JP2010268069A - 通話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 親機の不在状態が発生することを抑制してシステム内の画像情報を集中保存し、システム内の画像情報の抜け落ちを抑制できる通話システムを提供する。
【解決手段】 通話端末2は、通話部2bと、表示部2cと、画像記憶部2dと、受信した画像情報を表示部2cに表示して画像記憶部2dに格納するリアルタイムモニタ部2eと、自端末を副親機に設定した場合に画像情報を親機へ転送する画像転送部2fと、自端末を親機に設定した場合に転送された画像情報を画像記憶部2dに格納する画像集中保存部2gと、画像記憶部2dの画像情報を表示部2cに表示する画像再生部2hと、親機を検出する親機検出部2iと、親機検出部2iの検出結果を用いて自端末を親機に設定するか否かを判定して、少なくとも親機として機能している他の通話端末が存在しない場合に自端末を親機に設定する親機判定部2jとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】 通話端末2は、通話部2bと、表示部2cと、画像記憶部2dと、受信した画像情報を表示部2cに表示して画像記憶部2dに格納するリアルタイムモニタ部2eと、自端末を副親機に設定した場合に画像情報を親機へ転送する画像転送部2fと、自端末を親機に設定した場合に転送された画像情報を画像記憶部2dに格納する画像集中保存部2gと、画像記憶部2dの画像情報を表示部2cに表示する画像再生部2hと、親機を検出する親機検出部2iと、親機検出部2iの検出結果を用いて自端末を親機に設定するか否かを判定して、少なくとも親機として機能している他の通話端末が存在しない場合に自端末を親機に設定する親機判定部2jとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、通話システムに関するものである。
従来の通話システムは、例えば、住戸の外玄関等に設置されるカメラ付きのドアホン子器と、住戸内に設置され信号線を介してドアホン子器と接続される1台の親機と、住戸内における親機と別の場所にそれぞれ設置され信号線で送り配線される1乃至複数台の副親機とで構成され、ドアホン子器と親機または副親機との間におけるドアホン通話や親機と副親機との間における内線通話を行うとともに、ドアホン子器のカメラで撮像された来訪者の映像を親機または副親機の表示画面に表示するようにしたものがある。
また、親機、副親機をローカルエリアネットワーク(LAN)に接続し、LAN経由で互いに通信を行う構成も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の通話システムでは、親機が、当該親機において表示した画像情報だけでなく、副親機において表示した画像情報もLAN経由で取得してシステム内の画像情報を集中保存し、この集中保存した画像情報を再生する機能を有していた。すなわち、画像集中保存機能および画像再生機能は、画像情報の履歴の継続性や検索速度の向上のために1台の親機のみが備えており、親機が、システム内の画像情報を一元管理していた。
このようなシステムで、親機と副親機とがLAN経由で互いに通信を行う場合には、通信トラフィックの増大やハブの不具合等で通信不能となって、リンクダウンが発生し、親機が不在となる虞がある。親機が通信不良、故障等で不在になると、親機がシステム内の画像情報の保存機能を集中制御しているため、画像情報の一元管理ができなくなり、システム内の副親機で表示された画像情報が集中保存されずに抜け落ちるという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、親機の不在状態が発生することを抑制してシステム内の画像情報を集中保存し、システム内の画像情報の抜け落ちを抑制できる通話システムを提供することにある。
請求項1の発明は、宅内に設置されてネットワークに接続した複数の通話端末と、宅外に設置されて通話端末との間で通話を行う1乃至複数の子器と、宅外に設置されて撮像した画像情報を通話端末へ送信する1乃至複数の撮像手段とで構成されて、複数の通話端末のうちいずれか1台が親機として機能し、親機以外の通話端末が副親機として機能する通話システムであり、通話端末は、子器との間で通話を行う通話手段と、ネットワークに接続されて親機として機能している他の通話端末を検出する親機検出手段と、親機検出手段の検出結果を用いて自端末を親機に設定するか否かを判定して、少なくとも親機として機能している他の通話端末が存在しない場合に自端末を親機に設定する親機判定手段と、画像情報を記憶する画像記憶手段と、撮像手段から受信した画像情報を自端末の画像記憶手段に格納する第1の画像保存手段と、自端末を副親機に設定した場合に撮像手段から受信した画像情報を親機として機能している他の通話端末へ転送する画像転送手段と、自端末を親機に設定した場合に他の通話端末から転送された画像情報を自端末の画像記憶手段に格納する第2の画像保存手段と、画像記憶手段に格納した画像情報を表示手段に表示する画像再生手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、親機の不在時に複数台の通話端末から判定結果に基づく1台の親機を選択してシステム内に設定することで、親機の不在状態が発生することを抑制してシステム内の画像情報を集中保存し、システム内の画像情報の抜け落ちを抑制できる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記通話端末の親機判定手段は、前記画像記憶手段に画像情報を格納することが可能であることを、自端末を親機に設定する条件とすることを特徴とする。
この発明によれば、画像情報を保存できない通話端末は親機になることはできず、システムの信頼性を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の各設置場所に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの使い易い場所に親機を設定することができる。
請求項4の発明は、請求項3において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の設置場所に付与された優先度に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの使い易い場所に親機を設定することができる。
請求項5の発明は、請求項1または2において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末のうち親機になった時刻が最も現在時刻に近ければ、自端末を親機に設定すると判定し、親機として機能している複数の通話端末のうち親機になった時刻が最も現在時刻に近くなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする。
この発明によれば、親機に設定された時刻が最新の通話端末を優先して親機に再設定するので、最新のシステム状況に応じた親機を設定することができる。
請求項6の発明は、請求項1または2において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の各画像記憶手段に格納されている画像情報の状態に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする。
この発明によれば、画像情報が、複数の通話端末に無作為に集中保存されることなく、集中保存する画像情報を整理することができる。
請求項7の発明は、請求項6において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、画像記憶手段に格納している画像情報の容量が親機として機能している複数の通話端末のうち最も大きければ、自端末を親機に設定すると判定し、画像記憶手段に格納している画像情報の容量が親機として機能している複数の通話端末のうち最も大きくなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする。
この発明によれば、集中保存する画像情報を1台の通話端末に集約することができる。
請求項8の発明は、請求項6において、親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、画像記憶手段に格納している画像情報が親機として機能している複数の通話端末のうち最も新しければ、自端末を親機に設定すると判定し、画像記憶手段に格納している画像情報が親機として機能している複数の通話端末のうち最も新しくなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする。
この発明によれば、最新の画像情報に継続して、以降の画像情報を集中保存できるので、発生した時系列を乱すことなく画像情報を集中保存することができる。
請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかにおいて、副親機として機能している通話端末の画像転送手段は、前記画像記憶手段に格納している画像情報を、親機として機能している通話端末へ転送し、親機として機能している通話端末の第2の画像保存手段は、副親機として機能している通話端末から転送された画像情報を、時系列に沿って画像記憶手段に格納することを特徴とする。
この発明によれば、集中保存する画像情報が複数の通話端末に分散することなく、1台の親機に集約することができる。
請求項10の発明は、請求項9において、親機として機能している通話端末の第2の画像保存手段は、本通話システムに固有の識別情報が付与された画像情報のみを画像記憶手段に格納することを特徴とする。
この発明によれば、集中保存する画像情報に、他の通話システムの画像情報が混同することを防止できる。
請求項11の発明は、請求項9において、親機として機能している通話端末の画像再生手段は、本通話システムに固有の識別情報が付与された画像情報と、当該識別情報が付与されていない画像情報とを区別可能に表示手段に表示することを特徴とする。
この発明によれば、他の通話システムの画像情報が混同したとしても、再生時に区別可能となり、画像情報の混同によるユーザの混乱を防止できる。
以上説明したように、本発明では、親機の不在状態が発生することを抑制してシステム内の画像情報を集中保存し、システム内の画像情報の抜け落ちを抑制できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図2は、通話システムの構成を示し、住戸の外玄関等に設置される1乃至複数台のカメラ付きのドアホン子器1と、住戸内に設置されドアホン子器1と通信可能に接続される複数台の通話端末2(21,22,23,...)と、住戸外に設置されて監視領域を撮像した画像情報をドアホン子器1を介して通話端末2へ伝送する1乃至複数のカメラ子器3とが、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークNTを介して互いに接続されている。また、必要に応じて、火災警報器、電気錠、警報ランプ付きブザー等のセキュリティ機器4をネットワークNTに接続し、セキュリティ機器4の監視・制御を通話端末2で行ってもよい。
図2は、通話システムの構成を示し、住戸の外玄関等に設置される1乃至複数台のカメラ付きのドアホン子器1と、住戸内に設置されドアホン子器1と通信可能に接続される複数台の通話端末2(21,22,23,...)と、住戸外に設置されて監視領域を撮像した画像情報をドアホン子器1を介して通話端末2へ伝送する1乃至複数のカメラ子器3とが、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークNTを介して互いに接続されている。また、必要に応じて、火災警報器、電気錠、警報ランプ付きブザー等のセキュリティ機器4をネットワークNTに接続し、セキュリティ機器4の監視・制御を通話端末2で行ってもよい。
来訪者がドアホン子器1に設けた図示しない呼出釦を操作すると、ドアホン子器1から通話端末2へ呼出信号が送出され、この呼出信号に応じて各通話端末2が呼出音を鳴動させるとともに、ドアホン子器1に内蔵のカメラ1aが起動し、カメラ1aで撮像された画像情報が全ての通話端末2に映し出される。そして、家人がいずれかの通話端末2に映し出された画像で来訪者を確認して、当該通話端末2に設けた図示しない通話釦を押すと、当該通話端末2のみがドアホン子器1との間で通話回線が確立するとともに、カメラ1aからの画像情報を継続受信してリアルタイムでの画像モニタが可能となり、来訪者の顔を見ながら、ドアホン子器1との間で通話を行うことができる。
さらに、このシステムでは、ドアホン子器1とは別に、ドアホン子器1のカメラ1aとは異なる角度から玄関先を撮影するカメラ子器3を設置してあり、カメラ子器3の内蔵する人感センサーが玄関先に向かう来訪者を検知すると、内蔵するカメラで玄関先を自動的に撮像して、撮像した画像情報を通話端末2へ伝送し、カメラ子器3で撮像された画像情報が全ての通話端末2に映し出されて、来訪者の到着を確認できるようになっている。その後は、上記応答をして通話を行う通話端末2でのみ、ドアホン子器1およびカメラ子器3からの画像情報を継続受信してリアルタイムでモニタすることができ、通話中の通話端末2は、ドアホン子器1からの画像情報とカメラ子器3からの画像情報を切替可能に表示できる。
なお、いずれかの通話端末2がドアホン子器1からの呼出信号に対して応答すると、当該応答した通話端末2から他の通話端末2へ応答信号が送信され、応答信号を受信した他の通話端末2は、ドアホン子器1およびカメラ子器3からの画像情報の受信動作を停止し、リアルタイムでの画像モニタを行わない。すなわち、いずれかの通話端末2が応答して通話回線が確立して以降は、通話中の通話端末2のみがドアホン子器1およびカメラ子器3からの画像情報を受信して、リアルタイムでの画像モニタを行う。
そして、本通話システムでは、複数台の通話端末2のうち、いずれか1台の通話端末2のみが親機として機能し、他の通話端末2が副親機として機能する。親機となった通話端末2のみが、当該親機においてリアルタイムモニタした画像情報だけでなく、副親機となった他の通話端末2において通話中にリアルタイムモニタした画像情報もネットワークNT経由で取得してシステム内の画像情報を集中保存する機能や、この集中保存した画像情報を再生する機能を有効にでき、上記ドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能以外に画像集中保存機能および画像再生機能を動作させることができる。また、副親機となった通話端末2は、上記ドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能を有効にできるが、画像集中保存機能および画像再生機能は無効となる。すなわち、親機、副親機を問わず、全ての通話端末2は、ドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能を動作可能であるが、画像集中保存機能および画像再生機能は、履歴の継続性や検索速度の向上のために1台の親機のみが動作させる。
以下、親機、副親機の設定処理について説明する。通話端末2は、図1に示すように、ネットワークNTとの間で情報授受を行うインターフェース機能を有するネットワーク通信部2aと、スピーカやマイクロホンを具備して家人が他の通話端末2との間で内線通話を行うとともにドアホン子器1との間でドアホン通話を行う通話部2bと、画像情報を表示する表示部2cと、画像情報を格納する画像記憶部2dと、ドアホン子器1またはカメラ子器3から受信した画像情報を表示部2cにリアルタイム表示するとともに画像記憶部2dに格納するリアルタイムモニタ部2e(第1の画像保存手段)と、自端末を副親機に設定した場合にドアホン子器1またはカメラ子器3から受信した画像情報を親機として機能する他の通話端末2へ転送する画像転送部2fと、自端末を親機に設定した場合に他の通話端末2から転送された画像情報を画像記憶部2dに格納する画像集中保存部2g(第2の画像保存手段)と、画像記憶部2dに格納した画像情報を表示部2cに再生表示する画像再生部2hと、ネットワークNTに接続されて親機として機能している通話端末2を検出する親機検出部2iと、親機として機能している通話端末2が存在しない場合に自端末を親機に設定するか否かを判定して、当該判定結果に基づいて自端末を親機または副親機に設定する親機判定部2jとを備える。
まず、通話端末2は、工場出荷時にはデフォルトで副親機の設定となっているため、施工直後のシステムでは、全ての通話端末2が副親機として機能している。副親機として機能している通話端末2は、画像集中保存部2gの画像集中保存動作、画像再生部2hの画像再生動作を停止する。そして、副親機として機能している全ての通話端末2のうち、来訪者に対して応答したいずれか1台の通話端末2のみがドアホン子器1との間で通話可能となり、通話部2bがドアホン子器1との間で通話可能な状態となった場合に、リアルタイムモニタ部2eが、通話中にドアホン子器1またはカメラ子器3から伝送された画像情報をリアルタイムで表示部2cに表示するとともに画像記憶部2dに格納する。
而して、全ての通話端末2が副親機に設定されて、システム内に親機が存在しない場合でも、各通話端末2による上記ドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能を実行でき、通話システムとしての最低限の機能は確保できる。
しかしながら、施工直後はシステム内の全ての通話端末2が副親機として機能するので、各通話端末2では、自端末の通話中にリアルタイムモニタした画像情報のみを画像記憶部2dに格納するだけで、他の通話端末2で通話中にリアルタイムモニタされた画像情報も含めてシステム内の画像情報を画像記憶部2dに集中保存する機能や、画像記憶部2dに格納した画像情報を再生する機能は無効となっている。
そこで、いずれか1台の通話端末2を親機に設定する必要がある。親機の設定方法としては、ユーザによる手動設定、またはシステム内で所定の親機設定条件に従った自動設定が用意されている。親機の設定処理は、通話端末2に設けられた図示しない設定釦等によって開始され、この設定釦は表示部2c上に設けたGUIによって構成してもよい。
まず、手動設定時は、ユーザが親機に設定したい1台の通話端末2(この場合、通話端末21とする)の設定釦を操作すると、通話端末21の親機検出部2iが、ネットワークNT上の他の通話端末22〜24に対して親機検出イベントをブロードキャスト送信する。親機検出イベントを受信した端末装置22〜24は、自端末が親機に設定されていれば、親機生存イベントを通話端末21へ送信する。
通話端末21において、親機生存イベントを受信した親機検出部2iは、ネットワークNT上に既に親機が存在していると判断し、親機判定部2jは、ネットワークNT上に既に親機が存在していることから、自端末は親機に設定不可能であると判断して、設定不可能である旨を表示部2cに表示し、自端末を副親機に継続設定して親機設定処理を終了する。しかし、通話端末21において、親機検出部2iは、親機検出イベントの送信後、所定の待ち時間が経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、ネットワークNT上に親機が存在していないことから、自端末は親機に設定可能であると判断して自端末を親機に設定するとともに、親機に設定した旨を表示部2cに表示する。この場合は、ユーザが親機に設定したい通話端末2の設定釦を操作することによって、所望の通話端末2を親機に手動設定している。
次に、親機の自動設定時は、ユーザがいずれか1台の通話端末2(この場合、通話端末21とする)の設定釦を操作すると、通話端末21の親機検出部2iが、ネットワークNT上の他の通話端末22〜24に対して親機検出イベントをブロードキャスト送信する。親機検出イベントを受信した端末装置22〜24は、自端末が親機に設定されていれば、親機生存イベントを通話端末21へ送信する。
通話端末21において、親機生存イベントを受信した親機検出部2iは、ネットワークNT上に既に親機が存在していると判断し、親機判定部2jは、ネットワークNT上に既に親機が存在していることから、親機の自動設定は不可能であると判断して、設定不可能である旨を表示部2cに表示し、親機設定処理を終了する。しかし、通話端末21において、親機検出部2iは、親機検出イベントの送信後、所定の待ち時間が経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、ネットワークNT上に親機が存在していないことから、親機の自動設定が可能であると判断して、ネットワークNT上の他の通話端末22〜24に対して親機自動設定イベントをブロードキャスト送信する。そして通話端末21〜24の各親機判定部2jは、互いに他の通話端末2のMACアドレスやIPアドレス等の識別情報を取得し、自端末の識別情報と他の通話端末2の識別情報とを比較し、予め決められている親機設定条件に基づいて親機の設定処理を行う。この場合の親機設定条件として、親機判定部2jは、自端末の識別情報の数字が全通話端末2のうち最小(または最大)であれば、自端末を親機に設定し、親機に設定した旨を表示部2cに表示する。このようにユーザが任意の通話端末2の設定釦を操作することによって、親機となる通話端末2を親機設定条件に基づいて自動選択している。
そして、親機に新規設定された通話端末2は、画像集中保存部2gの画像集中保存動作、画像再生部2hの画像再生動作を開始し、画像転送部2fの画像情報転送動作を停止し、さらに親機生存イベントをブロードキャスト送信する。そして、副親機に設定された通話端末2の画像転送部2fは、受信した親機生存イベントに基づいて、画像情報の転送先である親機の通話端末2を認識する。以降、副親機に設定されている通話端末2の画像転送部2fは、自端末の通話中にリアルタイムモニタ部2eがリアルタイム表示した画像情報を親機として機能する通話端末2へ転送し、親機に設定されている通話端末2の画像集中保存部2gは、副親機の通話端末2から転送された画像情報を画像記憶部2dに格納する。さらに、親機として機能する通話端末2の画像再生部2hは、ユーザ操作によって、画像記憶部2dに格納した画像情報を表示部2cに再生表示する。この親機として機能する通話端末2が再生表示する画像情報は、自端末のリアルタイムモニタ部2eが画像記憶部2dに格納した画像情報、および副親機として機能する他の通話端末2から転送されて自端末の画像集中保存部2gが画像記憶部2dに格納した画像情報の両方である。
したがって、システム内に親機として機能する通話端末2が1台存在することで、副親機となった他の通話端末2で通話中にリアルタイムモニタされた画像情報も含めてシステム内の画像情報を集中保存する機能や、この集中保存した画像情報を再生する機能を有効にでき、上記ドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能以外に画像集中保存機能および画像再生機能を動作させることができる。
また、親機設定条件としては、各通話端末2の設置場所を用いてもよい。この場合、各通話端末2は、自端末の設置場所の情報(例えば、リビング、キッチン、玄関等)を予め記憶しており、さらに設置場所の優先度を設定した優先度情報をネットワークNTに接続された図示しない宅内サーバから取得する。そして、親機判定部2jは、全通話端末2のうち自端末の設置情報の優先度が最も高ければ、自端末を親機に設定する。
このようにして、システム施工後にいずれかの通話端末2が親機に設定される。しかし、親機判定部2jの親機設定条件によっては、全ての通話端末2が親機に設定不可能となって、システム内に親機が存在しない場合もあり得る。例えば、画像情報が保存可能であることを親機設定条件に追加した場合、親機判定部2jは、親機に設定可能な識別情報や設置情報を具備していても、画像記憶部2dに画像情報を格納することが不可能な状態であれば、自端末を親機に設定することはできない。画像記憶部2dに画像情報を格納することが不可能な状態とは、画像記憶部2dをUSBメモリ等のように、通話端末本体に着脱自在な記憶媒体で構成した場合には、この画像記憶部2dが通話端末本体に装着されていない状態が挙げられる。また、画像記憶部2dが通話端末本体に装着されていても、画像記憶部2dがフォーマットされていない、書込み不可設定となっているために、画像集中保存部2gが画像情報を格納するための専用フォルダや、画像再生部2hによる画像情報の再生時に表示する一覧表示画面の作成に使用する保存履歴リストが作成できない状態も挙げられる。したがって、本親機設定条件を用いることによって、画像情報を保存できない通話端末2は親機になることはできず、システムの信頼性を向上させることができる。
そして、上記のようにいずれか1台の通話端末2を親機に設定してシステムを起動した後に、親機に設定された通話端末2が、副親機に設定された他の通話端末2やドアホン子器1やカメラ子器3とネットワークNT経由で互いに通信を行うのであるが、通信トラフィックの増大やハブの不具合等で通信不能となってリンクダウンが発生し、親機が通信不良等によってシステムから離脱して、システム内に親機が存在しない状態が発生する場合がある。このような場合も、複数台の通話端末2から親機設定条件に適合した1台の親機を選択してシステム内に親機を再設定する必要がある。
そこで本実施形態では、副親機に設定されている各通話端末2の親機検出部2iは、ネットワークNT上の他の通話端末2に対して親機検出イベントを一定間隔でブロードキャスト送信している。そして、システム内に生存している親機から親機生存イベントを受信した場合、ネットワークNT上に親機が存在していると判断し、上記親機検出イベントのブロードキャスト送信を一定間隔で繰り返す。
しかし、副親機に設定されている通話端末2において、親機検出部2iは、親機検出イベントの送信後、所定の待ち時間が経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、親機の再設定が必要であると判断して、ネットワークNT上の他の通話端末2に対して親機自動設定イベントをブロードキャスト送信する。そして通話端末2の各親機判定部2jは、上記同様にMACアドレスやIPアドレス等を用いた上記親機設定条件に基づいて、いずれか1台の通話端末2を親機に設定する。なお、この場合も、上述の親機設定条件(識別情報、設置情報、画像情報の保存が可能であるか否か)を適宜組み合わせて親機の設定処理を行ってもよい。
また、システム起動後に親機が離脱した場合、上記のようにいずれかの副親機が親機の離脱を検出した後に、親機の再設定処理を自動で行う構成以外に、親機の離脱を検出した副親機がユーザに親機の離脱を報知し、その後、ユーザの手動設定によって、いずれか1台の通話端末2を親機に設定してもよい。
また、親機の離脱を検出する構成として、上記のように副親機が親機検出イベントを一定間隔でブロードキャスト送信する構成以外に、親機が離脱する直前に親機離脱イベントをブロードキャスト送信することで、副親機が親機の離脱を検出する構成でもよい。
このように、システム稼働中に親機が離脱して親機の不在状態が発生した場合でも、複数台の通話端末2から親機設定条件に適合した1台の親機を選択してシステム内に再設定している。したがって、親機の不在状態が発生することを抑制して親機による画像情報の一元管理を継続でき、副親機で通話中にリアルタイムモニタされた画像情報を含むシステム内の画像情報の抜け落ちを抑制して、システム内の画像情報を集中保存することができる。さらに、システム内の全ての通話端末2が副親機として機能し、システム内に親機が存在しない場合でも、上記のように各通話端末2によるドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能を実行でき、通話システムとしての最低限の機能は確保している。
また、親機の設定処理は、通話端末2の新規参入時にも行われる。この新規参入時における親機の設定処理は、通話端末2に設けられた図示しない設定釦等の操作によって開始される以外に、ネットワークNTに接続して起動した時点で自動開始することも可能である。
図3、図4は、通話端末2の新規参入時における端末間の通信シーケンスを示す。なお、ここでは2台の通話端末21,22がネットワークNTに既に接続されており、1台の通話端末23が新規参入する場合について説明する。
まず、図3では、既設の通話端末21が副親機として機能しており、既設の通話端末22が親機として機能している状態で、通話端末23が新規参入した場合を示す。新規参入した通話端末23は副親機にデフォルト設定されており(S1)、起動時に親機検出部2iが親機検出イベントをブロードキャスト送信する(S2)。そして、親機として機能している通話端末22は、親機検出イベントを受信すると、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S3)。通話端末23において、親機生存イベントを受信した親機検出部2iは通話端末22が親機であることを認識し、親機判定部2jは、自端末を親機に設定不可能であると判断して、自端末を副親機に継続設定し(S4)、以降、画像転送部2fは、リアルタイムモニタ部2eが表示した画像情報を親機として機能する通話端末22へ転送する。
次に、図4では、既設の通話端末21、22が副親機として機能している状態で、通話端末23が新規参入した場合を示す。新規参入した通話端末23は副親機にデフォルト設定されており(S11)、起動時に親機検出部2iが親機検出イベントをブロードキャスト送信する(S12)。しかし、ネットワークNT上の通話端末21,22は副親機に設定されており、親機生存イベントを返送することはない。通話端末23において、親機検出部2iは、予め決められた所定の待ち時間Taが経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、自端末を親機に設定可能であると判断して自端末を親機に設定し(S13)、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S14)。親機生存イベントを受信した通話端末21,22の画像転送部2fは、通話端末23が親機であることを認識し(S15)、以降、リアルタイムモニタ部2eが表示した画像情報を親機として機能する通話端末23へ転送する。
また、新規参入した通話端末23に対して、上述の親機設定条件(識別情報、設置情報、画像情報の保存が可能であるか否か)を適宜組み合わせて親機の設定処理を行ってもよい。通話端末23の親機判定部2jは、親機設定条件に合わない場合、自端末を副親機に継続設定する。
次に、システム内に1台存在する親機が通信不良等によってシステムから離脱し、ユーザの手動設定等によって新たな親機を設定した場合、その後、離脱していた親機が復帰すると、システム内に2台の通話端末2が親機として重複する場合がある。例えば、図5に示すように、既設の通話端末21が親機として機能しており、既設の通話端末22、23が副親機として機能している状態で、通話端末21が離脱した場合を示す(S21)。通話端末21は離脱する直前に親機離脱イベントをブロードキャスト送信し(S22)、親機離脱イベントを受信した通話端末22,23の親機判定部2jは、通話端末21が離脱したことを認識して(S23)、以降、画像転送部2fは、通話端末21への画像情報の転送動作を停止する。而して、全ての通話端末2が副親機に設定されて、システム内に親機が存在しない状態となるが、各通話端末2によるドアホン子器1との通話機能やリアルタイムモニタ機能は実行でき、通話システムとしての最低限の機能は確保できる。
そして、ユーザが、通話端末23を親機に手動設定するための操作を行うと(S24)、通話端末23の親機検出部2iが親機検出イベントをブロードキャスト送信する(S25)。しかし、ネットワークNT上の通話端末21は離脱し、通話端末22は副親機に設定されており、親機生存イベントを返送することはない。通話端末23において、親機検出部2iは、予め決められた所定の待ち時間Taが経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、自端末を親機に設定可能であると判断して自端末を親機に設定し(S26)、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S27)。親機生存イベントを受信した通話端末22の画像転送部2fは、通話端末23が親機であることを認識し、以降、リアルタイムモニタ部2eが表示した画像情報を親機として機能する通話端末23へ転送する。この状態で、離脱していた通話端末21が復帰すると、親機として機能する2台の通話端末21,23がシステム内に重複してしまう(S28)。
上記のようにシステム内に親機が重複した場合には、親機を1台にする必要がある。そこで、重複した親機に対して、予め決められた絞込み条件を適用して、親機を1台に絞り込む。絞込み条件として、親機に設定した時刻を用いる例を図6に示す。
まず、図6では、既設の通話端末22が副親機として機能しており、既設の通話端末23が親機として機能している状態で、通話端末23が通信不良によってシステムから離脱し(S31)、上記S22,S23と同様にシステム内に親機が存在しない状態となる。
次に、デフォルトで副親機設定された通話端末21が新規参入し(S32)、新規参入した通話端末21は、起動時に親機検出部2iが親機検出イベントをブロードキャスト送信する(S33)。しかし、ネットワークNT上の通話端末22は副親機に設定され、通話端末23は離脱しており、親機生存イベントを返送することはない。通話端末21において、親機検出部2iは、予め決められた所定の待ち時間Taが経過しても親機生存イベントを受信しなければ、ネットワークNT上に親機が存在していないと判断し、親機判定部2jは、自端末は親機に設定可能であると判断して自端末を親機に設定し(S34)、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S35)。親機生存イベントを受信した通話端末22の画像転送部2fは、通話端末21が親機であることを認識し、以降、リアルタイムモニタ部2eが表示した画像情報を親機として機能する通話端末21へ転送する。
この後、離脱していた通話端末23の通信不良が回復し、通話端末23が復帰すると、親機として機能する2台の通話端末21,23がシステム内に重複する(S36)。そして、復帰した通話端末23は、親機生存イベントをブロードキャスト送信し(S37)、親機生存イベントを受信した通話端末21も、自端末が親機に設定されていることから、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S38)。親機生存イベントを受信した通話端末23では、親機検出部2iがシステム内で親機が重複していることを認識して、親機重複イベントをブロードキャスト送信し(S39)、親機生存イベントを受信した通話端末21も、親機検出部2iがシステム内で親機が重複していることを認識して、親機重複イベントをブロードキャスト送信する(S40)。親機重複イベントを受信した通話端末21,23の各親機判定部2jは、親機が重複していることから、まず自端末を副親機に設定する(S41,S42)。而して、全ての通話端末2が副親機に設定されて、システム内に親機が存在しない状態となる。
その後、親機から副親機に変更された通話端末21,23は、互いに設定時間取得イベントを送信し、他の通話端末が親機に設定された時刻情報を取得する。この場合、通話端末21が親機に設定された時刻のほうが、通話端末23が親機に設定された時刻より最近となる。そこで、本例では、親機に設定された時刻が現在時刻に近い通話端末21の親機判定部2jが、自端末を親機に再設定し(S45)、親機生存イベントをブロードキャスト送信する(S46)。親機生存イベントを受信した通話端末22,23の画像転送部2fは、通話端末21が親機であることを認識し(S47)、以降、リアルタイムモニタ部2eが表示した画像情報を親機として機能する通話端末21へ転送する。
このように、親機に設定された時刻が最新の通話端末2を優先して親機に再設定するので、最新のシステム状況に応じた親機を設定することができる。また、自動設定された親機よりも、ユーザによって手動設定された親機を優先してもよく、ユーザ設定を優先することによって、ユーザが意識している親機の場所が変わることなく、ユーザビリティが向上する。
また、重複した親機に対して適用する絞込み条件として、画像記憶部2dに格納している画像情報の容量を用いてもよい。この場合、親機として重複した複数台の通話端末2の各親機判定部2jは、画像記憶部2dに格納している画像情報の容量が、重複した通話端末のうち最も大きければ、自端末を親機に再設定し、画像記憶部2dに格納している画像情報の容量が、重複した通話端末のうち最も大きくなければ、自端末を副親機に設定する。
この場合、一時的に親機になった通話端末2は、集中保存している画像情報の件数が少ないため、保存されている画像情報の容量も少ない。しかし、保存されている画像情報の容量が多い通話端末2は、集中保存している画像情報の件数も多いため、ドアホン子器1との通話を行う使用頻度も高く、集中保存する画像情報を1台の通話端末2に集約する観点からも、親機として機能する端末には相応しいと考えられる。したがって、絞込み条件として、画像記憶部2dに格納している画像情報の容量を用いることで、親機により適した通話端末2を選択することができる。
また、重複した親機に対して適用する絞込み条件として、画像記憶部2dに格納している画像情報の生成日時を用いてもよい。この場合、親機として重複した複数台の通話端末2の各親機判定部2jは、画像記憶部2dに格納している画像情報の生成日時が、重複した通話端末のうち最新であれば、自端末を親機に再設定し、画像記憶部2dに格納している画像情報の生成日時が、重複した通話端末のうち最新でなければ、自端末を副親機に設定する。
この場合、最新の画像情報に継続して、以降の画像情報を集中保存できるので、発生した時系列を乱すことなく画像情報を集中保存することができる。
このように、重複した親機に対して適用する絞込み条件として、画像記憶部2dに格納されている画像情報の状態(容量、生成日時)を用いることによって、画像情報が、複数の通話端末2に無作為に集中保存されることなく、集中保存する画像情報を整理することができる。
また、重複した親機に対して適用する絞込み条件として、通話端末2の設置場所を用いてもよい。この場合、各通話端末2は、自端末の設置場所の情報(例えば、リビング、キッチン、玄関等)を予め記憶しており、さらに設置場所の優先度を設定した優先度情報をネットワークNTに接続された図示しない宅内サーバから取得する。そして、親機判定部2jは、重複した通話端末のうち自端末の設置情報の優先度が最も高ければ、自端末を親機に再設定し、重複した通話端末のうち自端末の設置情報の優先度が最も高くなければ、自端末を副親機に設定する。
この場合、一般的にユーザが親機を設置する場所は、リビング、勝手口等が多いので、リビングの優先度を1、勝手口の優先度を2のように設定することで、ユーザの使い易い場所に親機を設定することができる。また、同じ設置場所となる通話端末2が親機として重複した場合は、各通話端末2のMACアドレスやIPアドレス等の識別情報や、画像記憶部2dに格納している画像情報の容量等の、他の絞込み条件を併用して決定される。
なお、上記複数の絞込み条件を適宜組み合わせて、親機が重複した場合の再設定処理を行ってもよい。
また、親機が重複するケースとして、ユーザの手動設定によってシステム内に複数の通話端末2を親機に強制設定したケースも考えられるが、このケースにおいても上記同様に絞込み条件を適用することによって、システム内の親機を1台に限定することができる。
次に、親機の重複等により、親機として機能する通話端末2が切り替わった場合には、親機となった各通話端末2で集中保存された画像情報が、システム内で散在することになる。そこで、親機として機能する通話端末2が切り替わった場合には、旧親機が集中保存した画像情報を新親機へ転送し、新親機の画像集中保存部2gは、旧親機から転送された画像情報を、時系列に沿って画像記憶部2dに集中保存する。したがって、集中保存する画像情報が複数の通話端末2に分散することなく、1台の親機に集約することができる。
しかし、他の住戸に設置された通話システムで用いられた通話端末2が参入したり、他の住戸の通話端末に用いられたUSBメモリ等の画像記憶部2dを装着した場合には、画像情報の混同の虞があり、本システムでは、他の通話システムの画像情報も本通話システムで集中保存するか否かを設定できる。
そして、通話端末2のリアルタイムモニタ部2e、画像集中保存部2gは、画像記憶部2dに画像情報を格納するとき、各通話システムに固有の識別情報を画像情報に付加する。この通話システムに固有の識別情報は、出荷時または施工時にシステム毎に設定され、その後ユーザによって変更することも可能である。すなわち、同一システム内で撮像された画像情報は、同一の識別情報を付加されている。
而して、親機として機能する通話端末2において、他の通話システムの画像情報は集中保存しないと設定した場合には、当該通話端末2の画像集中保存部2gは、他の通話端末2から転送された画像情報の識別情報が自端末の識別情報に一致すれば、画像記憶部2dに格納する。しかし、他の通話端末2から転送された画像情報の識別情報が自端末の識別情報に一致しなければ、画像記憶部2dに格納せず、他の通話システムの画像情報が混同することを防止できる。
一方、親機として機能する通話端末2において、他の通話システムの画像情報も集中保存すると設定した場合には、当該通話端末2の画像集中保存部2gは、他の通話端末2から転送された画像情報の識別情報が自端末の識別情報に一致するか否かに関係なく、画像記憶部2dに格納する。
また上記のように、他の通話システムの画像情報も集中保存した場合には、画像再生部2hが画像情報を再生するときに、識別情報が異なる画像情報を互いに区別可能に表示する。例えば、本システムに固有の識別情報と異なる識別情報が付加された画像情報を表示する際には警告画像も併せて表示する方法や、表示画面に識別情報を併せて表示する方法等がある。したがって、他の通話システムの画像情報が混同したとしても、再生時に区別可能となり、画像情報の混同によるユーザの混乱を防止できる。
また、本通話システムは、通話端末2をネットワークNTに接続して、IPアドレス等を用いたネットワーク通信を行うので、通話端末2から導出したLANコネクタを、壁面等に設けたLANポートに差し込むだけで、ネットワークNTに接続され、通話端末2のネットワークNTへの接続、取り外しは容易となる。したがって、専用線を伝送路として用いるシステムに比べて、設置後の端末移動が容易となり、システム構成の変更が容易となる。
1 ドアホン子器
1a カメラ
2 通話端末
2a ネットワーク通信部
2b 通話部
2c 表示部
2d 画像記憶部
2e リアルタイムモニタ部
2f 画像転送部
2g 画像集中保存部
2h 画像再生部
2i 親機検出部
2j 親機判定部
NT ネットワーク
1a カメラ
2 通話端末
2a ネットワーク通信部
2b 通話部
2c 表示部
2d 画像記憶部
2e リアルタイムモニタ部
2f 画像転送部
2g 画像集中保存部
2h 画像再生部
2i 親機検出部
2j 親機判定部
NT ネットワーク
Claims (11)
- 宅内に設置されてネットワークに接続した複数の通話端末と、宅外に設置されて通話端末との間で通話を行う1乃至複数の子器と、宅外に設置されて撮像した画像情報を通話端末へ送信する1乃至複数の撮像手段とで構成されて、複数の通話端末のうちいずれか1台が親機として機能し、親機以外の通話端末が副親機として機能する通話システムであり、
通話端末は、子器との間で通話を行う通話手段と、ネットワークに接続されて親機として機能している他の通話端末を検出する親機検出手段と、親機検出手段の検出結果を用いて自端末を親機に設定するか否かを判定して、少なくとも親機として機能している他の通話端末が存在しない場合に自端末を親機に設定する親機判定手段と、画像情報を記憶する画像記憶手段と、撮像手段から受信した画像情報を自端末の画像記憶手段に格納する第1の画像保存手段と、自端末を副親機に設定した場合に撮像手段から受信した画像情報を親機として機能している他の通話端末へ転送する画像転送手段と、自端末を親機に設定した場合に他の通話端末から転送された画像情報を自端末の画像記憶手段に格納する第2の画像保存手段と、画像記憶手段に格納した画像情報を表示手段に表示する画像再生手段とを備える
ことを特徴とする通話システム。 - 前記通話端末の親機判定手段は、前記画像記憶手段に画像情報を格納することが可能であることを、自端末を親機に設定する条件とすることを特徴とする請求項1記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の各設置場所に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする請求項1または2記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の設置場所に付与された優先度に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする請求項3記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末のうち親機になった時刻が最も現在時刻に近ければ、自端末を親機に設定すると判定し、親機として機能している複数の通話端末のうち親機になった時刻が最も現在時刻に近くなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする請求項1または2記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、親機として機能している複数の通話端末の各画像記憶手段に格納されている画像情報の状態に基づいて、自端末を親機に設定するか否かを判定することを特徴とする請求項1または2記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、画像記憶手段に格納している画像情報の容量が親機として機能している複数の通話端末のうち最も大きければ、自端末を親機に設定すると判定し、画像記憶手段に格納している画像情報の容量が親機として機能している複数の通話端末のうち最も大きくなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする請求項6記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の親機判定手段は、親機として機能している他の通話端末が存在する場合、画像記憶手段に格納している画像情報が親機として機能している複数の通話端末のうち最も新しければ、自端末を親機に設定すると判定し、画像記憶手段に格納している画像情報が親機として機能している複数の通話端末のうち最も新しくなければ、自端末を副親機に設定すると判定することを特徴とする請求項6記載の通話システム。
- 副親機として機能している通話端末の画像転送手段は、前記画像記憶手段に格納している画像情報を、親機として機能している通話端末へ転送し、親機として機能している通話端末の第2の画像保存手段は、副親機として機能している通話端末から転送された画像情報を、時系列に沿って画像記憶手段に格納することを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の第2の画像保存手段は、本通話システムに固有の識別情報が付与された画像情報のみを画像記憶手段に格納することを特徴とする請求項9記載の通話システム。
- 親機として機能している通話端末の画像再生手段は、本通話システムに固有の識別情報が付与された画像情報と、当該識別情報が付与されていない画像情報とを区別可能に表示手段に表示することを特徴とする請求項9記載の通話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009115812A JP2010268069A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 通話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009115812A JP2010268069A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 通話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010268069A true JP2010268069A (ja) | 2010-11-25 |
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ID=43364722
Family Applications (1)
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JP2009115812A Withdrawn JP2010268069A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 通話システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010268069A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014158228A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Aiphone Co Ltd | ナースコールシステム |
JP2015029180A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | アイホン株式会社 | インターホンシステム |
-
2009
- 2009-05-12 JP JP2009115812A patent/JP2010268069A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120807 |