成ジョブを中断して行う専用シーケンスにより色ずれを補正することである。画像形成ジョブとは、画像形成装置が用紙上に画像を形成する作業を示す。
(ロ)S05段階に進み、例えば図3に示すように中間転写ベルト41の全周に渡って色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成し、カラーレジストセンサ49a、49bにより検出された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を初期の色ずれ量として算出する。S07段階に進み、色ずれ算出部86により算出された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量をエンコーダ45により検出された中間転写ベルト41の位相に関連付けて記憶する。
(ハ)S09段階に進み、紙間補正実行条件をチェックする。紙間補正実行条件とは、紙間マークBTを用いたカラー画像の色ずれ補正を実行するか否かを判断するための条件であって、例えば、前回を用いたカラー画像の色ずれ補正を実行してからの機内温度の変化量、プリント枚数、プリント時間などが所定値に達しているか否かである。紙間補正実行条件を満たしている場合(S11でYES)、S13段階に進む。
(ニ)S13段階において、例えば図4に示すように、中間転写ベルト41の用紙PA間に相当する位置にトナー像として紙間マークBTを形成し、S15段階に進み、カラーレジストセンサ49a、49bを用いて当該紙間マークBTを検出する。S17段階に進み、当該紙間マークBTの色ずれ量を算出し、S19段階に進み、エンコーダ45を用いて当該紙間マークBTが形成された中間転写ベルト41の位相を検出する。S21段階に進み、エンコーダ45により検出された中間転写ベルト41の位相と同じ位相に形成された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を色ずれ記憶部84から読み出す。
(ホ)S23段階に進み、紙間マークBTの色ずれ量から記憶部84から読み出された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を減じることにより色ずれ補正量を算出する。S25段階に進み、予め定めた数の色ずれ補正量を上記処理により取得したか否かを判断し、予め定めた数に達していない場合(S25でNO)、S13段階に戻り、予め定めた数に達するまで繰返し、色ずれ補正量を算出する。
(へ)予め定めた数に達した時(S25YES)、S27段階に進み、取得された複数の色ずれ補正量の平均値を計算して平均色ずれ補正量を算出する。S29段階に進み、平均色ずれ補正量に基づいて、例えば露光タイミングなどの各色の画像形成タイミングを補正する。以上の処理により図9のフローチャートは終了する。
本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
図10(a)は、中間転写ベルト41の変動による色ずれ量の変化の一例を示すグラフであり、図10(b)は、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの変動による色ずれ量の変化の一例を示すグラフであり、図10(c)は、中間転写ベルト41及び感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの変動を重ね合わせた時の色ずれ量の変化の一例を示すグラフである。横軸は、中間転写ベルト41、感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの外周面の移動距離(mm)を示し、縦軸は、色ずれ量(画素数)を示す。図10(a)〜図10(c)に示すように、各色のトナー像が形成される位置は、感光体ドラム31Y、31M、31C、31K、中間転写ベルト41の回転周期に応じて周期的に変動してしまうため、カラー画像の色ずれ量も同様に変動してしまう。
そこで、本発明の実施の形態では、紙間マークBTの色ずれ量から中間転写ベルト41上の同じ位相に形成された色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量を減算することにより、紙間マークBTの色ずれ量から中間転写ベルト41の位相に応じて周期的に発生する変動成分をキャンセルすることができるので、平均的な色ずれ量、すなわち機内の温度上昇などによる経時的な色ずれ量を精度良く求めることができる。
また、制御部27内のマーク形成部90は、画像形成装置が画像形成ジョブを中断して行う専用シーケンスにより色ずれを補正した(S03)後に、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成し、当該色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcについて色ずれ量の算出(S05)及び記憶(S07)を行う。専用シーケンスにより色ずれを補正した後に形成した色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMcの色ずれ量は、色ずれの周期的な変動成分のみを精度良く表している。よって、専用シーケンスにより色ずれを補正した後に色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成し、その色ずれ量を記憶することにより、初期の色ずれを補正した後の周期的な変動成分のみを精度良く抽出することができる。
(変形例)
中間転写ベルト41の全周の長さを感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの全周の長さの整数倍とする。また、例えば、S07段階において、図2の位相記憶部85が、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成するときの感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kと中間転写ベルト41との位相関係を記憶し、S13段階において、位相整合部89が、位相記憶部85に記憶されている位相関係に基づいて、中間転写ベルト41と感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相を整合させてもよい。
具体的には、S13段階において、位相記憶部85から色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMkを形成するときの感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kと中間転写ベルト41との位相関係を読み出して、紙間マークBTを形成するときの感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kと中間転写ベルト41との位相関係を、読み出した位相関係と同じにする。
これにより、色ずれ検出用マークRMy、RMm、RMc、RMk及び紙間マークBTを形成する時の中間転写ベルト41及び感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相を整合させることができるため、紙間マークBTの色ずれ量から中間転写ベルト41及び感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相に応じて周期的に発生する変動成分をキャンセルすることができる。したがって、経時的な色ずれ量をより精度良く求めることができる。
上記のように、本発明は、1つの実施形態及びその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
画像形成ジョブの実行中に紙間マークを形成してもよい。具体的には、S13〜S29段階は画像形成ジョブの実行中において並行して実施しても構わない。これにより、画像形成ジョブを中断せずに通紙中において色ずれを補正して画像形成装置の生産性を維持することができる。
中間転写ベルト41及び感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの位相を検出する転写体位相検出部及びドラム位相検出部として、エンコーダ45及びエンコーダ36Yの替わりに、ホームポジションセンサをそれぞれ用いてもよい。
本発明の画像形成装置は、カラー用の複写機の他に、カラー用のプリンタやファクシミリ装置、これらの複合機等に適用してもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
2Y、2M、2C、2K 露光部
3Y、3M、3C、3K 画像形成部
12 画像形成装置
27 制御部
31Y、31M、31C、31K 感光体ドラム
32Y、32M、32C、32K 主帯電部
33Y、33M、33C、33K 現像部
34Y、34M、34C、34K 第1転写ローラ
35Y、35M、35C、35K クリーニング部
36Y エンコーダ(ドラム位相検出部)
37Y、46 駆動ギア
38Y ドラム駆動モータ
39Y、48 回転軸
41 中間転写ベルト(中間転写体)
42 第2転写ローラ
43 ベルトクリーニング部
44 ベルト駆動ローラ
45 エンコーダ(転写体位相検出部)
47 ベルト駆動モータ
49、49a、49b カラーレジストセンサ(マーク検出部)
61 排紙トレイ
62 排紙ガイド
63 排紙反転ローラ
64 排紙ローラ
71 再給紙反転ローラ
72 再給紙搬送路
81 給紙ローラ
84 色ずれ記憶部
85 位相記憶部
86 色ずれ算出部
87 補正量算出部
88 補正実行部
89 位相整合部
90 マーク形成部
101 原稿読取部
102 搬送ドラム
103 原稿載置台
104 中間転写部
105 原稿排出ローラ
106 排紙反転部
107 原稿排紙トレイ
108 給紙部
111 第1ミラーユニット
112 第2ミラーユニット
113 レンズ
114 画像読取制御部
115 定着部
117 再給紙部
211 貫通孔
212 コイルスプリング
220 駆動ギア側カップリング
221 本体部
222、232 爪
223、233 凹部
224 長孔
225 ピン
225a 溝
226 Eリング
230 ドラム側カップリング
250 カップリング
RMy、RMm、RMc、RMk 色ずれ検出用マーク
BT 紙間マーク

Claims (5)

  1. 複数の感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を、無端状の中間転写体を介して用紙上に重ね合わせて転写することにより、カラー画像を形成する画像形成装置であって、
    前記中間転写体の全周に渡ってトナー像として色ずれ検出用マークを形成するマーク形成部と、
    前記色ずれ検出用マークを検出するマーク検出部と、
    前記マーク検出部により検出された色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出する色ずれ算出部と、
    前記色ずれ検出用マークが形成された前記中間転写体の位相を検出する転写体位相検出部と、
    前記色ずれ算出部により算出された色ずれ検出用マークの色ずれ量を、前記転写体位相検出部により検出された前記中間転写体の位相に関連付けて記憶する色ずれ記憶部と、
    前記色ずれ記憶部に記憶されている前記色ずれ検出用マークの色ずれ量に基づいて色ずれ補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部により算出された色ずれ補正量を用いて色ずれを補正する補正実行部とを備え、
    前記マーク形成部は、前記中間転写体の用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、前記マーク検出部は、当該紙間マークを検出し、前記色ずれ算出部は、当該紙間マークの色ずれ量を算出し、前記転写体位相検出部は、当該紙間マークが形成された前記中間転写体の位相を検出し、前記補正量算出部は、前記中間転写体上において当該紙間マークと同位相に形成された色ずれ検出用マークに対応する色ずれ量を前記色ずれ記憶部から読み出し、前記紙間マークの色ずれ量から当該読み出された色ずれ量を減算することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体ドラムの位相を検出するドラム位相検出部と、
    検出された前記感光体ドラムと前記中間転写体との位相関係を記憶する位相記憶部と、
    色ずれ検出用マーク及び紙間マークを形成する時の前記中間転写体及び前記感光体ドラムの位相を整合させる位相整合部とを更に備え、
    前記中間転写体の全周の長さは前記感光体ドラムの全周の長さの整数倍である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記マーク形成部は、画像形成装置が画像形成ジョブを中断して行う専用シーケンスにより色ずれを補正した後に、色ずれ検出用マークを形成し、当該色ずれ検出用マークについて色ずれ量の算出及び記憶を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記マーク形成部は、画像形成ジョブの実行中に紙間マークを形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を無端状の中間転写体を介して用紙上に重ね合わせて転写することにより形成されるカラー画像における色ずれを補正する色ずれ補正方法であって、
    前記中間転写体の全周に渡ってトナー像として色ずれ検出用マークを形成し、
    当該色ずれ検出用マークの色ずれ量を算出し、
    当該色ずれ検出用マークが形成された前記中間転写体の位相を検出し、
    当該色ずれ検出用マークの色ずれ量を前記中間転写体の位相に関連付けて記憶し、
    前記中間転写体の用紙間に相当する位置にトナー像として紙間マークを形成し、
    当該紙間マークの色ずれ量を算出し、
    当該紙間マークが形成された前記中間転写体の位相を検出し、
    当該紙間マークの色ずれ量から前記中間転写体の同じ位相に形成された前記色ずれ検出用マークの色ずれ量を減算することにより色ずれ補正量を算出し、
    当該色ずれ補正量を用いて色ずれを補正する、
    ことを特徴とする色ずれ補正方法。
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