JP2010268725A - スパウトパウチ詰め千切り野菜サラダ - Google Patents

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Abstract

【課題】千切り野菜と塊状食材を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを、スパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、絞り出して使用する際に、具材がスパウトパウチ口部につかえ難く、千切り野菜サラダ全体が抽出されるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを提供する。
【解決手段】千切り野菜と塊状食材を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを口径10〜30mmのスパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、千切り野菜の長径が10〜80mmであり、塊状食材の長径が3mm〜前記口径の2/3であり、千切り野菜と塊状食材の配合割合が1:0.1〜2.5であって、さらに、サラダ全体量に対し具材の配合量が25〜80%であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダ。
【選択図】 なし

Description

本発明は、千切り野菜等の具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを、スパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、絞り出して使用する際に、具材がスパウトパウチ口部につかえ難く、千切り野菜サラダ全体が抽出されるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダに関する。
近年、健康志向から野菜サラダが人気であるが、このような野菜サラダの一つとして、千切りしたごぼうやキャベツ等の野菜をマヨネーズ等の酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダがある。この千切り野菜サラダは、千切りした野菜を乳化物と和えてあることで、野菜の食感をある程度残しながら、口あたりがよく食べ易い状態としてあって、特に人気が高い。
上述の千切り野菜サラダを家庭で調理するには、野菜の剥皮やカット等の手間がかかるため、既に調理された、例えば、千切りごぼうサラダや、千切りキャベツサラダ等が成形容器に盛り付けられてスーパーマーケット等で販売されている。
また、このような千切り野菜を用いたサラダに関し、例えば、特開平2002−10761号公報(特許文献1)には、千切りキャベツとダイス状の人参を酸性水中油型乳化状調味料で和えたサラダが記載されている。
ところで、食品包装容器としては、パウチに再封機能を有する抽出口が接着されたスパウトパウチが知られている。このスパウトパウチは、内容物を必要量絞り出して残りは保存しておくことができる点から、清涼飲料水やゼリー、スープなどの流動食品等の容器に幅広く活用されている。しかしながら、前記のような利点があるにもかかわらず、上述した千切り野菜サラダ等の具材入りの食品には、活用されてはいない。
特開2002−10761号公報
本発明者等は、千切り野菜サラダの容器詰め製品として、必要量使用して残りを保存しておくことができるように、千切りキャベツとダイス状の人参を用いた上述の特許文献1のサラダをスパウトパウチに充填した製品を製造した。しかしながら、当該製品は絞り出して使用する際に千切りキャベツ同士が絡まって、スパウトパウチ口部につかえ酸性水中油型乳化状調味料のみが抽出されてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出されないという問題が生じた。
そこで、本発明は、千切り野菜等を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを、スパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、絞り出して使用する際に、具材がスパウトパウチ口部につかえ難く、千切り野菜サラダ全体が抽出されるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを提供することを課題とする。
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、スパウトパウチ詰め千切り野菜サラダにおいて、千切り野菜と、ダイス状等の塊状食材の両方を、特定の大きさと割合で配合するならば、意外にも具材がスパウトパウチ口部につかえ難くなり、千切り野菜サラダ全体が抽出されることを見出し、遂に本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、千切り野菜と塊状食材を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを口径10〜30mmのスパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、千切り野菜の長径が10〜80mmであり、塊状食材の長径が3mm〜前記口径の2/3であり、千切り野菜と塊状食材の配合割合が1:0.1〜2.5であって、さらに、サラダ全体量に対し具材の配合量が25〜80%であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダ、である。
本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スーパーマーケットやデパートの食品売り場のバックヤードやレストラン等で使用する際に、内容物を必要量絞り出して残りは再封して保存しておくことができ便利である。しかも、絞り出して使用する際に、具材が口部につかえ難く千切り野菜サラダ全体が抽出される。したがって、本発明によれば、容器詰め千切り野菜サラダの更なる需要拡大が期待出来る。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明において「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を、配合割合比は質量比をそれぞれ意味する。
本発明で用いるスパウトパウチとは、内容物が充填される袋状のフィルムに、主に硬質プラスチックを用いて成形された再封機能を有する抽出口が接着されたパウチをいう。本発明においては、スパウトパウチとして、口径が10〜30mmのスパウトパウチを用いる。本発明においては、このように特定の口径のスパウトパウチに後述する特定の千切り野菜サラダを充填することにより、絞り出して使用する際に、具材がスパウトパウチ口部につかえ難く、千切り野菜サラダ全体が抽出されるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを得ることができる。前記スパウトパウチの口径は、前記範囲より小さいと、後述するような特定の千切り野菜サラダを充填しても、絞り出す際に具材が口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体がスパウトパウチから抽出され難い。一方、口径が前記範囲より大きいと、絞り出す際に千切り野菜サラダが必要量以上抽出される等、抽出量のコントロールがし難く作業性が悪くなり、スパウトパウチの特性を活かせないため好ましくない。
前記スパウトパウチに充填する本発明の千切り野菜サラダとは、千切り野菜と塊状食材を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えたサラダであって、明らかに千切り野菜を主体としたサラダ、具体的には、具材の2割以上が、千切り野菜であるサラダをいう。本発明においては、前記スパウトパウチに充填する千切り野菜サラダとして、千切り野菜の長径が10〜80mmであり、塊状食材の長径が3mm〜前記口径の2/3であり、千切り野菜サラダと塊状食材の配合割合が1:0.1〜2.5であって、さらに、サラダ全体量に対し具材の配合量が25〜80%である千切り野菜サラダを用いる。このように特定の千切り野菜サラダを用いることにより、絞り出して使用する際に、具材がスパウトパウチ口部につかえ難く、千切り野菜サラダ全体が抽出されるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダをはじめて得ることができる。
ここで、本発明において、前記千切り野菜とは、長径が幅に対して明らかに長くなるようにカットした野菜、具体的には、長径が幅の2倍以上の長さにカットした野菜であって、後述するスパウトパウチから抽出する際に千切り状態が維持されているものをいう。千切り野菜として用いる野菜としては、一般的にサラダに使用されているものであればいずれのものであってもよく、例えば、キャベツ、玉ねぎ、ごぼう、じゃがいも、人参等が挙げられる。前記千切り野菜としては生野菜の他、必要に応じてボイル等の調理がしてあってもよい。
本発明に用いる前記千切り野菜の長径は、10〜80mm、好ましくは10〜60mmである。千切り野菜の長径が前記範囲より小さいと、シャキシャキした食感等の野菜の食感が残り難く、千切り野菜として好ましくない。また、前記範囲より大きいと、絞り出して使用する際に具材がスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難い。なお、本発明の千切り野菜としては、幅が好ましくは1〜10mm、より好ましくは2〜8mmであると、シャキシャキした食感等の野菜の食感を残しながら食べ易い状態とすることができ、千切り野菜サラダとしてより好ましい。
一方、本発明に用いる前記塊状食材としては、塊状として認識できる食材であればよく、例えば、ダイス状、略球形状、あるいは不定形の塊状食材等が挙げられる。塊状食材として用いる食材としては、サラダ具材として一般的に使用されているものであればいずれのものでもよく、例えば、玉ねぎ、じゃがいも、人参、ピーマン、ホールコーン、グリーンピース等の野菜類、豚肉、牛肉等の蓄肉類、ハム、ベーコン等の肉加工品類等が挙げられる。前記塊状食材としては、必要に応じてボイルや焼成等の調理をしてあってもよい。
前記、本発明に用いる塊状食材の長径は、3mm〜スパウトパウチの口径の2/3、好ましくは5mm〜前記口径の1/2である。塊状食材の長径が前記範囲より小さいと、千切り野菜サラダを絞り出す際に塊状食材と酸性水中油型乳化状調味料だけが抽出されてしまい、千切り野菜同士が絡まってスパウトパウチの口部につかえてしまう。一方、塊状食材が前記範囲より大きいと、塊状食材自体が大きすぎてスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難い。
また、本発明においては、前記千切り野菜と塊状食材が特定の大きさであることに加え、千切り野菜と塊状食材との配合割合が1:0.1〜2.5、好ましくは1:0.2〜2.5である。千切り野菜に対する塊状食材の配合割合が前記範囲より少ないと、千切り野菜サラダを絞り出す際に千切り野菜がスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難い。一方、塊状食材の配合割合が前記範囲より多いと、千切り野菜サラダとして食した際に、千切り野菜の食感がわかり難く好ましくない。
さらに、本発明においてはこれら千切り野菜と塊状食材を含む具材の合計配合量がサラダ全体量に対し25〜80%、好ましくは25〜70%である。具材配合量が前記範囲より少ないと、具材と酸性水中油型乳化状調味料とのバランスが崩れて、千切り野菜サラダとして好ましくない。一方、具材の配合量が前記範囲より多いと、酸性水中油型乳化状調味料が少なすぎてサラダ全体の流動性を失い、絞り出そうとしてもスパウトパウチから抽出され難い。
また、上述した本発明の千切り野菜に用いる酸性水中油型乳化状調味料としては、一般的に酸性水中油型乳化状調味料と称されるpH3〜5の半固体状又は液状の乳化状調味料であれば特に制限はなく、このような酸性水中油型乳化状調味料としては、具体的には、マヨネーズやサラダクリーム等の半固体状ドレッシング、サウザンドレッシングやフレンチドレッシング等の乳化状ドレッシング等が挙げられる。
なお、本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダには、上述した千切り野菜、塊状食材及び酸性水中油型乳化状調味料の他に、本発明の効果を損なわない範囲で通常サラダに用いられている各種原料や食材を適宜用いることができる。例えば、野菜類、豆類、卵製品類、畜肉類、肉加工品類、魚介類等の具材、食塩、動植物等のエキス類等の各種調味料、からし粉、胡椒等の香辛料、オリゴ糖、水あめ等の糖類、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉等の澱粉類、キサンタンガム、タマリンド種子ガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、グアーガム等のガム質、食酢、クエン酸、レモン果汁等の酸味材、グルタミン酸ナトリウム、食塩、砂糖、醤油、味噌等の各種調味料、酢酸ナトリウム等のpH調製材、卵白リゾチーム、プロタミン等の保存料等を適宜配合することができる。
次に、本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダの代表的な製造方法について説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、千切り野菜及び塊状食材の大きさと配合量、並びにスパウトパウチの口径を規定する他は、具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えて容器詰めする従来の一般的な容器詰めサラダの製造方法に準じて製造することができる。例えば、まず、上述の千切り野菜、塊状食材及び酸性水中油型乳化状調味料、更に、必要に応じて、調味料等の原料を用意する。次に、これらを、例えば、ミキサー等の混合機に投入して混合処理することにより千切り野菜サラダが製造できる。続いて、得られた千切り野菜サラダをスパウトパウチに充填することにより、本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製造することができる。
以下、本発明のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダについて、実施例、比較例及び試験例に基づき具体的に説明する。なお、本発明はこれらに限定するものではない。
[実施例1]
下記配合によりスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製造した。すなわち、ミキサーに、清水、マヨネーズ(キユーピー(株)製)、食塩及び砂糖を投入して撹拌混合した後、さらに、千切り(5mm×5mm×10mm)にしたボイル済みのごぼう及びダイスカット(5mm角)したボイル済みの人参を投入し、全体が略均一になるまで撹拌混合して、千切り野菜サラダを製造した。続いて、得られた千切り野菜サラダを250gずつスパウトパウチ(口径15mmの抽出口が樹脂性パウチに接着されたもの、容量300mL)に充填し、スパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製造した。
<サラダの配合割合>
ボイル済みごぼう(千切り) 30%
ボイル済み人参(ダイスカット) 20%
マヨネーズ 30%
食塩 1%
砂糖 5%
清水 残余
合計 100%
[試験例1]
実施例1において、千切り野菜の長径、塊状食材の長径及びスパウトパウチの口径が、千切り野菜サラダの抽出に与える影響を調べるために以下の試験を行った。つまり、実施例1の千切り野菜サラダにおいて、千切りのごぼう(千切り野菜)の長径、ダイスカット状の人参(塊状食材)の長径及びスパウトパウチの口径を表1に示すように変えた他は、実施例1と同様の方法でスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製した。サラダの抽出の程度については、下記評価基準により評価した。結果を表1に示す。
Figure 2010268725
<千切り野菜サラダの抽出の程度の評価基準>
◎:具材がスパウトパウチ口部につかえることなく千切り野菜サラダ全体が抽出される。
○:具材がスパウトパウチ口部にややつかえるが問題のない程度であり、千切り野菜サラダ全体が抽出される。
△:具材がスパウトパウチ口部にややつかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難い。
×:具材がスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難い。
表1より、口径10〜30mmのスパウトパウチに充填してあり、千切り野菜の長径が10〜80mm、塊状食材の長径が3mm〜前記口径の2/3であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチから千切り野菜サラダ全体が抽出され好ましいことが理解できる。特に、千切り野菜の長径が10〜60mmであり、塊状食材の長径が5mm〜前記口径の1/2であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチ口部に具材がつかえることなくより好ましかった。
これに対して、塊状食材の長径が3mmより小さいと、千切り野菜サラダを絞り出す際に塊状食材と酸性水中油型乳化状調味料だけが抽出されてしまい、千切り野菜同士が絡まってスパウトパウチの口部につかえてしまい好ましくなかった。一方、塊状食材がスパウトパウチの口径の2/3より大きいと、塊状食材が大きすぎてスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出され難く好ましくなかった。また、千切り野菜の長径が80mmより大きいと、絞り出して使用する際に具材がスパウトパウチ口部につかえてしまい、千切り野菜サラダ全体が抽出されず好ましくなかった。
[実施例2]
下記配合に変えた他は、実施例1と同様にしてスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製造した。なお、ボイル済みキャベツは、長径60mm、幅3mmに千切りしたもの用い、ハムは10mm角にダイスカットしたものを用いた。また、グリーンピースは長径7〜9mmの略球体のものを用いた。
<サラダの配合割合>
ボイル済みキャベツ(千切り) 30%
ハム(ダイスカット) 10%
グリーンピース 10%
マヨネーズ 50%
合計 100%
[試験例2]
実施例2において、千切り野菜(千切りしたキャベツ)と塊状食材(ハム及びグリーンピース)の配合割合が、千切り野菜サラダの抽出に与える影響を調べるために以下の試験を行った。つまり、まず、ダイスカットしたハム及びグリーンピースを1:1の割合で混合して、ダイスカットしたハム及びグリーンピースの混合物を得た。次に、具材の合計配合量をサラダ全体に対して50%に保ったまま、千切りしたキャベツと、ハム及びグリーンピースの混合物の配合量を変え、千切り野菜と塊状食材の配合割合が表2に示すような割合となるようにした他は、実施例2と同様にして6種類のスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製した。サラダの抽出の程度については、試験例1と同様に評価した。結果を表2に示す。
Figure 2010268725
表2から、千切り野菜と塊状食材の配合割合が1:0.1〜2.5であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチから千切り野菜サラダ全体が抽出され好ましいことが理解できる。さらに、千切り野菜と塊状食材の配合割合が1:0.2〜2.5であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチ口部に具材がつかえることなく抽出され、より好ましかった。
[実施例3]
下記配合に変えた他は、実施例1と同様にしてスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製造した。なお、ボイル済み玉ねぎは、長径10mm、幅5mmに千切りしたものと5mm角にダイスカットしたものを用いた。
<サラダの配合割合>
ボイル済み玉ねぎ(千切り) 25%
ボイル済み玉ねぎ(ダイスカット) 25%
マヨネーズ 50%
合計 100%
[試験例3]
実施例3において、サラダ全体量に対する具材の合計配合量が、千切り野菜サラダの抽出に与える影響を調べるために以下の試験を行った。つまり、実施例3において、千切りした玉ねぎ(千切り野菜)とダイスカットした玉ねぎ(塊状食材)及びマヨネーズの配合量を表3に示すように変えた他は、実施例3と同様の方法でスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダを製した。サラダの抽出の程度については、試験例1と同様に評価した。結果を表3に示す。
Figure 2010268725
表3より、具材の合計配合量が、サラダ全体量に対し25〜80%であるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチから千切り野菜サラダ全体が抽出され好ましいことが理解できる。さらに、具材の合計配合量が、サラダ全体量に対し25〜70%あるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダは、スパウトパウチ口部に具材がつかえることなくより好ましかった。これに対して、具材の配合量が前記範囲より多いと、酸性水中油型乳化状調味料が少なすぎてサラダ全体の流動性を失い、絞り出そうとしてもスパウトパウチから抽出されず好ましくなかった。

Claims (1)

  1. 千切り野菜と塊状食材を含む具材を酸性水中油型乳化状調味料で和えた千切り野菜サラダを口径10〜30mmのスパウトパウチに充填してあるスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダであって、千切り野菜の長径が10〜80mmであり、塊状食材の長径が3mm〜前記口径の2/3であり、千切り野菜と塊状食材の配合割合が1:0.1〜2.5であって、さらに、サラダ全体量に対し具材の配合量が25〜80%であることを特徴とするスパウトパウチ詰め千切り野菜サラダ。
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