JP2010269422A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンドルの回転規制を容易で確実に行なうことができるディスクグラインダ等の動力工具を提供する。
【解決手段】ハウジング2に収容されるモータ8と、一方の端部近傍に砥石6を取付けるための雄ネジ部16を有するとともに側面に凹部26を有し、ハウジング2に隣接するギヤカバー3の内側に回転可能に支持され、モータ8により回転駆動されるスピンドル11と、スピンドル11と離間してギヤカバー3に回動可能に支持される基部20と、基部20の回動により凹部26に抜き差し可能な基部20から突出する突出部21とを有するロック部品22とを備える。ロック部品22は、凹部26内に挿入された突出部21が凹部26に当接することにより、スピンドル11の回転を規制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスクグラインダ等の動力工具に関し、特に工具交換時に工具が取付けられたスピンドルを固定するスピンドルロック機構を備えた動力工具に関する。
ディスクグラインダは、用途に応じて円盤状の砥石やワイヤブラシ等の回転工具をスピンドルの先端に取付けて使用される。この回転工具は、スピンドルに対してナットにより固定され、スピンドルと一体に回転する。用途の変更や工具の摩耗等で回転工具を交換する際には、ナットを緩めてスピンドルから取り外し、工具を交換した後に再びナットをスピンドルに締め付ける必要がある。そして、ナットを締めたり緩めたりする際にスピンドルの回転を防止するために、特許文献1に示すようなスピンドルロック機構を備えたものがある。このスピンドルロック機構では、ギヤカバーの上部に上下動可能に設けられたプッシュボタンを押し込むことで、プッシュボタンに接続されたロックピンをスピンドルに固定されたベベルギアに形成された穴に挿入し、スピンドルの回転が防止される。
特開2006−142406号公報
ところで、上述のスピンドルロック機構では、プッシュボタンおよびロックピンを上下動させるために、プッシュボタンとギヤカバーとの間に上下動可能な空間が必要となる。しかし、作業時に発生する粉塵等がプッシュボタンとギヤカバーとの間に蓄積されると、スピンドルの固定に必要なロックピンの可動ストロークが制限されてしまう。この結果、スピンドルの固定が不能となり、回転工具の取り替えが困難になることがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スピンドルの回転規制を容易で確実に行なうことができる動力工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動力工具は、ハウジングに収容されるモータと、一方の端部近傍に回転工具を取付けるための工具取付部を有するとともに側面に凹部を有し、前記ハウジングに隣接するカバーの内側に回転可能に支持され、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、前記スピンドルと離間して前記カバーに回動可能に支持される基部と、前記基部の回動により前記凹部に抜き差し可能な前記基部から突出する突出部とを有する回転規制部材と、を備え、前記回転規制部材は、前記凹部内に差し込まれた前記突出部により、前記スピンドルの回転を規制する、ことを特徴とする。
また、前記回転規制部材の前記基部は前記カバーを貫通し、前記回転規制部材は、前記基部の前記カバーの外側に位置する部分に、前記基部の回動軸に対して直角方向に突出する操作レバーをさらに有してもよい。
さらに、前記操作レバーは前記カバーの外側に形成された操作レバー回動面に接触しながら回動することが好ましい。
また、前記スピンドルは、他方の端部近傍に位置する第1の支持部で前記カバーに回転可能に支持され、前記第1の支持部と前記工具取付部との間に固定されて前記モータの出力が伝達される歯車を有し、前記凹部は、前記第1の支持部と前記歯車との間に形成されることが好ましい。
さらに、前記回転規制部材の前記基部の回動軸と前記スピンドルの回転軸とが略平行であることが好ましい。
また、前記カバーは、前記操作レバーに当接して前記基部の所定以上の回動を規制する規制壁を有することが好ましい。
さらに、前記規制壁が前記カバーの2箇所に設けられ、一方の前記規制壁が前記操作レバーの一方の方向への第1の所定角度以上の回動を規制し、他方の前記規制壁が前記操作レバーの他方の方向への第2の所定角度以上の回動を規制してもよい。
また、前記回転規制部材と前記カバーとの間に、前記突出部が前記凹部から外れる方向に前記回転規制部材を付勢する付勢部材がさらに設けられてもよい。
さらに、前記突出部が2つあってもよい。
また、一方の前記突出部は、前記操作レバーを第1の方向に回動させた際に、前記スピンドルの周方向における前記凹部の一方の端部近傍に当接して、前記スピンドルの一方の方向の回転を規制し、他方の前記突出部は、前記操作レバーを第2の方向に回動させた際に、前記スピンドルの周方向における前記凹部の他方の端部近傍に当接して、前記スピンドルの他方の方向の回転を規制してもよい。
また、本発明の別の観点に係る動力工具は、モータと、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに隣接するカバーと、前記カバーより突出し、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、前記カバーに設けられ、前記スピンドルの回転を規制する回転規制部材と、を有する動力工具であって、前記回転規制部材を回動可能に前記カバーに設け、前記カバーに前記回転規制部材と当接して前記回転規制部材の回動を規制する規制壁を設けることを特徴とする。
さらに、前記規制壁は、前記カバーの上面に設けられることが好ましい。
また、本発明のさらに別の観点に係る動力工具は、モータ軸を有するモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに隣接するカバーと、前記カバーより突出し、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、前記カバーに設けられ、前記スピンドルの回転を規制する回転規制部材と、を有する動力工具であって、前記回転規制部材を操作可能な操作レバーを前記カバーの上面に回転可能に設けることを特徴とする。
さらに、前記カバーに設けられ、前記スピンドルの上部を保持可能な軸受と、前記スピンドルに固定され、前記モータ軸の回転を伝達する歯車と、前記スピンドルに設けられる凹部と、前記回転規制部材に設けられ、前記凹部に差し込み可能な突出部と、を有し、前記凹部を前記歯車と前記軸受の間に設けることが好ましい。
本発明によれば、回転規制部材を回動させて、回転規制部材の突出部をスピンドルに形成された凹部に差し込むことによりスピンドルの回転を規制するので、粉塵の蓄積により回転規制部材の移動が阻害されることが抑えられ、スピンドルの回転を確実に規制して回転工具の交換を容易に行なうことができる。
本発明の一実施形態を示すディスクグラインダの側面図である。 図1のディスクグラインダのギヤカバー周辺を拡大した上面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面における要部拡大図である。 ロック部品の拡大斜視図である。 図3のVI−VI線断面図である。 ロックレバーおよびロック部品を外した状態の図2に対応する上面図である。 ロック部品が中立状態にある場合の図3に対応する図である。 ロックレバーを図2とは反対側に回動させた場合の図2に対応する図である。 図9のX−X線断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。図1に示すように、ディスクグラインダ1はハウジング2と、ハウジング2に接続されたギヤカバー3(カバー)と、ギヤカバー3の下部に接続されたパッキングランド4と、パッキングランド4に接続されたホイルガード5と、ホイルガード5に一部を覆われた砥石6(回転工具)とを備える。図2に示すように、砥石6は円盤状であり、ホイルガード5は砥石6の上面の半分およびその側面を覆うように半円形状を有している。また、ギヤカバー3の上面には後述するロックレバー7(操作レバー)が設けられる。なお、特に断らない限り、ギヤカバー3から砥石6に向かう方向を下方とし、その逆の方向を上方とする。
図3に示すように、ハウジング2の内部にはモータ8が収容され、モータ8からはモータ軸9がギヤカバー3に向かって突出する。モータ8は電気モータであり、図1に示すように、ハウジング2の後方に接続された電気コード81から給電される。なお、電気コード81には図示しない端部にプラグが設けられ、コンセントに接続される。モータ軸9にはピニオンギヤ10が固定され、ピニオンギヤ10はスピンドル11に一体に回転するように固定されたベベルギア12(歯車)と噛合する。スピンドル11はモータ軸9と直交し、スピンドル11の上端部(第1の支持部)でギヤカバー3の内部に固定された軸受13に回転可能に支持されるとともに、パッキングランド4に固定された軸受14にスピンドル11の略中央部が回転可能に支持される。ベベルギア12は軸受13と軸受14の間に設けられる。また、スピンドル11のパッキングランド4に設けられた軸受14に支持された部分の下方には、軸受14で支持された部分より直径が拡大した拡径部15が形成される。スピンドル11の拡径部15の一部および拡径部15より下の部分がパッキングランド4から下方に突出する。拡径部15の下方でスピンドル11の直径は再び縮小し、スピンドル11の下端部近傍の外周には雄ネジ部16(工具取付部)が形成される。下方に突出したスピンドル11には、拡径部15に当接するように環状のホイルワッシャ17が挿入され、ホイルワッシャ17の下側には中央に貫通孔を有する円盤状の砥石6が挿入される。そして、雄ネジ部16にホイルナット18を締め込むことによって、砥石6を拡径部15に当接するホイルワッシャ17とホイルナット18との間で挟持してスピンドル11に固定する。
図4に示すように、ギヤカバー3の外側の上面には平坦部19(操作レバー回動面)が形成され、平坦部19上にロックレバー7が接触しながら回動可能に設けられる。ロックレバー7は、平坦部19上を接触しながら回動する円柱状のベース部71とレバー部72とから構成され、レバー部72は平坦部19と離間してベース部71の平坦部19と反対側の端部から平坦部19と略平行に突出する。ロックレバー7は、ベース部71において、基部20と突出部21とから構成されるロック部品22(回転規制部材)の基部20のギヤカバー3の外に位置する上方の端部に接続される。図4、図5に示すように、基部20は略円柱状に形成される。基部20はギヤカバー3に形成された貫通孔24を貫通し、基部20の長手方向軸23を中心に回動するようにギヤカバー3に支持される。貫通孔24は組立て状態におけるスピンドル11の回転軸25と平行になるように形成され、組立て状態において基部20の長手方向軸23とスピンドル11の回転軸25とは平行になる。また、基部20のギヤカバー3内に位置する下方の端部には突出部21が形成される。突出部21は、基部19の長手方向と直角方向に突出する第1突出部211と第2突出部212の2つから構成される。第1突出部211と第2突出部212は、基部19の長手方向に関しては同じ位置であって、基部19の周方向に関しては異なる位置から、それぞれ突出する。
図4に示すように、スピンドル11のギヤカバー3側の軸受13に支持される部分とベベルギア12が固定された部分との間には、凹部26が形成される。図6に示すように、凹部26は、スピンドル11の外周側面と平行(スピンドル11と同軸)に、円周方向の例えば1/4〜1/3の範囲を削って形成される。
図4に示すように、凹部26のスピンドル11の回転軸25方向の位置は、組立て状態におけるロック部品22の突出部21の位置に対応する。凹部26のスピンドル11の回転軸25方向の幅は、基部19の長手方向における突出部21の長さより長い。そして、スピンドル11の凹部26の位置に応じてロック部品22の回動により、突出部21が凹部26に抜き差し自在になるように、ロック部品22とスピンドル11との軸間の距離、突出部21の突出長さ、および、凹部26の半径方向の深さが適宜決められる。これは例えば、図6に示すように、ロック部品22を回動させて第2突出部212がスピンドル11の回転軸25の方向を向くようにした場合には、第2突出部212の端部213がスピンドル11の凹部26内に位置する、つまりスピンドル11の外周面111とスピンドル11の凹部26の内周壁29との間に位置するようになる。また、同様にして、図10に示すように、ロック部品22を回動させて第1突出部211がスピンドル11の回転軸25の方向を向くようにした場合には、第1突出部211の端部214がスピンドル11の凹部26内に位置する、つまりスピンドル11の外周面111とスピンドル11の凹部26の内周壁29との間に位置するようになる。さらに、図8に示すように、ロック部品22を回動させて基部20の第1突出部211と第2突出部212との間に挟まれる部分がスピンドル11に対向するようにした場合には、第1突出部211と第2突出部212はいずれも凹部26の外側であると同時にスピンドル11の外周面11の外側に位置するようになる。
なお、図4、図7に示すように、ロック部品22とギヤカバー3との間には、ねじりばね30(付勢部材)が配置される。ねじりばね30の一端はギヤカバー3に固定され、ねじりばね30の他端はロック部品22またはロックレバー7に固定される。そして、組付けられたねじりばね30は、ロック部品22の第1突出部211と第2突出部212とがいずれも、図8に示すように凹部26から外れる中立位置に保持されるようにロック部品22を付勢する。
また、図7に示すように、ギヤカバー3の平坦部19の端部には第1レバー規制壁31(一方の規制壁)と第2レバー規制壁32(他方の規制壁)が設けられ、第1レバー規制壁31および第2レバー規制壁32はロックレバー7のレバー部72に当接可能に形成される。図2に示すように、レバー部72が第1レバー規制壁31に当接すると、ロック部品22の時計回りのこれ以上の回動が規制される。また、図9に示すように、レバー部72が第2レバー規制壁32に当接すると、ロック部品22の反時計回りのこれ以上の回動が規制される。
次に、砥石6を交換する場合の操作について説明する。砥石6を外す場合には、ディスクグラインダ1の作動を停止させた状態で、ねじりばね30により中立位置に保持されているロックレバー7を図9に示すように時計回り(第1の方向)に回動させてロックレバー7のレバー部72を第2レバー規制壁32に当接させる。なお、スピンドル11の凹部26の位置によっては、第1突出部211がスピンドル11の外周面111にぶつかって凹部26内に挿入できない。そこで、この場合にはロックレバー7が回動するまで砥石6を手動で回転させ、スピンドル11の凹部26の位置が適切な位置になるように調整する。そして、レバー部72を第2レバー規制壁32に当接した状態に保持し、スパナ等を用いてホイルナット18を緩める。ホイルナット18を緩めようとすると、スピンドル11が共回りして上面視(図2、図6、図9、図10の状態)において時計周りに回転する。スピンドル11が時計回りに回転すると、図10に示すように凹部26の第1の端部27(凹部の一方の端部)とロック部品22の第1突出部211(一方の突出部)の端部214とが当接する。この時、図9に示すように、ロック部品22に固定されたロックレバー7は第2レバー規制壁32に当接しているので、ロック部品22の反時計回りの回動は規制される。したがって、スピンドル11はロック部品22により共回りによる時計回り(スピンドルの一方の方向の回転)の回動が規制され、ホイルナット18を容易に緩めることが可能となる。
ホイルナット18を緩めてスピンドル11の雄ネジ部16から外し、砥石6を交換した後、ホイルナット18をスピンドル11の雄ネジ部16に締め付ける。この場合には、ねじりばね30により中立位置に保持されているロックレバー7を、図2に示すように反時計回り(第2の方向)に回動させてロックレバー7のレバー部72を第1レバー規制壁31に当接させる。なお、スピンドル11の凹部26の位置によっては、第2突出部212がスピンドル11の外周面111にぶつかって凹部26内に挿入できない。そこで、この場合にはロックレバー7が回動するまで砥石6を手動で回転させ、スピンドル11の凹部26の位置が適切な位置になるように調整する。そして、レバー部72を第1レバー規制壁31に当接した状態に保持し、スパナ等を用いてホイルナット18をスピンドル11の雄ネジ部16に締め付ける。ホイルナット18を緩めていくと、スピンドル11が共回りして上面視において反時計周りに回転する。スピンドル11が反時計回りに回転すると、図6に示すように凹部26の第2の端部28(凹部の他方の端部)とロック部品22の第2突出部212(他方の突出部)の端部213とが当接する。この時、図2に示すように、ロック部品22に固定されたロックレバー7は第1レバー規制壁31に当接しているので、ロック部品22の時計回りの回動は規制される。したがって、スピンドル11はロック部品22により共回りによる反時計回り(スピンドルの他方の方向の回転)の回動が規制され、ホイルナット18の締め付けを容易に行なうことができる。
ホイルナット18の締め付け終了後は、ロックレバー7を解放する。ロックレバー7を解放すると、ロックレバー7はねじりばね30により、レバー部72が第1レバー規制壁31と第2レバー規制壁32の中間に位置する中立位置に回動して戻る。これにより、図8に示すように、ロック部品22の第1突出部211および第2突出部212は、スピンドル11の凹部から脱した状態となる。なお、締め付け終了時にロック部品22の第2突出部212の端部213が凹部26の第2の端部28と当接しており、ロックレバー7解放時にロックレバー7が中立位置に戻らない場合がある。しかし、ディスクグラインダ1を作動させた際、砥石6は上面視において時計回りに回転する。このため、砥石6が回転する際に第2突出部212の端部213は凹部26から自動的に脱し、ロックレバー7は自動的に中立位置に戻る。つまり、ロックレバー7を解放するだけで、ロックレバー7およびロック部品22はねじりばね30により中立位置に自動的に戻すことができ、スピンドル11の規制が解除され、スピンドル11が回転可能となる。したがって、砥石6交換後はロックレバー7の位置を気にすることなく、ディスクグラインダ1を操作することが可能となり、操作性が向上する。
このように構成されたディスクグラインダ1によれば、ロックレバー7の回動により、スピンドル11の回転をロックすることができるので、スピンドル11の雄ネジ部16に対してホイルナット18を容易に緩めたり締めたりすることができ、砥石6の交換を容易に行なうことができる。また、ロックレバー7がギヤカバー3の上面に位置するため、作業者がハウジング2を握った状態でロックレバー7の操作が可能となるうえ、ロックレバー7の操作はねじりばね30の付勢力に抗して第1レバー規制壁31または第2レバー規制壁32まで回動させて保持するだけで良い。このため、ロックレバー7の操作性がより向上し、容易に砥石6の交換作業を行なうことができる。
さらに、ロックレバー7およびロック部品22を回動させてスピンドル11をロックする機構であることから、プッシュボタン式のスピンドルロック機構で必要となるプッシュボタンの上下方向の空間が不要で、ロック部品22の回動面となる基部20の外周面とギヤカバー3の貫通孔24との間には僅かな空間しか必要とされない。さらに、ロックレバー7のベース部71の下面がギヤカバー3の平坦面19を接触しながら回動するので、貫通孔24はベース71により塞がれる。これらのことから、ディスクグラインダ1による研削等の作業時に発生する粉塵によりロックレバー7の回動が妨げられることが無くなり、スピンドル11のロック操作を確実に実行することが可能となる。加えて、ロックレバー7のレバー部72はギヤカバー3の平坦面19と離間しているので、例え粉塵が平坦面19上に溜まったとしてもレバー部72の移動の妨げになることが無く、ロックレバー7によるスピンドル11のロック操作をより確実に実行することができる。
また、スピンドル11に凹部26を形成したことにより、スピンドル11の慣性モーメントが減少し、ディスクグラインダ1を起動させた際の反動が減少するとともに重量も軽減でき、作業者の疲労が低減してディスクグラインダ1の操作性が向上する。さらに、スピンドル11に形成された凹部26は、ギヤカバー3側の軸受13に支持される部分とベベルギア12が固定された部分との間に形成される。このため、ベベルギア12と干渉すること無くロック部品22を配置することができ、ディスクグラインダ1の寸法をコンパクトにすることができる。
なお、スピンドル11の凹部26は、上述の形状に限られるものでは無く、例えばスピンドル11の回転軸25に直角な断面において、略コ字形状を有するものや、平面を有するものであってもよい。また、上述の実施形態では、ロック部品22は第1突出部211と第2突出部212の2つの突出部21を有していたが、突出部21は一つであってもよい。なお、この場合には、ギヤカバー3に形成される第1レバー規制壁31と第2レバー規制壁32の位置をスピンドル11の凹部26と当接してスピンドル11の回転が規制可能となるように適宜変更する。
なお、上述の実施形態は本発明を電気モータにより駆動される動力工具に適用したものであったが、本発明はこれに限られるものでは無い。例えば、電気モータ以外の駆動源により駆動される動力工具、例えば、コンプレッサにより生成した圧縮空気により駆動されるエアモータを用いた動力工具、ガソリンによりエンジンを駆動するようなモータを用いる動力工具に、本発明を適用することも可能である。
1 ディスクグラインダ
2 ハウジング
3 ギヤカバー
6 砥石
7 ロックレバー
11 スピンドル
12 ベベルギア
18 ホイルナット
20 基部
21 突出部
22 ロック部品
30 ねじりばね
31 第1レバー規制壁
32 第2レバー規制壁

Claims (14)

  1. ハウジングに収容されるモータと、
    一方の端部近傍に回転工具を取付けるための工具取付部を有するとともに側面に凹部を有し、前記ハウジングに隣接するカバーの内側に回転可能に支持され、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、
    前記スピンドルと離間して前記カバーに回動可能に支持される基部と、前記基部の回動により前記凹部に抜き差し可能な前記基部から突出する突出部とを有する回転規制部材と、
    を備え、
    前記回転規制部材は、前記凹部内に差し込まれた前記突出部により、前記スピンドルの回転を規制する、
    ことを特徴とする動力工具。
  2. 前記回転規制部材の前記基部は前記カバーを貫通し、
    前記回転規制部材は、前記基部の前記カバーの外側に位置する部分に、前記基部の回動軸に対して直角方向に突出する操作レバーをさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記操作レバーは前記カバーの外側に形成された操作レバー回動面に接触しながら回動する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の動力工具。
  4. 前記スピンドルは、他方の端部近傍に位置する第1の支持部で前記カバーに回転可能に支持され、前記第1の支持部と前記工具取付部との間に固定されて前記モータの出力が伝達される歯車を有し、
    前記凹部は、前記第1の支持部と前記歯車との間に形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動力工具。
  5. 前記回転規制部材の前記基部の回動軸と前記スピンドルの回転軸とが略平行である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力工具。
  6. 前記カバーは、前記操作レバーに当接して前記基部の所定以上の回動を規制する規制壁を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力工具。
  7. 前記規制壁が前記カバーの2箇所に設けられ、
    一方の前記規制壁が前記操作レバーの一方の方向への第1の所定角度以上の回動を規制し、
    他方の前記規制壁が前記操作レバーの他方の方向への第2の所定角度以上の回動を規制する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の動力工具。
  8. 前記回転規制部材と前記カバーとの間に、前記突出部が前記凹部から外れる方向に前記回転規制部材を付勢する付勢部材がさらに設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の動力工具。
  9. 前記突出部が2つある、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の動力工具。
  10. 一方の前記突出部は、前記操作レバーを第1の方向に回動させた際に、前記スピンドルの周方向における前記凹部の一方の端部近傍に当接して、前記スピンドルの一方の方向の回転を規制し、
    他方の前記突出部は、前記操作レバーを第2の方向に回動させた際に、前記スピンドルの周方向における前記凹部の他方の端部近傍に当接して、前記スピンドルの他方の方向の回転を規制する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の動力工具。
  11. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに隣接するカバーと、
    前記カバーより突出し、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、
    前記カバーに設けられ、前記スピンドルの回転を規制する回転規制部材と、を有する動力工具であって、
    前記回転規制部材を回動可能に前記カバーに設け、
    前記カバーに前記回転規制部材と当接して前記回転規制部材の回動を規制する規制壁を設ける、
    ことを特徴とする動力工具。
  12. 前記規制壁は、前記カバーの上面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の動力工具。
  13. モータ軸を有するモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに隣接するカバーと、
    前記カバーより突出し、前記モータにより回転駆動されるスピンドルと、
    前記カバーに設けられ、前記スピンドルの回転を規制する回転規制部材と、を有する動力工具であって、
    前記回転規制部材を操作可能な操作レバーを前記カバーの上面に回転可能に設ける、
    ことを特徴とする動力工具。
  14. 前記カバーに設けられ、前記スピンドルの上部を保持可能な軸受と、
    前記スピンドルに固定され、前記モータ軸の回転を伝達する歯車と、
    前記スピンドルに設けられる凹部と、
    前記回転規制部材に設けられ、前記凹部に差し込み可能な突出部と、を有し、
    前記凹部を前記歯車と前記軸受の間に設ける、
    ことを特徴とする請求項13に記載の動力工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101847218B1 (ko) * 2011-06-10 2018-04-09 가부시키가이샤 에스테린크 연마장치
KR20180002187U (ko) * 2017-01-06 2018-07-17 계양전기 주식회사 그라인더 휠의 고정장치

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