JP2010270888A - 鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキディスクをホイールに直接締付けてフローティングマウントする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造において、ブレーキディスクの車体外側に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させる。
【解決手段】ブレーキディスク70の取付け孔70Cに、取付け孔70Cに挿通される筒部58と、車幅方向外側端部にフランジ部59とを有するカラー57を挿通し、フランジ部59とブレーキディスク70との間にバネ部材65を介装し、車幅方向外側から前記カラー57を貫通したボルト72で前記ブレーキディスク70をホイールにフローティングマウントする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造において、カラー57は筒部58のホイール側端部に底部60Aをさらに有し、カラー57の筒部58及び底部60Aで囲まれる空間にボルト72の頭部72Aが収容されるボルト頭部収容凹部60を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両のブレーキ装置のブレーキディスク締付け構造に関する。
従来、自動二輪車のブレーキ装置において、ブレーキディスクをホイールにボルトによって直接固定した構造が周知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記ボルトが挿通されるカラーとブレーキディスクとの間に弾性部材を介装した状態でブレーキディスクを固定し、ブレーキディスクをフローティングマウントした構造が開示されている。
実開昭63−50796号公報
ところで、上記従来のブレーキ装置では、上記ボルトの頭部がカラーから車体外側に突出して設けられている。このボルトは、ホイールと一緒に回転するため、ボルトの回動軌跡の全体に亘ってボルトの頭部がブレーキディスクの車体外側のスペースの一部を占めることとなる。このため、ブレーキディスクの車体外側に別の部品を配置する際のレイアウトの自由度が少なかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ブレーキディスクをホイールに直接締付けてフローティングマウントする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造において、ブレーキディスクの車体外側に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、ブレーキディスクのホイール側への取付け孔に、該取付け孔に挿通される筒部と、車幅方向外側端部にフランジ部とを有するカラーを挿通し、該カラーのフランジ部と前記ブレーキディスクとの間にバネ部材を介装し、車幅方向外側から前記カラーを貫通したボルトで前記ブレーキディスクをホイールにフローティングマウントする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造において、前記カラーは前記筒部のホイール側端部に底部をさらに有し、前記カラーの前記筒部及び前記底部で囲まれる空間に前記ボルト頭部が収容されるボルト頭部収容凹部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、カラーのフランジ部とブレーキディスクとの間にバネ部材を介装し、カラーを貫通するボルトによってホイールにブレーキディスクをフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造において、カラーのフランジ部側端部にボルト頭部を収容するボルト頭部収容凹部を設けたため、カラー内にボルト頭部を収容できる。これにより、フランジ部側端部からボルト頭部が出っ張らないため、ボルトの回動軌跡の全体に亘ってブレーキディスクの車体外側にスペースを確保でき、ブレーキディスクの車体外側に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、上記構成において、前記ボルト頭部収容凹部の深さが前記ボルト頭部の高さと略等しく形成されても良い。
この構成によれば、ボルト頭部収容凹部の深さがボルト頭部の高さと略等しいため、締結状態においてボルト頭部がカラーのフランジ部から出っ張ることがない。これにより、ボルト頭部のブレーキディスクからの出っ張り量がフランジ部の出っ張り量と略等しくなるため、ボルト頭部の配置の省スペース化を図ることができる。
また、前記ボルト頭部収容凹部の径を前記筒部の径より小径とすると共に、前記ボルト頭部収容凹部の深さを前記フランジ部の厚さより大きくしても良い。
この場合、ボルト頭部収容凹部の径が筒部の径より小径であるため、フランジ部の厚さを超えて筒部のホイール側端部側までボルト頭部収容凹部の深さを確保できる。
さらに、前記ボルトは、前記ボルト頭部がテーパ形状で、該テーパ形状に合わせて前記カラーの前記底部がテーパ形状に形成されても良い。
この場合、テーパ面によってカラーを締め付けできるため、ボルトの軸方向だけでなく、ボルトの軸と垂直な方向にもカラーを確実に固定できる。また、ボルト頭部の座面のテーパ形状とカラーのテーパ形状が合わさることで、カラーを位置決めできる。
また、前記ホイールは、車両のフロントフォークに軸支される前輪であり、前記ブレーキディスクは前記ホイールのスポークに形成されたボスに取り付けられ、前記フロントフォークには、前記ブレーキディスクを挟むピンスライド式キャリパと、前記フロントフォークの下部に締付けられるとともに前記ピンスライド式キャリパを支持するキャリパブラケットとが設けられ、前記ピンスライド式キャリパと前記車軸との間には、前記フロントフォークと前記キャリパブラケットとの締付け部と、前記キャリパブラケットに立設されて前記ピンスライド式キャリパをスライド自在に支持するピンボルトとが設けられ、前記ブレーキディスクの前記ボルトの回動軌跡が、側面視で、前記フロントフォークの下部と前記キャリパブラケットとの締付け部及び前記ピンボルトにオーバーラップしても良い。
この場合、フロントフォークに軸支される前輪のホイールにブレーキディスクをフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造において、カラーのフランジ部側端部にボルト頭部を収容するボルト頭部収容凹部を設けたため、カラー内にボルト頭部を収容できる。これにより、フロントフォークとブレーキディスクとの間にボルト頭部が出っ張らないため、フロントフォークとブレーキディスクとの間に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
さらに、ピンスライド式キャリパをフロントフォークに締付けられたキャリパブラケットで支持する構成において、スポークに形成されたボスに締付けられるボルトの回動軌跡が、フロントフォークの下部とキャリパブラケットとの締付け部及びピンボルトとオーバーラップする場合に、ボルト頭部がカラー内に収容されるため、ボルト頭部がフロントフォークの下部とキャリパブラケットとの締付け部及びピンボルトの配置の邪魔にならない。これにより、ピンスライド式キャリパをフロントフォークに締付けられたキャリパブラケットで支持する構成において、前輪のホイールのスポークに形成したボスに、カラーを介してボルトによってブレーキディスクをフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造を実現できる。
本発明に係る鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造では、カラーのフランジ部側端部にボルト頭部を収容するボルト頭部収容凹部を設けたため、カラー内にボルト頭部を収容できる。これにより、フランジ部側端部からボルト頭部が出っ張らないため、ボルトの回動軌跡の全体に亘ってブレーキディスクの車体外側にスペースを確保でき、ブレーキディスクの車体外側に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、ボルト頭部のブレーキディスクからの出っ張り量がフランジ部の出っ張り量と略等しくなるため、ボルト頭部の配置の省スペース化を図ることができる。
また、フランジ部の厚さを超えて筒部のホイール側端部側までボルト頭部収容凹部の深さを確保できる。
さらに、テーパ面によってカラーを締め付けできるため、ボルトの軸方向だけでなく、ボルトの軸と垂直な方向にもカラーを確実に固定できる。
また、前輪のホイールにブレーキディスクをフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造において、カラーのフランジ部側端部にボルト頭部を収容するボルト頭部収容凹部を設け、フロントフォークとブレーキディスクとの間にボルト頭部が出っ張らないようにしたため、フロントフォークとブレーキディスクとの間に別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
さらに、ピンスライド式キャリパをフロントフォークに締付けられたキャリパブラケットで支持する構成において、スポークに形成されたボスに締付けられるボルトの回動軌跡が、フロントフォークの下部とキャリパブラケットとの締付け部及びピンボルトとオーバーラップする場合に、ボルト頭部がカラー内に収容されるため、ボルト頭部がフロントフォークの下部とキャリパブラケットとの締付け部及びピンボルトの配置の邪魔にならない。これにより、ピンスライド式キャリパをフロントフォークに締付けられたキャリパブラケットで支持する構成において、前輪のホイールのスポークに形成したボスに、カラーを介してボルトによってブレーキディスクをフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造を実現できる。
以下、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で、上下、前後、左右の方向は、運転者から見た方向をいう。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の前部を示す右側面図である。
鞍乗型車両10の車体フレームFは、車両前部に設けられるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の上部から車両後方へ延びるメインパイプ21と、ヘッドパイプ11の下部から後下方に延びた後、屈曲して後方へ略水平に延びるダウンパイプ22とを有している。エンジン23は、メインパイプ21とダウンパイプ22との間に支持されている。また、燃料タンク24は、エンジン23の上方に配置されている。
ヘッドパイプ11内には、ステアリングシャフト(図示略)が回転自在に取り付けられている。ヘッドパイプ11の上方及び下方には、上記ステアリングシャフトの上端及び下端に取り付けられるトップブリッジ12及びボトムブリッジ13が位置している。トップブリッジ12の上端にはハンドルポスト14が一体的に設けられ、ハンドルポスト14の上端には、操行ハンドル15が取り付けられている。
前輪WFを軸支するフロントフォーク16は、車幅方向に左右一対で設けられ、トップブリッジ12及びボトムブリッジ13によって支持されている。フロントフォーク16は、いわゆる正立式のフロントフォークであり、トップブリッジ12及びボトムブリッジ13によって支持されるインナーチューブ17と、フロントフォークの下部を構成しインナーチューブ17をその内部に摺動自在に備えるアウターチューブ18(フロントフォークの下部)とを有している。前輪WFは、左右のアウターチューブ18の下端の間に跨って挿通される車軸19によって軸支されている。
前輪WFは、タイヤ26と、タイヤ26が取り付けられるホイール50とを備えて構成されている。ホイール50には、円環状のブレーキディスク70が取り付けられており、フロントフォーク16のアウターチューブ18には、ホイール50と共に回転するブレーキディスク70を制動するブレーキ装置80が取り付けられている。
操行ハンドル15の右端側には、ブレーキレバー28を備えたマスタシリンダ29が取り付けられている。マスタシリンダ29は、ブレーキホース30によってブレーキ装置80に接続されており、ブレーキ装置80は、ブレーキレバー28の操作によってブレーキ液の液圧が変化させられることで作動する。
また、ブレーキ装置80は、前輪WFと後輪(図示略)とのブレーキを連動させる前後連動ブレーキシステムと、前輪WF及び後輪のブレーキがロックすることを回避するABSシステムとに接続されている。このABSシステムはECU(図示略)に接続されており、ECUの制御により駆動されるパワーユニット(図示略)が発生させる液圧によって作動する。
左右のアウターチューブ18には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ27が取り付けられている。ヘッドパイプ11の前部には、ヘッドライト25が取り付けられている。
図2は、前輪WFの右側面図である。
図2に示すように、ホイール50は、タイヤ26が取り付けられる円環状のリム51と、車軸19に軸支されて車軸19上で回転するハブ52と、リム51とハブ52とを連結するスポーク53とを備えて構成される。ホイール50は、リム51、ハブ52及びスポーク53が鋳造または鍛造によって一体に形成されたホイールである。
スポーク53は、ホイール50の中央に位置するハブ52の外周から径方向に突出して複数形成されている。詳細には、各々のスポーク53は、略Y字状に形成されて互いに略等間隔をあけて放射状に配置され、ハブ52の外周から突出した基部53Aと、基部53Aから2方向に分岐してハブ52に連結される腕部53Bとを有している。
ブレーキディスク70は、車両右側のフロントフォーク16とホイール50との間において、ホイール50の側面と略平行に設けられ、複数の孔が穿設された円環状のディスク部70Aと、ディスク部70Aの内周側に突出して複数形成されたディスク側取付部70Bとを有している。各ディスク側取付部70Bは、互いに略等間隔をあけて形成されており、スポーク53の各基部53Aに重ねて配置される。
そして、ブレーキディスク70は、ディスク側取付部70Bがホイール50の各基部53Aに車体外側からボルト72によって直接締付けられることで固定されている。
また、ブレーキディスク70は、ホイール50と同心に設けられ、径方向において車軸19とリム51との中間部に位置している。
ブレーキディスク70の各ディスク側取付部70Bと各基部53Aとの間には、リング状の車輪速センサロータ54が介装され、ボルト72によって共締めされている。車輪速センサロータ54は、ブレーキディスク70の内周側に位置している。
図3は、ブレーキ装置80の周辺の拡大側面図である。
図3に示すように、ブレーキ装置80は、ブレーキディスク70と、ブレーキディスク70を両側から挟み込む一対のパッド81と、パッド81を収容するとともにパッド81を押圧してブレーキディスク70を制動するブレーキキャリパ82と、ブレーキキャリパ82をフロントフォーク16のアウターチューブ18に連結するキャリパブラケット83とを備えている。
アウターチューブ18には、アウターチューブ18の一部が車両後方側に突出したフォーク側取付部18A、18Bが形成されている。これらフォーク側取付部18A、18Bはブレーキディスク70と略平行に突出している。ブレーキキャリパ82は、キャリパブラケット83を介してフォーク側取付部18A、18Bに連結され、アウターチューブ18の車両後方側に固定されている。
また、フォーク側取付部18Aは、径方向においてブレーキディスク70の外周よりも外側に位置している。また、フォーク側取付部18Bは、フォーク側取付部18Aの下方に形成され、側面視においてブレーキディスク70にオーバーラップする位置に設けられている。
キャリパブラケット83は縦長の板状に形成され、フォーク側取付部18A、18Bに挿通される2本のブラケット固定ボルト61によってアウターチューブ18に固定される。各ブラケット固定ボルト61は、車軸19と略平行に挿通され、キャリパブラケット83の上端及び中間部に形成された締付け部83A、83Bにそれぞれ締め込まれている。
キャリパブラケット83の下端には、車輪速センサロータ54に形成された複数の孔54Aと対向する位置に、車輪速センサ84が設けられている。この車輪速センサ84によって、ホイール50と共に回転する車輪速センサロータ54の孔54Aが検知される。上記ECUは、所定時間当たりに検知された孔54Aの数に基づいて、前輪WFの車輪速(回転状態)を算出し、上記前後連動ブレーキシステム及びABSシステム等を制御する。
また、キャリパブラケット83の上部及び下部には、ブレーキキャリパ82をスライド自在に支持するピンボルト85A、85Bがそれぞれ設けられており、これらピンボルト85A、85Bは、キャリパブラケット83の側面から外側方向へ車軸19と略平行に立設されている。
ピンボルト85Aは、径方向においてブレーキディスク70の外周よりも外側に位置し、ピンボルト85Bは、ピンボルト85Aの下方に形成され、側面視においてブレーキディスク70にオーバーラップする位置に設けられている。
ブレーキキャリパ82は、その上部及び下部に、ピンボルト85A、85Bが嵌合されるスライド孔86A、86Bをそれぞれ有しており、ピンボルト85A、85Bに沿って車軸19の軸方向にスライド自在に取り付けられている。
ブレーキキャリパ82は、ブレーキディスク70の外周側からディスク部70Aに嵌め込まれるようにして配置され、ブレーキキャリパ82内には、ディスク部70Aを両側から挟み込むように一対の板状のパッド81が装着されている。
ブレーキキャリパ82の後部には、ピンボルト85A、85Bと平行にブレーキキャリパ82及び両パッド81を貫通するハンガピン87が設けられている。パッド81は、ブレーキキャリパ82内にディスク部70Aに沿うように設けられ、一端がキャリパブラケット83の後面に形成された支持溝88に嵌合されて支持され、他端がハンガピン87に軸支されている。パッド81は、ハンガピン87の軸方向にスライド自在である。
ブレーキキャリパ82は、パッド81をディスク部70Aに押圧するピストン89を3つ備えており、ディスク部70Aに沿って並んだ3つのピストン89の内、中央に位置するピストン89は、上記前後連動ブレーキシステムの液圧により駆動され、両端のピストン89はブレーキレバー28の操作によるマスタシリンダ29からの液圧によりそれぞれ駆動される。
また、ブレーキキャリパ82には、マスタシリンダ29に接続されたブレーキホース30が接続される接続部90Aと、上記パワーユニットに接続されたブレーキホース31が接続される連動側接続部90Bとが設けられている。
図4は、図3のIV−IV断面図である。ここで、図4は、キャリパブラケット83及びブレーキキャリパ82をIV−IV断面の種々の断面で各断面に対して垂直な方向から見た図であり、車輪速センサ84、締付け部83B、ピンボルト85B、及び、ブレーキキャリパ82を順に通る断面を示している。そして、図4には、キャリパブラケット83及びブレーキキャリパ82と共にホイール50を示しており、図4では、ブレーキディスク70を締付けるボルト72が、側面視で、締付け部83Bとオーバーラップする図3に位置Lで示す位置にホイール50が回転した状態を示している。また、図4はアウターチューブ18の後方側の断面図であるが、図4ではアウターチューブ18の一部を2点鎖線で示している。
図4に示すように、ホイール50は、左右のアウターチューブ18(車体左側のアウターチューブ18は不図示)の下端に支持された車軸19によって回転自在に軸支されている。詳細には、ホイール50は、ハブ52に嵌め込まれたベアリング55を介して車軸19に支持され、ベアリング55の外側にはダストシール55Aが設けられている。
また、各スポーク53の基部53Aには、車軸19と略平行にホイール50の車幅方向外側へ突出したボス56がそれぞれ立設されている。円柱状に形成された各ボス56の先端56Aは平坦に形成され、ブレーキディスク70は、ディスク側取付部70Bが先端56Aに載せられるようにして取り付けられている。また、先端56Aにはボルト72が締め込まれる雌ネジ部56Bが形成されている。
詳細には、各ディスク側取付部70Bには、ボルト72が挿通される取付け孔70Cが形成されており、ブレーキディスク70は、各取付け孔70Cに嵌め込まれた筒状のカラー57を介して、ボルト72によって各ボス56に締結固定される。車輪速センサロータ54は、ディスク側取付部70Bと先端56Aとの間に介装されている。さらに、ディスク側取付部70B及びカラー57と車輪速センサロータ54との間には、薄板状のワッシャ62が介装されている。
また、各ボス56が外側へ突出する高さは略等しくなっており、ブレーキディスク70はホイール50の側面と略平行に支持されている。各ボス56の先端56Aは、ハブ52の側端52Aよりも幅方向の内側に位置している。
アウターチューブ18のフォーク側取付部18A、18B(図4には18Bのみを図示)は、アウターチューブ18の幅内の中央部に位置している。キャリパブラケット83は、各ブラケット固定ボルト61によってフォーク側取付部18A、18Bの幅方向内側の面に締結され、フォーク側取付部18A、18Bとブレーキディスク70との間に位置している。
また、キャリパブラケット83は、ブレーキディスク70の面に対向する内側面83Cが、カラー57の車幅方向の外側端部59A近傍まで延びており、制動時に大きな力がかかるブレーキキャリパ82を確実に支持できるように十分な板厚が確保されている。
さらに、締付け部83Bに締め込まれるブラケット固定ボルト61のネジ部61A及び、ピンボルト締付け部93に締め込まれるピンボルト85Bのネジ部85Cは、キャリパブラケット83の内側面83Cの近傍まで延びており、ネジ部61A及びネジ部85Cは十分な締め込み量が確保されている。
ブレーキキャリパ82は、ブロック状のキャリパ本体91を有し、キャリパ本体91は、内側に窪んだパッド収容部91Aと、各ピストン89とを備えている。パッド81は、パッド収容部91Aに収容されており、ディスク部70Aを挟んで車幅方向内側に位置する固定側パッド81Aと車幅方向外側に位置する可動側パッド81Bとを備えている。各ピストン89は、可動側パッド81Bの裏面側に当接して設けられている。
ピンボルト85A、85Bが嵌合されるスライド孔86A、86B(図4には86Bのみを図示)は、キャリパ本体91のピストン89の側に形成されている。ピンボルト85Bには、ピンボルト85Bの軸部を覆うゴム製のダストブーツ92が取り付けられており、スライド孔86Bは、ダストブーツ92を介してピンボルト85B上をスライドする。また、ピンボルト85A、85Bは、キャリパブラケット83に形成された各ピンボルト締付け部93に締結固定されている。
ブレーキキャリパ82は、ピンボルト85A、85Bによってスライド自在に支持された、いわゆる、ピンスライド式キャリパである。すなわち、液圧によってピストン89が可動側パッド81Bをディスク部70A側に押圧すると、その反力によってキャリパ本体91は、固定側パッド81Aと共にピンボルト85A、85B上を車幅方向外側へディスク部70Aを押圧するように移動する。これにより、ブレーキキャリパ82は、片側に設けた各ピストン89が駆動されることで、ディスク部70Aを両側から挟み込むことができ、ディスク部70Aとパッド81との摩擦によって前輪WFを制動できる。
図5は、図4のボルト72近傍の拡大図である。
図5に示すように、カラー57は、ブレーキディスク70の取付け孔70Cに挿通される円筒状の筒部58と、筒部58の外側の端に形成されるフランジ部59とを有している。筒部58の外径は取付け孔70Cの内径よりも小さく形成されており、取付け孔70Cがボルト72によって締結された状態においても、筒部58と取付け孔70Cとが、ブレーキディスク70の径方向に相対的に変位可能となっている。
筒部58の中央には、ボルト72が挿通される孔58Aが形成されている。また、フランジ部59は、筒部58を外周側に円環状に突出させて形成され、ディスク側取付部70Bをブレーキディスク70の外側面の側からボス56に押さえ付けている。
また、フランジ部59とディスク側取付部70Bとの間には、リング状のバネ部材65が介装されている。バネ部材65は所定の撓み量だけ撓んだ状態で取り付けられており、そのバネ力によってディスク側取付部70Bをボス56の先端56Aに押し付けている。これにより、ブレーキディスク70はバネ部材65のバネ力に抗してボルト72の軸方向に変位可能である。
すなわち、ブレーキディスク70は、その径方向及びボルト72の軸方向に変位可能に締結されており、車幅方向外側からカラー57を貫通するボルト72によってホイール50のボス56にフローティングマウントされている。
さらに、カラー57は、筒部58のホイール側端部、すなわち、筒部58におけるボス56の先端56Aの側に、頭部72Aの座面を受ける底部60Aを有している。カラー57のフランジ部59側の端には、ボス56の側に凹んだボルト頭部収容凹部60が形成されており、このボルト頭部収容凹部60には、ボルト72の頭部72A(ボルト頭部)が収容されている。ボルト頭部収容凹部60は、平面視では孔58Aと同軸に形成された円形の凹部であり、筒部58及び底部60Aで囲まれた空間である。
ボルト頭部収容凹部60の深さは頭部72Aの高さと略等しく形成されており、ボルト頭部収容凹部60の底部60Aに接してボス56に締付けられた頭部72Aは、その頂部72Bがフランジ部59の外側端部59Aと略面一になっている。すなわち、ボルト72の頭部72Aはフランジ部59から外側に出っ張っておらず、ボルト72は、カラー57の内部に形成されたスペースを利用して省スペースに配置されている。
また、ボルト頭部収容凹部60の径は筒部58の外径よりも小径に形成されると共に、ボルト頭部収容凹部60の深さはフランジ部59の厚さよりも大きく形成されている。これにより、フランジ部59の厚さを超えて筒部58のホイール側端部側までボルト頭部収容凹部60の深さを確保できる。
さらに、ボルト72は、頭部72Aの中央に六角穴72Cを有した六角穴付きボルトであるため、頭部72Aをボルト頭部収容凹部60に収容した構成であっても、六角穴72Cに工具を挿入してボルト72を着脱できる。
図6は、図3のIV−IV断面図であり、図4の状態からホイール50が回転し、ブレーキディスク70を締付けるボルト72が、側面視で、ピンボルト85Bとオーバーラップする図3に位置Mで示す位置にホイール50が回転した状態を示している。
図3及び図6に示すように、ホイール50の径方向においてブレーキキャリパ82と車軸19との間には、キャリパブラケット83の締付け部83B及びピンボルト85Bが位置している。
前輪WFの回転に伴いホイール50が回転すると、ブレーキディスク70をホイール50に固定するボルト72及びカラー57は、図3に2本の2点鎖線で囲われた部分に示すように、円環状の回動軌跡Xを伴って回転する。この回動軌跡Xは、側面視において、締付け部83B及びピンボルト85Bにオーバーラップしている。
図3及び図4に示すように、ホイール50の回転に伴ってディスク側取付部70Bが締付け部83Bの近傍を通る場合、頭部72Aは、締付け部83B及び締付け部83Bに締め込まれるブラケット固定ボルト61に接近し、側面視では、頭部72Aは締付け部83B及びブラケット固定ボルト61にオーバーラップしてキャリパブラケット83の内側面83Cの近傍を通過する。
また、図3及び図6に示すように、ホイール50の回転に伴ってディスク側取付部70Bがピンボルト85Bの近傍を通る場合、頭部72A及びカラー57は、ピンボルト85B及びピンボルト締付け部93に接近し、側面視では、頭部72Aはピンボルト85B及びピンボルト締付け部93にオーバーラップしてキャリパブラケット83の内側面83Cの近傍を通過する。
本実施の形態では、頭部72Aをカラー57のボルト頭部収容凹部60に収容し、フランジ部59側の端部から頭部72Aが出っ張らないようにしたため、回動軌跡Xで示すようにボルト72が締付け部83B及びピンボルト85Bにオーバーラップする構成であっても、ブレーキディスク70の車体外側にスペースを確保でき、頭部72Aが、キャリパブラケット83、締付け部83B、及び、ピンボルト85Bの配置の邪魔にならない。
これにより、ブレーキディスク70の車体外側の近傍までキャリパブラケット83の内側面83Cを延ばしてキャリパブラケット83の強度及び剛性を確保することができると共に、キャリパブラケット83に、締付け部83B、ブラケット固定ボルト61、ピンボルト85B、及び、ピンボルト締付け部93を配置できる。
また、キャリパブラケット83とブレーキディスク70との間に頭部72Aを配置できるようにするために、ブレーキディスク70を車幅方向内側にずらして配置するとともにブレーキキャリパ82を車幅方向内側に延長することが考えられるが、本実施の形態では、ブレーキキャリパ82を車幅方向内側に延長する必要がないため、ブレーキキャリパ82の大型化を避けることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、カラー57のフランジ部59とブレーキディスク70との間にバネ部材65を介装し、カラー57を貫通するボルト72によってホイール50にブレーキディスク70をフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造において、カラー57のフランジ部59側の端部に頭部72Aを収容するボルト頭部収容凹部60を設けたため、カラー57内に頭部72Aを収容できる。これにより、フランジ部59側の端部から頭部72Aが出っ張らないため、ボルト72の回動軌跡の全体に亘ってブレーキディスク70の車体外側にスペースを確保でき、ブレーキディスク70の車体外側に、締付け部83Bを有するブレーキキャリパ82やピンボルト85B等の別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
またボルト頭部収容凹部60の深さが頭部72Aの高さと略等しいため、締結状態において頭部72Aがカラー57のフランジ部59から出っ張ることがない。これにより、頭部72Aのブレーキディスク70からの出っ張り量がフランジ部59の出っ張り量と略等しくなるため、頭部72Aの配置の省スペース化を図ることができる。
また、ボルト頭部収容凹部60の径は筒部58の外径よりも小径に形成されているため、フランジ部59の厚さを超えて筒部58のホイール側端部側までボルト頭部収容凹部60の深さを確保できる。
また、フロントフォーク16のアウターチューブ18に軸支される前輪WFのホイール50にブレーキディスク70をフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造において、カラー57のフランジ部59側の端部に頭部72Aを収容するボルト頭部収容凹部60を設けたため、カラー57内に頭部72Aを収容できる。これにより、アウターチューブ18とブレーキディスク70との間に頭部72Aが出っ張らないため、アウターチューブ18とブレーキディスク70との間に、締付け部83Bを有するブレーキキャリパ82やピンボルト85B等の別の部品を配置するレイアウトの自由度を向上させることができる。
さらに、ピンスライド式のブレーキキャリパ82を、フロントフォーク16のアウターチューブ18に締付けられたキャリパブラケット83で支持する構成において、スポーク53に形成されたボス56に締付けられるボルト72の頭部72Aの回動軌跡Xが、フォーク側取付部18Bとキャリパブラケット83との締付け部83B及びピンボルト85Bとオーバーラップする場合に、頭部72Aがカラー57内のボルト頭部収容凹部60に収容されるため、頭部72Aが締付け部83B及びピンボルト85Bの配置の邪魔にならない。これにより、ピンスライド式のブレーキキャリパ82をフロントフォーク16のアウターチューブ18に締付けられたキャリパブラケット83で支持する構成において、前輪WFのホイール50のスポーク53に形成したボス56に、カラー57を介してボルト72によってブレーキディスク70をフローティングマウントするブレーキディスク締付け構造を実現できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態では、キャリパブラケット83は、正立式のフロントフォーク16の下部であるアウターチューブ18に締付けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、倒立式のフロントフォークの下部に設けられたインナーチューブに締付けられても良い。また、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
[第2の実施の形態]
以下、図7を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
なお、この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態におけるブレーキディスク70を締付けるボルト72に代えて、テーパボルト172(ボルト)によってブレーキディスク70をボス56に締付けている。
図7は、図5においてボルト72をテーパボルト172に置き換えた場合の拡大断面図である。
テーパボルト172は、頭部172Aの座面172Dがテーパボルト172の先端側に向かって先細りのテーパ形状に形成されたボルトである。また、頭部172Aの中央には、六角穴172Cが形成されている。
ブレーキディスク70の取付け孔70Cに挿通されるカラー157は、第1の実施の形態のカラー57に、頭部172Aを収容するボルト頭部収容凹部160を形成したものである。ボルト頭部収容凹部160は、テーパボルト172のテーパ形状の座面172Dを受ける底部160Aを有し、この底部160Aは、座面172Dのテーパ形状に対応し、テーパボルト172を締め込んだ状態で座面172Dに密着するテーパ形状に形成されている。
ボルト頭部収容凹部160の深さは頭部172Aの高さと略等しく形成されており、ボルト頭部収容凹部160の底部160Aに接してカラー157を介してボス56に締付けられた頭部172Aは、その頂部172Bがフランジ部59の外側端部59Aと略面一になっている。すなわち、頭部172Aはフランジ部59から外側に出っ張っておらず、テーパボルト172は、カラー157の内部に形成されたスペースを利用して省スペースに配置されている。
第2の実施の形態では、テーパ形状の座面172Dと底部160Aとが密着した状態でカラー157を締め付けできるため、テーパボルト172の軸方向だけでなく、テーパボルト172の軸と垂直な方向、すなわち、ブレーキディスク70の回転方向にもカラー157をより確実に固定できる。また、ボルト頭部の座面のテーパ形状の座面172Dと底部160Aとが合わさることで、カラー157を位置決めすることができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の前部を示す右側面図である。 前輪の右側面図である。 ブレーキ装置の周辺の拡大側面図である。 図3のIV−IV断面図であり、ボルトが締付け部にオーバーラップした状態の図である。 図4のボルト近傍の拡大図である。 図3のIV−IV断面図であり、ボルトがピンボルトにオーバーラップした状態の図である。 図5においてボルトをテーパボルトに置き換えた場合の拡大断面図である。
10 鞍乗型車両
16 フロントフォーク
18 アウターチューブ(フロントフォークの下部)
19 車軸
50 ホイール
53 スポーク
56 ボス
57 カラー
58 筒部
59 フランジ部
60、160 ボルト頭部収容凹部
60A、160A 底部
65 バネ部材
70 ブレーキディスク
70C 取付け孔
72 ボルト
72A、172A 頭部(ボルト頭部)
82 ブレーキキャリパ(ピンスライド式キャリパ)
83 キャリパブラケット
83B 締付け部
85B ピンボルト
172 テーパボルト(ボルト)
WF 前輪
X 回動軌跡

Claims (5)

  1. ブレーキディスクのホイール側への取付け孔に、該取付け孔に挿通される筒部と、車幅方向外側端部にフランジ部とを有するカラーを挿通し、該カラーのフランジ部と前記ブレーキディスクとの間にバネ部材を介装し、車幅方向外側から前記カラーを貫通したボルトで前記ブレーキディスクをホイールにフローティングマウントする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造において、
    前記カラーは前記筒部のホイール側端部に底部をさらに有し、
    前記カラーの前記筒部及び前記底部で囲まれる空間に前記ボルト頭部が収容されるボルト頭部収容凹部を設けたことを特徴とする鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造。
  2. 前記ボルト頭部収容凹部の深さが前記ボルト頭部の高さと略等しく形成されたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造。
  3. 前記ボルト頭部収容凹部の径を前記筒部の径より小径とすると共に、前記ボルト頭部収容凹部の深さを前記フランジ部の厚さより大きくしたことを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造。
  4. 前記ボルトは、前記ボルト頭部がテーパ形状で、該テーパ形状に合わせて前記カラーの前記底部がテーパ形状に形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造。
  5. 前記ホイールは、車両のフロントフォークに軸支される前輪であり、
    前記ブレーキディスクは前記ホイールのスポークに形成されたボスに取り付けられ、
    前記フロントフォークには、前記ブレーキディスクを挟むピンスライド式キャリパと、前記フロントフォークの下部に締付けられるとともに前記ピンスライド式キャリパを支持するキャリパブラケットとが設けられ、
    前記ピンスライド式キャリパと前記車軸との間には、前記フロントフォークと前記キャリパブラケットとの締付け部と、前記キャリパブラケットに立設されて前記ピンスライド式キャリパをスライド自在に支持するピンボルトとが設けられ、
    前記ブレーキディスクの前記ボルトの回動軌跡が、側面視で、前記フロントフォークの下部と前記キャリパブラケットとの締付け部及び前記ピンボルトにオーバーラップすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造。
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