JP2010269586A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録材の反りを被記録領域を傷付けることなく、矯正して高品質の記録の実行を可能にする。
【解決手段】記録装置1は、被記録材Pの被記録面にインクを吐出して記録を実行する記録ヘッドと、記録実行領域に到達した被記録材Pの下面を支承して前記記録ヘッドとの間のギャップを規定するプラテン13と、を備え、前記プラテン13は、プラテン13上の被記録材Pの中間部25を吸着する固定吸引部27を備えた固定プラテン部29と、プラテン13上の被記録材Pの左右の側縁部31L、31Rを吸着する上下方向Zに移動可能な可動吸引部35L、35Rを備えた可動プラテン部37L、37Rとを具備することによって構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録材の反りを矯正し、フラットな姿勢にした状態で記録を実行するための記録装置に関する。
インクジェットプリンター等の記録装置の中には、被記録材の被記録面に吐出されたインクの乾燥を促進させるために、被記録材を支持して記録ヘッドとの間のギャップを規定するプラテンに対してヒーターが設けられているものがある。このようなヒーター付きのプラテンを備えている記録装置の場合には、プラテンの伝導熱によって被記録材に反り(カールともいう)が発生することがある。そして、このような反りには、被記録材の幅方向の中央部が高くなる凸状の反りと、被記録材の幅方向両端のエッジ部が高くなる凹状の反りとがある。
また、前記被記録材の反りを矯正するために、下記の特許文献1に示すような吸気装置を備えた記録装置も存在している。この記録装置は、記録実行領域の上流側のプラテンに複数個の吸気穴を形成し、プラテン内部に設けた吸気装置によって生起される吸引力を利用して前記被記録材をプラテンの上面に密着させるようにしている。
しかしながら、特許文献1に開示されている記録装置は、湿気等によって当初からカールが発生している被記録材をプラテン上面に吸着させて被記録材の浮きを防止することを目的としている。従って、プラテン上で前記乾燥時の熱等が原因で発生するカールに対しては、該カールを矯正して被記録材の全面を再度プラテンの上面に吸着させるという効果は有していない。
特に、上述した凹状の反りが生じている被記録材に対しては、反りが生じている被記録材のエッジ部に前記吸引力は効果的に作用しないため、当該反りの矯正が充分に行なわれず、ヘッド擦すれや、記録品質の低下を招いていた。
本発明は、このような背景技術の下になされたものであって、被記録材に生じている反りを矯正した状態で被記録材の被記録面に対して記録を実行することができるようにすることを課題とするものである。
本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録材の被記録面にインクを吐出して記録を実行する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによる記録実行領域に位置する前記被記録材の被記録面の反対側の面を支持するプラテンと、前記プラテンに設けられた複数の吸引孔部と、を備え、前記プラテンは、幅方向における両側縁部が前記記録ヘッドに向けて進退可能に構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記プラテンの両側縁部を記録ヘッドに向けて進出させることによって、カールによってプラテン面から離間している被記録材の両側のカール部に前記吸引孔部の開口部を近付けることができる。そして、該開口部に被記録材の前記カール部を吸着させた状態で当該プラテンの両側縁部を後退させれば、被記録材に生じていた反りが矯正されてフラットな姿勢になる。これにより、被記録面にカールの影響のない高品質の記録を実行することができる。
尚、本態様の効果は、前記カールがプラテンに支持される前から生じていたものであるかプラテンに支持された後に生じたものであるかを問わず、得ることができる。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様の記録装置において、前記両側縁部は、複数の吸引孔部をユニット化して一体化した可動ユニットとして構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記両側縁部は、複数の吸引孔部をユニット化して一体化した可動ユニットとして構成されているので、被記録材の前記カール部に沿って設けられている複数の吸引孔部を同時に進出させて、各吸引孔部の開口部を該カール部に接触させて吸着させることができる。また、吸着後、前記複数の吸引孔部を同時に後退させれば、被記録材に生じていた反りはプラテンの存している記録実行領域全体に亘って一挙に矯正される。
本発明の第3の態様は、前記第1の態様または2の態様の記録装置において、前記可動ユニットは、両側においてそれぞれ少なくとも2列ずつ設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、内側の列の可動ユニットが最初に被記録材に作用して、被記録材のカールが生じている部分に対して第1段の矯正をし、次に外側の列の可動ユニットが前記第1段の矯正が行われた被記録材に作用して、カール部分に対して第2段の矯正をして被記録材の反りを矯正し、フラットな姿勢にする。従って、前記2段階の矯正作用で被記録材の反りは確実に矯正される。
本発明の第4の態様は、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様の記録装置において、前記進退可能な両側縁部の吸引孔部は、前記被記録材に対する吸着面が該被記録材のカール形状に沿う傾斜面になっていることを特徴とするものである。
本態様によれば、吸引孔部の吸着面を被記録材のカールが生じている部分に対向させ、より被記録材に近付けることができる。従って、効果的に被記録材のカールが生じている部分に吸引孔部の吸着面を作用させて被記録材の反りの矯正を確実に実行することができる。
本発明の第5の態様置は、前記第4の態様の記録装置において、前記吸着面の傾斜角度は、少なくとも2階段に切り換わるように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、被記録材のカールの大きさに対応して吸引孔部の吸着面の傾斜角度をより適した角度に切り換えることができる。従って、被記録材のカールが生じている部分に対する吸引孔部の吸着力が高まり、被記録材の反りの矯正が一層、確実に実行されるようになる。
本発明の第6の態様は、前記第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様の記録装置において、前記進退可能な両側縁部は、前記吸引孔部の吸引力より小さい力で前記被記録材側に突出傾向を付与する付勢部材を介して設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記進退可能な両側縁部は、前記吸引孔部の吸引力より小さい力で前記被記録材側に突出傾向を付与する付勢部材を介して設けられている。従って、吸引孔部を記録ヘッドに向けて進出させるための別段の動力を設けなくても、当該付勢部材の付勢力によって吸引孔部の吸着面は被記録材に近付くことができる。そして、吸引ファン等の吸引力によって吸引孔部は被記録材のカール部と一体になって後退することができる。
本発明の第7の態様は、前記第1の態様から第6の態様のいずれか一つの態様の記録装置において、前記進退可能な両側縁部は、使用が想定される被記録材のサイズに対応した複数個所に設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、被記録材のサイズに違いに対応して、使用する可動の吸引孔部を選択することができるから、被記録材のサイズの違いに関係なく、被記録材に生じている反りの矯正を確実に実行することが可能になる。
本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターの内部構造の概略を示す側面図。 本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターの記録実行領域周辺を示す平面図。 本発明の実施例1に係る図2中のA−A断面図。 本発明の実施例1に係る可動吸引部が上昇位置に位置している時の図3中のB部の拡大図(a)と、下降位置に位置している時の図3中のB部の拡大図(b)。 本発明の実施例2に係る可動吸引部が上昇位置に位置している時の拡大断面図(a)と、下降位置に位置している時の拡大断面図(b)。 本発明の実施例3に係る可動吸引部が上昇位置に位置している時の拡大断面図(a)と、中間位置に位置している時の拡大断面図(b)と、下降位置に位置している時の拡大断面図(c)。 本発明の実施例4に係る可動吸引部が上昇位置に位置している時の拡大断面図(a)と、下降位置に位置している時の拡大断面図(b)。 本発明の実施例5に係る可動吸引部が上昇位置に位置している時の拡大断面図(a)と、下降位置に位置している時の拡大断面図(b)。
以下、本発明に係る記録装置の構造と作動態様を説明する。最初に本発明の記録装置を実施するための形態としてインクジェットプリンター1を採り上げて、インクジェットプリンター1の概略を図1、図2に基づいて説明する。
図示のインクジェットプリンター1は、用紙系及びフィルム系の長尺な被記録材Pに対して記録を実行することができる構造のインクジェットプリンターである。また、被記録材Pとしては、図1に示すロール紙Rや図2に示す単票紙P(被記録材Pと同一の符号Pを使用する)が適用可能になっている。
図1、図2では、左端側が被記録材Pの搬送方向Xの上流側(以下、単に上流側という)、右端側が被記録材Pの搬送方向Xの下流側(以下、単に下流側という)になっている。上流側には図1に示すようにロール紙Rの繰出し部3が設けられており、繰出し部3から繰り出されたロール紙Rは搬送ガイドローラー5に案内されて搬送方向Xに長い記録実行領域7に導かれる。
記録実行領域7の上方には、被記録材Pの被記録面である上面に各色のインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド9が設けられている。該記録ヘッド9は搬送方向Xを移動方向として往復移動するキャリッジ11によって保持されており、搬送方向Xに長い記録実行領域7の全面をキャリッジ11と一体になって移動できるようになっている。
記録実行領域7の下方には、記録実行領域7に到達した被記録材Pの下面を支持して前記記録ヘッド9との間のギャップPG(一例として1mm程度である)を規定するプラテン13が設けられている。該プラテン13には、多数の吸引孔15、15…が形成されており、一例として吸引ファン17によって生起された吸引力Aによってプラテン13上の被記録材Pをプラテン13の上面に吸着させる構造の吸引機構19が設けられている。
記録実行領域7の下流には、排出ガイドローラー20が設けられている。記録実行後の被記録材Pは、該排出ガイドローラー20に案内されて、当該被記録材Pが単票紙Pであれば、図示しない排出部に向けて排出され、当該被記録材Pがロール紙Rであれば、図示のような巻取り部21に巻取られるか、所定の長さにカットされた後、排出される。
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンター1に対して適用される本発明の特徴的構成であるプラテン13の構成を中心に、部分的構成を異にする実施例1〜実施例5の5つの実施例を例に採って本発明の記録装置1の構造を具体的に説明する。
[実施例1]
図1〜図4に実施例1に係る記録装置であるインクジェットプリンター1が開示されている。本実施例では、プラテン13は、プラテン13上の被記録材Pの中央部25を吸着する固定吸引部27を備えた固定プラテン部29と、プラテン13上の被記録材Pの左右のカール部(被記録材側縁部)31L、31Rを吸着する上下方向Zに移動可能な可動吸引部35L、35Rを備えた可動プラテン部であるプラテン側縁部37L、37Rとを具備することによって構成されている。
前記固定吸引部27は、平板状の固定プラテン部29に複数の吸引孔15A、15A、…が形成されることによって構成されている。一方、左右の可動吸引部35L、35Rは、角棒状の左右の可動プラテン部37L、37Rに複数の吸引孔15B、15B、…が形成されることによって構成されている。該可動プラテン部37L、37Rは、前記複数の吸引孔15B、15B、…をユニット化して一体化した可動ユニットになっており、該可動ユニット(可動プラテン部)37L、37Rは、駆動機構39によって上下動される構造になっている。
駆動機構39は、左右の可動プラテン部37L、37Rを連接する連接アーム51と、該連接アーム51に動力を伝達して前記左右の可動プラテン部37L、37Rを上下動させる昇降機構53とを備えることによって構成されている。尚、図示は省略するが、昇降機構53としては、カム機構、ラック・ピニオン機構あるいはリンク機構等を使用して昇降モーターの回転を上下方向Zの動きに変換する種々の機構が採用可能である。
また、同じく図示は省略するが、可動プラテン部37L、37Rを固定状態にし、駆動機構39によって前記複数の吸引孔15B、15B、…の部分のみを一体に上下動させる構造も採用可能である。
また、前記駆動機構39によって生起される可動吸引部35の上下方向Zの移動ストロークは、被記録材Pのカールが生じている部分の想定される最大高さHに対応した約10mmに一例として設定されている。
また、本実施例では、前記左右の可動プラテン部37L、37Rは、それぞれ2列ずつ設けられている。これら2列の可動プラテン部を区別する場合には、左側の可動プラテン部37Lのうち、内側に位置するものを可動プラテン部41L、外側に位置するものを可動プラテン部43Lとし、右側の可動プラテン部37Rのうち、内側に位置するものを可動プラテン部41R、外側に位置するものを可動プラテン部43Rとして識別する。
また、前記左右の可動吸引部35L、35Rの吸着面45(本実施例では左右の可動プラテン部37L、37Rの上面全体)は、被記録材Pのカール形状に沿う傾斜面によって構成されており、前記吸着面45を被記録材Pのカールが形成されている部分に対向させることで吸着力の向上を図っている。
この他、図示は省略するが、前記可動吸引部35L、35Rは、使用が想定される被記録材Pのサイズに対応した複数個所に設けられていることが望ましい。このように構成することで、被記録材Pのサイズが変わっても、常に最適な位置にある可動吸引部35L、35Rを作動させて被記録材Pの反りの確実な矯正を図ることができる。
次に、このようにして構成される実施例1に係る記録装置1の作動態様を、図4(a)及び図4(b)に基づいて説明する。
被記録材Pが記録実行領域7に到達すると、図4(a)に示すように駆動機構39の作動が開始されて、可動吸引部35は上方に移動する。可動吸引部35の吸着面45が被記録材Pに当接、あるいは十分に接近した上昇位置Uに達した状態で可動吸引部35の上昇は停止され、吸引ファン17によって生起される吸引力Aによる吸引が開始される。
吸引ファン17が作動を開始すると、被記録材Pの中央部25は固定プラテン部29の上面に吸着され、被記録材Pの左右のカール部(被記録材側縁部)31L、31Rは左右の可動プラテン部37L、37Rの上面に吸着される。そして、この時最初に内側の可動プラテン部41に被記録材Pのカール部31の内側部分が吸着されることによって、被記録材Pのカール部31の外側部分の最大高さHが幾分低くなり、傾斜角度も小さくなる。続いて外側の可動プラテン部43に対して吸着され易くなった前記被記録材Pにおけるカール部31の外側部分が吸着されるようになる。
次に、駆動機構39が作動方向を切り換え、図4(b)に示すように内側の可動プラテン部41と外側の可動プラテン部43を下方に移動させる。そして、左右内外の4つの可動プラテン部41L、41R、43L、43Rの上面が、固定プラテン部29の上面と一致するか低くなった下降位置Dに到達した状態で、被記録材Pは図示のようなフラットな姿勢になって記録の実行が開始される。
〔実施例2〕
図5に実施例2に係る記録装置であるインクジェットプリンター1Aの可動プラテン部37周辺の構造が開示されている。尚、インクジェットプリンター1Aの基本的構成については前記実施例1に係るインクジェットプリンター1Aと同様であるので、ここでは実施例1と異なる構成に絞って説明する。
本実施例では、可動吸引部35Aが被記録材Pが存する上方側に突出傾向を付与する付勢部材57を介して設けられている。また、該付勢部材57自体が前記駆動機構39の機能の一部あるいは全部を有しているため、前記連接アーム51と昇降機構53の一部あるいはこれらの双方を省略することができる構成になっている。また、可動吸引部35Aは本実施例では左右に1列ずつのみ設けられている。
具体的には、可動プラテン部37と固定プラテン部29との間に付勢部材57の一例である圧縮コイルバネ59を収容するバネ空間61と、一対の抜止め構造63A、63Bとを形成することで、常時、突出傾向を有する可動吸引部35Aを構築している。また、前記圧縮コイルバネ59の付勢力は、比較的弱めに設定されており、被記録材Pの自重程度の荷重で収縮し、上昇位置Uの可動吸引部35Aが下降位置Dに至るように構成されている。
そして、このような構成のインクジェットプリンター1Aを採用した場合にも、前記の実施例1と同様の可動吸引部35Aの作用効果が得られ、被記録材Pの反りを矯正してフラットな姿勢にし、高品質の記録が実行される。また、本実施例の場合には、別途、設けられる駆動機構39を省略したり、駆動機構39の構造を簡単にする作用効果も得られる。
〔実施例3〕
図6に実施例3に係る記録装置であるインクジェットプリンター1Bの可動プラテン部37周辺の構造が開示されている。尚、インクジェットプリンター1Bの基本的構成については前記実施例2に係るインクジェットプリンター1Aと同様であるので、ここでは実施例2と異なる構成に絞って説明する。
本実施例では、可動吸引部35Bが、内筒67と外筒69とからなる二重管構造によって構成されている。そして、内筒67と外筒69との間に、付勢部材57としての第1圧縮コイルバネ71を収容する第1バネ空間73と、一対の抜止め構造75A、75Bとが設けられている。外筒69と固定プラテン部27との間に、付勢部材57としての第2圧縮コイルバネ77を収容する第2バネ空間79と、一対の抜止め構造81A、81Bとが設けられている。
また、内筒67の上端面67aの傾斜角度は、被記録材Pのカール形状に沿う傾斜角度に設定されており、外筒69の上端面69aの傾斜角度は、前記内筒67の上端面67aの傾斜角度よりも小さくなる水平面との中間の傾斜角度に設定されている。
そして、このような構成のインクジェットプリンター1Bを採用した場合にも、前記実施例2と同様の作用効果が得られ、更に被記録材Pのカール形状に対応して可動吸引部35Bが最も伸張した図6(a)に示す上昇位置Uと、可動吸引部35Bの内筒67が外筒69内に収容される図6(b)に示す中間位置Mとの2段階の位置を採ることができるから、前記実施例2の場合よりも可動吸引部35Bの吸着力が大きくなって被記録材Pの反りの矯正が一層、確実になる。
〔実施例4〕
図7に実施例4に係る記録装置であるインクジェットプリンター1Cの可動プラテン部37周辺の構造が開示されている。尚、インクジェットプリンター1Cの基本的構成については前記実施例2に係るインクジェットプリンター1Aと同様であるので、ここでは実施例2と異なる構成に絞って説明する。
本実施例では、可動吸引部35Cが上下方向Zに直線的に摺動するのではなく、回動支点85を中心にして回動しながら上下動する。即ち、可動吸引部35Cは、図7(a)(b)に示すように、断面形状が一例として扇形の湾曲した筒形状に形成されており、該可動吸引部35Cが取り付けられる固定プラテン部29には、前記可動吸引部35Cの外周面87と摺接する円弧面状に抉られた摺接面89と、前記回動支点85を支持する回動支持部91とが設けられている。また、本実施例では付勢部材57として実施例2の圧縮コイルバネ59と同等の付勢力を有する捩りコイルバネ93が使用されている。
そして、このような構成のインクジェットプリンター1Cを採用した場合にも前記実施例2と同様の作用効果が得られ、更に可動吸引部35Cの吸着面45Cの傾斜角度が無段階に可変できるから、可動吸引部35Cによる被記録材Pの吸着力がより一層大きくなって、被記録材Pの反りの矯正がより一層確実になり、円滑に実行されるようになる。
〔実施例5〕
図8に実施例5に係る記録装置であるインクジェットプリンター1Dの可動プラテン部37D周辺の構造が開示されている。尚、インクジェットプリンター1Dの基本的構成については前記実施例1に係るインクジェットプリンター1と同様であるので、ここでは実施例1と異なる構成に絞って説明する。
本実施例では、前記各実施例と違って固定プラテン部29Dの上面にシート状あるいは幾分肉厚の軟質系プラスチック材料によって形成される可動プラテン部37Dを積層する構造を採っている。そして、固定プラテン部29Dと可動プラテン部37Dには、それぞれ対応する位置に吸引孔15Aと吸引孔15Bとが設けられている。
また、前記可動プラテン部37Dの左右両端部は、クランプ97によって保持されており、該クランプ97が駆動機構39によって所定ストローク上下動し得るようになっている。そして、前記クランプ97によって保持されている部分を含む可動プラテン部37Dの左右両端部が可動吸引部35Dになっており、該可動吸引部35Dが前記クランプ97の上下動に伴って上下方向Zに移動することによって可動吸引部35Dの吸着面45Dの傾斜角度を、図8(a)に示す上昇位置Uと、図8(b)に示す下降位置Dとの間で連続的に変化できるように構成されている。
そして、このような構成のインクジェットプリンター1Dを採用した場合にも前記実施例1と同様の作用効果が得られ、更に前記実施例4と同様に可動吸引部35Dの吸着面45Dの傾斜角度が無段階に可変できるから、可動吸引部35Dによる被記録材Pの吸着力がより一層大きくなって、被記録材Pの反りの矯正がより一層確実になり、円滑に実行されるようになる。
〔他の実施例〕
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、可動吸引部35を使用が想定される被記録材Pのサイズに対応した複数個所に設置する場合には、給送部等に設けられる図示しないエッジガイド等の動きに連動させてあるいはエッジガイド等の動きを検出して最適な位置の可動吸引部35を上下動させるようにすることが可能である。
また、前記実施例2〜実施例4で設けた付勢部材57は、圧縮コイルバネや捩りコイルバネに限らず、板バネ等の他のバネ部材であってもよいし、弾性を有するゴム材やエアダンパー等を使用することも可能である。
この他、本実施の特徴的構成である前記種々の構造のプラテン13は、キャリッジ11が搬送方向Xと交差する方向に走査するインクジェットプリンターや記録ヘッド9が保持部材によって固定状態で保持されていて移動しないいわゆるラインプリンターに対して適用することが可能である。
また、可動吸引部35の数や配置あるいは形状も使用する被記録材Pのサイズやエッジガイドの方式(中央揃えと片側揃え)の違い等に応じて適宜、変更することが可能である。
以上の通り、本発明によれば、被記録材Pの被記録面にインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド9と、記録ヘッド9による記録実行領域7に位置する被記録材Pの被記録面の反対側の面を支持するプラテン13と、プラテン13に設けられた複数の吸引孔15A、15Bと、を備え、プラテン13は、吸引孔15Bを備えた、幅方向における両側縁部を構成する可動吸引部35L、35Rが記録ヘッド9に対して進退可能に構成されている。その上で、可動吸引部35L、35Rが記録ヘッド9の側に進出して、カールしている被記録材Pの左右側縁部31L、31Rを吸着した後に退避し、当該退避した後に記録ヘッド9により被記録材Pへの記録を実行する構成を備えている。これにより、被記録材Pに生じていたカールが矯正されてフラットな姿勢になり、その結果カールの影響のない高品質の記録を実行することができる。
1 インクジェットプリンター(記録装置)、3 繰出し部、
5 搬送ガイドローラー、 7 記録実行領域、
9 記録ヘッド、 11 キャリッジ、
13 プラテン、 15 吸引孔、
17 吸引ファン、 19 吸引機構、
20 排出ガイドローラー、 21 巻取り部、
25 中間部、 27 固定吸引部、
29 固定プラテン部、 31 カール部(被記録材側縁部)、
35 可動吸引部、 37 可動プラテン部(可動ユニット)(側縁部)、
39 駆動機構、 41 (内側の)可動プラテン部、
43 (外側の)可動プラテン部、 45 吸着面、
51 連接アーム、 53 昇降機構、
57 付勢部材、 59 圧縮コイルバネ、
61 バネ空間、 63 抜止め構造、
67 内筒、 67a 上端面、
69 外筒、 69a 上端面、
71 第1圧縮コイルバネ、 73 第1バネ空間、
75 抜止め構造、 77 第2圧縮コイルバネ、
79 第2バネ空間、 81 抜止め構造、
85 回動支点、 87 外周面、
89 摺接面、 91 回動支持部、
93 捩りコイルバネ、 97 クランプ、
P 単票紙(被記録材)、 R ロール紙、
X 搬送方向、 Y 幅方向、
Z 上下方向、 PG ギャップ、
A 吸引力、 H 最大高さ、
U 上昇位置、 M 中間位置、
D 下降位置
特開平11−208045号公報

Claims (3)

  1. 被記録材の被記録面にインクを吐出して記録を実行する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドによる記録実行領域に位置する前記被記録材の被記録面の反対側の面を支持するプラテンと、
    前記プラテンに設けられた複数の吸引孔部と、を備え、
    前記プラテンは、前記吸引孔部を備えた、幅方向における両側縁部が前記記録ヘッドに対して進退可能に構成され、
    前記プラテンの両側縁部が前記記録ヘッドの側に進出して被記録材の左右側縁のカール部を吸着した後に退避し、当該退避した後に前記記録ヘッドにより被記録材への記録を実行する構成を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記両側縁部は、複数の吸引孔部をユニット化して一体化した可動ユニットとして構成されていることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、
    前記進退可能な両側縁部の吸引孔部は、前記被記録材に対する吸着面が該被記録材のカール形状に沿う傾斜面になっていることを特徴とする記録装置。
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